JP2011070464A - 計算機システム及び計算機システムの性能管理方法 - Google Patents

計算機システム及び計算機システムの性能管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
仮想ファイルサーバを移動させるため、計算機の性能と計算機が使用しているストレージにおけるLU性能とのバランスが取れない。このため、サーバ集約率の向上に応じたストレージ集約率の向上が見込むことができず、システム全体としての集約率が下がるという課題がある。
【解決手段】
計算機、及びストレージ装置から構成情報を取得し、移行対象である仮想計算機が稼働している物理計算機のIO負荷を算出し、算出したIO負荷を処理することができるストレージ装置のLUを決定し、移行対象の仮想計算機が使用するLUとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、仮想サーバ環境における、性能管理方法に関し、特にサーバ及びストレージ装置の運用コストを低減する技術に関連する。
近年、企業におけるITシステムにて扱われるデータ量が増加している。そのため、データ量をまた、計算機の性能が向上し、計算機上での仮想化技術が普及している。また、コスト削減の要求が強くなってきており、仮想化技術による計算機の集約に対する期待が高まっている。そのため、仮想ファイルサーバを動的に移動させる技術が開示されている(特許文献1)。
特開2005-267327号公報
しかし、特許文献1の技術によると、仮想ファイルサーバを移動させるため、計算機の性能と計算機が使用しているストレージにおけるLU性能とのバランスが取れない。このため、サーバ集約率の向上に応じたストレージ集約率の向上が見込むことができず、システム全体としての集約率が下がるという課題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであって、移動した仮想サーバの性能に合わせたストレージのLU性能を提供することで、システム性能のバランスを取ることを目的とする。
計算機、及びストレージ装置から構成情報を取得し、移行対象である仮想計算機が稼働している物理計算機のIO負荷を算出し、算出したIO負荷を処理することができるストレージ装置のLUを決定し、移行対象の仮想計算機が使用するLUとする。
本発明によって、仮想計算機を移行した場合、計算機のIO負荷に対して性能が同等であるLUが含まれるストレージ装置やLUがグループ化されたストレージ階層へLUを移行するため、計算機とストレージ装置の性能バランスが均衡し、システム集約率が向上する。
実施例におけるシステム構成を説明する図である。 実施例における計算機を説明する図である。 実施例における計算機を説明する図である。 実施例における管理計算機を説明する図である。 実施例における仮想計算機を説明する図である。 実施例における計算機のメモリ構成を説明する図である。 実施例における仮想計算機のメモリ構成を説明する図である。 実施例における管理計算機のメモリ構成を説明する図である。 実施例におけるストレージ装置のメモリ構成を説明する図である。 実施例における計算機構成テーブルを説明する図である。 実施例における仮想計算機構成テーブルを説明する図である。 実施例におけるストレージ構成テーブルを説明する図である。 実施例における計算機階層テーブルを説明する図である。 実施例におけるストレージ階層テーブルを説明する図である。 実施例における階層管理テーブルを説明する図である。 実施例における階層管理処理を説明する図である。 実施例における階層化処理を説明する図である。 実施例における計算機性能の算出処理を説明する図である。 実施例における計算機階層の作成処理を説明する図である。 実施例における階層管理画面を説明する図である。 実施例における階層化処理を説明する図である。 実施例におけるストレージ性能の算出処理を説明する図である。 実施例における計算機のメモリ構成を説明する図である。 実施例における計算機性能テーブルを説明する図である。 実施例における性能管理処理を説明する図である。 実施例における移行計算機の決定処理を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を、詳細に説明する。
本発明を実施するための形態の概要を示す。実施例1では、ストレージの階層が予め作成されている場合に実施される。
図1に、本発明を実施するための形態におけるシステム構成を示す。図1において、計算機1000は、仮想計算機1010、1020を動作させる計算機である。ストレージ装置1300との入出力データを送受信するFC I/F1001と、管理計算機1200との管理データを送受信するIP I/F1005、を備えている。計算機1000のその他の構成要素は図2に示す。
計算機1100は、仮想計算機1110、1120を動作させる計算機である。ストレージ装置1300との入出力データを送受信するFC I/F1101と、管理計算機1200との管理データを送受信するIP I/F1105、を備えている。計算機1100のその他の構成要素は図3に示す。
管理計算機1200は、計算機1000やストレージ装置1300を管理するための計算機である。計算機1000やストレージ装置1300との管理データを送受信するIP I/F1105と、プログラムのための記憶領域であるメモリ1207を備えている。また、管理計算機1200は、起動時にメモリ1207へ、階層管理プログラム8001を読み込む。また、管理計算機1200が起動時にメモリ1207へ読み込む全てのプログラム、テーブルは図8に示す。計算機1200のその他の構成要素は図4に示す。
ストレージ装置1300は、計算機1000からの入出力データを処理するノードである。ストレージ装置1300は、FC IF1301と、IP IF1302と、コントローラ1303と、メモリ1304と、ディスク装置1305〜1308と、LU1311〜1314を備える。
FC IF1301は、計算機1000からの入出力データを送受信するインターフェースである。IP I/F1302は、管理計算機1100からの管理データを送受信するインターフェースである。コントローラ1303は、プログラムを実行しストレージ装置全体を制御する。メモリ1304は、プログラム等を格納する記憶領域である。ディスク装置1305〜1308は、計算機が利用するデータを格納する記憶領域である。ディスク装置はRAID(Redundant Array of Independent Disks)グループを構成する。LU1311〜1314は、RAIDグループを論理的に区切った記憶領域である。LUのうち一つ以上が、計算機1100に割り当てられる。
ネットワーク1400は、計算機1000やストレージ装置1300の入出力データの経路となるネットワークである。
ネットワーク1500は、管理計算機1200やストレージ装置1300の管理データの経路となるネットワークである。
図2に計算機1000の構成を示す。計算機1000は、FC I/F1001と、IP I/F1005以外に、プログラムを実行し計算機全体を制御するCPU1002と、プログラムを格納する記憶領域であるメモリ1007と、プログラムやユーザデータなどを記憶する記憶装置1006と、キーボードやマウスなどのユーザからの情報を入力するための入力装置1003と、ディスプレイなどユーザへ情報を表示するための出力装置1004を備えている。
計算機1000及びストレージ装置1300には、処理するべきプログラムや入出力データが異なるため、性能が異なるTierが定義されている。例えば、計算機1000と計算機1100に定義されているサーバTier1とサーバTier2を比較した場合、サーバTier1のCPU周波数が2Ghz、サーバTier2のCPUがサーバTier1のCPUと同じアーキテクチャで周波数が1Ghzといったように性能に差がある構成が考えられる。また、サーバTierの性能差の要因としては、CPU以外にもキャッシュ性能や記憶装置性能などが考えられる。次にストレージ装置1300に定義されているストレージTier1とストレージTier2を比較した場合、ストレージTier1のHDDがFCディスク、ストレージTier2のHDDがSATAディスクといったように性能に差がある構成が考えられる。また、ストレージTierの性能差の要因としては、HDD以外にもCPU速度やキャッシュメモリ容量などが考えられる。サーバTierやストレージTierなどグループを分ける基準としては、性能のほかに信頼性や拡張性、セキュリティなどシステム能力や価格などが考えられる。
図3に計算機1100の構成を示す。計算機1100は、FC I/F1101と、IP I/F1105以外に、プログラムを実行し計算機全体を制御するCPU1102と、プログラムを格納する記憶領域であるメモリ1107と、プログラムやユーザデータなどを記憶する記憶装置1106と、キーボードやマウスなどのユーザからの情報を入力するための入力装置1103と、ディスプレイなどユーザへ情報を表示するための出力装置1104を備えている。
図4に管理計算機1200の構成を示す。管理計算機1200は、IP I/F1205、メモリ1207以外に、プログラムを実行し計算機全体を制御するCPU1102と、プログラムやユーザデータなどを記憶する記憶装置1106と、キーボードやマウスなどのユーザからの情報を入力するための入力装置1103と、ディスプレイなどユーザへ情報を表示するための出力装置1104を備えている。
図5に仮想計算機1010、1020、1110、1120の構成を示す。仮想計算機とは、1台の計算機上で動作する複数の仮想的な計算機のことである。仮想計算機1010、1020、1110、1120は、ストレージ装置1400へ入出力を行う計算機である。仮想計算機1010、1020、1110、1120は、ストレージ装置1300との入出力データを送受信するFC I/F5001と、管理計算機1200との管理データを送受信するIP I/F5005と、プログラムを実行し計算機全体を制御するCPU5002と、プログラムのための記憶領域であるメモリ5007と、プログラムやユーザデータなどを記憶する記憶装置5006と、キーボードやマウスなどのユーザからの情報を入力するための入力装置5003と、ディスプレイなどユーザへ情報を表示するための出力装置5004を備えている。
図6に、計算機1000のメモリ構成を示す。計算機1000は、起動時にメモリ1007へ、仮想計算機を計算機同様に使用できるようにする仮想計算機管理プログラム6001と、ストレージ装置1300へのデータの入出力を行うデータ入出力プログラム6002と、計算機の設定情報を管理する計算機テーブル管理プログラム6003と、計算機の設定情報である計算機構成テーブル6004と、仮想計算機の設定情報である仮想計算機構成テーブル6005と、仮想計算機のOSやアプリケーションを含むディスクイメージである仮想計算機イメージ6006を読み込む。
図7に、仮想計算機1010、1020、1110、1120のメモリ構成を示す。仮想計算機1010、1020、1110、1120は、起動時にメモリ5007へ、ストレージ装置1300へのデータの入出力を行うデータ入出力プログラム6002と、計算機の設定情報を管理するテーブル管理プログラム6003と、計算機の設定情報である計算機構成テーブル6004を読み込む。
図8に、管理計算機1200のメモリ構成を示す。管理計算機1200は、起動時にメモリ1207へ、サーバの階層やストレージの階層を管理する階層管理プログラム8001と、サーバとストレージの性能を算出する性能算出プログラム8002と、計算機構成テーブル6004と、ストレージ構成テーブル9003と、計算機階層テーブル8003、ストレージ階層テーブル8004と、階層管理テーブル8005を読み込む。
図9に、ストレージ装置1300のメモリ構成を示す。ストレージ装置1300は、起動時にメモリ1304へ、仮想計算機1010などからストレージ装置1300へアクセスさせるためのデータ処理プログラム9001と、ストレージ装置の構成情報や性能情報を管理するストレージテーブル管理プログラム9002と、ストレージ装置の構成情報であるストレージ構成テーブル9003を読み込む。
図10に、計算機構成テーブル6004の構成を示す。計算機構成テーブル6004は、計算機の識別子である計算機10001と、計算機が備えているHBAの識別子であるHBA10002と、HBAの種別であるHBA種別10003と、計算機が使用しているLUの識別子であるLU10004と、計算機が使用しているLUへの接続先である接続先IF10005を備える。
図11に、仮想計算機構成テーブル6005の構成を示す。仮想計算機構成テーブル6005は、計算機の識別子である計算機11001と、計算機上で稼働している仮想計算機の識別子である仮想計算機11002と、仮想計算機が使用しているHBAであるIF11003を備える。
図12に、ストレージ構成テーブル9003の構成を示す。ストレージ構成テーブル9003は、ストレージ装置の識別子であるストレージ12001と、LUの識別子であるLU12002と、LUの種別であるLU種別12003と、LU種別の性能値であるLU種別性能12004と、ポート番号を示すポート12005と、ポートの種別であるポート種別12006を備える。
図13に、計算機階層テーブル8003の構成を示す。計算機階層テーブル8003は、計算機階層の識別子である計算機階層13001と、階層に属する計算機の識別子である計算機13002と、計算機の性能である性能13003を備える。本実施例では、サーバTier1は計算機1000、サーバTier2は計算機1100である。
図14に、ストレージ階層テーブル8004の構成を示す。ストレージ階層テーブル8004は、ストレージ階層の識別子であるストレージ階層14001と、階層に属するストレージの識別子であるストレージ14002と、階層に属するストレージLUの識別子であるLU14003と、ストレージの性能である性能14004を備える。
図15に、階層管理テーブル8005の構成を示す。階層管理テーブル8005は、計算機階層の識別子である計算機階層15001と、ストレージ階層の識別子であるストレージ階層15002を備える。このテーブルでは、計算機階層15001の値であるサーバTierが使用するLUが、ストレージ階層15002の値であるストレージTierに存在すると性能バランスが均衡されていることを示している。
図20に、階層管理画面20000の構成を示す。階層管理画面20000は、サーバTierとそのサーバTierに含まれる計算機や仮想計算機を示すエリアと、ストレージTierとそのストレージTierに含まれるストレージ装置及びLUを示すエリアから構成される。また、階層を変更する対象を入力するボックス20001、階層の変更先を入力するボックス20002、変更要求を送信するためのボタン20003を備える。
図16に、本実施例における性能管理処理の処理フローを示す。管理者の指示により、計算機は、階層管理画面20000の表示要求を管理計算機1200に送信する(ステップ16001)。それを受信した管理計算機1200の階層管理プログラム8001は、階層管理画面20000を管理者が使用する計算機に送信する(ステップ16002)。管理者が使用する計算機は、管理計算機1200でも、別の計算機、例えば計算機1000、1100、仮想計算機1010、1020、1100、1120でもよい。次に、管理者が使用する計算機1200は、階層変更の要求を管理計算機1200に送信する(ステップ16003)。階層変更の要求は、仮想計算機に対してでも、ストレージに対してでもよい。それを受信した管理計算機1200の階層管理プログラム8001は、計算機構成テーブル6004の送信要求をすべての計算機に送信する(ステップ16004)。それを受信した計算機の計算機テーブル管理プログラム6003は、計算機構成テーブル6004を管理計算機1200に送信する(ステップ16005)。送信のタイミングは管理計算機1200から送信要求を受信したタイミングでも、計算機構成テーブル6004が変更されたタイミングでもよい。次に、ストレージ構成テーブル9003の送信要求をストレージ装置1300に送信する(ステップ16006)。それを受信したストレージ装置1300のストレージテーブル管理プログラム9002は、ストレージ構成テーブル9003を管理計算機1200に送信する(ステップ16007)。送信のタイミングは管理計算機1200から送信要求を受信したタイミングでも、ストレージ構成テーブル9003が変更されたタイミングでもよい。次に、管理計算機1200の階層管理プログラム8001は、階層化処理を実行し(ステップ16008)、階層管理画面を管理者が使用する計算機に送信する(ステップ16009)。
図17に、階層化処理の処理フローを示す。まず、階層管理プログラム8001は、計算機性能の算出処理を実行する(ステップ17001)。計算機性能の算出処理については、図18で説明する。次に、階層管理プログラム8001は、階層の変更要求に対して性能が合致する階層の組合せを作成する処理を実行する(ステップ17002)。その後、計算機階層の作成処理については、図19で説明する。階層管理プログラム8001は、これまでのステップで作成した仮想計算機イメージの移行先計算機から階層管理テーブルの内容に従い、仮想計算機が使用していたLUを仮想計算機が移行する計算機階層15001と同じレコードのストレージ階層15002のLUへデータ移行する(ステップ17003)。
図18に、計算機性能の算出処理の処理フローを示す。階層管理プログラム8001は、計算機毎に計算機構成テーブル6004を読み込み、先頭レコードを選択する(ステップ18001)。次に、階層管理プログラム8001は、全てのレコードを処理済かどうか判断し(ステップ18002)、判断結果が真である場合には、処理を終了し、判断結果が偽である場合には、現在のレコードのHBAを仮想計算機が使用しているかどうか判断する(ステップ18003)。判断結果が真である場合には、計算機性能を計算機性能 + HBA種別/8により算出し(ステップ18004)、計算機性能を計算機階層テーブル8003の性能に書き込む(ステップ18005)。判断結果が偽である場合には、次のレコードを読み込む(ステップ18006)。ここでは、HBA種別を計算機の構成情報から取得したが、FCネットワークに存在するFCスイッチから取得できるリンク情報によっても同じ情報を取得することができる。この場合には、計算機から構成情報を取得せずに同じ処理実行することができる。
図19に、計算機階層の作成処理の処理フローを示す。階層管理プログラム8001は、計算機毎に計算機構成テーブル6004を読み込み、先頭レコードを選択する(ステップ19001)。次に、階層管理プログラム8001は、全てのレコードを処理済かどうか判断し(ステップ19002)、判断結果が真である場合には、処理を終了し、判断結果が偽である場合には、ストレージ階層毎にストレージ構成テーブル9003を読み込み、先頭レコードを選択する(ステップ19003)。次に、階層管理プログラム8001は、全てのレコードを処理済かどうか判断し(ステップ19004)、判断結果が真である場合には、計算機構成テーブルの次のレコードを読み込む(ステップ19008)。判断結果が偽である場合には、ストレージ階層性能を示すストレージ階層テーブルの性能が計算機階層性能を示す計算機階層テーブルの性能より大きいかどうか判断し(ステップ19005)、判断結果が真である場合には、計算機階層とストレージ階層を階層管理テーブル8005に書き込む(ステップ19006)。判断結果が偽である場合には、ストレージ構成テーブルの次のレコードを読み込む(ステップ19007)。
本実施例により、仮想計算機を移行した場合、計算機の負荷に対してストレージ性能が同等であるLUが含まれるストレージ階層へボリュームを移行するため、計算機とストレージの性能バランスが均衡し、システム集約率が向上する。
本発明を実施するための形態の概要を示す。実施例2では、ストレージ1300の階層が予め作成されていない場合に実施される。
システム構成は実施例1と同様である。
図21に、階層化処理の処理フローを示す。階層管理プログラム8001は、計算機性能の算出処理を実行する(ステップ17001)。計算機性能の算出処理は、図18で説明したものと同じである。次に、階層管理プログラム8001は、ストレージ性能の算出処理を実行する(ステップ21001)。ストレージ性能の算出処理については、図22で説明する。そして、計算機階層の作成処理を実行する(ステップ17002)。そして、計算機階層の作成処理を実行する(ステップ21002)。計算機階層の作成処理は、図19で説明したものと同じである。これまでのステップで作成した仮想計算機イメージの移行先計算機から階層管理テーブルの内容に従い、使用していたLUを移行先の計算機と同じ階層のストレージ階層のLUへ移行する(ステップ17003)。
図22に、ストレージ性能の算出処理の処理フローを示す。階層管理プログラム8001は、LU毎にストレージ構成テーブルを読み込み、先頭レコードを選択する(ステップ22001)。次に、階層管理プログラム8001は、全てのレコードを処理済かどうか判断し(ステップ22002)、判断結果が真である場合には、処理を終了し、判断結果が偽である場合には、ポート性能をポート性能+ポート種別/8として算出し(ステップ22003)、LU性能をLU種別性能として算出する(ステップ22004)。次に、階層管理プログラム8001は、現在が最終レコードであるかどうか判断し(ステップ22005)、判断結果が真である場合には、ポート性能とLU性能のうち小さい値をストレージ性能とし(ステップ22006)、ストレージ性能をストレージ階層テーブルの性能に書き込み(ステップ22007)、次のレコードを読み込む(ステップ22008)。
本実施例により、仮想計算機を移行した場合、計算機の負荷に対してストレージ性能が同等であるLUが含まれるストレージ階層を定義し、ボリュームを移行するため、計算機とストレージの性能バランスが均衡し、システム集約率が向上する。
本発明を実施するための形態の概要を示す。実施例3では、移行対象の仮想計算機が決定されていない場合に実施される。
図23に、計算機1000のメモリ構成を示す。計算機1000は、起動時にメモリ1007へ、仮想計算機を計算機同様に使用できるようにする仮想計算機管理プログラム6001と、ストレージ装置1300へのデータの入出力を行うデータ入出力プログラム6002と、計算機の設定情報を管理するテーブル管理プログラム6003と、計算機の設定情報である計算機構成テーブル6004と、仮想計算機の設定情報である仮想計算機構成テーブル6005と、仮想計算機のOSやアプリケーションを含むディスクイメージである仮想計算機イメージ6006と、計算機の性能情報である計算機性能テーブル23001を読み込む。
図24に、計算機性能テーブル23001の構成を示す。計算機性能テーブル23001は、計算機の識別子である計算機24001と、全体のCPU利用率を表すCPU利用率24002と、OSをCPUを利用している割合であるCPU利用率(システムモード)24003と、ユーザアプリケーションがCPUを利用している割合であるCPU利用率(ユーザモード)24004を備える。
図25に、本実施例における性能管理処理の処理フローを示す。管理計算機1200の階層管理プログラム8001は、移行計算機の決定処理を実行する(ステップ25001)。次に、管理計算機1200の階層管理プログラム8001は、計算機構成テーブル6004の送信要求をすべての計算機に送信する(ステップ16004)。それを受診した計算機の計算機テーブル管理プログラム6003は、計算機構成テーブル6004を管理計算機1200に送信する(ステップ16005)。送信のタイミングは管理計算機1200から送信要求を受信したタイミングでも、計算機構成テーブル6004が変更されたタイミングでもよい。次に、ストレージ構成テーブル9003の送信要求をストレージ装置1300に送信する(ステップ16006)。それを受信したストレージ装置1300のストレージテーブル管理プログラム9002は、ストレージ構成テーブル9003を管理計算機1200に送信する(ステップ16007)。送信のタイミングは管理計算機1200から送信要求を受信したタイミングでも、ストレージ構成テーブル9003が変更されたタイミングでもよい。次に、管理計算機1200の階層管理プログラム8001は、階層化処理を実行し(ステップ16008)、階層管理画面を管理者が使用する計算機に送信する(ステップ16009)。
図26に、移行計算機の決定処理の処理フローを示す。階層管理プログラム8001は、計算機毎に計算機性能テーブルを読み込み、先頭レコードを選択する(ステップ26001)。次に、階層管理プログラム8001は、全てのレコードを処理済かどうか判断し(ステップ26002)、判断結果が真である場合には、処理を終了する。判断結果が偽である場合には、CPU利用率(システムモード)が60%以上かどうか判定し(ステップ26003)、判断結果が真である場合には、対象計算機におけるCPU利用率(システムモード)が高い仮想計算機を移行対象とし、移行対象の仮想計算機を計算機が属する計算機階層より性能が高い計算機階層への変更要求を階層化処理に送信することで計算機Tierを上げる(ステップ26004)。計算機階層の変更については、CPU利用率(システムモード)が高いということは、OSがIO処理により多くのCPUリソースを使用していることが想定できる。判断結果が偽である場合には、CPU利用率(システムモード)が20%未満かどうか判定し(ステップ26005)、判断結果が真である場合には、対象計算機におけるCPU利用率(システムモード)が高い仮想計算機を移行対象とし、移行対象の仮想計算機を計算機が属する計算機階層より性能が低い計算機階層への変更要求を階層化処理に送信することで計算機Tierを下げる(ステップ26006)。CPU利用率(システムモード)が低いということは、ユーザアプリケーションが多くのCPUリソースを利用していることが想定できる。判断結果が偽である場合には、次のレコードを読み込む(ステップ26007)。
本実施例により、移行対象の仮想計算機が決定されていない場合でも、計算機性能のボトルネックがアプリケーションかIO処理かを判定することができる。そのため、IO処理がボトルネックになっている仮想計算機を移行対象とすることで、計算機とストレージの性能バランスが均衡し、システム集約率が向上する。
1000 計算機
1100 計算機
1200 管理計算機
1300 ストレージ

Claims (10)

  1. 複数の記憶領域を有する記憶装置と、前記記憶装置に接続される第一の計算機と、前記記憶装置と、前記第一の計算機と、に接続される第二の計算機と、を備える計算機システムにおいて、
    前記第一の計算機において、第一の仮想計算機が動作し、
    前記第一の仮想計算機が、前記第一の計算機から、前記第二の計算機へ移行する際、
    前記第二の計算機の性能と、前記記憶領域の性能と、を比較し、
    前記第二の計算機の性能より、性能が高い記憶領域を、前記第一の仮想計算機に割当てることを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1記載の計算機システムにおいて、
    前記第二の計算機は、FCスイッチを介して前記記憶装置に接続され、
    FCスイッチにおけるネットワークインタフェースのリンク速度と、記憶装置の性能と、を比較し、前記FCスイッチのネットワークインタフェースのリンク速度より性能が高い性能が高い記憶領域を、前記第一の仮想計算機に割当てることを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2記載の計算機システムにおいて、
    前記第一の計算機が前記第二の計算機より性能が高い場合、
    前記第一の仮想計算機のCPU利用率が一定以上であれば、前記第一の仮想計算機を前記第二の計算機に移行することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項3記載の計算機システムにおいて、
    前記第二の計算機で動作する、前記第一の仮想計算機のCPU利用率が一定未満あれば、前記第一の仮想計算機を前記第一の計算機に移行することを特徴とする計算機システム。
  5. 複数の記憶領域を有する記憶装置と、前記記憶装置に接続される第一の計算機と、前記記憶装置と、前記第一の計算機と、に接続される第二の計算機と、を備える計算機システムにおいて、
    前記第一の計算機において、第一の仮想計算機が動作し、
    前記第一の仮想計算機が、前記第一の計算機から、前記第二の計算機へ移行する際、
    前記第二の計算機の性能と、前記記憶領域の性能と、を比較し、
    前記第二の計算機の性能より、性能が高い記憶領域を、前記第一の仮想計算機に割当てることを特徴とする計算機システムの性能管理方法。
  6. 請求項5記載の計算機システムの性能管理方法において、
    前記第二の計算機は、FCスイッチを介して前記記憶装置に接続され、
    FCスイッチにおけるネットワークインタフェースのリンク速度と、記憶装置の性能と、を比較し、前記FCスイッチのネットワークインタフェースのリンク速度より性能が高い性能が高い記憶領域を、前記第一の仮想計算機に割当てることを特徴とする計算機システムの性能管理方法。
  7. 請求項6記載の計算機システムの性能管理方法において、
    前記第一の計算機が前記第二の計算機より性能が高い場合、
    前記第一の仮想計算機のCPU利用率が一定以上であれば、前記第一の仮想計算機を前記第二の計算機に移行することを特徴とする計算機システムの性能管理方法。
  8. 請求項7記載の計算機システムの性能管理方法において、
    前記第二の計算機で動作する、前記第一の仮想計算機のCPU利用率が一定未満あれば、前記第一の仮想計算機を前記第一の計算機に移行することを特徴とする計算機システムの性能管理方法。
  9. 複数の記憶領域を有する記憶装置と、前記記憶装置に接続される第一の計算機と、前記記憶装置と、前記第一の計算機に接続される第二の計算機と、を備える計算機システムにおいて、
    前記第一の計算機において、仮想計算機が動作し、
    前記第一の仮想計算機が、前記第一の計算機から、前記第二の計算機へ移行する際、前記記憶領域の性能と、前記第一の計算機におけるネットワークインタフェースのリンク速度と、を比較し、
    前記記憶領域の性能より、前記ネットワークインタフェースのリンク速度が高くなるように、前記記憶領域を、前記仮想計算機に割当てることを特徴とする計算機システム。
  10. 請求項9記載の計算機システムにおいて、
    前記第二の計算機は、FCスイッチを介して前記記憶装置に接続され、
    前記記憶装置の性能と、前記FCスイッチにおけるネットワークインタフェースのリンク速度を比較し、
    前記記憶装置の性能より、ネットワークインタフェースのリンク速度が高くなるように、前記記憶領域を、前記仮想計算機に割当てることを特徴とする計算機システム。
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