JP2011070906A - 電池パックおよびホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】外部に導出されるリード線を固定する。
【解決手段】
ホルダー4の固定部42が折りたたまれていない状態で、コネクタ付きリード線9が接続された回路基板3をホルダー4の収納部41に収納する。そして、回路基板3を収納部41に収納した状態で固定部42を折りたたむことにより、固定部42の前面に設けられた壁部48がコネクタ付きリード線9の被覆部分に接触し、固定部42の壁部48と回路基板3とによりコネクタ付きリード線9が挟み込まれる。
【選択図】図6

Description

この発明は、外部と接続するためのリード線を固定する電池パックおよびホルダーに関する。
近年、携帯型ゲーム機、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型電子機器や電動工具が普及し、電源として高電圧、高エネルギー密度、軽量といった利点を有するリチウムイオン電池が広く使用されている。
このような携帯型電子機器では、例えば電解質として、ポリマーに非水電解液を含浸させてなるゲル状の電解質や全固体状のポリマー電解質を用いた、扁平型のリチウムイオンポリマー二次電池を使用する機会が増えている。
リチウムイオンポリマー二次電池は、正極、負極、ポリマー電解質を有し、正極および負極からそれぞれリードが導出された電池素子が外装フィルムで被覆された電池セルの構成とされている。さらに、電池パックは、電池セルと回路部がマウントされた回路基板と共に、例えば上下のケースからなる箱型のプラスチックモールドケース内に収納される構成とされている。
このような電池パックにおいては、外部と接続するためのコネクタ付きリード線が電池パックから導出されているものがある。図8は、コネクタ付きリード線が電池パックから導出された従来の電池パック100の構成の一例を示す。電池パック100は、主に、扁平型の電池セル101、回路基板102およびPTC(Positive Temperature Coefficient)素子103で構成され、例えば上ケース104および下ケース105からなる箱型の筐体等の外装体に収納される構成となっている。
電池セル101は、例えば、電池素子が矩形状に成型された外装フィルムに収納される構成となっており、この外装フィルムが折り曲げられることによって壁部が形成されている。また、壁部に囲まれた面には、正極端子121aおよび負極端子121bが導出されるテラス部120が形成されている。
回路基板102は、例えば、二次電池の充放電を制御する保護回路等がマウントされている。回路基板102には、複数の接点部が設けられ、外部の機器等と接続するためのコネクタ付きリード線107が半田付けにより接続される。回路基板102とコネクタ付きリード線107との接続部分である半田付け部には、この半田付け部を保護するために、半田付け部を覆うようにしてボンド108が塗布されている。
また、回路基板102には、電池セル101の正極端子121aおよび負極端子121bを接続するための接点部が設けられている。電池セル101の正極端子121aに対応する接点部には、リフロータブ106aを介して正極端子121aが接続されている。また、負極端子121bに対応する接点部には、リフロータブ106bおよびPTC素子103を介して負極端子121bが接続されている。
PTC素子103は、電池の温度が設定温度と比べて高くなると電気抵抗が急激に高くなり、電池に流れる電流を実質的に遮断する熱感抵抗素子である。PTC素子103は、リフロータブ106bを介して回路基板102の接点部に接続されるとともに、電池セル101の負極端子121bと接続されている。
コネクタ付きリード線107が接続された回路基板102およびPTC素子103は、電池セル101のテラス部120に載置され、テラス部120と回路基板102との間に配置された絶縁テープ109によって固定されている。そして、回路基板102およびPTC素子103がテラス部120に載置された電池セル101は、両面テープ110等によって下ケース105に固定され、上ケース104および下ケース105からなる外装体に収納される。また、上ケース105には、ラベル111が貼着される。コネクタ付きリード線107は、下ケース105の前面に設けられた導出部から導出される。
このような従来の電池パック100においては、電池セル101のテラス部120に載置される回路基板102を絶縁テープ109によって直接的に固定するようにしている。そのため、回路基板102の位置決めを正確に行うことができず、回路基板102に接続されているコネクタ付きリード線107の出し位置精度が出ないという問題点があった。
また、電池パック100の組み立て時などに外部からの圧力等が生じた場合に、電池セル101と回路基板102とが接触し、電池セル101や回路基板102が損傷したり、電極端子が変形して安全性が低下してしまうおそれがあるという問題点があった。
さらに、絶縁テープ109を貼り付ける際には、絶縁テープ109がずれてしまう場合があり、電池パック100の外形に影響を与えてしまうおそれがあるという問題点があった。また、絶縁テープ109を貼り付ける作業における作業者によるバラツキが多く、生産性が悪いという問題点があった。
このような問題点を解決するため、例えば下記の特許文献1および特許文献2には、基板ホルダーを用いて回路基板を固定し、回路基板と電池の電極との絶縁、および衝撃が与えられた際に回路基板に実装された素子の破損を防止する技術が記載されている。
特開2006−164601号公報 特許第3475070号公報
ところで、コネクタ付きリード線が外部に導出される電池パックの場合には、コネクタ付きリード線を回路基板に対して半田付けによって接続し、その上から接続部分を保護するためのボンドを塗布してコネクタ付きリード線を固定する必要がある。
しかしながら、回路基板とコネクタ付きリード線との接続部分である半田付け部にボンドを塗布する場合には、ボンドの塗布量の管理や位置精度を出すことが困難であり、生産性が悪いという問題点があった。
また、コネクタ付きリード線に対して外部から力が加えられた場合、リード線の半田付け部が支点となって曲げ応力が集中してしまうため、リード線が破断してしまうおそれがあるという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、外部に導出されるリード線を固定し、生産性を向上することができる電池パックおよびホルダーを提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、電極端子を導出するテラス部を有する二次電池と、
二次電池に接続される回路基板と、
回路基板に接続され、外部と接続する配線部材と、
電池セルのテラス部上に配置され、回路基板を収納するホルダーと
を備え、
ホルダーは、
前面に第1の開口部が形成されるとともに、上面の一部に第2の開口部が形成され、第1の開口部から回路基板を収納する収納部と、
前面に壁部が形成され、壁部の両端から延びる延在部がそれぞれ形成され、収納部に固定される固定部と
を有し、
固定部が第2の開口部を覆うようにして収納部に固定され、
配線部材が固定部の壁部および回路基板に挟み込まれることによって固定される電池パックである。
また、第2の発明は、前面に第1の開口部が形成されるとともに、上面の一部に第2の開口部が形成され、第1の開口部から回路基板を収納する収納部と、
前面に壁部が形成され、壁部の両端から延びる延在部がそれぞれ形成され、収納部に固定される固定部と
を有し、
固定部が第2の開口部を覆うようにして収納部に固定されるホルダーである。
この発明によれば、ホルダーの固定部を収納部に固定するようにしているため、収納部に収納された回路基板に接続された配線部材を、固定部の壁部および回路基板に挟み込むようにして固定することができ、生産性を向上させることができるという効果がある。
図1は、この発明の実施の一形態による電池パックの構成の一例を示す分解斜視図である。 図2は、回路基板の構成の一例を示す斜視図である。 図3Aは、ホルダーの構成の一例を示す斜視図である。図3Bは、収納部および固定部の接続部分について説明するための断面図である。 図4は、回路基板およびPTC素子が収納されたホルダーを前面方向から見た断面図である。 図5は、回路基板およびPTC素子が収納されたホルダーを電池セルのテラス部に載置した様子を示す斜視図である。 図6は、コネクタ付きリード線を固定する様子を示す断面図である。 図7は、コネクタ付きリード線に外部から力が加えられた場合について説明するための断面図である。 図8は、従来の電池パックの構成の一例を示す略線図である。
以下、この発明の実施の一形態について、図面を参照して説明する。この発明の実施の一形態では、回路基板を固定するためのホルダーを用いることにより、ホルダーに収納された回路基板を固定するとともに、回路基板に接続されているリード線を固定することができる。
[電池パックの構成]
図1は、この発明の実施の一形態による電池パック1の構成の一例を示す分解斜視図である。電池パック1は、主に、電池セル2、回路基板3、ホルダー4およびPTC(Positive Temperature Coefficient)素子5で構成され、例えば上ケース6および下ケース7からなる箱型の筐体等の外装体に収納される構成となっている。
電池セル2は、例えば、電池素子が矩形状に成型された外装フィルムに収納される構成となっており、この外装フィルムが折り曲げられることによって壁部が形成されている。また、電池セル2の一方の端面において壁部に囲まれた面には、外装フィルムに収納された電池素子に接続された正極端子21aおよび負極端子21bが導出されるテラス部20が形成されている。
回路基板3は、例えば、ヒューズやサーミスタ等の温度保護素子、充放電制御FET(Field Effect Transistor)、二次電池の監視と充放電制御FETの制御を行うIC(Integrated Circuit)を含む保護回路等がマウントされている。また、回路基板3には、外部の機器等と接続するためのコネクタ付きリード線9が接続される。回路基板3の詳細については、後述する。
ホルダー4は、回路基板3および後述するPTC素子5を収納し、電池セル2に形成されたテラス部20上に載置することにより、回路基板3およびPTC素子5を固定する。ホルダー4の詳細については、後述する。
PTC素子5は、電池の温度が設定温度と比べて高くなると電気抵抗が急激に高くなり、電池に流れる電流を実質的に遮断する熱感抵抗素子である。PTC素子5は、リフロータブ8bを介して回路基板3に接続されるとともに、電池セル2の負極端子21bと接続されている。
上ケース6および下ケース7からなる外装体は、例えば樹脂により形成され、その内部に電池セル2、回路基板3、ホルダー4およびPTC素子5が収納された状態で、例えば超音波溶着により接合される。下ケース7には、電池セル2が両面テープ10によって接着されて固定されている。上ケース6には、ラベル11が貼着されている。
下ケース7の前面には、導出部12が形成されている。回路基板を収納したホルダー4をテラス部20に載置した状態で電池セル2が外装体に収納されることにより、導出部12から、回路基板3に接続されたコネクタ付きリード線9が導出される。
[回路基板]
図2は、回路基板3の構成の一例を示す。回路基板3は、例えば矩形状を有し、対向する2つの長辺のうち前面側に位置する辺の縁に、2つの切り欠き部32が形成されている。切り欠き部32は、後述するホルダー4に回路基板3を収納した際に、ホルダー4に設けられた延在部46を避けることが可能な位置に形成され、延在部46が入り込むことによって固定されるようになっている。
回路基板3には、複数の接点部31が設けられている。この例では、正極、負極およびサーミスタに対応する3個の接点部31が設けられている。この接点部31は、2つの切り欠き部32の間の面に設けられており、コネクタ付きリード線9が接続される。コネクタ付きリード線9は、例えば3本のリード線からなり、リード線の一端が半田付けによってそれぞれの接点部31に接続されている。また、リード線の他端には、コネクタが設けられ、外部の機器等に接続されるようになっている。
接点部31が設けられている面と反対側の面には、電池セル2の正極端子21aおよび負極端子21bを接続するための接点部が設けられている。電池セル2の正極端子21aに対応する接点部には、リフロータブ8aを介して正極端子21aが接続されている。また、負極端子21bに対応する接点部には、リフロータブ8bおよびPTC素子5を介して負極端子21bが接続されている。
[ホルダー]
図3Aは、ホルダー4の構成の一例を示す。図3Aに示すように、ホルダー4は、収納部41および固定部42で構成され、収納部41および固定部42が樹脂により一体に形成されている。ホルダー4に用いられる材料としては、強度や難燃性等を考慮してポリカーボネートを用いると好ましい。図3Bは、ホルダー4を側面方向から見た場合の断面図である。図3Bに示すように、収納部41および固定部42の接続部分は、切り欠き43が設けられたヒンジ構造となっており、切り欠き43の位置から固定部42を折りたたむことができるようになっている。
収納部41は、前面に第1の開口部49を有し、この第1の開口部49から回路基板3およびPTC素子5を収納することができるように形成されている。収納部41の内部には、リブ44が形成されている。リブ44は、収納部41に回路基板3を収納した際に、回路基板3上の実装部品等に接触しない位置に設けられている。
収納部41の上面の一部には、第2の開口部50が設けられ、固定部42が折りたたまれた際に、第2の開口部50が固定部42によって覆われるように形成されている。第2の開口部50が固定部42に覆われることによって固定部42に接する縁には、固定部42を固定するための係止溝45が設けられている。係止溝45には、固定部42が折りたたまれた際に、後述する固定部42に設けられた爪部47が挿入係止される。
収納部41の底面部は、電池セル2に設けられたテラス部20の形状と略同一の形状となっており、テラス部20全体を覆うようにホルダー4を載置して固定することができる。このようにすることで、電池セル2とホルダー4の内部に収納された回路基板3およびPTC素子5とを絶縁することができる。
固定部42は、折りたたむことによって収納部41に収納された回路基板3およびPTC素子5を固定するためのものであり、収納部41の上面の一端に形成されている。固定部42の前面には、上面に対して略直角に立設された壁部48が形成され、この壁部48の両端から延びる延在部46がそれぞれ形成されている。延在部46は、収納部41に収納される回路基板3の切り欠き部32に対応する位置に形成されており、回路基板3が収納部41に収納された状態で固定部42を折りたたんだ際に、回路基板3の切り欠き部32に入り込むようになっている。
固定部42の両側面には、爪部47が形成されている。爪部47は、固定部42を折りたたんで収納部41の第2の開口部50を覆った際に、収納部41における固定部42に接する縁に設けられた係止溝45に挿入係止される。
このように、ホルダー4は、係止溝45と爪部47とにより収納部41と固定部42とを係合する、所謂スナップフィット構造となっている。したがって、固定部42が折りたたまれた際に、爪部47を係止溝45に押圧して挿入係止することにより、収納部41および固定部42を係合して固定することができる。
図4は、回路基板3およびPTC素子5が収納されたホルダー4を前面方向から見た断面図である。図4に示すように、固定部42を切り欠き43の位置から折りたたみ、固定部42の爪部47を収納部41の係止溝45に対して押圧挿入することにより、爪部47が係止溝45に挿入係止され、収納部41および固定部42を係合することができる。
収納部41および固定部42が係合されると、固定部42に形成された延在部46が収納部41の第1の開口部49の一部を塞ぐように位置する。また、延在部46が回路基板3の切り欠き部32に対応する位置に形成されているため、延在部46が回路基板3の切り欠き部32に入り込むことになる。これにより、収納部41内での回路基板3の位置を固定することができる。
電池パック1が落下した場合などに、落下の衝撃によって収納部41内の回路基板3が動いてしまうと、回路基板3に接続されたコネクタ付きリード線9が破断してしまうおそれがある。しかしながら、この発明の実施の一形態では、収納部41内での回路基板3の位置が固定されているので、コネクタ付きリード線9の破断を防ぐことができる。
収納部41の内部に設けられたリブ44は、回路基板3上の実装部品等に接触しない位置に設けられている。そのため、例えばホルダー4に対して外圧が加えられた場合であっても、リブ44が回路基板3に接触するので、回路基板3上の実装部品等に対して圧力が直接的に加えられることを防ぐことができ、実装部品を保護することができる。
[リード線の固定]
回路基板3に接続されたコネクタ付きリード線9の固定方法について説明する。図5は、回路基板3およびPTC素子5が収納されたホルダー4を電池セル2のテラス部20に載置した様子を示す斜視図である。上述したように、コネクタ付きリード線9は、回路基板3に設けられた接点部31に接続されている。この接点部31は、回路基板3に形成された2つの切り欠き部32の間の面に設けられているため、固定部42を折りたたんだ際に、コネクタ付きリード線9は、2つの延在部46の間から導出される。
図6は、コネクタ付きリード線9を固定する様子を示す断面図である。この発明の実施の一形態では、図6Aに示すように、固定部42が折りたたまれていない状態で、コネクタ付きリード線9が接続された回路基板3を収納部41に収納する。そして、図6Bに示すように、回路基板3を収納部41に収納した状態で固定部42を折りたたむと、固定部42の前面に設けられた壁部48がコネクタ付きリード線9の被覆部分に接触し、固定部42の壁部48と回路基板3とによりコネクタ付きリード線9が挟み込まれた状態となる。
このように、コネクタ付きリード線9が2つの延在部46の間に配置され、固定部42の壁部48と回路基板3とにより挟み込まれることにより、コネクタ付きリード線9を固定するとともに、導出位置を決定することができる。
また、コネクタ付きリード線9を固定部42の壁部48および回路基板3で挟み込んで固定することにより、半田付けが外れた場合であってもコネクタ付きリード線9が抜けるといった危険な状態を防ぐことができ、安全性を確保することができる。
ここで、回路基板3をホルダー4に収納した状態で、回路基板3に接続されたコネクタ付きリード線9に対して力が加えられた場合について考える。上述したように、コネクタ付きリード線9は、回路基板3の接点部31に対して半田付けにより接続されている。例えば、コネクタ付きリード線9が固定されていない場合に、コネクタ付きリード線9に対して外部から力が加えられると、半田付け部が支点となって曲がってしまい、曲げ応力が半田付け部に集中することになる。このとき、コネクタ付きリード線9の半田付け部は、繰り返し屈曲性に対する強度が非常に低いので、コネクタ付きリード線9が破断してしまうおそれがある。
一方、この発明の実施の一形態では、図7に示すように、コネクタ付きリード線9の被覆部分が固定部42の壁部48と回路基板3とにより挟み込まれて固定されている。
この状態でコネクタ付きリード線9に対して外部から力が加えられた場合には、図7の点線Xで示す、固定部42の壁部48および回路基板3によって挟み込まれたコネクタ付きリード線9の被覆部分が支点となって曲げ応力が集中することになる。したがって、半田付け部に曲げ応力が加えられることはない。コネクタ付きリード線9の被覆部分は、半田付け部と比較して繰り返し屈曲性に対する強度が高いので、このようにホルダー4を用いてコネクタ付きリード線9を固定することにより、コネクタ付きリード線9の破断を防ぐことができる。
このように、この発明の実施の一形態では、スナップフィット構造により、ホルダー4の固定部42および収納部41を係合させ、コネクタ付きリード線9を固定するようにしている。そのため、コネクタ付きリード線9を外部に導出する位置をより高い精度で決定することができる。
また、ホルダー4の固定部42の壁部48と回路基板3とにより挟まれるようにしてコネクタ付きリード線9を固定するようにしているため、コネクタ付きリード線9の破断を防ぐことができる。
また、回路基板3をホルダー4の収納部41に収納するようにしているため、電池パック1の組み立て時などに外部から圧力等が生じた場合に、回路基板3を保護することができ、安全性を向上させることができる。
この発明の実施の一形態では、ホルダー4の固定部42に形成された延在部46が回路基板3に形成された切り欠き部32に入り込むようにして回路基板3を固定するようにしている。そして、収納部41の底面部が電池セル2のテラス部20の形状と略同一の形状とされたホルダー4を電池セル2のテラス部20に載置するようにしている。これにより、回路基板3をホルダー4内で容易に位置決めすることができるとともに、ホルダー4を容易に位置決めすることができるため、回路基板3の位置精度を出すことができ、電池パック1の製造品質を向上させることができる。
この発明の実施の一形態では、回路基板3をホルダー4に収納し、コネクタ付きリード線9を固定するようにしているため、回路基板3とコネクタ付きリード線9との接続部分である半田付け部に対してボンドを塗布する必要がない。また、底面部が電池セル2のテラス部20の形状と略同一の形状とされたホルダー4を、テラス部20に載置して回路基板3を固定するようにしているため、絶縁テープを用いて電池セル4と回路基板3およびPTC素子5とを絶縁する必要がない。これにより、電池パック1を作製する際の作業工数を削減して製造工程を簡略化させることができるとともに、作業者によるバラツキを軽減し、製造品質を向上させることができる。
また、回路基板3をホルダー4に収納し、このホルダー4を電池セル2のテラス部20に載置して固定するようにしているため、絶縁テープによって回路基板3を固定する必要がなく、部品点数を削減することができる。
以上、この発明の実施の一形態について説明したが、この発明は、上述したこの発明の実施の一形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、収納部41と固定部42を固定させる方法としては、スナップフィット構造を用いた方法に限らず、他の方法を用いてもよい。
また、この発明の実施の一形態では、収納部41および固定部42がヒンジ構造により一体に形成されているように説明したが、これはこの例に限られず、例えば、収納部41および固定部42が別体で構成されているようにしてもよい。
また、コネクタ付きリード線9が導出される位置は、下ケース7の前面側に限られず、例えば、上ケース6の上面側や下ケース7の底面側から導出されるようにしてもよい。
1 電池パック
2 電池セル
3 回路基板
4 ホルダー
5 PTC素子
6 上ケース
7 下ケース
8a、8b リフロータブ
9 コネクタ付きリード線
10 両面テープ
11 ラベル
12a、12b 導出部
20 テラス部
21a 正極端子
21b 負極端子
31 接点部
32 切り欠き部
41 収納部
42 固定部
43 切り欠き
44 リブ
45 係止溝
46 延在部
47 爪部
48 壁部
49 第1の開口部
50 第2の開口部

Claims (7)

  1. 電極端子を導出するテラス部を有する二次電池と、
    上記二次電池に接続される回路基板と、
    上記回路基板に接続され、外部と接続する配線部材と、
    上記電池セルの上記テラス部上に配置され、上記回路基板を収納するホルダーと
    を備え、
    上記ホルダーは、
    前面に第1の開口部が形成されるとともに、上面の一部に第2の開口部が形成され、上記第1の開口部から上記回路基板を収納する収納部と、
    前面に壁部が形成され、該壁部の両端から延びる延在部がそれぞれ形成され、上記収納部に固定される固定部と
    を有し、
    上記固定部が上記第2の開口部を覆うようにして上記収納部に固定され、
    上記配線部材が上記固定部の上記壁部および上記回路基板に挟み込まれることによって固定される電池パック。
  2. 上記配線部材は、
    上記壁部の両端に形成された上記延在部の間に配置される請求項1に記載の電池パック。
  3. 上記回路基板は、
    縁部に、上記延在部を避けることが可能な位置に切り欠き部が設けられ、
    上記固定部が上記収納部に固定された際に、上記固定部の上記延在部が上記回路基板の上記切り欠き部に入り込むことにより、上記回路基板が固定される請求項1に記載の電池パック。
  4. 上記ホルダーは、
    上記収納部および上記固定部がヒンジ構造により一体に形成され、
    上記固定部を折りたたむことにより該固定部が上記収納部に固定される請求項1に記載の電池パック。
  5. 上記収納部は、上記固定部が接する縁に係止溝を有し、
    上記固定部は、側面に爪部を有し、
    上記係止溝に上記爪部が挿入係止されることにより、上記固定部が上記収納部に固定される請求項1に記載の電池パック。
  6. 上記収納部は、
    上記第1の開口部内に、上記回路基板に実装された部品を避ける位置にリブが形成されている請求項1に記載の電池パック。
  7. 前面に第1の開口部が形成されるとともに、上面の一部に第2の開口部が形成され、上記第1の開口部から回路基板を収納する収納部と、
    前面に壁部が形成され、該壁部の両端から延びる延在部がそれぞれ形成され、上記収納部に固定される固定部と
    を有し、
    上記固定部が上記第2の開口部を覆うようにして上記収納部に固定されるホルダー。
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