JP2011078788A - 内部開創器システム - Google Patents
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Abstract
【課題】外科的手順の間に器官および/または身体組織を開創するためのシステムおよびデバイス、さらに特定すれば、最小侵襲手術の間に身体組織および/または器官を開創または位置決めするための外科用メッシュまたはスリングを提供すること。
【解決手段】開創器システムであって:軟組織に連結されるアンカー;組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;該アンカーに連結される調節器;および該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システムである。
【選択図】図1
【解決手段】開創器システムであって:軟組織に連結されるアンカー;組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;該アンカーに連結される調節器;および該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システムである。
【選択図】図1
Description
(関連出願への相互参照)
本出願は、「調節器をもつメッシュ開創器」と題する2009年10月9日に出願された米国仮出願第61/250,072号および「内部組織アンカー」と題する2009年10月9日に出願された米国仮出願第61/250,074号に基づく優先権を主張しており、それらの内容はそれらの全体が参考として本明細書中に援用される。
本出願は、「調節器をもつメッシュ開創器」と題する2009年10月9日に出願された米国仮出願第61/250,072号および「内部組織アンカー」と題する2009年10月9日に出願された米国仮出願第61/250,074号に基づく優先権を主張しており、それらの内容はそれらの全体が参考として本明細書中に援用される。
(背景)
1.技術分野
本開示は、外科的手順の間に器官および/または身体組織を開創するためのシステムおよびデバイスに、そしてより特定すれば、最小侵襲手術の間に身体組織および/または器官を開創または位置決めするための外科用メッシュまたはスリングに関する。
1.技術分野
本開示は、外科的手順の間に器官および/または身体組織を開創するためのシステムおよびデバイスに、そしてより特定すれば、最小侵襲手術の間に身体組織および/または器官を開創または位置決めするための外科用メッシュまたはスリングに関する。
2.関連技術の背景
外科用器具における最近の技術的改良の結果として、患者へのより少ない外傷を引き起こす最小侵襲技法(例えば、内視鏡による、腹腔鏡による、など)を用いる外科的手順が、慣用的に実施されている。
外科用器具における最近の技術的改良の結果として、患者へのより少ない外傷を引き起こす最小侵襲技法(例えば、内視鏡による、腹腔鏡による、など)を用いる外科的手順が、慣用的に実施されている。
内視鏡および腹腔鏡外科的手順においては、手術の領域に位置する組織および/または器官を移動または操作するための器具を提供することがしばしば必要である。一般に、腹腔鏡外科的手順は、身体空洞、例えば、腹腔にガス注入するために、二酸化炭素のようなガスの導入を含み、外科医のための作業領域を提供する。トロカールデバイスを利用して腹膜を刺し、外科用器具の導入のために腹壁を通るカニューレのために接近ポートを提供する。腹膜を刺した後、腹腔にガス注入する。一般に、トロカール/カニューレは、外科的手順を実行するために必要である外科用器具の各々の片のために腹壁を通って配置される。このようにして、外科医は、第1のトロカール/カニューレを通って提供される内視鏡を通じて手術部位を観察し得、そして第2のトロカール/カニューレを利用して、特定の外科的手順の間に必要であり得る、把持器、鋏、クリップアプライヤ、ステープラおよび任意のその他の外科用器具を導入する。
ガス注入法ガスは腹腔を拡大して外科医が手術部位を見ることを可能にするが、手術目的物への清澄な経路を提供するために、内部器官または組織を操作することがしばしば必要である。従来、外科医に対して清澄な視角経路を提供するために器官または組織のじゃまにならない所に移動するためにそれらを引っ張る把持ツールが利用されてきた。また、手術部位から離れるように組織または器官を押し、そして保持するために利用される内視鏡開創器機構が開発されてきた。
このような把持ツールおよび開創器機構は、これらツールを作動する外科医が、片手を把持器または開創器機構を作動するために用い、その一方、外科的手順を行うために外科医の他方の手を用いることを必要とするという欠点を有している。従って、退却された位置に組織および/または器官を引っ込め、そして維持し、その一方、外科医が外科的手順の間に両手を用いることを可能にする内部組織開創器に対する必要性が存在している。
外科医は、外科的メッシュまたはスリングの使用を採用し得、手順を実施しながら、組織および/または器官を開創する。このようなメッシュまたはスリングの使用は、それらが退却されている組織および/または器官の位置を変更するために容易には操作されることができないという点で制限されている。
本開示の実施形態では、組織または器官を開創するために用いられる開創器システムが提供される。この開創器システムは、軟組織に連結されるアンカーおよび組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュを含み得る。調節器が上記アンカーに連結され、そして上記外科用メッシュに連結される一方の端部、および上記調節器に連結される他方の端部を有するワイヤが、上記組織および/または器官を吊るために用いられ、ここで、このワイヤは、所望の懸架長さで上記外科用メッシュを吊るように作動可能である。ワイヤの端部を引っ張ることは、上記外科用メッシュに対する懸架長さを、このワイヤの遠位端が上記調節器を保持しながら引っ張られるとき上記懸架長さが増加させられ、そして上記調節器を保持しながら近位端が引っ張られるとき上記懸架長さが減少させられるように、変更する。
本開示の別の実施形態では、軟組織に連結されるアンカー、組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ、この外科用メッシュの遠位部分に接する調節器、ならびに上記アンカーに連結される一方の端部および上記外科用メッシュおよび上記調節器を通って延びる他方の端部を有するワイヤを備え、ここで、このワイヤは、所望の懸架長さで上記外科用メッシュを吊るように作動可能である。上記調節器を引っ張ることは、上記外科用メッシュに対する懸架長さを、上記調節器がワイヤの遠位端に向かって引っ張られるとき上記懸架長さを増加し、そして上記調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られるとき上記懸架長さを減少するように、変更する。
本開示はまた、身体空洞の内側で外科用メッシュを操作する方法を提供する。この方法では、アンカーが軟組織に連結され、そして調節器がアンカーに連結される。組織および/または器官がこの外科用メッシュ上方に配置され、そしてワイヤを用いて上記外科用メッシュが上記調節器に連結される。上記ワイヤの端部を引っ張ることは、上記外科用メッシュに対する懸架長さを、上記調節器を保持しながら上記ワイヤの遠位端が引っ張られるとき上記懸架長さが増加し、そして上記調節器を保持しながら近位端が引っ張られるとき上記懸架長さが減少するように、変更する。
本開示はまた、身体空洞の内側で外科用メッシュを操作する別の方法を提供する。この方法では、組織および/または器官は外科用メッシュ上方に配置される。ワイヤの一方の端部を上記外科用メッシュの下に配置された調節器に連結する。上記調節器を引っ張ることは、上記外科用メッシュに対する懸架長さを、この調節器が上記ワイヤの遠位端に向かって引っ張られるとき上記懸架長さが増加し、そして上記調節器が上記ワイヤの近位端に向かって引っ張られるとき上記懸架長さが減少するように、変更する。
本開示のなお別の実施形態では、基部、この基部の一方の端部に取り付けられた係留構成要素、およびこの基部の他方の端部に取り付けられたカムクリートを有する少なくとも1つのアンカーを含む。このシステムはまた、コーティングされた端部および取り付け端部を有する縫合糸を含み、このコーティングされた端部は上記カムクリートを通過するように作動可能であり、そして取り付けデバイスが上記縫合糸の取り付け端部に連結され、この取り付けデバイスは、組織および/または器官に取り付けられる形態である。上記縫合糸は、上記カムクリートを通して上記縫合糸を引っ張ることによって、所望の長さで腹壁から組織および/または器官を吊るように作動可能である。
本開示は、身体空洞の内側で組織および/または器官を開創するなお別の方法を提供する。この方法は、カムクリートを有するアンカーを腹壁に取り付ける工程、組織および/または器官を縫合糸の一方の端部に取り付ける工程、および上記縫合糸の他方の端部を上記カムクリートを通過させる工程を包含する。上記縫合糸は、上記カムクリートを通して引っ張られて上記組織および/または器官の懸架長さを減少し、そして上記カムクリートに負荷が付与されて上記組織および/または器官の懸架長さを増加する。
本開示のなお別の実施形態では、組織または器官を開創するために用いられる開創器システムが提供される。この開創器システムは、軟組織に連結されるアンカーおよび組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュを含み得る。近位調節器が上記アンカーに連結され、そして遠位調節器が上記外科用メッシュの遠位部分に接する。上記近位調節器に連結される近位端、および上記外科用メッシュおよび上記調節器を通って延びる遠位端を有するワイヤがまた提供され、このワイヤは、所望の懸架長さで上記外科用メッシュを吊るように作動可能である。上記ワイヤの端部を引っ張ることは、上記外科用メッシュに対する懸架長さを、上記近位調節器を保持しながら上記ワイヤの遠位端が引っ張られると上記懸架長さが増加し、そして上記近位調節器を保持しながら上記近位端が引っ張られると上記懸架長さが減少するように、変更する。上記遠位調節器を引っ張ることは、外科用メッシュに対する懸架長さを、上記遠位調節器が上記ワイヤの遠位端に向かって引っ張られるとき上記懸架長さが増加し、そして上記遠位調節器が上記ワイヤの近位端に向かって引っ張られるとき上記懸架長さが減少するように、変更する。
本発明は、さらに以下を提供する。
(項目1A)開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される調節器;および
該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される調節器;および
該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目2A)上記懸架長さが、上記ワイヤを引っ張ることによって調節される、上記項目に記載の開創器システム。
(項目3A)上記ワイヤの遠位端が引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目4A)開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該外科用メッシュの遠位部分に接する調節器;および
該アンカーに連結される1つの端部および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該外科用メッシュの遠位部分に接する調節器;および
該アンカーに連結される1つの端部および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目5A)上記懸架長さが、上記調節器を引っ張ることによって調節される、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目6A)上記調節器が上記ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目7A)身体空洞の内側で外科用メッシュを操作するシステムであって:
外科用メッシュ;
軟組織に連結される形態のアンカー;
該アンカーに連結される形態の調節器;
該外科用メッシュの上方に組織および/または器官を配置する手段;
該外科用メッシュおよび該調節器を連結する形態のワイヤ;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために引っ張られる形態のワイヤ;を備え、該ワイヤの遠位端が引っ張られて該懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、システム。
外科用メッシュ;
軟組織に連結される形態のアンカー;
該アンカーに連結される形態の調節器;
該外科用メッシュの上方に組織および/または器官を配置する手段;
該外科用メッシュおよび該調節器を連結する形態のワイヤ;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために引っ張られる形態のワイヤ;を備え、該ワイヤの遠位端が引っ張られて該懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、システム。
(項目8A)身体空洞の内側で外科用メッシュを操作するシステムであって:
外科用メッシュ;
該外科用メッシュの下に配置される調節器;
該外科用メッシュの上方に組織および/または器官を配置する手段;
該外科用メッシュの下に配置された調節器に連結されるその1つの端部、および軟組織に連結されるその別の端部を有する形態のワイヤ;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために引っ張られる形態の調節器を;を備え、
該調節器が該ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて該懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、システム。
外科用メッシュ;
該外科用メッシュの下に配置される調節器;
該外科用メッシュの上方に組織および/または器官を配置する手段;
該外科用メッシュの下に配置された調節器に連結されるその1つの端部、および軟組織に連結されるその別の端部を有する形態のワイヤ;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために引っ張られる形態の調節器を;を備え、
該調節器が該ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて該懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、システム。
(項目9A)開創器システムであって:
基部、該基部の1つの端部に取り付けられた係留構成要素、および該基部の他方の端部に取り付けられたカムクリートを有する少なくとも1つのアンカー;
コーティングされた端部および取り付け端部を有する縫合糸であって、該コーティングされた端部が該カムクリートを通過されるよう作動可能である縫合糸;および
該縫合糸の取り付け端部に連結された取り付けデバイスであって、組織および/または器官に取り付けられるか、または組織および/または器官を支持する形態である取り付けデバイスを備え、該縫合糸が、該カムクリートを通って該縫合糸を引っ張ることにより所望の長さで腹壁から該組織および/または器官を吊るように作動可能である、開創器システム。
基部、該基部の1つの端部に取り付けられた係留構成要素、および該基部の他方の端部に取り付けられたカムクリートを有する少なくとも1つのアンカー;
コーティングされた端部および取り付け端部を有する縫合糸であって、該コーティングされた端部が該カムクリートを通過されるよう作動可能である縫合糸;および
該縫合糸の取り付け端部に連結された取り付けデバイスであって、組織および/または器官に取り付けられるか、または組織および/または器官を支持する形態である取り付けデバイスを備え、該縫合糸が、該カムクリートを通って該縫合糸を引っ張ることにより所望の長さで腹壁から該組織および/または器官を吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目10A)上記取り付けデバイスが外科用メッシュである、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目11A)開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される近位調節器;
該外科用メッシュの遠位部分に接する遠位調節器;および
該近位調節器に連結される近位端、および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる遠位端を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される近位調節器;
該外科用メッシュの遠位部分に接する遠位調節器;および
該近位調節器に連結される近位端、および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる遠位端を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目12A)上記ワイヤの遠位端が上記近位調節器を通って引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして上記近位端が上記近位調節器を通って引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目1B)開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される調節器;および
該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される調節器;および
該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目2B)上記懸架長さが、上記ワイヤを引っ張ることによって調節される、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目3B)上記ワイヤの遠位端が引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目4B)開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該外科用メッシュの遠位部分に接する調節器;および
該アンカーに連結される1つの端部および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該外科用メッシュの遠位部分に接する調節器;および
該アンカーに連結される1つの端部および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目5B)上記懸架長さが、上記調節器を引っ張ることによって調節される、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目6B)上記調節器が上記ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目7B)身体空洞の内側で外科用メッシュを操作する方法であって:
アンカーを軟組織に連結する工程;
調節器をアンカーに連結する工程;
組織および/または器官を該外科用メッシュ上方に配置する工程;
ワイヤを用いて該外科用メッシュを該調節器に連結する工程;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために該ワイヤの端部を引っ張る工程;を包含し、該ワイヤの遠位端が引っ張られて該懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、方法。
アンカーを軟組織に連結する工程;
調節器をアンカーに連結する工程;
組織および/または器官を該外科用メッシュ上方に配置する工程;
ワイヤを用いて該外科用メッシュを該調節器に連結する工程;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために該ワイヤの端部を引っ張る工程;を包含し、該ワイヤの遠位端が引っ張られて該懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、方法。
(項目8B)身体空洞の内側で外科用メッシュを操作する方法であって:
組織および/または器官を該外科用メッシュ上方に配置する工程;
ワイヤの1つの端部を該外科用メッシュの下に配置された調節器に連結する工程;
該ワイヤの別の端部を軟組織に連結する工程;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために該調節器を引っ張る工程;を包含し、
該調節器が該ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて該懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、方法。
組織および/または器官を該外科用メッシュ上方に配置する工程;
ワイヤの1つの端部を該外科用メッシュの下に配置された調節器に連結する工程;
該ワイヤの別の端部を軟組織に連結する工程;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために該調節器を引っ張る工程;を包含し、
該調節器が該ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて該懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、方法。
(項目9B)開創器システムであって:
基部、該基部の1つの端部に取り付けられた係留構成要素、および該基部の他方の端部に取り付けられたカムクリートを有する少なくとも1つのアンカー;
コーティングされた端部および取り付け端部を有する縫合糸であって、該コーティングされた端部が該カムクリートを通過されるよう作動可能である縫合糸;および
該縫合糸の取り付け端部に連結された取り付けデバイスであって、組織および/または器官に取り付けられるか、または組織および/または器官を支持する形態である取り付けデバイスを備え、該縫合糸が、該カムクリートを通って該縫合糸を引っ張ることにより所望の長さで腹壁から該組織および/または器官を吊るように作動可能である、開創器システム。
基部、該基部の1つの端部に取り付けられた係留構成要素、および該基部の他方の端部に取り付けられたカムクリートを有する少なくとも1つのアンカー;
コーティングされた端部および取り付け端部を有する縫合糸であって、該コーティングされた端部が該カムクリートを通過されるよう作動可能である縫合糸;および
該縫合糸の取り付け端部に連結された取り付けデバイスであって、組織および/または器官に取り付けられるか、または組織および/または器官を支持する形態である取り付けデバイスを備え、該縫合糸が、該カムクリートを通って該縫合糸を引っ張ることにより所望の長さで腹壁から該組織および/または器官を吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目10B)上記取り付けデバイスが外科用メッシュである、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目11B)身体空洞の内側で組織および/または器官を開創する方法であって:
カムクリートを有するアンカーを腹壁に取り付ける工程;
組織および/または器官を縫合糸の1つの端部に取り付ける工程;
該縫合糸の他方の端部を該カムクリートを通過させる工程;を包含し、該縫合糸が該カムクリートを通して引っ張られて該組織および/または器官の懸架長さを減少し、そして該カムクリートに負荷が付与されて該組織および/または器官の懸架長さを増加する、方法。
カムクリートを有するアンカーを腹壁に取り付ける工程;
組織および/または器官を縫合糸の1つの端部に取り付ける工程;
該縫合糸の他方の端部を該カムクリートを通過させる工程;を包含し、該縫合糸が該カムクリートを通して引っ張られて該組織および/または器官の懸架長さを減少し、そして該カムクリートに負荷が付与されて該組織および/または器官の懸架長さを増加する、方法。
(項目12B)開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される近位調節器;
該外科用メッシュの遠位部分に接する遠位調節器;および
該近位調節器に連結される近位端、および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる遠位端を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される近位調節器;
該外科用メッシュの遠位部分に接する遠位調節器;および
該近位調節器に連結される近位端、および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる遠位端を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。
(項目13B)上記ワイヤの遠位端が上記近位調節器を通して引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして上記近位端が上記近位調節器を通して引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(項目14B)上記遠位調節器が上記ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて上記懸架長さを増加し、そして上記遠位調節器が上記ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、上記項目のいずれか一項に記載の開創器システム。
(摘要)
軟組織に連結されるアンカーおよび組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュを有する開創器システムが提供される。調節器がまた提供され、そしてアンカーに連結される。さらに、上記外科用メッシュに連結された1つの端部、および上記ワイヤが所望の懸架長さで外科用メッシュを吊るように作動可能な場所であり、調節器に連結される他方の端部を有するワイヤが提供される。
軟組織に連結されるアンカーおよび組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュを有する開創器システムが提供される。調節器がまた提供され、そしてアンカーに連結される。さらに、上記外科用メッシュに連結された1つの端部、および上記ワイヤが所望の懸架長さで外科用メッシュを吊るように作動可能な場所であり、調節器に連結される他方の端部を有するワイヤが提供される。
本開示の上記の局面およびその他の局面、特徴、および利点は、添付の図面を組み合わせて考慮されるとき、以下の詳細な説明を考慮してより明らかになる。
図1は、本開示の実施形態による開創器システムを描写する。
図2Aは、本開示の別の実施形態による開創器システムの側面図である。
図2Bは、図2Aのスリングの平面図である。
図3Aは、本開示の別の実施形態に従う開創器システムを描写する。
図3Bは、本開示の別の実施形態に従う開創器システムを描写する。
図4Aは、本開示の実施形態による腹壁アンカーを描写する。
図4Bは、本開示の実施形態によるカムクリートを描写する。
図5A〜5Dは、本開示の実施形態による腹壁アンカーを描写する。
図5E〜5Hは、本開示の実施形態による腹壁アンカーを描写する。
図5Iは、本開示の実施形態による腹壁アンカーを描写する。
図6A〜6Cは、本開示の実施形態による組織取り付けデバイスを描写する。
図6D〜6Fは、本開示の実施形態による組織取り付けデバイスを描写する。
図7Aおよび7Bは、本開示の別の実施形態による内部組織アンカーを描写する。
(詳細な説明)
本開示の特定の実施形態は、本明細書で以下に、添付の図面を参照して説明される;しかし、これらの開示される実施形態は本開示の単なる例示であり、そして種々の形態で具現化され得ることが理解されるべきである。周知の機能または構成は、本開示を不必要な詳細で曖昧にすることを避けるために詳細には説明されない。従って、本明細書中に開示される特定の構造的詳細および機能的詳細は、限定的であると解釈されるべきではなく、単なる請求項の基礎として、そして当業者に、実質的に任意の適切に詳細な構造で本開示を種々に採用することを教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
本開示の特定の実施形態は、本明細書で以下に、添付の図面を参照して説明される;しかし、これらの開示される実施形態は本開示の単なる例示であり、そして種々の形態で具現化され得ることが理解されるべきである。周知の機能または構成は、本開示を不必要な詳細で曖昧にすることを避けるために詳細には説明されない。従って、本明細書中に開示される特定の構造的詳細および機能的詳細は、限定的であると解釈されるべきではなく、単なる請求項の基礎として、そして当業者に、実質的に任意の適切に詳細な構造で本開示を種々に採用することを教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
同様の参照番号は、図面の図示全体で類似または同一の要素に言及し得る。図面に示されるように、そして以下の記載の全体で説明されるように、外科用器具上の相対的位置決めに言及するとき、伝統的であるように、用語「近位」は、腹壁により近い装置の端部をいい、そして用語「遠位」は、腹壁から遠く離れている装置の端部をいう。用語「臨床医」は、本明細書中に記載される実施形態の使用を含む医療手順を実施する任意の医療専門家(すなわち、医師、外科医、看護婦など)をいう。
図1は、本開示の実施形態による開創器システム10を図示する。図1に示されるように、アンカー12は、軟組織、例えば、腹壁「A」に連結されている。各アンカー12はフック形状の遠位端14を有し、そして容易に吸収され得る材料から形成され得る。フック形状の遠位端14は、腹壁「A」に連結されるチタンのらせんコイルのような、らせんコイル16に連結される。
図1は、フック形状の遠位端14およびらせんコイル16を備えたアンカー12を図示しているけれども、その他のタイプのアンカーが本開示の実施形態とともに用いられ得る。用いられ得るその他のアンカーは、限定されないで、磁性アンカー、ワイヤループを有するアンカー、連結されたスリングを有するアンカーを含み得る。さらに、縫合糸、ステープル、I−クリップ、スパイク、タックなど、アンカーを腹壁「A」に連結するその他の方法が採用され得る。
リング18が各フック形状の遠位端14から吊り下げられている。各リング18に取り付けられるのは、以下で説明されるように、外科用メッシュまたはスリング22を操作するために用いられる調節器20である。スリング22は、身体空洞内側での使用のために適切な任意の生体適合性材料から作製され得る。スリング22は、調節器20を通って延びるワイヤまたは縫合糸24を用いてリング18から吊り下げられている。縫合糸24の遠位端24bはスリング22に連結され、その一方、縫合糸24の近位端24aは調節器20に通されている。図1は、スリング22の隅に取り付けられている縫合糸24を図示しているが、縫合糸24はスリング22のどこにでも取り付けられ得る。さらに単一の調節器20が利用されてもよく、または複数の調節器が利用されてもよい。
外科的手順の間に、トロカールが腹膜を刺した後であって腹腔にガス注入する前に、アンカー12は、上記に記載の方法の1つによって腹壁「A」に連結される。臨床医は、スリング22を組織および/または器官の下に置き、そして次にリング18をフック形状の遠位端14から吊ることによって、この組織および/または器官を吊す。臨床医は、次いで、近位端24aまたは遠位端24bを引っ張ることによって懸架高さ、または長さ「S」を調節し得る。例えば、臨床医が長さ「S」を減らすことを所望する場合、そのときは、クリップまたは把持具を用いて調節器20を保持しながら、臨床医は縫合糸24の近位端24aを引っ張る。臨床医が長さ「S」を増やすことを所望する場合、そのときは、クリップまたは把持具を用いて調節器20を保持しながら、臨床医は縫合糸24の遠位端24bを引っ張る。
図2Aおよび2Bを参照して、本開示の別の実施形態による開創器システムはほぼ100として示される。開創器システム100は、フック形状の遠位端14および腹壁「A」に連結されたらせんコイル16を有するアンカー12を含む。図2Aおよび2Bに示されるように、スリング122は、リング118に連結された近位端124aを有する縫合糸124を有する。リング118は、アンカーなくして腹壁に直接連結され得るフック、縫合糸またはニードルで置き換えられ得る。縫合糸124の遠位端124bは、調節器120を通り、スリング122を通って延びる。
臨床医が、図2Aおよび2Bに関して上記に記載の実施形態を用いるとき、臨床医は組織および/または器官をスリング122中に置く。その後、臨床医は、遠位端124bをスリング122を通して調節器120に取り付け、そして近位端124aをアンカー12に取り付ける。スリング122が組織および/または器官を開創するために用いられるとき、臨床医は縫合糸124の長さ「T」を、調節器120を近位端124aまたは遠位端124bに向かって移動することにより調節し得る。例えば、臨床医が長さ「T」を減らすことを所望する場合、そのときは臨床医は、クリップまたは把持具を用いて縫合糸124の遠位端124bを保持しながら、調節器120を近位端124aに向かって引く。臨床医が長さ「T」を増やすことを所望する場合、そのときは臨床医は、クリップまたは把持具を用いて縫合糸124の遠位端124bを保持しながら、調節器120を遠位端124bに向かって引く。
図3Aおよび3Bを参照して、本開示の別の実施形態による内部開創器シテスムが、ほぼ200および210としてそれぞれ示される。図3Aの内部開創器シテスム200は、腹壁アンカー300、縫合糸310および綿撒糸(pledget)314を含む。図4Aおよび4Bに関して本明細書中以下でより詳細に説明されるアンカー300は、腹壁「A」に取り付けられる。縫合糸310は、本願明細書中以下で説明される様式で、縫合糸310の長さ「T」が調節され、それによって組織または器官「O」の懸架高さを調節するようにアンカー300に連結される。図3Aに示されるように、綿撒糸314は縫合糸310の1つの端部に取り付けられる。綿撒糸314は、腹壁「A」から器官「O」を吊すために用いられる。綿撒糸314は、接着剤、とげ、または器官「O」を綿撒糸314に取り付けるために用いられ得る任意のその他の手段を含み得る。あるいは、そして図3Bに示されるように、内部開創器シテスム210は、複数のアンカー300を含み得、各々のアンカー300は、組織または器官を退却するために用いられるスリング320の1つの端部に連結されている。
ここで、図4Aおよび4Bを参照して、図4Aは腹壁アンカー300を図示し、そして図4Bはアンカー300とともに用いられる調節器またはカムクリート306を図示する。アンカー300は、基部304の端部301に取り付けられたカムクリート306を有する基部304を含む。基部304はまた、ねじりばね304上にタオルクランプ挟み302のような係留構成要素を含み得る。端部305は一緒に圧搾されるか、または圧縮され、挟み302を開かせる。端部305が解放されると、挟み302は図3Aおよび3Bに示されるように腹壁に食い込む。
図4Bは、基部304に取り付けられているカムクリート306を図示している。カムクリート306は、縫合糸310の長さが、負荷の下で容易に調製され、そして迅速に解放されることを可能にする縫合糸310をつまむ、2つのばねで負荷されるカム362および364を有する。縫合糸310のリーダー312は、リーダー312をより堅くし、縫合糸310をカムクリート306とともに用いることをより容易にするためにコーティングされ得る。
内視鏡または腹腔鏡手順の間に、アンカー300は、腹腔壁「A」に取り付けられる。縫合糸310の端部316は、綿撒糸314、スリング320または本明細書中に記載される任意のその他の手段を用いて組織または器官「O」に取り付けられる。リーダー312は次いで、カムクリート306中の2つのばねで負荷されるカム362と364との間のアパーチャ360を通って供給される。その後、臨床医は、カムクリート306を通ってリーダー312を引っ張るか、または負荷をカムクリート306に付与して縫合糸310を解放することにより、縫合糸310の長さ「T」を容易に調節し得る。
図5A〜5Iは、基部304およびカムクリート306を腹壁に取り付けるために用いられ得る異なる係留構成要素を図示している。図5Aに示されるように、アンカー510は鋭い端部514を備えたフック512を含む。鋭い端部514は、腹壁を刺すために用いられ、アンカー510を腹壁に固定し得る。図5Bは、アンカー520を腹壁に固定するために用いられ得る多くのとげ524を有するスパイク522を含むアンカー520を図示している。図5Cは、腹壁に連結されるチタンのらせんコイルのようならせんコイルであり得るアンカー530を図示している。
図5Dは、その中に、ばね542およびクランプ544を備えたチューブ546を有するアンカー540を図示している。クランプ544は腹壁「A」を把持し、そして次にチューブ546は近位方向「P」に移動され、それによって、腹壁「A」をつまみ、そしてアンカー540をそれに固定するクランプ544の顎545を圧縮する。図5Eは、ニードル552がそれに取り付けられた縫合糸554を用いるアンカー550を図示している。ニードル552は、腹壁を通過し、アンカー550を腹壁に固定する。縫合糸554は、多くのとげ556を含み得る。
図5Fは、ベース304に取り付けられたI−クリップ560を図示している。I−クリップ560は、腹壁中のアパーチャを通り、腹壁がフランジ562と564との間に静置するように配置される。チューブまたは管腔566はフランジ562をフランジ564に連結する。フランジ562および564ならびに管腔566は単一片から形成され得るか、または互いに取り外し可能に連結され得る。図5Gはタック570を図示し、これは、腹壁を刺し、そしてタック570を円運動でねじることによってその中に固定される。
図5Hおよび5Iは、本開示の実施形態による別の係留構成要素を図示している。腹壁「A」に取り付けられ得るアンカー580が提供されている。アンカー580は、Nitinolまたは任意のその他の形状記憶合金から作製された少なくとも2つのワイヤフック581を有する。形状記憶合金は、応力下で大きく変形し、一旦、この金属が再び負荷を解かれるとそれらの意図された形状をなお取り戻す。図5Hに示されるように、フック581は、アンカー580を腹壁「A」に連結するために用いられる近位端582を有している。外科医がフック581を下方に引くと、近位端582は真っ直ぐになり、そしてアンカー580内のチャンバー583中に退却する(図5I)。アンカーが腹壁「A」に連結されている場合、フック581上で引き下ろすことは、アンカー580を腹壁「A」から解放する。チャンバー583は近位端582に力を付与し、それを真っ直ぐに維持する。フック581は、チャンバー583が端部582に力をもはや付与しないように上方に押されると、フック581は、図5Hに示されるようにその意図される形状を取り戻す。これはフック581を腹壁「A」中に駆動し、それによってこのアンカーをその中に固定する。図4Bに関して上記で記載されるように、カムクリート306が、アンカー580の遠位端に連結される。フック581(単数または複数)は、レバー、ばね、ボタン、スイッチなど(図示はされていない)によって作動され得る。
図6A〜6Fは、本明細書中上記に記載されるような、組織および/または器官を腹壁アンカーに取り付けるための組織取り付けデバイスの異なる実施形態を図示している。図6Aは、それに取り付けられた綿撒糸610(例えば、直径1cmの綿撒糸)を有する縫合糸602を図示している。綿撒糸610は、綿撒糸610を組織および/または器官に取り付けるために用いられ得る、接着剤、とげまたは任意のその他の手段を含み得る。図6Bは、より大きな綿撒糸612(例えば、直径5cmの綿撒糸)に取り付けられた縫合糸602を図示している。
図6C〜6Eは、組織および/または器官を開創するために用いられ得る異なるスリングを図示している。図6Cに示されるように、縫合糸602aはスリング620の端部622に連結され、その一方、縫合糸602bはスリング620の端部624に連結される。あるいは、図6Dに示されるように、各々の縫合糸リードがスリング上の複数の点に連結され得る。図6Dに示されるように、縫合糸602aはリード632aに分岐し、これらはスリング630の隅634に連結され、その一方、縫合糸602bはリード632bに分岐し、これらはスリング630の隅636に連結される。図6Eは、組織および/または器官を開創するために用いられ得る調節可能なスリングを図示している。スリング640の長さは、スリング641をスリング642に対して移動することによって調節され得る。スリング641およびスリング642は各々、調節部材646および644をそれぞれ有し、これらは、スリング640の長さを短縮し、またはスリング640の長さを増加するために用いられ得る。スリング620、630および640は、組織および/または器官の下に置かれ、そして次に縫合糸602aおよび602bは、上記の腹壁アンカーの1つに取り付けられる。
図6Fは、縫合糸602の1つの端部にあるアリゲータークランプ650を図示している。アリゲータークランプ650は、組織または器官「O」上にクランプし、組織および/または器官「O」を腹壁から吊す。
図7Aおよび7Bは、本開示の別の実施形態による内部組織アンカーシステム700および710を図示している。システム700は、ニードル702の1つを用いて腹壁「A」に通され得る縫合糸706を含む。縫合糸706は、少なくとも1つの係留リングまたはループ704を含み得、これから、組織または器官が、フックまたは本明細書で上記に記載された任意のその他の方法を用いて吊られ得る。係留リング704は、任意の従来の手段によって縫合糸706に連結され得る。図7Aは、2つのニードル702および2つの係留リング704を含むシステム700を図示し、任意の数のニードル702および対応する係留リング704が用いられ得る。例えば、縫合糸706は、単一の係留リング704を備えた単一のニードル702を有する単一のスレッドを含み得るか、または縫合糸706は、各スレッドが対応するニードル702を有し、そして係留リング704が用いられ得る単一の点から発出する複数のスレッドを有する。縫合糸706および係留リング704は、腹腔の内側に残り得る標準的な材料または吸収性材料から構成されてもよく、それによって、非吸収性デバイスが、腹腔内で失われるか、または過失によって残る心配をなくする。係留リング704は、縫合糸706が腹腔内に配置される前に縫合糸706上に配置されてもよく、またはそれらは、縫合糸706が腹壁「A」内に通された後に縫合糸706上に付加されてもよい。
あるいは、縫合糸706は、図7B(縫合糸708)に示されるように、V−Loc技術を取り込み得る。例えば、図7Bに示されるように、縫合糸708は、周縁分布(図示はされていない)を有し得る一方向性の浅いとげ712を含む。とげ712は、縫合糸708全体で均一に間隔を置かれ、多くの点で腹壁「A」を把持し、それによって腹壁「A」を横切る張力を分散し、そして腹壁「A」に対する外傷を低減する。
その他の実施形態では、開創器システムは、(例えば、図1に示されるような)アンカーに連結されている近位調節器、および(例えば、図2Aに示されるような)スリングの下の遠位調節器を用い得る。近位調節器および遠位調節器を有する開創器システムを用いることにより、臨床医は、外科的手順の間の任意の点で、臨床医のアクセスおよびいずれの調節器を調節することの容易さに基づき、これら調節器のいずれか、または両方を用いることによって、組織および/または器官の懸架長さを変更し得る。
前述の説明は、本開示の例示に過ぎないことが理解されるべきである。種々の代替物および改変物が、本開示から逸脱することなく当業者によって想定され得る。従って、本開示は、すべてのこのような代替物、改変物および変形物を包含することが意図される。不添付の図示する図面を参照して説明された実施形態は、本開示の特定の例を示すためにのみ提示されている。上記に記載のものおよび/または添付の請求項から実質的に異ならないその他の要素、工程、方法および技法はまた、本開示の範囲内にあることが意図される。
10 開創器システム
12 アンカー
14 フック形状の遠位端
16 らせんコイル
18 リング
20 調節器
22 スリング
24 縫合糸
12 アンカー
14 フック形状の遠位端
16 らせんコイル
18 リング
20 調節器
22 スリング
24 縫合糸
Claims (12)
- 開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される調節器;および
該外科用メッシュに連結される1つの端部、および該調節器に連結される他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。 - 前記懸架長さが、前記ワイヤを引っ張ることによって調節される、請求項1に記載の開創器システム。
- 前記ワイヤの遠位端が引っ張られて前記懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、請求項2に記載の開創器システム。
- 開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該外科用メッシュの遠位部分に接する調節器;および
該アンカーに連結される1つの端部および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる他方の端部を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。 - 前記懸架長さが、前記調節器を引っ張ることによって調節される、請求項4に記載の開創器システム。
- 前記調節器が前記ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて前記懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、請求項5に記載の開創器システム。
- 身体空洞の内側で外科用メッシュを操作するシステムであって:
外科用メッシュ;
軟組織に連結される形態のアンカー;
該アンカーに連結される形態の調節器;
該外科用メッシュの上方に組織および/または器官を配置する手段;
該外科用メッシュおよび該調節器を連結する形態のワイヤ;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために引っ張られる形態のワイヤ;を備え、該ワイヤの遠位端が引っ張られて該懸架長さを増加し、そして近位端が引っ張られて該懸架長さを減少する、システム。 - 身体空洞の内側で外科用メッシュを操作するシステムであって:
外科用メッシュ;
該外科用メッシュの下に配置される調節器;
該外科用メッシュの上方に組織および/または器官を配置する手段;
該外科用メッシュの下に配置された調節器に連結されるその1つの端部、および軟組織に連結されるその別の端部を有する形態のワイヤ;および
該外科用メッシュに対する懸架長さを変更するために引っ張られる形態の調節器を;を備え、
該調節器が該ワイヤの遠位端に向かって引っ張られて該懸架長さを増加し、そして該調節器が該ワイヤの近位端に向かって引っ張られて該懸架長さを減少する、システム。 - 開創器システムであって:
基部、該基部の1つの端部に取り付けられた係留構成要素、および該基部の他方の端部に取り付けられたカムクリートを有する少なくとも1つのアンカー;
コーティングされた端部および取り付け端部を有する縫合糸であって、該コーティングされた端部が該カムクリートを通過されるよう作動可能である縫合糸;および
該縫合糸の取り付け端部に連結された取り付けデバイスであって、組織および/または器官に取り付けられるか、または組織および/または器官を支持する形態である取り付けデバイスを備え、該縫合糸が、該カムクリートを通って該縫合糸を引っ張ることにより所望の長さで腹壁から該組織および/または器官を吊るように作動可能である、開創器システム。 - 前記取り付けデバイスが外科用メッシュである、請求項9に記載の開創器システム。
- 開創器システムであって:
軟組織に連結されるアンカー;
組織および/または器官を吊るような形態の外科用メッシュ;
該アンカーに連結される近位調節器;
該外科用メッシュの遠位部分に接する遠位調節器;および
該近位調節器に連結される近位端、および該外科用メッシュおよび該調節器を通って延びる遠位端を有するワイヤを備え、該ワイヤが、所望の懸架長さで該外科用メッシュを吊るように作動可能である、開創器システム。 - 前記ワイヤの遠位端が前記近位調節器を通って引っ張られて前記懸架長さを増加し、そして前記近位端が前記近位調節器を通って引っ張られて該懸架長さを減少する、請求項11に記載の開創器システム。
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