JP2011064213A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

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JP2011064213A
JP2011064213A JP2009212880A JP2009212880A JP2011064213A JP 2011064213 A JP2011064213 A JP 2011064213A JP 2009212880 A JP2009212880 A JP 2009212880A JP 2009212880 A JP2009212880 A JP 2009212880A JP 2011064213 A JP2011064213 A JP 2011064213A
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dust cover
ball joint
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Takuma Hirota
卓麻 廣田
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Nok Corp
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Abstract

【課題】ボールスタッドが大きく傾斜し、ダストカバーが過大に変形したとしても、ダストカバーの押さえリングにより損傷を受けることがなく、長期間使用可能なボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
【解決手段】ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に円環状押さえリングにより固定保持され、他端小径開口部が前記軸に保持されたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記ダストカバーが変形した際、前記ダストカバーが前記押さえリングと当接する領域に厚肉となる突起部を備えた構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボールジョイント用ダストカバーに関する。
また、本発明は、自動車懸架装置、操舵装置等に使用されるボールジョイント用ダストカバーに関する。
従来、ボールジョイント継ぎ手部の防塵、防水を目的としてダストカバーが装着されているボールジョイントとしては図3及び図4に記載のボールジョイント用ダストカバーが知られている。
この種ボールジョイント用ダストカバーのシール構造は、ボールスタッド100の一端に形成された球頭部200がソケット300内に保持されている。
そして、ボールスタッド100の他端の軸400は、ナックル500に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー600の一端大径開口部800が、ソケット300の外周面に円環状押さえリング700により固定保持され、他端小径開口部150が軸400に保持された構成となっている。
この種、従来のダストカバー600は、ボールスタッド100が傾斜すると、傾斜側(図上左側)のダストカバー600の一部が、押さえリング700の角部701に当接する。
この様な状態が繰り返されると、押さえリング700により、ダストカバー600は、摩耗・損傷を受け、やがて、ダストカバー600が破れる問題を惹起した。
実開平7−10543号公報 特開2000−240812号公報
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ボールスタッドが大きく傾斜し、ダストカバーが過大に変形したとしても、ダストカバーの押さえリングにより損傷を受けることがなく、長期間使用可能なボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
本発明のボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の軸はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に円環状押さえリングにより固定保持され、他端小径開口部が前記軸に保持されたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記ダストカバーが変形した際、前記ダストカバーが、前記押さえリングと当接する領域に厚肉となる突起部を備える構成とした。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ボールスタッドが大きく傾斜し、ダストカバーが過大に変形したとしても、ダストカバーの押さえリングにより損傷を受けることがなく、長期間安定した使用が可能である。
更に、請求項2記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバーのあらゆる方向の変形に対し、ダストカバーの押さえリングによる損傷を阻止出来る。
更に、請求項3記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバーの変形特性を阻害することなく、ダストカバーの押さえリングによる損傷を阻止出来る。
更に、請求項4記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバーの変形特性を阻害することなく、最小の突起部で、最大の効果が得られる。
本発明に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図。 図1の要部拡大図。 従来技術に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図。 図3の要部拡大図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1及び図2に示される様に、本発明に係るボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッド1の一端に形成された球頭部2がソケット3内に保持されている。
そして、ボールスタッド1の他端の軸4は、ナックル5に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー6の一端側の大径開口部8が、ソケット3の外周面に円環状押さえリング7により固定保持され、他端側の小径開口部15が軸4に保持された構成となっている。
この円環状押さえリング7は、通常、バネ性を備えた金属材製である。
そして、図2に示す様に、ダストカバー6の大径開口部8側の外周面側であって、ダストカバー6が変形した際、ダストカバー6が、押さえリング7と当接する領域には、厚肉となる突起部9が備えられている。
この突起部9は、ダストカバー6外周面全体に環状に形成されているが、ダストカバー6外周面に部分的に形成する態様であっても良い。
また、突起部9の断面形状は、略半円形状であるが、四角形状や三角形状であっても良く、ダストカバー6を押さえリング7の損傷から守る機能を発揮するものであれば、どの様な形状であっても良い。
また、ダストカバー6内には、グリースが封入されている。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
自動車の懸架装置及び操舵装置等に使用されるボールジョイントに使用できる。
1 ボールスタット
2 球頭部
3 ソケット
4 軸
5 ナックル
6 ダストカバー
7 押さえリング
8 大径開口部
9 突起部
15 小径開口部

Claims (4)

  1. ボールスタッド(1)の一端に形成された球頭部(2)がソケット(3)内に保持され、前記ボールスタッド(1)の他端の軸(4)はナックル(5)に締め付け固定され、一端大径開口部(8)が前記ソケット(3)の外周面に円環状押さえリング(7)により固定保持され、他端小径開口部(15)が前記軸(4)に保持されたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバー(6)において、前記ダストカバー(6)が変形した際、前記ダストカバー(6)が、前記押さえリング(7)と当接する領域に厚肉となる突起部(9)を備えたことを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
  2. 前記突起部(9)が、前記ダストカバー(6)外周面全体に環状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  3. 前記突起部(9)が、前記ダストカバー(6)外周面に部分的に形成されていることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  4. 前記突起部(9)の断面形状が、略半円形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710543U (ja) * 1993-07-20 1995-02-14 エヌオーケー株式会社 ボールジョイント用ダストカバー
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