JP2011067188A - 回収霧滴利用による砂漠緑化システム - Google Patents
回収霧滴利用による砂漠緑化システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011067188A JP2011067188A JP2009242848A JP2009242848A JP2011067188A JP 2011067188 A JP2011067188 A JP 2011067188A JP 2009242848 A JP2009242848 A JP 2009242848A JP 2009242848 A JP2009242848 A JP 2009242848A JP 2011067188 A JP2011067188 A JP 2011067188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- soil
- greening system
- desert greening
- desert
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
【課題】回収霧滴利用による砂漠緑化システムを提供する。
【解決手段】ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に水分保持能力が大きい土壌等を埋める構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に水分保持能力が大きい土壌等を埋める構成とした。
【選択図】図1
Description
この発明は、回収霧滴利用による砂漠緑化システムに関する。
ネットを使用して霧滴を集めて生活用水に利用することは南アメリカのアンデス山脈の一部の地域で行われているが、植物育てるために必要な水分の大部分を霧滴を集めた水に依存している例はない。
一部の砂漠、例えばアフリカのナミブ砂漠では、移流霧がかなりの頻度で発生しているが、これらの霧は気温の上昇とともに消えてしまい、降水量には寄与していない。この霧から水を集めて、集約して利用すれば植物を育てることが可能である。
本発明(請求項1)の回収霧滴利用による砂漠緑化システムは、ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に水分保持能力が大きい土壌等を埋める構成とした。
本発明(請求項2)の回収霧滴利用による砂漠緑化システムは、ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に不透水性シートを埋める構成とした。
本発明(請求項3)の回収霧滴利用による砂漠緑化システムは、ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に不透水性シートを埋め、その上に水分保持能力が大きい土壌等を埋める構成とした。
ネットを高くすることにより単位ネット長当たりの回収霧滴量を増やすことができるし、ネットのたるみの程度を調整することにより、回収霧滴を集中的に利用する範囲を調整することができる。
ナミブ砂漠では、3日に1回程度の頻度で移流霧が発生しており、ネットの高さと回収霧滴利用範囲を適切に設定すれば、植物を育てることが可能である。条件にあった植物を成長させることができれば、その植物がその植物体の表面で霧滴を回収することができ、その場所で利用できる水分量が増加していく。この循環が成立すれば一帯を緑化することができる。
以下、本発明の回収霧滴利用による砂漠緑化システムの実施の形態を実施例により説明する。
図1は、本発明(請求項1)の回収霧滴利用による砂漠緑化システムの実施例を示す側面断面図である。
移流霧がネットに直角の方向から流れてくると、霧滴の一部がネットに付着する。霧滴が次々に付着すると水滴になり、やがてその重さのためネットの下方に伝わっていく。この際、ネットにたるみがあるため、水滴は、ネットの支柱の中間付近により多く集まってくる。
ネットの下方に伝わった水滴は、砂に吸収され、さらに地中に埋めた水分保持能力が大きい土壌等に吸収される。
地中に水分保持能力が大きい土壌等を埋めた部分は植物が生育するために必要な水分があるため、飛来した植物の種子のあるものは成長することが可能であるし、人為的に適切な植物の種子をまくか、苗を植えることによって、育てることも可能である。
環境にあった植物が成長すると、その植物がその植物体の表面で霧滴を回収することができ、その付近で利用できる水の量が増えていく。それに伴い、一帯の植物の量が増え緑化することが可能である。
図3は、本発明(請求項2)の回収霧滴利用による砂漠緑化システムの実施例を示す側面断面図である。
水分保持能力が大きい土壌等の代わりに不透水性シートで水分を保持しようとするもので、砂漠緑化の仕組みは、請求項1の砂漠緑化システムと同じである。
図4は、本発明(請求項3)の回収霧滴利用による砂漠緑化システムの実施例を示す側面断面図である。
水分保持能力を高めるため、水分保持能力が大きい土壌等と不透水性シートを使用するもので、砂漠緑化の仕組みは、請求項1の砂漠緑化システムと同じである。
1 支柱
2 ネット
3 水分保持能力が大きい土壌等
4 不透水性シート
2 ネット
3 水分保持能力が大きい土壌等
4 不透水性シート
Claims (3)
- ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に水分保持能力が大きい土壌等を埋める構成とした回収霧滴利用による砂漠緑化システム。
- ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に不透水性シートを埋める構成とした回収霧滴利用による砂漠緑化システム。
- ゴルフ用の防球ネットをたるみを持たせて、霧の移動方向と直角になるように張り、ネットの下端の一部はネットが風で動揺しないように埋め、さらに、ネットが垂れ下がった部分を中心に、土中に不透水性シートを埋め、その上に水分保持能力が大きい土壌等を埋める構成とした回収霧滴利用による砂漠緑化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009242848A JP2011067188A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 回収霧滴利用による砂漠緑化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009242848A JP2011067188A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 回収霧滴利用による砂漠緑化システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011067188A true JP2011067188A (ja) | 2011-04-07 |
Family
ID=44013176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009242848A Pending JP2011067188A (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | 回収霧滴利用による砂漠緑化システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011067188A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103541341A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-01-29 | 中国科学院新疆生态与地理研究所 | 一种重复利用的草方格固沙方法 |
CN103774635A (zh) * | 2013-10-20 | 2014-05-07 | 娄志平 | 悬袋形高立式拦沙网拦沙坝的施工方法 |
CN106065645A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-11-02 | 中国科学院寒区旱区环境与工程研究所 | 一种提高干旱沙区苗木成活率的集雨器 |
CN107873338A (zh) * | 2016-09-29 | 2018-04-06 | 中国人民解放军后勤工程学院 | 一种太阳能光伏可控环境农业与集雨凝结水综合系统 |
-
2009
- 2009-09-28 JP JP2009242848A patent/JP2011067188A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103774635A (zh) * | 2013-10-20 | 2014-05-07 | 娄志平 | 悬袋形高立式拦沙网拦沙坝的施工方法 |
CN103541341A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-01-29 | 中国科学院新疆生态与地理研究所 | 一种重复利用的草方格固沙方法 |
CN106065645A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-11-02 | 中国科学院寒区旱区环境与工程研究所 | 一种提高干旱沙区苗木成活率的集雨器 |
CN107873338A (zh) * | 2016-09-29 | 2018-04-06 | 中国人民解放军后勤工程学院 | 一种太阳能光伏可控环境农业与集雨凝结水综合系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011067188A (ja) | 回収霧滴利用による砂漠緑化システム | |
US20170000044A1 (en) | Crop Guardian - Crop Germinating and Growth in a Lined and Domed Furrow | |
CN101999298B (zh) | 一种立体绿化方法 | |
CN106106003A (zh) | 一种野生茶苗木的繁育方法 | |
CN208266891U (zh) | 一种海域环境高陡边坡绿化防护结构 | |
CN106717802B (zh) | 山药的种植装置以及栽培方法 | |
CN108064602A (zh) | 一种集水栽培结构 | |
CN107836245A (zh) | 灌溉方便的植物种植箱 | |
CN107593235A (zh) | 盐碱地上套种白蜡与枸杞的方法 | |
CN204090661U (zh) | 一种集水透气地膜 | |
CN203701110U (zh) | 一种土工罩面网坡面绿化防护装置 | |
JP2015039303A (ja) | 養液栽培方法および養液栽培装置 | |
CN206713354U (zh) | 新型沙漠用播种装置 | |
GB2527150A (en) | A propagator | |
CN206181969U (zh) | 一种移动式植物架 | |
CN107466716A (zh) | 铁皮石斛的栽培方法 | |
CN205421159U (zh) | 一种消落带植树固土防冲刷保护网 | |
JP3165049U (ja) | 自然回復緑化用生育基盤保持具とその構造 | |
KR20160069261A (ko) | 고추나무 병충해 예방방법 및 장치 | |
CN109362413A (zh) | 一种蔓生无限生长型番茄栽培支撑架及栽培方法 | |
KR101337442B1 (ko) | 녹화가 가능한 콘크리트 옹벽 및 그 시공방법 | |
CN215211093U (zh) | 高原冻土区的高速公路边坡防护结构 | |
KR20150011992A (ko) | 육묘용 물통 | |
CN108605573A (zh) | 一种桥柱体绿化装置 | |
CN207733319U (zh) | 灌溉方便的植物种植箱 |