JP2011080550A - 空気ばね - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤフラムの摩耗を抑制することの可能な空気ばねを提供する。
【解決手段】空気ばねはチャンバ部材、ピストン部材、ダイヤフラム32、及び外筒部材60を備えている。チャンバ部材は、有底円筒状とされ底部が上面になるようにして車体15に固定されている。外筒部材60のチャンバ部材側の一端部には、受部材68が固定されている。受部材68は、外筒部材60の内側に嵌め込まれる筒部、及び、筒部のチャンバ部材側から径方向外側へ湾曲してフランジ形状とされた受面部68Bを有している。受面部68Bのチャンバ部材に対向する面は、断面が緩やかな弧状とされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、空気圧を利用して入力荷重に対して弾性的な反力を発生させ、この反力により入力荷重を支持する空気ばねに関する。
車両のサスペンション等に用いられる空気ばねとしては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1記載の空気ばねは、チャンバと、ピストンと、ダイヤフラムを備えている。ダイヤフラムは、略円筒状に形成されると共に中間部が内外反転状態とされ、一端部及び他端部がそれぞれチャンバ及びピストンに連結され、内部にチャンバ室が形成されており、円筒状の外筒によって覆われている。
上記構成の空気ばねは、車両におけるサスペンション等に適用される。車両に適用する場合、チャンバが車体側に固定されると共に、ピストンがサスペンションアームに連結固定され、車体とサスペンションアームとの間にダイヤフラムが揺動方向に沿って伸縮可能な状態で配置される。これにより、路面側からの荷重によりサスペンションアームが車体側(バウンド方向)へ揺動すると、ダイヤフラム内のチャンバ室内の空気が圧縮されて空気圧が上昇すると共に、この空気圧によりサスペンションアームを介して路面側から入力する荷重を支持する。このとき、チャンバ室内に充填する空気の圧力を調整することにより、サスペンションアームの位置を調整することが可能になる。
ところで、特許文献1の空気ばねは、外筒を備えており、外筒の内壁がダイヤフラムの外周に固定されている。したがって、外筒がチャンバに固定されている場合と比較して、関節部が構成されることから、外筒がチャンバに対して移動可能となっており、外筒とピストンとが干渉し合ったり、ダイヤフラムの内外反転部分が、外筒とピストンの間に挟まれて極端に圧縮されたりすることが抑制されている。一方で、当該構成の空気ばねでは、チャンバ内の空気圧が高くなると、チャンバと外筒の間(関節部)からダイヤフラムが外筒よりも径方向外側へ膨らみ、ダイヤフラムが外筒の端部と摺接されて摩耗してしまうということが考えられる。
そこで、特許文献1では、外筒とダイヤフラム(ベローズ)との間に支承部を設け、ベローズの伸張を制限している。しかしながら、支承部を設けるために構成が複雑になってしまう。
特表2003−511639号公報
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、簡易な構成でダイヤフラムの摩耗を抑制することの可能な空気ばねを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1態様に係る空気ばねは、互いに相対移動する第1移動体及び第2移動体の間に配置される空気ばねであって、前記第1移動体側に取り付けられるチャンバ部材と、前記第2移動体側に取り付けられるピストン部材と、筒状とされ、一端部が前記チャンバ部材に連結されると共に他端部が内外反転状態となるように筒内に折り返されて前記ピストン部材に連結されたダイヤフラムと、前記チャンバ部材、前記ピストン部材、及び、前記ダイヤフラムに囲まれて構成されたチャンバ室と、筒状とされ、前記ダイヤフラムの外周に取り付けられると共に、前記チャンバ部材と離間して配置された外筒部材と、前記外筒部材の前記チャンバ部材側の一端部に固定され、前記外筒部材の径方向外側へ曲がり、前記チャンバ部材と対向する受面部が形成された受部材と、環状とされ、前記チャンバ部材との間に前記ダイヤフラムの一端部を挟持して前記ダイヤフラムの一端部を前記チャンバ部材に固定する固定リングと、を備えている。
上記構成の空気ばねでは、ダイヤフラムの一端部がチャンバ部材に連結され、他端部が内外反転状態となるように折り返されてピストン部材に連結されている。そして、ダイヤフラムの外周に、チャンバ部材と離間した状態で外筒部材が取り付けられている。ダイヤフラムの外周は、外筒部材で覆われているが、外筒部材とチャンバとが離間されているので、チャンバ室内の空気圧が高くなると、チャンバ部材と外筒部材との間からダイヤフラムが外側へ膨出する。
このとき、ダイヤフラムの膨出部分の外筒部材側は、外筒部材のチャンバ部材側の一端部に固定された受部材に押し当てられるが、受部材は径方向外側へ曲がり、チャンバ部材と対向する受面部が形成されているので、ダイヤフラムは、この受面部に押し当てられる。したがって、受面部構成されていない場合と比較して、ダイヤフラムの摩耗を抑制することができる。また、外筒部材と別体の受部材とするので、外筒部材とは異なる材料で構成することができ、例えば、外筒部材よりも摩擦係数の低い面を構成して、ダイヤフラムの摩耗をより効果的に抑制することができる。
本発明の第2の態様に係る空気ばねは、前記受部材が、樹脂材料で構成とされていること、を特徴とする。
このように、受部材を樹脂材料で構成することにより、形状の自由度が上がると共に、摩擦係数の低い受面を構成することができる。
本発明の第3の態様に係る空気ばねは、前記受面部が、前記外筒部材の一端部全周に形成されていること、を特徴とする。
このように、受面部を外筒部材の一端部全周に形成することにより、膨出したダイヤフラムを確実に受面部に当てることができる。
本発明の第4の態様に係る空気ばねは、前記受面部の外周端が前記固定リングよりも径方向外側に配置されていること、を特徴とする。
このように、受面部の外周端を記固定リングよりも径方向外側に配置さすることにより、膨出したダイヤフラムが受面部を乗り越えて径方向外側に突出しにくくすることができる。
本発明の第5の態様に係る空気ばねは、前記受面部が、前記外筒部材の一端部全周に形成され、フランジ形状とされていること、を特徴とする。
このように、受面部をフランジ形状とすることにより、フランジの外面で受面部を構成して、膨出するダイヤフラムをフランジの外面に当てることにより、ダイヤフラムの摩耗を抑制することができる。
本発明の第6の態様に係る空気ばねは、前記受面部が、テーパー形状とされていること、を特徴とする。
このように、受面部をテーパー形状とすることにより、テーパー内面で受面部を構成して、膨出するダイヤフラムをテーパーの内面に当てることにより、ダイヤフラムの摩耗を抑制することができる。
以上説明したように本発明に係る空気ばねによれば、受部材を外筒部材の一端に固定することにより、簡易な構成でダイヤフラムの摩耗を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る空気ばねが適用されたサスペンションの構成を示す側面断面図であり、空気ばねの内圧が充填されていない状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る空気ばねが適用されたサスペンションの構成を示す側面断面図であり、空気ばねの内圧が充填されており、サスペンションアームが中立位置にある状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る空気ばねのダイヤフラムの取付部分の拡大断面図である。 サスペンションアームがバウンド方向へ揺動された時の、本発明の第1実施形態に係る空気ばねの側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気ばねの外筒部材の変形例を示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気ばねの外筒部材の他の変形例を示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気ばねの外筒部材の他の変形例を示す拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気ばねが適用されたサスペンションの構成を示す側面断面図であり、空気ばねの内圧が充填されており、サスペンションアームが中立位置にある状態を示している。 本発明の第2実施形態に係る空気ばねのダイヤフラムの取付部分の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気ばねの変形例に係るサスペンションの構成を示す側面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気ばねの他の変形例に係るサスペンションの構成を示す側面断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る空気ばねについて図面を参照して説明する。
図1、図2には、本発明の実施形態に係る空気ばね10が適用されたサスペンションが模式的に示されている。本実施形態の空気ばね10は、第1移動体としての車体と第2移動体としてのサスペンションアームとの間に配置されるものである。図1は空気ばね10に内圧が充填されていない状態であり、図2は空気ばね10に内圧が充填されている状態である。
図1及び図2に示されるように、サスペンション12は、全体としてドラム状に形成された空気ばね10、及び、梁状に形成されたサスペンションアーム14を備えている。サスペンションアーム14には、その長手方向に沿った基端部及び先端部にそれぞれ円筒状のブッシュホルダ16、18が配置されている。図1、2では、サスペンションアーム14は、中立位置に配置されている。
サスペンションアーム14は、基端側のブッシュホルダ16がゴムブッシュ(図示省略)を介して車体15側に揺動可能に連結され、先端側のブッシュホルダ18は、ゴムブッシュを介してホイールハブ(図示省略)側に回転可能に連結される。これにより、サスペンションアーム14は、基端側のブッシュホルダ16を中心として車体15により上下方向に沿って揺動可能に支持される。
空気ばね10は、チャンバ部材22、ピストン部材24、ダイヤフラム32、及び外筒部材60を備えている。
ピストン部材24は、サスペンションアーム14側に配置され、チャンバ部材22は、車体15側に配置されている。
ピストン部材24は、略有底円筒状に形成され、その上端部に下端側に対して内外径が縮径された円筒状の被連結部28が一体的に形成されている。ピストン部材24は、底板下面側でサスペンションアーム14に固定されている。
チャンバ部材22は、有底円筒状とされ底部22Aが上面になるようにして車体15に固定されている。チャンバ部材22には、底部22Aの外周端部から下方へ突出するように円筒状の被連結部22Bが屈曲形成されている。
ダイヤフラム32は、薄肉円筒状とされ、一端部32Aがチャンバ部材22の被連結部22Bに連結され、他端部32Bがピストン部材24の被連結部28に連結されている。ダイヤフラム32は、ゴム膜により形成されている。ダイヤフラム32は、内圧が充填されていない状態では、図1に示すように、中間部分にピストン部材24側が小径となるテーパー部34が構成されている。ダイヤフラム32の他端部32Bは、テーパー部34の小径側と略同径とされている。ダイヤフラム32は、他端部32B側がダイヤフラム32の筒内へ入るように折り返されており、内周面と外周面とが内外反転されている。なお、ダイヤフラム32は、ゴム膜にナイロン等の補強材を含んで構成することにより、耐久性を向上させることができる。
ダイヤフラム32の他端部32Bは、被連結部28の外周を覆うように被連結部28に外挿されている。他端部32Bの外周側には、下側カシメリング29が取り付けられている。下側カシメリング29は、他端部32Bを内周側へ締め付けて被連結部28の外周面に全周に亘って圧接させ、他端部32Bを被連結部28に気密状態となるように連結固定している
外筒部材60は、円筒状とされ、内径がダイヤフラム32よりも大径とされている。外筒部材60は、チャンバ部材22と所定距離離間され、ダイヤフラム32の外周側を覆うように配置されている。
外筒部材60のチャンバ部材22側の一端部には、受部材68が固定されている。受部材68は、外筒部材60の内側に嵌め込まれる筒部68A、及び、筒部68Aのチャンバ部材22側から径方向外側へ湾曲してフランジ形状とされた受面部68Bを有している。受部材68は、筒部68Aが外筒部材66の筒内に嵌め込まれて固定されている。受面部68Bのチャンバ部材22に対向する面(以下「受面68C」という)は、図3にも示すように、断面が緩やかな弧状とされている。受部材68は、筒部68Aの先端部を、外筒部材60の後述する中間部60Aの段差部分に当接させて位置決めを行うことができる。
受部材68の筒部68Aの外径は、外筒部材60の内径とほぼ同径とされて、外筒部材60内に圧入固定されている。受部材68は、樹脂材料、例えばポリアセタール樹脂(POM)で構成することができる。
外筒部材60は、金属製のものであってもよいし、樹脂製のものであってもよい。外筒部材60と受部材68が共に金属製であれば、溶接による接合、接着剤による接着により、外筒部材60へ受部材68を固定することができる。外筒部材60と受部材68が共に樹脂製であれば、2色成型により一体成形することができる。また、接着剤により接着してもよいし、溶着により接着してもよい。
ダイヤフラム32は、チャンバ部材22の下端と外筒部材60の上端との間で、外筒部材60から外側に露出されている(以下、この露出部分を「露出部33」という)。この露出部33を有することにより、外筒部材60はチャンバ部材22に対して揺動可能となっている。外筒部材60は、チャンバ部材22側の中間部60Aで筒の内壁がダイヤフラム32の外周側に固定されている。ここでの固定は、環状リング62をダイヤフラム32の内側に配置し、外筒部材60の外側から径方向内側へ加締めて環状リング62と外筒部材60の間にダイヤフラム32挟み込んで固定している。中間部60Aは、径方向内側に縮径されて段差部が構成されている。外筒部材60は、金属製とされており、ダイヤフラム32の径方向外側への拡張を防止する。また、外筒部材60により、ダイヤフラム32の経時変化を抑制することができる。さらに、ダイヤフラム32と他部材との干渉を回避することができる。
ダイヤフラム32の一端部32Aの外周には、図3にも示すように、固定リング66が配置されている。固定リング66は、筒状とされ、ダイヤフラム32の外周面に沿って配置されている。固定リング66は、ダイヤフラム32の一端部32Aをチャンバ部材22との間で挟持しつつ、チャンバ部材22へ外側から加締め固定されている。ダイヤフラム32の筒内には、略円柱状のチャンバ室44が形成される。受部材68の受面部68Bの外周端は、固定リング66よりも径方向外側に配置されている。
図1及び図2に示されるように、チャンバ部材22は、ピストン部材24に対向する車体15側の位置に固定されている。これにより、空気ばね10は、サスペンションアーム14と車体15との間に介装される。チャンバ部材22の頂板部には圧力配管46の一端部が接続されている。圧力配管46は、その他端部が車体15側に搭載されたエアポンプ、アキュームレータ等の圧縮空気の供給源(図示省略)に接続されており、圧縮空気の供給源をチャンバ室44内へ連通している。圧力空気の供給源は、圧力配管46を通して車両の走行状況や積載荷重に応じた空気圧を有する圧縮空気をチャンバ室44内へ供給する。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る空気ばね10の作用について説明する。
空気ばね10は、車体15とサスペンションアーム14との間に介装されることにより、サスペンションアーム14に対してチャンバ室44内の空気圧に対応するばね反力を作用させる。そして、このばね反力により、路面側からサスペンションアーム14に入力される荷重を支持する。すなわち、図4に示すように、路面側からの荷重によりサスペンションアーム14が車体側(バウンド方向X)へ揺動すると、ピストン部材24によりチャンバ室44内の空気が圧縮されて空気圧が上昇し、この空気圧によりサスペンションアーム14を介して路面側から入力する荷重が支持される。
このとき、ダイヤフラム32の露出部33は、径方向の外側に膨出し、サスペンションアーム14の揺動により、固定リング66と外筒部材60の端部との間に挟み込まれる。この場合でも、膨出したダイヤフラム32の露出部33の外筒部材60側は、受部材68の受面68Cに押し当てられるので、受部材68を有していない場合と比較して、ダイヤフラム32の摩耗を抑制することができる。
特に、受面部68Bの外周端は、固定リング66よりも径方向外側に配置されているので、膨出されたダイヤフラム32が受面部68Bを乗り越えにくく、受面部68Bの外側の角部での摺接も抑制することができる。
また、受部材68を、摩擦係数の低い樹脂材料、例えばポリアセタール樹脂で構成することにより、ダイヤフラム32の摩耗をより効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、受部材68の受面部68Bを筒軸方向から径方向外側に緩やかに湾曲させたフランジ形状としたが、受面部の構成は他の形状とすることもできる。例えば、図5に示すように、径方向外側へ屈曲させたフランジ形状とした受面部67としてもよい。この場合には、膨出するダイヤフラム32の露出部33は、フランジの上面に押し当てられる。
また、受部材68の受面部68Bは、図6に示すように、径方向外側へ屈曲させたテーパー形状とした受面部69としてもよい。この場合には、膨出するダイヤフラム32の露出部33は、テーパー面に押し当てられる。
また、受部材68の受面部68Bは、図7に示すように、先端側をピストン部材22と逆側に折り返した形状の受面部71とすることもできる。
また、本実施形態では、受面部を外筒部材60の全周にわたって形成したが、サスペンションアーム14の揺動方向(図1の左右方向)の両側のみに受面部を形成してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る空気ばねについて図面を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して図示し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の空気ばね70は、抑え部材72を備えている。抑え部材72以外の構成については、第1実施形態と同様である。抑え部材72は、図8、9に示すように、円筒状とされ、チャンバ部材22に外挿されて、固定リング66が内周面に圧入されている。抑え部材72の外筒部材60側の端面には、外筒部材60の受面部68Bと対向する抑え面72Aが構成されている。抑え面72Aは、固定リング66の下面と並んで略面一となる位置に配置されている。抑え面72Aの外周端は、外筒部材60の内周よりも径方向外側に配置されている。
本実施形態によれば、ダイヤフラム32の露出部33が、径方向の外側に膨出した場合でも、膨出したダイヤフラム32の露出部33は、抑え面72Aに押し当てられるので、抑え面72Aが構成されず、固定リング66のみの場合と比較して、チャンバ部材22側のダイヤフラム32の摩耗を抑制することができる。
特に、抑え面72Aの外周端は、外筒部材60の内周よりも径方向外側に配置されているので、膨出されたダイヤフラム32が抑え面72を乗り越えにくく、抑え部材72の外側角部での摺接も抑制することができる。
なお、抑え部材72は、必ずしも固定リング66を筒内に圧入することにより固定する必要はなく、図10に示すように、チャンバ部材22の外周にかしめ固定してもよい。また、図11に示すように、プレス加工により、底部72B、筒部72C、フランジ部72Dの構成される抑え部材72とし、フランジ部72Dの外面側で抑え面72Aを構成すると共に、底部72Bとチャンバ部材22とを接着することにより、固定してもよい。
さらに、抑え部材72は、必ずしも固定リング66の全周にわたって形成する必要はなく、サスペンションアーム14の揺動方向(図1の左右方向)の両側のみに形成してもよい。
10 空気ばね
14 サスペンションアーム
15 車体
22 チャンバ部材
24 ピストン部材
32 ダイヤフラム
33 露出部
44 チャンバ室
60 外筒部材
66 固定リング
68 受部材
68B 受面部

Claims (6)

  1. 互いに相対移動する第1移動体及び第2移動体の間に配置される空気ばねであって、
    前記第1移動体側に取り付けられるチャンバ部材と、
    前記第2移動体側に取り付けられるピストン部材と、
    筒状とされ、一端部が前記チャンバ部材に連結されると共に他端部が内外反転状態となるように筒内に折り返されて前記ピストン部材に連結されたダイヤフラムと、
    前記チャンバ部材、前記ピストン部材、及び、前記ダイヤフラムに囲まれて構成されたチャンバ室と、
    筒状とされ、前記ダイヤフラムの外周に取り付けられると共に、前記チャンバ部材と離間して配置された外筒部材と、
    前記外筒部材の前記チャンバ部材側の一端部に固定され、前記外筒部材の径方向外側へ曲がり、前記チャンバ部材と対向する受面部が形成された受部材と、
    環状とされ、前記チャンバ部材との間に前記ダイヤフラムの一端部を挟持して前記ダイヤフラムの一端部を前記チャンバ部材に固定する固定リングと、
    を備えた、空気ばね。
  2. 前記受部材は、樹脂材料で構成とされていること、を特徴とする請求項1記載の空気ばね。
  3. 前記受面部は、前記外筒部材の一端部全周に形成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気ばね。
  4. 前記受面部は、外周端が前記固定リングよりも径方向外側に配置されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気ばね。
  5. 前記受面部は、フランジ形状とされていること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の空気ばね。
  6. 前記受面部は、テーパー形状とされていること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の空気ばね。
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