JP2011067456A - 光照射機器 - Google Patents

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要 奥野
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Abstract

【課題】照射光の漏れを二重に防止して、安全性の向上した光照射機器を提供する。
【解決手段】本発明の光照射機器は、把持して使用する本体1の一端に、光源8と、光源8の光を放出する開口を端部に有し且つ光源8の周囲を覆う遮光筒9と、上記端部の位置した開口を有し且つ遮光筒9の周囲を覆う外側遮光筒12と、を備えている。そして、上記遮光筒9の端部及び外側遮光筒12の端部を皮膚30に当接して光源8の光を皮膚30の上記遮光筒9の端部に囲まれた部位に照射した。これにより、皮膚30に光照射を行った際に、遮光筒9と皮膚30の隙間から照射光が漏れても外側遮光筒12により遮られるため、外側遮光筒12より外部に照射光が漏れることを防止することができて、光漏れに対する安全性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光照射機器、殊に生体の皮膚に光を照射して、毛髪の成長調整や肌ケアを行う光照射機器に関するものである。
従来から、フラッシュライトやレーザー等の光源を備え、光源から発した光を照射口を介して生体の皮膚に照射して、毛髪の成長調整や、シミやニキビ等の除去や、真皮中のコラーゲン、エラスチンの産生の亢進等の肌ケアを行う光照射機器がある。そして、上記光源の発した光が眼に入射されると、網膜の損傷等を生じるため、特許文献1のように照射口の外周を遮光筒で覆うことで、照射口の外周に広がる向きで進む照射光が遮光筒に吸収遮断されて、遮光筒より外周側に透過されることを防止したものがある。
また、特許文献2のように接触センサにより照射口と肌(皮膚)との当接を確保するものがある。詳しくは、照射口を形成する部位に接触センサを複数設けて、上記部位を確実に肌に当接させることで全ての接触センサが皮膚を検知するものであり、各接触センサが皮膚との接触を検知した照射口を皮膚に直交させた状態でのみ光照射可能としたものである。つまり、接触センサにより光照射時の光照射機器の姿勢を矯正すると共に、悪戯等による皮膚以外への誤射を防止したものである。
特開2008−289810号公報 特開2005−278724号公報
しかし、従来の光照射機器では、皮膚の凹凸等により遮光筒や照射口を形成する部位と皮膚の間に微細な隙間を生じることがあり、皮膚表面で一部の照射光が反射拡散して上記隙間から外部へ漏れてしまい、遮光性が充分ではないという問題がある。特に、肌ケアに用いる光はフラッシュライトの閃光等の光量が非常に大きい光であるため、上記微細な隙間から漏れた光であっても眼等に損傷を与えてしまい、光漏れに対する安全性の向上が求められている。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて発明したものであり、遮光筒を二重にして遮光性を向上させて、光漏れに対する安全性がより高い光照射機器を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明の光照射機器は以下の構成を特徴としている。請求項1に係る発明は、把持して使用する本体1に、光源8と、光源8の光を放出する開口を端部に有し且つ光源8の周囲を覆う遮光筒9と、上記遮光筒9の端部が位置した開口を有し且つ遮光筒9の周囲を覆う外側遮光筒12と、を備えたものである。そして、上記遮光筒9の端部及び外側遮光筒12の端部を皮膚30に当接して光源8の光を皮膚30の上記遮光筒9の端部に囲まれた部位に照射するものである。
このような構成としたことで、光源8の発した照射光を二重に遮るため、皮膚30の凹凸等により遮光筒9と皮膚30の間に微細な隙間を生じて、該隙間から照射光が漏れても外側遮光筒12により遮断されて、外側遮光筒12より外部に漏れることを防止することができる。
また、請求項2に係る発明は、前記皮膚30を吸引する吸引部15を備えたものであることを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、前記吸引部15が前記遮光筒9の外周面と前記外側遮光筒12の内周面に囲まれた空間26を負圧にして皮膚30を吸引するものであることを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、前記吸引部15は前記遮光筒9の外周面と前記外側遮光筒12の内周面に囲まれた空間26及び遮光筒9の内周面に囲まれた空間27を負圧にして皮膚30を吸引するものであることを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、前記吸引部15により負圧された空間の圧力を測定する気圧センサと、該センサの測定結果が一定値に達すると光源8の発光を許可する制御回路3と、を備えたものであることを特徴としている。
また、請求項6に係る発明は、前記光源8の発光後、吸引部15が吸引を停止するものであることを特徴としている。
また、請求項7に係る発明は、前記遮光筒9の端部及び前記外側遮光筒12の端部と皮膚30の接触を検知する接触センサ14と、該センサが上記端部と皮膚30の接触を検知すると光源8の発光を許可する制御回路3と、を備えたものであることを特徴としている。
また、請求項8に係る発明は、前記遮光筒9が内周に集光レンズ18を備えており、上記集光レンズ18により光源8の光を集光させて皮膚30に照射するものであることを特徴としている。
また、請求項9に係る発明は、前記遮光筒9の内周面に囲まれた空間27内の光を検知する光センサと、該センサが光を検知すると光源8の発光を規制する制御回路3と、を備えたものであることを特徴としている。
また、請求項10に係る発明は、前記遮光筒9と前記外側遮光筒12の少なくとも一方を本体1に対してフロート自在としたことを特徴としている。
上記のように、本発明の光照射機器は、光源の外周を遮光筒及び外側遮光筒で覆うと共に、遮光筒及び外側遮光筒が夫々皮膚に当接したことで、光源の発した光を二重に遮ることができる。そのため、発光時の閃光の透過を防止すると共に、遮光筒と皮膚の間から漏れた照射光も遮ることができて、外側遮光筒より外部に照射光が漏れることを防止できて、光照射時の光漏れに対する安全性を向上したものとなっている。
また、吸引部を備えたことで、皮膚が吸引部の吸引により引っ張られるため、皮膚の張りが増して、遮光筒を皮膚に弾性的に接触して、遮光筒の皮膚に対する密着性を向上することができる。特に、遮光筒と外側遮光筒の間の皮膚を吸引したことで、遮光筒の外周に位置する皮膚が盛り上がり遮光筒の側周を覆うため、盛り上がった皮膚により遮光筒と皮膚の間の隙間を塞ぐことができて、より密着性及び遮光性を向上することができる。更に、気圧センサを備え、吸引部による負圧が一定値に達した際にのみ光照射可能としたことで、吸引部による皮膚の吸引を確保して光照射を行えて、光照射の安全性をより向上することができる。
また、遮光筒と外側遮光筒の夫々の端部に接触センサを設け、上記端部が皮膚に接触した状態でのみ光照射可能としたことで、遮光筒及び外側遮光筒と皮膚の接触を確保して光照射を行えて、光照射の安全性をより向上することができる。
また、遮光筒の内周に集光レンズを配置したことで、遮光筒に当たらないよう照射光の向きを調節できて、遮光筒から照射光が漏れることをより防止して、光漏れに対する安全性をより向上することができる。
また、遮光筒の内側の光を検知する光センサを設けたことで、皮膚当接時に光の有無から遮光筒と皮膚の隙間の有無を検知し、隙間を有する際の光照射を規制したことで、遮光筒と皮膚の間に隙間の無い状態で光照射を行えて、光漏れに対する安全性をより向上することができる。
また、遮光筒と外側遮光筒の少なくとも一方をフロート自在としたことで、フロートされた遮光筒あるいは外側遮光筒が皮膚に弾性接触して、皮膚に対する密着性を向上することができる。
本発明の光照射機器の(a)正面図、(b)断面図である。 同上の変形例の照射部周辺の断面図である。 他例の照射部周辺の断面図である。 同上の変形例の照射部周辺の断面図である。 更に他例の(a)断面図、(b)皮膚当接時の断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
本発明の光照射機器は、図1に示すように、把持して使用する本体1と、本体1の一端に設けられた照射部7と、からなり、上記照射部7を皮膚30に当接し、皮膚30の当接した部位に照射部7からの光を照射するものである。
詳しくは、本体1が円筒形状であり、筒の内周側に、蓄電池等の電源2と、光照射を制御する制御回路3と、を備えると共に、外周面に、電源スイッチ4と、照射部7に光照射させる照射信号を制御回路3に出力する照射スイッチ5と、を備えている。そして、本体1の円筒の中心軸の軸方向の一方の端部6に照射部7が設けられている。なお、電源2、制御回路3、照射部7や、後述の各種センサ等の間を電気的に接続するリード線やコネクタ等の導電部材は従来技術により適宜設計変更可能なものであるため、図面では省略している。
上記照射部7は、上記端部6の円の略中央に配置された光源8と、光源8の外周を覆う遮光筒9と、本体1の外周面と略一体で遮光筒9の外周を覆う略円筒形状の外側遮光筒12と、遮光筒9と外側遮光筒12の間の空気を吸引する吸引部15と、を備えている。
上記遮光筒9は本体1の端部6に底部10の固定された有底の円筒形状であり、上記底部10の略中央に光源8が取り付けられている。つまり、遮光筒9の内側で光源8が発光するものであり、光源8の発した光は遮光筒9の周面により遮られて底部10の反対側に位置する開口からのみ外部に放出されている。そのため、遮光筒9の上記開口を形成する先端部が光照射時に押圧方向Pに押し付けて皮膚30に当接させる当接部11となっており、光源8の発した照射光は遮光筒9より内周側に位置した皮膚30に照射されるものである。
そして、外側遮光筒12は本体1の外周面を軸方向に延長して形成された本体1の外装と一体のものであり、外側遮光筒12の先端部は遮光筒9の当接部11と略同じ突出高さで本体1の端部6から伸びている。つまり、外側遮光筒12の先端部が遮光筒9の当接部11と軸に直交する同一平面上に並ぶものとなっており、外側遮光筒12の先端部も光照射時に押圧方向Pに押し付けて皮膚30に当接させる当接部13となっている。
更に、遮光筒9の当接部11と外側遮光筒12の当接部13には夫々接触センサ14が設けられており、該センサにより当接部11,13と皮膚30の接触が検知されている。例えば、接触センサ14は皮膚30に接することで容量の変化する電極であり、該センサは各当接部11,13に夫々複数設けられており、全ての接触センサ14が皮膚30との接触を検知することで制御回路3に皮膚検知信号を出力するものである。もちろん、接触センサ14は当接部11,13の圧力変化から皮膚30との接触を検知するものであってもよく、当接部11,13と皮膚30の当接を検知可能なものであればよい。
また、吸引部15は遮光筒9の外周と外側遮光筒12の内周の間に配置されており、上記接触センサ14による皮膚30検知時に駆動されるものである。そして、遮光筒9の外周面と外側遮光筒12の内周面に囲まれた空間26内の空気を吸引し上記空間26の外部に放出して、上記空間26を負圧にするものである。つまり、吸引部15は照射部7を皮膚30に当接した際に上記空間26を負圧にして、遮光筒9の当接部11と外側遮光筒12の当接部13の間に位置する皮膚30を上記空間26に引き込み、当接部11,13と皮膚30の密着性を向上させるものである。
そして、上記吸引部15による上記空間26内の圧力変化を該空間26に設けた気圧センサ(特に図示しない)が測定しており、上記気圧センサは吸引部15の吸引開始と共に測定を開始し測定気圧が一定値に達すると制御回路3に圧力検知信号を出力するものである。そのため、制御回路3は前記照射スイッチ5から照射信号が入力されても、上記接触センサ14からの皮膚検知信号及び気圧センサからの圧力検知信号が入力されていないと、光源8を発光させないものとなっている。このとき、ブザー等の報知部(特に図示しない)により光照射を行えない旨を外部に報知することが好ましい。
つまり、制御回路3は各センサからの上記電気信号が全て入力されることで、当接部11,13と皮膚30の密着が確保されて光照射の準備が完了したと判断するものであり、上記準備完了と判断された時にのみ光照射が行われるものである。なお、吸引部15は光照射後に吸引を停止するものであり、光照射後、皮膚30の他の位置に当接部11,13を移動させる際に、吸引部15による吸引が上記移動を阻害することを防止している。
このように、光源8の外周を遮光筒9及び外側遮光筒12で覆うと共に、遮光筒9及び外側遮光筒12が夫々皮膚30に当接したことで、光源8の発した光を二重に遮ることができる。そのため、発光時の閃光の透過を防止すると共に、遮光筒9と皮膚30の間から漏れた照射光も遮ることができて、外側遮光筒12より外部に照射光が漏れることを防止できて、光照射時の光漏れに対する安全性を向上したものとなっている。特に、光源8の発した光が皮膚30の凹凸により遮光筒9の当接部11と皮膚30の間に生じる微細な隙間から漏れても外側遮光筒12により遮断されるため、外側遮光筒12より外部に光源8からの光が漏れることがないものとなっている。
また、上記吸引部15により外側遮光筒12と遮光筒9の間の空間26を負圧にしたことで、上記間に位置した皮膚30が吸引部15により本体1側に引き込まれて、皮膚30の当接部11,13に当接した部位より盛り上がる。そのため、吸引部15に吸引されて盛り上がった皮膚30が遮光筒9の当接部11と皮膚30の間の隙間を側方から覆うと共に、遮光筒9の当接部11の外周と皮膚30が密着して、遮光筒9からの光漏れをより防止できて、光照射時の光漏れに対する安全性を向上している。
そして、皮膚30が遮光筒9と外側遮光筒12の間の空間26に吸引部15により引き込まれたことで、遮光筒9の内側に位置した皮膚30の光が照射される部位も外周側へ引っ張られるため、該部位が張り毛穴等が開かれて、光照射による肌ケア効果をより向上して得ることができる。更に、接触センサ14及び気圧センサにより光照射前に当接部11,13と皮膚30の密着を確保できるため、光漏れの有無を光照射前に判断できて、安全性がより向上している。
なお、実施例では遮光筒9と外側遮光筒12の間の寸法が数ミリから1cm以内となっているが、上記数値は例示にすぎず、吸引部15で遮光筒9と外側遮光筒12の間の空間26を容易に負圧にできて、皮膚30を該空間26内に引き込み密着性を向上できる寸法であれば適宜設計変更してもよい。そして、光源8はハロゲンランプあるいはキセノン管等の光量の大きいものであり、遮光筒9の底部10に反射板を設けて底部10側に照射された光源8からの光を上記反射板で当接部11側に反射してもよい。更に、吸引部15はポンプやファン等が好ましく、吸引した空気を放出する上記空間26の外部とは外側遮光筒12の外周外方や本体1内部、あるいは本体1の端部6の反対側である他方の端部外方等である。もちろん、本体1の外周面を延長した部位を遮光筒9とし外側遮光筒12が本体1より大径で本体1の外周に底部19を有した有底の筒形状としてもよい。
また、変形例として、図2に示すように、遮光筒9の内周に光センサとして光量センサ16を配置して、光量センサ16により遮光筒9の内周側の空間27の光量を検知させて、光照射前に当接部11と皮膚30の間に隙間が無いかを検知させたものもある。
上記光量センサ16は遮光筒9の内周側の空間27内の光量を測定することで、該空間27内の光を検知すると共に、光検知時には光検知信号を制御回路3に出力するものである。そして、上記光量センサ16が光を検知する状態とは当接部11と皮膚30の間に隙間を有し該隙間から光が上記内周側の空間27内に入っている状態であり、光量センサ16が光を検知しない状態とは当接部11が皮膚30に密着して照射光が漏れることが無い状態である。更に、上記制御回路3は光検知信号が入力された状態で照射スイッチ5から照射信号が出力されると、光源8を発光させずに報知部により当接部11の皮膚30への当接が不十分であるない旨を音等で報知させるものである。
つまり、遮光筒9の当接部11と皮膚30の間に隙間があると外部の光が遮光筒9の内部に入射されることを利用したものであり、光センサは外部からの光漏れを検知することで、当接部11と皮膚30の間の隙間の有無を検知するものである。そのため、光照射前に光漏れの有無を検知できて、光照射時の光漏れを確実に防止しており、光漏れに対する安全性が高いものとなっている。詳しくは、上記光が検知されない状態でのみ光照射が行われるため、皮膚30の凹凸や当接部11の皮膚30への押し付けが不十分である等で当接部11の一部と皮膚30の間に隙間を有した状態で光照射が行われることを防止している。
なお、当接部11が皮膚30に当接すると、検知される光量が低下するため、光量センサ16に光量の値や変動を含んだ光検知信号を制御回路3に出力させて、光量低下時に吸引部15を駆動させることで、接触センサ14を排除して機器の構成を簡素にしてもよい。もちろん、光センサは光量センサ16に限らず遮光筒9内への外光の侵入を検知できるものであればよく、ましてや外側遮光筒12の内周面と遮光筒9の外周面に囲まれた空間26内の光を検知してもよい。
また、他例として、図3に示すように、遮光筒9の周面の一部に内側から外側に貫通した空気抜き孔17を備え、吸引部15により上記空気抜き孔17を介して遮光筒9の内側の空間27も負圧にして、遮光筒9の当接部11と皮膚30の密着性を向上させたものがある。
上記空気抜き孔17は遮光筒9の吸引部15の近傍の周面に外周から内周に貫通しており、該孔を介して遮光筒9の内周面に囲まれた空間27と遮光筒9の外周面及び外側遮光筒12の内周面に囲まれた空間26が連通している。そのため、吸引部15の吸引時に、遮光筒9の内周面に囲まれた空間27内の空気が空気抜き孔17を介して遮光筒9の外周面と外側遮光筒12の内周面に囲まれた空間26内の空気と共に吸引されて両空間26,27外へ放出されており、吸引部15により上記二つの空間26,27が共に負圧となる。
つまり、吸引部15が外側遮光筒12と遮光筒9の間の皮膚30に加え、遮光筒9の内周側に位置した皮膚30も本体1側に引き込むため、遮光筒9の当接部11の内周側と皮膚30の密着性が向上して、より光漏れを防止することができる。そして、皮膚30の遮光筒9の内側に位置した部位は本体1側に引き込まれるため、毛穴等が開くと共に、当接部11に当接した部位より本体1側に突出して光源8に近づき、照射光をより得易くなり、光照射による肌ケア効果を向上することができる。
なお、空気抜き孔17は遮光筒9の周面に限らず、吸引部15により上記空間26,27内の空気を吸引可能であれば底部10にL字形状で設けてもよい。特に、内外の開口位置をずらすあるいは孔路内が途中で屈曲する等の光源8の発した光が遮光筒9の外周に透過しない形状で形成されていることが好ましい。もちろん、空気抜き孔17を形成せずに、複数の吸引部15で上記二つの空間26,27を夫々負圧にしてもよい。
また、上記空気抜き孔17を有した例に、図4に示すように、光源8の光を集光させる集光レンズ18を設けて、光源8の光を皮膚30の遮光筒9に当接する部位より内側の部位にのみ照射させて、光漏れをより防止してもよい。詳しくは、遮光筒9の内周に集光レンズ18が配置されている。そして、光源8の発した光は上記集光レンズ18に導光されることで、遮光筒9の内周より小径の円形状に集光されて放出されている。
つまり、集光レンズ18から放出された光は遮光筒9に当たらずに皮膚30へ照射されており、遮光筒9の当接部11と皮膚30の間から光漏れが生じることを確実に防止することができる。なお、上記図4の例では集光レンズ18が空気を透過するものとしているが、集光レンズ18が空気を透過しないものであれば、空気抜き孔17を集光レンズ18より遮光筒9の当接部11側に近い位置に配置して皮膚30を吸引するものとなる。そして、図4では集光レンズ18を凸レンズ形状としているが、光源8の光を遮光筒9に当たらないよう集光して皮膚30に照射可能なものであれば、凹レンズ形状や凹レンズと凸レンズを組合せた形状等であってもよい。
また、更に他例として、図5に示すように、遮光筒9と外側遮光筒12を本体1に対してフロート自在で保持して、遮光筒9の当接部11及び外側遮光筒12の当接部13を皮膚30に弾性接触させて密着性を向上させたものもある。
外側遮光筒12が本体1側の端部6に底部19を有しており、本体1の端部6と外側遮光筒12の底部19との間に圧縮ばね等の第1弾性体21が配置されており、該第1弾性体21により外側遮光筒12が上記端部6から押圧方向Pに付勢されている。そして、外側遮光筒12の外周は本体1の外周に沿って端部6から延設された延設壁20に覆われており、延設壁20の内周面に設けたスライドガイド(特に図示しない)により押圧方向Pの前後にスライド移動するものとなっている。
つまり、外側遮光筒12は本体1の端部6にフロート自在で保持されており、当接部13を皮膚30に当接して押圧方向Pに押し付けると、延設壁20の壁面に沿ってスライドして上記端部6側に沈み込むものである。このとき、沈み込んだ外側遮光筒12の当接部13は延設壁20の先端部より押圧方向Pに突出しており、延設壁20の先端部が皮膚30に接触しないものとなっている。
そして、遮光筒9は外側遮光筒12の内周面に設けたスライドガイド(特に図示しない)により押圧方向Pの前後にスライド移動でき、且つ遮光筒9の底部10と外側遮光筒12の底部19の間を広げる向きに付勢する圧縮ばね等の第2弾性体22が上記二つの底部10,19の間に配置されている。つまり、遮光筒9は外側遮光筒12にフロート自在で保持されており、外側遮光筒12が本体1にフロート自在で保持されているため、遮光筒9も外側遮光筒12を介して本体1にフロート自在である。
また、第2弾性体22は第1弾性体21より小さい力で抗するものであり、遮光筒9の当接部11を皮膚30に押し付けると、第1弾性体21は縮まずに第2弾性体22のみが縮み、遮光筒9が外側遮光筒12の底部19側に後退して外側遮光筒12の内側の空間26内に沈み込む。上記第2弾性体22が一定量圧縮されると、遮光筒9の当接部11と外側遮光筒12の当接部13の本体1からの突出高さが略等しくなり、外側遮光筒12の当接部13が皮膚30に当接する。このとき、制御回路3は外側遮光筒12と遮光筒9の夫々接触センサ14が皮膚30の当接を検知するため、制御回路3により吸引部15の吸引を開始される。
そして、皮膚30に当接した上記二つの当接部11,13を押圧方向Pに押し付けることで、第1弾性体21も縮み外側遮光筒12及び遮光筒9が共に本体1側に沈み込む。このとき、遮光筒9の底部10の本体1側の面に設けた押圧突起23が本体1の端部6に設けた発光スイッチ24を押圧して、発光スイッチ24に制御回路3へ発光許可信号を出力させる。
上記発光許可信号を受けた制御回路3は各当接部11,13と皮膚30が密着したと判断して、照射スイッチ5の操作による光源8の発光を許可し、照射スイッチ5が操作されると光源8が発光して光照射を行われる。更に、当接部11,13の皮膚30への押込みが緩むと、前記発光スイッチ24の押圧が解かれるため、制御回路3への発光許可信号が途絶えるものである。つまり、当接部11,13が皮膚30に弾性的に接触して密着した状態でのみ、光源8を発光させて光照射を行うことができるものである。
また、外側遮光筒12の底部19の上記押圧突起23が摺動自在で挿通された貫通孔25には、パッキンやOリング等の空気漏れ防止用の密閉部材が配置されており、上記貫通孔25内を空気が流通しないものとなっている。そのため、上記貫通孔25を介して遮光筒9の外周面と外側遮光筒12の内周面及び底部19に囲まれた空間26内に外部から空気が入ること防止しており、吸引部15による吸引を押圧突起23の貫通孔25内の摺動が阻害しないものとなっている。
このように、遮光筒9及び外側遮光筒12を本体1に対してフロート自在としたことで、各当接部11,13が皮膚30に対してより滑らかに弾性接触できて、当接部11,13を皮膚30へ容易に密着させることができて、光漏れに対する安全性及び使い勝手が向上している。なお、遮光筒9が直接本体1にフロート自在で保持されたものや、遮光筒9の底部10が外側遮光筒12の底部19に固定されて且つ外側遮光筒12が本体1にフロート自在で保持されたものであってもよい。ましてや、上記延設壁20が第2の外側遮光筒を兼ねて三重に光源8の光を遮断してもよい。
1 本体
7 照射部
8 光源
9 遮光筒
11 (遮光筒の)当接部
12 外側遮光筒
13 (外側遮光筒の)当接部
14 接触センサ
15 吸引部
16 光量センサ
17 空気抜き孔
18 集光レンズ
30 皮膚
P 押圧方向

Claims (10)

  1. 把持して使用する本体に、光源と、光源の光を放出する開口を端部に有し且つ光源の周囲を覆う遮光筒と、上記遮光筒の端部が位置した開口を有し且つ遮光筒の周囲を覆う外側遮光筒と、を備え、上記遮光筒の端部及び外側遮光筒の端部を皮膚に当接して光源の光を皮膚の上記遮光筒の端部に囲まれた部位に照射するものであることを特徴とする光照射機器。
  2. 前記皮膚を吸引する吸引部を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の光照射機器。
  3. 前記吸引部が前記遮光筒の外周面と前記外側遮光筒の内周面に囲まれた空間を負圧にして皮膚を吸引するものであることを特徴とする請求項2に記載の光照射機器。
  4. 前記吸引部は前記遮光筒の外周面と前記外側遮光筒の内周面に囲まれた空間及び遮光筒の内周面に囲まれた空間を負圧にして皮膚を吸引するものであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光照射機器。
  5. 前記吸引部により負圧された空間の圧力を測定する気圧センサと、該センサの測定結果が一定値に達すると光源の発光を許可する制御回路と、を備えたものであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光照射機器。
  6. 前記光源の発光後、吸引部が吸引を停止するものであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の光照射機器。
  7. 前記遮光筒の端部及び前記外側遮光筒の端部と皮膚の接触を検知する接触センサと、該センサが上記端部と皮膚の接触を検知すると光源の発光を許可する制御回路と、を備えたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光照射機器。
  8. 前記遮光筒が内周に集光レンズを備えており、上記集光レンズにより光源の光を集光させて皮膚に照射するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光照射機器。
  9. 前記遮光筒の内周面に囲まれた空間内の光を検知する光センサと、該センサが光を検知すると光源の発光を規制する制御回路と、を備えたものであることを特徴する請求項1〜8のいずれか一項に記載の光照射機器。
  10. 前記遮光筒と前記外側遮光筒の少なくとも一方を本体に対してフロート自在としたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光照射機器。
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