JP2011071508A - インプリントリソグラフィ方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インプリントリソグラフィ装置のスループットを改善する技術を提供する。
【解決手段】インプリントテンプレートを基板上に設けられたインプリント可能媒体に接触させることと、化学線をインプリント可能媒体に誘導することと、を含むインプリントリソグラフィ方法であって、化学線は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられる、インプリントリソグラフィ方法、が開示される。
【選択図】図3

Description

[0001] 本発明は、インプリントリソグラフィ方法および装置に関する。
[0002] リソグラフィでは、所与の基板面積あたりのフィーチャ密度を高めるために、リソグラフィパターンにおけるフィーチャサイズの微細化を図りたいという要望が継続的に存在している。フォトリソグラフィでは、より微細なフィーチャを求める取り組みが、液浸リソグラフィおよび極端紫外線(EUV)リソグラフィなどの技術の発達をもたらしたが、これらには、かなり高いコストがかかってしまう。
[0003] 近年注目を集めている、より微細なフィーチャ(例えば、ナノメータサイズのフィーチャまたはサブミクロンサイズのフィーチャ)のための潜在的に低コストの手段として、いわゆるインプリントリソグラフィが挙げられるが、これは一般に、パターンを基板上に転写するための「スタンプ」(インプリントテンプレートまたはインプリントリソグラフィテンプレートと称されることが多い)の使用を伴う。そして、インプリントリソグラフィの利点は、フィーチャの解像度が、例えば、放射源の波長または投影システムの開口数による制限を受けないことである。その代わりに、解像度は、主にインプリントテンプレート上のパターン密度に制限される。
[0004] インプリントリソグラフィには、パターン付けされるべき基板の表面上にインプリント可能媒体のパターン付けをすることが含まれる。このパターン付けは、インプリント可能媒体がパターン付けされた表面内の凹部に流れ込み、かつパターン付けされた表面上の凸部からは押し退けられるように、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面とインプリント可能媒体の層とを接合すること(例えば、インプリント可能媒体の方へインプリントテンプレートを移動させること、インプリントテンプレートの方へインプリント可能媒体を移動させること、またはこれら両方)を含み得る。凹部は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面のパターンフィーチャを画定する。一般に、インプリント可能媒体は、パターン付けされた表面とインプリント可能媒体とが接合されたときに流動可能なものである。インプリント可能媒体のパターン付けに続いて、インプリント可能媒体は、例えばインプリント可能媒体を化学線で照射することによって、好適に、流動不能状態または硬化(frozen)状態(すなわち、固定状態(fixed state))にされる。その後、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面とパターン付けされたインプリント可能媒体とは分離される。基板およびパターン付けされたインプリント可能媒体は、通常、基板にパターン付けまたはさらなるパターン付けをするために、その後さらに処理される。インプリント可能媒体は、通常、パターン付けされるべき基板の表面上に小滴の形態で提供されるが、あるいはスピンコーティング等を使用して提供されてもよい。
[0005] 化学線の使用に起因する問題は、インプリント可能媒体を流動不能状態または硬化状態にするのに十分な量の化学線を照射するためにかなりの時間が必要とされ得ることである。このことがインプリントリソグラフィ装置のスループットを減少させる場合がある。
[0006] 本発明の一態様に従い、インプリントテンプレートを基板上に設けられたインプリント可能媒体に接触させることと、化学線を前記インプリント可能媒体に誘導することと、を含むインプリントリソグラフィ方法であって、前記化学線は、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられる、インプリントリソグラフィ方法が提供される。
[0007] 本発明の一態様に従い、インプリントテンプレートと化学線の出口を含むインプリントリソグラフィ装置であって、前記化学線出口および前記インプリントテンプレートは、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられた化学線を照射するように構成される、インプリントリソグラフィ装置が提供される。
[0008] 本発明の一態様に従い、インプリントテンプレートホルダを含むインプリントリソグラフィ装置であって、前記インプリントテンプレートホルダは、非垂直角度でインプリントテンプレートのパターン付けされた表面に入射するように、化学線放射源から前記インプリントテンプレート内に化学線を照射するように構成された構造を含む、インプリントリソグラフィ装置が提供される。
[0009] 本発明の一態様に従い、インプリントリソグラフィ装置であって、非垂直角度でインプリントテンプレートのパターン付けされた表面に入射するように、使用中前記インプリントテンプレート内に化学線を照射するように構成された化学線の出口を含む、インプリントリソグラフィ装置が提供される。
[0010] 本発明の一態様に従い、インプリントリソグラフィテンプレートであって、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に平行でない化学線受容面(receiving face)を有する、インプリントリソグラフィテンプレートが提供される。
[0011] 本発明の具体的な実施形態を、添付の図面を参照して以下に説明する。
[0012] 図1は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ方法を概略的に示す。 [0013] 図2は、クォーツとシリコン基板との間の界面の反射率を示すグラフである。 [0014] 図3は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示す。 [0015] 図4は、本発明の実施形態において見られ得る反射率の値を示すグラフである。 [0016] 図5は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示す。 [0017] 図6は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示す。 [0018] 図7は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示す。 [0019] 図8は、本発明の一実施形態に係るインプリントテンプレートを概略的に示す。 [0020] 図9は、本発明の実施形態において見られ得る反射率の値を示すグラフである。
[0021] 図1は、本発明の一実施形態を概略的に示している。基板6がインプリント可能媒体12の層を備える。平坦化層8が基板6とインプリント可能媒体12との間に設けられる。平坦化層は任意のものであり、場合によっては存在しなくてもよい。放射線透過性(例えば、クォーツ)インプリントテンプレート10をインプリント可能媒体12に当てることによってインプリント可能媒体にパターンを形成する。インプリントテンプレート10を通過してインプリント可能媒体12上に到達する化学線14でインプリント可能媒体を硬化させることによって、パターンはインプリント可能媒体12において硬化される。化学線14は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に対する非垂直角度でインプリントテンプレート10内に進む。テンプレート10はインプリント可能媒体12から取り除かれ、インプリント可能媒体12はインプリントされたパターンを保持する。その後、インプリント可能媒体12はエッチングされ、それによって平坦化層8にパターンを形成する。
[0022] 化学線14は非垂直角度でインプリント可能媒体12内に進むので、基板6の表面にも非垂直角度で入射する。基板6が吸収する化学線の量は、化学線が基板に垂直に入射した場合に吸収されるであろう量と比較して減少する。
[0023] 基板が吸収する化学線の量は減少されるので、化学線による基板の加熱は減少され、それによって、加熱に起因して基板の熱膨張が発生する程度が減少される。熱膨張は、パターンが基板上に形成される際の精度を減少させ得るので、基板の熱膨張の量を減少させることは有利なことである。
[0024] 化学線に起因する基板の加熱の許容できる閾値量が存在し得る。例えば、基板の加熱がその閾値未満で維持される場合、パターンは望ましい精度で基板上に形成され得る。本発明の実施形態は、基板が吸収する化学線からの熱の量を減少させ、それによって基板の加熱が閾値未満でとどまることを促す。
[0025] 本発明の実施形態によって、インプリント可能媒体に照射される化学線の強度が増加することを可能にでき、それによってインプリント可能媒体を硬化させるのに必要な時間が減少される。このことによりリソグラフィ装置のスループット(すなわち、時間当たりのパターン付け可能な基板数)が増加する。
[0026] 図2は、入射放射の反射率が、クォーツ(SiO)とシリコンとの間の界面(例えば、クォーツインプリントテンプレートとシリコン基板との間の界面)での入射角の関数としてどのように変化するかを示すグラフである。図2の角度は、界面からの垂線に対して測定される。放射は、例えば200nmから400nmの範囲の波長を有する、または300nmの波長を有するUV放射である。
[0027] 図2から分かるように、反射率は入射放射の偏光に依存する。放射は界面に垂直に入射し(すなわち、図2の0°)、放射の反射率は22%である。入射角が増加するにつれて、s偏光放射の反射率は徐々に増加し、約65°の入射角で50%に達し、約80°の入射角で80%に達する。これとは対照的に、p偏光放射の反射率は約70°で20%から0に着実に下降し、70°より大きい角度で非常に急激に上昇する(70°はこの界面に対するブルースター角であり、すべてのp偏光放射がシリコンによって吸収される角度である)。
[0028] 吸収率は反射率の逆数であるので、界面での反射率の増加は吸収率(すなわち、シリコン基板が吸収する放射量)の減少に対応する。放射が界面に入射する角度を選択することによってクォーツ・シリコン界面でのシリコン基板が吸収する放射量を減少させることが可能であることが、図2から分かる。このことは、放射の特定の偏光の選択と組み合わせて達成され得る。
[0029] 反射率が増加され得る1つの方法は、s偏光化学線を使用し、界面に垂直でない角度で化学線を界面に誘導することである。この角度は、例えば30°より大きい、50°より大きい、または70°より大きい角度であり得る。
[0030] 別の構成において、化学線は非偏光放射であってよく、またはp偏光成分を含んでよい。化学線は、界面に垂直でない角度で界面に対して誘導され得る。化学線は、例えば、80°より大きい、または85°より大きい角度で界面に対して誘導されてよい。
[0031] s偏光化学線はさまざまな方法で得ることができる。例えば、偏光化学線を生成する放射源を使用してよい。あるいは、放射源は非偏光放射を生成してよく、偏光フィルタを使用してs偏光放射を提供してよい。偏光フィルタは、例えば透過フィルタであってよく、あるいは反射フィルタであってよい。例えば、反射フィルタは、入射化学線に対してブルースター角で方向付けられる面であってよく、それによって当該面はs偏光放射のみを反射する。
[0032] 図3は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示している。インプリントテンプレート210は、パターン付けされた表面220、上面222、およびパターン付けされた表面と上面をつなぐ1つ以上の側面224を有する。パターン付けされた表面220は、1つ以上のパターン付けされない領域226を含み得る。
[0033] 化学線の放射源を一実施形態において含む化学線の出口201は、s偏光化学線202をインプリントテンプレート210の側面224に誘導するように配置される。インプリントテンプレート210は、空気または別のガス(例えば、ヘリウムまたはヘリウム/空気混合物)によって取り囲まれ、従って、化学線はインプリントテンプレートに入る際にガス・クォーツ界面を通過する(インプリントテンプレートがクォーツで形成される場合)。その結果、化学線202は屈折を受け、インプリントテンプレートの側面224に対する法線(normal)の方へ曲がる。
[0034] インプリントテンプレート210を出ると、化学線202はインプリント可能媒体212に入る。インプリント可能媒体212は、例えばシリコンベースであってよく、インプリントテンプレート210の屈折率(例えば、n=1.46)と同等の屈折率を有してよい。従って、化学線202は、インプリント可能媒体212に入射する際に大きな屈折を受けない。その後、化学線202は、平坦化層208内に進む。さらにまた、平坦化層の屈折率は、インプリント可能媒体の屈折率と同等であってよく、その結果、化学線202は平坦化層208に入る際に大きな屈折を受けない。
[0035] 平坦化層を出ると、化学線202は基板206に入射する。基板206は、例えば、n=4の屈折率を有するシリコンから形成され得る。化学線202の一部は基板206から反射され、残りは基板206によって吸収される。
[0036] 図4は、s偏光化学線202が示す反射率が、界面に対する放射の入射角の関数としてどのように変化するかを示すグラフである。用語を簡略化するために、入射角は、問題としている界面からの垂線に対して測定される。空気・クォーツ界面での反射率は、破線として示され、クォーツ・シリコン界面(言い換えるとレジスト・シリコンまたは平坦化層・シリコン)が示す反射率は実線として示される。
[0037] 図4から、化学線が0°の入射角θで(すなわち、面に垂直に)インプリントテンプレート210の側面224に入射する場合、化学線の5%未満がインプリントテンプレートの側面から反射されることが分かる。入射角θが例えば40°まで増加すると、インプリントテンプレート210の側面から反射される化学線の量は非常にゆっくりと増加する。50°の入射角θでは、化学線の約10%がインプリントテンプレートの側面から反射される。60°の入射角θでは、化学線の約30%がインプリントテンプレートの側面から反射される。従って図4から、化学線の入射角θをインプリントテンプレートの面に垂直な状態から遠ざけることによって、化学線の大部分がインプリントテンプレートに入ることが可能になることが分かる。化学線の高強度放射源は比較的安価であるため、インプリントテンプレートからの反射に起因して一部の化学線を失うことは大して不利ではない。
[0038] 図4から、化学線が0°の入射角θで(すなわち、基板に垂直に)基板206に入射する場合、化学線の約20%が基板から反射される(残り80%は基板によって吸収される)ことが分かる。入射角θが増加すると、インプリントテンプレート・基板界面の反射率は、約65°の入射角で50%まで、および約80°の入射角で80%まで、徐々に増加する。それに応じて、化学線の吸収は、約65°の入射角θで50%まで、および約80°の入射角で20%まで減少する。
[0039] 図4の曲線を使用し、かつ空気・クォーツ界面での化学線の屈折を考慮すると、インプリントテンプレート210の側面に対する化学線202の入射角は、(インプリントテンプレートおよび基板に垂直に入射する化学線と比較して)基板による化学線の吸収が減少するように選択され得る。
[0040] 一例において、化学線202は5°の入射角θでインプリントテンプレート210の側面224に入射し得る。屈折に起因して、化学線は、インプリントテンプレートの側面からの垂線に対して測定された3.3°の角度でインプリントテンプレート210中を進むことになる。これは、基板206からの垂線に対する86.7°の角度に対応する。ゆえに、化学線202は、86.7°の角度で平坦化層・基板界面に入射する。図4は、化学線の約90%がその角度で基板から反射されることを示している。従って、化学線の10%のみが基板206によって吸収されることになる。
[0041] 化学線202の10%の吸収は、化学線が基板に垂直に入射する際に見られ得る約80%の吸収と比較して非常に勝っている。
[0042] 化学線の吸収の減少は、基板の加熱を減少させ、これは基板の熱膨張を減少させる。これによって、ひいてはパターニングの望ましい精度を維持しながら化学線のより高い強度が使用されることが可能になる。
[0043] 化学線は他の入射角θでインプリントテンプレート210の側面に入射してもよい。
[0044] 基板206から反射され、かつインプリントテンプレート210から出る化学線は、例えば、化学線を吸収するように構成されたビームストップ214に入射し得る。
[0045] 化学線202はインプリントテンプレート210の1つの側面または当該側面の1つの部分のみに入射するように示されているが、インプリントテンプレートの2つ以上の側面または当該側面の2つ以上の部分に入射してもよい。例えば、化学線はインプリントテンプレートの対向する側面に入射してもよい。このことは、化学線がインプリントテンプレートの1つの側面のみに入射した場合との比較において、インプリント可能媒体212内の化学線のより均一な分布を提供するのに役立ち得る。
[0046] 図5は、本発明の他の実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示している。インプリントテンプレート310は、パターン付けされた表面320、上面322、およびパターン付けされた表面と上面をつなぐ1つ以上の側面324を有する。パターン付けされた表面320は、1つ以上のパターン付けされない領域326を含み得る。基板306は平坦化層308を備える。インプリント可能媒体312は、平坦化層上に設けられる。インプリントテンプレート310はインプリント可能媒体312と接触する。
[0047] 説明を簡略化するために、本明細書では、パターン付けされた表面320に対向する表面322を上面322と呼ぶ。これは、インプリントテンプレート310が特定の向きを有することを意味するものではない。図5において上面322はパターン付けされた表面320の上方にあるが、インプリントテンプレートは、このことが当てはまらないような他の向きを有してもよい。
[0048] 化学線の出口301は、インプリントテンプレートの側面の代わりにインプリントテンプレート310の上面322に対してs偏光化学線302を誘導するように構成される。化学線は、非垂直な入射角θでインプリントテンプレート310の上面に入射する。
[0049] 基板306から反射され、かつインプリントテンプレート310から出る化学線は、例えば、化学線を吸収するように構成されたビームストップ314に入射し得る。
[0050] インプリントテンプレート310の上面322からの化学線の反射は、図4に示す通りである。例えば、インプリントテンプレートでの70°の入射角θが選択される場合、化学線の約30%がインプリントテンプレートから反射されることになる(残りはインプリントテンプレート中を進むことになる)。この反射された化学線は、例えば、ビームストップ(図示せず)によって捕捉されてよい。屈折に起因して、化学線は、39°の角度でインプリントテンプレート310中を進むことになり、基板306で39°の入射角θを有することになる。図4を参照すると、化学線は約30%の反射率を示すことになる(すなわち、化学線の約70%が基板によって吸収されることになる)。
[0051] 化学線は、他の非垂直な入射角θでインプリントテンプレート310の上面322に入射してもよい。
[0052] この特定の例において、基板306での入射角θは42°を超えることができない。というのは、42°はクォーツ・空気界面の臨界角であるからである。つまり、42°より大きい基板での入射角θを提供することになる、インプリントテンプレート310の上面322での入射角θは存在しない。インプリントテンプレート310を取り囲む空気を、空気と異なる屈折率を有する気体と取り換えた場合、超えられない入射角θの値もそれに応じて変化する。同様に、インプリントテンプレート310をクォーツと異なる屈折率を有するインプリントテンプレートと取り換えた場合、超えられない入射角θの値もそれに応じて変化する。インプリント可能媒体312または平坦化層308がクォーツと同一または同様でない屈折率を有する場合、このことによっても、超えられない入射角θの値は変化する。
[0053] 化学線が望ましい入射角で基板に入射するようにインプリントテンプレート内に結合されることを可能にする構造が設けられ得る。この構造はインプリントテンプレートと一体化して形成されてよい。この構造はプリズムであってよい。
[0054] 図6は、本発明の一実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示している。この実施形態において、インプリントテンプレート410、インプリント可能媒体412、平坦化層408、および基板406は、図5に示すそれらと同様である。しかし、プリズム414はインプリントテンプレート410のある側に、例えば、インプリントテンプレート410の2つの側の各々に設けられる。一実施形態において、プリズム414はインプリントテンプレートと同一の材料(例えば、クォーツ)から形成される。プリズム414は、インプリントテンプレート410と光学的に連通している。プリズム414は、インプリントテンプレート410と接触してよい。屈折率整合流体などの流体が、プリズム414とインプリントテンプレート410との間の界面に存在してよい。プリズム414は、(例えば、その面に反射材料を設けることによって)反射面416を備えてよい。
[0055] 化学線の出口401は、s偏光化学線402をプリズム414の方へ誘導するように構成される。例えば、化学線402は、プリズム414の上面に垂直に入射してよい。化学線はプリズム414に垂直に入射するので、図4を参照すると、95%より多い化学線がプリズム414内に進むと分かり得る。化学線402は、プリズム414の反射面416から反射され、インプリントテンプレートの方へ進行する。プリズム414およびインプリントテンプレート410は同一の材料から形成され(かつそれらの間の界面で屈折率整合流体を有し得)るので、化学線は、インプリントテンプレート内に進む際に大きな屈折または反射を受けない。化学線402は、プリズム414の反射面416の向きが決定する角度で基板406に入射する。図4を参照すると、化学線が75°の入射角θで基板に入射した場合、化学線の約70%が基板から反射されることになる(すなわち、化学線の約30%のみが基板によって吸収されることになる)。
[0056] プリズム414の反射面416の向きは、化学線が望ましい入射角で基板406に入射するように選択され得る。プリズム414の反射面416の向きは、プリズムに対する化学線の入射角と組み合わせて、化学線が望ましい入射角で基板406に入射するように選択されてもよい。
[0057] 基板406の表面からの法線に対するプリズム414の反射面416の角度は、例えば、45°未満であり得る。
[0058] プリズム414(または他の構造)は、インプリントテンプレートを保持するように構成されたインプリントテンプレートホルダの一部を形成し得る。そのような構成において、インプリントテンプレート410はインプリントテンプレートホルダから取り除かれてよく、交換インプリントテンプレートと取り換えられてよい。交換インプリントテンプレートは、プリズム414に接触することになり(場合によりそれらの間の屈折率整合流体などの流体とともに)、それによって図6に示す態様で化学線が交換インプリントテンプレート内に進むことを可能にする。
[0059] プリズム414は、インプリントテンプレート410と一体化して形成(例えば、クォーツなどの材料の単一片から形成)されてよい。
[0060] インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に平行または垂直でない化学線受容面を有する構造を設けてよい。この構造により、望ましい入射角で基板に入射するように化学線がインプリントテンプレート内に結合されることが可能になる。構造はインプリントテンプレートと一体化して形成されてよい。構造はプリズムであってよい。構造は、レンズであってもよい。
[0061] 図7は、本発明の他の実施形態に係るインプリントリソグラフィ装置を概略的に示している。この実施形態において、インプリントテンプレート510、インプリント可能媒体512、平坦化層508、および基板506は、図5に示すそれらと同様である。しかし、プリズム518はインプリントテンプレート510の上面に、例えば、インプリントテンプレート510の2つの側の各々に設けられる。プリズム518は、インプリントテンプレート510と光学的に連通している。プリズム518は、インプリントテンプレート510と接触してよい。プリズム518は、化学線出口501から垂直に入射するs偏光化学線502を受ける放射線受容面520を有するように構成される。一実施形態において、プリズム518はインプリントテンプレート510と同一の材料(例えば、クォーツ)から形成される。屈折率整合流体などの流体が、プリズム518とインプリントテンプレート510との間に存在してよい。
[0062] 化学線502は、プリズム518の放射線受容面520に垂直に入射する。図4を参照すると、このことは、95%を超える化学線がプリズム518内に進むことを意味する。化学線は、大きなずれなく、インプリントテンプレート510内に進む。化学線は、入射角θ、例えば、約65°で基板506に入射する。従って、図4を参照すると、化学線の約50%が基板から反射される(残りの50%は基板によって吸収される)。
[0063] 基板506に対する化学線502の入射角θは、例えば、化学線がプリズム518に入射する角度を調整することによって選択され得る。
[0064] 化学線502は、プリズム518の放射線受容面520で非垂直な入射角を有し得る。プリズム518は、化学線が90°、80°以上、70°以上などの入射角でプリズムに入射するように選択される形状を有し得る。プリズム518は、化学線がインプリントテンプレートに結合されることを可能にするいかなる形状を有してよい。プリズムは、化学線が望ましい入射角θで基板506に入射され得るような、いかなる形状を有してもよい。
[0065] プリズム518は、インプリントテンプレート510と一体化して形成(例えば、クォーツなどの材料の単一片から形成)されてよい。
[0066] プリズム414、518はインプリントテンプレート410、510と同一の材料から形成されると説明してきたが、プリズム(または他の構造)は、任意の適切な材料から形成されてよい。プリズム(または他の構造)は、例えば、インプリントテンプレートより高い屈折率を有する材料から形成されてよく、または、インプリントテンプレートより低い屈折率を有する材料から形成されてもよい。
[0067] 図8は、本発明の他の実施形態に係るインプリントテンプレート610を概略的に示している。インプリントテンプレートの放射線受容面630は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面620に平行または垂直でない。化学線受容面は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面620からの垂線に対して45°の角度θである。化学線受容面は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面620からの垂線に対して70°以下、45°以下、または30°以下の角度θであってよい。任意の数の化学線受容面が設けられてよい。
[0068] 化学線が基板から反射される程度は、基板の屈折率とインプリントテンプレートの屈折率の差に依存することになる。放射が2つの材料間の界面から反射される程度は、フレネルの式に従う。
ここで、Rはs偏光の反射、Rはp偏光の反射、nは第1材料の屈折率、nは第2材料の屈折率、θは放射の入射角、およびθは放射の屈折角である。スネルの法則は、以下の通りである。
スネルの法則を使用して式1および2を単純化することができるため、式1および2は第1および第2材料の屈折率n、nおよび入射角θのみに依存することになる。
インプリントテンプレートおよび基板の屈折率に関する知識とともに、式4および5を使用して化学線に対する適切な入射角を決定することができる。
[0069] s偏光化学線を使用し、かつp偏光を使用しない場合、式4のみが必要となる。図9は、s偏光放射の反射率が、異なる屈折率を有する基板に対する入射角の関数としてどのように変化するかを示すグラフである。グラフは、1.5の屈折率nを有する第1材料について作成されたものであり、2、3、4、または5の屈折率nを有する第2材料(例えば、基板)についての反射率曲線を示す。
[0070] 図9から、基板の屈折率が増加するにつれて反射率が増加することが分かる。というのは、基板の屈折率とインプリントテンプレートの屈折率の差が増加するからである。基板の屈折率とインプリントテンプレートの屈折率の差が増加するほど、反射率も増加する。基板の屈折率とインプリントテンプレートの屈折率の差は、例えば、0.5より大きい、1より大きい、2より大きい、またそれ以上の値であり得る。
[0071] 図9から、基板に対する30°の入射角θは反射率の大きな増加をもたらすことが分かる。入射角θは、例えば、30°より大きい、45°より大きい、60°より大きい、または70°より大きい角度であり得る。一実施形態において、リソグラフィ装置は、30°より大きい、45°より大きい、60°より大きい、または70°より大きい入射角を提供するように構成され得る。
[0072] 基板に対する入射角θについての言及は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に対する入射角と同等であるとみなされ得る。
[0073] 本発明の実施形態は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に平行または交差せず、かつ化学線をインプリントテンプレート内に結合させるように構成された化学線受容面を提供してよい。
[0074] 上記式と図9において、便宜上、インプリントテンプレートは基板と接触することを前提とする。実際には、基板に接触するのはインプリント可能媒体(または平坦化層が存在する場合は平坦化層)である。インプリント可能媒体および平坦化層がインプリントテンプレートと同一の屈折率を有することが前提とされ得る。あるいは、上記式および図9を調整してインプリント可能媒体の屈折率および(平坦化層が存在する場合)平坦化層の屈折率を考慮してよい。上記式および図9を調整して存在し得る他の層を考慮してもよい。
[0075] 化学線は、例えば300nmの波長を有するUV放射などであってよい。化学線は、任意の適切な波長を有してよい。
[0076] 本発明の例示的な実施形態において、化学線出口および/または放射源はインプリントテンプレートに隣接すると示されてきたが、必ずしもこのようである必要はない。化学線出口および/または放射源は任意の適切な位置に設けられてよい。
[0077] 1つ以上の化学線出口および/または放射源が設けられてよい。
[0078] 図1、図3、および図5において、化学線は1つの方向のみからインプリント可能媒体に入射すると示されている一方、図6および図7では、化学線は別々の方向からインプリント可能媒体に入射している。化学線が別々の方向からインプリント可能媒体に入射する場合、これによって、インプリント可能媒体にわたって化学線が分散する均一性が向上し得る。別々の方向は、(例えば、図6および図7に示すように)相対する方向であってよく、または他の方向であってもよい。
[0079] 1つ以上のビームストップを使用して、インプリント可能媒体が吸収しない化学線を吸収してよい。
[0080] 上記記述は、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に対する入射角に言及している。パターン付けされた表面は窪みを含んでよく、ゆえに単なる平面でなくてよい。しかし、化学線の入射角を定義する目的で、インプリントテンプレートのパターン付けされた表面は平面として扱われてよい。
[0081] インプリントテンプレート10、210、310、410、510、610はクォーツから形成されると説明しているが、インプリントテンプレートは任意の適切な材料から形成されてよい。
[0082] 上記実施形態において、単一のインプリントテンプレート、単一のインプリントテンプレートホルダ、単一の基板ホルダ、および単一の基板が単一のチャンバ内に設けられている。他の実施形態において、2つ以上のインプリントテンプレート、2つ以上のインプリントテンプレートホルダ、2つ以上の基板ホルダ、および/または2つ以上の基板が複数のチャンバ内に設けられてよい。これによって、インプリントがより効率的にまたは迅速に(例えば、並行して)行われることが可能になり得る。例えば、一実施形態において、複数(例えば、2、3、または4)の基板ホルダを含む装置が提供される。一実施形態において、複数(例えば、2、3、または4)のインプリントテンプレートを含む装置が提供される。複数のインプリントテンプレートは、例えば、同一の基板にパターン付けをするために使用されてよい。一実施形態において、基板ホルダごとに1つのテンプレートホルダを使用するように構成された装置が提供される。一実施形態において、基板ホルダごとに2つ以上のテンプレートホルダを使用するように構成された装置が提供される。一実施形態において、複数(例えば、2、3、または4)のインプリント可能媒体ディスペンサを含む装置が提供される。一実施形態において、基板ホルダごとに1つのインプリント可能媒体ディスペンサを使用するように構成された装置が提供される。一実施形態において、インプリントテンプレートごとに1つのインプリント可能媒体ディスペンサを使用するように構成された装置が提供される。一実施形態において、複数の基板ホルダを含む装置が提供される場合、当該基板ホルダは装置内の機能を分担してよい。例えば、基板ホルダは、基板ハンドラ、基板カセット、(例えば、インプリンティング中のヘリウム環境を生成するための)ガス供給システム、インプリント可能媒体ディスペンサ、および/または(インプリント可能媒体を硬化させるための)放射源を分担する。一実施形態において、複数の基板ホルダのうちの2つ以上の基板ホルダ(例えば、3または4)が装置の1つの以上の機能(例えば、1、2、3、4、または5つの機能)を共有する。一実施形態において、装置の1つの以上の機能(例えば、1、2、3、4、または5)がすべての基板ホルダの間で分担される。
[0083] 一実施形態において、複数のインプリントテンプレート(またはインプリントテンプレートホルダ)を含むリソグラフィ装置が提供される。化学線出口および/または放射源は、2つ以上のインプリントテンプレート(または2つ以上のインプリントテンプレートホルダ)に対して化学線を提供するように構成されてよい。
[0084] 本発明の実施形態は、いわゆる「ステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィ(SFIL)」を利用してよく、これは、IC製造において従来使用されている光ステッパと同様の態様で複数の小さなステップで基板のパターン付けをするために使用することができる。UVインプリントに関するより詳細な情報については、例えば、米国特許出願公開第2004−0124566号、米国特許第6,334,960号、PCT国際公開公報第WO02/067055号、および"Mold-assisted nanolithography: A process for reliable pattern replication"と題した、J. Vac. Sci. Technol. B14(6)、1996年11月/12月号のJ. Haismaによる論文を参照されたい。
[0085] 本発明は、インプリントリソグラフィ装置および方法に関する。装置および/または方法は、電子デバイスおよび集積回路などのデバイスの製造、または集積光学システム、磁気ドメインメモリ用のガイダンスパターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド、有機発光ダイオード等の製造といった他の用途に使用されてよい。
[0086] 以上、本発明の具体的な実施形態を説明してきたが、本発明は、上述以外の態様で実施できることが明らかである。例えば、本発明は、上記に開示した方法を表す1つ以上の機械読取可能命令のシーケンスを含む1つ以上のコンピュータプログラムの形態、またはこのような1つ以上のコンピュータプログラムが記憶された1つ以上のデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスクまたは光ディスク)の形態であってもよい。
[0087] 説明および図示した実施形態は、例示的なものであり、制限的な性質のものではないとみなされるべきであって、単に好ましい実施形態が図示および説明されたものであること、および請求の範囲に定義された本発明の範囲に入る全ての変更および変形は保護されることが望まれることを理解されたい。本明細書で「好ましい(preferable)」、「好ましくは(preferably)」、「好ましい(preferred)」「より好ましい(more preferred)」などの語を使用することは、そのように記述されたある特徴が望ましいことがあることを示唆するとはいえ、その特徴が必要ではないこともあり、このような特徴を欠いている実施形態が、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の範囲内にあるとして企図され得ることを理解されたい。特許請求の範囲に関連して、「1つの(a, an)」、「少なくとも1つの(at least one)」、または「少なくとも1つの部分(at least one portion)」などの語が、ある特徴の前置きに使用された場合、このような1つの特徴だけに特許請求の範囲を限定する意図は、特許請求の範囲に逆のことが特に提示されない限り、ないものとする。「少なくとも一部分(at least a portion)」および/または「一部分(a portion)」という言葉が使用された場合、その項目は、逆のことが特に提示されない限り、一部分および/または項目全体を含み得る。
[0088] 本発明の実施形態は、以下の番号付きの項目で示される。
1. インプリントテンプレートを基板上に設けられたインプリント可能媒体に接触させることと、化学線を前記インプリント可能媒体に誘導することと、を含むインプリントリソグラフィ方法であって、前記化学線は、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられる、インプリントリソグラフィ方法。
2. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は30°より大きい、前記1に記載の方法。
3. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は70°より大きい、前記1または前記2に記載の方法。
4. 前記化学線は、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を介して前記インプリントテンプレート内に結合される、前記1から3のいずれかに記載の方法。
5. 前記化学線は、前記インプリントテンプレートと光学的に連通するプリズムを介して前記インプリントテンプレート内に結合される、前記1から4のいずれかに記載の方法。
6. 前記化学線は、対向する方向から前記インプリント可能媒体に誘導される、前記1から5のいずれかに記載の方法。
7. 前記化学線はs偏光される、前記1から6のいずれかに記載の方法。
8. インプリントテンプレートと化学線の出口を含むインプリントリソグラフィ装置であって、前記化学線出口および前記インプリントテンプレートは、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられた化学線を照射するように構成される、インプリントリソグラフィ装置。
9. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は30°より大きい、前記8に記載の装置。
10. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は70°より大きい、前記8または前記9に記載の装置。
11. 前記化学線出口は、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対して垂直でない方向に化学線を前記インプリントテンプレートの方へ誘導するように構成される、前記8から10のいずれかに記載の装置。
12. 前記インプリントテンプレートは、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を有する、前記8から11のいずれかに記載の装置。
13. 前記インプリントテンプレートは、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に垂直でない化学線受容面を有する、前記8から12のいずれかに記載の装置。
14. 前記インプリントテンプレートと光学的に連通し、かつ前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を提供する構造をさらに含む、前記8から13のいずれかに記載の装置。
15. 前記インプリントテンプレートと光学的に連通し、かつ前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に実質的に平行な化学線受容面を提供する構造をさらに含む、前記8から13のいずれかに記載の装置。
16. 前記構造は反射面を備える、前記14または前記15に記載の装置。
17. 前記構造はプリズムである、前記14から16のいずれかに記載の装置。
18. 前記出口に接続される化学線放射源をさらに含み、前記化学線放射源はs偏光化学線を提供するように構成される、前記8から17のいずれかに記載の装置。
19. インプリントテンプレートホルダを含むインプリントリソグラフィ装置であって、前記インプリントテンプレートホルダは、非垂直角度でインプリントテンプレートのパターン付けされた表面に入射するように、化学線放射源から前記インプリントテンプレート内に化学線を照射するように構成された構造を含む、インプリントリソグラフィ装置。
20. 前記構造はプリズムである、前記19に記載の装置。
21. インプリントリソグラフィ装置であって、非垂直角度でインプリントテンプレートのパターン付けされた表面に入射するように、使用中前記インプリントテンプレート内に化学線を照射するように構成された化学線の出口を含む、インプリントリソグラフィ装置。
22. インプリントリソグラフィテンプレートであって、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を有する、インプリントリソグラフィテンプレート。
23. 前記化学線受容面は前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に垂直でない、前記22に記載のインプリントリソグラフィテンプレート。

Claims (15)

  1. インプリントテンプレートを基板上に設けられたインプリント可能媒体に接触させることと、化学線を前記インプリント可能媒体に誘導することと、を含むインプリントリソグラフィ方法であって、前記化学線は、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられる、インプリントリソグラフィ方法。
  2. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は30°より大きい、請求項1に記載の方法。
  3. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は70°より大きい、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記化学線は、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を介して前記インプリントテンプレート内に結合される、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記化学線はs偏光される、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. インプリントテンプレートと化学線の出口を含むインプリントリソグラフィ装置であって、前記化学線出口および前記インプリントテンプレートは、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に垂直に入射しないように方向付けられた化学線を照射するように構成される、インプリントリソグラフィ装置。
  7. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は30°より大きい、請求項6に記載の装置。
  8. 前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対する前記化学線の入射角は70°より大きい、請求項6または請求項7に記載の装置。
  9. 前記化学線出口は、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に対して垂直でない方向に化学線を前記インプリントテンプレートの方へ誘導するように構成される、請求項6から8のいずれかに記載の装置。
  10. 前記インプリントテンプレートは、前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を有する、請求項6から9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記インプリントテンプレートと光学的に連通し、かつ前記インプリントテンプレートの前記パターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を提供する構造をさらに含む、請求項6から10のいずれかに記載の装置。
  12. 前記出口に接続される化学線放射源をさらに含み、前記化学線放射源はs偏光化学線を提供するように構成される、請求項6から11のいずれかに記載の装置。
  13. インプリントテンプレートホルダを含むインプリントリソグラフィ装置であって、前記インプリントテンプレートホルダは、非垂直角度でインプリントテンプレートのパターン付けされた表面に入射するように、化学線放射源から前記インプリントテンプレート内に化学線を照射するように構成された構造を含む、インプリントリソグラフィ装置。
  14. インプリントリソグラフィ装置であって、非垂直角度でインプリントテンプレートのパターン付けされた表面に入射するように、使用中前記インプリントテンプレート内に化学線を照射するように構成された化学線の出口を含む、インプリントリソグラフィ装置。
  15. インプリントリソグラフィテンプレートであって、前記インプリントテンプレートのパターン付けされた表面に平行でない化学線受容面を有する、インプリントリソグラフィテンプレート。
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