JP2011065216A - Rfタグリーダライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】1つまたは複数の特定のRFタグとの選択通信において、当該RFタグとより確実に通信を行うことができるRFタグリーダライタ通信技術を提供する。
【解決手段】情報取得対象となるRFタグとの通信を行い、該RFタグに保持される情報を取得する通信部313と、前記通信部313が通信を行ったRFタグから同一の情報を所定の複数回取得した場合に、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定する通信安定性判定部317とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触でRFタグと通信する、RFタグリーダライタに関し、特に、不特定のRFタグとの一括的な通信および特定のRFタグとの選択的な通信を行うことができるRFタグ通信用アンテナ技術に関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)システムが注目され、例えば流通分野などにおいて導入が進んでいる。RFIDシステムは、ICチップとアンテナから成り、物品に付されるRFタグ(無線タグ、RFIDタグとも称される)と、該RFタグのICチップ内のメモリに記憶されている情報を非接触で読み取るとともに、該RFタグのICチップ内のメモリに情報を非接触で書込むRFタグリーダライタ(以下、単にリーダライタとも称す)とから構成される。
RFIDシステムにおける処理としては、例えば、店舗などでの棚卸業務における、複数のRFタグからの一括での情報読取処理が挙げられる(以下、一括読取と称す)。このとき、リーダライタは、数mの距離が離れた範囲に電波を放射し、複数の商品にそれぞれ付された不特定のRFタグと通信を実行して、各RFタグに記憶されている情報を一括的に読み取る。また、RFIDシステムにおける他の処理としては、1つまたは複数の特定のRFタグに対する読み取り、および書込み処理が挙げられる(以下、選択読取、および選択書込みと称す。また、これらを総称して選択通信と称す)。このとき、リーダライタは、特定のRFタグから選択的に情報を読み取り、または該RFタグに対し、選択的に情報の書込みを実施する。
ここで、店舗などにおいては、周辺にRFタグが付された商品が多数存在する環境での選択書込み処理等が行われる場合がある。そして、このような環境においては、周辺のRFタグとの間で誤って通信が行われた結果、使用者の所望するRFタグとは異なるRFタグに情報が書込まれるなどの事態が生じ得る。よって、選択通信を行う場合には、使用者は、リーダライタのアンテナ装置周辺から、通信対象でないRFタグを遠ざけるなどの処置を講じる必要があった。
そのため、選択通信を実施する場合に使用者の所望する特定のRFタグと通信可能とするための技術が提案されている(例えば特許文献1および2)。具体的には、特許文献1では、アンテナ装置から放射される電波の指向性を変化させ、選択通信の際には通信可能な範囲を狭めることが提案されている。また、特許文献2では、ISO18000-6typeCの通信プロトコルにより、通信の最初に通信対象であるRFタグのIDを指定することにより、特定の1枚のRFタグとの通信を可能とすることも提案されている。
特許文献1の技術による場合でも、使用者は、通信対象でないRFタグとの間で通信が行われるのを避けるために、アンテナ装置周辺から通信対象でないRFタグを遠ざける措置をとる必要があった。しかしながら、例えば作業の迅速性が求められる場合には当該措置は必ずしもとれないことがある。また、UHF帯や2.4GHz帯などの電波方式が用いられている場合には、周辺の環境や信号の変動により、アンテナ装置から一定の距離を空けたとしても通信対象でないRFタグとの通信が行われることがあった。
また、特許文献2では識別IDを指定することにより通信が行われるRFタグを予め特定しているが、一般に、書込みが行われる前のRFタグは製造メーカーで暫定的に同じ識別IDが付与されている。そのため、このようなRFタグを通信対象とする場合には、特許文献2の技術により識別IDを指定しても、誤った書込みなどが行われる場合が依然として存在している。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、1つまたは複数の特定のRFタグとの選択通信において、当該RFタグとより確実に通信を行うことができるRFタグリーダライタ通信技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、情報取得対象となるRFタグとの通信を行い、該RFタグに保持される情報を取得する通信部と、通信部が通信を行ったRFタグから同一の情報を所定の複数回取得した場合に、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定する通信安定性判定部と、を備えるRFタグリーダライタに関する。
以上に詳述したように、本発明によれば、1つまたは複数の特定のRFタグとの選択通信において当該RFタグとより確実に通信を行うことができる。
第1の実施形態のRFタグリーダライタの斜視図である。 第1の実施形態のRFタグリーダライタのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のRFタグリーダライタが有する無線部の回路構成図である。 第1の実施形態に係る通信部313の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る判定部317の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る結果テーブルの例示図である。 第1の実施形態に係る判定テーブルの例示図である。 第1の実施形態に係るRFタグとの通信の処理フローを示す図である。 第1の実施形態における、処理指定画面の例示図である。 第1の実施形態における、結果通知画面の例示図である。 第1の実施形態における、処理開始画面の例示図である。 第1の実施形態に係るRFタグとの選択通信の処理フローを示す図である。 第1の実施形態に係るRFタグとの選択通信の処理フローを示す図である。 第2の実施形態に係る送信出力制御部315の機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る結果テーブルの例示図である。 第2の実施形態に係る判定テーブルの例示図である。 第2の実施形態に係るRFタグとの選択通信の処理フローを示す図である。 第2の実施形態に係るRFタグとの選択通信の処理フローを示す図である。 第3の実施形態に係るRFタグとの通信の処理フローを示す図である。 第3の実施形態に係るRFタグとの選択通信の処理フローを示す図である。 第4の実施形態に係る判定テーブルの例示図である。 第4の実施形態に係るRFタグとの選択通信の処理フローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、RFタグから読取、またはRFタグに書込みされる情報として、識別ID(タグID)を例に挙げて説明する。
図1は、第1の実施形態による、RFタグリーダライタ100の概要を示す斜視図である。第1の実施形態のリーダライタ100は、不図示のアンテナを筐体92内部に備えるアンテナ装置90と、リーダライタ本体30とから構成されている。アンテナ装置90とリーダライタ本体30とは、同軸ケーブル94で接続されている。
アンテナ装置90が備えるアンテナは、特に限定されないが例えばパッチアンテナとすることができる。リーダライタ100は、当該アンテナから放射される電波を介して、RFタグ(不図示)と通信を行う。また、第1の実施形態においてはアンテナ筐体92には把持部材96が設けられており、使用者が携帯しながらリーダライタ100を使用する際にアンテナ装置90を把持しやすいように構成されている。しかしながら、当該把持部96を設けない構成とすることも、もちろん可能である。
リーダライタ本体30が備えるハードウェア構成について説明する。図2に示すように、リーダライタ本体30は、制御部31と、無線部33と、入力部35と、表示部37と、インターフェース部39と、を有する。また、バッテリおよびその充放電を制御する図1に示す電源部32により、各ハードウェアおよびアンテナ装置90へ電流が供給される。したがって、第1の実施形態のリーダライタ100は、携帯型リーダライタとして構成されている。
制御部31は、使用者からの入力に基づき、RFタグとの通信や、ネットワークを通じてのPC(Personal Computer, 不図示)などの外部機器との通信など、後述する記憶部311に記憶されているプログラムを実行することにより、リーダライタ100における各種処理を行う役割を有している。例えば、後述するインターフェース部39を介してPCから取得されたり、使用者から後述する入力部35を介して入力された識別IDがアンテナ装置90から電波を介してRFタグに送出されるように、通信プロトコルに従って無線部33を制御する。また、制御部31は、以下に説明する記憶部311と、送信出力制御部315と、判定部317と、タグ書込み部319とを有する。ここで、制御部31は、判定部317、タグ書込み部319からの通知に基づき、これら判定部317およびタグ書込み部319による処理結果を表示部317に表示する。また、制御部31は、判定部317からの通知に応じて使用者から指定された処理の形態を判定し、該判定結果に応じてタグ書込み部319による書込み処理を制御する。また、制御部31は、送信出力制御部315がどの出力情報(後述)を用いるかの指定を、使用者からの処理の指定等の入力に基づき行う。
記憶部311は、取得した識別IDや、各コマンドの記録(ログ)や、該識別IDを電波を介して送信したりするための通信プロトコル(例えば、ISO18000−6に準拠したRFタグの通信プロトコル)が記憶される。また、記憶部311は、後述する送信出力制御部315が用いる、一括読取、選択読取、選択書込みのいずれかの処理の形態に対応した送信出力の大きさについての情報である、出力情報が記憶されている。さらにまた、第1の実施形態において、記憶部311は、後述する判定部317による通信安定性の判定結果を示す判定テーブル、および該通信安定性の判定に用いられる結果テーブルが記憶されている。さらにまた、第1の実施形態において、記憶部311は、判定部317の通信安定性の判定についての設定に関する、種々の設定情報が記憶されている。これら設定情報についても、各機能ブロックの説明と合わせて説明する。なお、これら設定情報については、使用者の後述する入力部35等を介した入力により、設定条件の追加、修正、削除等を行うことができる。
通信部313は、ISO18000-6typeCのプロトコルに従い、RFタグに対し、選択読取を実施する。
送信出力制御部315は、記憶部311に記憶されている出力情報に基づき、該出力情報が示す送信出力でアンテナ装置90から電波が放射されるように、後述する無線部33を制御する。
判定部317は、通信部313に所定の複数回の選択読取を実施するとともに、該複数回の選択読取の結果に基づき、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されているか否かを判定する(通信安定性の判定)。
タグ書込み部319は、後述する入力部35を介して入力された選択書込みを要求するコマンドを取得したとき、判定部317にて安定的な通信が確立されていると判定される場合に、該RFタグについて書込みを実施する。また、タグ書込み部319は、通信部313に選択読取を実施させ、取得した識別IDが、判定部317における判定にて取得された識別IDと一致する場合に、書込み処理を実施する。
なお、第1の実施形態においておける制御部31は、具体的には、リーダライタ本体30に実装されるCPU、RAM、ROMにより構成することができる。
無線部33は、アンテナ装置90を介してRFタグと通信するための機能を備えているハードウェアである。無線部33の詳細な回路構成図を図3に示す。
ここで、RFタグがバッテリを持たないパッシブタグの場合には、無線部33は、先ず、無変調キャリアをパワーアンプ331で増幅して、方向性結合器332を介してアンテナから電磁波を出力し、RFタグを起動させる。RFタグにデータを送信する場合には、通信プロトコルに従い符号化した信号について振幅変調器333にて振幅変調を行った後にパワーアンプ331で増幅し、次いで方向性結合器332を介してアンテナから電磁波を出力することにより、送信する。また、RFタグから信号を受信する時には、リーダライタ100から無変調キャリアを送信している状態で、RFタグがアンテナ端のインピーダンスを制御(バックスキャッタ)し、これによって反射状態が変わり、これをリーダライタ100のアンテナ装置で検出する。受信した電磁波信号は、方向性結合器332を介して直交復調され、同期クロック生成部I(334)およびQ(335)にて同期クロックを生成し、プリアンブル検出部I(336)およびQ(337)にて予め決められたプリアンブルを検出することによりデータの先頭を検出し、複合部I(338)およびQ(339)にて復号して受信データを得る。また、誤り検出符号によって、エラー検出部I(341)およびQ(342)にて誤りの有無を検出するようになっている。図3の場合には、直交復調の同相成分での復調と直交成分での復調のどちらかで誤りがなければ正しくデータを受信したと判定する構成である。また、制御部31の送信出力制御部315からの制御(具体的には、送信出力を設定するための送信出力設定信号の送出)により、パワーアンプ331にて送信出力が処理の形態に合わせて設定できるように構成されている。
入力部35は、該入力部35を用いて使用者がリーダライタ100に指示を入力するためのハードウェアであり、具体的には押下により指示の入力が可能なボタン(キー)や、タッチパッドなどで構成することができる。
表示部(ディスプレイ)37は、使用者にRFタグとの通信結果を示したり、指示入力を促すために用いることができるハードウェアであり、具体的にはLCD(Liquid crystal display)等とすることができる。なお、表示部37をタッチパネルセンサを搭載したグラフィカルディスプレイとして構成し、入力部35と表示部37とを一体化させてもよい。
インターフェース部39は、ネットワークを介し、識別IDが記憶されているPCなどの外部機器と通信を行うためのハードウェアである。
次に、制御部31における判定部317の機能、および判定部317に制御される通信部313の複数回の選択読取について、図4および図5を用いてより詳細に説明する。図4に示すように、通信部313は、応答要求部41と、レスポンス取得部43と、タグ情報要求部45と、タグ情報取得部47と、を備える。また、図5に示すように、判定部317は、ラウンド制御部60と、通信安定性判定部69とを備える。
ラウンド制御部60は、後述する通信部313の選択読取を制御するとともに、通信部313の選択読取により取得されるRFタグの識別IDと、該取得したIDを取得した回数(読取成功回数)と、後述するラウンド数情報とを、記憶部311に記憶されている、図6に示すような結果テーブルに登録する。
通信部313への選択読取の制御について具体的に説明すると、ラウンド制御部60は、入力部35を介して選択読取または選択書込みの開始が要求された場合に、記憶部315からラウンド数情報を取得し、該ラウンド数情報に基づいて通信部313に複数の所定回数の選択読取を実施させる。なお、ラウンド数情報は、記憶部311に記憶される、判定部317の通信安定性の判定に関する設定情報の1つであり、選択読取を実行する複数である所定回数に関する情報である。
通信部313への選択読取の制御について、より具体的に説明する。ラウンド制御部60は、通信部313の後述する応答要求部41に、選択読取の開始を通知し(開始コマンドの送出)、次いで後述するタグ情報取得部47から識別IDを取得した後、応答要求部41に、選択読取の開始を再度、通知する。そして、ラウンド制御部60は、当該処理を、ラウンド数情報で示される回数に応じて、繰り返す。
通信部313は、ラウンド制御部62の制御に基づき、ISO18000-6typeCのプロトコルに従い、複数の所定回数の選択読取を実施する。そして、通信部313は、該選択読取にて取得したRFタグの識別IDを、ラウンド制御部60に送出する。
より具体的には、通信部313の応答要求部41は、ラウンド制御部60から選択読取を開始させる開始コマンドを取得した場合に、記憶部315から、スロット数情報を取得し、該スロット数情報に基づいて1回の選択読取におけるスロット数を設定する。すなわち、第1の実施形態においては、応答要求部41は、スロット数設定部にも相当する。なお、スロット数情報とは、記憶部311に記憶される、通信部313の選択読取に関する設定情報の1つであり、スロットアロハ方式に従って、1回の選択読取におけるスロット数(1ラウンドのスロット数)を指定する情報である。ISO18000-6typeCにおいては、1ラウンドのスロット数は、2のQ乗として規定されている。例えば、Q=2のときのスロット数は4となり、Q=3のときのスロット数は8となる。
次いで、応答要求部41は、そのスロット数に応じた応答要求コマンド(Query)を送出する。そして、応答要求部41は、Queryを送出したことをレスポンス取得部43に通知する。
Queryを取得したRFタグは、後述するレスポンスをどのスロットで応答するかを決定するための乱数を発生させる。また、RFタグは、当該スロット決定のための乱数とは別に、例えば16ビットの乱数であるRN16をレスポンスとして生成する。そして、RFタグは、スロット決定のための乱数により決定されたスロットで、RN16を送出する。
レスポンス取得部43は、応答要求部61から送出されたQueryを取得したRFタグから送出される、レスポンス(RN16)を取得する。RN16を所定時間内に取得したとき、レスポンス取得部43は、当該RN16の取得をタグ情報要求部45に通知する。一方、所定時間内にRN16を取得できない場合、レスポンス取得部43は、RN16の未取得をラウンド制御部60に通知する。
ここで、第1のリーダライタ100においては、スロットアロハ方式でRFタグとの通信を行っているため、複数のRFタグから1つのスロットに対し、RN16が送出され、衝突(コリジョン)が生じる場合がある。このようにコリジョンが生じるとき、第1の実施形態において、レスポンス取得部63は、いずれのRFタグからもRN16を取得しない。より具体的に説明すると、例えばスロット数が1に設定される場合にコリジョンが生じるときは、レスポンス取得部43は、RN16の未取得をラウンド制御部60に通知する。
タグ情報要求部45は、応答要求部61がQueryを送出してから所定時間内にレスポンス取得部63がRN16を取得する場合に、該RN16をレスポンス取得部から取得し、そのRN16を送出したRFタグとの1つのスロットでの通信が確立できたものとして、該RN16を送出したRFタグに対し、該RFタグに保持される情報(識別ID)の送出を要求する、タグ情報要求コマンド(Ack)を送出する。なお、Ackには、取得されたRN16が含まれている。
RFタグは、Ackを取得したときに、該Ackに含まれるRN16が送出したRN16と同一であるか、判定する。同一である場合、RFタグは、そのスロットでの通信に自身が選択され、保持される情報の送出が許可されたものとして、識別IDをリーダライタ100に送出する。タグ情報取得部47は、QueryおよびAckを取得したRFタグからAckに応じて送出される、該タグに保持されている識別IDを取得する。また、タグ情報要求部45によるAckの送出から所定時間内に識別IDを取得できない場合は、識別IDを取得できなかったことをラウンド制御部60に通知する。
ラウンド制御部60は、取得した識別IDについての情報を、記憶部311に記憶されている結果テーブルに登録する。具体的には、取得した識別IDが結果テーブル中にすでに記憶されている場合は、前回の選択読取と同じ識別IDを取得したと判定し、テーブル中の選択読取回数をインクリメントして、次のラウンドに移る。一方、結果テーブル中に取得した識別IDが記憶されていない場合は、ラウンド制御部60は、該識別IDを新たに判定テーブルに追加する。また、レスポンス取得部43からAckの未取得が通知されたとき、または、タグ情報取得部47から識別IDの未取得が通知されたとき、ラウンド制御部60は、結果テーブルのへの登録を行うことなく、次のラウンドに移る。そして、ラウンド制御部60は、ラウンド数情報にて示される数のラウンドが終了したとき、通信安定性判定部69に、ラウンド終了を通知する。
通信安定性判定部69は、ラウンド制御部60からラウンド終了の通知を取得した場合に、記憶部311から結果テーブルと、通信対象情報と、安定下限情報とを取得して、これらに基づき特定のRFタグとの安定的な通信が確立されているか否かを判定する。なお、通信対象情報とは、記憶部311に記憶される、判定部317の通信安定性判定に関する設定情報の1つであり、選択通信において通信対象となるRFタグの数が指定する情報である。また、安定下限情報とは、同じく記憶部311に記憶される、判定部317の通信安定性判定に関する設定情報の1つであり、通信安定性判定部69が安定的な通信が確立されていると判定するための基準値(閾値)を示す情報である。
より具体的に説明すると、通信安定性判定部69は、結果テーブルにおいて、通信対象情報にて示される数のRFタグから識別IDが安定下限情報で示される回数以上に取得されている場合に、安定的な通信が確立されていると判定する。例えば、通信対象情報が1を示しており、安定下限情報が3を示している場合においては、結果テーブル中には1種類のみの識別IDが記憶されており、且つ結果テーブル中で該識別IDの取得回数が3回、またはそれ以上である場合に、安定的な通信が確立されていると判定する。
また、通信安定性判定部69は、当該判定結果に基づき、記憶部311に記憶される、図7に示すような判定テーブルに、判定結果と、識別ID、読取成功回数とを記憶させる。さらに、通信安定性判定部69は、判定結果を、制御部31に通知する。判定結果が通知されたとき、制御部31は、その結果を表示部37に表示させるとともに、入力部を介して使用者から要求された処理が選択書込みである場合には、タグ書込み部319に、書込み処理を実施するように制御する(書込み開始コマンドの送出)。
次に、タグ書込み部319による選択書込みについて、説明する。第1の実施形態において、タグ書込み部319は、制御部31から書込み開始コマンドを取得したときに、タグ書込み部319は、判定部317の通信部313に選択読取を実施させ、識別IDを取得する。すなわち、第1の実施形態において、タグ書込み部319は通信安定性判定部69により安定な通信が確立されていると判定される場合に、情報の書込み処理を実施する。
次いで、タグ書込み部319は、判定テーブルを記憶部311より取得し、取得した識別IDと、判定テーブル中の識別IDとが同一であるかを判定する。同一である場合、タグ書込み部319は、記憶部311に記憶されている、書込みのための情報(新たな識別ID)を取得し、RFタグに書込みを実行する。
次に、第1の実施形態のリーダライタ100による、一括読取、選択読取、または選択書込みに係る、RFタグとの通信の処理フローを、図8を用いて説明する。なお、以下の説明においては、各処理における送信出力の大きさ、および選択通信の際に通信を実行することになっているRFタグの数については、リーダライタ本体30に予め設定されているものとする。
まず、Act101において、制御部31は、実行する処理が一括読取、選択読取、または選択書込みのいずれであるかを示す処理指定情報を、使用者からの入力に基づき、取得する。具体的には、制御部31は、図9に示すような処理指定画面51を構成し、表示部37に表示させる。使用者は、表示部37に表示された処理指定画面51に基づき、所望する処理を入力部35を介して指定する。制御部31は、当該入力部35を介した使用者からの指定により、処理指定情報を取得する。
次に、Act102において、制御部31は、取得した処理指定情報が一括読取を指定しているか、判定する。一括読取を指定している場合、Act103において、制御部31の送信出力制御部315は、記憶部311に記憶されている一括読取出力情報に基づき、無線部33に対し送信出力の設定を実施する。
次に、Act103において、制御部31は、無線部33を制御してアンテナ装置90から一括読取に係る電波を放射させて一括読取を実施し、RFタグにて保持されている情報(識別ID)を取得する。そして、Act105において、制御部31は、処理が完了したことを通知する処理結果画面53(図10)を構成して表示部37に表示させ、Act101に戻る。なお、実行された処理が当該一括読取、および後述の選択読取である場合には、制御部31は、処理の完了とともに取得した識別IDを処理結果画面にて表示し、使用者に通知する。また、識別IDが取得できなかった場合は、図10に示した内容に代えて、RFタグとの通信に失敗したことを処理結果画面53にて表示して、使用者に通知する。
一方、Act102において、処理指定情報が一括読取を指定していないと判定される場合、Act106に進み、制御部31は、処理指定情報が選択読取を指定しているか、判定する。選択読取を指定している場合、Act107に進み、制御部31の送信出力制御部315は、記憶部311に記憶されている選択読取出力情報に基づき、無線部33に対し送信出力の設定を実施する。
次に、Act108において、制御部31は、RFタグをアンテナ装置90近傍の所定領域への移動を促すとともに読取開始に関する使用者からの指示を取得するための図11に示すような処理開始画面55を構成して表示部37に表示させる。次に、Act109に進み、制御部31は、読取開始に関する情報を取得したか否か、判定する。使用者がRFタグを所定領域に配置し、読取開始の指示を入力部35を介して入力したとき、制御部31は、読取開始に関する指示を取得し、Act110に進む。Act110において、制御部31は、無線部33を介してアンテナ装置90から選択読取に係る電波を放射させ、選択読取処理を実施し、RFタグに保持されている識別IDを取得する。そして、Act111において、制御部31は、処理完了の通知とともに取得した識別IDを通知する処理結果画面53を表示部37に表示させ、Act101に戻る。
また、Act106において、処理指定情報が選択読取を指定しないと判定されるとき、制御部31は、処理指定情報が選択書込みを指定していると判定する。そして、Act112に進み、制御部31の送信出力設定部315は、記憶部311に記憶されている選択読取出力情報に基づき、無線部33に対し送信出力の設定を実施する。
次に、Act113において、制御部31は、RFタグの標識部16が示す領域への移動を促すとともに読取開始に関する使用者からの指示を取得するための図11に示すような処理開始画面を構成して表示部37に表示させる。次に、Act114に進み、制御部31は、読取開始に関する指示を取得したか否か、判定する。使用者がRFタグをアンテナ筐体上の標識部16が示す領域に配置し、読取開始指示を入力部35を介して入力したとき、制御部31は、読取開始に関する指示を取得してAct115に進む。Act115において、制御部31は、無線部33を介してアンテナ装置90から選択書込みに係る電波を放射させ、選択書込みを実施し、RFタグに識別IDを付与する。そして、タグ書込み部319は、書込みが完了したことをRFタグからのレスポンス(Reply)に基づき確認し、制御部31にReplyの取得を通知する。制御部31は、読取処理の場合と同様に処理結果画面53を構成して表示部37に表示させる(Act116)。
続いて、選択読込および選択書込みにおける、各処理の制御部31による実施、および結果の表示(Act110、Act111、Act115、およびAct116)の詳細な処理フローについて、図12を用いて説明する。なお、以下の説明において、ラウンド数情報として3が、スロット数情報として1が、設定対象情報として1が、また、安定下限情報として3が予め使用者により設定されているものとする。また、以下の説明においては、理解を容易とするために、Query送出に先立つ無変調キャリアの送信については、説明を省略している。
まず、使用者からの読取または書込みの開始指示を取得するとき、Act201において、判定部317のラウンド制御部60は、記憶部311に記憶される結果テーブルの読取回数(n)、読取成功回数(a)をそれぞれ、0と1に設定する。次に、Act202において、ラウンド制御部60は、結果テーブルの読取回数(n)をインクリメントする。Act203に進み、ラウンド制御部60は、ラウンド数情報を取得し、ラウンド数(N)よりも読取回数(n)が大きいかを判定する。
読取回数(n)がラウンド数(N)以下であるとき、Act204において、応答要求部41はラウンド制御部60の上述の制御に基づき、スロット数情報に基づきスロット数を1に設定して、QeryをRFタグに送出する。次に、Act205において、レスポンス取得部43は、RN16を取得したか、判定する。所定時間内に取得できないとき、例えばコリジョンが生じているとき、レスポンス取得部43は、RN16未取得であることをラウンド制御部60に通知する。ラウンド制御部60は、該通知を取得したとき、次のラウンドに移る(Act202へ戻る)。
所定時間内にレスポンス取得部43がRN16を取得できたとき、Act206に進み、タグ情報要求部45は、1つのスロットにおいて1つのRNタグとの通信が確立したものとして、AckをRN16を送出したRFタグに送出する。次に、Act207において、タグ情報取得部47は、所定時間内にRN16を送出したRFタグから識別IDを取得したか、判定する。所定時間内に取得できないとき、タグ情報取得部47は、識別ID未取得であることをラウンド制御部60に通知する。ラウンド制御部60は、該通知を取得したとき、次のラウンドに移る(Act202へ戻る)。
所定時間内にタグ情報取得部47が識別IDを取得できたとき、Act208において、ラウンド制御部60は、識別IDをタグ情報取得部47から取得するとともに、結果テーブルにて読取回数(n)が1であるか否かを判定する。読取回数(n)が1であるとき、ラウンド制御部60は、結果テーブルに該識別IDを登録し、次のラウンドに移る(Act202へ)。一方、読取回数(n)が1でないとき、ラウンド制御部60は、結果テーブルにすでに登録されている識別IDと取得したIDとが同一であるか、比較を実施する(Act209)。すでに登録されている識別IDと取得したIDとが同一でない場合、ラウンド制御部60は、結果テーブル中の読取成功回数(a)をインクリメントすることなく、次のラウンドに移る(Act202へ戻る)。一方、すでに登録されている識別IDと取得したIDとが同一である場合、ラウンド制御部60は、結果テーブル中の読取成功回数(a)をインクリメントし(Act210)、次のラウンドに移る(Act202へ戻る)。なお、当該処理フローの説明においては、Act202からAct210の処理をさらに2回繰り返し、計3回実施する。
一方、Act203において、読取回数(n)がラウンド数(N)よりも大きいと判定されるとき、Act211に進み、通信安定性判定部69は、結果テーブル中の読取成功回数(a)が記憶部311より取得される安定下限情報により示される値(A、当該説明においては3)以上であるか、判定する。3より少ないとき、通信安定性判定部69は、安定的な通信が確立されていないと判定し、該結果を判定テーブルに登録し(Act212)、また、制御部31に通知する。制御部31は、安定的な通信が確立されていないとの結果を、表示部37への結果通知画面の表示を介して使用者に通知する(Act213)。また、Act211にて、3以上と判定するとき、通信安定性判定部69は、安定的な通信が確立されていると判定し、該結果を判定テーブルに登録し(Act214)、また、制御部31に通知する。制御部31は、安定的な通信が確立されているとの結果を、表示部37への結果通知画面の表示を介して使用者に通知する(Act215)。
次に、制御部31は、使用者から入力された処理が、選択書込みであるか否かを判定する(Act216)。選択書込みでない場合、すなわち選択読取である場合、制御部31は、Act101に移る。一方、選択書込みである場合、制御部31は、タグ書込み部319に書込み実施開始コマンドを送出し、情報(新たな識別ID)の書込みを実施させる(Act301へ移る)。
続いて、Act216にて選択書込みであると判定される場合の書込み処理の処理フローについて、図13を用いて説明する。このとき、まず、タグ書込み部319は、通信部313に選択読取を実施させる。具体的には、Act301において、応答要求部41は、上述したタグ書込み部319からの制御に従い、記憶部311から取得されるスロット数情報に基づき、スロット数を1に設定して、QeryをRFタグに送出する。次に、Act302において、レスポンス取得部43は、RN16を取得したか、判定する。所定時間内に取得できないとき、例えばコリジョンが生じているとき、レスポンス取得部43は、RN16未取得であることをタグ書込み部319および制御部31に通知する。当該通知に基づき、タグ書込み部319は書込みを行うことなく処理を終了し、制御部31は書込みできないこと(ライトNG)を使用者に表示部37を介して通知し(Act309)、Act101に移る。
所定時間内にレスポンス取得部43がRN16を取得できたとき、Act303に進み、タグ情報要求部45は、Ackを、RN16を送出したRFタグに送出する。次に、Act304において、タグ情報取得部47は、所定時間内にRN16を送出したRFタグから識別IDを取得したか、判定する。所定時間内に取得できないとき、タグ情報取得部47は、識別ID未取得であることをタグ書込み部319および制御部31に通知する。当該通知に基づき、タグ書込み部319は書込みを行うことなく処理を終了し、制御部31は書込みできないこと(ライトNG)を使用者に表示部37を介して通知し(Act309)、Act101に移る。
所定時間内にタグ情報取得部47が識別IDを取得できたとき、Act305において、タグ書込み部319は、識別IDをタグ情報取得部47から取得するとともに、記憶部311から取得される判定テーブルに登録されている識別IDと、取得した識別IDとが同一であるか、判定する。これらの識別IDが同一でないと判定されるとき、タグ書込み部319は書込みを行うことなく処理を終了し、その結果を制御部31に通知する。制御部31は、タグ書込み部319からの通知に基づき、書込みできないこと(ライトNG)を使用者に表示部37を介して通知し(Act309)、Act101に移る。
一方、判定テーブルに登録されている識別IDと、取得した識別IDとが同一であると判定されるとき、Act306において、タグ書込み部319は、書込み処理を実施するとともに、当該書込み処理を実施したことを制御部31に通知する。次に、タグ書込み部319は、Act307において、タグ書込み部319による書込み処理の実施から所定時間内に書込みを実施したRFタグからReplyを取得したか、判定する。Replyを所定時間内に取得できないとき、タグ書込み部319は、Replyが取得できないことを制御部31に通知する。該通知に基づき、制御部31は、書込みできないこと(ライトNG)を使用者に表示部37を介して通知し(Act309)、Act101に移る。また、Replyを所定時間内に取得したとき、タグ書込み部319は、Replyの取得を制御部31に通知する。制御部31は、書込みできたこと(ライトOK)を使用者に表示部37を介して通知し(Act308)し、Act101に移る。
以上、第1の実施形態のリーダライタ100によれば、同一の情報を複数の所定回数取得した場合に、通信対象のRFタグと安定的な通信が確立されていると判定するので、選択通信の際に、使用者が所望するRFタグとの通信をより確実に実行することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態においては、記憶部311において、第1の実施形態と同様に選択通信における送信出力が記憶されている。ここで、第2の実施形態においては、選択通信に対応付けられて、送信出力PminからPmaxの間の、それぞれ異なる送信出力を示す10段階の出力情報が記憶されているものとする。また、第2の実施形態におけるRFタグリーダライタ100の制御部31の送信出力制御部315は、選択書込みに係る送信出力の設定を、送信出力についての通信安定性の判定結果に基づき、実施する。以下、第2の実施形態について詳細に説明するが、第1の実施形態と共通する構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態において、図15に示すように、送信出力制御部315は、出力変更部71と、出力設定部73とを有する。また、制御部31は、送信出力部315が用いる送信出力の指定に加えて、送信される電波の送信出力がどの出力情報に基づき決定されているかの判定を実施する。
出力変更部71は、入力部35を介して選択書込みの開始が要求された場合に、記憶部311に記憶されている上述の10段階の出力情報に基づき、出力を変更し、無線部33に設定するとともに、ラウンド制御部60に送信出力の変更を行ったことを通知する。なお、第2の実施形態においては、Act112における送信出力の設定は行われないものとする。
ラウンド制御部60は、出力変更部71からの送信出力の変更が行ったことの通知を取得するときに、記憶部311から選択読取の回数を指定するラウンド数情報を取得し、該ラウンド数情報に基づいて通信部313に複数の所定回数の選択読取を実施させる。
また、第2の実施形態においては、記憶部311には、送信出力ごとの結果テーブルが記憶されている。ラウンド制御部60は、結果テーブルにて選択読取の送信出力ごとの結果が保持されるように登録を行う。該結果テーブルの例を図16に示す。また、通信安定性判定部69は、選択読取の送信出力ごとの結果が保持される当該結果テーブルに基づき、送信出力ごとの通信安定性の判定結果が保持されるように、判定テーブルに登録を行う。該判定テーブルの例を図17に示す。
出力設定部73は、記憶部311から送信出力ごとの通信安定性の判定結果が保持される判定テーブルを取得し、該判定テーブルに基づきタグ情報書込み部319による選択書込みの際の送信出力の値を設定する。すなわち、送信出力制御部315は、該出力設定部73により設定された値の送信出力で電波が放射されるように、無線部33を制御する。
使用するRFタグの種類、業務を行う場所の通信環境(例えば、壁の材質、RFIDタグを置いている棚の材質、RFIDタグを貼付している物品の材質、RFタグの密集度など)により、各業務を行う時の送信出力の適正値は異なる。特に、選択読取や選択書込みの場合は、対象でないRFタグとは通信せずに対象のRFタグとだけ通信する必要があるため、最適な送信出力は、上記の環境などによって大きく異なる。そのため、第2の実施形態によれば、より適した送信出力でRFタグと選択通信を行うことができるので、通信の確実性をさらに高めることができる。
次に、第2の実施形態における、選択書込みの際の送信出力の設定についての処理フローを、図17を用いて説明する。なお、Act402〜Act416については、図12のAct201〜Act215と共通するため、説明を省略する。
まず、Act501において、送信出力制御部315の出力変更部71は、記憶部311に記憶される出力情報に基づき、10段階のうちの最小の値である、Pminに送信出力を設定する。
また、Act417において、制御部31は、送信される電波の送信出力が、送信される電波の送信出力が、10段階のうちの最大の値であるPmaxを示す出力情報に基づき、設定されているか否かを判定する。言い換えれば、制御部31は、送信出力がPmaxであるか否かを判定する。当該判定は、例えば、記憶部311に記憶される、出力変更部71による処理の記録(ログ)に基づき行うことができる。
Act417において送信出力がPmaxでないと判定されるとき、Act418において、出力変更部71は、出力情報に基づき、送信出力を1段階大きく設定する。そして、制御部31は、再度Act201からの処理を実行する。
一方、Act417において送信出力がPmaxであると判定されるとき、Act419において、出力設定部73は、判定テーブルに基づき、選択書込みに関する送信出力の値を設定する。そして、制御部31は、Act301に進み、書込み処理を実行する。
次に、第2の実施形態における出力設定部73の送信出力設定の処理フローについて、図18を用いてより詳細に説明する。まず、Act501において、出力設定部73は、判定テーブルに基づき、10段階のうち、最も連続して通信が安定していると判定される送信出力の範囲を抽出する。例えば、図16に示した判定テーブルに基づく場合、送信出力P02~P08が抽出される。次にAct502において、出力設定部73は、当該抽出された送信出力の範囲である送信出力P02~P08の中央値に当たる、送信出力P05を、Act301以降の選択書込みの際の送信出力として設定する。
ここで、送信出力の大きさに基づく安定性は、周辺の環境などにより、安定と判定される場合(OK)と安定でないと判定される場合(NG)が入れ替わることもある。例えば、P01がOK、P02がNG、P03がOK、P04〜P07がOK、P08がNG、P09がOK、P10がNGとなることもあり得る。そのため、このように送信出力の各段階間で最も連続して安定していると判定される送信出力の範囲を抽出し、当該抽出された送信出力の範囲に基づいて選択書込みに用いる送信出力を設定することにより、より安定した通信が可能である送信出力を設定することができる。なお、以上の説明では中央値を例に挙げて説明したが、これに限定される必要はなく、抽出された送信出力の範囲の平均値、抽出された送信出力の範囲における最大値の1段階下の値など、限られたものではない。
なお、第2の実施形態において出力変更部51は、タグ情報要求部45から送出されるAckに係る電波の送信出力も変更しているが、応答要求部41から送出されるQueryに係る電波の送信出力のみを変更する態様とすることもできる。
また、以上の説明においては選択書込みの場合を例に挙げて説明しているが、同様に、選択読取の場合も、送信出力を変化させての通信安定性を判定するようにしてもよい。この場合、例えば、最も連続して通信が安定していると判定される送信出力の範囲にて読取が行われた識別IDを、通信対象の識別IDと判定するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について説明する。第3の実施形態において、送信出力制御部315は、タグ書込み部319によりデータの書込み処理が行われるときの電波の送信出力を、応答要求部41によりQueryの送出が行われるときの電波、およびタグ情報要求部45によりAckの送出が行われるときの電波よりも大きくする。すなわち、第3の実施形態において、送信出力制御部315は、出力調節部に相当する。
なお、第3の実施形態においては、選択書込みに関する電波の送信出力を示す出力情報として、送信出力Pを示す出力情報(P)と、該送信出力Pよりも大きい送信出力を示す出力情報(P’)が記憶部311に記憶されている。送信出力制御部315は、応答要求部41によりQueryの送出が行われるとき、およびタグ情報要求部45によりRN16の送出が行われるときに、出力情報(P)に基づき無線部33を制御する。一方、送信出力制御部315は、タグ書込み部319によるデータの書込み処理が行われるときは出力情報(P’)に基づき無線部33を制御する。
一般的に、RFタグにデータを書き込む時は、RFタグはRFタグ内のメモリを書き換える必要があるため、RFタグからデータを読み取る時よりも大きな電磁波エネルギーが必要になる。そのため、第3の実施形態によれば、選択書込みの時に、電磁波エネルギーの不足を要因としてエラーが発生するのを防止できる。
第3の実施形態におけるRFタグとの通信に関する処理フローについて説明する。なお、図19は、Act612以外は第1の実施形態にて示した図8の処理フローと共通するため、説明を省略する。また、図20は、Act707およびAct708以外は、第1の実施形態にて示した図12の処理フローと共通するため、説明を省略する。
まず、図19のAct612において、送信出力制御部315は、電波の送信出力が、出力情報(P)に基づき送信出力Pとなるように、無線部33を制御する。
また、図20のAct706において、送信出力制御部315は、出力情報(P’)に基づき、電波の送信出力が、送信出力Pよりも大きい送信出力P’となるように、無線部33を制御する。次にAct707において、タグ書込み部319は、RFタグに対する書込み処理を実施する。該書込み処理に関する電波の送信出力は、QueryおよびAckが送信されるときの送信出力Pよりも大きい、送信出力P’である。
なお、第3の実施形態においては、タグ書込み部319による書込み処理に係る電波のみ送信出力を大きくしているが、1つのスロットにて1つのRFタグとの通信が確立したときに、送信出力を大きくするようにしてもよい。具体的には、AckをRFタグに送出するときの電波の送信出力についても、Queryを送出するときの電波の送信出力よりも大きくする。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について説明する。第1の実施形態と共通する部分については、同符号を用いて説明を省略する。
第4の実施形態のRFタグリーダライタ100において、制御部31のラウンド制御部60は、タグ書込み部319の書込み処理に応じて、第1の実施形態にて示した通信部313による選択読取を、タグ書込み部319により書込みが行われたRFタグ(以下、書込み済みRFタグと称す)に実施する。そして、通信安定性判定部69は、第1の実施形態で示したものと同様に、通信部313が書込み済みRFタグから、同一の情報(タグ書込み部により書込まれた識別ID)を所定の複数回取得したときに、該書込み済みRFタグに対する書込み処理を成功したと判定する。そして、通信安定性判定部69は、該判定結果を、判定テーブルと同様に記録部311に記憶されている、書込み判定テーブル(図21)に登録し、また、制御部31に通知する。制御部31は、通信安定性判定部69からの通知に基づき、判定結果を使用者に表示部37を介して通知する。
すなわち、第4の実施形態における通信安定性判定部69は、書込み成功判定部にも相当する。なお、書込み成功判定に関する処理フローを図22に示すが、Act802以降は第1の実施形態にて示した図12の処理フローと共通するため、説明を省略する。また、Act801においては、ラウンド制御部60は、タグ書込み部319からの書込み処理実施の通知を取得する。そして、制御部31は、Act802以降の処理を実施する。なお、図21においては、理解を容易とするために、書込み済みRFタグを通信対象とする当該処理では読取回数をbと、また、安定下限情報が示す値をBとして表している。
(その他の実施形態)
以上、本発明について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の実施形態とすることも可能である。
例えば、第1〜第4の実施形態においては、理解を容易とするために、選択通信における通信対象を1つのRFタグとして説明している。しかしながら、これに限定されるものではなく、複数のRFタグを通信対象とすることも、もちろん可能である。また、複数のRFタグを通信対象とする場合には、スロットアロハ方式に従うスロットの数も、複数に設定する。このとき、スロットの数は、通信対象となるRFタグの数以上に設定されていればよく、一致している必要はない。このように通信対象の数に応じてスロット数を変更することで、複数のRFタグを選択通信の通信対象とする場合も、コリジョンを低減して、対象となるRFタグとの安定的な通信が可能となる。
また、第1の実施形態において、送信出力を制御するための出力情報、ラウンド数情報などの通信安定性の判定に関する設定情報、結果テーブルや判定テーブルは、リーダライタ本体30内のROMやRAMにより構成される記憶部311に記憶されている。しかしながら、これに限定されず、外部機器の記憶部に記憶され、必要に応じてインターフェース部39を介して制御部31が取得するようにしてもよい。
さらにまた、第1の実施形態においては、予め記憶されている出力情報に基づき送信出力を設定しているが、使用者が入力部35を介して送信出力を設定するようにしてもよい。また、第3の実施形態においては、書込み処理に係る電波の送信出力を、出力情報に基づき自動的に大きくしているが、表示部37を介して、使用者に送信出力を大きくすることを通知するような構成としてもよい。
さらにまた、第4の実施形態における書込み成功の判定にあっては、さらに、通信部313により書込み済みRFタグから取得されたIDと、処理に関する記録(ログ)として記憶部311に記憶されている識別IDとが、同一であるか判定するように構成することもできる。これにより、書込みの成功をより一層確実に判定できる。
さらにまた、第3の実施形態においては、それぞれ書込みと選択読取とに対応した、異なる送信出力を示す出力情報が予め記憶部311に記憶されている態様としている。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば第2の実施形態に示した処理に従い通信部313による選択読取の際の送信出力を設定し、該設定された送信出力よりも大きな送信出力の電波でタグ書込部319による書込み処理が行われるようにしてもよい。このとき、例えば、最も連続して安定していると判定される送信出力の範囲の中央値を選択読取の際の送信出力とし、また当該範囲の最大値を書込み処理の際の送信出力とするようにしてもよい。
なお、他の技術としては、RFタグに対する応答要求コマンドを送出する応答要求部と、応答要求コマンドの取得に応じて前記RFタグから送信されるレスポンスを取得するレスポンス取得部と、応答要求部による応答要求コマンドの送出から所定時間内にレスポンス取得部がレスポンスを取得するときに、取得されるレスポンスを送出したRFタグに対し、該RFタグに保持される情報の送出を要求するタグ情報要求コマンドを送出するタグ情報要求部と、タグ情報要求コマンドの取得に応じて前記レスポンスを送出したRFタグから送出される、RFタグに保持される情報を取得するタグ情報取得部と、を有し、スロットアロハ方式でRFタグとの通信を行う通信部と、タグ情報取得部がレスポンスを送出したRFタグからそのRFタグに保持される情報を取得した場合に、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定する通信安定性判定部と、通信安定性判定部にて、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定される場合に、レスポンスおよび保持される情報が取得されたRFタグに対して、データの書込みを実行するタグ書込み部と、タグ書込み部によるRFタグに対するデータ書込みにおける電波の送信出力を、応答要求部によるRFタグに対する応答要求コマンドにおける電波の送信出力よりも大きくする出力調節部と、を備えるようにRFタグリーダライタを構成してもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
30 リーダライタ本体、31 制御部、33 無線部、 35 入力部、37 表示部、39 インターフェース部、41 応答要求部(スロット数設定部)、43 レスポンス部、45 タグ情報要求部、47 タグ情報取得部、ラウンド制御部60、69 通信安定性判定部、71 出力変更部、73 出力設定部、90 アンテナ装置900 RFタグリーダライタ
特開2007−110611号公報 特開2009−088779号公報

Claims (9)

  1. 情報取得対象となるRFタグとの通信を行い、該RFタグに保持される情報を取得する通信部と、
    前記通信部が通信を行ったRFタグから同一の情報を所定の複数回取得した場合に、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定する通信安定性判定部と、
    を備えるRFタグリーダライタ。
  2. 請求項1に記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記通信部が、
    RFタグに対する応答要求コマンドを複数回送出する応答要求部と、
    前記応答要求コマンドの取得に応じてRFタグから送信されるレスポンスを取得するレスポンス取得部と、
    前記応答要求部による前記応答要求コマンドの送出から所定時間内に前記レスポンス取得部が前記レスポンスを取得するときに、取得される前記レスポンスを送出したRFタグに対し、該RFタグに保持される情報の送出を要求するタグ情報要求コマンドを送出するタグ情報要求部と、
    前記タグ情報要求コマンドの取得に応じて前記レスポンスを送出したRFタグから送出される、RFタグに保持される情報を取得するタグ情報取得部と、
    を備えるRFタグリーダライタ。
  3. 請求項2に記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記RFタグリーダライタは、スロットアロハ方式でRFタグとの通信を行うものであり、
    使用者の操作入力に基づいて、前記スロットアロハ方式におけるスロット数を設定変更可能であるスロット数設定部をさらに備えるRFタグリーダライタ。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記通信部とRFタグとの通信に係る電波の送信出力について予め設定されている出力情報に基づき、前記電波の送信出力を変更する出力変更部を、さらに備え、
    前記通信安定性判定部は、前記出力変更部により前記通信部とRFタグとの通信に係る電波の送信出力が変更されるごとに、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されているか否かを判定するRFタグリーダライタ。
  5. 請求項4に記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記通信部との通信により保持される情報が取得されたRFタグに対する書込み処理に係る電波の送信出力を、前記通信安定性判定部における判定結果に応じて設定する出力設定部をさらに備えるRFタグリーダライタ。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記通信安定性判定部にて、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定される場合に、保持される情報が取得されたRFタグに対して、データの書込みを実行するタグ書込み部をさらに備えるRFタグリーダライタ。
  7. 請求項2または3に記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記通信安定性判定部にて、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定される場合に、保持される情報が取得されたRFタグに対して、データの書込みを実行するタグ書込み部と、
    前記タグ書込み部によるRFタグに対するデータ書込みにおける電波の送信出力を、前記応答要求部によるRFタグに対する前記応答要求コマンドにおける電波の送信出力よりも大きくする出力調節部をさらに備えるRFタグリーダライタ。
  8. 請求項6または7に記載のRFタグリーダライタにおいて、
    前記通信部は、前記タグ書込み部によるデータの書込みの実施に応じて、該データが書込まれた書込み済RFタグとの通信を行い、該書込み済みRFタグに保持される情報を取得し、
    前記通信部が前記書込み済RFタグにて保持される情報を所定の複数回取得する場合に、該書込み済みRFタグに対する書込み処理を成功したと判定する書込み成功判定部をさらに備えるRFタグリーダライタ。
  9. RFタグに対する応答要求コマンドを送出する応答要求部と、前記応答要求コマンドの取得に応じて前記RFタグから送信されるレスポンスを取得するレスポンス取得部と、前記応答要求部による前記応答要求コマンドの送出から所定時間内に前記レスポンス取得部が前記レスポンスを取得するときに、取得される前記レスポンスを送出したRFタグに対し、該RFタグに保持される情報の送出を要求するタグ情報要求コマンドを送出するタグ情報要求部と、前記タグ情報要求コマンドの取得に応じて前記レスポンスを送出したRFタグから送出される、RFタグに保持される情報を取得するタグ情報取得部と、を有し、スロットアロハ方式でRFタグとの通信を行う通信部と、
    前記タグ情報取得部が前記レスポンスを送出したRFタグからそのRFタグに保持される情報を取得した場合に、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定する通信安定性判定部と、
    前記通信安定性判定部にて、特定のRFタグとの安定的な通信が確立されていると判定される場合に、前記レスポンスおよび前記保持される情報が取得されたRFタグに対して、データの書込みを実行するタグ書込み部と、
    前記タグ書込み部によるRFタグに対するデータ書込みにおける電波の送信出力を、前記応答要求部によるRFタグに対する前記応答要求コマンドにおける電波の送信出力よりも大きくする出力調節部と、を備えるRFタグリーダライタ。
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