JP2011067127A - 景観保全方法及び景観保全装置 - Google Patents

景観保全方法及び景観保全装置 Download PDF

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仁 鹿野田
Masayuki Ono
雅之 大野
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Abstract

【課題】採掘現場、公園、飛行場等の広場において、手軽に緑化を図ることができ、景観を容易に保全することを可能とする。
【解決手段】車輪2aが取り付けられた台座部2と、台座部2上に設けられ、複数の樹木4が植栽されたプランタ部3とを備える移動式プランタ1を、採掘現場10で移動させて所定の位置に配置し、採掘現場10の一部を視覚的に緑化する。この際、移動式プランタ1を採掘現場10で生じた段差部12又はその近傍に配置することができ、また、移動式プランタ1を採掘現場10の通路部13及び/又は採掘作業箇所11の周辺に配置することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、採掘現場、公園、飛行場等の広場の景観を保全する景観保全方法及びこれに用いる景観保全装置に関する。
従来、鉱山採掘にあたっては、ベンチカット法等の露天採掘が広く利用されている。しかし、この露天採掘の作業現場では、採掘を行った場所で山肌や岩盤が露出し、これらの露出部分は、周りの森林部分と色が大きく異なるため、際立って見えるようになる。
そのため、作業現場より離れた住宅地や市街地から見て目立つようになり、景観を乱すという問題が生じる。こうした問題は、採石場や建設現場等の地盤掘削現場でも同様に生じており、これらの作業現場では、植樹を行って緑化を進め、景観の保全を図っている。
また、公園や飛行場等では、訪問者に心理的な安らぎを与えたり、見栄えを良くするなどの目的で、敷地内の空いた箇所に樹木が植栽され、緑地の確保が積極的に図られている。
しかし、採掘現場においては、採掘作業が終了した箇所であれば、緑化による景観の復元を進めることができるが、作業を進行中の箇所では、採掘により地形が頻繁に変化したり、植樹すると、その領域への重機の進入が制限されるなどの理由から、植樹を進めることが困難となっている。このため、十分な緑化を実施することができず、景観を乱した状態を継続せざるを得ないという問題がある。
また、採掘の作業現場では、地山形状が頻繁に変化するにも拘わらず、採掘で露出する山肌や岩盤は、さほど色や見た目の変化がないため、現場に生じた段差や危険箇所を作業員が見落とし易くなる。このため、重機や運搬車両等の事故を招く危険性が高く、その対処が求められている。さらに、採掘の作業現場においては、作業員が常に過酷な自然環境の下に晒されており、作業環境の保全も重要な課題となっている。
一方、公園や飛行場等においても、敷地内で緑地部分を追加する場合にあっては、整地作業を行ったり、成長した樹木を植え足すなどの工事が必要になり、時間や手間がかかるといった問題がある。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、採掘現場、公園、飛行場等の広場において、手軽に緑化を図ることができ、景観を容易に保全することが可能な景観保全方法等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、緑化を利用して現場の景観を保全する景観保全方法であって、移動手段が設けられた台座部と、該台座部上に設けられ、複数の樹木材が配置されたプランタ部とを備える移動式プランタを前記現場で移動させて所定の位置に配置し、該現場の一部を視覚的に緑化することを特徴とする。
そして、本発明によれば、移動式プランタを現場で移動させて適宜に配置することで、速やかに所望の箇所を視覚的に緑化することができる。このため、採掘現場、公園、飛行場等の広場において、手軽に緑化を進めることができ、景観を容易に保全することが可能になる。
上記景観保全方法において、前記現場を採掘現場とすることができる。これによれば、採掘現場内の目立ち易い箇所を移動式プランタにより視覚的に緑化することができるのに加え、移動式プランタを危険箇所を示す目印や直射日光等を遮る防護部材として利用することができる。このため、採掘現場の景観を容易に保全し得ると同時に、作業現場の安全性の向上や作業環境の保全を図ることが可能になる。
上記景観保全方法において、前記移動式プランタを前記採掘現場で生じた段差部又はその近傍に配置することができる。これによれば、移動式プランタを危険箇所を示す目印として利用することができ、重機や運搬車両の転落事故を防止するが可能になる。
上記景観保全方法において、前記移動式プランタを前記採掘現場の通路部及び/又は採掘作業箇所の周辺に配置することができる。これによれば、移動式プランタを、現場区画の目印として利用したり、騒音の漏洩や粉塵飛散を防止する部材として利用することが可能になる。
上記景観保全方法において、前記現場を公園又は飛行場とすることができる。この場合も、上記と同様、移動式プランタによって所望の領域を速やかに緑化することができ、少ない時間や手間で景観を向上させることが可能になる。この際、移動後の移動式プランタを、必ずしも恒久的に設置する必要はなく、樹木の植え足しによる緑化工事が完了するまでの緊急的な設備として利用することができる。
また、本発明は、緑化を利用して現場の景観を保全する景観保全装置であって、移動手段が設けられた台座部と、該台座部上に設けられ、複数の樹木材が配置されたプランタ部とを備え、前記現場での移動が可能に構成されたことを特徴とする。本発明によれば、前記発明と同様に、採掘現場、公園、飛行場等の広場において、手軽に緑化を図ることができ、景観を容易に保全することが可能になる。
上記景観保全装置において、前記台座部に牽引用金具を付設することができる。これによれば、複数の景観保全装置を連結した状態で運搬することができ、運搬の手間を軽減することが可能になる。
上記景観保全装置において、前記樹木材を前記プランタ部に植栽された樹木とすることができ、また、樹木状の造形物とすることができる。
以上のように、本発明によれば、採掘現場の景観を容易に保全し得ると同時に、作業現場の安全性の向上や作業環境の保全を図ることが可能になる。
本発明にかかる景観保全方法を適用した採掘現場の一例を示す全体図である。 図1の移動式プランタの斜視図であって、複数の移動式プランタを連結させた状態を示す図である。 図1の移動式プランタの側面図であって、複数の移動式プランタを連結させた状態を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明にかかる景観保全方法を採掘現場に適用した場合を例にとって説明する。
図1は、本発明を適用した採掘現場の一例を示し、同図に示すように、本方法では、採掘現場10に複数の移動式プランタ1を搬入し、現場内の所望の位置に配置する。
図2に示すように、移動式プランタ1(1a〜1e)は、車輪2aが取り付けられた台座部2と、台座部2の上面に設けられたプランタ部3と、プランタ部3に植栽された複数の樹木4から構成される。
また、図3に示すように、台座部2の前部及び後部には、牽引チェーン5を着脱自在に掛着するためのシャックル(連結部材)6a、6bが付設され、移動式プランタ1a〜1eを油圧ショベルやブルドーザ等の重機7に連結したり、移動式プランタ1a〜1e同士を連結することが可能である。このため、移動式プランタ1a〜1eを繋げた状態で牽引すれば、多数の移動式プランタ1を同時に移動させることができ、運搬に要する手間や費用を軽減することが可能になる。
尚、図2及び図3では、全ての移動式プランタ1a〜1eにつき、他の車両で牽引するように構成するが、移動式プランタ1a〜1eのうちの1つ又は複数において、駆動手段(電動モータや内燃機関)及び運転手段(運転席やハンドル等)を台座部2に設け、自走が可能に構成することもできる。
また、台座部2における移動手段に関しては、図示のような車輪2aを用いたタイヤ式に限らず、履帯式やソリ方式等を用いることもできる。
そして、採掘現場10において移動式プランタ1を使用するにあたっては、図1に示すように、重機7により移動式プランタ1を牽引し、作業箇所11の周辺まで運搬して配置する。これにより、採掘作業を阻害することなく、現場の一部を視覚的に緑化することができ、作業の進行中であっても景観を保全することが可能になる。この際、配置した移動式プランタ1を、直射日光や強風を遮る防護部材としても機能させることができ、作業環境の保全に繋げることが可能である。
また、採掘現場10に生じた段差部12又はその近傍に移動式プランタ1を配置することで、危険箇所を示す目印として利用することができ、重機7や運搬車両(不図示)の転落事故を防止するが可能になる。さらに、移動式プランタ1を、作業現場での通路部13及び/又は作業箇所11の周辺に配置することで、現場区画の目印として利用することができ、接触事故の回避策として活用し得る。加えて、騒音の漏洩や粉塵飛散を防止する部材として利用することもでき、鉱害の抑制を図ることが可能になる。
以上のように、本実施の形態によれば、移動式プランタ1を採掘現場10で移動させて適宜に配置するため、採掘現場10の景観を容易に保全し得ると同時に、作業現場の安全性の向上や作業環境の保全を図ることが可能になる。
また、採掘現場10内で移動式プランタ1を自由に移動させ得るため、採掘現場10で発生した表土や残土等をプランタ部3に適宜に投入することができ、その場で樹木用土壌の確保や補給を行うことが可能になる。これにより、土壌費用を削減したり、土壌確保の手間を軽減することが可能になる。
尚、上記実施の形態においては、移動式プランタ1のプランタ部3に樹木4を植栽する場合を例示したが、植物の樹木に代えて、樹木に似せた造形物を用いるようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、移動式プランタ1を採掘現場で利用した場合を例示したが、本発明は、公園や飛行場等での緑化にも広く適用することが可能である。この場合でも、移動式プランタ1によって所望の領域を速やかに緑化することができ、少ない時間や手間で景観を向上させることが可能になる。この際、移動後の移動式プランタ1を、必ずしも恒久的に設置する必要はなく、樹木の植え足しによる緑化工事が完了するまでの緊急的な設備として利用することができる。
1(1a〜1e) 移動式プランタ
2 台座部
2a 車輪
3 プランタ部
4 樹木
5 牽引チェーン
6(6a、6b) シャックル
7 重機
10 採掘現場
11 作業箇所
12 段差部
13 通路部

Claims (9)

  1. 緑化を利用して現場の景観を保全する景観保全方法であって、
    移動手段が設けられた台座部と、該台座部上に設けられ、複数の樹木材が配置されたプランタ部とを備える移動式プランタを前記現場で移動させて所定の位置に配置し、該現場の一部を視覚的に緑化することを特徴とする景観保全方法。
  2. 前記現場が採掘現場であることを特徴とする請求項1に記載の景観保全方法。
  3. 前記移動式プランタを前記採掘現場で生じた段差部又はその近傍に配置することを特徴とする請求項2に記載の景観保全方法。
  4. 前記移動式プランタを前記採掘現場の通路部及び/又は採掘作業箇所の周辺に配置することを特徴とする請求項2又は3に記載の景観保全方法。
  5. 前記現場が公園又は飛行場であることを特徴とする請求項1に記載の景観保全方法。
  6. 緑化を利用して現場の景観を保全する景観保全装置であって、
    移動手段が設けられた台座部と、
    該台座部上に設けられ、複数の樹木材が配置されたプランタ部とを備え、
    前記現場での移動が可能に構成されたことを特徴とする景観保全装置。
  7. 前記台座部に連結部材が付設されることを特徴とする請求項6に記載の景観保全装置。
  8. 前記樹木材が、前記プランタ部に植栽された樹木であることを特徴とする請求項6又は7に記載の景観保全装置。
  9. 前記樹木材が、樹木状の造形物であることを特徴とする請求項8又は9に記載の景観保全装置。
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