JP2011075978A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光結合損失を抑制し低コスト化を図る。
【解決手段】光素子アレイは、光素子が配列したアレイ構造を有する。レンズアレイは、複数のレンズが配列したアレイ構造を有する。光素子アレイの各光素子の光ビームの出射点を、レンズアレイの各レンズ中心線の位置に一致させて、光ビームをレンズに入射して、レンズから平行ビームを出射する。また、光素子の光ビーム出射点とレンズの光軸を一致させるときに、光素子内の光路と光軸は一致しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュールに関し、光伝送を行う光モジュールに関する。
近年、ブロードバンドサービスによる通信需要の増大に伴い、光通信ネットワークの長距離・大容量化が進展しており、高速大容量のWDM(Wavelength Division Multiplex:波長の異なる光を多重して、1本の光ファイバで複数の信号を同時に伝送する波長多重伝送方式)の開発が進んでいる。
一方、インターネットの急激な普及や大容量コンテンツの増加に伴って、さらなる高速・大容量で、かつ柔軟性のある光通信ネットワークが要求されており、このような光通信ネットワークを構築する技術として、光パケットスイッチング技術が注目されている。
光パケットスイッチングは、通信情報を完全に光のままパケット交換する技術であり、従来の光信号を電気信号に一旦変換するスイッチングと比べて、電子処理速度の制限がなくなり、光の伝搬遅延時間で処理できるので、高速・大容量の伝送が可能となる。
光信号をパケット単位でスイッチングする場合、光信号をON、OFFするためにゲートスイッチを使用することになる。電気制御によって光信号をON、OFFするゲートスイッチには主に、電界吸収の効果を利用して吸収を変化させるものと、半導体アンプへの駆動電流により利得を変化させるものとがある。
電界吸収型のゲートスイッチは、透過状態でも損失が大きいといった欠点があるが、半導体アンプへの駆動電流により利得を変化させるスイッチである半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)では、光をON、OFFする光ゲートしての機能だけでなく、増幅機能をも持ち合わせており(ゲートON時には光は増幅されて出力する)、光信号の損失が小さく高速にスイッチングする光素子として現在注目されている。
SOAは、ゲートON(open)/OFF(close)の消光比が高く、また増幅機構により光損失を低減化することができる。さらに、半導体により形成される光素子のため、半導体集積技術によって、低コストで小型化可能といった利点を持つ(なお、消光比とは、ゲートON時の信号“1”“0”の平均光強度と、ゲートOFF時の信号“1”“0”の平均光強度の比率のことで、消光比が大きいほどゲートON、OFFが明確に識別でき、他のポートへの信号の混信(クロストーク)が少なくなり、符号誤り率が小さくなる)。
光ゲートスイッチでは、複数のチャネルを一括で形成する、いわゆるアレイ化を行うことにより、モジュールや装置の小型化、低消費電力化、低コスト化を実現することが要求されている。
特開2007−33853号公報 特開2008−235376号公報
Farries, M.C. Buus, J. Robbins, D.J. "Analysis of antireflection coatings on angled facet semiconductor laser amplifiers,"Electronics Letters, 15 March 1990, Volume: 26, pp. 381−382
通常、光を発出する光素子と、光ファイバとの光結合を行う場合、まず、光素子と第1レンズとを光結合して、光素子からの出射光を第1レンズで平行光に変換する。そして、その平行光を第2レンズで集光させて光ファイバに入射する構成がとられる(第1レンズだけで、平行光を生成して光ファイバに集光させる構成もある)。
図23はLD(Laser Diode)とレンズとの光結合を示す図である。光素子として、単チャネルのLDを用いた際の光結合を示している。なお、以降の説明では、光素子と、第1レンズとを示し、平行光を集光する第2レンズおよび光ファイバの図示は省略する。
図23に示す構成では、LD51の出射光の広がり角の中心(中心線)を、レンズ52の中心線に一致させ、LD51の出射光を、レンズ52によって平行光に変換している。
図24はLDアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。多チャネルの光結合として、4チャネルの場合を示している。LDアレイ51aは、4つのLDをアレイ化したものであり、レンズアレイ52aは、4つのレンズをアレイ化したものである。
図23と同様にして、LDアレイ51aの各LDの出射光の広がり角の中心を、レンズアレイ52aの各レンズの中心線にそれぞれ一致させて、レンズアレイ52aから平行光を出射させる。なお、LDアレイ51aおよびレンズアレイ52aのアレイピッチはすべて同一である。
次にLDの代わりにSOAを用いて光結合を行う場合を考える。ここで、SOAを用いた光ゲートスイッチでは、SOAの発振を抑えるために、SOA出射端面の反射率を低減させる必要がある。
このため、通常はSOAチップの端面に無反射膜であるAR(Anti Reflection)コートを施している。また、ARコートのみの反射減衰量の低減だけでは十分ではないので、さらにSOA内の光導波路を斜めにする形状にして、反射戻り光を抑制する構成がとられている。
図25はSOAアレイを示す図である。4チャネルのSOAをアレイ化したSOAアレイ61aを示している。SOAアレイ61aの各SOA端面には、ARコートが施されている。さらにSOA端面の垂直線に対して、例えば、22.3度で光が出射されるように、SOA内の光導波路Lが斜めに形成されている。
このような構造にすることで、SOA内部の光導波路Lを通る光は、SOAのチップ端面で反射しても、その反射光は、図25に示すA方向へ反射することになる。このため、再び光導波路Lを逆戻りして干渉が発生することがなくなり、反射戻り光を抑制することができる。なお、各チャネルのSOAから出射される光ビームには、ある広がり角を持っているが、図では出射光の広がり角(ビーム広がり角)の中心(中心線)のみを示した。
次にSOAとレンズとの光結合について説明する。図26はSOAとレンズとの光結合を示す図である。SOAによる単チャネルの光結合を示している。SOA61とレンズ62との光結合をする場合、SOA61のビーム広がり角の中心が、上述したように斜めに傾いている。したがって、図26に示すように、SOA61の端面とレンズ62の主面とを平行に配置した状態で、レンズ62の中心位置p0に対して、SOA61の出射光の中心線を斜めに入射させている。
図27はSOAアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。光モジュール6は、SOAによる多チャネルの光結合を行う。図26と同様に、SOA端面に対して、斜め22.3度に出射される光を、SOAアレイ61aと同一のアレイピッチを持つレンズアレイ62aに入射して光結合する。
図26、図27の構成(上記の特許文献1に記載されている)においては、SOAアレイ61aからの出射光が、レンズアレイ62aの各レンズの中心に対して傾いて入射するため(SOAアレイ61aの各SOAの出射光の中心ビームと、レンズアレイ62aの各レンズの中心線とが平行でないため)、レンズアレイ62aを通った後の光は、SOAのビーム広がり角の中心ビームb0と、中心ビームb0の両脇で屈折したビームb1、b2との行き先が異なってしまう。このため、レンズアレイ62aにおいて平行光が生成されず、後段に配置される図示しない光ファイバアレイに対する光結合の損失が大きく劣化してしまうという問題があった。
このような問題点に対し、上記の特許文献2に記載されている従来技術では、LDの場合と同じようにして、SOAのビーム広がり角の中心線をレンズの中心線に一致させて光結合を行っている。
図28はSOAとレンズとの光結合を示す図である。光モジュール6において、SOA61の出射光の中心ビームをレンズ62のレンズ中心線に平行にして一致させる。SOA61とレンズ62とをこのように配置することにより、SOA61のビーム広がり角の中心ビームと、中心ビームの両脇で屈折したビームとの行き先が同じになるため、レンズ62からは平行光が出射されることになり、光結合損失の劣化を抑制することが可能になる。
図29はSOAアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。光モジュール6−1において、段差が付けられたSOAアレイ61−1と、レンズアレイ62aとの配置状態を示している。
図28のように、SOA61の出射光の中心ビームをレンズ62の中心線に一致させて、SOA端面とレンズ主面の距離が各チャネルですべて同じになるようにアレイ化するには、図29に示すように、各SOAチップの配列に段差を設けた、SOAアレイ61−1のような形状を製造することになる。
図30はSOAアレイとレンズアレイとの光結合の構成を示す図である。光モジュール6−2において、SOAアレイ61aと、段差が付けられたレンズアレイ62−1との配置状態を示している。
図28のように、SOA61の出射光の中心ビームをレンズ62の中心線に一致させて、SOA端面とレンズ主面の距離が各チャネルですべて同じになるようにアレイ化するには、図30に示すように、各レンズの配列に段差を設けた、レンズアレイ62−1のような形状を製造することになる。
しかし、図29、図30のどちらの構成においても、SOAアレイ61−1またはレンズアレイ62−1は歪な形状となり、このような段差を付けるための製造が難しく、SOAアレイ61−1やレンズアレイ62−1の部品製造コストが大幅に増大するといった問題があった。
以上のように、図27に示す従来の構成(光モジュール6)では、平行光が生成されないために、後段に配置される光ファイバに対する光結合損失が大きく劣化することになる。また、図29、図30に示す従来の構成(光モジュール6−1、6−2)では、平行光は生成されるが、複雑な形状のSOAアレイまたはレンズアレイを製造することになるので、部品製造コストが増大することになる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、光結合損失を抑制し、かつ低コスト化を図った光モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、光モジュールが提供される。この光モジュールは、素子端面の垂直線に対し傾斜して光ビームが出射する複数の光素子が配列した光素子アレイと、複数のレンズが配列したレンズアレイとを備える。また、光素子の光ビームの出射点を、レンズの中心線の位置に一致させて、光ビームをレンズに入射する。
光結合損失を抑制し、低コスト化を図ることが可能になる。
光モジュールの構成例を示す図である。 光モジュールの構成例を示す図である。 光モジュールの構成例を示す図である。 光モジュールの構成例を示す図である。 LDとレンズとの光結合を示す図である。 SOAとレンズとの光結合を示す図である。 球面レンズの光線経路を示す図である。 無収差レンズの光線経路を示す図である。 蹴られが生じる様子を示す図である。 高NAのレンズによる光結合を示す図である。 NAを示す図である。 光ビーム中心線の傾斜角を示す図である。 光ビーム中心線の傾斜角と反射減衰量との関係を示す図である。 スポットサイズを説明するための図である。 光導波路の傾斜角を示す図である。 光導波路の傾斜角と反射減衰量との関係を示す図である。 光モジュールの内容を示す図である。 光モジュールの内容を示す図である。 光モジュールの効果を示す図である。 光モジュールの変形例を示す図である。 光モジュールの変形例を示す図である。 SOAアレイモジュールの構成例を示す図である。 LDとレンズとの光結合を示す図である。 LDアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。 SOAアレイを示す図である。 SOAとレンズとの光結合を示す図である。 SOAアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。 SOAとレンズとの光結合を示す図である。 SOAアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。 SOAアレイとレンズアレイとの光結合を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光モジュールの構成例を示す図である。光モジュール1は、光素子アレイ10とレンズアレイ20とを備える。
光素子アレイ10は、素子端面の垂直線(図中のレンズ中心線と同じになる)に対し、有意な大きさの角度を持って光ビームが傾斜して出射する複数の光素子が配列した構造をとる。図の場合は、4つの光素子11−1〜11−4が配列した4チャネルのアレイ構造を示している。
なお、光素子アレイ10は例えば、SOAアレイに該当し、以降の説明では、SOA11−1〜11−4(総称する場合はSOA11)が配列したSOAアレイ10として説明する。
レンズアレイ20は、複数のレンズが配列した構造をとり、4つのレンズ21−1〜21−4(総称する場合はレンズ21)が配列したアレイ構造としている。
ここで、SOAアレイ10の光ビームの出射点(発光点)を、レンズアレイ20のレンズ中心線(レンズ凸部の中心線)の位置に一致させて、SOA11−1〜11−4から出射される光ビームをそれぞれ、レンズ21−1〜21−4に入射する。
すなわち、SOA11−1の光ビームの出射点s1を、レンズ21−1のレンズ中心線r1に一致させて、SOA11−1から出射される光ビームをレンズ21−1に入射する。同様に、SOA11−2の光ビームの出射点s2を、レンズ21−2のレンズ中心線r2に一致させて、SOA11−2から出射される光ビームをレンズ21−2に入射する。
また、SOA11−3の光ビームの出射点s3を、レンズ21−3のレンズ中心線r3に一致させて、SOA11−3から出射される光ビームをレンズ21−3に入射する。さらに、SOA11−4の光ビームの出射点s4を、レンズ21−4のレンズ中心線r4に一致させて、SOA11−4から出射される光ビームをレンズ21−4に入射する。
このように、SOAアレイ10の光ビーム出射端面とレンズアレイ20のレンズ主面とを平行に配置し、各SOAから斜めに出射される光ビームの出射点とレンズ中心線とを一致させて、レンズに光ビームを入射させる。
これにより、レンズアレイ20で複数チャネルの平行光が生成されることになり、後段に配置される、図示しない光ファイバアレイへの光結合損失の劣化を抑制することが可能になる。また、従来のような段差を設けたアレイ構造が不要であるので、製造コストの削減を図ることも可能になる。
次に集光レンズアレイおよび光ファイバアレイを含む光モジュールの構成について説明する。図2は光モジュールの構成例を示す図である。光モジュール1−1は、SOAアレイ10、レンズアレイ20、集光レンズアレイ30および光ファイバアレイ40を備え、4チャネルの光結合を行う場合の構成例としている。
集光レンズアレイ30は、複数(ここでは4チャネル)の集光レンズが配列したレンズアレイであって、レンズアレイ20の各レンズから出射した平行ビームを光ファイバに集光する。光ファイバアレイ40は、例えば、SMF(Single Mode Fiber)の光ファイバが複数(ここでは4チャネル)配列した光ファイバアレイである。
光モジュール1−1では、SOAアレイ10とレンズアレイ20の光結合部分、または集光レンズアレイ30と光ファイバアレイ40の光結合部分において、レンズの中心から外れた片側の面の位置に、すべての光ビームが通過する。
また、各素子の配置は、レンズアレイ20と集光レンズアレイ30とは対にして配置する。このとき、レンズアレイ20の焦点と集光レンズアレイ30の焦点とが一致するように配置して、共焦点系で光結合を行っている。
さらに、SOAアレイ10の出射端面に対して、レンズアレイ20のレンズ主面、集光レンズアレイ30のレンズ主面および光ファイバアレイ40の入射端面を平行に配置する。平行配置することにより、各チャネルの素子の光結合損失のばらつきを抑制する。
さらにまた、光ファイバアレイ40の各光ファイバの入射点を、集光レンズアレイ30の各集光レンズの中心線の位置に一致させるように配置する。これにより、集光レンズと光ファイバとの光結合損失を抑制する。
ここで、レンズアレイ20は、表面と裏面とはどちらかが平板構造であって、例えば、表面を凸部とし、裏面を平板部とする。また、集光レンズアレイ30は、表面と裏面とはどちらかが平板構造であって、例えば、表面を凸部とし、裏面を平板部とする。
光モジュール1−1では、レンズアレイ20の凸部をSOAアレイ10側に向け、平板部を光ファイバアレイ40側に向けて配置している。また、集光レンズアレイ30の凸部を光ファイバアレイ40側に向け、平板部をSOAアレイ10側に向けて配置している。
図3は光モジュールの構成例を示す図である。光モジュール1a−1は、SOAアレイ10、レンズアレイ20、集光レンズアレイ30および光ファイバアレイ40を備える。図2と異なる点は、レンズアレイ20と集光レンズアレイ30の配置向きが異なることである。
光モジュール1a−1では、レンズアレイ20の平板部をSOAアレイ10側に向け、凸部を光ファイバアレイ40側に向けて配置している。また、集光レンズアレイ30の平板部を光ファイバアレイ40側に向け、凸部をSOAアレイ10側に向けて配置している。
図2で示した光モジュール1−1の配置構成の場合、レンズアレイ20や集光レンズアレイ30の平板部において反射が生じて反射戻り光が生じるおそれがある。これに対し、図3に示した光モジュール1a−1のような配置構成にすることで、レンズアレイ20や集光レンズアレイ30の平板部で生じる反射を低減させることができる。
次にアレイ・アイソレータを有する光モジュールについて説明する。図4は光モジュールの構成例を示す図である。光モジュール1−2は、SOAアレイ10、レンズアレイ20、集光レンズアレイ30、光ファイバアレイ40およびアレイ・アイソレータ70を備える。
アレイ・アイソレータ70は、複数の光アイソレータが配列してアレイ構造を持つデバイスであり、レンズアレイ20と集光レンズアレイ30との間に配置される。なお、光アイソレータは、図の矢印方向にのみ所要の光を通して、逆方向には光は通さないデバイスである。
アレイ・アイソレータ70を有することにより、光モジュール1−2の外部で生じた反射戻り光をブロックすることができる。具体的には、光ファイバアレイ40より出力した信号光がシステム内で反射する可能性がある場合、その反射戻り光をSOAアレイ10に入射することをブロックすることが可能である。
次に光モジュール1の構成で平行光が生成される理由について説明する。図5はLDとレンズとの光結合を示す図である。LD51の出射端面とレンズ52のレンズ主面とを平行に配置し、LD51の出射ビームの広がり角の中心を、レンズ52の中心線に一致させる。
すると、LD51の端面から垂直に出射された光ビームは、ビームの広がり角に関わらず、レンズ52を通ることによりすべて平行に絞られて、レンズ52から平行光が出射される。
図6はSOAとレンズとの光結合を示す図である。図5で示した構成に着目し、SOA11の出射端面とレンズ21のレンズ主面とを平行に配置し、SOA11から斜めに出射されている光ビームの出射点をレンズ21の中心線に一致させて、SOA11からの出射光をレンズ21の片側面に入射させる。この場合、レンズ21の焦点位置とSOA21の出射点とを一致させる。
このような配置にすることで、SOA11から斜めに出射された光ビームについても、広がり角のすべての成分がレンズ21で平行に集光され、レンズ21から平行光が出射されることになる。なお、ここでの説明では、単チャネルの構成を例に挙げて説明したが、複数チャネルのアレイ構成についても同様である。
次にレンズアレイ20のレンズ21の特徴について説明する。レンズ21には球面収差のない無収差レンズ(または球面収差の小さな低収差レンズ)を用いる。まず、球面収差について説明する。なお、収差とは、光学系の結像の不完全さの結果として生じる性能的な誤差であり、理想像からの像の幾何光学的なずれのことをいう。光学系の収差の1つに球面収差がある。
球面収差は、光軸に対し種々の平行光線束が光学系に入射したとき、その対応した像点が1点に結像しない現象と定義される(簡単には、球面の位置によって焦点位置が異なる現象である)。
図7は球面レンズの光線経路を示す図である。球面レンズ52aは、球面の部分が真球の一部になっているレンズであり、製造コストが安く量産型のレンズである。ただし、球面レンズ52aは、球面収差を持っており、球面の中心付近は収差が少なく、中心から離れるにしたがって収差が大きくなるといった特性を有する。
このような球面レンズ52aに光を入射させる場合を考える。LD51の出射点と、球面レンズ52aの中心とを一致させて、LD51からの出射光を球面レンズ52aに入射する。このとき、球面レンズ52aには球面収差があるために、球面の中心付近は収差が少ないので平行光が生成されるが、中心から離れるにしたがって収差が大きく屈折率が大きくなって、光線経路が内側に曲げられ、平行光が生成されなくなる。
図8は無収差レンズの光線経路を示す図である。無収差レンズ52bでは、球面レンズの曲率半径を大きくして、球面のすべての点で平行光が得られるように製造した非球面レンズである。
LD51の出射点と、無収差レンズ52bの中心とを一致させて、LD51からの出射光を無収差レンズ52bに入射する。このとき、無収差レンズ52bは、球面収差がないために、すべての光線が平行に集光され、平行光が出射されることになる。光モジュール1では、レンズアレイ20のレンズ21として、上記のような球面収差のない(または球面収差の小さなレンズ)レンズを用いるものである。
一方、レンズアレイ20の他の特徴としては、レンズの中心ほど屈折率が高くなる分布屈折率型レンズをアレイ化したものを用いる。分布屈折率型レンズを用いることにより、SOA11から斜めに入射した光ビームの反射を低減させることができる。
また、レンズアレイ20の材料としては、低融点ガラスを用いる。低融点ガラスは、ガラスの流動性が高いので、複数レンズをアレイ化する際に容易に製造することが可能である。
次にレンズの蹴られ(shading、eclipse)とNA(Numerical Aperture:開口数)について説明する。図9は蹴られが生じる様子を示す図である。SOA11から斜めに出射された光ビームをレンズ2に入射させる場合、光ビームの広がり角により、図9に示すようにレンズ2から光がはみ出す部分、いわゆる「蹴られ」の部分が発生するおそれがある。
蹴られとは、光学系を通過する有効光線束が遮られる現象である。レンズとして機能する面以外に光が当たることにより蹴られが生じ、その部分では光を取り込めないので光量が減少することになる。
図10は高NAのレンズによる光結合を示す図である。NAとは、レンズの光学性能を表す指標の1つであり、レンズに入射または出射する光線束の最大錐角の半角の正弦で表される。NAが大きいレンズほど、光を多く取り込むことができる。
図11にNAを示す。nを物体空間の媒質の屈折率、θを物体空間の媒質でのレンズ21に対する最大錐角の半角とすると、NAは式(1)で表せる。
NA=n・sinθ・・・(1)
レンズ21は、SOA11からの出射光をできるだけ多く取り込んで、蹴られによる光結合損失劣化を防ぐことが重要となる。このためには、レンズ21のNAを大きくする必要がある。NAを大きくするためには、式(1)からθを大きくすればよいので、焦点距離を短くするか、レンズ系を大きくとればよい。
図10のレンズ21の場合は、図9のレンズ2と比べて、レンズ系は変わらないが、レンズ21のレンズ面のふくらみ量を大きくして焦点距離を短くすることで、NAの値を大きくしている。このような高NAのレンズ21を使用することで、蹴られの発生を防止する。
次にSOA11から出射される光ビームのビーム中心線(以下、光ビーム中心線)の傾斜角の範囲について説明する。図12は光ビーム中心線の傾斜角を示す図である。図13は光ビーム中心線の傾斜角と反射減衰量との関係を示す図である。横軸は光ビームの傾斜角(φ)であり、縦軸はSOA端面の反射減衰量(dB)である。
最初に光ビーム中心線の傾斜角φの下限値について求める。SOAなどの増幅器では、トータルの反射減衰量を、例えば−40dB以下に抑えることが指標となる。SOA11の出射端面には、上述したように、ARコートが添付され、ARコートによる反射減衰量は−30〜−35dBが可能である。したがって、−40dBまで下げるためには、あと−5〜−10dBの低減が必要となる。
SOA11の光ビーム中心線の傾斜角とSOA端面の反射減衰量の関係は、図13のグラフg1となる(上述の非特許文献1の記載事項の計算にもとづき得られる)。グラフg1から、−5dB以下の反射減衰量を得るためには、光ビーム中心線の傾斜角φを16度以上にすればよいことがわかる。
次に光ビーム中心線の傾斜角φの上限値について求める。SOA端面の反射減衰量を低減させるためには、光ビーム中心線の傾斜角φを大きくすればよいが、傾斜角φが大きすぎると、今度は、レンズの蹴られによる光損失が起こるため、これを抑えるための傾斜角の上限を決める必要がある。
近年のレンズでは、レンズのNAとして0.85程度に大きなものが得られるようになっており、この場合、レンズの入射見込み角度をθ1とすると、入射見込み角θ1は、式(1)からおよそ58度(=sin-1(1・0.85))に相当する。
一方、SOA11の光ビーム強度の1/e2の広がりの片側角度をθ2とすると、近年の広がり角が小さいデバイスにおいては、θ2は16度程度である。したがって、これらの条件のもとで、光ビーム中心線の傾斜角φの最大の角度は、58度−16度=42度となる。以上のことから、光ビーム中心線の傾斜角φの範囲は、16°≦φ≦42°となり、この範囲で光ビームを出射するSOAが対象となる。なお、レンズの開口数で規定される入射見込み角は、一般的に記すと、傾斜角φと、光ビームの広がりの片側の角度θ2との和以上に設定することになる。
上述の1/e2について簡単に説明する。図14はスポットサイズを説明するための図である。光ビームの広がり分布は、通常、正規分布で近似されることで、光ビームの広がりの度合いを表す。この場合、正規分布のピークパワーの1/e2の半値をスポットサイズ(ω)といい、−ωから+ωまでの2ωの領域のパワーが全体パワーの約95.45%を占める。
光ビームの広がりのうち、どの程度までの広がりを考慮すればよいかを考える場合、このスポットサイズに相当する広がり分までを捉えられるように設計されるものである。なお、発光点からの放射角をθa、波長をλ、スポットサイズをωとすると、以下の式(2)の関係が得られる。
θa=tan-1(λ/π・ω)・・・(2)
次にSOA11内の光導波路の傾斜角について説明する。上記ではSOA11から出射される光ビーム中心線の傾斜角についての範囲を示したが、ここでは、SOA11内の光導波路の傾斜角の範囲について上記と同様な考えで導く。
図15は光導波路の傾斜角を示す図である。図16は光導波路の傾斜角と反射減衰量との関係を示す図である。横軸は光導波路の傾斜角(φa)であり、縦軸はSOA端面の反射減衰量(dB)である。
最初に光導波路の傾斜角φaの下限値を求める。SOAなどの増幅器では、トータル反射減衰量を例えば、−40dB以下に抑えることが指標となり、SOAの出射端面には、ARコートが添付されて、ARコートにより−30〜−35dBの反射減衰量が得られる。したがって、−40dBまで下げるためには、あと−5〜−10dBの低減が必要となる。
SOA11の光導波路Lの傾斜角φaとSOA端面の反射減衰量の関係は、図16のグラフg2となる。グラフg2から、−5dB以下の反射減衰量を得るためには、光導波路の傾斜角φaを5度以上にすればよいことがわかる。
次に光導波路Lの傾斜角φaの上限値を求める。SOA端面の反射減衰量を低減させるためには、光導波路Lの傾斜角φaを大きくすればよいが、傾斜角φaが大きすぎると、今度は、レンズの蹴られによる光損失が起こるため、これを抑えるための傾斜角φaの上限を決める必要がある。
レンズのNAを0.85とし、このときのレンズの入射見込み角度をθ1とすると、見込み角θ1は、およそ58度(=sin-1(1・0.85))に相当する。一方、SOA11の光ビーム強度の1/e2の広がり角度をθ2とすると、θ2は16度程度である。このため、光ビーム中心線の傾斜角φの最大の角度は58度−16度=42度となる。
したがって、SOA11の光導波路Lの屈折率をnとしたときに、スネルの法則から、n・sinφa=1・sin(42°)となるので、φa=12°が得られる。以上のことから、光導波路Lの傾斜角φaの範囲は、5°≦φa≦12°となり、SOA端面の垂直線に対して、この範囲の傾斜角φaの光導波路Lを有するSOAが対象となる。
次に光モジュール1の効果について説明する。図17は光モジュール6の内容を示す図であり、図18は光モジュール6−1、6−2の内容を示す図である。また、図19は光モジュール1の効果を示す図である。
図17において、図27で示した従来構成の光モジュール6では、製造コストは増大しないが、SOAアレイ61aからの出射ビームが、レンズアレイ62aの各レンズの中心に対して傾いて入射するため、レンズアレイ62aにおいて平行光が生成されず、後段に配置される、光ファイバアレイに対する光結合の損失が大きく劣化する。
図18において、図29、図30で示した従来構成の光モジュール6−1、6−2では、SOAの出射光の中心ビームをレンズの中心線に平行にして一致させるようにして、SOAとレンズとを配置することにより、レンズからは平行光が出射されることになり、光結合損失の劣化を抑制することが可能になる。
しかし、このような配置にするためのアレイ構造とするには、SOAアレイ61−1またはレンズアレイ62−1のような歪な形状となり、このような段差を付けるための製造が難しく、また、SOAアレイ61−1やレンズアレイ62−1の部品製造コストが大幅に増大する
これらに対し、図19に示す光モジュール1では、SOAアレイ10の光ビーム出射端面とレンズアレイ20のレンズ主面とを平行に配置し、各SOAから斜めに出射されている光ビームの出射点とレンズ中心線とを一致させて、レンズに光ビームを入射させる。これにより、レンズアレイ20で複数チャネルの平行光が生成されるので、後段に配置される光ファイバアレイへの光結合損失の劣化を抑制することが可能になる。
また、SOA単体素子を平行に連ねて配列してアレイ化し、レンズ単体も平行に連ねて配列してアレイ化すればよいので、製造が容易であり、製造コストの低減が可能である。このように、低損失化と低コスト化を両立するのは光モジュール1であることがわかり、実測の結果、光結合損失で2倍以上であり、見積もりの結果、コストで5倍以上の差が得られた。
次に光モジュール1の変形例について説明する。図20、図21は光モジュールの変形例を示す図である。光モジュール1aは、SOAアレイ11とレンズアレイ20aを備える。レンズアレイ20aは、表面と裏面の両面に対して、レンズの凸部が形成されているレンズアレイである。
また、表面の凸部の位置と裏面の凸部の位置がレンズ基板面に対して鉛直真裏に配置されず、レンズに入射した後のレンズ基板における斜めビームの屈折量に合わせて、ビームの斜め角度θcとレンズ基板厚みtの積に相当する量dだけ、アレイ方向にレンズの凸の中心をシフトさせている構造を有している。
レンズの凸部の中心のシフト量は、以下の式(3)で表せる。
d=t・tanθc・・・(3)
このように、表面と裏面とが共に凸部であるレンズアレイを用いる場合は、表面凸部の中心と裏面凸部の中心をずらしたレンズアレイ20aを用いることにより、効率よく平行光を生成することができる。
次に光モジュール1を適用したSOAアレイモジュールの構成について説明する。図22はSOAアレイモジュールの構成例を示す図である。SOAアレイモジュール1bは、メインパッケージm1とサブパッケージs1a、s1bとから構成されるモジュールである。
メインパッケージm1の内部には、SOAアレイ10、SOAキャリア10a、レンズ20a−1、20b−1(レンズアレイ20のレンズに該当)、サーミスタ14、ペルチェ素子15、気密封止用窓16a、16b、ファンナウト(fan out)型端子部19a、19bが配置される。
ここで、SOAキャリア10aの電極ピッチと、メインパッケージm1のセラミック端子ピッチとは大きく異なるため、一般的には、ピッチを整合するためのファンナウト型端子部19a、19bをSOAキャリア10aとメインパッケージm1のセラミック端子の間に挿入する。図では、ファンナウト型端子部19a、19bが、SOAキャリア10aの両側に配置され、ストリップラインで接続している状態を図示してある。
また、メインパッケージm1内では、レンズ20a−1、20b−1を、SOAアレイ10の近傍にペルチェ素子15とともに配置し、気密封止用窓16a、16bで封止して、SOAアレイ10を水分や酸素から遮断している。
さらに、気密封止用窓16a、16bを通してメインパッケージm1の外側には、サブパッケージs1a、s1bが取り付けられる。サブパッケージs1aは、反射防止用の光アイソレータ18a、集光レンズ30a−2、光ファイバアレイ40a、溶接固定用スリーブ17aを含み、サブパッケージs1bは、反射防止用の光アイソレータ18b、集光レンズ30b−2、光ファイバアレイ40b、溶接固定用スリーブ17bを含み、それぞれの部品は位置合わせを行ったあとYAGレーザなどで溶接固定される。
ここで、SOAアレイモジュール1bを製造する際は、型を用いてプレス工程でレンズおよびレンズホルダをつくりあげたものを用いる。また、SOAアレイ10とレンズアレイ20a−1、20b−1とを予め位置合わせして固定して製造する。さらに、集光レンズ30a−2と光ファイバアレイ40aとを予め位置合わせをして固定して製造する。さらにまた、集光レンズ30b−2と光ファイバアレイ40bとを予め位置合わせをして固定して製造する。そして、これらの固定部品のそれぞれの位置合わせを行って、モジュール組立構成を行う。このような組立構成にすることにより、光学系の位置合わせを容易にして製造することが可能になる。
(付記1) 素子端面の垂直線に対し傾斜して光ビームが出射する複数の光素子が配列した光素子アレイと、
複数のレンズが配列したレンズアレイと、
を備え、
前記光素子の前記光ビームの出射点を、前記レンズの中心線の位置に一致させて、前記光ビームを前記レンズに入射する、
ことを特徴とする光モジュール。
(付記2) 前記レンズの開口数で規定される見込み角を、前記光素子から出射される前記光ビームのビーム中心線と前記垂直線とがなす傾斜角度と、前記光ビームの広がりの片側の角度との和以上に設定することを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記3) 前記光素子から出射される前記光ビームのビーム中心線と前記垂直線とがなす傾斜角をφとした場合、傾斜角φの範囲は、16°≦φ≦42°であることを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記4) 前記光素子の内部の光導波路と前記垂直線とがなす傾斜角をφaとした場合、傾斜角φaの範囲は、5°≦φa≦12°であることを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記5) 前記光素子アレイと前記レンズアレイの光結合部分では、前記レンズの中心から外れた片側の面の位置に、前記光素子から出射された光ビームが通過することを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記6) 前記レンズアレイは、前記レンズの中心ほど屈折率が高くなる分布屈折率型レンズをアレイ化した構造を有することを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記7) 前記レンズアレイのレンズの材料は、低融点ガラスを用いることを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記8) 前記レンズアレイは、前記レンズの表面と裏面の両面に、凸部が形成され、表面凸部の中心位置と、裏面凸部の中心位置とが、レンズ基板面に対して鉛直真裏に配置されず、レンズに入射した後のレンズ基板における斜め光ビームの屈折量に合わせて、光ビームの斜め角度とレンズ基板厚みの積に相当する量だけアレイ方向に、前記表面凸部の中心または前記裏面凸部の中心をシフトさせた構造を有することを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記9) 複数の光ファイバが配列した光ファイバアレイと、複数の集光レンズが配列して前記レンズから出射した平行ビームを前記光ファイバに集光する集光レンズアレイと、をさらに有し、
前記光ファイバの入射点を、前記集光レンズの中心線の位置に一致させることを特徴とする付記1記載の光モジュール。
(付記10) 前記光素子アレイの端面に対して、前記レンズアレイのレンズ主面、前記集光レンズアレイのレンズ主面および前記光ファイバアレイの入射端面を平行に配置することを特徴とする付記9記載の光モジュール。
(付記11) 前記レンズアレイの表面と裏面のいずれか一方は平板構造であって、平板構造の面を前記光素子の端面に向けて配置し、
前記集光レンズアレイの表面と裏面のいずれか一方は平板構造であって、平板構造の面を前記光ファイバアレイの端面に向けて配置することを特徴とする付記9記載の光モジュール。
(付記12) 前記レンズアレイと前記集光レンズアレイとの間に、光アイソレータをアレイ化したアレイ・アイソレータが配置することを特徴とする付記9記載の光モジュール。
(付記13) 前記光素子アレイと前記レンズアレイとを予め位置合わせして固定して第1の固定部品を製造し、前記集光レンズアレイと前記光ファイバアレイとを予め位置合わせをして固定して第2の固定部品を製造し、前記第1の固定部品と前記第2の固定部品との位置合わせをすることによって、モジュール組立構成を行うことを特徴とする付記9記載の光モジュール。
(付記14) 前記光素子の光ビーム出射点と前記レンズの光軸を一致させるときに、前記光素子内の光路と前記光軸は一致しないことを特徴とする付記1記載の光モジュール。
1 光モジュール
10 光素子アレイ(SOAアレイ)
11−1〜11−4 光素子(SOA)
20 レンズアレイ
21−1〜21−4 レンズ
s1〜s4 光ビーム出射点
r1〜r4 レンズ中心線

Claims (9)

  1. 素子端面の垂直線に対し傾斜して光ビームが出射する複数の光素子が配列した光素子アレイと、
    複数のレンズが配列したレンズアレイと、
    を備え、
    前記光素子の前記光ビームの出射点を、前記レンズの中心線の位置に一致させて、前記光ビームを前記レンズに入射する、
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記レンズの開口数で規定される見込み角を、前記光素子から出射される前記光ビームのビーム中心線と前記垂直線とがなす傾斜角度と、前記光ビームの広がりの片側の角度との和以上に設定することを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  3. 前記光素子から出射される前記光ビームのビーム中心線と前記垂直線とがなす傾斜角をφとした場合、傾斜角φの範囲は、16°≦φ≦42°であることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  4. 前記光素子の内部の光導波路と前記垂直線とがなす傾斜角をφaとした場合、傾斜角φaの範囲は、5°≦φa≦12°であることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  5. 前記レンズアレイは、前記レンズの表面と裏面の両面に、凸部が形成され、表面凸部の中心位置と、裏面凸部の中心位置とが、レンズ基板面に対して鉛直真裏に配置されず、レンズに入射した後のレンズ基板における斜め光ビームの屈折量に合わせて、光ビームの斜め角度とレンズ基板厚みの積に相当する量だけアレイ方向に、前記表面凸部の中心または前記裏面凸部の中心をシフトさせた構造を有することを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  6. 複数の光ファイバが配列した光ファイバアレイと、複数の集光レンズが配列して前記レンズから出射した平行ビームを前記光ファイバに集光する集光レンズアレイと、をさらに有し、
    前記光ファイバの入射点を、前記集光レンズの中心線の位置に一致させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  7. 前記光素子アレイの端面に対して、前記レンズアレイのレンズ主面、前記集光レンズアレイのレンズ主面および前記光ファイバアレイの入射端面を平行に配置することを特徴とする請求項6記載の光モジュール。
  8. 前記レンズアレイの表面と裏面のいずれか一方は平板構造であって、平板構造の面を前記光素子の端面に向けて配置し、
    前記集光レンズアレイの表面と裏面のいずれか一方は平板構造であって、平板構造の面を前記光ファイバアレイの端面に向けて配置することを特徴とする請求項6記載の光モジュール。
  9. 前記光素子の光ビーム出射点と前記レンズの光軸を一致させるときに、前記光素子内の光路と前記光軸は一致しないことを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
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