JP2011060957A - ファイバレーザ装置 - Google Patents

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弘之 高田
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Abstract

【課題】 励起光源が逆行するレーザ光によってダメージを受けないようにする。
【解決手段】 少なくとも利得媒質である希土類添加光ファイバ15と、前記希土類添加光ファイバ15を光励起するためのレーザ光を発生する励起光源111〜118と、前記励起光源111〜118で発生される励起用のレーザ光と信号光伝送用ファイバ141からの信号光とを光結合させて前記希土類添加光ファイバ15に入射するコンバイナー131,132とを具備し、前記励起光源のレーザ光出射端と前記コンバイナーの励起光入射端との間に前記コンバイナー131,132から前記励起光源111〜118に向けて逆行する特定の波長域のレーザ光を吸収する光吸収素材ファイバ121〜128を介在させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばファイバレーザ発振器、ファイバアンプとして利用されるファイバレーザ装置に係り、特に励起用レーザダイオードの損傷を解するための技術に関する。
全てファイバで構成されるファイバを使用したファイバレーザ発振器またはファイバアンプ等のファイバレーザ装置は、レーザダイオード(以下、LD)から出射される励起光を、コンバイナーを介して希土類ドープファイバに入射する。発振器の場合、ファイバブラッググレーティングで構成された共振器でレーザ光を生成する構成となっている。また、アンプの場合、コンバイナーの一部となるシグナル光入射用のファイバからシグナル光を入射し、希土類ドープファイバで増幅する構成となっている。
ところで、コンバイナーは製作の都合上、シグナル光の一部がシグナル用ファイバに伝播せず、逆行して励起光用ファイバに漏れる性質がある。
ファイバレーザ発振器の場合は、融着不良やファイバ端からの反射光等により出力方向と逆方向にレーザ光が発生すると、前述の理由でコンバイナーを逆行し、レーザダイオードに戻ってしまうことがある。また、アンプの場合は、シグナル光を入射しない状態で励起すると、励起光が出力方向だけでなく逆方向に伝播し、その逆方向に伝播した光がレーザダイオードに戻ってしまうことがある。
従来、このような逆方向にレーザ光が発生して励起光源(レーザダイオード)に戻ってダメージを受けないようにするため、励起光源に入射される光を遮断するための手段を講じたものが提案されている(特許文献1参照)。但し、この提案の手法では、遮断のオンオフ制御が必要で構造が複雑となってしまう。
特開2006−222352号公報
以上のように、従来のファイバレーザ装置にあっては、レーザ光の逆行により励起光源がダメージを受けることがあった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、レーザ光の逆行を抑制して励起光源にダメージを与えないようにすることのできるファイバレーザ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るファイバレーザ装置は以下のような態様の構成とする。
(1)少なくとも利得媒質である希土類添加光ファイバと、前記希土類添加光ファイバを光励起するためのレーザ光を発生する励起光源と、前記励起光源で発生される励起用のレーザ光と信号光伝送用ファイバを伝送する信号光とを光結合させて前記希土類添加光ファイバに入射する光カプラとを具備し、前記励起光源のレーザ光出射端と前記光カプラのレーザ光入射端との間に前記希土類添加光ファイバから前記光カプラを介して前記励起光源に入射される特定の波長域の光を吸収する光吸収素材ファイバを介在させる態様とする。
(2)(1)において、前記励起光源として、前記レーザ光出射端に前記光吸収素材ファイバを一体的に形成してなるレーザダイオードを用いる態様とする。
(3)(1)において、前記光カプラとして、前記レーザ光入射端に前記光吸収素材ファイバを一体的に形成してなるコンバイナーを用いる態様とする。
本発明によれば、レーザ光の逆行を抑制して励起光源にダメージを与えないようにすることのできるファイバレーザ装置を提供することができる。
本発明に係るファイバレーザ装置の一実施形態としてのファイバアンプの構成を示すブロック図。 上記実施形態に用いられるコンバイナーの構造を示す概略図。 上記実施形態に用いられる高OHファイバの波長に対する透過率を示す特性図。 上記実施形態に用いられる高OHファイバ使用のレーザダイオード、コンバイナーを示す概念図。 本発明に係るファイバレーザ装置の他の実施形態としての光ファイバレーザ発振器の構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係るファイバレーザ装置の一実施形態として、ファイバアンプの構成を示すブロック図である。図1において、111〜114,115〜118はそれぞれ励起光源としてレーザ光を発生するファイバカップルタイプのレーザダイオードであり、各レーザダイオード111〜114から出射される励起光としてのレーザ光(以下、励起光)はそれぞれ高OHファイバ121〜124を介してコンバイナー131に送られる。同様に、各レーザダイオード115〜118から出射される励起光はそれぞれ高OHファイバ125〜128を介してコンバイナー132に送られる。
上記コンバイナー131,132は、それぞれ希土類ドープファイバ15の両端と融着接続され、レーザダイオード111〜114または115〜118からの励起光を光結合させて希土類ドープファイバ15にその両端から入射する。この状態で、一方のコンバイナー131は、信号光伝送用ファイバ141を通じて送られてくる信号光を取り込んで希土類ドープファイバ15に入射する。このとき、希土類ドープファイバ15では、入射された信号光がコンバイナー131,132からの励起光で光増幅されて他方のコンバイナー132を通じて信号伝送用光ファイバ142に送出される。尚、信号光がファイバ142から入射され、その増幅光がファイバ141から送出される場合は、上記の例と信号光の伝送方向が逆になるだけで、その動作は同じである。
図2は上記コンバイナー131(132は131と同構成であるのでここでは説明を割愛する)の具体的な構造を示す概略図である。図2において、13aは信号光伝送用ファイバ141に結合されるシグナル用ファイバ、13bはレーザダイオード(図示せず)それぞれのレーザ光出射端に接続され、励起光を取り込む励起光用ファイバ、13cはシグナル用ファイバ13aからの信号光を取り込んで結合用ファイバ13dのコアd1に送り、励起光用ファイバ13bからの励起光を取り込んで結合用ファイバ13dのクラッドd2に送る光結合部、13dは希土類ドープファイバ15の一方端に光接続され、コアd1及びクラッドd2を伝播する信号光及び励起光を希土類ドープファイバ15に送出する結合用ファイバである。
上記構造によるコンバイナー131(132も同様)では、その製造の都合上、逆行する信号光の一部がシグナル用ファイバ13aに伝播せず、励起光用ファイバ13bに漏れる性質がある。このため、図1に示すファイバアンプでは、光ファイバ間の融着不良やファイバ端からの反射等により出力方向と逆方向にレーザ光が発生すると、このレーザ光が前述の理由によりコンバイナー131,132を逆行し、レーザダイオード111〜114,115〜118に戻ってしまう。このままでは逆行したレーザ光の強度が損傷閾値を超えた場合に、レーザダイオード111〜114,115〜118が破損してしまう。
そこで、本発明では、レーザダイオード111〜114,115〜118とコンバイナー131,132との間に高OHファイバ121〜124,125〜128を介在させるようにした。上記高OHファイバは、図3(波長に対する透過率を示す特性図)を参照して明らかなように、特定の波長域の光を吸収する素材で形成されたファイバである。ここでは、特定の波長域として励起光とは逆行するレーザ光(図3の例では1900〜2100nm(伝送ロス:dB/m))を吸収する波長域を選定する。これにより、逆行するレーザ光は高OHファイバ121〜124,125〜128で吸収されるため、レーザダイオード111〜114,115〜118に到達する前に抑圧される。
したがって、上記構成によるレーザアンプによれば、コンバイナー131,132を逆行するレーザ光がレーザダイオード111〜114,115〜118のレーザ光出射端に到達する前にその逆行レーザ光を抑圧することができ、その破損を防止することができる。
ところで、上記実施形態では、レーザダイオード111〜114,115〜118とコンバイナー131,132の励起光用ファイバとの間に高OHファイバ121〜124,125〜128を介在させるようにしたが、図4(a)に示すように、最初からレーザダイオード111〜114,115〜118のレーザ光出射端に高OHファイバ121〜124,125〜128を直接装着して一体形成するようにしてもよい。また、図4(b)に示すように、コンバイナー131,132の励起光用ファイバ13bに高OHファイバを利用するようにしても同様に実施可能である。
また、上記実施形態では、レーザアンプを例にとって説明したが、ファイバレーザ発振器の場合も同様に実施可能である。
図5は本発明に係るファイバレーザ装置の他の実施形態としての光ファイバレーザ発振器の構成を示すブロック図である。図5において、211〜214はそれぞれ励起光源としてレーザ光を発生するファイバカップルタイプのレーザダイオードであり、各レーザダイオード211〜214から出射される励起光はそれぞれ高OHファイバ221〜224を介してコンバイナー23に送られる。コンバイナー23は各レーザダイオード211〜214からの励起光を光結合する光カプラであり、その出射端は第1ファイバブラッググレーティング241の入射端に融着接続される。この第1ファイバブラッググレーティング241の出射端は希土類ドープファイバ25の入射端に融着接続され、その出射端は第2ファイバブラッググレーティング242に融着接続される。上記希土類ドープファイバ25を挟んで第1及び第2ファイバブラッググレーティング241,242の間で励起光を共振させることで、レーザ光を発振出力する。
上記構成に於いても、コンバイナー23の出射端部にて光ファイバ間の融着不良やファイバ端からの反射等により出力方向と逆方向に向かうレーザ光が発生し、励起光用のレーザダイオード211〜214の出射端に戻ってしまい、その強度によってはレーザダイオード211〜214が破損してしまう。そこで、本実施形態ではレーザダイオード211〜214とコンバイナー23との間に高OHファイバ221〜224を介在させるようにした。これにより、逆行するレーザ光は高OHファイバ221〜224で吸収されるため、レーザダイオード211〜214に到達する前に抑圧される。
したがって、上記構成によるファイバレーザ発振器によれば、コンバイナー23を逆行するレーザ光がレーザダイオード211〜214のレーザ光出射端に到達する前にその逆行レーザ光を抑圧することができ、その破損を防止することができる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成を削除してもよい。さらに、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
111〜114,115〜118…レーザダイオード、121〜124,125〜128…高OHファイバ、131,132…コンバイナー、141,142…信号光伝送用ファイバ、15…希土類ドープファイバ、13a…シグナル用ファイバ、13b…励起光用ファイバ、13c…光結合部、13d…結合用ファイバ、d1…コア、d2…クラッド、211〜214…レーザダイオード、221〜224…高OHファイバ、23…コンバイナー、241,242…第1ファイバブラッググレーティング、25…希土類ドープファイバ。

Claims (3)

  1. 少なくとも利得媒質である希土類添加光ファイバと、
    前記希土類添加光ファイバを光励起するためのレーザ光を発生する励起光源と、
    前記励起光源で発生される励起用のレーザ光と信号光伝送用ファイバを伝送する信号光とを光結合させて前記希土類添加光ファイバに入射する光カプラと
    を具備し、
    前記励起光源のレーザ光出射端と前記光カプラのレーザ光入射端との間に前記希土類添加光ファイバから前記光カプラを介して前記励起光源に入射される特定の波長域の光を吸収する光吸収素材ファイバを介在させるようにしたことを特徴とする光ファイバレーザ装置。
  2. 前記励起光源として、前記レーザ光出射端に前記光吸収素材ファイバを一体的に形成してなるレーザダイオードを用いることを特徴とする請求項1記載の光ファイバレーザ装置。
  3. 前記光カプラとして、前記レーザ光入射端に前記光吸収素材ファイバを一体的に形成してなるコンバイナーを用いることを特徴とする請求項1記載の光ファイバレーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319219A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Fujikura Ltd 多モード光ファイバ及びその利用
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