JP2011071573A - 画像処理装置 - Google Patents

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正義 岡本
Atsushi Kiyama
淳 木山
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Abstract

【構成】被写界像は、メモリ制御回路30によってSDRAM32に取り込まれる。後処理回路34に設けられた第1のγ補正回路は、SDRAM32に取り込まれた被写界像の色調を、LCDモニタ38の特性に対応して調整する。調整された色調を有する被写界像は、LCDドライバ36によってLCDモニタ38に表示される。また、後処理回路34に設けられた第2のγ補正回路は、SDRAM32に取り込まれた被写界像の色調を、第1のγ補正回路の色調調整処理と並列して調整する。CPU26は、第2のγ補正回路によって調整された色調を有する被写界像から、登録顔パターンに符合する物体像を探索する。
【効果】登録顔パターンに符合する物体像の再現性能および探索性能の両方を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、画像処理装置に関し、特にディジタルカメラに適用され、登録物体像に符合する物体像を被写界像から探索する、画像処理装置に関する。
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、人物領域検出部は、画像入力部により入力された画像を参照して、撮影対象領域に存在する人物の顔領域を検出する。また、明るさ変動領域検出部は、画像入力部により入力された画像を局所領域に分割し、各々の局所領域における明るさ情報の時間的変化の分布を求める。入力制御部は、これらの検出部の検出結果に基づいて入力画像調整要素を制御する。
一方、人物特徴抽出部は、人物領域検出部によって検出された顔領域から人物の顔の特徴情報を抽出する。認識部は、抽出された人物の顔の特徴情報と予め登録された人物の顔の特徴情報とを照合して、撮影対象領域内に存在する人物を認識する。
特開2009−44526号公報
しかし、背景技術では、入力画像調整要素に従う品質を有する共通の入力画像が入力制御部および認識部の各々において参照される。このため、人物の顔の色によっては、顔画像の再現性能および探索性能のいずれか一方が低下するおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、特定物体像の再現性能および探索性能の両方を向上させることができる、画像処理装置を提供することである。
この発明に従う画像処理装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、被写界像を取り込む取り込み手段(30)、取り込み手段によって取り込まれた被写界像の色調を表示装置(38)の特性に対応して調整する第1調整手段(54)、第1調整手段によって調整された色調を有する被写界像を表示装置に向けて出力する被写界像出力手段(36)、取り込み手段によって取り込まれた被写界像の色調を第1調整手段の調整処理と並列して調整する第2調整手段(58)、および第2調整手段によって調整された色調を有する被写界像から登録物体像に符合する物体像を探索する第1探索手段(S41~S59)を備える。
好ましくは、第1探索手段によって発見された物体像を指向するグラフィック画像を表示装置に向けて出力するグラフィック画像出力手段(46)がさらに備えられる。
好ましくは、被写界像出力手段およびグラフィック画像出力手段は互いに並列して出力処理を実行する。
好ましくは、取り込み手段によって取り込まれた被写界像上の物体像を指定する指定操作を受け付ける受け付け手段(S103~S111)、指定操作によって指定された物体像に符合する既定物体像を複数の既定物体像の中から探索する第2探索手段(S127~S137)、および第2探索手段によって発見された既定物体像を登録物体像として定義する定義手段(S145)がさらに備えられる。
ある局面では、複数の既定物体像は複数の品種にそれぞれ対応する複数の動物の画像を含み、指定操作は動物の画像を指定する操作に相当する。
他の局面では、指定操作によって指定された物体像の色調を互いに異なる複数の色調の各々に設定する設定手段(S121~S123, S139~S141)、および第2調整手段の色調調整のために参照されるパラメータを設定手段によって設定された色調を有する物体像に注目した第2探索手段の探索結果に基づいて決定する第1決定手段(S147)がさらに備えられる。
その他の局面では、指定手段によって指定された物体像の属性を検出する属性検出手段(S151~S159, S171~S177, S181~S191, S201~S205)、および第2調整手段の色調調整のために参照されるパラメータを属性検出手段によって検出された属性に基づいて決定する第2決定手段(S161~S167, S193, S207~S209)がさらに備えられる。
ある形態では、属性は物体像上の複数の位置にそれぞれ対応する複数の明るさを含む。他の形態では、属性は物体像のエッジ量を含む。その他の形態では、属性は物体像の色を含む。
好ましくは、被写界を捉える撮像面を有して被写界像を生成する撮像手段(16)がさらに備えられ、取り込み手段は撮像手段によって生成された被写界像を取り込む。
さらに好ましくは、第1探索手段によって発見された物体像に注目して撮像条件を調整する撮像条件調整手段(S27~S29)がさらに備えられる。
この発明によれば、表示装置の特性に対応して調整された色調を有する被写界像は表示装置に向けて出力され、登録物体像の色調に対応して調整された色調を有する被写界像は登録物体像に符合する物体像の探索の対象となる。これによって、登録物体像に符合する物体像の再現性能および探索性能の両方を向上させることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 評価エリアを撮像面に割り当てた状態の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用される後処理回路の構成の一例を示すブロック図である。 コントラスト調整動作において参照されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 抽出辞書の構成の一例を示す図解図である。 顔検出動作において参照されるレジスタの一例を示す図解図である。 顔認識処理のために用いられる顔検出枠の一例を示す図解図である。 顔検出動作の一部を示す図解図である。 (A)は表示画像の一例を示す図解図であり、(B)は探索画像の一例を示す図解図である。 (A)は表示画像の他の一例を示す図解図であり、(B)は探索画像の他の一例を示す図解図である。 (A)は再生画像の一例を示す図解図であり、(B)はズーム処理およびスクロール処理を施された再生画像の一例を示す図解図である。 一般辞書の構成の一例を示す図解図である。 γ補正曲線の一例を示すグラフである。 コントラスト調整動作の一部を示す図解図である。 (A)は抽出辞書作成動作において参照される一時レジスタの一例を示す図解図であり、(B)は抽出辞書作成動作において参照される一時レジスタの他の一例を示す図解図であり、(C)は抽出辞書作成動作において参照される一時レジスタのその他の一例を示す図解図であり、(D)は抽出辞書作成動作において参照される一時レジスタのさらにその他の一例を示す図解図である。 抽出辞書の構成の他の一例を示す図解図である。 コントラスト調整動作において参照されるレジスタの構成の他の一例を示す図解図である。 (A)は表示画像のその他の一例を示す図解図であり、(B)は探索画像のその他の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 他の実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 その他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 さらにその他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 他の実施例で表示される問い合せ画面の一例を示す図解図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この発明の画像処理装置は、基本的に次のように構成される。取り込み手段1は、被写界像を取り込む。第1調整手段2は、取り込み手段1によって取り込まれた被写界像の色調を表示装置6の特性に対応して調整する。被写界像出力手段3は、第1調整手段2によって調整された色調を有する被写界像を表示装置6に向けて出力する。第2調整手段4は、取り込み手段1によって取り込まれた被写界像の色調を第1調整手段2の調整処理と並列して調整する。第1探索手段5は、第2調整手段4によって調整された色調を有する被写界像から登録物体像に符合する物体像を探索する。
したがって、表示装置6に向けて出力される被写界像の色調は表示装置6の特性に対応して調整される一方、登録物体像に符合する物体像の探索の対象となる被写界像は表示装置6の特性に対応することなく調整される。これによって、登録物体像に符合する物体像の再現性能および探索性能の両方を向上させることができる。
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た被写界の光学像は、イメージャ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、被写界像を表す電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU26は、キー入力装置28に設けられたモード切り換えスイッチ28mdの設定(つまり現時点の動作モード)をメインタスクの下で判別する。現時点の動作モードがカメラモードであれば撮像タスクおよび顔検出タスクが起動され、現時点の動作モードが再生モードであれば再生タスクが起動される。
撮像タスクが起動されたとき、CPU26は、動画取り込み処理を開始するべく、ドライバ18cに露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ18cは、図示しないSG(Signal Generator)から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
前処理回路20は、イメージャ16から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御などの処理を施す。これらの処理を施された生画像データは、メモリ制御回路30を通してSDRAM32の生画像エリア32aに書き込まれる。
後処理回路34は、生画像エリア32aに格納された生画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された生画像データに色分離処理および白バランス調整処理を施し、さらに調整された白バランスを有する画像データに表示用のγ補正処理およびYUV変換処理と探索用のγ補正処理およびYUV変換処理とを個別に施す。これによって、YUV形式に従う表示画像データおよび探索画像データが個別に作成される。
表示画像データは、メモリ制御回路30によってSDRAM32の表示画像エリア32bに書き込まれる。探索画像データは、メモリ制御回路30によってSDRAM32の探索画像エリア32cに書き込まれる。
LCDドライバ36は、表示画像エリア32bに格納された表示画像データをメモリ制御回路30を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ38を駆動する。この結果、被写界のリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。なお、探索画像データに対する処理については、後述する。
図3を参照して、撮像面の中央には評価エリアEVAが割り当てられる。評価エリアEVAは水平方向および垂直方向の各々において16分割され、256個の分割エリアが評価エリアEVAを形成する。また、前処理回路20は、上述した処理に加えて、生画像データを簡易的にRGBデータに変換する簡易RGB変換処理を実行する。
AE評価回路22は、前処理回路20によって生成されたRGBデータのうち評価エリアEVAに属するRGBデータを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAE評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE評価回路22から出力される。
また、AF評価回路24は、前処理回路20から出力されたRGBデータのうち同じ評価エリアEVAに属するGデータの高周波成分を抽出し、抽出された高域周波数成分を垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAF評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAF評価回路24から出力される。
CPU26は、AE評価回路22からの出力に基づく簡易AE処理を動画取り込み処理と並列して実行し、適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間は、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定される。この結果、スルー画像の明るさが適度に調整される。
シャッタボタン28shが半押しされると、CPU26は、AE評価回路22の出力に基づいてAE処理を実行し、最適EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間は、上述と同様、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定される。この結果、スルー画像の明るさが厳格に調整される。CPU26はまた、AF評価回路24からの出力に基づくAF処理を実行する。フォーカスレンズ12はドライバ18aによって合焦点に設定され、これによってスルー画像の鮮鋭度が向上する。
シャッタボタン28shが全押しされると、CPU26は、記録処理のために、I/F40を起動する。I/F40は、シャッタボタン28shが全押しされた時点の被写界を表す1フレームの表示画像データをメモリ制御回路30を通して表示画像エリア32bから読み出し、読み出された表示画像データが収められた画像ファイルを記録媒体42に記録する。
後処理回路34は、図4に示すように構成される。メモリ制御回路30によって読み出された生画像データは、色分離回路50によって色分離処理を施され、色分離された画像データの白バランスは白バランス調整回路52によって調整される。調整された白バランスを有する画像データは、γ補正回路54および56に与えられる。
γ補正回路54は、LCDモニタ38の特性(色再現性)に対応したγ補正曲線に従って画像データのコントラストを調整する。調整されたコントラストを有する画像データは、YUV変換回路56によるYUV変換処理を経て、表示画像データとして出力される。
レジスタRGST1には、図14に示すガンマ補正曲線CV_0〜CV_3(詳細は後述)のいずれか1つが図5に示す要領で登録される。γ補正回路58は、レジスタRGST1に格納されたγ補正曲線に従って画像データのコントラストを調整する。調整されたコントラストを有する画像データは、YUV変換回路60によるYUV変換処理を経て、探索画像データとして出力される。
CPU26は、撮像タスクと並列して実行される顔検出タスクの下で、探索画像エリア32cに格納された画像データから動物の顔画像を繰り返し検索する。このような顔検出タスクのために、図6に示す抽出辞書EXDC,図7に示すレジスタRGST2および図8に示す複数の顔検出枠FD,FD,FD,…が準備される。
図6によれば、猫の品種の1つであるエジプシャンマウの顔の特徴が顔パターンFP_1として抽出辞書EXDCに収められ、猫の品種の他の1つであるアメリカンショートヘアの顔の特徴が顔パターンFP_2として抽出辞書EXDCに収められる。なお、図6では“エジプシャンマウ”の文字と“アメリカンショートヘア”の文字とが記述されているが、実際にはエジプシャンマウの顔の特徴とアメリカンショートヘアの顔の特徴とが登録される。
また、図7に示すレジスタRGST2は顔枠情報を記述するためのレジスタに相当し、検出された顔画像の位置(顔画像が検出された時点の顔検出枠FDの位置)を記述するカラムと検出された顔画像のサイズ(顔画像が検出された時点の顔検出枠FDのサイズ)を記述するカラムとによって形成される。
さらに、図8に示す顔検出枠FDは、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、探索画像エリア32c上を図9に示す評価エリアEVAに対応してラスタ走査態様で移動する。顔検出枠FDのサイズは、ラスタ走査が終了する毎に“200”から“20”まで“5”刻みで縮小される。
CPU26は、顔検出枠FDに属する画像データをメモリ制御回路30を通して探索画像エリア32cから読み出し、読み出された画像データの特徴量を算出する。算出された特徴量は、抽出辞書EXDCに収められた顔パターンFP_1〜FP_2の各々と照合される。照合度が閾値THを上回ると、顔検出枠FDの現時点の位置およびサイズが顔枠情報としてレジスタRGST2に登録される。
最小サイズ(=20)の顔検出枠FDのラスタ走査が終了すると、CPU26は、レジスタRGST2に登録された顔枠情報を検出し、検出された顔枠情報に対応する顔枠キャラクタ表示命令をグラフィックジェネレータ46に向けて発行する。ただし、レジスタRGTS2に顔枠情報が存在しない場合、顔枠キャラクタ表示命令の発行は中止される。
グラフィックジェネレータ46は、与えられた顔枠キャラクタ表示命令に基づいて顔枠を表すグラフィック画像データを作成し、作成されたグラフィック画像データをLCDドライバ36に与える。LCDドライバ36は、与えられたグラフィック画像データに基づいてLCDモニタ38に顔枠キャラクタKF1を表示する。
エジプシャンマウEM1が撮像面で捉えられると、図10(A)に示す表示画像データおよび図10(B)に示す探索画像データが互いに並列して作成される。表示画像データはLCDドライバ36によって表示処理を施され、探索画像データはCPU26によって顔検出処理を施される。
顔検出処理の結果、エジプシャンマウEM1の顔画像の特徴と図6に示す顔パターンFP_1との照合度が閾値THを上回る。顔枠キャラクタKF1は、エジプシャンマウEM1の顔画像を囲うようにLCDモニタ38に表示される(図10(A)参照)。
一方、シベリアンハスキーSH1が撮像面で捉えられたときは、図11(A)に示す表示画像データおよび図11(B)に示す探索画像データが互いに並列して作成される。上述のように、表示画像データはLCDドライバ36によって表示処理を施され、探索画像データはCPU26によって顔検出処理を施される。
ただし、シベリアンハスキーSH1の顔画像の特徴と図6に示す顔パターンFP_1およびFP_2の各々との照合度はいずれも閾値THを下回る。したがって、顔枠キャラクタKF1は非表示とされる(図11(A)参照)。
顔枠キャラクタKF1が表示されたとき、上述のAE処理およびAF処理は、顔枠キャラクタKF1内の画像に注目して実行される。一方、顔枠キャラクタKF1が非表示とされたとき、上述のAE処理およびAF処理は、評価エリアEVAの全体画像に注目して実行される。こうして、露光量やフォーカスなどの撮像パラメータが良好に調整される。
再生タスクが起動されると、CPU26は、記録媒体42に記録された最新の画像ファイルを再生画像ファイルとして指定し、指定画像ファイルに注目した再生処理の実行をI/F40およびLCDドライバ36に命令する。
I/F40は、指定された画像ファイルの画像データを記録媒体42から読み出し、読み出された画像データをメモリ制御回路30を通してSDRAM32の表示画像エリア32bに書き込む。
LCDドライバ36は、表示画像エリア32bに格納された画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ38を駆動する。この結果、指定画像ファイルの画像データに基づく再生画像がLCDモニタ38に表示される。
CPU26は、このような再生処理に続いて、登録枠キャラクタ表示命令をグラフィックジェネレータ46に向けて発行する。グラフィックジェネレータ46は、与えられた登録枠キャラクタ表示命令に基づいて登録枠を表すグラフィック画像データを作成し、作成されたグラフィック画像データをLCDドライバ36に与える。LCDドライバ36は、与えられたグラフィック画像データに基づいてLCDモニタ38の画面中央に登録枠キャラクタRF1を表示する。
したがって、図11(A)に示す表示画像データがカメラモードにおいて記録媒体42に記録され、かつこの表示画像データが再生モードにおいて記録媒体42から再生されたとき、再生画像および登録枠キャラクタRF1は図12(A)に示す要領でLCDモニタ38に表示される。
キー入力装置28の送り/戻しボタン28frが操作されると、CPU26は、後続の画像ファイルまたは先行する画像ファイルを再生画像ファイルとして指定する。指定画像ファイルは上述と同様の再生処理を施され、この結果、再生画像が更新される。
キー入力装置28のテレ/ワイドボタン28twが操作されると、LCDモニタ38に表示された再生画像が縮小または拡大される。これによって、表示画像の倍率が変化する。キー入力装置28の十字ボタン28csが操作されると、LCDモニタ38に表示された再生画像がスクロールされる。これによって、表示画像の位置が変化する。
したがって、図12(A)に示す再生画像が表示されている状態でテレ/ワイドボタン28twおよび十字ボタン28csが操作されると、再生画像はたとえば図12(A)から図12(B)に遷移する。
いずれかの再生画像が表示されている状態でキー入力装置28の登録ボタン28rgが操作されると、図13に示す一般辞書GLDCに収められた顔パターンFP_1〜FP_70の一部を抽出辞書EXDCに登録し、かつ図14に示すγ補正曲線CV_0〜CV_3のいずれか1つをレジスタRGST1に登録するべく、以下の要領で抽出処理が実行される。
図13に示す一般辞書GLDCにおいて、顔パターンFP_1〜FP_45はそれぞれ45品種の犬の顔の特徴を表し、顔パターンFP_46〜FP_60はそれぞれ15品種の猫の顔の特徴を表し、そして顔パターンFP_61〜FP_70はそれぞれ10品種のウサギの顔の特徴を表す。
また、図14を参照して、ガンマ補正曲線の曲率を定義するガンマ値はCV_0→CV_1→CV_2→CV_3の順で増大する。また、画像の明るさは、ガンマ値の増大に伴って増大する。したがって、ガンマ補正処理を施されたシベリアンハスキーSH1の画像の明るさは、参照されるガンマ補正曲線の曲率に応じて、図15に示す要領で変化する。
抽出処理ではまず、変数Nが“0”〜“3”の各々に設定され、表示画像エリア32bに格納された表示画像データのコントラストがγ補正曲線CV_Nを参照して調整される。コントラスト調整が完了すると、登録枠キャラクタRF1に属する一部の表示画像データが表示画像エリア32bから読み出され、読み出された表示画像データの特徴量が算出される。
算出された特徴量は、一般辞書GLDCに収められた顔パターンFP_0〜FP_70の各々と照合される。照合度が閾値THを上回る顔パターンの識別番号は、照合度とともに図16(A)〜図16(D)に示す一時レジスタTMP_0〜TMP_3に登録される。
照合度が閾値THを上回る顔パターンの識別番号および照合度は、ガンマ補正曲線CV_0を参照して調整された表示画像データに対応して一時レジスタTMP_0に登録され、ガンマ補正曲線CV_1を参照して調整された表示画像データに対応して一時レジスタTMP_1に登録され、ガンマ補正曲線CV_2を参照して調整された表示画像データに対応して一時レジスタTMP_2に登録され、ガンマ補正曲線CV_3を参照して調整された表示画像データに対応して一時レジスタTMP_3に登録される。
こうして一時レジスタTMP_0〜TMP_3に対する登録処理が完了すると、最大値を示す照合度(最大照合度)が一時レジスタTMP_0〜TMP_3に登録された複数の照合度の中から検出され、検出された最大照合度を登録している一時レジスタが注目一時レジスタとして指定される。そして、注目一時レジスタに登録された上位2個の照合度に対応する2個の顔パターンが、一般辞書GLDCから抽出辞書EXDCに複製される。
複製処理が完了すると、注目一時レジスタの識別番号と同じ識別番号を有するγ補正曲線がレジスタRGST1に登録される。たとえば、注目一時レジスタが“TMP_1”であればγ補正曲線CV_1がレジスタRGST1に登録され、注目一時レジスタが“TMP_3”であればγ補正曲線CV_3がレジスタRGST1に登録される。
その後のカメラモードにおいてγ補正回路58(図4参照)に与えられる画像データの色調は、抽出辞書EXDCに新規に登録された顔パターンFP_1およびFP_2の色調に対応して調整される。また、YUV変換回路60(図4参照)から出力された探索画像データは、抽出辞書EXDCに新規に登録された顔パターンFP_1およびFP_2と照合される。
したがって、図12(B)に示す表示状態で抽出処理が実行されると、抽出辞書EXDCは図6に示す状態から図17に示す状態に更新され、レジスタRGST1は図5から図18に更新される。
図17によれば、犬の品種の1つであるシベリアンハスキーの顔の特徴が顔パターンFP_1として抽出辞書EXDCに収められ、犬の品種の他の1つであるアラスカンマラミュートの顔の特徴が顔パターンFP_2として抽出辞書EXDCに収められる。また、図18によれば、ガンマ補正曲線CV_3がレジスタRGST1に登録される。
その後のカメラモードにおいてシベリアンハスキーSH1が捉えられると、図19(A)に示す表示画像データおよび図19(B)に示す探索画像データが互いに並列して作成される。表示画像データはLCDドライバ36によって表示処理を施され、探索画像データはCPU26によって顔検出処理を施される。
顔検出処理の結果、シベリアンハスキーSH1の顔画像の特徴と図17に示す顔パターンFP_1との照合度が閾値THを上回る。顔枠キャラクタKF1は、シベリアンハスキーSH1の顔画像を囲うようにLCDモニタ38に表示される(図19(A)参照)。
CPU26は、図20に示すメインタスク,図21に示す撮像タスク,図22〜図24に示す顔検出タスク,図25〜図27に示す再生タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に記憶される。
図20を参照して、ステップS1では現時点の動作モードがカメラモードであるか否かを判別し、ステップS3では現時点の動作モードが再生モードであるか否かを判別する。ステップS1でYESであれば、ステップS5で撮像タスクを起動し、ステップS7で顔検出タスクを起動する。ステップS3でYESであればステップS9で再生タスクを起動する。ステップS1およびS3のいずれもNOであれば、ステップS11で他の処理を実行する。ステップS7,S9またはS11の処理が完了すると、モード切り換え操作が行われたか否かをステップS13で繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、起動中のタスクをステップS15で停止し、その後にステップS1に戻る。
図21を参照して、ステップS21では動画取り込み処理を実行する。この結果、被写界を表すスルー画像がLCDモニタ38に表示される。ステップS23ではシャッタボタン28shが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOである限り、ステップS25の簡易AE処理を繰り返す。この結果、スルー画像の明るさが適度に調整される。ステップS23でYESであれば、ステップS27でAE処理を実行し、ステップS29でAF処理を実行する。この結果、スルー画像の明るさおよびフォーカスが厳格に調整される。
ステップS31ではシャッタボタン28shが全押しされたか否かを判別し、ステップS33ではシャッタボタン28shの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS31でYESであればステップS35で記録処理を実行し、その後にステップS23に戻る。ステップS33でYESであれば、そのままステップS23に戻る。ステップS35の記録処理の結果、シャッタボタン28shが全押しされた時点の被写界を表す画像データがファイル形式で記録媒体42に記録される。
図22を参照して、ステップS41では垂直同期信号Vsyncが発生したか否かを判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS43で顔検出枠FDのサイズを“200”に設定し、ステップS45で顔検出枠FDを開始位置(評価エリアEVAの左上)に配置する。ステップS47では顔検出枠FDに属する一部の画像データを探索画像エリア32cから読み出し、読み出された画像データの特徴量を算出する。
ステップS49では、算出された特徴量を抽出辞書EXDCに収められた顔パターンFP_1およびFP_2の各々と照合する照合処理を実行する。照合処理が完了すると、顔検出枠FDが終了位置(評価エリアEVAの右下)に達したか否かをステップS51で判別する。
判別結果がNOであれば、ステップS53で顔検出枠FDを既定量だけラスタ方向に移動させ、その後にステップS47に戻る。判別結果がYESであれば、顔検出枠FDのサイズが“20”まで縮小したか否かをステップS55で判別する。判別結果がNOであれば、ステップS57で顔検出枠FDのサイズを“5”だけ縮小させ、ステップS59で顔検出枠を開始位置に配置し、その後にステップS47に戻る。
ステップS55の判別結果がYESであればステップS61に進み、レジスタRGST2に記述された顔枠情報を検出し、検出された顔枠情報に対応する顔枠キャラクタ表示命令をグラフィックジェネレータ46に向けて発行する。ただし、レジスタRGTS2に顔枠情報が存在しない場合、顔枠キャラクタ表示命令の発行は中止される。この結果、顔枠キャラクタKF1がスルー画像上にOSD態様で表示される。ステップS61の処理が完了すると、ステップS41に戻る。
図23に示すステップS49の照合処理は、図24に示すサブルーチンに従って実行される。まずステップS71で変数Lを“1”に設定する。ステップS73では顔検出枠FDに属する画像データの特徴量を抽出辞書EXDCに収められた顔パターンFP_Lと照合し、ステップS75では照合度が閾値THを上回るか否かを判別する。
判別結果がNOであれば、ステップS79で変数Lをインクリメントし、インクリメントされた変数Lが“2”を上回るか否かをステップS81で判別する。そして、L≦2であればステップS73に戻る一方、L>2であれば上階層のルーチンに復帰する。ステップS75でYESであればステップS77に進み、顔検出枠FDの現在の位置およびサイズを顔枠情報としてレジスタRGST2に記述する。ステップS77の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
図25を参照して、ステップS91では記録媒体42に記録された最新の画像ファイルを指定し、ステップS93では指定画像ファイルに注目した再生処理を実行する。この結果、指定画像ファイルに収められた表示画像データがSDRAM32の表示画像エリア32bに転送され、この表示画像データに基づく再生画像がLCDモニタ38に表示される。ステップS95では、登録枠キャラクタ表示命令をグラフィックジェネレータ46に向けて発行する。この結果、登録枠キャラクタRF1がスルー画像上にOSD態様で表示される。
ステップS97では送り/戻しボタン28frが操作されたか否かを判別し、ステップS103ではテレ/ワイドボタン28twが操作されたか否かを判別する。また、ステップS107では十字ボタン28csが操作されたか否かを判別し、ステップS111では登録ボタン28rgが操作されたか否かを判別する。
ステップS97の判別結果がYESであればステップS99に進み、後続する画像ファイルまたは先行する画像ファイルを次の再生画像ファイルとして指定する。ステップS99の処理が完了すると、ステップS101で上述と同様の再生処理を実行し、その後にステップS97に戻る。
ステップS103の判別結果がYESであればステップS105に進み、LCDモニタ38に表示された再生画像を縮小または拡大する。これによって、表示画像の倍率が変化する。縮小/拡大処理が完了すると、ステップS97に戻る。
ステップS107の判別結果がYESであればステップS109に進み、LCDモニタ38に表示された再生画像をスクロールする。これによって、表示される再生画像の位置が変化する。スクロール処理が完了すると、ステップS97に戻る。
ステップS111でYESであればステップS113に進み、一般辞書GLDCに収められた顔パターンFP_1〜FP_70の一部を抽出辞書EXDCに登録する抽出処理を実行する。抽出処理が完了すると、ステップS97に戻る。
ステップS113の抽出処理は、図26に示すサブルーチンに従って実行される。ステップS121では変数Nを“0”に設定し、ステップS123では表示画像エリア32bに格納された表示画像データのコントラストをγ補正曲線CV_Nを参照して調整する。ステップS125では、登録枠キャラクタRF1に属する一部の表示画像データを表示画像エリア32bから読み出し、読み出された表示画像データの特徴量を算出する。
ステップS127では変数Lを“1”に設定し、ステップS129ではステップS125で算出された特徴量を一般辞書GLDCに収められた顔パターンFP_Lと照合する。ステップS131では照合度が閾値THを上回るか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS135に進む一方、判別結果がYESであればステップS133の処理を経てステップS131に進む。ステップS133では、互いに関連する識別番号Lおよび照合度を一時レジスタTMP_Nに登録する。
ステップS135では変数Lをインクリメントし、ステップS137ではインクリメントされた変数Lが一般辞書GLDCに登録された顔パターンの数に相当する“70”を上回るか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS129に戻り、判別結果がYESであればステップS139で変数NをインクリメントしてからステップS141に進む。ステップS141では変数Nが“3”を上回るか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS123に戻る一方、判別結果がYESであればステップS143に進む。
ステップS143では、一時レジスタTMP_0〜TMP_3に登録された複数の照合度の中から最大照合後を検出し、検出された最大照合度を登録している一時レジスタを注目一時レジスタとして指定する。ステップS145では、注目一時レジスタに登録された上位2個の照合度に対応する2個の顔パターンを一般辞書GLDCから検出し、検出された顔パターンを抽出辞書EXDCに登録する。ステップS147では、注目一時レジスタの識別番号と同じ識別番号を有するγ補正曲線をレジスタRGST1に登録する。ステップS147の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
以上の説明から分かるように、被写界像は、メモリ制御回路30によってSDRAM32に取り込まれる。後処理回路34のγ補正回路54は、SDRAM32に取り込まれた被写界像の色調を、LCDモニタ38の特性に対応して調整する。調整された色調を有する被写界像は、LCDドライバ36によってLCDモニタ38に表示される。また、後処理回路34に設けられたγ補正回路58は、SDRAM32に取り込まれた被写界像の色調を、登録顔パターンの色調に対応して調整する。また、γ補正回路54および58は、互いに並列して色調調整処理を実行する。CPU26は、γ補正回路58によって調整された色調を有する被写界像から、登録顔パターンに符合する物体像を探索する(S41~S59)。
したがって、LCDモニタ38に向けて出力される被写界像の色調はLCDモニタ38の特性に対応して調整される一方、登録顔パターンに符合する物体像の探索の対象となる被写界像はLCDモニタ38の特性に対応することなく調整される。これによって、登録顔パターンに符合する物体像の再現性能および探索性能の両方を向上させることができる。
なお、この実施例の抽出処理では、γ補正曲線CV_0〜CV_3にそれぞれ対応する4回の探索処理(S125~S137)を実行するようにしている。しかし、探索処理の前にγ補正曲線を確定させるようにすれば、探索処理は1回で済ませることができる。
この場合、CPU26は、図26〜図27に示す抽出処理に代えて、図28〜図29に示す抽出処理を実行する。
まずステップS151で、登録枠キャラクタRF1に属する表示画像データ上の複数の位置にそれぞれ対応する複数の明るさを検出する。ステップS153では、検出された複数の明るさの平均値を“Yav”として算出する。ステップS155では平均値Yavが基準値Y0を上回るか否かを判別し、ステップS157では平均値Yavが基準値Y1を上回るか否かを判別し、ステップS159では平均値Yavが基準値Y2を上回るか否かを判別する。なお、基準値Y0〜Y2の間では、Y0>Y1>Y2の関係が成り立つ。
ステップS155でYESであればステップS161に進み、γ補正曲線CV_0をレジスタRGST1に登録する。ステップS157でYESであればステップS163に進み、γ補正曲線CV_1をレジスタRGST1に登録する。ステップS159でYESであればステップS165に進み、γ補正曲線CV_2をレジスタRGST1に登録する。ステップS159でNOであればステップS167に進み、γ補正曲線CV_3をレジスタRGST1に登録する。
ステップS161,S163,S165またはS167の処理が完了するとステップS169に進み、表示画像エリア32bに格納された表示画像データのコントラストをレジスタRGST1に登録されたγ補正曲線を参照して調整する。コントラスト調整が完了すると、上述したステップS125〜S137およびS145の処理を実行し、その後に上階層のルーチンに復帰する。
CPU26は、図28に示すステップS151〜S159の処理に代えて、図30に示すステップS171〜S177の処理を実行するようにしてもよい。
まずステップS171で、登録枠キャラクタRF1に属する表示画像データのエッジ量を“EDG”として検出する。ステップS173ではエッジ量EDGが基準値E0を上回るか否かを判別し、ステップS175ではエッジ量EDGが基準値E1を上回るか否かを判別し、ステップS177ではエッジ量EDGが基準値E2を上回るか否かを判別する。なお、基準値E0〜E2の間では、E0>E1>E2の関係が成り立つ。
ステップS173でYESであればステップS161に進み、ステップS175でYESであればステップS163に進み、ステップS177でYESであればステップS165に進み、ステップS177でNOであればステップS167に進む。
また、CPU26は、図28に示すステップS151〜S167の処理に代えて、図31に示すステップS181〜S193の処理を実行するようにしてもよい。
まずステップS181で変数Nを“0”に設定する。ステップS183では、表示画像エリア32bに格納された表示画像データのコントラストをγ補正曲線CV_Nを参照して調整する。ステップS185では、登録枠キャラクタRF1に属する一部の表示画像データのエッジ量を“EDG_N”として検出する。
ステップS187では変数Nをインクリメントし、ステップS189では変数Nが“3”を上回るか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS183に戻り、判別結果がYESであればステップS191に進む。ステップS191では、エッジ量EDG_0〜EDG_3の中から最大値を特定する。ステップS193では、ステップS191で特定された最大値に対応するγ補正曲線をレジスタRGST1に登録する。
CPU26は、図28に示すステップS151〜S167の処理に代えて、図32に示すステップS201〜S209の処理を実行するようにしてもよい。
ステップS201では、グラフィックジェネレータ46を制御して図33に示す問い合せ画面をLCDモニタ38に表示する。図33によれば、問い合せ画面は、“指定画像は黒い?”との問い合せメッセージと“YES”および“NO”の項目とを有する。ステップS203では“YES”の項目が操作者によって選択されたか否かを判別し、ステップS205では“NO”の項目が操作者によって選択されたか否かを判別する。ステップS203の判別結果がYESであればステップS207に進み、γ補正曲線CV_0をレジスタRGST1に登録する。一方、ステップS205の判別結果がYESであればステップS209に進み、γ補正曲線CV_3をレジスタRGST1に登録する。
なお、この実施例では、所望の物体像を指定するにあたって、テレ/ワイドボタン28tw,十字ボタン28csおよび登録ボタン28rgの操作が要求される。しかし、これらのボタン操作の代わりにモニタ画面に対するタッチ操作を要求するようにしてもよい。また、この実施例では、所望の物体像の指定操作は再生モードにおいて受け付けられるが、所望の物体像の指定操作はカメラモードにおいて受け付けるようにしてもよい。さらに、この実施例では、静止画像を記録するスチルカメラを想定しているが、この発明は動画像を記録するムービーカメラにも適用できる。
10 …ディジタルカメラ
16 …イメージャ
22 …AE評価回路
24 …AF評価回路
26 …CPU
32 …SDRAM
44 …フラッシュメモリ
GLDC …一般辞書
EXDC …抽出辞書

Claims (12)

  1. 被写界像を取り込む取り込み手段、
    前記取り込み手段によって取り込まれた被写界像の色調を表示装置の特性に対応して調整する第1調整手段、
    前記第1調整手段によって調整された色調を有する被写界像を前記表示装置に向けて出力する被写界像出力手段、
    前記取り込み手段によって取り込まれた被写界像の色調を前記第1調整手段の調整処理と並列して調整する第2調整手段、および
    前記第2調整手段によって調整された色調を有する被写界像から登録物体像に符合する物体像を探索する第1探索手段を備える、画像処理装置。
  2. 前記第1探索手段によって発見された物体像を指向するグラフィック画像を前記表示装置に向けて出力するグラフィック画像出力手段をさらに備える、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記被写界像出力手段および前記グラフィック画像出力手段は互いに並列して出力処理を実行する、請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記取り込み手段によって取り込まれた被写界像上の物体像を指定する指定操作を受け付ける受け付け手段、
    前記指定操作によって指定された物体像に符合する既定物体像を複数の既定物体像の中から探索する第2探索手段、および
    前記第2探索手段によって発見された既定物体像を前記登録物体像として定義する定義手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記複数の既定物体像は複数の品種にそれぞれ対応する複数の動物の画像を含み、
    前記指定操作は動物の画像を指定する操作に相当する、請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記指定操作によって指定された物体像の色調を互いに異なる複数の色調の各々に設定する設定手段、および
    前記第2調整手段の色調調整のために参照されるパラメータを前記設定手段によって設定された色調を有する物体像に注目した前記第2探索手段の探索結果に基づいて決定する第1決定手段をさらに備える、請求項4または5記載の画像処理装置。
  7. 前記指定手段によって指定された物体像の属性を検出する属性検出手段、および
    前記第2調整手段の色調調整のために参照されるパラメータを前記属性検出手段によって検出された属性に基づいて決定する第2決定手段をさらに備える、請求項4または5記載の画像処理装置。
  8. 前記属性は前記物体像上の複数の位置にそれぞれ対応する複数の明るさを含む、請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記属性は前記物体像のエッジ量を含む、請求項7記載の画像処理装置。
  10. 前記属性は前記物体像の色を含む、請求項7記載の画像処理装置。
  11. 被写界を捉える撮像面を有して被写界像を生成する撮像手段をさらに備え、
    前記取り込み手段は前記撮像手段によって生成された被写界像を取り込む、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記第1探索手段によって発見された物体像に注目して撮像条件を調整する撮像条件調整手段をさらに備える、請求項11記載の画像処理装置。
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