JP2011058727A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンに付着した空気中に含有される塵埃を脱離させることにより、消費電力や騒音を低減する換気装置を提供する。
【解決手段】吸込口3と排出口7間の通風路内のファン2の羽根9と羽根9との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように構成された局所送風部10を配置して、局所送風部10よりファン2の羽根9と羽根9との空間に対して局所的に空気吐出してファン2に付着する空気中に含有される塵埃をファン2から脱離させるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の天井又は側壁に設置し、室内の空気を室外に排出して室内の空気を換気する換気装置に関する。
近年、建物の機密性が向上し、化学物質を含有する建材の使用やエアコンの普及により、空気の入れ替えを積極的に行わないことから、建物内の空気が汚染される傾向にあり、建築基準法が改正され常時換気可能な設備の設置が義務付けられ、換気装置が普及している(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−99466号公報
室内と室外との空気の入替えを行うために用いられる換気装置において、空気中に含有する塵埃が換気装置の空気を吸込むファンに付着し、室内から室外に排出される空気の通風路の障害になってしまし、一定の換気量を満足させるために換気風量の増加が必要となり、多くの電気量が必要になるとともに、風量を増加させるためにファンを高回転にて駆動させるため騒音が発生してしまう。そのため、ファンに付着する空気中の塵埃を除去する換気装置が求められている。
本発明は上述の課題を解決するもので、室内と室外との空気の入れ替えを行うために換気装置において、ファンに付着した空気中に含有される塵埃を脱離させることにより、消費電力や騒音を低減する換気装置を提供することを目的としている。
本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、本体と、空気を吸込むための手段としてのファンと、空気を吸込む吸込口と、吸込口から換気装置内に吸込まれる吸込空気を本体外へ排出する排出口と、排出口と屋外とを連通するダクトと、から構成される換気装置であって、吸込口と排出口間の通風路内のファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように構成された局所送風部を配置して、局所送風部よりファンの羽根と羽根との空間に対して局所的に空気吐出してファンに付着する空気中に含有される塵埃をファンから脱離させるように構成したことを特徴としている。
この手段により、ファンに付着する空気中に含有される塵埃を局所送風部から送風される吐出空気によってファンから除去し、消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部にファンの羽根に対して並行に移動するように駆動部を具備し、局所送風部からファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ空気吐出する場所を羽根の端面から他端面へと任意に移動させるように駆動部を制御することを特徴としている。
この手段により、ファンの広範囲に付着する空気中の塵埃を羽根と並行に移動する局所送風部を駆動させて羽根の端面から他方の端面まで移動させて空気吐出し除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部を通風路内にファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように複数個配置して構成したことを特徴としている。
この手段により、ファンの広範囲に付着する空気中の塵埃を、羽根と並行に複数配置した局所送風部により羽根の端面から他方の端面まで広範囲に空気吐出し除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部の動作時期を制御するように構成したことを特徴としている。
この手段により、ファンが駆動している際に、常時同じ時期にて局所送風部から空気吐出を行うと、あるファンの駆動タイミングと局所送風部とのタイミングが同期した場合に、ある一定の箇所しかファンに付着した塵埃を吐出空気によって除去することができなくなるため、局所送風部の動作時期を制御することによって、効率的にファンに吐出空気を送風し、ファンに付着する空気中の塵埃を除去することにより、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、ファンを所定時間停止させて、局所送風部を動作させることを特徴としている。
この手段により、ファンを所定時間停止させて、局所送風部より空気吐出することにより、ファンに付着する空気中に含有する塵埃を的確に除去し、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、本体の通風路内に設けられた通風路内の通風量を測定する風量測定手段と、ファンの停止時間を計測する停止時間計測手段と、記憶手段とを具備し、ファンを停止させる直前の通風量を記憶手段によって記憶し、ファンを停止させて、局所送風部を動作させてファンに付着する塵埃をファンから脱離させた後、再びファンを動作させるときの通風量が前記記憶手段によって記憶した通風量と停止時間計測手段によって計測された停止時間との積に所定時間で到達するように通風量を所定時間増加させるように制御することを特徴としている。
この手段により、ファンを停止することで低減される換気量を補うことができ、的確な換気量を維持する換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部を常時動作させることを特徴としている。
この手段により、ファンに付着する空気中の塵埃が集結して固まりになる前に、常時局所送風することで除去し、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部に供給される電圧若しくは周波数を制御して、局所送風部から局所的に空気吐出する空気吐出量を制御することを特徴としている。
この手段により、局所送風部から供給される空気吐出量を任意に可変して供給することにより、効率的にファンに付着する塵埃に向けて空気吐出して除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部にファンの羽根と羽根との空間に対して任意の角度で屋内側から屋外側へと送風するように角度可変部を制御するように構成したことを特徴としている。
この手段により、ファンに付着した空気中の塵埃に対して、効率的に局所送風を行い除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、ファンが回転する回転軸に対して、ファンがどの回転位置に存在するのかを認識する位置検出手段を具備し、ファンを停止させてファンの位置を検出して記憶手段に記憶させた後に、局所送風部を動作させてファンに付着した塵埃を除去し、再びファンを回転させて記憶手段に記憶した位置とは異なる位置にてファンを停止させて再びファンの位置を記憶手段に記憶させて、局所送風部を動作させるという動作を複数回反復するように制御することを特徴としている。
この手段により、ファンの全ての羽根に対して局所送風することにより、ファンに付着する塵埃を除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、通風量が所定の値を継続して下回った場合に、局所送風部を動作させるように制御することを特徴としている。
この手段により、常時局所送風部を動作させずに、通風量の低下を継続して検知した場合に掃除が必要と判断して、局所送風部を駆動させて、ファンに付着する塵埃を除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、換気装置の使用時間を積算して、所定の時間経過後に局所送風部を動作させるように構成したことを特徴としている。
この手段により、定期的に局所送風部を動作させて、ファンに付着する塵埃を除供することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減可能にする換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部を動作させた後に、通風量が所定の値を下回った時間を積算して、局所送風部の異常を判別するように制御したことを特徴としている。
この手段により、局所送風部が正常に動作している場合、通風路の障害となるファンに付着する塵埃を適切に除去するため、風量の低下が抑制されるが、局所送風部が異常の場合、通風路の障害となるファンに付着する塵埃によって通風量の低下が継続して発生するため、局所送風部の異常を認識することができる換気装置を提供することができる。
また、本発明の換気装置は、上記の目的を達成するために、局所送風部が動作していることを換気装置の使用者に知らせるお知らせ手段を有することを特徴としている。
この手段により、換気装置の使用者が局所送風部の挙動を認識可能な換気装置を提供することができる。
本発明によれば、室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、本体と、空気を吸込むための手段としてのファンと、空気を吸込む吸込口と、吸込口から換気装置内に吸込まれる吸込空気を本体外へ排出する排出口と、排出口と屋外とを連通するダクトと、から構成される換気装置であって、吸込口と排出口間の通風路内のファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように構成された局所送風部を配置して、局所送風部よりファンの羽根と羽根との空間に対して局所的に空気吐出してファンに付着する空気中に含有される塵埃をファンから脱離させることによって、ファンに付着する空気中に含有される塵埃を局所送風部から送風される吐出空気によってファンから除去し、換気装置本体の消費電力や騒音の低減を可能にする換気装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の換気装置を示す概略側面構成図 本発明の実施の形態2の換気装置を示す概略側面構成図 本発明の実施の形態3の換気装置を示す概略側面構成図 本発明の実施の形態4の換気装置を示す概略側面構成図 本発明の実施の形態4の他の換気装置を示す側面構成図 本発明の実施の形態5の換気装置を示す概略側面構成図 本発明の実施の形態6の換気装置を示す概略側面構成図 本発明の実施の形態7の換気装置を示す概略側面構成図
本発明の請求項1記載の換気装置は、室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、本体と、空気を吸込むための手段としてのファンと、空気を吸込む吸込口と、吸込口から換気装置内に吸込まれる吸込空気を本体外へ排出する排出口と、排出口と屋外とを連通するダクトと、から構成される換気装置であって、吸込口と排出口間の通風路内のファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように構成された局所送風部を配置して、局所送風部よりファンの羽根と羽根との空間に対して局所的に空気吐出してファンに付着する空気中に含有される塵埃をファンから脱離させるように構成した換気装置であって、ファンに付着する空気中に含有される塵埃を局所送風部から送風される吐出空気によってファンから除去し、換気装置本体の消費電力や騒音を低減するという作用を有する。
本発明の請求項2記載の換気装置は、局所送風部にファンの羽根に対して並行に移動するように駆動部を具備し、局所送風部からファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ空気吐出する場所を羽根の端面から他端面へと任意に移動させるように駆動部を制御することを特徴とする換気装置であって、ファンの広範囲に付着する空気中の塵埃を羽根と並行に移動する局所送風部を駆動させて羽根の端面から他方の端面まで移動させて空気吐出し除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項3記載の換気装置は、局所送風部を通風路内にファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように複数個配置して構成したことを特徴とする換気装置であって、ファンの広範囲に付着する空気中の塵埃を羽根と並行に複数配置した局所送風部によって、羽根の端面から他方の端面まで広範囲に空気吐出し除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項4記載の換気装置は、局所送風部の動作時期を制御するように構成したことを特徴とする換気装置であって、ファンが駆動している際に、常時同じ時期にて局所送風部から空気吐出を行うと、あるファンの駆動タイミングと局所送風部とのタイミングが同期した場合に、ある一定の箇所しかファンに付着した塵埃を吐出空気によって除去することができなくなるため、局所送風部の動作時期を制御することによって、効率的にファンに吐出空気を送風し、ファンに付着する空気中の塵埃を除去することにより、換気装置本体の消費電力や騒音を低減するという作用を有する。
本発明の請求項5記載の換気装置は、ファンを所定時間停止させて、局所送風部を動作させることを特徴とする換気装置であって、ファンを所定時間停止させて、局所送風部より空気吐出することにより、ファンに付着する空気中に含有する塵埃を的確に除去し、換気装置本体の消費電力や騒音を低減するという作用を有する。
本発明の請求項6記載の換気装置は、本体の通風路内に設けられた通風路内の通風量を測定する風量測定手段と、ファンの停止時間を計測する停止時間計測手段と、記憶手段とを具備し、ファンを停止させる直前の通風量を記憶手段によって記憶し、ファンを停止させて、局所送風部を動作させてファンに付着する塵埃をファンから脱離させた後、再びファンを動作させるときの通風量が前記記憶手段によって記憶した通風量と停止時間計測手段によって計測された停止時間との積に所定時間で到達するように通風量を所定時間増加させるように制御することを特徴とする換気装置であって、ファンを停止することで低減される換気量を補うことができ、的確な換気量を維持するという作用を有する。
本発明の請求項7記載の換気装置は、局所送風部を常時動作させることを特徴とする換気装置であって、ファンに付着する空気中の塵埃が集結して固まりになる前に、常時局所送風することで除去し、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項8記載の換気装置は、局所送風部に供給される電圧若しくは周波数を制御して、局所送風部から局所的に空気吐出する空気吐出量を制御することを特徴とする換気装置であって、局所送風部から供給される空気吐出量を任意に可変して供給することにより、効率的にファンに付着する塵埃に向けて空気吐出して除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項9記載の換気装置は、局所送風部にファンの羽根と羽根との空間に対して任意の角度で屋内側から屋外側へと送風するように角度可変部を制御するように構成したことを特徴とする換気装置であって、ファンに付着した空気中の塵埃に対して、効率的に局所送風を行い除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項10記載の換気装置は、ファンが回転する回転軸に対して、ファンがどの回転位置に存在するのかを認識する位置検出手段を具備し、ファンを停止させてファンの位置を検出して記憶手段に記憶させた後に、局所送風部を動作させてファンに付着した塵埃を除去し、再びファンを回転させて記憶手段に記憶した位置とは異なる位置にてファンを停止させて再びファンの位置を記憶手段に記憶させて、局所送風部を動作させるという動作を複数回反復するように制御することを特徴とする換気装置であって、ファンの全ての羽根に対して局所送風することにより、ファンに付着する塵埃を除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項11記載の換気装置は、通風量が所定の値を継続して下回った場合に、局所送風部を動作させるように制御することを特徴とする換気装置であって、常時局所送風部を動作させずに、通風量の低下を継続して検知した場合に掃除が必要と判断して、局所送風部を駆動させて、ファンに付着する塵埃を除去することができるため、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項12記載の換気装置は、換気装置の使用時間を積算して、所定の時間経過後に局所送風部を動作させるように構成したことを特徴とする換気装置であって、定期的に局所送風部を動作させて、ファンに付着する塵埃を除供することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減する作用を有する。
本発明の請求項13記載の換気装置は、局所送風部を動作させた後に、通風量が所定の値を下回った時間を積算して、局所送風部の異常を判別するように制御したことを特徴とする換気装置であって、局所送風部が正常に動作している場合、通風路の障害となるファンに付着する塵埃を適切に除去するため、風量の低下が抑制されるが、局所送風部が異常の場合、通風路の障害となるファンに付着する塵埃によって通風量の低下が継続して発生するため、局所送風部の異常を認識することができる作用を有する。
本発明の請求項14記載の換気装置は、局所送風部が動作していることを換気装置の使用者に知らせるお知らせ手段を有することを特徴とする換気装置であって、換気装置の使用者が局所送風部の挙動を知ることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および2は本発明の実施の形態における換気装置の構成を示す図である。図1は、本発明の換気装置の1つの実施形態を示す概略構成図(側面)であり、図2は概略構成図(側面)である。
図1において、換気装置本体1は空気を吸込むための手段としてのファン2(例えば、多翼ファン)と、ファンを駆動するモーター11(例えば、DCモーター若しくはACモーター)と、空気を吸込む吸込口3とこの吸込口3に設けられた換気装置本体1の外郭で室内に露出するルーバー4と、吸込口3から換気装置本体1内に吸込まれる吸込空気5を本体より通風路6を通して本体外へ排出する排出口7と排出口と屋外とを連通するダクト8と、吸込口3と排出口7間の通風路6内のファン2の羽根9と羽根9との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように構成された局所送風部10と、換気装置本体1を制御するマイコンを有する制御部12と、から構成される。
ファン2によって、換気装置本体1内に吸込まれた吸込空気5に含有される塵埃(図示せず)がファン2に付着することにより、通風路6の障害となるため、一定の換気量を満足させるためには、モーター11に供給する電力を増加させてファン2の回転数を増加させて換気風量を増加させる必要があるとともに、ファン2の回転数の増加により発生する騒音が発生するが、通風路6内に設けられた局所送風部10(例えば、圧電素子を用いた小型送風機)からファン2の羽根9と羽根9との空間に対して局所的に空気吐出して、ファン2に付着する空気中に含有される塵埃をファン2から脱離させて、脱離した塵埃は通風路6を経由して屋外に排出されるので、換気装置本体の消費電力と騒音を低減可能な換気装置を提供することができる。
また、実施の形態1の換気装置は、局所送風部10を動作させる動作時期を制御部12によって制御するようにしている。ファン2がモーター11によって駆動している際に、常時同じ時期にて局所送風部10から空気吐出を行うと、ファン2の駆動タイミングと局所送風部10とのタイミングが同期した場合に、特定の一定の箇所しかファン2に付着した塵埃を吐出空気によって除去することができなくなるため、局所送風部10の動作時期を制御部12によって制御することによって、効率的にファン2に吐出空気を送風し、ファンに付着する空気中の塵埃を除去することができる。
また、実施の形態1の換気装置は、ファン2を所定時間停止させて局所送風部10を動作させるように構成している。この構成によれば、ファン2を所定時間停止させて、局所送風部10より空気吐出することにより、ファン2が回転駆動していないため、ファン2に固着した吸込空気に含有する塵埃に対して吐出空気を適切に供給して、塵埃を除去できる。
また、実施の形態1の換気装置は、局所送風部10を常時動作させるように制御部12によって、制御している。この構成によれば、ファン2に付着しようとする吸込空気5に含有される塵埃がファン2に付着する前に局所送風部10から空気吐出しすることで、塵埃の付着を抑制することができ、また塵埃が絡み合って固まりになる前にファン2から脱離させることができるため、ファン2の掃除をする必要がなく、換気装置本体の消費電力と騒音を低減可能な換気装置を提供することができる。
また、実施の形態1の換気装置は、局所送風部10に供給される電圧若しくは周波数を制御部12により制御するように構成している。局所送風部10に用いられている圧電素子は、電圧若しくは周波数を制御部12によって制御して可変することにより、局所送風部10から供給される吐出空気量を制御することができる。
この構成によれば、局所送風部10から局所的に空気吐出する空気吐出量を制御して、ファン2に付着した塵埃を的確に除去することができる。
なお、本実施の形態では、局所送風部10に圧電素子を用いた送風機を用いたが、換気装置の通風路6内に収まり通風路の障害とならないような大きさで、ファン2の羽根9と羽根9との空間に局所的に空気吐出できるような送風機であれば、どのような送風機でもよく、局所送風部10からファン2に空気吐出することで、ファン2に付着する塵埃を除去することができる。
また、実施の形態1の換気装置は、換気装置本体1の使用時間を積算して、所定の時間経過後に局所送風部10を動作させるように構成している。
この構成によれば、換気装置本体1の使用時間を制御部12に内蔵された記憶手段(例えば、メモリ)に記憶させて、所定の時間が経過(例えば、24時間)した際に、局所送風部10を動作させる。従って、換気装置本体1を継続して使用した際に付着するファン2への塵埃を自動的に清掃することができる。
従って、本実施の形態により、ファン2に付着する吸込空気5に含有される塵埃を局所送風部10によって適切に除去し、換気装置本体の消費電力や騒音の低減を可能にする換気装置を提供することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図2を参照しながら説明する。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明を省略する。
図2に示すように、局所送風部が動作していることを換気装置の使用者に知らせるお知らせ手段として表示部13(例えば、LED)を具備し、局所送風部10が動作するときは、制御部12より表示部13に制御信号を伝達して、表示部13を点灯若しくは点滅するように構成している。
上記構成により、換気装置の使用者は局所送風部10が動作しているのかどうかを知ることができる換気装置を提供することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について図3を参照しながら説明する。実施の形態1から2と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、局所送風部10にファン2の羽根9に対して並行に移動するように駆動部14(例えば、ステッピングモーター)を具備し、制御部12により駆動部14を制御イメージ15に示すように信号を送信して駆動させ、局所送風部10を移動するように構成している。
上記の構成により、局所送風部10からファン2の羽根9と羽根9との空間に対して移動イメージ16に示すように垂直に屋内側から屋外側へ空気吐出する場所を羽根9の端面から他端面へと任意に移動させるように駆動部14を制御部12から制御して移動させることによって、ファン2の羽根9に広範囲に付着する空気中の塵埃を局所送風部10から空気吐出し除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減することができる。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について図4を参照しながら説明する。実施の形態1から3と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明を省略する。
図4に示すように、局所送風部10を通風路6内にファン2の羽根9と羽根9との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように複数配置し、制御部12によって、それぞれ独立してどうさするように構成している。
上記の構成により、ファン2の広範囲に付着する空気中の塵埃を、羽根9と並行に複数配置した局所送風部10により羽根9の端面から他方の端面まで広範囲に空気吐出し除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減することができる。
また、制御部12によって局所送風部10をそれぞれ独立して駆動させることにより、塵埃が付着しやすい箇所(例えば、吸込口3近傍)の局所送風部A17は常時送風させて塵埃を除去し、塵埃の付着しにくい箇所(例えば、吸込口3遠方)の局所送風部B18は、動作時期を間欠にして、消費電力を低減するように構成している。
なお、本実施の形態では、局所送風部10を複数個設けて、ファン2の羽根9の端面から他端面へ広範囲に空気吐出するように構成したが、羽根9の端面から他端面へ広範囲に吐出空気を送風できるように構成すれば、どのように構成してもよい。図5に示すように、局所送風部10はひとつで、局所送風部10の空気吐出部19を複数設けることで、ファン2の羽根9の端面から他端面へ広範囲に吐出空気を送風して、ファン2に付着する塵埃を除去することで、換気装置本体の消費電力や騒音を低減することができる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について図6を参照しながら説明する。実施の形態1から4と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、局所送風部10にファン2の羽根9と羽根9との空間に対して任意の角度で屋内側から屋外側へと送風するように角度可変部20(例えば、ステッピングモータ)を制御部12により制御するように構成している。
上記の構成によれば、ファン2に付着した空気中の塵埃に対して、付着した塵埃がファン2から脱離されやすい角度から局所送風部10から空気吐出することにより、効率的に局所送風を行い、塵埃を除去することができる。
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6について図7を参照しながら説明する。実施の形態1から5と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、通風路6内の通風量を測定する風量測定手段としての風量測定部21(例えば、微差圧センサ)を具備して構成している。
上記構成によれば、ファン2を停止させる直前の通風量を風量測定部21によって制御部12に設けられた記憶手段(例えば、不揮発性メモリ)によって記憶し、その後ファン2を停止させて局所送風部10を制御部12によって制御して動作させ、ファン2に付着する塵埃を脱離させた後、再びファン2を動作させるときの通風量が記憶手段によって記憶した通風量と停止時間計測手段によって計測された停止時間との積に所定時間(例えば、10分)で到達するように通風量を所定時間(例えば、10分)増加させるように制御することにより、ファンを停止することで低減される換気量を補うことができ、的確な換気量を維持することができる。
また、実施の形態6の換気装置は、風量測定部21によって測定された通風量によって、通風量が所定の値(例えば、80m3/h)を継続して下回った場合に、局所送風部を動作させるように制御しているので、常時局所送風部10を動作させずに、通風量が継続して低下していることを検知した場合に、ファン2に付着した塵埃の除去が必要と判断して、局所送風部10を動作させて、ファン2に付着する塵埃を除去することができる。
さらに、実施の形態6の換気装置は、局所送風部10を動作させた後に、通風量が所定の値(例えば、80m3/h)を下回った時間を積算して記憶手段によって記憶し、局所送風部10の異常を判別するように制御しているので、局所送風部10が正常に動作している場合、通風路の障害となるファン2に付着する塵埃を適切に除去するため、風量の低下が抑制されるが、局所送風部10が異常の場合、通風路6の障害となるファン2に付着する塵埃によって通風量の低下が継続(例えば、240時間)発生するため、局所送風部10の異常を認識して、局所送風部10の動作を停止させ、制御部12から表示部13に点灯若しくは点滅信号を出力して、換気装置の使用者に局所送風部10の異常を認識させることができる。
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7について図8を参照しながら説明する。実施の形態1から6と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明を省略する。
図8に示すように、ファン2が回転する回転軸に対して、ファン2がどの回転位置に存在するのかを認識する位置検出手段として、モーター11によってファン2と同時に回転する位置情報を認識できるように任意のパターンで加工された円盤状のディスク22aとディスク22aを挟むように設けられた発光部23(例えば、赤外発光ダイオード)と受光部24(例えば、フォトIC)とから構成される位置検出部22を具備して構成している。
上記構成によれば、ファン2を停止させて、位置検出部22の発光部23を発光させてディスク22aにて遮蔽された光以外が受光部24に透過され、ファン2の回転角度を検出して、記憶手段に記憶させた後に、局所送風部10を動作させてファン2に付着した塵埃を除去し、再びファン2を回転させて記憶手段に記憶した位置とは異なる位置にてファン2を停止させて再び位置検出部22を駆動させてファン2の位置を検出し、記憶手段に記憶させて、局所送風部10を動作させるという動作を複数回反復するように制御部12によって、モーター11を駆動するように制御して、換気装置本体の消費電力と騒音を低減することができる。
建築物の天井又は側壁に設置し、室内の空気を室外に排出して室内の空気を換気する換気装置に関するもので、小型の換気装置のほか、工場や施設等で用いられる大型の換気システムにも適用できる。
1 換気装置本体
2 ファン
3 吸込口
4 ルーバー
5 吸込空気
6 通風路
7 排出口
8 ダクト
9 羽根
10 局所送風部
11 モーター
12 制御部
13 表示部
14 駆動部
15 制御イメージ
16 移動イメージ
17 局所送風部A
18 局所送風部B
19 空気吐出部
20 角度可変部
21 風量測定部
22 位置検出部
22a ディスク
23 発光部
24 受光部

Claims (14)

  1. 室内と室外との空気の入替えを行う天井若しくは壁面に設置される換気装置であって、本体と、空気を吸込むための手段としてのファンと、空気を吸込む吸込口と、吸込口から換気装置内に吸込まれる吸込空気を本体外へ排出する排出口と、排出口と屋外とを連通するダクトと、から構成される換気装置であって、吸込口と排出口間の通風路内のファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように構成された局所送風部を配置して、局所送風部よりファンの羽根と羽根との空間に対して局所的に空気吐出してファンに付着する空気中に含有される塵埃をファンから脱離させるように構成したことを特徴とする換気装置。
  2. 局所送風部にファンの羽根に対して並行に移動するように駆動部を具備し、局所送風部からファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ空気吐出する場所を羽根の端面から他端面へと任意に移動させるように駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 局所送風部を通風路内にファンの羽根と羽根との空間に対して垂直に屋内側から屋外側へ送風するように複数個配置して構成したことを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  4. 局所送風部の動作時期を制御することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の換気装置。
  5. ファンを所定時間停止させて、局所送風部を動作させることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の換気装置。
  6. 本体の通風路内に設けられた通風路内の通風量を測定する風量測定手段と、ファンの停止時間を計測する停止時間計測手段と、記憶手段とを具備し、ファンを停止させる直前の通風量を記憶手段によって記憶し、ファンを停止させて、局所送風部を動作させてファンに付着する塵埃をファンから脱離させた後、再びファンを動作させるときの通風量が前記記憶手段によって記憶した通風量と停止時間計測手段によって計測された停止時間との積に所定時間で到達するように通風量を所定時間増加させるように制御することを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の換気装置。
  7. 局所送風部を常時動作させることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の換気装置。
  8. 局所送風部に供給される電圧若しくは周波数を制御して、局所送風部から局所的に空気吐出する空気吐出量を制御することを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の換気装置。
  9. 局所送風部にファンの羽根と羽根との空間に対して任意の角度で屋内側から屋外側へと送風するように角度可変部を制御するように構成したことを特徴とする請求項1から8いずれかに記載の換気装置。
  10. ファンが回転する回転軸に対して、ファンがどの回転位置に存在するのかを認識する位置検出手段を具備し、ファンを停止させてファンの位置を検出して記憶手段に記憶させた後に、局所送風部を動作させてファンに付着した塵埃を除去し、再びファンを回転させて記憶手段に記憶した位置とは異なる位置にてファンを停止させて再びファンの位置を記憶手段に記憶させて、局所送風部を動作させるという動作を複数回反復するように制御することを特徴とする請求項1から9いずれかに記載の換気装置。
  11. 通風量が所定の値を継続して下回った場合に、局所送風部を動作させるように制御することを特徴とする請求項1から10いずれかに記載の換気装置。
  12. 換気装置の使用時間を積算して、所定の時間経過後に局所送風部を動作させるように構成したことを特徴とする請求項1から11いずれかに記載の換気装置。
  13. 局所送風部を動作させた後に、通風量が所定の値を下回った時間を積算して、局所送風部の異常を判別するように制御したことを特徴とする請求項1から12いずれかに記載の換気装置。
  14. 局所送風部が動作していることを換気装置の使用者に知らせるお知らせ手段を有することを特徴とする請求項1から13いずれかに記載の換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014092290A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Max Co Ltd 換気装置
KR101562135B1 (ko) 2014-06-24 2015-10-20 이승현 에어빔 원격 배출기

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