JP2011075023A - 油圧回路の馬力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一方の回路系統にゆとりがあるとき、他方の回路系統ではそのゆとりの分を有効に活用できるようにする。
【解決手段】 第1原動機M1に連結した一対の可変容量型ポンプP1,P2の一方の可変容量型ポンプP1を第1回路系統に接続し、他方の可変容量型ポンプP2を第2回路系統に接続する。一方、第2原動機M2に連結した一対の可変容量型ポンプP3,P4の一方の可変容量型ポンプP3を第2回路系統に接続し、他方の可変容量型ポンプP4を第1回路系統に接続するというように、可変容量型ポンプを第1,2回路系統に対してクロスさせて接続している。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1原動機M1に連結した一対の可変容量型ポンプP1,P2の一方の可変容量型ポンプP1を第1回路系統に接続し、他方の可変容量型ポンプP2を第2回路系統に接続する。一方、第2原動機M2に連結した一対の可変容量型ポンプP3,P4の一方の可変容量型ポンプP3を第2回路系統に接続し、他方の可変容量型ポンプP4を第1回路系統に接続するというように、可変容量型ポンプを第1,2回路系統に対してクロスさせて接続している。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ポンプの出力を設定した範囲内に制御する油圧回路の馬力制御装置に関する。
この種の装置として図2に示したものが従来から知られている。この従来の装置は、第1シリンダ1を制御する一方の回路系統と、第2シリンダ2を制御する他方の回路系統とを備えている。
そして、上記第1シリンダ1には一対の切換弁3,4を並列に接続するとともに、これら切換弁3,4のそれぞれには可変容量型ポンプ5,6を個別に接続している。このようにした可変容量型ポンプ5,6のそれぞれは馬力一定制御機構7,8に連係するとともに、上記一対の可変容量型ポンプ5,6は第1電動モータM1に連結している。
そして、上記第1シリンダ1には一対の切換弁3,4を並列に接続するとともに、これら切換弁3,4のそれぞれには可変容量型ポンプ5,6を個別に接続している。このようにした可変容量型ポンプ5,6のそれぞれは馬力一定制御機構7,8に連係するとともに、上記一対の可変容量型ポンプ5,6は第1電動モータM1に連結している。
上記第2シリンダ2には一対の切換弁9,10を並列に接続するとともに、これら切換弁9,10のそれぞれには可変容量型ポンプ11,12を個別に接続している。このようにした可変容量型ポンプ11,12のそれぞれは馬力一定制御機構13,14に連係するとともに、上記一対の可変容量型ポンプ11,12は第2電動モータM2に連結している。
上記馬力一定制御機構7,8は、ポンプ5,6の合計吐出量Qと第1シリンダ1の負荷圧Pとで決まるPQの値が設定範囲内になるように制御し、上記馬力一定制御機構13,14は、ポンプ11,12の合計吐出量Qと第2シリンダ2の負荷圧Pとで決まるPQの値が設定範囲内になるように制御するものである。
そして、上記PQの設定値は、第1,2電動モータM1,M2の出力と、これら第1,2電動モータM1,M2とポンプ5,6,11,12とを連結するシャフト15,16の剛性とによって決められるものである。
そして、上記PQの設定値は、第1,2電動モータM1,M2の出力と、これら第1,2電動モータM1,M2とポンプ5,6,11,12とを連結するシャフト15,16の剛性とによって決められるものである。
上記のようにした従来の馬力制御装置は、例えば、第1回路系統の第1シリンダ1のみを作動させ、第2回路系統の第2シリンダ2を作動させていない状態でも、第1回路系統のポンプ5,6の出力は、上記第1電動モータM1の出力とシャフト15の剛性で決められる制御範囲に抑えられてしまう。言い換えると、装置全体から見れば、第2回路系統側に余裕がある場合に、そのゆとりを第1回路系統側に活用できないという問題があった。
この発明の目的は、第1,2回路系統の一方の馬力制御にゆとりがある場合に、他方の回路系統にそのゆとりを活用できる馬力制御装置を提供することである。
この発明は、1または複数のアクチュエータを制御する第1回路系統と、1または複数のアクチュエータを制御する第2回路系統と、第1原動機に連結するとともに馬力一定制御機構に連係した一対の可変容量型ポンプと、第2原動機に連結するとともに馬力一定制御機構に連係した一対の可変容量型ポンプとを備えている。そして、上記第1回路系統には、上記第1原動機に連結した一方の可変容量型ポンプと、第2原動機に連結した他方の可変容量型ポンプとを接続するとともに、第1原動機に連結してなる上記一方の可変容量型ポンプに接続した切換弁と第2原動機に連結してなる上記他方の可変容量型ポンプに接続した切換弁とを、上記第1回路系統の制御対象である特定のアクチュエータに対して並列に接続している。さらに、上記第2回路系統には、上記第1原動機に連結した他方の可変容量型ポンプと、第2原動機に連結した一方の可変容量型ポンプとに接続するとともに、第1原動機に連結してなる他方の可変容量型ポンプに接続した切換弁と第2原動機に連結してなる一方の可変容量型ポンプに接続した切換弁とを、上記第2回路系統の制御対象である特定のアクチュエータに対して並列に接続している。
第2の発明は、上記第1原動機に連結した一対の可変容量型ポンプの各馬力一定制御機構は、一方の可変容量型ポンプ側の馬力をaとし、他方の可変容量型ポンプ側の馬力をbとしたとき、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する構成にし、上記第2原動機に連結した一対の可変容量型ポンプの各馬力一定制御機構は、一方の可変容量型ポンプ側の馬力をaとし、他方の可変容量型ポンプ側の馬力をbとしたとき、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する構成にしている。
第1,2の発明の馬力制御装置によれば、第1原動機に連結した一対の可変容量型ポンプの一方の可変容量型ポンプを第1回路系統に接続し、他方の可変容量型ポンプを第2回路系統に接続する一方、第2原動機に連結した一対の可変容量型ポンプの一方の可変容量型ポンプを第2回路系統に接続し、他方の可変容量型ポンプを第1回路系統に接続するというように、可変容量型ポンプを第1,2回路系統に対してクロスさせて接続しているので、一方の回路系統にゆとりがあるとき、他方の回路系統ではそのゆとりの分を有効に活用することができる。
図1に示した実施形態は、第1シリンダC1を制御する一方の回路系統と、第2シリンダC2を制御する他方の回路系統とを備えている。
また、この発明の第1原動機である第1電動モータM1には、可変容量型ポンプP1,P2を、シャフト17を介して連結し、第2原動機である第2電動モータM2には、可変容量型ポンプP3、P4を、シャフト18を介して連結している。
また、この発明の第1原動機である第1電動モータM1には、可変容量型ポンプP1,P2を、シャフト17を介して連結し、第2原動機である第2電動モータM2には、可変容量型ポンプP3、P4を、シャフト18を介して連結している。
上記のようにした可変容量型ポンプP1〜P4のそれぞれには、馬力一定制御機構19〜22を連携しているが、馬力一定制御機構19,20は、ポンプP1,P2の合計吐出量Qと第1,2シリンダC1,C2の合計負荷圧Pとで決まるPQの値が設定範囲内になるように制御する。また、上記馬力一定制御機構21,22は、ポンプP3,P4の合計吐出量Qと第1,2シリンダC1,C2の合計負荷圧Pとで決まるPQの値が設定範囲内になるように制御するものである。
上記PQの設定値は、第1,2電動モータM1,M2の出力と、これら第1,2電動モータM1,M2とポンプP1,P2およびP3,P4とを連結するシャフト17,18の剛性とによって決められるものである。
そして、上記馬力一定制御機構19,20は、それらが相まってポンプP1,P2の出力を制御するように互いに連係している。すなわち、ポンプP1側の馬力をaとし、ポンプP2側の馬力をbとすると、馬力一定制御機構19,20は、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する。
そして、上記馬力一定制御機構19,20は、それらが相まってポンプP1,P2の出力を制御するように互いに連係している。すなわち、ポンプP1側の馬力をaとし、ポンプP2側の馬力をbとすると、馬力一定制御機構19,20は、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する。
また、上記馬力一定制御機構21,22は、それらが相まってポンプP3,P4の出力を制御するように互いに連係している。すなわち、ポンプP3側の馬力をaとし、ポンプP4側の馬力をbとすると、馬力一定制御機構19,20は、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する。
そして、第1電動モータM1に連結したポンプP1は切換弁23に接続し、第2電動モータM2に連結したポンプP4は切換弁24に接続するとともに、これら切換弁23,24を、第1回路系統の第1シリンダC1に対して並列に接続している。
また、第1電動モータM1に連結したポンプP2は切換弁25に接続し、第2電動モータM2に連結したポンプP3は切換弁26に接続するとともに、これら切換弁25,26を、第2回路系統の第2シリンダC2に対して並列に接続している。
また、第1電動モータM1に連結したポンプP2は切換弁25に接続し、第2電動モータM2に連結したポンプP3は切換弁26に接続するとともに、これら切換弁25,26を、第2回路系統の第2シリンダC2に対して並列に接続している。
この実施形態は上記のように構成したので、例えば、第1回路系統の第1シリンダC1の負荷が大きく、第2回路系統の第2シリンダC2の負荷が小さいときに、馬力一定制御機構19,20および21,22は、第2シリンダC2の負荷が小さい分だけ、第1シリンダC1に対する限界出力値が相対的に大きくなる。したがって、第1シリンダC1は相対的に大きくなった限界出力値の範囲内で作動できることになる。
なお、上記実施形態の説明では、第1,2回路系統に1台のアクチュエータのみを接続したが、各回路系統には複数のアクチュエータを接続し、それら各アクチュエータに、可変容量型ポンプP1,P4あるいはP2,P3に接続した切換弁を並列に接続してもよいこと当然である。また、上記第1,2原動機としては、電動モータに限定されるものではなく、エンジン等であってもよい。
可変容量型ポンプを複数台用いる大型の建設機械に最適である。
M1 第1原動機である第1電動モータ
M2 第2原動機である第2電動モータ
C1 第1シリンダ
C2 第2シリンダ
P1〜P4 可変容量型ポンプ
19〜22 馬力一定制御機構
23〜26 切換弁
M2 第2原動機である第2電動モータ
C1 第1シリンダ
C2 第2シリンダ
P1〜P4 可変容量型ポンプ
19〜22 馬力一定制御機構
23〜26 切換弁
Claims (2)
- 1または複数のアクチュエータを制御する第1回路系統と、1または複数のアクチュエータを制御する第2回路系統と、第1原動機に連結するとともに馬力一定制御機構に連係した一対の可変容量型ポンプと、第2原動機に連結するとともに馬力一定制御機構に連係した一対の可変容量型ポンプとを備え、上記第1回路系統には、上記第1原動機に連結した一方の可変容量型ポンプと、第2原動機に連結した他方の可変容量型ポンプとを接続するとともに、第1原動機に連結してなる上記一方の可変容量型ポンプに接続した切換弁と第2原動機に連結してなる上記他方の可変容量型ポンプに接続した切換弁とを、上記第1回路系統の制御対象である特定のアクチュエータに対して並列に接続し、上記第2回路系統には、上記第1原動機に連結した他方の可変容量型ポンプと、第2原動機に連結した一方の可変容量型ポンプとに接続するとともに、第1原動機に連結してなる他方の可変容量型ポンプに接続した切換弁と第2原動機に連結してなる一方の可変容量型ポンプに接続した切換弁とを、上記第2回路系統の制御対象である特定のアクチュエータに対して並列に接続してなる油圧回路の馬力制御装置。
- 上記第1原動機に連結した一対の可変容量型ポンプの各馬力一定制御機構は、一方の可変容量型ポンプ側の馬力をaとし、他方の可変容量型ポンプ側の馬力をbとしたとき、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する構成にし、上記第2原動機に連結した一対の可変容量型ポンプの各馬力一定制御機構は、一方の可変容量型ポンプ側の馬力をaとし、他方の可変容量型ポンプ側の馬力をbとしたとき、両者相まって、a/(a+b)+b/(a+b)=1の関係を満足するように作動する構成にした請求項1記載の油圧回路の馬力制御装置。
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JP2009227073A JP2011075023A (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 油圧回路の馬力制御装置 |
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Citations (2)
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JP2000055005A (ja) * | 1998-08-05 | 2000-02-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧駆動装置 |
JP2001227504A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 走行油圧制御装置 |
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2009
- 2009-09-30 JP JP2009227073A patent/JP2011075023A/ja active Pending
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