JP2011060073A - 遠隔機器管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置への管理対象機器の登録を正確且つ効率的に行えるようにする。
【解決手段】センタシステム(管理装置)1は、管理対象のOA機器が選択され、その識別情報からなる管理対象機器情報が入力されると、その機器情報と登録要求を通信アダプタ(通信装置)21へ送信する。通信アダプタ21は、自己に接続するOA機器の識別情報(IPアドレス,機種機番等)を保持しておき、アクセスに使用しないネットワーク情報(IPアドレス等)が入力されると、その情報も保持し、センタシステム1から管理対象機器情報と登録要求を受信すると、その管理対象機器情報のうちの上記ネットワーク情報と一致する識別情報を除く識別情報を基に、上記保持した識別情報が示すOA機器の中から管理対象のOA機器を検索し、その検索機器を管理対象機器としてその識別情報を登録し、その識別情報からなる登録結果をセンタシステム1へ送信して、蓄積させる。
【選択図】 図10

Description

この発明は、管理装置により通信装置を介して複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等のOA機器を遠隔管理する遠隔機器管理システムに関し、特に管理するOA機器の登録技術に関する。
従来からOA機器の遠隔機器管理システムとしては、例えば特許文献1に見られるように、ユーザ(顧客)のオフィス等に設置されたOA機器である複写機等の画像形成装置を、通信装置であるデータ通信装置および公衆回線等の通信回線を介してサービスセンタ等に設置された中央管理装置によって接続した画像形成装置管理システムが一般に知られている。
このような遠隔機器管理システムにおいて、各顧客先の画像形成装置は、それぞれ自己診断機能を備えており、故障等の異常が発生したり、メンテナンス時期又は消耗品の補充時期に到達すると、その旨を示すサービスマンコール(SC)情報を通信装置および通信回線を介して管理装置へ送信する。
管理装置は、いずれかの顧客先の画像形成装置からSC情報を受信すると、その情報をその送信元の画像形成装置の異常修復,メンテナンス,又はサプライ補充等の作業を担当するサービスマンが使用しているモバイル端末(例えばノート型のパーソナルコンピュータ)等の端末装置へ送信して、その表示画面に表示させる。
サービスマンは、端末装置の表示画面の表示内容を見て、SC情報の送信元の画像形成装置が設置されている顧客先に出向き、その画像形成装置の異常修復やメンテナンス又はサプライ補充等の作業を行う。
しかし、このような遠隔機器管理システムでは、顧客のOA機器の保守や故障の回復、あるいはサプライ補充等には極めて有効であるが、顧客ごとにOA機器を管理するための登録作業が必要であり、その作業に多大な労力を消費しなければならないという問題があった。
そこで、例えば特許文献2に見られるように、顧客サイトの通信装置が、顧客サイトのネットワークであるイーサネット(登録商標)を構成するイーサネットセグメントに接続されているプリンタ等のOA機器を検索して、その検索結果をセグメント機器構成情報としてセンタシステムの管理サーバ(管理装置)に送信し、その管理サーバが、送信されてきたセグメント機器構成情報を、顧客サイトのイーサネットセグメントのセグメント機器構成情報として管理用データベースに記録し、そのセグメント機器構成情報を出力するようにしたものが提案されている。
しかしながら、特許文献2に記載されたような従来の遠隔機器管理システムでは、顧客ごとに、通信装置が、検索したOA機器を管理対象機器(管理装置による管理対象のOA機器)として登録することが可能であるが、OA機器の検索の際に使用するOA機器の識別情報(機器識別情報)がアクセスできないIPアドレス等のネットワーク情報であった場合、ネットワークに悪影響を与えるという問題がある。その場合、OA機器の検索を正常に行えず、OA機器を管理対象機器として正確に登録することができないことから、OA機器の管理者又はCE(サービスエンジニア)がOA機器を管理対象機器として登録する作業(管理対象登録作業)を行うことになり、管理者又はCEの作業負担が増えることになる。
この発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、遠隔機器管理システムにおいて、通信装置への管理対象機器の登録を正確且つ効率的に行えるようにし、OA機器の管理者又はCEによる作業負担の軽減を図ることを目的とする。
この発明は、管理装置と複数のOA機器とが通信装置を介して通信可能であり、管理装置が通信装置を介してOA機器を遠隔管理する遠隔機器管理システムにおいて、上記の目的を達成するため、上記通信装置および管理装置をそれぞれ次のように構成したことを特徴とする。
上記通信装置には、次の各手段を設ける。
アクセスに使用しないネットワーク情報(IPアドレス等)を入力する入力手段、
該入力手段によって入力されたアクセスに使用しないネットワーク情報を保持するアクセス不可情報保持手段、
当該通信装置に接続するOA機器の識別情報(IPアドレス,MACアドレス,機種機番等)を保持する機器情報保持手段、
上記管理装置から管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を受信する受信手段、
該受信手段によって管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を受信した場合に、該管理対象機器情報のうちの上記アクセスに使用しないネットワーク情報と一致する識別情報を除く識別情報に基づいて、上記OA機器の識別情報が示すOA機器の中から管理対象のOA機器を検索する検索手段、
該検索手段によって検索したOA機器を管理対象機器として、該管理対象機器の識別情報を登録する登録手段、
該登録手段によって登録された管理対象機器の識別情報からなる管理対象機器登録結果を上記管理装置へ送信する送信手段
上記管理装置には、次の各手段を設ける。
管理対象のOA機器を選択する選択手段、
該選択手段によって選択された管理対象のOA機器の識別情報からなる管理対象機器情報を入力する入力手段、
該入力手段によって入力された管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を上記通信装置へ送信する送信手段、
上記通信装置から上記管理対象機器登録結果を受信する受信手段、
該受信手段によって受信した管理対象機器登録結果を蓄積する蓄積手段
上記遠隔機器管理システムにおいて、さらに、上記通信装置の検索手段が、管理対象のOA機器を検索できなかった場合に、検索範囲を拡張して管理対象のOA機器を検索するとよい。
また、上記通信装置に、上記登録手段によって管理対象機器の識別情報の登録が完了した場合に、その旨を予め登録された通知先へ通知する登録完了通知手段を設けてもよい。
さらに、上記通信装置に、上記検索手段によって管理対象のOA機器が検索できなかった場合に、その旨を予め登録された通知先へ通知する検索不可通知手段を設けてもよい。
この発明の遠隔機器管理システムによれば、管理装置が、管理対象のOA機器が選択され、その選択された管理対象のOA機器の識別情報からなる管理対象機器情報が入力されると、その入力された管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を通信装置へ送信する。
通信装置は、自己に接続するOA機器の識別情報(IPアドレス,MACアドレス,機種機番等)を保持しておき、アクセスに使用しないネットワーク情報(IPアドレス等)が入力されると、その入力されたアクセスに使用しないネットワーク情報を保持し、管理装置から管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を受信すると、以下の処理を行う。
すなわち、その受信した管理対象機器情報のうちの上記アクセスに使用しないネットワーク情報と一致する識別情報を除く識別情報に基づいて、上記保持したOA機器の識別情報が示すOA機器の中から管理対象のOA機器を検索し、その検索したOA機器を管理対象機器として、その管理対象機器の識別情報を登録して、その登録した管理対象機器の識別情報からなる管理対象機器登録結果を管理装置へ送信する。
管理装置は、その管理対象機器登録結果を受信すると、その受信した管理対象機器登録結果を蓄積する。
この発明の遠隔機器管理システムによれば、管理装置が管理対象のOA機器の識別情報をリモート(遠隔)で通信装置に登録する際に、その通信装置がアクセスに使用しないネットワーク情報を使用して管理対象のOA機器を検索することがないため、顧客のネットワーク(ユーザネットワーク)への悪影響を排除できる。したがって、通信装置への管理対象機器の登録を正確且つ効率的に行うことができ、OA機器の管理者又はCEによる作業負担を軽減することができる。
この発明による遠隔機器管理システムの構成例を示すシステム構成図である。 図1のサーバ3aの構成例を示すブロック図である。 図1の通信アダプタ21の構成例を示すブロック図である。 図1の複写機13,23の制御系の構成例を示すブロック図である。 図1に示した遠隔機器管理システムを簡略化して示すシステム構成図である。
図1に示した遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第1例の流れを示すフローチャートである。 同じく遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第2例の流れを示す図6と同様なフローチャートである。 同じく遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第3例の流れを示す図6と同様なフローチャートである。 同じく遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第4例の流れを示す図6と同様なフローチャートである。 同じく遠隔機器管理システムを構成する通信アダプタとセンタシステムによる通信アダプタに管理対象機器の識別情報を登録するための制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による遠隔機器管理システムの構成例を示すシステム構成図である。
この遠隔機器管理システムは、サービスセンタに設置されている管理装置であるセンタシステム1と、各ユーザ側の顧客サイトA,Bにそれぞれ設置されている通信装置である通信アダプタとOA機器群とによって構成されている。
センタシステム1は、ルータ2と、複数のサーバ3a,3bと、操作者端末8と、それらを相互に通信可能に接続するLANやイーサネット(登録商標)等のネットワーク4とによって構成されている。
操作者端末8は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、オペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により、各種の情報(データ)を入力してサーバ3a又は3bに転送することができる。例えば、各顧客サイトA,Bごとに管理対象のOA機器を選択して、その選択した管理対象のOA機器の識別情報からなる管理対象機器情報を入力し、その入力した管理対象機器情報をサーバ3a又は3bに転送することができる。したがって、この操作者端末8が選択手段および入力手段としての機能を果すことができる。
顧客サイトAの電子機器群は、ルータ11と、そのルータ11およびインタネット5を介してセンタシステム1と通信可能に接続する通信装置である通信アダプタ12と、複写機13、プリンタ14等のOA機器(この例では画像形成装置)と、それらのOA機器,ルータ11,および通信アダプタ12を相互に通信可能に接続するためのLANやイーサネット等のネットワーク15とによって、ネットワークセグメントを構成している。
顧客サイトBの電子機器群は、公衆通信回線網6およびアクセスポイント7を介してセンタシステム1と通信可能に接続する通信装置である通信アダプタ21と、ファクシミリ(FAX)装置22,複写機23,プリンタ24等のOA機器と、通信アダプタ21,複写機23,およびプリンタ24を相互に通信可能に接続するためのLANやイーサネット等のネットワーク25と、通信アダプタ21とファクシミリ装置22とを通信可能に接続するための有線による専用I/F26とによって、ネットワークセグメントを構成している。
実際には多数の顧客サイトのネットワークセグメントが構成されているが、ここではセンタシステム1とインタネット5を介して接続される顧客サイトAと、公衆通信回線網6を介して接続される顧客サイトBとを代表して示している。
図2は、図1のサーバ3aの構成例を示すブロック図である。
サーバ3aは、CPU31,リアルタイムクロック回路32,ROM33,RAM34,ハードディスク装置(以下「HDD」と略称する)37を接続した外部メモリ制御ユニット35,およびネットワークI/Fユニット36等が、CPUバス30によって互いに接続されて構成されている。なお、サーバ3bもサーバ3aと同様の構成なので、ネットワークI/Fユニット36だけを示し、それ以外の各部の図示および説明は省略する。
CPU31は、ROM33内の制御プログラムによってサーバ3a全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路32は、時刻情報を発生するものであり、CPU31がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM33は、CPU31が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
RAM34は、CPU31がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する読み書き可能なメモリである。
外部メモリ制御ユニット35は、HDD37とのインタフェース制御を行う。
ネットワークI/Fユニット36は、ネットワーク4に接続されている他のサーバ3bやルータ2等とのインタフェース制御を行う。
HDD37は、図1の顧客サイトA,B内の各OA機器毎のユーザ認証情報,アクセス可否を示すファイルアクセス情報,および管理対象機器登録結果を含む管理情報や、ファイル情報等の各種情報をデータベース(DB)として記憶する記憶手段である。よって、このHDD37が、後述する蓄積手段としての機能を果たす。なお、サーバ3aにフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)を備えれば、それにも各種情報を保存記憶することができる。
なお、ユーザ認証情報としては、ユーザ情報やアクセス権限情報等がある。ユーザ情報とは、ユーザを識別するユーザID等の識別情報のことである。アクセス権限情報とは、OA機器へログイン(アクセス)できる権限の有無を示す情報のことである。
ファイルアクセス情報としては、ファイル属性やファイルアクセス権限情報等がある。ファイル属性とは、Word(登録商標)ファイルやExcel(登録商標)ファイル等のアプリ属性のことである。ファイルアクセス権限情報とは、OA機器に保持されている各画像ファイルに対してそれぞれアクセスできる(リード/ライトを行える)権限の有無を示す情報のことである。画像ファイルとは、OA機器で出力する対象となる画像データ(文書)のファイルのことである。
管理対象機器とは、各顧客サイトA,B等に設置されている管理対象のOA機器のことである。管理対象機器登録結果とは、各顧客サイトA,B等に設置されている通信アダプタ12,21等に登録された管理対象機器の識別情報からなるものに相当する。管理対象機器の識別情報としては、IPアドレス,MACアドレス,機種機番等がある。
ここで、サーバ3a,3bのCPU31が、ROM33内の制御プログラムに従って動作し、RAM34,外部メモリ制御ユニット35,ネットワークI/Fユニット36等を制御することにより、この発明に関わる各種機能である送信手段および受信手段としての機能を実現することができる。
あるいは、フレキシブルディスク装置あるいは光ディスク装置等のディスク装置をサーバ3a,3bに内蔵あるいは外付けし、そのディスク装置によって、挿着された記録媒体(フレキシブルディスクや光ディスク等のディスク)に記録されている制御プログラムを読み込んで、内蔵のHDDあるいはRAMにインストールし、その制御プログラムに従って動作することにより、上記各種機能を実現することもできる。
図3は、図1の通信アダプタ21の構成例を示すブロック図である。なお、通信アダプタ12も同様の構成なので、その図示および説明は省略する。但し、通信アダプタ12はルータ11と通信する点が通信アダプタ21と異なる。
通信アダプタ21において、公衆通信回線網6からのデータは、まず回線切替回路41に入力される。ここでは、公衆通信回線網6側からの通信が通信アダプタ21に接続されているファクシミリ装置22宛のものであれば、公衆通信回線網6側をファクシミリ装置22に接続し、センタシステム1からの通信であれば、公衆通信回線網6側をモデム42に接続する。
また、ネットワークI/Fユニット43によってネットワーク25を介して複写機23等のOA機器側との通信を行う。
これらの制御・処理は、ROM45内の制御プログラム(ファームウェアを含むソフトウェア)に従ってCPU44を中心に行われる。ROM45は、そのCPU44が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している。
RAM46は、この通信アダプタ21の電源がオフになってもバックアップ用の電池(バッテリ)47によって給電される不揮発性記憶手段である。そして、通信アダプタ21に接続している顧客サイトB内の各OA機器の識別情報(IPアドレス,MACアドレス,機種機番等)を記憶保持したり、アクセスに使用しないネットワーク情報(IPアドレス等)を記憶保持したり、後述する処理によって顧客サイトB内の各OA機器を管理対象機器として、その各OA機器の識別情報(以下「機器識別情報」ともいう)を記憶保持したり、その各OA機器へのアクセス権限を持つユーザのユーザ認証情報(ユーザ情報,アクセス権限等)を含む各種情報を記憶保持する。したがって、このRAM46が機器情報保持手段,およびアクセス不可情報保持手段としての機能を果す。
スイッチ48は、各種モードを選択的に設定したり、アクセスに使用しないネットワーク情報を入力したり、各種指示等の情報を入力するためのものである。表示部49は、各種情報を表示するものである。したがって、このスイッチ48がアクセスに使用しないネットワーク情報の入力手段に相当する。
この通信アダプタ21は、自己に接続されている各OA機器に対して、絶えず周期的に、且つこれらに付与されたデバイスアドレス順にポーリング動作を行う。
ここで、通信アダプタ21のCPU44が、ROM45内の制御プログラムに従って動作し、ネットワークI/Fユニット43、RAM46、および表示部49等を制御することにより、この発明に関わる各種機能である受信手段,検索手段,登録手段,送信手段,登録完了通知手段,および検索不可通知手段としての機能を実現することができる。
あるいは、フレキシブルディスク装置あるいは光ディスク装置等のディスク装置を通信アダプタ21に内蔵あるいは外付けし、そのディスク装置によって、挿着された記録媒体(フレキシブルディスクや光ディスク等のディスク)に記録されている制御プログラムを読み込んで、内蔵のRAMにインストールし、その制御プログラムに従って動作することにより、上記各種機能を実現することもできる。
図4は、図1の複写機13,23の制御系の構成例を示すブロック図である。
複写機13と23の制御系の構成は同じなので、まとめて説明する。
複写機13,23制御は、CPU101を中心としてROM102に記憶されている制御プログラムやデータ(複写機の機種機番等の識別情報を含む)に基づいて行われる。また、処理の中間結果や各種設定値,装置の状態,画像ファイル情報(画像ファイルの名称等を示す情報)などを蓄えるためにRAM103を使用する。このRAM103は、図示はしていないが電池によってバックアップされた不揮発性RAMとする。このRAM103に複数の文書ファイルや画像ファイル等のファイル情報を格納することができる。なお、RAM103とは別に、不揮発性メモリ又はHDD等の不揮発性記憶媒体を設けることもできる。
A/Dコンバータ104は、露光ランプへの供給電圧,Pセンサの発光電圧と受光電圧,電位センサの出力,ADSセンサの出力,露光ランプの光量を検出するランプ光量センサの出力,感光体ドラムに流れる電流を検出するドラム電流センサの出力,定着ユニット内のサーミスタ電圧等を入力して、それぞれデジタル化するために使用する。
光学系制御ユニット105は、露光ランプを制御する。
高圧電源ユニット106は、帯電チャージャ,分離チャージャ,転写チャージャ,転写前チャージャにそれぞれ印加する高電圧、および現像ユニット内の現像ローラに印加する現像バイアス電圧を供給する。
モータ制御ユニット107は、感光体ドラムおよび各給紙ユニットや搬送部のローラ等を駆動するメインモータのコントロールを行う。
ヒータ制御ユニット108は、定着ユニットの定着ローラを加熱する定着ヒータへの通電を制御して、定着ローラの表面温度を所定範囲に保持する。
センサ制御ユニット109は、ランプ光量センサの受光ゲイン,ADSセンサの受光ゲイン,Pセンサの受光ゲイン,PセンサのLEDの発光電圧等を可変するために使用する。
ネットワークI/Fユニット110は、通信アダプタ12又は21との通信を行うユニットである。
操作部111は、各種情報を表示する表示部と、ユーザ認証情報等の各種情報を入力するスイッチ部(操作キーやタッチパネル)とを有する操作・表示パネルである。なお、複写機13,23にカードリーダが備え、そのカードリーダによってユーザ認証情報を入力することも可能である。また、操作部111又はカードリーダにより、通信アダプタ12,21でアクセスに使用しないネットワーク情報を入力し、通信アダプタ12,21に送信することもできる。この場合、操作部111又はカードリーダがアクセスに使用しないネットワーク情報の入力手段としての機能を果すことになる。
ここで、複写機13,23のCPU101が、ROM102内の制御プログラムに従って動作し、操作部111(又はカードリーダ)からの各種指示等の情報を入力したり、RAM103,ネットワークI/Fユニット110、および操作部111等を制御することにより、各種機能を実現することができる。
以上、複写機13,23の制御系について説明したが、プリンタ14,24等の他のOA機器も、これとほぼ同様な制御系を備えているので、それらの図示および説明は省略する。
以下、上述したように構成された遠隔機器管理システムにおけるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の異なる例について、図5〜図9も参照して具体的に説明する。
図5は図1に示した遠隔機器管理システムを簡略化して示すシステム構成図であり、センタシステム1は図2に示したサーバ3a,3b内のHDD37に各種情報を蓄積記憶するデータベース(DB)38のみを示している。
顧客サイトA,B内のネットワーク15,25にはいずれもイーサネットを使用している。また、顧客サイトAには、OA機器として複写機13とプリンタ14を2台ずつネットワーク15に接続しており、図1に示したルータ11は図示を省略している。顧客サイトBにおいては、図1に示したファクシミリ装置22は図示を省略している。
以後の説明では、顧客サイトBに設置されている複写機23やプリンタ24をOA機器20とし、通信装置である通信アダプタ21とOA機器20との間の通信制御、およびその通信アダプタ21と管理装置であるセンタシステム1内の図2に示したサーバ3aとの間の通信制御を例に説明する。
〔OA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第1例〕
まず、その制御処理の第1例について、図5および図6によって説明する。
図6は、この発明による遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第1例の流れを示すフローチャートである。なお、図6における処理の記載ではOA機器を単に「機器」と、センタシステムを単に「システム」とそれぞれ略記している。
この例では、通信装置である通信アダプタ21は図5に示すように顧客サイトBに設置されており、複写機23やプリンタ24等の複数のOA機器20とともにネットワークセグメントを構築している。そして、図3に示したRAM46に、顧客サイトBの顧客に対応するユーザ認証情報(図6においては単に「認証情報」と略記している)を記憶保持している。
この通信アダプタ21は、任意のタイミング、例えば「1日1回 AM0:00」にセンタシステム1にアクセスし、最新のユーザ認証情報を取得してRAM46に記憶しているユーザ認証情報を書き換えて更新する。この更新タイミングは任意に変更することができる。これがユーザ認証情報更新手段としての機能である。
そのユーザ認証情報には管理対象とするOA機器毎に予め設定されたアクセス制限情報であるアクセス制限レベルが含まれている。それは例えば、個人のみアクセス可能なレベル1、グループメンバーがアクセス可能なレベル2、誰でもアクセス可能なレベル3などである。
ネットワークセグメントに接続されたOA機器20は、ユーザによって使用される際に、操作部やカードリーダ等のユーザインタフェース(UI)からユーザ認証情報が入力される。これが認証情報入力手段の機能である。すると、図6に示すように、OA機器20はそのUIから入力されたユーザ認証情報を通信アダプタ21へ送信する。この送信には、例えばソフトウェア同士がメッセージを交換するためのプロトコルであるSOAP(Simple Object Access Protocol)による通信のセキュリティを向上させるためのHTTPS通信等のネットワーク通信を用いる。これが、認証情報送信手段の機能である。
通信アダプタ21は、OA機器20からユーザ認証情報を受信すると、そのユーザ認証情報をRAM46に保持しているユーザ認証情報を用いて認証し、認証できればその認証結果をOA機器20に送信するが、認証できなければセンタシステム1に認証を要求する。これが、認証および認証要求手段の機能である。
センタセステム1が通信アダプタ21からユーザ認証情報の認証要求を受信すると、サーバ3aがデータベース38上のユーザ認証情報と照合して認証し、その認証の結果、アクセス制限レべルを含む最新のユーザ認証情報を生成し、それを通信アダプタ21に送信する。これらが認証手段と認証情報送信手段の機能である。
通信アダプタ21は、その認証結果の情報をOA機器20に送信する。これが認証結果情報送信手段の機能である。
OA機器20は、受信したユーザ認証情報により、操作部の表示パネル等のUIに認証結果、例えばアクセス制限レベルに基づくユーザが使用できる機能を表示する。これが認証結果表示手段の機能である。
そして、ユーザがOA機器20で出力するファイル情報を選択すると、OA機器20はその選択されたファイル情報の出力情報(ファイル名やファイルID等)を通信アダプタ21に送信する。これが出力情報送信手段の機能である。
センタシステム1では、その出力情報を通信アダプタ21経由で受け付けて管理情報蓄積手段であるデータベース38に蓄積する。これが出力情報蓄積手段の機能である。
また、センタシステム1は出力情報へのアクセス制限等を認証し、そのアクセス認証結果を通信アダプタ21に送信する。これが認証結果送信手段の機能である。
通信アダプタ21は、センタシステム1から受信したアクセス認証結果をOA機器20に送信する。これが認証結果送信手段の機能である。
OA機器20は、受信した認証情報を元に、認証成功の場合は出力情報すなわちファイル情報を出力する。認証失敗の場合は出力しない。ここで、ファイル情報を出力するとは、一般的には印刷することであるが、ディスプレイに表示したり、着脱可能な記憶媒体に格納したり、指定の送信先に送信したりすることも含む。これがファイル情報出力手段の機能である。
なお、図6には記載していないが、センタシステム1は、インタネット5に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等によるWebブラウザを用いた出力履歴の閲覧要求に対して、ユーザごとの出力情報の履歴を表示する。
この通信制御によれば、OA機器のユーザはOA機器を操作するだけで、自分がアクセス可能なファイル情報を容易に出力させることができて便利であり、ユーザごとにOA機器のアクセス権限を設定することにより、ユーザに応じた機器の操作を提供でき、業務の効率の向上も図れる。また、アクセス権限のないユーザによって重要な文書や個人情報などのファイル情報が出力されて流失する恐れもなくなり、セキュリティの向上も図れる。
〔OA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第2例〕
次に、その制御処理の第2例について、図5及び図7によって説明する。
図7は、この発明による遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第2例の流れを示す図6と同様なフローチャートである。
この例におけるOA機器と通信アダプタとセンタシステムによる制御処理は、図6に示した全ての制御処理のうち、OA機器20の4段目の制御処理だけが異なり、さらに図7の最後の段に示す各制御処理を追加した点が図6に示したものと異なる。
すなわち、図7に示すOA機器20は、通信アダプタ21から認証結果を受信すると、受信したユーザ認証情報を元に、認証成功の場合は識別子情報を付加して出力情報すなわちファイル情報の出力を行う。この識別子情報の付加は、出力紙等のファイル情報が出力される媒体に埋め込みなどによって含まれたICチップに識別子情報を書き込んだり、ファイル情報が出力される媒体に識別子情報のバーコードを印刷することなどによって行う。認証失敗の場合は出力しない。これが識別子情報付加手段を有するファイル情報出力手段の機能である。
そして、識別子情報を付加して出力情報の出力を行った場合には、その識別子情報を通信アダプタ21へ送信する。これがOA機器20の識別子情報送信手段の機能である。
通信アダプタ21は、受信したOA機器出力情報の識別子情報をセンタシステム1に通信する。これも通信アダプタ21の識別子情報送信手段の機能である。
センタシステム1では、その出力情報の識別子情報を受け付けて、管理情報蓄積手段であるデータベース38に蓄積する。これが識別子情報蓄積手段の機能である。
なお、図7には記載していないが、センタシステム1は、インタネット5に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等によるWebブラウザを用いた出力履歴の閲覧要求に対して、ユーザごとの出力情報の履歴を表示する。また、識別子情報に基づく要求に対しては、その識別子情報が書き込まれた出力情報の出力日時や出力機器等の情報を提供する。 この制御処理の第2例によれば、前述した制御処理の第1例と同じ効果に加えて、出力情報の一意性を保障でき、例えば公的機関での契約書等の出力における原本保証を行うことができる。
〔OA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第3例〕
次に、その制御処理の第3例について、図5及び図8によって説明する。
図8は、この発明による遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第3例の流れを示す図6と同様なフローチャートである。
この例におけるOA機器と通信アダプタとセンタシステムによる制御処理は、図8における1段目と2段目は図6に示したものと同じことを行う。そして、3段目と4段目の各制御処理が図6に示したものと異なる。
OA機器20は、通信アダプタ21から受信した認証結果、すなわちアクセス制限レベルを含むユーザ認証情報により、操作パネル等のUIにその認証結果のアクセス権限に基づき、ユーザが使用できる機能を表示するまでは、図6に示したものと同じである。この制御処理の第3例ではその後、OA機器20では、ユーザが紙等の媒体に出力されたファイル情報(出力済みファイル情報)をセットすると、それに埋め込まれたICチップの情報をICチップリーダで読み取ったり、印刷されているバーコードをスキャンしてその情報を読み取ったりして識別子情報を抽出し、その抽出した識別子情報を通信アダプタ21に送信する。これが識別子情報抽出送信手段としての機能である。
通信アダプタ21は、OA機器20から受信した識別子情報をセンタシステム1に送信する。これが識別子情報送信手段の機能である。
センタシステム1では、その識別子情報を受け付けて、その識別子情報に対応する出力機器情報をデータベース38の蓄積情報を検索して抽出する。そして、その検索結果により、抽出した識別子情報に対応する出力機器情報(出力機器名,出力日時など)を通信アダプタ21に送信する。これらが出力機器情報検索手段と出力機器情報送信手段の機能である。
通信アダプタ21は、センタシステム1から受信した出力機器情報をOA機器20に送信する。これが通信アダプタ21における出力機器情報送信手段の機能である。
OA機器20は、その出力機器情報を受信してその出力機器情報の出力機器名,出力日時などをユーザインタフェース(UI)に表示する。出力機器情報には、出力場所や、原本か否かなどの情報も含められる。これが出力機器情報表示手段の機能である。
この制御処理の第3例によれば、出力情報の真偽の確認を容易に行うことができる。そして、前述した制御処理の第2例とこの制御処理の第3例とを組み合わせて実施すれば、ファイル情報を出力する際に識別子情報を付加し、後日その出力済みファイル情報から識別子情報を抽出して、その出力機器名や出力日時、原本か否かなどを確認することが可能になる。
このようにして、OA機器によるファイル情報の出力に関して、原本の管理,出力元の保障等が行われるようにすれば、公的文書の原本等の管理,保証に関する作業コストの低減、システムによる人為ミスの排除による信頼性の向上などを図ることも可能になる。
〔OA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第4例〕
次に、その制御処理の第4例について、図5及び図9によって説明する。
図9はこの発明による遠隔機器管理システムを構成するOA機器と通信アダプタとセンタシステムによるOA機器より出力情報を選択的に出力するための制御処理の第4例の流れを示す図6と同様なフローチャートである。
この例におけるOA機器と通信アダプタとセンタシステムによる制御処理は、図6におけるセンタシステム1の最後の段の制御処理だけが異なる。
この例では、センタシステム1が通信アダプタ21から受信した出力情報をデータベース38に蓄積した後、その出力情報に対応するファイル情報の通知先情報を検索し、通知先がある場合は、その通知先に対して出力情報が出力されることを電子メールで通知する。これが通知先情報検索・通知手段の機能である。また、センタシステム1は出力情報へのアクセス制限等を認証し、そのアクセス認証結果を通信アダプタ21に送信する点は、制御処理の第1例の場合と同じである。
その後の通信アダプタ21およびOA機器20による制御処理も、制御処理の第1例の場合と同じである。
この制御処理の第4例によれば、前述した制御処理の第1例の効果に加えて、出力するファイル情報の通知先にそれが出力されることをメールで通知することにより、出力情報についても管理できるため、セキュリティの一層の向上を図れる。
ところで、所望のOA機器より出力情報等を選択的に出力するための制御処理を行うためには、そのOA機器を管理対象機器として、その管理対象機器の識別情報を対応する通信アダプタに予め登録しておく必要がある。
そこで、その登録を行うための制御処理の一例(実施例)について、以下で説明する。
〔通信アダプタに管理対象機器の識別情報を登録するための制御処理の一例〕
ここでは、その制御処理の一例について、図5及び図10によって説明する。
図10は、この発明による遠隔機器管理システムを構成する通信アダプタとセンタシステムによる通信アダプタに管理対象機器の識別情報を登録するための制御処理の流れを示すフローチャートである。
通信アダプタ21は、予め自己に接続されている各OA機器20への通信(アクセス)により、その各OA機器20の識別情報である機器識別情報(IPアドレス,MACアドレス,機種機番等)を取得し、RAM46に記憶保持する。これが、機器情報保持手段の機能である。
また、スイッチ48の操作によってアクセスに使用しないネットワーク情報(IPアドレス等)が入力される。これが、アクセスに使用しないネットワーク情報の入力手段の機能である。なお、いずれかのOA機器20からアクセスに使用しないネットワーク情報を受信する(受け付ける)こともできる。図10に示すように、アクセスに使用しないネットワーク情報が入力される(受信する)と、それをRAM46に記憶保持する。これが、アクセス不可情報保持手段の機能である。
一方、センタシステム1では、操作者端末8上で管理対象のOA機器20が選択され、その選択された管理対象のOA機器の識別情報である機器識別情報(IPアドレス,MACアドレス,機種機番等)からなる管理対象機器情報が入力される。これらが、管理対象のOA機器の選択手段および管理対象機器情報の入力手段の機能である。図10に示すように、管理対象機器情報の入力によって管理対象機器登録要求が発生すると、その入力された管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を通信アダプタ21へ送信する。これが、管理対象機器登録要求の送信手段の機能である。
通信アダプタ21は、センタシステム1から管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を受信する。これが、管理対象機器登録要求等の受信手段である。
そして、受信した管理対象機器情報のうちのRAM46に記憶保持しているアクセスに使用しないネットワーク情報と一致する機器識別情報を除く機器識別情報(管理対象候補となるOA機器の識別情報)に基づいて、RAM46に記憶保持している機器識別情報(通信可能なOA機器20の識別情報)が示すOA機器20の中から管理対象のOA機器20を検索する。つまり、RAM46に記憶保持している機器識別情報のうち、管理対象候補となるOA機器の識別情報と一致する機器識別情報が示すOA機器20を管理対象のOA機器20として検索する。これが、管理対象のOA機器20の検索手段の機能である。
通信アダプタ21は、検索したOA機器を管理対象機器として、その管理対象機器の識別情報をRAM46に記憶保持し、登録する。これが、管理対象機器の識別情報の登録手段の機能である。なお、管理対象のOA機器を検索できなかった場合には、その検索範囲をDHCP等を用いて拡張し、再び上述したような検索を行うようにしてもよい。また、管理対象機器の識別情報の登録が完了した場合に、その旨を予め登録された通知先(OA機器の管理者又はCEが使用するパーソナルコンピュータ等)へ電子メール等によって通知することもできる。これが、登録完了通知手段の機能である。さらに、管理対象のOA機器が検索できなかった場合に、その旨を予め登録された通知先へ電子メール等によって通知することもできる。これが、検索不可通知手段の機能である。
通信アダプタ21は、登録した管理対象機器の識別情報からなる管理対象機器登録結果をセンタシステム1へ送信する。
センタシステム1では、その管理対象機器登録結果を受信する。これが、管理対象機器登録結果の受信手段の機能である。
そして、その受信した管理対象機器登録結果をデータベース38に蓄積する。これが管理対象機器登録結果の蓄積手段の機能である。
このように、センタシステム(管理装置)が管理対象のOA機器の識別情報をリモートで通信アダプタに登録する際に、その通信アダプタがアクセスに使用しないIPアドレス等のネットワーク情報を使用して管理対象のOA機器を検索することがないため、顧客のネットワーク(ユーザネットワーク)への悪影響を排除できる。したがって、通信アダプタへの管理対象機器の登録を正確且つ効率的に行うことができ、OA機器の管理者又はCEによる作業負担を軽減することができる。
また、通信アダプタが、DHCP等を使用可能な環境の場合、管理対象のOA機器を検索できなかった場合には、その検索範囲をDHCP等を用いて拡張可能にすれば、管理対象機器の登録にほとんど人手を介さずに済み、OA機器の管理者又はCEによる作業負担をより軽減することができる。
さらに、管理対象機器の識別情報の登録が完了した場合に、その旨を予め登録された通知先へ通知することにより、その通知を人手を介さずに済むため、OA機器の管理者又はCEによる作業負担を更に軽減することができる。
さらにまた、管理対象のOA機器を検索できなかった場合にも、その旨を予め登録された通知先へ電子メール等によって通知することにより、その通知を受け取ったCE等は管理対象機器の識別情報の登録作業が必要になったことを認識でき、そのときだけ管理対象機器の識別情報の登録作業を行えば良いため、CE等による作業負担をより一層軽減することができる。
以上の実施形態では、この発明による遠隔機器管理システムの例として、管理装置により通信アダプタを介してOA機器を遠隔管理するシステムについて説明したが、この発明はこれに限られるものではなく、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,AV機器,遊戯機器などや、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、各種電子機器を被管理装置とし、それらの被管理装置を通信アダプタ等の通信装置を介して遠隔管理する遠隔機器管理システムにも適用可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、通信装置への管理対象機器の登録を正確且つ効率的に行うことができる。したがって、OA機器の管理者又はCEによる作業負担をより軽減できる遠隔機器管理システムを提供することができる。
1:センタシステム(管理装置) 2,11:ルータ 3a,3b:サーバ
4,15,25:ネットワーク 5:インタネット 6:公衆通信回線網
7:アクセスポイント 8:操作者端末 12,21:通信アダプタ
13,23:複写機 14,24:プリンタ 22:ファクシミリ装置
26:専用I/F 30:CPUバス 31,44,101:CPU

32:リアルタイムクロック回路 35:外部メモリ制御ユニット
36,43,110:ネットワークI/Fユニット
37:ハードディスク装置(HDD) 38:データベース(DB)
41:回線切替回路 42:モデム 47:電池 49:表示部
111:操作部
特開2000―29354号公報 特開2007―233749号公報

Claims (4)

  1. 管理装置と複数のOA機器とが通信装置を介して通信可能であり、前記管理装置が前記通信装置を介して前記OA機器を遠隔管理する遠隔機器管理システムにおいて、
    前記通信装置に、
    アクセスに使用しないネットワーク情報を入力する入力手段と、
    該入力手段によって入力されたアクセスに使用しないネットワーク情報を保持するアクセス不可情報保持手段と、
    当該通信装置に接続するOA機器の識別情報を保持する機器情報保持手段と、
    前記管理装置から管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を受信する受信手段と、
    該受信手段によって管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を受信した場合に、該管理対象機器情報のうちの前記アクセスに使用しないネットワーク情報と一致する識別情報を除く識別情報に基づいて、前記OA機器の識別情報が示すOA機器の中から管理対象のOA機器を検索する検索手段と、
    該検索手段によって検索したOA機器を管理対象機器として、該管理対象機器の識別情報を登録する登録手段と、
    該登録手段によって登録された管理対象機器の識別情報からなる管理対象機器登録結果を前記管理装置へ送信する送信手段とを設け、
    前記管理装置に、
    管理対象のOA機器を選択する選択手段と、
    該選択手段によって選択された管理対象のOA機器の識別情報からなる管理対象機器情報を入力する入力手段と、
    該入力手段によって入力された管理対象機器情報と共に管理対象機器登録要求を前記通信装置へ送信する送信手段と、
    前記通信装置から前記管理対象機器登録結果を受信する受信手段と、
    該受信手段によって受信した管理対象機器登録結果を蓄積する蓄積手段とを設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。
  2. 前記通信装置の検索手段は、管理対象のOA機器を検索できなかった場合に、検索範囲を拡張して管理対象のOA機器を検索することを特徴とする請求項1に記載の遠隔機器管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
    前記通信装置に、
    前記登録手段によって管理対象機器の識別情報の登録が完了した場合に、その旨を予め登録された通知先へ通知する登録完了通知手段を設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
    前記通信装置に、前記検索手段によって管理対象のOA機器が検索できなかった場合に、その旨を予め登録された通知先へ通知する検索不可通知手段を設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。
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