JP2011074676A - トンネルの構築工法及びその構築工法にて構築されたトンネル - Google Patents

トンネルの構築工法及びその構築工法にて構築されたトンネル Download PDF

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Abstract

【課題】地質の影響を受けることなく、経済性に優れたトンネルの構築工法及びその工法にて構築されたトンネルを提供する。
【解決手段】新たなトンネル1は、既設トンネル3を拡幅した拡幅トンネル部4と、この拡幅トンネル部4より分岐した分岐トンネル部5と、から構成される。拡幅トンネル部4は、断面の大きさが一定である第一区間Mと、断面の大きさが次第に大きくなる第二区間Nと、から構成される。また、拡幅トンネル部4の終点である所定の地点6より地山Eの深部に向かっては、拡幅トンネル部4内から所定の角度で分岐するように分岐トンネル部5を構築する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既設トンネルを利用して新たなトンネルを構築するトンネルの構築工法及びその構築工法にて構築されたトンネルに関する。
近年、車の通行量増加による渋滞を緩和するために、既設トンネルと並行するように新たなトンネルを構築したり、既設トンネルを拡幅したりして、車線を増加させる工事が行われている。
既設トンネルと並行するように新たなトンネルを構築する場合には、一般的に、図9に示すように、既設トンネルに影響を与えない距離、例えば、20m以上離れた位置に新たなトンネルを構築する。
また、特許文献1には、既設トンネルに接続される新たなアプローチトンネルを構築する方法として、シールド機で徐々に既設トンネルに近づきながら、既設トンネルの側部を貫通させることにより、アプローチトンネルを構築する方法が開示されている。
また、既設トンネルを拡幅する方法として、特許文献2には、既設トンネル内全線にわたってプロテクタを設置し、そのプロテクタ内に車を走行させながら、既設トンネルの内周面の地盤を掘削してトンネルを拡幅する方法が開示されている。
特開2005−60968号公報 特開2002−4756号公報
しかしながら、上述した各方法には、それぞれ次のような問題点があった。
既設トンネルと並行するように新たなトンネルを構築する方法では、新たなトンネル用道路Aを造るための用地(図9中のハッチング部分)を買収しなければならないが、特に、公共事業では用地買収に多大な時間と費用がかかってしまう。
また、特許文献1に記載の方法では、シールド機を利用しているので、硬い地盤の地山を掘削できない。
さらに、特許文献2に記載の方法では、高価なプロテクタを既設トンネル内全線にわたって設置するため、施工費が高くなる。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、地質の影響を受けることなく、経済性に優れたトンネルの構築工法及びその工法にて構築されたトンネルを提供することを目的とする。
本発明は、既設トンネルを利用して新たなトンネルを地山内に山岳工法にて構築するトンネルの構築工法において、
前記既設トンネルの一端側坑口から前記地山内の所定の地点までは、前記既設トンネルを拡幅することにより、前記既設トンネルよりも大きい断面を有する拡幅トンネル部を構築し、
前記所定の地点から前記新たなトンネルの到達側坑口までは、前記拡幅トンネル部より分岐する分岐トンネル部を構築することを特徴とする。
本発明によれば、既設トンネルの一端側坑口を拡幅してその拡幅した部分を新たなトンネルの坑口とすることにより、図9に示すように、従来の既設トンネルに並行するように新たなトンネルを構築する場合に比べて、新たなトンネル用道路Aを造るための買収用地が狭くてすむので、用地買収に係る時間と費用を低減することができる。
また、所定の地点から新たなトンネルの到達側坑口までは、既設トンネルより分岐する分岐トンネル部を新たに構築するため、既設トンネル内での作業が無くなり、既設トンネル内を安全に車両を走行させることができる。
また、拡幅部及び分岐トンネル部を山岳工法で構築するので、軟弱な地盤だけでなく、硬い地盤の地山にも新たなトンネルを構築することができる。
また、本発明において、前記一端側坑口から前記所定の地点までの前記既設トンネル内にプロテクタを設置して、前記既設トンネル内を通行可能な状態にすることとしてもよい。
本発明によれば、既設トンネルの一端側坑口から地山内の所定の地点までは、既設トンネル内にプロテクタを設置して既設トンネルの拡幅作業を行うため、車両の通行止めはプロテクタを設置する短い期間ですみ、設置後は、車両を走行させながら拡幅作業を実施することができる。
また、プロテクタを設置するのは、既設トンネルの一端側坑口から地山内の所定の地点までなので、既設トンネル全線にプロテクタを設置する場合よりも、経済性に優れる。
また、本発明において、前記分岐トンネル部が前記既設トンネルの幅方向に所定の距離以上離れたら、前記分岐トンネル部を前記既設トンネルに対して並行するように構築することとしてもよい。
また、本発明は、既設トンネルを利用して新たなトンネルを地山内に山岳工法にて構築するトンネルの構築工法において、
前記既設トンネルの一端側坑口から前記地山内の所定の一端側地点までは、前記既設トンネルを拡幅することにより、前記既設トンネルよりも大きい断面を有する一端側拡幅トンネル部を構築する第一の拡幅工程と、
前記既設トンネルの他端側坑口から前記地山内の所定の他端側地点までは、前記既設トンネルを拡幅することにより、前記既設トンネルよりも大きい断面を有する他端側拡幅トンネル部を構築する第二の拡幅工程と、
前記所定の一端側地点から前記所定の他端側地点までは、両端部がそれぞれ前記一端側拡幅トンネル部及び前記他端側拡幅トンネル部より分岐した新たな分岐トンネル部を構築する分岐トンネル構築工程と、を備えること特徴とする。
また、本発明において、前記第一の拡幅工程を実施した後に、前記分岐トンネル構築工程及び前記第二の拡幅工程を実施することとしてもよい。
本発明によれば、第一の拡幅工程を実施した後に、分岐トンネル構築工程を実施しながら第二の拡幅工程を実施することにより、迎え堀りを行うこととなるので、施工期間を大幅に短縮することができる。したがって、施工費を低減することができる。
また、本発明において、前記第一の拡幅工程及び前記第二の拡幅工程を実施した後に、前記分岐トンネル構築工程を実施することとしてもよい。
本発明によれば、第一の拡幅工程を実施しながら第二の拡幅工程を実施することにより、迎え堀りを行うこととなるので、施工期間を大幅に短縮することができる。したがって、施工費を低減することができる。
また、本発明のトンネルは、上述したトンネルの構築工法にて構築されたことを特徴とする。
本発明によれば、地質の影響を受けることなく、経済性に優れたトンネルの構築工法及びその工法にて構築されたトンネルを提供できる。
本発明の第一実施形態に係るトンネルの構築工法にて構築した新たなトンネルを示す平面図である。 図1のA−A’断面図である。 図1のB−B’断面図である。 図1のC−C’断面図である。 図1のD−D’断面図である。 図1のF−F’断面図である。 分岐トンネル部の他端側坑口付近を示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係るトンネルの構築工法にて構築した新たなトンネルを示す平面図である。 従来工法にて既設トンネルの側方に新たなトンネルを構築する状態を示す平面図であり、坑口付近の拡大図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。下記の実施形態においては、本発明を道路トンネルに適用した場合について説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、列車用トンネルにも適用可能である。
図1は、本発明の第一実施形態に係るトンネルの構築工法にて構築した新たなトンネル1を示す平面図である。
図1に示すように、トンネル1は、既設トンネル3を拡幅した拡幅トンネル部4と、この拡幅トンネル部4より分岐した分岐トンネル部5と、から構成される。以下に、このトンネル1の構築方法について説明する。最初に、拡幅トンネル部4の構築方法について説明し、次に、分岐トンネル部5の構築方法について説明する。
拡幅トンネル部4は、既設トンネル3の一端側坑口2から所定の地点6までの区間に、既設トンネル3を拡幅することにより構築される。
拡幅作業を行う前に、拡幅トンネル部4の既設トンネル3内にプロテクタ7(図1中の左下がり斜線ハッチング部分)を設置して、車両が既設トンネル3内を走行できるようにする。安全上の観点からプロテクタ7を上記所定の地点6よりもやや坑内側に突出するように長めに設置することが望ましい。
次に、発破や機械掘削等による山岳工法にて、既設トンネル3を拡幅することにより、既設トンネル3よりも大きい断面を有する空間S(後ほど図2に示す)を構築する。
拡幅トンネル部4は、断面の大きさが一定である第一区間Mと、断面の大きさが次第に大きくなる第二区間Nと、から構成される。最初に、第一区間Mの構築方法について説明し、次に、第二区間Nの構築方法について説明する。
図2は、図1のA−A’断面図である。
図2に示すように、一端側坑口2より地山Eの深部に向かって、既設トンネル3を拡幅して、新たな車道8を設置可能な大きさの上記空間Sを有する第一区間Mを構築する。
第一区間Mは、一端側坑口2から地山Eの安定度が低い地層、例えば、未固結層又は風化層を通過する地点まで構築される。
第一区間Mの断面の大きさを一定にする理由は、地山Eの安定度が低い地層内に、断面の大きさが変化する空間Sを構築することは、技術的に可能であるが、落盤等が生ずる可能性が高くなるため、既設トンネル3を活線として利用していることを考慮して、危険性の少ない工法、すなわち、断面の大きさを一定にする工法を選択したためである。
次に、第二区間Nの構築方法について説明する。
図3及び図4は、それぞれ図1のB−B’、C−C’断面図である。
図3及び図4に示すように、第一区間Mの終点より更に地山Eの深部に向かって、既設トンネル3を拡幅して、深部へ進むにつれて断面が次第に大きくなる第二区間Nを構築する。
第二区間Nは、第一区間Mの終点から地山Eの強度が確保できる安定した地層、例えば、中硬岩となりはじめる地点から構築される。これは、地山Eの強度が確保できる安定した地層内であれば、断面の大きさが変化する空間Sを構築しても、安全性を確保できるからである。
第二区間Nの終点付近では、既設トンネル3の側方に分岐トンネル5’(図1参照)を掘削できる程度の大きさの断面を形成する。
上述したように、拡幅トンネル部4のうちの第一区間Mは、安定度が低い地層内に空間Sを安全に構築することを目的として設けられるものであって、第一区間Mと第二区間Nとの境界、すなわち、地山強度境界点6’は、地山E内の安定度が低い地層と強度が確保できる安定した地層との境目に設けられる。なお、この地山強度境界点6’は、地質調査等の結果に基づいて設計等により現場毎に適宜決定される。
図5は、図1のD−D’断面図である。
図5に示すように、上記所定の地点6より更に地山Eの深部に向かって、既設トンネル3の側方に、拡幅トンネル部4より分岐する分岐トンネル部5を山岳工法により、既設トンネル3に対して離間する向きへ(図1参照)所定の角度で構築する。
具体的には、上記所定の地点6では、既設トンネル3から側方へ、例えば、3m離れた位置から分岐トンネル5’の掘削を開始し、既設トンネル3に対して並行するように、かつ、地山Eの深部へ進むにつれて徐々に既設トンネル3より離れるように分岐トンネル部5を構築する。そして、既設トンネル3から側方へ水平距離で、例えば、約20m離れる位置に分岐トンネル5’が到達するまで、上記所定の角度で分岐トンネル5’を掘削する。
図6は、図1のF−F’断面図である。
図6に示すように、分岐トンネル5’が既設トンネル3から約20m離れた位置に到達したら、分岐トンネル5’の向きを変えて、既設トンネル3に対して平行に掘削することにより、分岐トンネル部5を構築する。
そして、分岐トンネル5’の他端側坑口11aを、図7に示すように、既設トンネル3の他端側坑口11bの側方に構築する。
その後、第一区間M内に新たな車道8を敷設し、拡幅した部分をトンネル1の一部として利用する。
最後に、プロテクタ7を撤去し、走行可能な状態とする。
以上説明した本実施形態におけるトンネル1の構築工法によれば、既設トンネル3の一端側坑口2から地山E内の所定の地点6までは、既設トンネル3内にプロテクタ7を設置して既設トンネル3の拡幅作業を行うので、車両の通行止めはプロテクタ7を設置する短い期間ですみ、設置後は、常に車両を走行させながら拡幅作業を実施することができる。さらに、所定の地点6から地山Eの深部へ向かっては、拡幅トンネル部4から分岐される分岐トンネル部5を新たに構築するので、既設トンネル3内を通行止めにすることなく車両を安全に走行させることができる。
また、プロテクタ7を設置するのは、既設トンネル3の一端側坑口2から地山E内の所定の地点6までなので、既設トンネル3全線にプロテクタ7を設置する場合よりも、経済性に優れる。
また、一端側坑口2を拡幅してトンネル1を構築することにより、従来の既設トンネル3に並行するようにトンネルを構築する場合に比べて、新たなトンネル用道路A(図9参照)を造るための買収用地が狭くてすむので、特に、公共事業では、用地買収に係る時間と費用を低減することができる。
また、拡幅トンネル部4及び分岐トンネル部5を山岳工法で構築するので、軟弱な地盤だけでなく、硬い地盤の地山Eにもトンネル1を構築することができる。
なお、本実施形態においては、既設トンネル3から水平方向に約20m離れた位置より分岐トンネル部5を平行に構築した場合について説明したが、この数値に限定されるものではなく、分岐トンネル部5は、分岐トンネル5’の掘削時に既設トンネル3に影響を及ぼさない程度に離れていればよく、地質調査等の結果に基づいて設計等により現場毎に適宜決定される。したがって、分岐トンネル部5を平行に構築することなく、既設トンネル3に対して離間する向きへ上記所定の角度をもって並行するように構築し続けてもよい。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。以下の説明において、第一実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。第二実施形態は、他端側坑口11も一端側坑口2と同様に、既設トンネル3を拡幅工法にて拡幅し、この拡幅した部分を新たなトンネル21の一部として利用するものである。
図8は、本発明の第二実施形態に係るトンネルの構築工法にて構築した新たなトンネル21を示す平面図である。
図8に示すように、トンネル21は、既設トンネル3を拡幅した第1拡幅トンネル部24a及び第2拡幅トンネル部24bと、これらの拡幅トンネル部24a、24b同士を連結する分岐トンネル部25と、から構成される。以下に、この新たなトンネル21の構築方法について説明する。
まず、第1実施形態で示したように、既設トンネル3の一端側坑口2から所定の一端側地点26aまでを、既設トンネル3を拡幅することにより第1拡幅トンネル部24aを構築する(第一の拡幅工程)。
また、既設トンネル3の他端側坑口11から所定の他端側地点26bまで、第1実施形態と同様の工法にて、既設トンネル3を拡幅することにより第2拡幅トンネル部24bを構築する(第二の拡幅工程)。すなわち、第1拡幅トンネル部24aを構築するとともに、第2拡幅トンネル部24bを構築する、いわゆる、迎え堀りを行う。
なお、一端側の地山強度境界点26a’及び他端側の地山強度境界点26b’は、第1実施形態と同様に、地山E内の安定度が低い地層と強度が確保できる安定した地層との境目に設けられる。
第1及び第2拡幅トンネル部24a、24bを構築した後、第1実施形態と同様に、第1及び第2拡幅トンネル部24a、24b内からそれぞれ分岐トンネル25’を掘削し、地山Eの中央部付近で連結して分岐トンネル部25を構築する(分岐トンネル構築工程)。
以上説明した本実施形態におけるトンネル21の構築工法によれば、迎え堀りを行うことにより、施工期間を大幅に短縮することができる。したがって、施工費を低減することができる。
また、一端側坑口2及び他端側坑口11を拡幅して新たなトンネル21を構築することにより、従来の既設トンネル3に並行するようにトンネルを構築する場合に比べて、トンネル21の両側で、新たなトンネル用道路A(図9参照)を造るための買収用地が狭くてすむので、特に、公共事業では、用地買収に係る時間と費用を低減することができる。
さらに、上述した効果に加えて、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態においては、第一の拡幅工程及び第二拡幅工程を実施した後に、分岐トンネル構築工程を実施する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第一の拡幅工程を実施した後に、分岐トンネル構築工程及び第二の拡幅工程を実施してもよい。
1 トンネル
2 一端側坑口
3 既設トンネル
4 拡幅トンネル部
5 分岐トンネル部
5’分岐トンネル
6 所定の地点
6’地山強度境界点
7 プロテクタ
8 新たな車道
11 他端側坑口
11a 新たなトンネルの他端側坑口
11b 既設トンネルの他端側坑口
21 トンネル
24a 第1拡幅トンネル部
24b 第2拡幅トンネル部
25 分岐トンネル部
25’ 分岐トンネル
26a 所定の一端側地点
26b 所定の他端側地点
26a’ 一端側の地山強度境界点
26b’ 他端側の地山強度境界点
E 地山
M 第一区間
N 第二区間
S 空間

Claims (7)

  1. 既設トンネルを利用して新たなトンネルを地山内に山岳工法にて構築するトンネルの構築工法において、
    前記既設トンネルの一端側坑口から前記地山内の所定の地点までは、前記既設トンネルを拡幅することにより、前記既設トンネルよりも大きい断面を有する拡幅トンネル部を構築し、
    前記所定の地点から前記新たなトンネルの到達側坑口までは、前記拡幅トンネル部より分岐する分岐トンネル部を構築することを特徴とするトンネルの構築工法。
  2. 前記一端側坑口から前記所定の地点までの前記既設トンネル内にプロテクタを設置して、前記既設トンネル内を通行可能な状態にすることを特徴とする請求項1に記載のトンネルの構築工法。
  3. 前記分岐トンネル部が前記既設トンネルの幅方向に所定の距離以上離れたら、前記分岐トンネル部を前記既設トンネルに対して並行するように構築することを特徴とする請求項1に記載のトンネルの構築工法。
  4. 既設トンネルを利用して新たなトンネルを地山内に山岳工法にて構築するトンネルの構築工法において、
    前記既設トンネルの一端側坑口から前記地山内の所定の一端側地点までは、前記既設トンネルを拡幅することにより、前記既設トンネルよりも大きい断面を有する一端側拡幅トンネル部を構築する第一の拡幅工程と、
    前記既設トンネルの他端側坑口から前記地山内の所定の他端側地点までは、前記既設トンネルを拡幅することにより、前記既設トンネルよりも大きい断面を有する他端側拡幅トンネル部を構築する第二の拡幅工程と、
    前記所定の一端側地点から前記所定の他端側地点までは、両端部がそれぞれ前記一端側拡幅トンネル部及び前記他端側拡幅トンネル部より分岐した新たな分岐トンネル部を構築する分岐トンネル構築工程と、を備えること特徴とするトンネルの構築工法。
  5. 前記第一の拡幅工程を実施した後に、前記分岐トンネル構築工程及び前記第二の拡幅工程を実施することを特徴とする請求項4に記載のトンネルの構築工法。
  6. 前記第一の拡幅工程及び前記第二の拡幅工程を実施した後に、前記分岐トンネル構築工程を実施することを特徴とする請求項4に記載のトンネルの構築工法。
  7. 請求項1〜6のうち、何れか一項に記載のトンネルの構築工法にて構築されたことを特徴とするトンネル。
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