JP2011055781A - アワビ養殖飼料用粘結剤およびこれを配合したアワビ養殖飼料 - Google Patents

アワビ養殖飼料用粘結剤およびこれを配合したアワビ養殖飼料 Download PDF

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Abstract

【課題】水中での保形性および栄養成分の溶出防止効果を付与し得るアワビ養殖飼料用粘結剤およびこれを配合したアワビ養殖飼料を提供する。
【解決手段】穀物蛋白質の部分分解物であって重量平均分子量が3,000〜300,000の範囲であり、かつ前記穀物蛋白質の部分分解物の重量平均分子量Mwと前記穀物蛋白質の重量平均分子量Moとの比率(Mw/Mo)が0.0015〜0.875である部分分解物を含有することを特徴とするアワビ養殖飼料用粘結剤を使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水中での保形性および栄養成分の溶出防止効果を付与し得るアワビ養殖飼料用粘結剤およびこれを配合したアワビ養殖飼料に関する。
アワビは、軟体動物門、腹足綱、原始腹足目、ミミガイ科、アワビ属の巻貝の総称であり、成熟したアワビは、種類によって異なるが、長径50〜200mm、短径30〜170mmの楕円皿状の殻を有している。
その生態は、生息地によって異なるが、8月から1月にかけて産卵期を迎え、受精卵は水中で4〜7日の浮遊生活の間に孵化し、トロコフォア、ベリジャー幼生のプランクトン時代を経て変態し、海底に沈着して底生生活のぶどう期に入る。その後も成長し、2〜5年で成熟する。
アワビは、浮遊生活では餌を摂らず、底生生活において、初めに付着珪藻を舐め取って食し、成長するにしたがって、アラメ、ワカメ、コンブ、アサオなどの海藻類(褐藻類)を食する。
アワビの養殖では、通常、ぶどう期以降のアワビに初期飼料としてワカメ、アラメ、アオサなどを与え、その後、配合飼料を与えている。
アワビは草食動物であり、その配合飼料は、肉食であるブリ、タイなどの一般的な魚類用の飼料とは栄養要求が異なるだけでなく、採餌行動の差異によっても要求される形状や性状が異なる。
すなわち、アワビは夜行性であり、夕方から夜間にかけて海底を這って移動し、岩石などに吸着(付着)して捕食(採餌)するため、飼料を与えてから摂餌し終わるまでの時間が長く、配合飼料は水中での保形性に優れていることおよびその栄養成分が水中に溶出し難いことが要求される。
そこで、従来から粘結剤としてアルギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム、グアガム、カラギーナン(カラゲニン)、カルボキシメチルセルロースなどを配合してペレット状に成形したアワビ養殖用の配合飼料が用いられているが、水中での保形性および水中への栄養成分の溶出などの点で十分ではないという問題があった。
また、特開平11−46696号公報(特許文献1)には、テングサ、寒天粉、餅粉、メリケン粉などの可食性糊物質を加えて糊状にしたアワビ類の配合飼料およびそれをアワビ類の付着板に塗布または接着させることが開示されているが、これも上記の問題を解決するものではない。
特開平11−46696号公報
本発明は、水中での保形性および栄養成分の溶出防止効果を付与し得るアワビ養殖飼料用粘結剤およびこれを配合したアワビ養殖飼料を提供することを課題とする。
本発明の発明者は、上記の課題を改善すべく鋭意研究を行った結果、特定の穀物蛋白質の部分分解物が、アワビ養殖用の配合飼料に水中での保形性および栄養成分の水中への溶出防止効果を付与し得ることを見出し、本発明を解決するに到った。
かくして、本発明によれば、穀物蛋白質の部分分解物であって重量平均分子量が3,000〜300,000の範囲であり、かつ前記穀物蛋白質の部分分解物の重量平均分子量Mwと前記穀物蛋白質の重量平均分子量Moとの比率(Mw/Mo)が0.0015〜0.875である部分分解物を含有することを特徴とするアワビ養殖飼料用粘結剤が提供される。
また、本発明によれば、上記のアワビ養殖飼料用粘結剤が、アワビ養殖用の配合飼料100重量部に対して、前記アワビ養殖飼料用粘結剤に含有する穀物蛋白質の部分分解物が0.1〜20重量部となる割合で配合されてなることを特徴とするアワビ養殖飼料が提供される。
本発明によれば、水中での保形性および栄養成分の溶出防止効果(2種の効果を合わせて「粘結効果」ともいう)を付与し得るアワビ養殖飼料用粘結剤およびこれを配合したアワビ養殖飼料を提供することができる。
したがって、本発明のアワビ養殖飼料用粘結剤を配合したアワビ養殖飼料を用いれば、養殖アワビの餌料効率が向上するので、少ない投餌量でアワビの高い成長が得られ、効率的にアワビを養殖できる。
また、本発明によれば、穀物蛋白質の部分分解物が、好ましくは穀物蛋白質を、アルカリ処理、酸処理、酵素処理、還元剤処理および酸化剤処理から選択される少なくとも1種の分解処理に付して得られる部分分解物であること、より好ましくは穀物蛋白質を、アルカリ処理と、酸処理、酵素処理、還元剤処理および酸化剤処理から選択される少なくとも1種との組合せによる分解処理に付して得られる多段部分分解物であること、さらに好ましくは穀物蛋白質を、アルカリ処理と酸処理との組合せによる分解処理に付して得られる酸アルカリ併用多段部分分解物であることにより、上記の効果が顕著に得られる。
さらに、本発明によれば、穀物蛋白質が、小麦、とうもろこしまたは大豆に由来する蛋白質であることにより、上記の効果が顕著に得られる。
また、アワビ養殖飼料用粘結剤がグルテンをさらに含み、かつ前記穀物蛋白質の部分分解物と前記グルテンとの重量割合が7:3〜1:9であることにより、上記の効果が顕著に得られる。
アワビ養殖飼料の栄養成分溶出防止効果確認試験の結果を示す図である。 グルテンを配合したアワビ養殖飼料の栄養成分溶出防止効果確認試験の結果を示す図である。
本発明のアワビ養殖飼料用粘結剤は、穀物蛋白質の部分分解物であって重量平均分子量が3,000〜300,000の範囲であり、かつ前記穀物蛋白質の部分分解物の重量平均分子量Mwと前記穀物蛋白質の重量平均分子量Moとの比率(Mw/Mo)が0.0015〜0.875である部分分解物を含有することを特徴とする。
本明細書において「アワビ」とは、アワビ、トコブシ、サザエなど、岩石などに吸着(付着)して捕食(採餌)する生物全般を意味する。
また、アワビ養殖飼料とは、これらアワビの養殖に用いる配合飼料を意味する。
本発明において「穀物蛋白質」とは、穀物に含有される蛋白質を意味する。
このような穀物蛋白質の中でも、食品加工の適用性や安全性の点で、麦類(例えば小麦)、とうもろこしまたは豆類(例えば大豆)に由来する蛋白質が特に好ましい。
小麦蛋白質は、グルテニンとグリアジンを主成分として含み、通常小麦グルテンと呼ばれる。
とうもろこし蛋白質は、ゼインとグルテリンを主成分として含み、通常コーングルテンと呼ばれる。
大豆蛋白質は、グロブリンを主成分として含む。
これらはいずれも公知の物質であり、穀物から分離や抽出などの常法によって得ることができる。
本発明で用いられる穀物蛋白質部分分解物は、上記の穀物蛋白質を、アルカリ処理、酸処理、酵素処理、還元剤処理および酸化剤処理から選択される少なくとも1種の分解処理に付して得ることができる。具体的な調製法としては、例えば、特開平1−127032号公報に記載の方法が挙げられる。
本発明者の知見によれば、本発明で用いる穀物蛋白質部分分解物としては、上記の穀物蛋白質を、アルカリ処理と、酸処理、酵素処理、還元剤処理および酸化剤処理から選択される少なくとも1種との組合せによる分解処理に付して得られる多段部分分解物がより好ましく、上記の穀物蛋白質を、アルカリ処理と酸処理との組合せによる分解処理に付して得られる酸アルカリ併用多段部分分解物が特に好ましい。
本発明で用いられる穀物蛋白質の部分分解物は、その重量平均分子量Mwが3,000〜300,000の範囲であり、かつ穀物蛋白質の部分分解物(分解処理後)の重量平均分子量Mwと穀物蛋白質(分解処理前)の重量平均分子量Moとの比率(Mw/Mo)が0.0015〜0.875であるものが適している。
アワビ養殖飼料の粘結効果の点では、Mwが40,000〜200,000の範囲であり、かつMw/Moが0.02〜0.1であるものが特に好ましい。
Mwが3,000未満である場合やMw/Moが0.0015未満である場合には、実質的にアミノ酸やそのオリゴマーが主体となってアワビ養殖飼料の粘結効果が低下することがある。一方、Mwが300,000を超える場合やMw/Moが0.875を超える場合には、未分解の穀物蛋白質の性状に近くなり、アワビ養殖飼料の粘結効果が低くなり、適さないことがある。
上記の重量平均分子量は、標準物質として1,600、6,500、16,000、65,000、88,000の既知の分子量を有するポリスチレンスルホン酸ナトリウムを、担体としてファルマシア社製のセファデックスG−75またはG−100を用いたゲル濾過法によって測定した値である。
本発明で用いられる穀物蛋白質部分分解物としては、上記のような穀物蛋白質の分解処理によって得られたもの以外に、例えば、株式会社片山化学工業研究所製のグルパール(登録商標)シリーズなどの市販品を用いることができる。
本発明のアワビ養殖飼料用粘結剤は、グルテンをさらに含み、かつ穀物蛋白質の部分分解物とグルテンとの重量割合が7:3〜1:9であるのが好ましく、その重量割合は6:4〜1:9が特に好ましい。
この重量割合が7:3〜1:9の範囲であれば、より効果的に水中での保形性および栄養成分の溶出防止効果をアワビ養殖飼料に付与することができる。
本発明で用いられるグルテンとしては、例えば、長田産業株式会社製の製品名:PROMAX FX75のような市販品を用いることができる。
本発明のアワビ養殖飼料は、本発明のアワビ養殖飼料用粘結剤が、アワビ養殖用の配合飼料100重量部に対して、前記アワビ養殖飼料用粘結剤に含有する穀物蛋白質の部分分解物が0.1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部、より好ましくは1〜5重量部となる割合で配合されてなることを特徴とする。
アワビ養殖飼料用粘結剤が0.1重量部未満である場合には、アワビ養殖飼料の粘結効果が得られないことがある。一方、アワビ養殖飼料用粘結剤が20重量部を超える場合には、保持水分量が過多となり、成型し難くなることがある。
本発明で用いられるアワビ養殖用の配合飼料としては、特に限定されず、例えば、下記のような昆布粉末を主成分とし、栄養剤などを配合したものが挙げられる。
より具体的には、次のような配合飼料Aが挙げられる。
(配合飼料A)
昆布粉末 55重量部
活性グルテン 22重量部
魚粉 15重量部
きなこ 5重量部
酵母 3重量部
本発明のアワビ養殖飼料は、公知の方法により、アワビ養殖用の配合飼料に本発明のアワビ養殖飼料用粘結剤などを配合し、公知の方法により、所望の形状に成形すればよい。
その形状は、特に限定されないが、アワビの捕食形態から角型板状が好ましい。
また、その大きさは、給餌対象のアワビの大きさ、すなわちアワビの成長段階などに合わせて設定すればよく、例えば、数mm〜数十mm角程度で厚さが数mm程度である。
本発明を調製例および試験例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの調製例および試験例により限定されるものではない。
調製例では、下記の穀物蛋白質の部分分解物、市販の加水分解ペプチドおよび市販の増粘剤(結着剤)を用いた。
穀物蛋白質の部分分解物(A)
穀物蛋白質の部分分解物
(Mw約150,000、Mw/Mo=0.75)17重量%、
小麦蛋白質55重量%および
グルテン28重量%の混合物
穀物蛋白質の部分分解物(B)
穀物蛋白質の部分分解物
(Mw約150,000、Mw/Mo=0.75)
穀物蛋白質の部分分解物(C)
穀物蛋白質の部分分解物
(Mw約50,000、Mw/Mo=0.025)
加水分解ペプチド(酵素製剤、植物性蛋白質)
千葉製粉株式会社製、製品名:SK5
カラギーナン
三菱商事フードテック株式会社製
製品名:NEWGELIN SV−300(ラムダタイプ)
アルギン酸カルシウム
株式会社キミカ、製品名:キミカアルギンCAW−80
調製例1(アワビ養殖飼料の調製と試験片の成形)
上記の配合飼料A20gに、栄養成分溶出防止効果確認試験のために食用染料(小倉食品加工株式会社製、製品名:食用緑)10重量%(2g)を添加混合し、次いで穀物蛋白質の部分分解物(A)〜(C)をそれぞれ表1に記載の濃度になるように添加し、さらに水30g加えてスパーテルで軽く混合した後、得られた混合物が均一になるまで手で1分間捏ねた。
次いで、均一に混合された混合物を麺棒で約1.5mmの厚さに延ばし、設定温度80℃のインキュベータで5分間表面を乾燥させた後、20mm×20mmの大きさにカットした。得られた切断片をさらに設定温度80℃のインキュベータで1時間乾燥させ、試験片を得た。
穀物蛋白質の部分分解物の代わりに、市販の酵素製剤(加水分解ペプチド)および市販の増粘剤(カラギーナンおよびアルギン酸カルシウム)をそれぞれ用いたこと以外は、上記と同様にして、比較試験片を得た(他社品(a)〜(c))。
また、穀物蛋白質の部分分解物を配合しないこと以外は、上記と同様にして、比較試験片を得た(ブランク)。
試験例1(アワビ養殖飼料のワレ防止効果確認試験)
得られた試験片および比較試験片の表面状態およびワレの有無を目視観察し、ワレ防止効果を評価し、下記の基準に従って記号化した。
◎:非常に表面がなめらかでワレがない
○:表面がなめらかでワレがない
×:ワレが多くみられる
××:非常にワレが多くみられる
得られた結果を表1に示す。
Figure 2011055781
表1の結果から、穀物蛋白質の部分分解物(A)〜(C)を配合した試験片は、他社品(a)〜(c)を配合した比較試験片と比較して、ワレ防止効果を有することがわかる。
試験例2(アワビ養殖飼料の栄養成分溶出防止効果確認試験)
直径125mmのガラスシャーレに、某所で採取した海水(塩分濃度:3%、水温:約25℃)を50ml入れ、試験片(但し、穀物蛋白質の部分分解物(A)は配合量0.17重量部および0.85重量部のみ、穀物蛋白質の部分分解物(B)は配合量1重量部のみ)および比較試験片をそれぞれ浸漬させた。
次いで、分光光度計(株式会社日立製作所製、型式:U−3210)を用いて、海水中に溶出した食用染料の濃度を波長630nmの吸光度に基づいて、浸漬開始から経時的に測定した。測定点は、30分後、60分後、120分後および180分後とした。
得られた結果を図1に示す。
図1の結果から、穀物蛋白質の部分分解物(A)〜(C)を配合した試験片は、他社品(a)〜(c)を配合した比較試験片と比較して、試験片中の成分が海水中に溶出し難いことがわかる。
調製例2(アワビ養殖飼料の調製と試験片の成形)
穀物蛋白質の部分分解物(B)とグルテン(長田産業株式会社製、製品名:PROMAX FX75)とを重量割合7:3、6:4、5:5および2:8で配合したものを、配合飼料A100重量部に対して15重量部となるように添加したこと以外は調製例1と同様にして、試験片を得た。
また、穀物蛋白質の部分分解物(B)とグルテンを添加しないこと以外は、上記と同様にして、比較試験片を得た(ブランク)。
試験例3(アワビ養殖飼料の栄養成分溶出防止効果確認試験)
調製例2で得られた試験片および比較試験片について、試験例2と同様にして評価した。
得られた結果を図2に示す。
図2の結果から、穀物蛋白質の部分分解物(B)とグルテンとを7:3〜1:9の重量割合で配合した試験片は、穀物蛋白質の部分分解物(B)およびグルテンを配合しない比較試験片と比較して、試験片中の成分が海水中に溶出し難いことがわかる。また、6:4〜1:9の重量割合で配合した試験片が特に栄養成分の溶出防止効果に優れていることが分かる

Claims (7)

  1. 穀物蛋白質の部分分解物であって重量平均分子量が3,000〜300,000の範囲であり、かつ前記穀物蛋白質の部分分解物の重量平均分子量Mwと前記穀物蛋白質の重量平均分子量Moとの比率(Mw/Mo)が0.0015〜0.875である部分分解物を含有することを特徴とするアワビ養殖飼料用粘結剤。
  2. 前記穀物蛋白質の部分分解物が、前記穀物蛋白質を、アルカリ処理、酸処理、酵素処理、還元剤処理および酸化剤処理から選択される少なくとも1種の分解処理に付して得られる部分分解物である請求項1に記載のアワビ養殖飼料用粘結剤。
  3. 前記穀物蛋白質の部分分解物が、前記穀物蛋白質を、アルカリ処理と、酸処理、酵素処理、還元剤処理および酸化剤処理から選択される少なくとも1種との組合せによる分解処理に付して得られる多段部分分解物である請求項2に記載のアワビ養殖飼料用粘結剤。
  4. 前記穀物蛋白質の部分分解物が、前記穀物蛋白質を、アルカリ処理と酸処理との組合せによる分解処理に付して得られる酸アルカリ併用多段部分分解物である請求項3に記載のアワビ養殖飼料用粘結剤。
  5. 前記穀物蛋白質が、小麦、とうもろこしまたは大豆に由来する蛋白質である請求項1〜4のいずれか1つに記載のアワビ養殖飼料用粘結剤。
  6. 前記アワビ養殖飼料用粘結剤がグルテンをさらに含み、かつ前記穀物蛋白質の部分分解物と前記グルテンとの重量割合が7:3〜1:9である請求項1〜5のいずれか1つに記載のアワビ養殖飼料用粘結剤。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のアワビ養殖飼料用粘結剤が、アワビ養殖用の配合飼料100重量部に対して、前記アワビ養殖飼料用粘結剤に含有する穀物蛋白質の部分分解物が0.1〜20重量部となる割合で配合されてなることを特徴とするアワビ養殖飼料。
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