JP2011076373A - 入力装置 - Google Patents

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基成 佐々木
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Abstract

【課題】表示部の押下操作によって検出スイッチが押圧駆動可能な薄型の入力装置を提供すること。
【解決手段】表示部1を保持する枠状の保持部材2と、互いの中央部付近を交差角度が可変な状態で回動可能に連結している連動部材3,4と、一側部5aが連動部材3の基端部3aを回動可能に支持し他側部5bが連動部材4の基端部4aを回動可能に支持している支持部材5と、表示部1の下方領域からずれた位置に設置されたプッシュスイッチ6とを備えた入力装置であって、連動部材3の丸孔3fと連動部材4の長孔4fが保持部材2の中央部を挟んで略対称な位置関係に設定されて該保持部材2を支持している。表示部1が押下操作されると、保持部材2の下動に伴って連動部材3,4が交差角度を増大させると共に、プッシュスイッチ6が連動部材3の先端部3cによって押圧駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降可能に保持されたタッチパネル等の表示部を押下操作することによって検出スイッチが押圧駆動可能な入力装置に関するものである。
従来より、LCDの天面に指先等を接触させることによって座標入力が行えるタッチパネルを、プッシュスイッチ等の検出スイッチの上方に昇降可能または傾動可能に配置して、ユーザがタッチパネルを押し込んで下動させると、このタッチパネルによって検出スイッチが押圧駆動されてオン動作するようにした入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の入力装置にあっては、例えば、タッチパネルの天面上でユーザが指先を摺動させることにより図形や文字を描画できると共に、そのまま指先でタッチパネルを下方へ所定量押し込んで検出スイッチをオン動作させることにより、描画された図形や文字に対応する信号を外部装置へ出力させることができるため、操作性向上や多機能化が図りやすくなる。
特開2008−532115号公報
しかしながら、前述した従来の入力装置のように、タッチパネル等の表示部をプッシュスイッチ等の検出スイッチの上方に配置させていると、装置全体を薄型に構成することが困難であるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、表示部の押下操作によって検出スイッチが押圧駆動可能な薄型の入力装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の入力装置は、表示部を保持する枠状の保持部材と、互いの中央部付近を交差角度が可変な状態で回動可能に連結している第1連動部材および第2連動部材と、一側部が前記第1連動部材の基端部を回動可能に支持し他側部が前記第2連動部材の基端部を回動可能に支持している支持部材と、前記表示部の下方領域からずれた位置に設置された検出スイッチとを備え、前記第1連動部材が前記保持部材と回動可能に連結された第1受け部を有していると共に、前記第2連動部材が前記保持部材と回動可能に連結された第2受け部を有しており、これら第1受け部と第2受け部が前記保持部材の中央部を挟んで略対称な位置関係に設定されていると共に、前記第1連動部材の基端部から前記第1受け部までの長さと前記第2連動部材の基端部から前記第2受け部までの長さとが略同等に設定されており、かつ、前記第1および第2連動部材の連結部分と前記第1連動部材の基端部と前記第2連動部材の基端部と前記第1受け部と前記第2受け部のうちの複数個所を、回動に加えてスライド移動を許容するリンク構造となし、前記保持部材の下動に伴って前記第1および第2連動部材が交差角度を増大させることにより、前記第1連動部材の先端部が前記検出スイッチを押圧駆動するように構成した。
このように構成された入力装置は、第1連動部材の基端部が支持部材の一側部に支持されると共に先端部が検出スイッチに対向しており、かつ第2連動部材の基端部と略中央部が支持部材の他側部と第1連動部材の略中央部に支持されているので、表示部を保持する保持部材を第1連動部材の第1受け部と第2連動部材の第2受け部とによってバランスよく支持することができる。そして、ユーザが表示部を押し込んで下動させると、第1受け部と第2受け部が表示部(保持部材)と一体的に下動するため、第1および第2連動部材の交差角度が増大すると共に、第1連動部材の先端部が第1受け部よりも大きく下動して検出スイッチの可動部を押し込んでいき、表示部を所定ストローク押下操作した時点で、表示部の下方領域からずらした位置に設置されている検出スイッチを動作させることができる。したがって、この入力装置は、表示部の下方に検出スイッチ用の設置スペースを確保する必要がなく、かつ押下操作時に表示部を深く押し込まなくても検出スイッチを確実に動作させることができて、装置全体の薄型化が容易に促進できる。また、第1連動部材と第2連動部材が保持部材をバランスよく支持しているため、ユーザが表示部のどこを押し込んでも同じように保持部材や第1および第2連動部材を動作させて、同じような反力を生起させることができる。それゆえ、この入力装置は必要な操作力が押し込む位置(操作位置)によってばらつきにくく、操作しやすい。
上記の構成において、保持部材と第1および第2連動部材と支持部材とが相互に連結されている複数の連結個所のうち、第2連動部材の基端部と支持部材の他側部との連結個所と、第1連動部材の第1受け部と保持部材との連結個所とが、回動およびスライド移動を許容するリンク構造にしてあると、それ以外の連結個所を全て回動のみを許容するリンク構造にしておくことができて保持部材のガタを防止しやすくなると共に、表示部を押下操作したときに保持部材を水平姿勢を保ったまま下動させることができるため好ましい。
また、上記の構成において、支持部材が枠状に形成されており、この支持部材の他側部近傍の外側に検出スイッチとしてプッシュスイッチが設置されていると、簡素な構成で装置全体の薄型化が実現できるため好ましい。この場合において、第2連動部材の先端部に表示部との干渉を避けるための逃げ部が形成されていると、表示部の面積が大きなものにも対応することができると共に、第2受け部が所望の位置に設定しやすくなるため設計の自由度が高まる。なお、第1連動部材を介してプッシュスイッチを作動させるために必要な表示部に対する押下操作力は、プッシュスイッチを真上から押し込んで作動させるために必要な押下操作力よりも大きくなるので、作動力の軽いプッシュスイッチを使用した場合でも誤入力は防止しやすい。
また、上記の構成において、第2連動部材が支持部材の外周面に沿って配置されていると共に、保持部材が第2連動部材の外周面に沿って配置されており、この保持部材の外周面に沿って第1連動部材が配置されていると、第1および第2連動部材や保持部材をそれぞれ円滑に動作させることのできるコンパクトな入力装置が実現できるため好ましい。この場合において、支持部材と第1および第2連動部材と保持部材がいずれも金属板を折曲加工して形成されていると共に、これら各部材の連結個所が一方の突起部を他方の孔に挿通して係合させた構造になっており、かつ前記突起部がバーリング加工によって形成されていると、これら各部材を安価に形成できて連結個所の信頼性も確保しやすくなる。
本発明の入力装置は、表示部を保持する保持部材を第1連動部材の第1受け部と第2連動部材の第2受け部とによってバランスよく支持することができると共に、表示部を押下操作すると第1連動部材の先端部が第1受け部よりも大きく下動して、表示部の下方領域からずれた位置に設置されている検出スイッチを動作させることができる。それゆえ、この入力装置は、表示部の下方に検出スイッチ用の設置スペースを確保する必要がなく、かつ押下操作時に表示部を深く押し込まなくても検出スイッチを確実に動作させることができて、装置全体の薄型化が容易に促進できる。また、ユーザが表示部のどこを押し込んでも同じように保持部材や第1および第2連動部材を動作させて、同じような反力を生起させることができるため、この入力装置は必要な操作力が押し込む位置によってばらつきにくく操作しやすい。
本発明の第1実施形態例に係る入力装置の動作説明図である。 図1の入力装置を表示部を省略して示す斜視図である。 図2の入力装置を筐体やプッシュスイッチを省略して示す斜視図である。 図3の入力装置の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係る入力装置の動作説明図である。
以下、本発明の実施形態例について説明する。まず、本発明の第1実施形態例に係る入力装置について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
これらの図に示す入力装置は、例えば携帯用通信端末等として使用されるものである。この入力装置は、タッチパネルとして動作するLCDからなる表示部1と、表示部1を保持する昇降可能な矩形枠状の保持部材2と、互いの中央部付近を交差角度が可変な状態で回動可能に連結している第1連動部材3および第2連動部材4と、第1および第2連動部材3,4の各基端部3a,4aを回動可能に支持している矩形枠状の支持部材5と、支持部材5の外側に隣接して配置された検出スイッチとしてのプッシュスイッチ6と、内底面に支持部材5およびプッシュスイッチ6を搭載している筐体7とによって主に構成されている。なお、保持部材2と第1および第2連動部材3,4と支持部材5はいずれも金属板を折曲加工して形成されている。
表示部(タッチパネル)1は保持部材2の長手方向に対向して設けられた一対の取付面2aの下面に両面テープや接着等によって固着されている。なお、図1等においては、第1および第2連動部材3,4の動作を理解し易くするために、便宜上、表示部1が保持部材2の上面側に配設されているように示しているが、実際には、表示部1は取付面2aの下面に固着されている。そして、表示部1は、保持部材2、第1および第2連動部材3,4、支持部材5の各部材の側板(外周面)の内側に配設されている。この表示部1は、その天面1a上にユーザが指先等を接触させると座標入力が行えるようになっている。また、ユーザが表示部1を下方へ押し込むと、表示部1および保持部材2が下動するのに伴って第1連動部材3と第2連動部材4の交差角度が増大し、表示部1が所定量押し込まれた時点で、第1連動部材3の先端部3cがプッシュスイッチ6を押圧駆動するようになっている。
保持部材2は長手方向に沿って延びる対向した一対の延在部2bを有している。取付面2aと直交した側板からなる各延在部2bの外壁面と内壁面にはそれぞれ第1突起部2cと第2突起部2dが一対ずつ突設されており、各延在部2bの中央部には切欠き2eが形成されている。第1突起部2cと第2突起部2dはバーリング加工によって形成されたものであり、これら第1突起部2cと第2突起部2dの略中間に切欠き2eが位置している。なお、この保持部材2は第2連動部材4の外周面に沿って配置されている。
第1連動部材3は、高さ位置が変化しない一方側の端部である基端部3aと、長手方向に沿って延びる側板からなる一対の延在部3bと、プッシュスイッチ6を押圧駆動するための他方側の端部である先端部3cとを有する矩形枠状に形成されている。第1連動部材3の基端部3aには一対の丸孔3dが形成されており、各丸孔3dは支持部材5の一側部5aの側板からなる外壁面に突設された突起部5cを挿通させて回動可能に係合している。第1連動部材3の各延在部3bには略中央部に長孔3eが形成されていると共に、この長孔3eと先端部3cとの間の所定位置に丸孔3fが形成されている。第1連動部材3は長孔3eを介して第2連動部材4の略中央部と回動可能かつスライド移動可能に連結されている。また、丸孔3fは保持部材2の第1突起部2cを挿通させて回動可能に係合しており、保持部材2を支持する第1受け部となっている。なお、この第1連動部材3は、矩形枠状をなした保持部材2の外周面に沿って配置されている。
第2連動部材4は、高さ位置が変化しない基端部4aと、長手方向に沿って延びる側板からなる一対の延在部4bとを有し、両延在部4bの先端部どうしの間は表示部1との干渉を避けるための逃げ部4cとなっている。第2連動部材4の基端部4aには一対の丸孔4dが形成されており、各丸孔4dは支持部材5の他側部5bの外壁面に突設された突起部5dに挿通されて回動可能に係合している。第2連動部材4の各延在部4bには、略中央部に突起部4eがバーリング加工によって外向きに突設されていると共に、先端部に長孔4fが形成されている。突起部4eは第1連動部材3の長孔3eに挿通されて回動可能かつスライド移動可能に係合している。また、長孔4fは保持部材2の第2突起部2dを挿通させて回動可能かつスライド移動可能に係合しており、保持部材2を支持する第2受け部となっている。なお、この第2連動部材4は支持部材5の外周面に沿って配置されており、延在部4bと延在部3bとの間に保持部材2の延在部2bが入り込んでいるが、突起部4eは切欠き2eを貫通しているため保持部材2と干渉することはない。
支持部材5は長手方向に沿って延びる側板からなる一対の延在部5eを有しており、これら延在部5eが一側部5aと他側部5bとを繋ぐことで矩形枠状に形成されている。前述したように、支持部材5の一側部5aには第1連動部材3の基端部3aを回動可能に支持する突起部5cが外向きに突設されており、支持部材5の他側部5bには第2連動部材4の基端部4aを回動可能に支持する突起部5dが外向きに突設されている。これらの突起部5c,5dはバーリング加工によって形成されたものである。また、支持部材5の両側部5a,5bや各延在部5eには複数個所に、筐体7の内底面に固定するための取付片5fが水平に突設されている。この支持部材5に包囲された矩形状の空間内における上部には、表示部1の下部が入り込んだオーバーラップ状態で、表示部1は各部材の側板(延在部)間に配設されている。
プッシュスイッチ6は、表示部1の下方領域からずれた位置で筐体7の内底面に搭載されている。つまり、支持部材5の外側領域で他側部5bと隣接する位置にプッシュスイッチ6が設置してある。このプッシュスイッチ6は昇降可能な可動部6aと図示せぬ復帰ばねと接点とを有しており、第1連動部材3の先端部3cが可動部6a上に対向配置されている。そして、第1連動部材3の先端部3cがプッシュスイッチ6の復帰ばねの付勢力に抗して可動部6aを所定量押し込むと、プッシュスイッチ6がクリック感を生起してオフからオン状態へ切り替わるようになっている。
筐体7は合成樹脂等からなる成形品であり、上方に開口した矩形状の収納空間7aを有している。この収納空間7aの内底面上に支持部材5およびプッシュスイッチ6が設置されて、第1および第2連動部材3,4も収納空間7a内に配置される。そして、第1および第2連動部材3,4に支持された保持部材2が、表示部1の押下操作時に収納空間7a内へ押し込まれるようになっている。
このように構成された入力装置において、表示部1が押下操作されていないときには、図1(A)に示すように、第1連動部材3の基端部3aと先端部3cがそれぞれ支持部材5の一側部5a(突起部5c)とプッシュスイッチ6の可動部6aによって略同等の高さ位置に支持されているため、第1連動部材3は略水平な姿勢に保たれている。また、第2連動部材4は基端部4aが支持部材5の他側部5b(突起部5d)に支持されて略中央部(突起部4e)が第1連動部材3の略中央部(長孔3e)に支持されているため、この第2連動部材4も略水平な姿勢に保たれている。さらに、第1連動部材3の丸孔3f(第1受け部)と第2連動部材4の長孔4f(第2受け部)に支持されている保持部材2も略水平な姿勢に保たれているため、表示部1の天面1aも略水平な姿勢に保たれている。なお、第1および第2連動部材3,4が若干傾いた姿勢に支持されていてもよく、その場合でも保持部材2を略水平な姿勢に保つことはできる。
図1(A)の状態で表示部1の天面1aがユーザの指先によって下方へ押し込まれると、第1連動部材3が基端部3a(突起部5c)を支点として同図の時計回りに回転するため、第2連動部材4の略中央部(突起部4e)が第1連動部材3の略中央部(長孔3e)に駆動され、よって第2連動部材4は基端部4a(突起部5d)を支点として同図の反時計回りに回転する。その結果、図1(B)に示すように、第1および第2連動部材3,4の交差角度が増大していき、それに伴って第1連動部材3の丸孔3fと第2連動部材4の長孔4fが下降していくため、丸孔3f(第1受け部)と長孔4f(第2受け部)に支持されている保持部材2も下降していく。また、第1連動部材3の先端部3cがプッシュスイッチ6の復帰ばねの付勢力に抗して可動部6aを押し込んでいくため、先端部3cが可動部6aを所定量押し込んだ時点で、プッシュスイッチ6がオン動作してクリック感を生起させ、そのクリック感が第1および第2連動部材3,4や保持部材2を介してユーザの指先に伝わる。
したがって、この入力装置は、例えば表示部(タッチパネル)1の天面1a上でユーザが指先を摺動させることにより図形や文字を描画できると共に、そのまま指先で表示部1を下方へ所定量押し込んでプッシュスイッチ6をオン動作させることにより、描画された図形や文字に対応する信号を外部装置へ出力させることができる。ただし、タッチパネルとしては機能しない表示部1であっても、ユーザが表示部1を押し込んでプッシュスイッチ6をオン動作させることにより、例えば表示内容を切り替える等の操作を行うことができるため、操作性の向上が図れる。
なお、第1連動部材3を介してプッシュスイッチ6を作動させるために必要な表示部1に対する押下操作力は、プッシュスイッチ6を真上から押し込んで作動させるために必要な押下操作力よりも大きくなるので、作動力の軽いプッシュスイッチ6を使用した場合でも誤入力は防止しやすい。また、表示部1を押下操作してプッシュスイッチ6を押圧駆動した後に、ユーザが表示部1に対する操作力を除去すると、プッシュスイッチ6がオフ状態に戻ると共に、その復帰ばねが可動部6aを介して第1連動部材3の先端部3cを元の高さ位置まで押し上げるため、第1および第2連動部材3,4や保持部材2はそれぞれ図1(A)の状態に戻る。
以上説明したように、本実施形態例に係る入力装置は、第1連動部材3の両端部3a,3cが支持部材5の一側部5aとプッシュスイッチ6の可動部6aに支持されており、かつ第2連動部材4の基端部4aと略中央部(突起部4e)が支持部材5の他側部5bと第1連動部材3の略中央部(長孔3e)に支持されているので、表示部1を保持する保持部材2を第1連動部材3の丸孔3f(第1受け部)と第2連動部材4の長孔4f(第2受け部)とによってバランスよく支持することができる。そして、ユーザが表示部1を押し込んで下動させると、丸孔3fと長孔4fが表示部1(保持部材2)と一体的に下動するため、第1および第2連動部材3,4の交差角度が増大すると共に、第1連動部材3の先端部3cが丸孔3fよりも大きく下動してプッシュスイッチ6の可動部6aを押し込んでいき、表示部1を所定ストローク押下操作した時点で、表示部1の下方領域からずれた位置に設置されているプッシュスイッチ6をオン動作させることができる。したがって、この入力装置は、表示部1の下方にプッシュスイッチ6用の設置スペースを確保する必要がなく、かつ押下操作時に表示部1を深く押し込まなくてもプッシュスイッチ6を確実にオン動作させることができて、装置全体の薄型化が容易に促進できる。また、第1連動部材3と第2連動部材4が保持部材2をバランスよく支持しているため、ユーザが表示部1のどこを押し込んでも同じように保持部材2や第1および第2連動部材3,4を動作させて、同じような反力を生起させることができる。そのため、この入力装置は、必要な操作力が押し込む位置によってばらつかず操作しやすい。
また、本実施形態例に係る入力装置は、支持部材5が枠状に形成されており、この支持部材5に包囲された空間内における上部に表示部1の下部が位置すると共に、支持部材5の他側部5b近傍の外側にプッシュスイッチ6が設置されているため、簡素な構成で装置全体の薄型化が実現できる。しかも、第2連動部材4の先端部どうしの間に表示部1との干渉を避けるための逃げ部4cが形成されているため、面積の大きい表示部1を用いることができると共に、長孔4f(第2受け部)を所望の位置に設定することができて設計の自由度が高まっている。
また、本実施形態例に係る入力装置は、支持部材5の外周面に沿って第2連動部材4が配置され、この第2連動部材4の外周面に沿って保持部材2が配置され、この保持部材2の外周面に沿って第1連動部材3が配置されているため、第1および第2連動部材3,4や保持部材2をそれぞれ円滑に動作させることのできるコンパクトな構造となっている。しかも、支持部材5と第1および第2連動部材3,4と保持部材2がいずれも金属板を折曲加工して形成されていると共に、これら各部材の連結個所が一方の突起部(例えば突起部2cや突起部2d)を他方の孔(例えば丸孔3fや長孔4f)に挿通して係合させた構造になっており、かつ該突起部がバーリング加工によって形成されているため、これら各部材が安価に形成できて連結個所の信頼性も確保しやすくなっている。
なお、上記の第1実施形態例において、保持部材2と第1および第2連動部材3,4と支持部材5とが相互に連結されている複数の連結個所は、いずれも、突起部と孔(丸孔や長孔)との凹凸関係が逆であってもよい。すなわち、第1および第2連動部材3,4の突起部を保持部材2や支持部材5の丸孔や長孔に挿通して係合させたり、第1連動部材3の突起部を第2連動部材4の長孔に挿通して両者の略中央部どうしを係合させるというリンク構造であってもよい。また、突起部を孔ではなく凹段部に係合させるというリンク構造であってもよい。
さらに、保持部材2と第1および第2連動部材3,4と支持部材5とが相互に連結されている複数の連結個所のうち、プッシュスイッチ6を押圧駆動する際の支点となる第1連動部材3の基端部3aと支持部材5の一側部5aとは回動のみを許容するリンク構造にしておくことが好ましく、この場合に、それ以外の連結個所については、適宜個所が回動に加えてスライド移動を許容するリンク構造となっていればよい。
例えば、図5に示す第2実施形態例のように、第1連動部材3の第1受け部3fと保持部材2との連結個所と、第2連動部材4の基端部4aと支持部材5の他側部5bとの連結個所については、回動およびスライド移動を許容するリンク構造となしておけば、それ以外の連結個所を全て回動のみを許容するリンク構造にしておくことができて保持部材2のガタが防止しやすくなると共に、表示部1を押下操作したときに保持部材2を水平姿勢を保ったまま下動させることができる。
1 表示部
2 保持部材
2c 第1突起部
2d 第2突起部
3 第1連動部材
3a 基端部
3c 先端部
3e 長孔
3f 丸孔(第1受け部)
4 第2連動部材
4a 基端部
4c 逃げ部
4e 突起部
4f 長孔(第2受け部)
5 支持部材
5a 一側部
5b 他側部
5c,5d 突起部
6 プッシュスイッチ(検出スイッチ)
6a 可動部
7 筐体

Claims (6)

  1. 表示部を保持する枠状の保持部材と、互いの中央部付近を交差角度が可変な状態で回動可能に連結している第1連動部材および第2連動部材と、一側部が前記第1連動部材の基端部を回動可能に支持し他側部が前記第2連動部材の基端部を回動可能に支持している支持部材と、前記表示部の下方領域からずれた位置に設置された検出スイッチとを備え、
    前記第1連動部材が前記保持部材と回動可能に連結された第1受け部を有していると共に、前記第2連動部材が前記保持部材と回動可能に連結された第2受け部を有しており、これら第1受け部と第2受け部が前記保持部材の中央部を挟んで略対称な位置関係に設定されていると共に、前記第1連動部材の基端部から前記第1受け部までの長さと前記第2連動部材の基端部から前記第2受け部までの長さとが略同等に設定されており、かつ、前記第1および第2連動部材の連結部分と前記第1連動部材の基端部と前記第2連動部材の基端部と前記第1受け部と前記第2受け部のうちの複数個所を、回動に加えてスライド移動を許容するリンク構造となし、前記保持部材の下動に伴って前記第1および第2連動部材が交差角度を増大させることにより、前記第1連動部材の先端部が前記検出スイッチを押圧駆動するようにしたことを特徴とする入力装置。
  2. 請求項1の記載において、前記保持部材と前記第1および第2連動部材と前記支持部材とが相互に連結されている複数の連結個所のうち、前記第2連動部材の基端部と前記支持部材の他側部との連結個所と、前記第1連動部材の前記第1受け部と前記保持部材との連結個所とが、回動およびスライド移動を許容するリンク構造にしてあることを特徴とする入力装置。
  3. 請求項1または2の記載において、前記支持部材が枠状に形成されており、前記支持部材の他側部近傍の外側に前記検出スイッチとしてプッシュスイッチが設置されていることを特徴とする入力装置。
  4. 請求項3の記載において、前記第2連動部材の先端部に前記表示部との干渉を避けるための逃げ部が形成されていることを特徴とする入力装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記第2連動部材が前記支持部材の外周面に沿って配置されていると共に、前記保持部材が前記第2連動部材の外周面に沿って配置されており、この保持部材の外周面に沿って前記第1連動部材が配置されていることを特徴とする入力装置。
  6. 請求項5の記載において、前記支持部材と前記第1および第2連動部材と前記保持部材がいずれも金属板を折曲加工して形成されていると共に、これら各部材の連結個所が一方の突起部を他方の孔に挿通して係合させた構造になっており、かつ前記突起部がバーリング加工によって形成されていることを特徴とする入力装置。
JP2009227236A 2009-09-30 2009-09-30 入力装置 Withdrawn JP2011076373A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013198068A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ntt Docomo Inc 情報端末及び入力方法

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