JP2011073104A - 切削工具用ホルダおよび切削工具ならびにこれらを用いる被削加工物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の切削工具ホルダは、外周部に、切削インサートを装着するためのインサートポケットが配設される本体部を備え、前記インサートポケットは、前記切削インサートの一の面を支持する支持面と、前記支持面と交差する側面と、前記支持面と前記側面との間に位置する交差部と、を有する切削工具用ホルダであって、前記側面は、前記切削インサートが当接される当接部位と、前記当接部位と前記交差部との間に位置する前記切削インサートが当接されない非当接部位とを有するとともに、前記非当接部位には、凹部が設けられることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
以下、本実施形態の切削工具用ホルダ1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態の切削工具用ホルダ1は、軸線Oを中心にT方向に回転する略円盤状の本体部を備えており、この本体部の外周部には、切削インサートを装着するためのインサートポケット2が配設されている。切削工具用ホルダ1は、例えば、被削材を平面加工するフライスカッタ用のホルダとして使用される。
第2の実施形態は、図5(a)に示すように、交差部23が凹溝である態様である。交差部23に凹溝を形成することによって、断面視において、交差部が垂直な角部を形成し、略L字型をした場合に比べて、切削時に生じる応力が緩和され、交差部にクラックが生じ難くなる。第1の側面22の非当接部位222に設けられる凹部223の応力緩和効果は、この凹溝が特に曲面状の凹溝の場合に、より高い効果を発揮する。
本実施形態の切削工具30は、図6に示すように、上記切削工具用ホルダ1と、上記切削ホルダ1のインサートポケット2に装着される切削インサート10′とを備える。
本発明に係る被削加工物の製造方法は、上記切削工具(転削工具)を回転させて被削材に近づける工程と、被削材の表面に切削工具の切刃を接触させて前記被削材を切削する工程と、前記被削材から前記切削工具を離間させる工程と、を包含する。具体的な工程を以下に説明する。
(実施例1)
図1に示す切削工具用ホルダ1のインサートポケット部分を2次元モデル化したもの(図9参照)を用いて、応力緩和シミュレーション試験を以下のように行った。すなわち、図9に示すように、支持面21に対して矢印Xの部位、および第1の側面22に対して矢印Yの部位にそれぞれ1000Nの力を加えて、有限要素法を用いて、交差部23に発生する応力を解析した。図9に示す矢印Xおよび矢印Yは、交差部23から等距離の位置にある。なお、インサートポケットの支持面21は動かないものと仮定する。結果を表1に示す。
交差部23がフィレット状である代わりに凹溝であること以外は、実施例1と同様の構成を有するモデルを用いて、実施例1と同様に操作して応力緩和シミュレーション試験を行った。結果を表1に併せて示す。
非当接部位222に凹部が形成されていないこと以外は、実施例1と同様の構成を有するモデルを用いて、実施例1と同様に操作して応力緩和シミュレーション試験を行った。結果を表1に併せて示す。
2 インサートポケット
21 支持面
22 第1の側面
221 当接部位
222 非当接部位
223 凹部
23 交差部
10 切削インサート
20 シート部材
30 切削工具
100 被削材
Claims (10)
- 外周部に、切削インサートを装着するためのインサートポケットが配設される本体部を備え、
前記インサートポケットは、
前記切削インサートの一の面を支持する支持面と、
前記支持面と交差する側面と、
前記支持面と前記側面との間に位置する交差部と、を有する切削工具用ホルダであって、
前記側面は、前記切削インサートが当接される当接部位と、前記当接部位と前記交差部との間に位置する前記切削インサートが当接されない非当接部位とを有するとともに、
前記非当接部位には、凹部が設けられることを特徴とする、切削工具用ホルダ。 - 前記凹部は、前記交差部に沿って延びることを特徴とする、請求項1に記載の切削工具用ホルダ。
- 前記凹部は、前記交差部と離間して配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の切削工具用ホルダ。
- 前記交差部および前記凹部の内面は、断面視において、曲線状であり、
前記交差部の内面の曲率半径が、前記凹部の内面の曲率半径より小さいことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の切削工具用ホルダ。 - 前記交差部は、断面視において、フィレット状であることを特徴とする、請求項4に記載の切削工具用ホルダ。
- 前記側面は複数存在する、請求項1から5のいずれかに記載の切削工具用ホルダ。
- 前記支持面が、前記本体部の回転方向に向くように配置されることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の切削工具用ホルダ。
- 切削インサートと、請求項1から7のいずれかに記載の切削工具用ホルダと、を備える、切削工具。
- 前記切削インサートは、上面と、下面と、前記上面および前記下面に垂直な側面と、を備えることを特徴とする、請求項8に記載の切削工具。
- 請求項8または9に記載の切削工具を回転させて被削材に近づける工程と、
被削材の表面に前記切削工具の切刃を接触させて前記被削材を切削する工程と、
前記被削材から前記切削工具を離間させる工程と、
を包含する、被削加工物の製造方法。
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JP2009228105A JP2011073104A (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 切削工具用ホルダおよび切削工具ならびにこれらを用いる被削加工物の製造方法 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-09-30 JP JP2009228105A patent/JP2011073104A/ja active Pending
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