JP2011059999A - プラントシステム及びプラントの管理方法 - Google Patents

プラントシステム及びプラントの管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラントで変更等が生じた場合であっても、この機器の変更に応じて集中管理装置によるデータの管理を容易にする。
【解決手段】管理機場における機器の運転状況を収集する収集手段と、収集手段が収集した運転状況を統一データに変換し、当該統一データを予め定められる当該統一データの形式のバージョン番号とともに第1記憶装置に記憶する変換手段と、第1記憶装置に記憶される統一データと統一データのバージョン番号とを含む管理機場データを、集中管理装置に送信する送信手段とを有する管理機場と、新たな管理機場データに含まれるバージョン番号と、第2記憶装置に記憶される過去に受信した管理機場データを蓄積して生成された管理データに含まれる最新のバージョン番号とが同一か否かを判定する判定手段と、新たな管理機場データを追加して第2記憶装置に記憶される管理データを更新する記憶処理手段とを有する集中管理装置とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラントを管理するプラントシステム及びプラントの管理方法に関する。
プラントは、ポンプ、バルブ、センサ等の複数の機器を備え、これらの機器の動作により運転している。プラントでは、機器の機能や設置位置、機器を作成したメーカー等によって管理機場に区分し、管理機場毎に各機器を制御する方法が一般的である。また、プラントと集中管理装置が接続されているとき、集中管理装置は、プラントからプラントの運転状況等に関するデータを受信してプラントを管理することもある(例えば、特許文献1参照)。
図13に示す一例では、各管理機場20a〜20cが有するポンプ、バルブ、センサ等の機器21は数や種類異なっているとともに、異なるメーカーで作成及び管理されているとする。このような場合、各管理機場20a〜20cで扱うデータの構成や形式は異なっていることが一般的である。したがって、管理機場20a〜20cは、集中管理装置3に提供するデータを、集中管理装置3が取り扱い可能な形式に変換している。
仮に、管理機場20a〜20cで新たな機器21を追加したり、使用していた機器21の使用を廃止する等、プラント2で変更が発生した場合、管理機場20a〜20cで管理しているデータの形式や構成にも変更が生じることがある。このように管理機場20a〜20cで扱うデータの構成や形式に変更が生じた場合、集中管理装置3でのデータ管理もプラント2での変更と合わせて変更する必要がある。
従来の集中管理装置3では、このようにプラント2で扱うデータの構成や形式が変更した場合、集中管理装置3を操作するオペレータ等はプラント2や管理機場20a〜20cの管理者等から連絡を受け、集中管理装置3でのデータ処理をプラント2での変更に対応して変更する必要があった。
特開2005−215913号公報
上述した集中管理装置3では、プラント2で変更等が生じた場合、プラント2での変更に合わせて集中管理装置3のデータ処理も変更する必要があり、プラント2の運転の安全確保のためには、オペレータ等にとって負担となる問題があった。
上記課題に鑑み、本発明は、プラント2で変更等が生じた場合であっても、この機器21の変更に応じて集中管理装置3によるデータの管理が容易なプラントシステム及びプラントの管理方法を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係るプラントシステムは、プラントの運転に使用される機器を有する複数の管理機場と、これら複数の管理機場を集中管理する集中管理装置とを備えるプラントであって、管理機場は、管理機場における機器の運転状況を収集する収集手段と、収集手段が収集した運転状況を集中管理装置で管理する形式の統一データに変換し、当該統一データを予め定められる当該統一データの形式のバージョン番号とともに記憶装置に記憶する変換手段と、変換手段手段で変換された統一データと統一データのバージョン番号とを含む管理機場データを、集中管理装置に送信する送信手段とを有し、集中管理装置は、管理機場から新たな管理機場データを受信すると、新たな管理機場データに含まれるバージョン番号と、記憶装置に記憶される過去に受信した管理機場データを蓄積して生成された管理データに含まれる最新のバージョン番号とが同一か否かを判定する判定手段と、判定手段でバージョン番号が一致すると判定されると、新たな管理機場データを追加して記憶装置に記憶される管理データを更新する記憶処理手段とを有する。
また、本発明に係るプラントの管理方法は、プラントの運転に使用される機器を有する複数の管理機場と、これら複数の管理機場を集中管理する集中管理装置とを備えるプラントシステムで利用されるプラントの管理方法であって、管理機場において、管理機場における機器の運転状況を収集するステップと、管理機場において、収集した運転状況を集中管理装置で管理する形式の統一データに変換し、当該統一データを予め定められる当該統一データの形式のバージョン番号とともに記憶装置に記憶するステップと、管理機場において、変換された統一データと統一データのバージョン番号とを含む管理機場データを、集中管理装置に送信するステップと、中央管理装置において、管理機場から新たな管理機場データを受信すると、新たな管理機場データに含まれるバージョン番号と、記憶装置に記憶される過去に受信した管理機場データを蓄積して生成された管理データに含まれる最新のバージョン番号とが同一か否かを判定するステップと、中央管理装置において、バージョン番号が一致すると判定されると、新たな管理機場データを追加して記憶装置に記憶される管理データを更新するステップとを有する。
本発明は、プラント2内で使用する機器21の変更等が生じた場合であっても、この機器21の変更に応じて容易に集中管理装置3によるデータを管理することができる。
本発明に係るプラントシステムについて説明する機能ブロック図である。 プラントシステムの管理機場について説明する機能ブロック図である。 管理機場の監視装置が利用する状況履歴データの一例である。 管理機場の状況提供装置が利用する統一データの一例である。 監視装置が送信する管理機場データについて説明する図である。 状況提供装置が送信する差分項目リクエストについて説明する図である。 状況提供装置が送信する差分項目データについて説明する図である。 集中管理装置が利用する管理データの一例である。 集中管理装置が送信する完了通知について説明する図である。 プラントシステムにおける処理を説明するシーケンス図である。 差分項目データの生成処理について説明する図である。 差分項目データの一例について説明する図である。 従来のプラントシステムについて説明する概略図である。
以下に、図面を用いて本発明の実施形態に係るプラントシステム及びプラントを管理する集中管理装置について説明する。以下の説明において、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
〈プラントシステム〉
図1に示すように、本発明の実施形態に係るプラントシステム1は、複数の管理機場20a〜20cと、この複数の管理機場20(20a〜20c)の状況を集中して管理する集中管理装置3とを備えている。
《管理機場》
図2に示すように、管理機場20aには、プラント2の運転に利用するポンプ、バルブ、センサ等の複数の機器21(21a〜21n)と、機器21を制御する複数のコントローラ22(22a〜22c)と、機器21の動作の状況を監視し、状況履歴データとして管理する監視装置23と、管理機場20a内の状況を集中管理装置3に提供する状況提供装置24とを備えている。
コントローラ22aは、接続される機器21a,21bの運転や停止等を制御する装置である。また、コントローラ22b,22cもコントローラ22aと同様に接続される機器21の運転や停止を制御する装置である。コントローラ22によって機器21を制御することで、管理機場20aを運転することができる。
図2に示す例では、管理機場20aは、3台のコントローラ22a〜22cと、n台の機器21a〜21nを有しているが、管理機場20aが有するコントローラ22及び機器21の数も、各コントローラ22が制御する機器21の数も限定されない。
監視装置23は、管理機場20aの運転状況を収集し、収集した運転状況を利用して管理機場20aを監視するとともに、状況提供装置24に管理機場の運転状況(状況データ)を送信する装置である。具体的には、この監視装置23は、図2に示すように、中央処理装置(CPU)231、記憶装置232及び通信インタフェース(通信I/F)223等を備える情報処理装置である。
監視装置23では、記憶装置232に記憶される監視プログラムP1を読み出して実行させると、取得手段231a、記憶処理手段231b及び送信手段231cがCPU231に実装される。また、記憶装置232は、監視プログラムP1の他、状況履歴データD1を記憶している。
状況履歴データD1は、図3(a)に示すように、いずれのコントローラ又は機器の運転状況を表わすデータであるかを特定する「データID」及び「信号名」と、データを取得した「日時」と、データである「信号値」等が関連付けられるレコードを有している。
図3(a)の例では、状況は、「単位」、「数値」及び「小数点桁数」等の項目を含む「信号値」で表わされるがこれに限定されない。また、各レコードでは、「信号値」の他、例えば、図3(b)に示すように、異常の状況を表わす「警報レベル」等の項目のデータを含んでいても良い。
状況履歴データD1では、過去(例えば、数年前)からの管理機場20aの状況が蓄積されている。この場合、機器21の追加等によって状況履歴データD1に新たにレコードが追加されたり、レコードが有する項目が追加されることもありえる。したがって、図3(a)に示していたような状況履歴データD1の形式が、途中で図3(b)に示していたような形式に変更されることもある。
取得手段231aは、通信I/F233を介して定期的等の所定のタイミングで各コントローラ22にアクセスしてコントローラ22や機器21の現在の運転状況を取得し、取得した状況を記憶処理手段231bに出力する。コントローラ22や機器21の運転状況(管理機場20aの運転状況)とは、コントローラ22や機器21で計測される数値、制御に利用している数値、異常の発生の有無等である。
記憶処理手段231bは、取得手段231aから入力したコントローラ22や機器21の運転状況を記憶装置232で記憶されている状況履歴データD1に追加し、状況履歴データD1を更新する。
送信手段231cは、通信I/F233を介して状況提供装置24が送信した状況データリクエストを受信すると、記憶装置232に記憶されている状況履歴データD1を読み出すとともに、送信対象の状況データを抽出して状況提供装置24に送信する。ここで、状況データリクエストは、状況提供装置24が監視装置23に状況データの送信を要求する信号である。また、送信手段231cが抽出する送信対象の状況データは、前回状況提供装置24に状況データを送信後に状況履歴データD1に追加されたデータである。
状況提供装置24は、監視装置23から取得する状況データを集中管理装置3に対応する形式に変換して集中管理装置3に提供する装置である。具体的には、状況提供装置24は、図2に示すように、中央処理装置(CPU)241、記憶装置242及び通信インタフェース(通信I/F)243等を備える情報処理装置である。
状況提供装置24では、記憶装置242に記憶される情報提供プログラムP2を読み出して実行させると、取得手段241a、変換手段241b及び送信手段241cがCPU241に実装される。また、記憶装置242は、情報提供プログラムP2の他、統一データD2及び変換ルールR1を記憶している。
統一データD2は、図4(a)に示すように、いずれのコントローラ又は機器の状況を表わすデータであるかを特定する「データID」及び「信号名」と、データを取得した「日時」と、データである「信号値」等が関連付けられるレコードを有している。
統一データD2は、図3に示したような状況履歴データD1に対応するが、集中管理装置3で取り扱い可能なデータ形式にしているため、統一データD2の形式と状況履歴データD1の形式は異なっている。なお、図4(a)に示す統一データD2は図3(a)に示す状況履歴データD1に対応する一例であり、図4(b)に示す統一データD2は図3(b)に示す状況履歴データD1に対応する一例である。
また、統一データD2は、統一データD2のバージョンを表わす「バージョン番号」が関連付けられている。「管理機場20aが有するコントローラ22や機器21に変更があった場合」や「状況履歴データD1を構成する項目に変更があった場合」等には、統一データD2のレコードや項目等の構成は更新されるが、このとき、統一データD2に関連付けられるバージョン番号も更新(加算)される。図4(a)に示す統一データD2のバージョン番号は「9」であり、図4(b)に示す統一データD2のバージョン番号は「10」である。
変換ルールR1は、取得手段241aが監視装置23から取得した状況データを統一データD2に変換するためのルールであり、「状況履歴データD1の項目の中で統一データD2が有する項目」や、「状況履歴データD1が有する項目を統一データD2に変換するにあたり、単位等の変換が必要な項目と変換に使用する数式」等が関連づけられている。なお、統一データD2が更新された際、すなわち、統一データD2のバージョンが更新された際には、変換ルールR1も更新される。
取得手段241aは、通信I/F243を介して定期的等の所定のタイミングで監視装置23に状況データの送信を要求する状況データリクエストを送信する。また、取得手段241aは、状況データリクエストに応答して状況データを受信すると、受信した状況データを変換手段241bに出力する。
変換手段241bは、取得手段241aから状況データを入力すると、記憶装置242で記憶している変換ルールR1にしたがって、入力した状況データを集中管理装置3に適合する形式に変換する。また、変換手段241bは、形式を変換したデータを統一データD2として記憶装置242に記憶する。
送信手段241cは、定期的等の所定のタイミングで記憶装置242から統一データD2を読み出し、送信対象の各項目のデータを抽出する。また、送信手段241cは、抽出した各項目のデータに管理機場20aの識別子及び統一データD2のバージョン番号を付し、管理機場データとして集中管理装置3に送信する。
具体的には、送信手段241cが送信する管理機場データは、図5に示すように、管理機場データであることの「種別」と、この管理機場データの送信元である管理機場20に付与された「管理機場ID」と、統一データD2の「バージョン番号」と、送信する管理機場データが有するデータの数である「データ数」と、各項目のデータ(実際の状況に関するデータ)である「データ部」とを含んでいる。すなわち、図5に示すように、管理機場データは、「データ部」において、実際のデータのみを含み、データの項目名は有していない。したがって、管理機場データを受け取る側である集中管理装置3では、「バージョン番号」や「データ数」を元に、データ部にから各項目のデータを抽出する。
なお、送信手段241cが集中管理装置3に管理機場データを送信するタイミングとしては、定期的なタイミングの他、新たに状況データを取得し、統一データD2が記憶装置242に記憶されたタイミングでもよい。
更新手段241dは、管理機場20aで機器21やコントローラ22の追加等の変更が生じたとき、記憶装置242から統一データD2を読み出すとともに、統一データD2のレコードを構成するデータの項目を抽出する。また、更新手段241dは、管理機場20aでの変更に応じ、抽出した項目から不要な項目を削除したり新たに必要な項目を追加する等して統一データD2の形式を更新し、形式の更新が反映された統一データD2を記憶装置242に記憶する。例えば、更新手段241dは、外部からの制御によって管理機場20aの変更を把握し、統一データD2を更新する。
統一データD2の形式を更新する際、更新手段241dは、統一データD2にカウントアップしたバージョン番号を関連付ける。このとき、更新手段241dは、記憶装置242に、過去のバージョンの形式の統一データD2と新たなバージョンの形式の統一データD2を並存させる。したがって、記憶装置242は、複数のバージョンの統一データD2を記憶している。
差分項目処理手段214eは、集中管理装置3から送信された差分項目リクエストを通信I/F243を介して入力すると、差分項目リクエストに含まれる「旧バージョン番号」及び「新バージョン番号」の統一データD2を記憶装置242から読み出す。また、差分項目処理手段214eは、「旧バージョン番号」と「新バージョン番号」の統一データD2の各レコードを構成する項目を比較し、変更項目の差分に関する変更項目データを生成し、送信手段241cに出力する。
具体的には、差分項目処理手段214eが入力する差分項目リクエストは、図6に示すように、差分項目リクエストであることの「種別」と、この差分項目リクエストの送信先の管理機場20に付与された「管理機場ID」と、集中管理装置3が前回受信した管理機場データに含まれていたバージョン番号である「旧バージョン番号」と、集中管理装置3が今回受信した管理機場データに含まれていたバージョン番号である「新バージョン番号」とを含んでいる。
また、差分項目処理手段214eが生成する差分項目データは、図7に示すように、差分項目データであることの「種別」と、この差分項目データの送信元の管理機場20に付与された「管理機場ID」と、この差分項目データが差分の対象とする統一データのバージョンを表わす「新バージョン番号」及び「旧バージョン番号」と、新バージョンと旧バージョンで異なるデータや項目の数である「項目数」と、異なるデータや項目を特定する「項目名」とを含んでいる。
送信手段241cは、集中管理装置3から送信された差分項目リクエストを通信I/F243を介して入力すると、記憶装置242から統一データD2を読み出して図5を用いて上述したような管理機場データを生成する。また、送信手段241cは、生成した管理機場データと、差分項目処理手段214eが生成した変更項目データとを、通信I/F243を介して集中管理装置3に送信する。すなわち、送信手段241cは、定期的等の所定のタイミングで管理機場データを送信する他、差分項目リクエストを入力した際にも差分項目データを生成し、送信する。
なお、ここでは管理機場20aの監視装置23や状況提供装置24について説明したが、他の管理機場20b,20cも管理機場20aと同様に複数の機器21、機器21を制御するコントローラ22、監視装置23及び状況提供装置24を備えている。したがって、以下では、管理機場20aを例に説明するが、他の管理機場20b,20cに置き換えても同様であり、管理機場20a〜20cを管理機場20として説明する。また、プラント2で有する管理機場の数も限定されない。
《集中管理装置》
集中管理装置3は、接続される管理機場20から管理機場データを収集し、各管理機場20を管理することで、プラント2全体を管理する装置である。具体的には、この集中管理装置3は、図1に示すように、中央処理装置(CPU)31、記憶装置32、通信インタフェース(通信I/F)33、入力装置34及び表示装置35等を備える情報処理装置である。
集中管理装置3では、記憶装置32に記憶される集中管理プログラムP3を読み出して実行することで、判定手段31a、記憶処理手段31b及び再取得手段31cがCPU31に実装される。また、記憶装置32は、集中管理プログラムP3の他、管理データD3を記憶している。
管理データD3は、各管理機場20から送信された管理機場データを利用して生成されるデータであって、図8(a)に示すように、管理機場20を識別する「管理機場ID」と、この管理機場20のいずれのコントローラ又は機器の状況を表わすデータであるかを特定する「データID」及び「信号名」と、データを取得した「日時」と、データである「信号値」等が関連付けられるレコードを有している。
判定手段31aは、通信I/F33を介して各管理機場20から送信された管理機場データを受信すると、記憶装置32に記憶されている管理データD3の「バージョン番号」を参照し、管理機場20から今回受信した管理機場データに含まれる「バージョン番号」と、同一の管理機場20から前回受信した管理機場データに含まれていた「バージョン番号」とを比較する。
判定手段31aが受信する管理機場データは、図5を用いて上述した「種別」、「管理機場ID」、「バージョン番号」、「データ数」及び「データ部」を含む構成である。ここで、判定手段31aは、今回受信した管理機場データに含まれるバージョン番号と前回受信した管理機場データに含まれていたバージョン番号が一致するとき、管理機場20に変更はなく、統一データD2も変更されていないと判定し、今回受信した管理機場データを記憶処理手段31bに出力する。
一方、今回受信した管理機場データに含まれるバージョン番号と前回受信した管理機場データに含まれていたバージョン番号が一致しないとき、判定手段31aは、管理機場20が変更され、統一データD2も変更されたと判定し、今回受信した管理機データに含まれるバージョン番号(新バージョン番号)と前回受信した管理機データに含まれていたバージョン番号(旧バージョン番号)を再取得手段31cに出力する。
再取得手段31cは、判定手段31aから新バージョン番号及び旧バージョン番号を入力すると、通信I/F33を介して、統一データD2の変更箇所に関する差分項目データ及び再度の管理機場データの送信を要求する差分項目リクエストを管理機場20の状況提供装置24に送信する。この差分項目リクエストは、図6を用いて上述した「旧バージョン番号」及び「新バージョン番号」を含む構成である。
また、再取得手段31cは、通信I/F33を介して、状況提供装置24から差分項目リクエストに応答して送信された差分項目データ及び管理機場データを受信すると、記憶処理手段31bに出力する。この差分項目データは、図7を用いて上述した「項目数」及び「項目名」等を含む構成であり、管理機場データは、図5を用いて上述した「データ」等を含む構成である。
記憶処理手段31bは、判定手段31aから管理機場データを入力すると、入力した管理機場データを管理データD3のレコードに追加し、記憶装置32の管理データD3を更新する。
一方、記憶処理手段31bは、再取得手段31cから差分項目データ及び管理機場データを入力すると、記憶装置32に記憶される管理データD3から、入力した差分項目データ及び管理機場データを送信した管理機場20の最新のバージョン番号のレコード及びこのレコードが含む項目を抽出する。また、記憶処理手段31bは、抽出したレコード及び項目と、入力した差分項目データに含まれる変更内容とを比較して、管理データD3で追加や削除が必要なレコードや項目を決定して管理データD3の形式の変更内容を決定する。また、記憶処理手段31bは、決定した変更内容に応じてデータ形式を変更して、管理データD3を更新する。また、記憶処理手段31cは、新たなデータに関連付けられるバージョン番号をカウントアップする。
例えば、記憶装置32に図8(a)の管理データD3が記憶されており、管理ID「A03−1」及び「A03−1」のレコードが追加され、各レコードに「警報レベル」の項目が追加されている差分項目データを入力したとする。このとき、記憶処理手段31cは、図8(b)に示すような管理データD3に更新する。
記憶処理手段31bは、新たなデータを追加して管理データD3を更新したとき、通信I/F33を介して状況提供装置24に完了通知を送信する。例えば、完了通知は、図9に示すように、送信先の管理機場20に付与された「管理機場ID」と、受信した信号が正常に処理されたことを示す「結果」とを含んでいる。
《プラントシステムにおける処理》
続いて、図10に示すシーケンス図を用いて、プラントシステム1における処理の流れを説明する。
まず、監視装置23では、収集手段231aが定期的に機器やコントローラ等にプラント2(具体的には、管理機場20)に関する運転状況を収集する。なお、収集された運転状況は、記憶処理手段231bが記憶装置242に状況履歴データD1として記憶している(S1)。
その後、状況提供装置24の取得手段241aが監視装置23に状況データの送信を要求する状況データリクエストを送信すると(S2)、監視装置23の送信手段231cは、状況データリクエストに応答して、状況履歴データD1に基づいて状況データを生成し、状況提供装置24に送信する(S3)。
状況提供装置24の取得手段241aは、ステップS3で取得した状況データを集中管理装置3に適合する形式の統一データD2に変換し、記憶装置242に記憶する(S4)。状況提供装置24の送信手段241cは、統一データD2を利用して管理機場2aの状況に関する管理機場データを生成し、集中管理装置3に送信する(S5)。
集中管理装置3の判定手段31bは、ステップS5で送信された管理機場データに含まれるバージョン番号と管理データD3で管理されているバージョン番号とが一致するか否かを判定する(S6)。
ステップS6の判定でバージョン番号が一致しないとき、集中管理装置3の再取得手段31cは、旧バージョンと新バージョンの差分に関する差分項目データ及び管理機場データの送信を要求する差分項目リクエストを送信する(S7)。
状況提供装置24の差分項目処理手段241eは、ステップS7で送信された差分項目リクエストに応答して、旧バージョンと新バージョンの統一データD2の差分項目を抽出する(S8)。また、状況提供装置24の差分項目処理手段241eは、ステップS8で抽出した差分項目で生成された差分項目データと、ステップS5で送信した管理機場データを合わせて集中管理装置3に送信する(S9)。
集中管理装置3の記憶処理手段31bは、ステップS10で送信された差分項目データを利用して管理データD3で必要な項目を更新するとともに、ステップS10で送信された管理機場データを利用して管理データD3を更新する(S10)。
なお、ステップS6の判定で、バージョン番号が一致したとき、ステップS7〜S9の処理は行われず、ステップS5で送信された管理機場データを利用して管理データを更新する。
また、集中管理装置3の記憶処理手段31bは、管理データD3を更新すると、対象の管理機場20の状況提供装置24に完了通知を送信する(S11)。状況提供装置24では、完了通知を受信した際に送信済みの統一データD2を記憶装置から消去してもよい。
《差分項目抽出処理》
続いて、図11に示すフローチャートを用いて、図10のシーケンス図のステップS8における差分項目抽出処理について説明する。
まず、差分項目抽出手段241dは、差分項目リクエストに含まれるバージョン番号をもとに、新バージョンと旧バージョンの統一データD2を記憶装置242から読み出す(S80)。
続いて、差分項目抽出手段241dは、旧バージョンと新バージョンの統一データD2のデータIDを比較して、変更箇所があるか否かを判定する(S81,S82)。差分項目抽出手段241dは、データIDに変更箇所があるとき、変更内容をリストに追加する(S83)。
また、差分項目抽出手段241dは、旧バージョンと新バージョンの統一データD2の各データIDのレコードの各項目を比較して、変更箇所があるか否かを判定する(S84,S85)。差分項目抽出手段241dは、項目に変更箇所があるとき、変更内容をリストに追加する(S86)。
その後、差分項目抽出手段241dは、ステップS83及びS86で処理されたリストによって図7に示したような差分項目データを生成する(S87)。
例えば、図8(a)に示す統一データD2(旧バージョン)と図8(b)に示す統一データD2(新バージョン)とを比較すると、新バージョンの統一データD2は、「データID」について、「A03」が削除され、「A03−1」及び「A03−2」が追加され、「項目」については、「警報レベル」が追加されている。したがって、ステップS83及びS86によって図11に示すようなリストが生成され、このリストを「差分」として含む利用してステップS87で差分項目データが生成される。
上述したプラントシステム1によれば、状況履歴データD1に対応する統一データD2にバージョン番号を関連付ける。プラント2の機器の追加や使用中止等が変更したとき、プラントの状況履歴データD1及び統一データD2の構成も変更するが、集中管理装置3は統一データD2のバージョン番号を利用し、プラント2での変更に応じて管理データD3を容易に変更することができる。
D1…状況履歴データ
D2…統一データ
D3…管理データ
P1…監視プログラム
P2…情報提供プログラム
P3…集中管理プログラム
R1…変換ルール
1…プラントシステム
2…プラント
20(20a〜20c)…管理機場
21(21a〜21n)…機器
22(22a〜22c)…コントローラ
23…監視装置
231…中央処理装置(CPU)
231a…取得手段
231b…記憶処理手段
231c…送信手段
232…記憶装置
24…状況提供装置
241…中央処理装置(CPU)
241a…取得手段
241b…変換手段
241c…送信手段
241d…差分項目処理手段
242…記憶装置(第2記憶装置)
3…集中管理装置
31…中央処理装置(CPU)
31a…取得手段
31b…判定手段
31c…記憶処理手段
31d…再取得手段
32…記憶装置(第2記憶装置)
33…通信インタフェース(通信I/F)
34…入力装置
35…表示装置

Claims (4)

  1. プラントの運転に使用される機器を有する複数の管理機場と、これら複数の管理機場を集中管理する集中管理装置とを備えるプラントであって、
    前記管理機場は、
    管理機場における機器の運転状況を収集する収集手段と、
    前記収集手段が収集した運転状況を前記集中管理装置で管理する形式の統一データに変換し、当該統一データを予め定められる当該統一データの形式のバージョン番号とともに第1記憶装置に記憶する変換手段と、
    前記第1記憶装置に記憶される統一データと前記統一データのバージョン番号とを含む管理機場データを、前記集中管理装置に送信する送信手段とを有し、
    前記集中管理装置は、
    前記管理機場から新たな管理機場データを受信すると、新たな管理機場データに含まれるバージョン番号と、第2記憶装置に記憶される過去に受信した管理機場データを蓄積して生成された管理データに含まれる最新のバージョン番号とが同一か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段でバージョン番号が一致すると判定されると、新たな管理機場データを追加して前記第2記憶装置に記憶される管理データを更新する記憶処理手段とを有することを特徴とするプラントシステム。
  2. 前記管理機場は、前記集中管理装置から、2つのバージョン番号を含む差分項目リクエストを受信すると、前記2つのバージョンの統一データの相違部分を抽出する差分項目処理手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記抽出手段が抽出した相違部分に関する差分項目データと最新のバージョンの統一データを含む管理機場データとを前記集中管理装置に送信し、
    前記集中管理装置は、前記判定手段でバージョン番号が一致しないと判定されると、受信した新たな管理機場データに含まれていたバージョン番号である新バージョン番号と、前記第2記憶装置に記憶される管理データに含まれる最新のバージョン番号である旧バージョン番号とを含み、新バージョンと旧バージョンとの相違部分に関する差分項目データと新バージョンの統一データを含む管理機場データの送信を要求する差分項目リクエストを前記管理機場に送信する再取得手段をさらに有し、
    前記記憶処理手段は、差分項目リクエストに応答して前記管理機場から送信された差分項目データ及び管理機場データを受信すると、前記記憶処理手段に記憶される管理データの形式を当該差分項目データによって更新するとともに、当該管理機場データを追加して管理データを更新することを特徴とする請求項1に記載のプラントシステム。
  3. プラントの運転に使用される機器を有する複数の管理機場と、これら複数の管理機場を集中管理する集中管理装置とを備えるプラントシステムで利用されるプラントの管理方法であって、
    前記管理機場において、管理機場における機器の運転状況を収集するステップと、
    前記管理機場において、収集した運転状況を前記集中管理装置で管理する形式の統一データに変換し、当該統一データを予め定められる当該統一データの形式のバージョン番号とともに第1記憶装置に記憶するステップと、
    前記管理機場において、前記第1記憶装置に記憶される統一データと前記統一データのバージョン番号とを含む管理機場データを、前記集中管理装置に送信するステップと、
    前記中央管理装置において、前記管理機場から新たな管理機場データを受信すると、新たな管理機場データに含まれるバージョン番号と、第2記憶装置に記憶される過去に受信した管理機場データを蓄積して生成された管理データに含まれる最新のバージョン番号とが同一か否かを判定するステップと、
    前記中央管理装置において、バージョン番号が一致すると判定されると、新たな管理機場データを追加して前記第2記憶装置に記憶される管理データを更新するステップとを有することを特徴とするプラントの管理方法。
  4. 前記管理機場において、前記集中管理装置から、2つのバージョン番号を含む差分項目リクエストを受信すると、前記2つのバージョンの統一データの相違部分を抽出するステップと、
    前記管理機場において、前記抽出手段が抽出した相違部分に関する差分項目データと最新のバージョンの統一データを含む管理機場データとを前記集中管理装置に送信するステップと、
    前記集中管理装置において、バージョン番号が一致しないと判定されると、受信した新たな管理機場データに含まれていたバージョン番号である新バージョン番号と、前記第2記憶装置に記憶される管理データに含まれる最新のバージョン番号である旧バージョン番号とを含み、新バージョンと旧バージョンとの相違部分に関する差分項目データと新バージョンの統一データを含む管理機場データの送信を要求する差分項目リクエストを前記管理機場に送信するステップと、
    前記集中管理装置において、差分項目リクエストに応答して前記管理機場から送信された差分項目データ及び管理機場データを受信すると、前記記憶処理手段に記憶される管理データの形式を当該差分項目データによって更新するとともに、当該管理機場データを追加して管理データを更新するステップとをさらに有することを特徴とする請求項3に記載のプラントの管理方法。
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