JP2011055966A - ゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲーム盤を備えていても、プッシャ台にメダルを狙い通りに落下しやすくしたゲーム機を提供する。
【解決手段】ゲーム機1は、プレイヤの操作に応じて、メダルMを供給するメダル供給部22と、メダルMが予め載置されておりメダル供給部22から供給されたメダルが載置され、メダル供給部22からメダルMが載置される毎に、予め載置されたメダルMを、往復テーブル6aによってその移動方向に徐々に移動するプッシャ台6と、プッシャ台6のメダルMの移動方向側に連設され、プッシャ台6に押されたメダルMが落下し、落下したメダルMが入賞するチェッカ15を有し、プッシャ台6とは異なるゲームが行われるゲーム盤10と、ゲーム盤10よりも下側Z1に設けられた獲得孔20と、獲得孔20へのメダルMの落下に応じて、メダルMを外部に払い出す払い出し口21と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プッシャ台及びゲーム盤を備えるゲーム機に関するものである。
従来、ゲーム盤面とプッシャ台とを備えるゲーム機があった(例えば特許文献1)。
しかし、従来のゲーム機は、ゲーム盤によってメダルの落下速度や、落下方向が変化してしまっていた。このため、プレイヤは、メダルがプッシャ台に落下するタイミングを図ってメダル投入しても、狙い通りにプッシャ台に落下させることができなかった。
特開2004−105389号公報
本発明の課題は、ゲーム盤を備えていても、プッシャ台にメダルを狙い通りに落下しやすくしたゲーム機を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、プレイヤの操作に応じて、ゲーム要素(M)を供給するゲーム要素供給部(22)と、ゲーム要素が予め載置されており前記ゲーム要素供給部から供給されたゲーム要素が載置されるゲーム要素載置部(6a,6b)と、往復移動する往復テーブル(6a)とを有し、前記ゲーム要素供給部からゲーム要素が載置される毎に、予め載置されたゲーム要素を、前記往復テーブルによってその移動方向に徐々に移動するプッシャ台(6)と、前記プッシャ台のゲーム要素の移動方向側(Y1)に連設され、前記プッシャ台に押されたゲーム要素が落下し、前記落下したゲーム要素が入賞する入賞部(15)を有し、前記プッシャ台とは異なるゲームが行われるゲーム盤(10)と、前記ゲーム盤よりも下側に設けられた獲得孔(20)と、前記獲得孔へのゲーム要素の落下に応じて、ゲーム要素を外部に払い出す払い出し口(21)と、を備えるゲーム機である。
第2の発明は、第1の発明のゲーム機において、前記ゲーム盤(210)は、前記ゲーム要素を滑りながら落下させる傾斜面(211b)を備えること、を特徴とするゲーム機である。
第3の発明は、第1又は第2の発明のゲーム機において、鉛直方向(Z)の位置において、前記ゲーム盤(10)よりも下側(Z1)又は前記ゲーム盤の下側近傍に配置され、プレイヤがゲーム要素(M)を投入するゲーム要素投入口(4)と、ゲーム要素を収容するゲーム要素収容部(23)と、前記ゲーム要素投入口へのゲーム要素の投入に応じて、前記ゲーム要素収容部のゲーム要素を、前記ゲーム要素供給部(22)から供給するゲーム要素供給駆動部(24)とを備えること、を特徴とするゲーム機である。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明のゲーム機において、前記ゲーム盤(10)は、基板(11)と、前記基板よりもゲーム要素(M)の移動方向側(Y1)に配置され、前記基板との間にゲーム要素が落下する隙間(12)を形成し、透明な材料により形成された透明板(13)とを備えること、を特徴とするゲーム機である。
第5の発明は、第4の発明のゲーム機において、前記ゲーム要素は、小ゲーム要素(M)と、前記小ゲーム要素よりも外形が大きい大ゲーム要素(B)とが用意されており、
前記透明板(13)と前記基板(11)との前記隙間(12)が、前記小ゲーム要素を通過させかつ前記大ゲーム要素を通過させない大きさであり、前記プッシャ台(6)から落下した小ゲーム要素は、前記隙間を落下し、前記プッシャ台(6)から落下した大ゲーム要素は、前記透明板のゲーム要素の移動方向側(Y1)を落下すること、を特徴とするゲーム機である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明は、プッシャ台のゲーム要素の移動方向側に連設され、プッシャに押されたゲーム要素が落下するゲーム盤を備えているので、プレイヤに見えやすい位置にゲーム盤を配置することができ、プレイヤの興味をひくことができる。また、プレイヤは、ゲーム要素が落ちていく過程を、よく見て楽しむことができる。さらに、ゲーム要素がゲーム要素供給部からプッシャ台に直接供給されるので、プレイヤは、プッシャ台へのゲーム要素の供給タイミングを取りやすく、プッシャ台にメダルを狙い通りに供給することができる。さらにまた、従来にない新しい配置にして、プレイヤの興味をひくことができる。
(2)本発明は、ゲーム要素を滑りながら落下させるので、ゲーム要素の落下時間を長くすることができ、また、ゲーム盤の面積を大きくすることができるので、プレイヤの興味を一層ひくことができる。
(3)本発明は、ゲーム要素投入口がゲーム盤よりも下側又はゲーム盤の下側近傍に配置されているので、プレイヤは、ゲーム盤の正面に自分の顔を置いた状態で、ゲーム要素を手元から投入することができるため操作性がよい。
(4)本発明は、基板との間に隙間を形成する透明板を備えるので、隙間を落下しているゲーム要素が落下している状態を視認可能にしながら、ゲーム盤から飛び出してしまうことを防止することができる。
(5)本発明は、プッシャ台から落下した小ゲーム要素が、基板と透明板との隙間の間を落下し、プッシャ台から落下した大ゲーム要素が、透明板のゲーム要素の移動方向側を落下するので、異なるゲーム要素の選別をすることができ、また、小ゲーム要素を入賞部に入賞させるようなゲームができる。
第1実施形態のゲーム機1の斜視図である。 第1実施形態のプッシャ台6、ゲーム盤10を、手前側Y1から見下ろした図である。 第1実施形態のゲーム機1の内部構造を説明する縦断面図である。 第1実施形態のゲーム機1のブロック図である。 第2実施形態のゲーム機201のプッシャ台6、ゲーム盤210を、手前側Y1から見下ろした図と、縦断面図とを示す図である。 第3実施形態のゲーム機301のプッシャ台6、ゲーム盤310を、手前側Y1から見下ろした図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のゲーム機1の斜視図である。
図2は、第1実施形態のプッシャ台6、ゲーム盤10を、手前側Y1から見下ろした図である。
図3は、第1実施形態のゲーム機1の内部構造を説明する縦断面図である。
図1に示すように、ゲーム機1は、左右方向Xの幅1m程度、奥行方向Yの長さ1.5m程度、鉛直方向Zの高さ2m程度の装置であり、主にゲームセンタ等の店舗等に設置される。
ゲーム機1は、プッシャ台6を備えたプッシャゲーム機である。ゲーム機1は、プッシャ台6を利用して移動するゲーム要素として、メダルM(小ゲーム要素)と、メダルMよりも外形が大きいボールB(大ゲーム要素)とが用意されており、これらが獲得孔20に落下したときにこれらを外部に払い出す。ボールBは、例えば、スーパボールのような玩具でもよいし、景品を収容したカプセル等でもよい。
図1〜図3に示すように、ゲーム機1は、プレイ領域Fと、ケース2と、ウィンドウ3と、メダル投入口4(ゲーム要素投入口)と、基部5と、プッシャ台6と、ゲーム盤10と、獲得孔20と、外部払い出し口21と、メダル供給部22と、メダル収容部23と、メダル供給駆動部24と、大量供給口25と、大量供給駆動部26と、ボール供給口27と、ボール収容部28と、ボール供給駆動部29とを備えている。
図1に示すように、プレイ領域Fは、ゲーム機1内部の実際にプレイが行われる領域であり、プッシャ台6、ゲーム盤10等が設置されている。
ケース2は、ゲーム機1の筐体である。ケース2の手前側Y1には、操作パネル2aが設けられている。
ウィンドウ3は、ゲーム機1内部のプレイ領域Fとゲーム機1外部とを仕切るための部材である。ウィンドウ3は、ゲーム機1外部からプレイ領域Fが視認できるように透明な材料(例えばアクリル等)により形成されている。
メダル投入口4は、プレイヤがメダルMを投入する投入口である。メダル投入口4は、操作パネル2aの左側X1及び右側X2にそれぞれ設けられている。メダル投入口4は、プレイヤが投入したメダルMを検出する光学センサ等のメダル投入検出部4a(図4参照)が設けられている。メダル投入口4は、鉛直方向Zの位置において、ゲーム盤10よりも下側Z1(又は下側Z1近傍)に配置されている。
なお、本発明において、操作とは、プレイヤがゲーム機1に対して行う操作をいい、メダル投入等も操作に含まれる。
基部5は、プレイ領域F内における筐体である。
図2に示すように、プッシャ台6は、基部5の上側Z2に設けられている。プッシャ台6は、複数のメダルM及びボールBを手前側Y1に押し出して搬送する装置である。また、プッシャ台6は、複数のメダルM及びボールBを、プレイヤに視認可能に載置する。
プッシャ台6は、往復テーブル6aと、固定テーブル6bとを備えている。
往復テーブル6aは、供給されたメダルM及びボールBを受け止めて載置するテーブルである。往復テーブル6aは、モータ等から構成される駆動装置(図示せず)によって駆動され、固定テーブル6bに対して奥行方向Yに往復移動する。往復テーブル6aは、供給されたメダルM及びボールBが載置されると、予め載置されていたメダルM及びボールBを、往復移動にともなって基部5の奥壁5aに当接し、玉突き現象により、手前側Y1つまり固定テーブル6bの方向に押し出して、徐々に移動する。
固定テーブル6bは、往復テーブル6aの下側Z1に配置され、往復テーブル6aから落下したメダルM及びボールBを受け止め、載置するテーブルである。往復テーブル6aからメダルMが落下すると、固定テーブル6b上に載置されていたメダルMは、往復テーブル6aの往復移動にともなって、メダルMの玉突き現象により、ゲーム盤10の方向につまり手前側Y1に押し出されて、徐々に移動する。
このように、プッシャ台6は、メダル供給部22からメダルMが新たに供給されて載置される毎に、予め載置されたメダルM及びボールBを、往復テーブル6aの往復移動によって、往復テーブル6aの移動方向につまり手前側Y1に移動する。
なお、プッシャ台6に予め載置されたメダルM及びボールBは、以前のプレイにおいて、メダル供給部22から供給されたメダルM、大量供給口25から供給されたメダルM、ボール供給口27から供給されたボールB等である。
ゲーム盤10は、プッシャ台6に押し出されてプッシャ台6から落下したメダルMが導かれる部分であり、そのメダルMによって、プッシャ台6によるゲームとは異なるゲームが行われる部分である。ゲーム盤10は、基部5の手前側Y1に配置され、プッシャ台6よりも下側Z1であって、プッシャ台6の手前側Y1に連設されている。
ゲーム機1は、鉛直方向Zの位置において、メダル投入口4(図1参照)が、ゲーム盤10よりも下側Z1(又はゲーム盤10の下側Z1近傍)になるように配置されている。つまり、メダル投入口4が設けられた操作パネル2aにプレイヤが手を置くと、ゲーム盤10がプレイヤの顔の正面に自然にくるような位置に配置されている。
このように、ゲーム機1は、プレイヤに見えやすくゲーム盤10を配置するので、メダルMが落ちていく過程を、プレイヤに見せて楽しませることができる。例えば、従来のこの種のゲーム機は、ゲーム盤がプレイ領域の奥側に配置されているので、プレイヤは、メダルMが落下する過程が視認しにくかったが、本実施形態のゲーム機1は、このようなことはない。
また、ゲーム機1は、メダル投入口4がゲーム盤よりも下側Z1に配置されているので、プレイヤは、プッシャ台6にメダルMを供給するときに、ゲーム盤10を跨いで手を上下に大きく移動しなくても、メダル投入口4にメダル投入してプッシャ台6にメダルMを供給できる。
すなわち、ゲーム機1は、ゲーム盤10を落下するメダルMを視認しやすくしながら、メダル投入の操作性をよくしている。
図1、図3に示すように、ゲーム盤10は、基材パネル11(基板)と、透明パネル13(透明板)と、複数のピン14と、チェッカ15(入賞部)と、スロット16とを備えている。
図3に示すように、基材パネル11は、表面が手前側Y1を向くように配置された盤面である。基材パネル11は、固定テーブル6bの手前側Y1の縁部6cに接続するように設けられている。基材パネル11は、透明パネル13との間に隙間12を有するように配置され、プッシャ台6から落下したメダルMを、この隙間12を通して獲得孔20へと落下させる。
この隙間12の幅12aは、メダルMの直径よりも大きくかつボールBの直径よりも小さく、つまり、メダルMを通過させかつボールBを通過させない大きさである。このため、メダルMは、隙間12に落下し、一方、ボールBは、隙間12に落下することがなく、透明パネル13よりも手前側Y1に落下するようになっている。
このように、ゲーム盤10は、異なるゲーム要素であるメダルM、ボールBの選別をすることができる。
透明パネル13は、隙間12内を落下中のメダルMが、手前側Y1に飛び出さないようにするための部材である。透明パネル13は、ゲーム盤10内を落下中のメダルMをプレイヤが手前側Y1から視認できるように、アクリル等の透明な部材から形成される。透明パネル13は、基材パネル11に対して平行に、基材パネル11の手前側Y1に設けられている。透明パネル13は、ボールBが上端部13aを乗り越えて手前側Y1に落下できるように、上端部13aの高さが、固定テーブル6bの表面の高さとほぼ同一になっている。
図2に示すように、複数のピン14は、隙間12内を落下中のメダルMを、不規則な方向に変換させながら落下させるための部材である。複数のピン14は、軸方向が奥行方向Yになるように設けられている。
また、ゲーム盤10は、ピン14と同様な機能を奏する部材として、いわゆる風車14a等が設けられている。
チェッカ15は、基材パネル11に設けられており、隙間12を落下しているメダルMが入賞する入賞部である。チェッカ15は、入賞したメダルMを検出する光学センサ等の入賞検出部15a(図4参照)を備えている。なお、ゲーム機1は、チェッカ15に入賞したメダルMを、メダル収容部23に収容するように構成してもよいし、引き続き隙間12内を落下するように構成してもよい。
スロット16は、基材パネル11に設けられており、液晶表示装置等に表示された3桁の数字によって、抽選処理を行う装置である。スロット16は、メダルMがチェッカ15に入賞したときに抽選処理を行う。スロット16の抽選処理は、制御部31(図4参照)が行う。スロット16による抽選の結果に応じて、制御部31がメダルMの大量供給や、ボールBの供給を行う。
図1に示すように、獲得孔20は、ゲーム盤10よりも下側に設けられた開口である。
外部払い出し口21は、獲得孔20に落下したメダルM及びボールBを外部に払い出す払い出し口である。外部払い出し口21は、ケース2の手前側Y1に設けられ、獲得孔20に連通している(図3参照)。外部払い出し口21に払い出されたメダルM及びボールBは、プレイヤが獲得できる。
メダル供給部22は、プレイヤのメダル投入口4へのメダル投入に応じて、プッシャ台6にメダルMを供給する装置である。メダル供給部22は、左側X1及び右側X2にそれぞれ設けられている。メダル供給部22は、メダルMを転がしながら移動させるレール22aを備え、このレール22aの先端からメダルMを供給する。
図3に示すように、メダル収容部23は、メダルMを収容する容器であり、ケース2内に収容されている。メダル収容部23は、メダル投入口4よりも、下側Z1に配置されている。メダル収容部23は、メダル投入口4に投入されたメダルM、プッシャ台6の左側X1及び右側X2の孔6d(図2参照)から落下(いわゆる親落ち)をしたメダルM等が収容される。
メダル供給駆動部24は、メダル投入口4へのメダルMの投入に応じて、メダル収容部23のメダルMを、メダル供給部22に送出する装置である。メダル供給駆動部24とメダル供給部22との間は、メダルMを送出するレール24aで接続されている。メダル供給駆動部24は、左側X1及び右側X2のメダル供給部22にそれぞれメダルMを送出することができる。
大量供給口25は、プッシャ台6に大量(例えば、数十枚〜数百枚等)のメダルMを供給する供給口である。大量供給口25は、奥壁5aに設けられている。
大量供給駆動部26は、メダル供給駆動部24と同様な装置であり、メダル収容部23のメダルMを、レール26aを介して、大量供給口25へと送出する装置である。
ボール供給口27は、プッシャ台6にボールBを供給する供給口である。ボール供給口27は、奥壁5aに設けられている。
ボール収容部28は、プッシャ台6に供給するボールBを収容する容器であり、ケース2内に収容されている。ボール収容部28のボールBは、ゲーム機1の管理者等によって、補充、交換等される。
ボール供給駆動部29は、メダル供給駆動部24と同様な装置であり、ボール収容部28のボールBを、管29aを介して、ボール供給口27に送出する装置である。
図4は、第1実施形態のゲーム機1のブロック図である。
ゲーム機1は、前述したハードウェアの他に、記憶部30と、制御部31とを備えている。
記憶部30は、ゲーム機1の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
制御部31は、ゲーム機1を統括的に制御するための制御部であり、例えば、CPU(中央処理装置)等から構成される。制御部31は、記憶部30に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。制御部31は、抽選制御部31aと、メダル供給制御部31bと、ボール供給制御部31cとを備えている。
抽選制御部31aは、入賞検出部15aからのメダル検出信号の出力に応じて、抽選処理を行い、スロット16を制御する制御部である。
メダル供給制御部31bは、メダル供給駆動部24と、大量供給駆動部26とを制御する制御部である。
ボール供給制御部31cは、ボール供給駆動部29を制御する制御部である。
次に、ゲーム機1の動作について説明する。
図4に示すように、プレイヤがメダル投入口4(図1参照)にメダル投入すると、メダル投入検出部4aは、投入されたメダルMを検出し、メダル検出信号を制御部31に出力する。
メダル供給制御部31bは、メダル投入検出部4aのメダル検出信号の出力に応じて、メダル供給駆動部24を駆動して、メダル収容部23のメダルMをメダル供給部22(図3参照)に送り出す。この場合、メダル供給制御部31bは、左側X1のメダル投入口4のメダル投入検出部4aからメダル検出信号が出力されたときには、左側X1のメダル供給部22にメダルMを送り出し、一方、右側X2のメダル投入口4のメダル投入検出部4aからメダル検出信号が出力されたときには、右側X2のメダル供給部22にメダルMを送り出すように、メダル供給駆動部24を駆動する。
メダル供給部22は、メダル供給駆動部24によって送り出されたメダルMを、レール22aの先端からプッシャ台6に供給する。
このように、ゲーム機1は、メダルMをメダル供給部22からプッシャ台6に直接供給するので、プレイヤは、プッシャ台6へのメダルMの投入タイミングを取りやすい。
なお、ゲーム機1は、メダル投入数をカウントしてベットしておいて、操作されることによってメダル投入をするボタン等を設けてもよい。
図3に示すように、プッシャ台6は、メダル供給部22からメダルMが供給されると、往復テーブル6aの往復動作によって、予め載置されたメダルM及びボールBを、手前側Y1に移動する。そして、メダルM、ボールBは、固定テーブル6bの手前側Y1の縁部6cに到達すると、縁部6cから落下する。
ボールBが固定テーブル6bから落下した場合には、ボールBは、隙間12に落下することなく、隙間12を乗り越えて透明パネル13の手前側Y1に落下する。そして、ボールBは、獲得孔20に落下して、外部払い出し口21に払い出される。
メダルMが固定テーブル6bから落下した場合には、メダルMは、ゲーム盤10の基材パネル11と透明パネル13との隙間12に落下する。このメダルMは、複数のピン14(図2参照)によって、不規則に落下方向を変えながら、隙間12内を落下していく。メダルMが入賞することなく獲得孔20に落下したときには、このメダルMは、外部払い出し口21に払い出される。一方、メダルMがチェッカ15に入賞したときには、入賞検出部15aが検出信号を制御部31に出力する。
図4に示すように、抽選制御部31aは、入賞検出部15aからの検出信号の出力に応じて、スロット16を駆動して抽選処理を行う。抽選制御部31aは、スロット16に3桁の数字を表示して、抽選結果を表示する。
制御部31は、抽選制御部31aの抽選結果に応じて、以下の処理を行う。
(1)抽選結果が「777」の場合には、メダル供給制御部31bは、メダル供給駆動部24を制御して、大量供給口25(図3参照)からメダルMの大量供給(例えば数百枚程度)を行う。
(2)抽選結果が同一の奇数の数字が揃った場合(但し「777」である場合を除く)には、メダル供給制御部31bは、メダル供給駆動部24を制御して、大量供給口25(図3参照)からメダルMの大量供給(例えば数十枚程度)を行う。
(3)抽選結果が同一の偶数の数字が揃った場合には、ボール供給制御部31cは、ボール供給駆動部29を制御して、ボール供給口27(図3参照)からボールの供給を行う。
(4)同一の数字が揃わなかった場合には、処理を行わない。
上記(1)、(2)の場合には、プッシャ台6に大量のメダルMが載置されるので、プッシャ台6に載置されていたメダルM及びボールBの移動量が大きくなり、プレイヤにとって、メダルM及びボールBの獲得のチャンスとなる。なお、固定テーブル6bから大量にメダルMが落下する場合、メダルMが重なっているときには、メダルMは、隙間12を跨いで、透明パネル13よりも手前側Y1に落ちてしまう場合がある。この場合でも、このメダルMは、結局獲得孔20に落下して、払い出される。
以上説明したように、本実施形態のゲーム機1は、ゲーム盤10を備えたゲーム機であっても、プレイヤがプッシャ台6へのメダル供給のタイミングを取りやすくし、また、プレイヤに見えやすくゲーム盤10を配置しながら、メダル投入の操作性をよくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を適用したゲーム機の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態のゲーム機201のプッシャ台6、ゲーム盤210を、手前側Y1から見下ろした図(図5(a))と、縦断面図(図5(b))とを示す図である。
ゲーム盤210は、固定テーブル6bの縁部6cから手前側Y1に至る程、下側Z1に傾斜をするように形成されている。つまり、基材パネル211及び透明パネル213がこのように傾斜をするように形成されている。これにより、ゲーム機201は、ゲーム盤210を大きく形成できる。また、ゲーム機201は、メダルMがゲーム盤210を滑落する時間を長くすることができ、メダルMが落下する態様を、プレイヤがよく見ることができるように構成されている。これにより、ゲーム機201は、プレイヤの興味をひくことができる。
ゲーム盤210は、ルーレット216と、通路217と、シーソ218とを備えている。
ルーレット216は、スロット16と同様に、チェッカ215にメダルMが入賞したときに抽選処理を行う装置である。
通路217は、メダルMが落下する通路217である。通路217は、基材パネル211の底面211bと、底面211bから突出して設けられた突起211aとによって形成される。通路217の底面211bは、メダルMを滑りながら落下させる傾斜面となっている。
シーソ218は、通路217の分岐点付近に設けられており、分岐点付近に到達したメダルMを、傾いている方向に導くようになっている。
以上説明したように、ゲーム機201は、ゲーム盤210を傾斜させることによって、プレイヤの興味をひくことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を適用したゲーム機の第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態のゲーム機301のプッシャ台6、ゲーム盤310を、手前側Y1から見下ろした図である。
ゲーム盤310は、複数のピン14の代わりに、メダルMの落下方向を変える複数の羽根314が設けられており、部品点数の削減を図っている。また、スロット16を備えておらず、チェッカ315へのメダル入賞に応じて、大量供給口25からメダルMが大量供給されるようになっている。
このように、本実施形態のゲーム機301は、構造を簡略して、コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態において、メダル投入部は、固定されている例を示したが、これに限定されない。例えば、メダル投入部は、レールの向きを変えられるようにしてもよい。この場合、プレイヤが操作するレバーを設けて、レバーの操作に応じてレールの向きを変える駆動部を設ければよい。これによって、プレイヤがプッシャ台のどの部分にメダル投入するかを選択できるので、プレイの面白さを向上することができる。
1,201,301…ゲーム機 4…メダル投入口 6…プッシャ台 10,210,310…ゲーム盤 11…基材パネル 12…隙間 13…透明パネル 15,215,315…チェッカ 16…スロット 20…獲得孔 21…外部払い出し口 22…メダル供給部 23…メダル収容部 24…メダル供給駆動部 25…大量供給口 26…大量供給駆動部 27…ボール供給口 28…ボール収容部 30…記憶部 31…制御部 B…ボール M…メダル

Claims (5)

  1. プレイヤの操作に応じて、ゲーム要素を供給するゲーム要素供給部と、
    ゲーム要素が予め載置されており前記ゲーム要素供給部から供給されたゲーム要素が載置されるゲーム要素載置部と、往復移動する往復テーブルとを有し、前記ゲーム要素供給部からゲーム要素が載置される毎に、予め載置されたゲーム要素を、前記往復テーブルによってその移動方向に徐々に移動するプッシャ台と、
    前記プッシャ台のゲーム要素の移動方向側に連設され、前記プッシャ台に押されたゲーム要素が落下し、前記落下したゲーム要素が入賞する入賞部を有し、前記プッシャ台とは異なるゲームが行われるゲーム盤と、
    前記ゲーム盤よりも下側に設けられた獲得孔と、
    前記獲得孔へのゲーム要素の落下に応じて、ゲーム要素を外部に払い出す払い出し口と、
    を備えるゲーム機。
  2. 請求項1に記載のゲーム機において、
    前記ゲーム盤は、前記ゲーム要素を滑りながら落下させる傾斜面を備えること、
    を特徴とするゲーム機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のゲーム機において、
    鉛直方向の位置において、前記ゲーム盤よりも下側又は前記ゲーム盤の下側近傍に配置され、プレイヤがゲーム要素を投入するゲーム要素投入口と、
    ゲーム要素を収容するゲーム要素収容部と、
    前記ゲーム要素投入口へのゲーム要素の投入に応じて、前記ゲーム要素収容部のゲーム要素を、前記ゲーム要素供給部から供給するゲーム要素供給駆動部とを備えること、
    を特徴とするゲーム機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のゲーム機において、
    前記ゲーム盤は、
    基板と、
    前記基板よりもゲーム要素の移動方向側に配置され、前記基板との間にゲーム要素が落下する隙間を形成し、透明な材料により形成された透明板とを備えること、
    を特徴とするゲーム機。
  5. 請求項4に記載のゲーム機において、
    前記ゲーム要素は、小ゲーム要素と、前記小ゲーム要素よりも外形が大きい大ゲーム要素とが用意されており、
    前記透明板と前記基板との前記隙間が、前記小ゲーム要素を通過させかつ前記大ゲーム要素を通過させない大きさであり、
    前記プッシャ台から落下した小ゲーム要素は、前記隙間を落下し、
    前記プッシャ台から落下した大ゲーム要素は、前記透明板のゲーム要素の移動方向側を落下すること、
    を特徴とするゲーム機。
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