JP2011055691A - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2011055691A
JP2011055691A JP2009205019A JP2009205019A JP2011055691A JP 2011055691 A JP2011055691 A JP 2011055691A JP 2009205019 A JP2009205019 A JP 2009205019A JP 2009205019 A JP2009205019 A JP 2009205019A JP 2011055691 A JP2011055691 A JP 2011055691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
stator
phase
drive circuit
stator coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009205019A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Akabane
健彦 赤羽
Yasuyuki Tsukioka
靖幸 月岡
Yutaka Saito
豊 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2009205019A priority Critical patent/JP2011055691A/ja
Publication of JP2011055691A publication Critical patent/JP2011055691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

【課題】共通の回転軸に設けた複数のステータに少ない数の駆動回路でモータ電流を供給した場合でも、十分な回転数およびトルクを得ることのできるモータを提供すること。
【解決手段】ステッピングモータ100では、モータ部20を複数、モータ軸線L方向に配列し、複数のモータ部20の間において極歯215、225、265、275の角度位置を同一にしてあるため、大きなトルクを得ることができる。モータ部20のステータコイル24同士およびステータコイル29同士を直列に接続し、その分、駆動回路からの出力電圧を高く設定してある。このため、ステータコア24、29に十分なモータ電流を供給することができるので、十分な回転数やトルクを得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、1本の回転軸に対してステータが複数構成されたモータに関するものである。
モータは、回転軸に保持されたロータマグネットおよびロータマグネットに対向するステータを備えたモータ部と、モータ部にモータ電流を供給する駆動回路を備えた駆動部とを有している。また、モータのうち、ステッピングモータは、複数の極歯が環状に配列されたステータコア、および極歯の外周側で周回するステータコイルを備えた2相のステータ組を備えている。
かかるステッピングモータにおいて、2相のステータをモータ軸線方向に2組配置し、これら2組のステータにおいて極歯のピッチをずらすことにより、高速かつ微小な送りを可能とした構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−28359号公報
複数組のステータを備えたステッピングモータにおいて、各ステータにモータ電流を供給するにあたって、複数のステータの各々に駆動回路を設けるとモータのコストが増大してしまう。
ここに本願発明者は、複数のステータにモータ電流を供給するにあたって、1つの駆動回路から2以上のステータ(モータ部)にモータ電流を供給することによって駆動回路の数を削減することを提案するものである。しかしながら、図9に示すように、ステータコイル600を並列に接続して共通の駆動回路700で駆動すると、ステータコイル600にばらつきがあると、全てのステータコイル600に同一のモータ電流を供給することができないという問題点がある。すなわち、ステータコイル600は、インダクタンスLと抵抗Rとによって表されるが、ステータコイル600において抵抗Rの値がばらついていると、モータ電流のピーク値がずれてしまう。また、ステータコイル600においてインダクタンスLの値がばらついていると、モータ電流の位相がずれてしまい、トルクが低下してしまう。なお、巻線仕様を検討しても、ステータコイル600における抵抗RやインダクタンスLのばらつきを解消することは困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、共通の回転軸に設けた複数のステータに少ない数の駆動回路でモータ電流を供給した場合でも、十分な回転数およびトルクを得ることのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、回転軸に保持されたロータマグネットおよび該ロータマグネットに対向するステータを備えたモータ部と、前記モータ部にモータ電流を供給する駆動回路を備えた駆動部と、を有するモータにおいて、1本の前記回転軸に対して前記ステータが当該回転軸の軸線方向に沿って複数配列されて、前記モータ部は前記回転軸の軸線方向に沿って複数構成されており、当該複数のモータ部には、ステータコイルが他のモータ部のステータコイルに直列に電気的接続されて同一の前記駆動回路から給電されるモータ部が含まれ、前記駆動部では、前記駆動回路の総数が前記モータ部の総数より少ないことを特徴とする。
本発明では、複数のステータの一部あるいは全部を直列に電気的に接続し、直列に電気的接続されたステータコイルに対して同一の駆動回路からモータ電流を供給する。このため、駆動回路の数を削減することができる。また、本発明では、ステータコイルを並列に接続するのではなく、直列に電気的に接続する。このため、ステータコイルにばらつきが発生している場合でも、ステータコイルに同一のモータ電流を供給することができる。また、ステータコイルを直列に電気的に接続した分、駆動回路からの出力電圧を高く設定すれば、たとえ、ステータコイルの抵抗や逆起電力が大きくなっても、ステータコアに十分なモータ電流を供給することができる。それ故、本発明によれば、共通の回転軸に設けた複数のステータに少ない数の駆動回路でモータ電流を供給した場合でも、十分な回転数やトルクを得ることができる。
本発明において、前記モータ部は、ステッピングモータであり、前記複数のモータ部は同位相で駆動されることが好ましい。すなわち、複数のステータ同士の間において極歯の角度位置を同一にしてある。このため、ステッピングモータの特長である高い送り精度を確保したまま、大きなトルクを得ることができる。また、複数のステータをモータ軸線方向に配列した構成であるため、ステッピングモータの外径寸法は小さいままである。
本発明において、前記複数のモータ部のいずれにおいてもステータコイルが他のモータ部のステータに直列に電気的接続されていることが好ましい。このように構成すると、駆動回路の数を最小限に抑えることができる。
本発明において、前記複数のモータ部は、ステータコイルが直列に電気的接続された複数組のモータ部にグループ分けされていることが好ましい。このように構成すると、複数のモータ部のステータコアを全て直列に電気的に接続した場合と比較して、駆動回路の出力電圧を低くすることができる。
本発明において、前記駆動部は、モータ電流を供給するステータコイルの数が相違する複数種類の前記駆動回路を備え、当該複数種類の駆動回路では、モータ電流を供給するステータコイルの数によって出力電圧が相違することが好ましい。この場合、前記複数種類の駆動回路では、駆動回路からの出力電圧を、駆動するステータコイルの数で割った値が等しいことが好ましい。このように構成すると、各モータ部で発生する回転数およびトルクを同等とすることができる。
本発明では、複数のステータの一部あるいは全部を直列に電気的に接続し、直列に電気的接続されたステータコイルに対して同一の駆動回路からモータ電流を供給する。このため、駆動回路の数を削減することができる。また、本発明では、ステータコイルを並列に接続するのではなく、直列に電気的に接続する。このため、ステータコイルにばらつきが発生している場合でも、ステータコイルに同一のモータ電流を供給することができる。また、ステータコイルを直列に電気的に接続した分、駆動回路からの出力電圧を高く設定すれば、たとえ、ステータコイルの抵抗や逆起電力が大きくなっても、ステータコアに十分なモータ電流を供給することができる。それ故、本発明によれば、共通の回転軸に設けた複数のステータに少ない数の駆動回路でモータ電流を供給した場合でも、十分な回転数やトルクを得ることができる。
本発明を適用したステッピングモータの外観図である。 図1に示すステッピングモータに用いたステータなどの説明図である。 図1に示すステッピングモータからカバーを取り外して内部構成を示す説明図である。 図3に示すステータに用いたステータ組の説明図である。 図1に示すステッピングモータに用いたロータの説明図である。 図1に示すステッピングモータに用いた基板および駆動部の構成を示す説明図である。 図1に示すステッピングモータに用いた駆動回路部の説明図である。 図1に示すステッピングモータのNT特性の説明図である。 参考例に係るステッピングモータの説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(ステッピングモータの全体構成)
図1は、本発明を適用したステッピングモータの外観図であり、図1(a)、(b)は、ステッピングモータにおいてコネクタが配置された上側部分の斜視図、および下側部分の斜視図である。図2は、図1に示すステッピングモータに用いたステータなどの説明図であり、図2(a)、(b)は、図1に示すステッピングモータの縦断面図、およびステータの一部を拡大して示す断面図である。図3は、図1に示すステッピングモータからカバーを取り外して内部構成を示す説明図であり、図3(a)、(b)は、内部構成の上側部分の斜視図、および下側部分の斜視図である。
図1および図2に示すように、本形態のステッピングモータ100では、モータ軸線L方向に長手方向を向ける下カバー91と上カバー92とによってカバー9が構成されている。カバー9において、出力側L1の端部にはフランジ95が固着され、かかるフランジ95からはロータ3の回転軸31が突出している。回転軸31の先端部にはピニオン39が固着されている。
カバー9において、反出力側L2の端面からは基板7の端部が突出し、かかる基板7の端部に対してさらに反出力側L2で隣接する位置にコネクタ77が搭載されている。
図2および図3に示すように、ステッピングモータ100は、カバー9の内側に、外周面においてN極とS極が周方向に交互に形成されたロータマグネット32、および回転軸31を備えたロータ3と、ロータマグネット32の外周面に対向する筒状のステータ2とを有している。
本形態では、カバー9とステータ2との間には樹脂6が充填されている。かかる樹脂6は、ステータ2の内部において、後述するステータコイル24、29を覆う位置まで充填され、ステータコイル24、29で発生した熱をカバー9に伝達して放熱性を高める機能を担っている。
回転軸31は、出力側L1の端部と反出力側L2の端部が軸受で回転可能に支持されている。本形態では、回転軸31のいずれの端部もボールベアリングからなる軸受97、99によって支持されており、回転軸31において、出力側L1の端部には軸受97の内輪が固着され、軸受97の外輪は、軸受ホルダ96を介してフランジ95に固定されている。また、回転軸31において、反出力側L2の端部には軸受99の内輪が固着され、軸受99の外輪は、軸受ホルダ98を介して固定されている。
(モータ部20の構成)
図4は、図3に示すステータに用いたステータ組の説明図であり、図4(a)、(b)は、ステータ組1つ分の斜視図、および分解斜視図である。
本形態のステッピングモータ100において、ステータ2は、図4に示すステータ組が複数、モータ軸線L方向に配列されてなる。このため、ステッピングモータ100において、回転軸31の軸線方向に沿って、回転軸31の外周面(ロータマグネット32)にステータ2が対向する複数のモータ部20が構成されている。本形態のステッピングモータ100では、5組のステータ組およびモータ部20a、20b、20c、20d、20eが構成されている。
図4に示すように、モータ部20は、A相の外ステータコア21、ステータコイルボビン23に巻回されたA相のステータコイル24、A相の内ステータコア22、B相の内ステータコア27、ステータコイルボビン28に巻回されたB相のステータコイル29、B相の外ステータコア26をモータ軸線L方向で重ねた2相構造になっている。
A相の外ステータコア21は、底板部211の外周縁から反出力側L2に向けて円筒部212が延びた有底筒形形状を備えており、底板部211の中心穴の縁では、反出力側L2に向けて複数の極歯215が起立している。A相の内ステータコア22は、円環状のフランジ部221を備えており、このフランジ部221の中心穴の縁では、出力側L1に向けて複数の極歯225が起立している。従って、A相のステータコイル24が巻回されたステータコイルボビン23をモータ軸線L方向の両側から挟むように、A相の外ステータコア21、ステータコイルボビン23、およびA相の内ステータコア22を重ねると、ステータコイルボビン23の内周面では、A相の外ステータコア21に形成された極歯215と、A相の内ステータコア22に形成された極歯225とが交互に環状に並び、かかる極歯215、225の外周側でA相のステータコイル24が周回する構造となる。
B相の外ステータコア26は、円環状のフランジ部261を備えており、このフランジ部261の中心穴の縁では、出力側L1に向けて複数の極歯265が起立している。B相の内ステータコア27は、円環状のフランジ部271を備えており、このフランジ部271の中心穴の縁では、反出力側L2に向けて複数の極歯275が起立している。従って、B相のステータコイル29が巻回されたステータコイルボビン28をモータ軸線L方向の両側から挟むように、B相の外ステータコア26、ステータコイルボビン28、およびB相の内ステータコア27を重ねると、ステータコイルボビン28の内周面では、B相の外ステータコア26に形成された極歯265と、B相の内ステータコア27に形成された極歯275とが交互に環状に並び、かかる極歯265、275の外周側でB相のステータコイル29が周回する構造となる。
ここで、A相の外ステータコア21、ステータコイルボビン23に巻回されたA相のステータコイル24、A相の内ステータコア22、B相の内ステータコア27、ステータコイルボビン28に巻回されたB相のステータコイル29、B相の外ステータコア26をモータ軸線L方向で重ねた際、A相の外ステータコア21の円筒部212は、A相のステータコイル24、A相の内ステータコア22、B相の内ステータコア27、B相のステータコイル29を外周側で覆った状態となり、かかる円筒部212の先端部に対して、B相の外ステータコア26のフランジ部261が嵌った状態となる。
この状態で、モータ部20では、モータ軸線L方向の反出力側L2の端部の外周縁は、A相の外ステータコア22の円筒部212の先端部であり、直角形状(直角部分)あるいは略直角形状(略直角部分)になっている。これに対して、モータ部20では、モータ軸線L方向の出力側L1の端部の外周縁は、A相の外ステータコア21において、底板部211から円筒部212が起立した部分であり、R形状(R部分)になっている。そこで、本形態では、隣接するモータ部20を連結するにあたって、詳しくは後述するように、外周縁がR形状になっているA相の外ステータコア21の底板部211に対して、磁性板からなるスペーサ5がスポット溶接されている。また、A相の外ステータコア22の円筒部212の先端部に対しては、隣接するモータ部20のA相の外ステータコア21にスポット溶接されたスペーサ5がレーザ溶接されている。
このように構成したモータ部20において、A相のステータコイル24が巻回されたボビン23の周方向の1箇所には端子台231が形成されており、かかる端子台231には2本の端子246が固着されている。また、2本の端子246にはA相のステータコイル24の端部が各々絡げられ、端子246とステータコイル24の端部とはハンダにより電気的に接続されている。また、B相のステータコイル29が巻回されたボビン28においても、周方向の1箇所に端子台281が形成され、かかる端子台281には2本の端子296が固着されている。また、2本の端子296にはB相のステータコイル29の端部が各々絡げられ、端子296とステータコイル29の端部とはハンダにより電気的に接続されている。
ここで、A相に対応する2本の端子246は、モータ軸線L方向に直交する方向で並び、B相に対応する2本の端子296も、モータ軸線L方向に直交する方向で並んでいる。しかも、A相に対応する2本の端子246と、B相に対応する2本の端子296とは、モータ軸線L周りの角度位置が同一に設定されているため、A相に対応する2本の端子246と、B相に対応する2本の端子296は、各々がモータ軸線L方向で重なっている。
かかる端子246、296および端子台231、281は、A相の外ステータコア21の切り欠き218から半径方向外側に突出している。端子台231、281の内面は、円筒部221の外周面に当接している。また、端子台231、281において周方向の両端部は、切り欠き218において周方向の両側で対向する内縁に当接し、周方向の位置が規定されている。従って、A相の外ステータコア21の切り欠き218を基準に端子台231、281の角度位置が規定される結果、端子246、296の角度位置も規定される。また、A相の内ステータコア22の外周縁に形成された小突起228、B相の外ステータコア26の外周縁に形成された小突起268、およびB相の内ステータコア27の外周縁に形成された小突起278は、切り欠き218において周方向の両側で対向する内縁に当接し、周方向の位置が規定されている。このため、切り欠き218を基準に、A相の内ステータコア22、B相の外ステータコア26、およびB相の内ステータコア27の角度位置が規定されている。
このように構成したモータ部20を用いてステッピングモータ100を構成するにあたって、本形態では、同一構成の複数のモータ部20(モータ部20a、20b、20c、20d、20e)がモータ軸線L方向に同軸状に配列されている。すなわち、いずれのモータ部20でも、A相の外ステータコア21同士、ステータコイルボビン23に巻回されたA相のステータコイル24同士、A相の内ステータコア22同士、B相の内ステータコア27同士、ステータコイルボビン28に巻回されたB相のステータコイル29同士、およびB相の外ステータコア26同士は、同一の構成を有している。
また、いずれのモータ部20においても、極歯の角度位置が同一である。すなわち、図2(b)に示すように、いずれのモータ部20においても、周方向の所定の箇所を基準にした際、A相の外ステータコア21に形成された極歯215同士は同一の角度位置にあり、A相の内ステータコア22に形成された極歯225同士は同一の角度位置にあり、B相の外ステータコア26に形成された極歯265同士は同一の角度位置にあり、B相の内ステータコア27に形成された極歯275同士は同一の角度位置にある。このため、各モータ部20とロータ3との間に発生するピークトルク位置が一致するため、大きなトルクを得ることができる。特に、本形態では、各モータ部20の間での極歯の角度位置のずれを防止してあるため、大きなトルクを確実に得ることができる。
(ロータの構成)
図5は、図1に示すステッピングモータ100に用いたロータ3の説明図である。図2(a)および図5に示すように、本形態のステッピングモータ100において、ロータ3では、回転軸31の周りに円筒状の永久磁石からなるロータマグネット32が固着され、かかるロータマグネット32の外周面には、N極とS極が周方向に交互に形成されている、また、ロータマグネット32では、同一の磁極がモータ軸線L方向の全体にわたって連続して形成されている。このため、ロータ3では、モータ軸線L方向においてステータ2が位置する全範囲にロータマグネット32が位置する。
かかるロータマグネット32を構成するにあたって、本形態では、回転軸31の周りに複数の円筒状のマグネット片320をモータ軸線L方向に配列されており、本形態では、複数のマグネット片320は、隣接するマグネット片320同士が当接するように配置されている。
ここで、複数のマグネット片320には、モータ軸線L方向における長さ寸法が相違するマグネット片320が含まれている。また、本形態では、モータ部20は5組であるが、マグネット片320は7つであり、マグネット片320の数と、モータ部20の組数とが相違している。
このように、本形態では、ステータ2の長さ寸法に一致するような長いロータマグネット32を用いるのではなく、長さ寸法が異なる円筒状の磁石材料を準備しておき、ステータ2の長さが定まった時点で、所定数の磁石材料を配置し、着磁を行なう。その際、同一寸法の磁石材料を配列しただけでは、ステータ2の長さ寸法にあったロータマグネット32を構成できない場合、一部の磁石材料を長さの異なるものに交換して、ロータマグネット32の長さ寸法を合わせる。従って、長さ寸法が同一のマグネット片320によってロータマグネット32が構成される場合もあるが、本形態のように、長さ寸法が異なるマグネット片320によってロータマグネット32が構成される場合もある。また、モータ部20と同数のマグネット片320によってロータマグネット32が構成される場合もあるが、本形態のように、モータ部20と異なる数のマグネット片320によってロータマグネット32が構成される場合もある。
このように構成すると、準備しておくロータマグネット32用の部品の種類を減らすことができるので、ステッピングモータ100のコストを低減することができる。また、極端に長いロータマグネット32を用いた場合、成形の際、内径に通す金型が細く長くなるため、成形が難しく、長さ方向において内径寸法がバラツキやすいが、本形態のように、複数のマグネット片320によってロータマグネット32を構成すれば、長さ方向の全体にわたって内径寸法が安定する。それ故、ステータ2とロータマグネット32との隙間寸法を狭くすることができるので、大きなトルクを得るのに有利である。
(エンコーダ8の構成)
図1〜図3に示すように、本形態のステッピングモータ100において、回転軸31の反出力側L2の端部に対してはエンコーダ8が配置されている。本形態において、エンコーダ8は、回転軸31の反出力側L2の端部に取り付けられた円筒状の磁石81と、回転軸31の反出力側L2の端部に対峙するMR素子82により構成されている。MR素子82は、センサ基板85に実装され、センサ基板85は、カバー9の反出力側L2端部に取り付けられた円筒状のセンサカバー80に固定されている。センサ基板85には、駆動用IC79が実装されており、駆動用IC79は、エンコーダ8による検出結果に基づいて、ステータコイル24、29への通電をフィードバック制御する。
(ステッピングモータ100の製造方法)
本形態のステッピングモータ100を製造するにあたって、ロータ形成工程では、まず、ステータ2の長さに合わせて、予め準備しておいたマグネット片320から所定寸法のマグネット片320を必要な数、回転軸31の周りに固定し、着磁してロータマグネット32を形成する。あるいは、冶具の周りで複数のマグネット片320を接着剤で連結した後、着磁してロータマグネット32を形成し、かかるロータマグネット32を回転軸31の周りに固定する。
一方、ステータ形成工程では、A相の外ステータコア21、ステータコイルボビン23に巻回されたA相のステータコイル24、A相の内ステータコア22、B相の内ステータコア27、ステータコイルボビン28に巻回されたB相のステータコイル29、B相の外ステータコア26をモータ軸線L方向で重ねてモータ部20を形成する。かかる工程を行なう前に、A相の外ステータコア21の底板部211に対してスペーサ5をスポット溶接しておく。スポット溶接は、A相の外ステータコア21の内側にステータコイル24、29などを配置した後は行なうことができないが、R形状になっているA相の外ステータコア21の底板部であってもスペーサ5を溶接することができる。
次に、丸棒状の冶具を貫通するように、複数のモータ部20を通し、複数のモータ部20を同軸状に配列する。その際、別の冶具を端子246、296あるいは端子台231、281に当接させて、複数のモータ部20の角度調整を行なう。
次に、端子246、296を基板7の端子穴70に嵌めた後、端子246、296と基板7のランドとのハンダ付けを行なう。かかるハンダ付けの前、あるいは後に、A相の外ステータコア22の円筒部221の先端部と、隣接するモータ部20のA相の外ステータコア21に固定したスペーサ5とをレーザ溶接により固定する。レーザ溶接は、R部分には行なうことができないが、本形態では、A相の外ステータコア22の円筒部221において直角あるいは略直角になっている先端部とスペーサ5とを溶接するので、レーザ溶接を採用することができる。かかるレーザ溶接は、スポット溶接と違って、A相の外ステータコア21とB相の外ステータコア26とによって囲まれた空間内にステータコイル24、29などを配置した後に行なっても、ステータコイル24、29が損傷しないなどの利点がある。
また、本形態では、A相の外ステータコア22の円筒部221の先端部にはB相の外ステータコア26のフランジ部261が嵌っており、円筒部221の先端部は、分厚くなっているのと同様な状態にある。このため、A相の外ステータコア22の円筒部221の先端部とスペーサ5とをレーザ溶接した際、A相の外ステータコア22の円筒部221に穴があいてステータコイル29が損傷あるいは断線するなどの不具合が発生しない。また、A相の外ステータコア22の円筒部221とレーザ溶接されるのは、隣接するモータ部20のA相の外ステータコア22にスポット溶接されているスペーサ5であるため、レーザ溶接の際、隣接するモータ部20のA相の外ステータコア22に穴があいてステータコイル24が損傷あるいは断線するなどの不具合も発生しない。それ故、モータ部20同士の固定強度を向上することができるとともに、ステッピングモータ100の歩留まりを向上することができる。
次に、カバー9の内側に複数のモータ部20を連設したステータ2を配置し、しかる後に軸受97、99や軸受ホルダ96、98などを介してロータ3をステータ2内に回転可能に配置する。その際、回転軸31の反出力側L2の端部にエンコーダ8を構成するための磁石81を取り付けておく。しかる後には、MR素子82や駆動用IC79が実装されたセンサ基板85をカバー9に取り付ける。
(ステッピングモータ100の電気的構成)
図6は、図1に示すステッピングモータに用いた基板および駆動部の構成を示す説明図である。図7は、図1に示すステッピングモータに用いた駆動回路部の説明図であり、図7(a)、(b)は、第1駆動回路部の説明図および第2駆動回路部の説明図である。図8は、図1に示すステッピングモータのNT特性の説明図である。なお、図6では、ステータコイル24、29を点線で示してある。
本形態においては、いずれのモータ部20においても、端子台231、281および端子246、296の角度位置が同一である。このため、5つのモータ部20を配列したステータ2には計20本の端子があるが、これらの端子は10本ずつ、モータ軸線Lに平行に2列に直線的に並んでいる。
そこで、本形態では、図6に示すように、計20個の端子穴70が10個ずつ、2列に直線的に並んだ基板7を用い、これらの端子穴70に端子246、296を貫通させてハンダ付けしてある。ここで、基板7は、PCB基板やガラス−エポキシ基板などといった剛性基板である。
このように構成した基板7を用いてステッピングモータ100を構成するにあたって、各モータ部20(モータ部20a、20b、20c、20d、20e)のステータコイル24、29に対して駆動部400が電気的に接続されている。ここで、ステッピングモータ100のモータ部20a、20b、20c、20d、20eの数は5つであるが、駆動部400には、第1駆動回路410および第2駆動回路420からなる2つの駆動回路が形成されており、駆動回路(第1駆動回路410および第2駆動回路420)の総数は、モータ部20(モータ部20a、20b、20c、20d、20e)の総数より少ない。なお、駆動部400には、第1駆動回路410および第2駆動回路420に対する電源部430および制御部440が構成されている。
本形態では、駆動回路(第1駆動回路410および第2駆動回路420)の総数を、モータ部20(モータ部20a、20b、20c、20d、20e)の総数より少なくするにあたって、以下の構成が採用されている。なお、各モータ部20(モータ部20a、20b、20c、20d、20e)において、A相のステータコイル24とB相のステータコイル29は、互いに反転した駆動パルス(駆動電流)が供給される点が相違する他、給電方式は同一であるため、A相のステータコイル24への給電方式を中心に説明する。
本発明では、まず、基板70には、モータ部20aのA相のステータコイル24の一方端が接続された端子246と、隣接するモータ部20bのA相のステータコイル24の他方端が接続された端子246がハンダ付けされたランドとを電気的に接続する配線71aが形成されている。また、基板70には、モータ部20aのA相のステータコイル24の他方端が接続された端子246から延在する配線71eと、モータ部20bのA相のステータコイル24の一方端が接続された端子246から延在する配線71fとが形成されており、配線71e、71fは第1駆動回路410に電気的に接続されている。
このため、図7(a)に示すように、モータ部20aのA相のステータコイル24と、モータ部20bのA相のステータコイル24とは第1駆動回路410に直列に電気的に接続されている。なお、モータ部20aのB相のステータコイル29と、モータ部20bのB相のステータコイル29とは第1駆動回路410に直列に電気的に接続されている。
また、図6に示すように、基板70には、モータ部20cのA相のステータコイル24の一方端が接続された端子246と、隣接するモータ部20dのA相のステータコイル24の他方端が接続された端子246がハンダ付けされたランドとを電気的に接続する配線72aと、モータ部20dのA相のステータコイル24の一方端が接続された端子246と、隣接するモータ部20eのA相のステータコイル24の他方端が接続された端子246がハンダ付けされたランドとを電気的に接続する配線72bとが形成されている。また、基板70には、モータ部20cのA相のステータコイル24の他方端が接続された端子246から延在する配線72eと、モータ部20eのA相のステータコイル24の一方端が接続された端子246から延在する配線72fとが形成されており、配線72e、72fは第2駆動回路420に電気的に接続されている。
このため、図7(b)に示すように、モータ部20cのA相のステータコイル24と、モータ部20dのA相のステータコイル24と、モータ部20eのA相のステータコイル24とは第2駆動回路420に直列に電気的に接続されている。なお、モータ部20cのB相のステータコイル24と、モータ部20dのB相のステータコイル24と、モータ部20eのB相のステータコイル24とは第2駆動回路420に直列に電気的に接続されている。
図7(a)、(b)において、ステータコイル24(ステータコイル29)は、インダクタンスLと抵抗Rとによって表してある。また、第1駆動回路410および第2駆動回路420については、図6に示す制御部440からの制御信号によってオンオフ動作を行なうトランジスタTr11〜Tr14、およびダイオードD11〜D14を備えたHブリッジ回路として表してある。
このように構成した駆動部400において、第1駆動回路410は、直列接続された2つのA相のステータコイル24と、直列接続された2つのB相のステータコイル29とを駆動する。これに対して、第2駆動回路420は、直列接続された3つのA相のステータコイル29と、直列接続された3つのB相のステータコイル29とを駆動する。そこで、本形態では、モータ部20が1つの通常のステッピングモータにおける定格電圧をVccとした場合、第1駆動回路410からステータコイル24およびステータコイル29に駆動電流を供給する際の出力電圧は、Vcc×2倍の電圧Vaに設定され、第2駆動回路420からステータコイル24およびステータコイル29に駆動電流を供給する際の出力電圧は、Vcc×3倍の電圧Vbに設定されている。このため、第1駆動回路410と第2駆動回路420とでは、出力電圧Va、Vbを、駆動するステータコイル24の数(ステータコイル29の数)で割った値がいずれもVccであり、等しい。なお、第1駆動回路410および第2駆動回路420の出力電圧Va、Vbに上記の関係を設定するにあたっては、電源部430から第1駆動回路410および第2駆動回路420に供給される電圧を上記の関係に設定する方式の他、第1駆動回路410および第2駆動回路420の少なくとも一方に昇圧回路を設けた方式を採用することができる。
いずれの方式を場合した場合も、本形態のステッピングモータ100では、図8に直線L11でNT特性を示すように、高い回転数およびトルクを得ることができる。すなわち、例えば、1つのステータコイルに対する出力電圧をVccに設定すると図8に直線L12でNT特性を示すように、十分なトルクを得ることができない。また、2つのステータコイルを直列に接続して出力電圧をVccに設定すると、ステータコイルの抵抗Rに起因する電流低下や、インダクタンスLに起因する逆起電力によって、ステータコイルに所定のモータ電流を供給できない結果、図8に直線L13でNT特性を示すように、回転数およびトルクの双方が低くなってしまう。しかるに本形態では、ステータコイルを直列に接続した分、ステータコイルの数に応じて最適な出力電圧Va、Vbを設定し、第1駆動回路410と第2駆動回路420のいずれにおいても、出力電圧Va、Vbを、駆動するステータコイル24の数(ステータコイル29の数)で割った値がいずれもVccである。このため、高い回転数およびトルクを得ることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のステッピングモータ100では、モータ部20を複数、モータ軸線L方向に配列し、複数のモータ部20の間において極歯215、225、265、275の角度位置を同一にしてあるため、ステッピングモータ100の特長である高い送り精度を確保したまま、大きなトルクを得ることができる。また、複数のモータ部20をモータ軸線L方向に配列した構成であるため、ステッピングモータ100の外径寸法は小さいままである。
また、本形態では、モータ部20は、ステータコアおよびステータコイルとして、A相のステータコア(外ステータコア21および内ステータコア22)およびステータコイル24と、B相のステータコア(外ステータコア26および内ステータコア27)およびステータコイル29を備え、複数のモータ部20の間においてA相の極歯215、225同士の角度位置が同一で、B相の極歯265、275同士の角度位置が同一である。かかる2相構造を採用すれば、単相構造と違って、送り動作の際の振動などを低く抑えることができる。
また、複数のモータ部20の間において、ステータコア(外ステータコア21、26および内ステータコア22、27)およびステータコイル24、29は同一構成である。従って、部品の共通化を図ることができるので、ステッピングモータ100の低コスト化を図ることができる。
さらに、複数のモータ部20を用いた場合、ステータコイル24同士およびステータコイル29同士を並列に接続すると、ステータコイル24、29に流れる電流にアンバランスが発生するおそれがあるが、本形態では、ステータコイル24同士およびステータコイル29同士を直列に接続しているため、各モータ部20においてステータコイル24、29に流れる電流を同等とすることができる。しかも、駆動回路の数を削減することができる。また、本形態では、ステータコイル24、29を直列に電気的に接続した分、第1駆動回路410および第2駆動回路420からの出力電圧Va、Vbを高く設定してある。このため、ステータコイル24、29の抵抗や逆起電力が大きくなっても、ステータコア24、29に十分なモータ電流を供給することができる。それ故、本形態によれば、共通の回転軸31に設けた複数のモータ部20に少ない数の駆動回路でモータ電流を供給した場合でも、十分な回転数やトルクを得ることができる。
また、本形態において、複数のモータ部20のいずれにおいてもステータコイル24、29が他のモータ部のステータに直列に電気的接続されている。このため、駆動回路の数を最小限、本形態では、2つの駆動回路(第1駆動回路410および第2駆動回路420)に抑えることができる。
さらに、本形態において、複数のモータ部20は、ステータコイル24、29が直列に電気的接続された複数組のモータ部、すなわち、第1駆動回路410に接続されたモータ部20a、20bのグループと、第2駆動回路420に接続されたモータ部20c、20d、20eのグループとにグループ分けされている。このため、複数のモータ部20のステータコア24、29を全て直列に電気的に接続した場合と比較して、駆動回路の出力電圧を低くすることができる。
さらにまた、第1駆動回路410と第2駆動回路420のいずれにおいても、出力電圧Va、Vbを、駆動するステータコイル24の数(ステータコイル29の数)で割った値がいずれもVccである。このため、各モータ部20で発生する回転数およびトルクを同等とすることができ、高い回転数およびトルクを得ることができる。
また、本形態では、複数のモータ部20の間において、端子246、296の位置が同一の角度位置にあるため、端子246、296への電気的な接続が容易である。また、モータ部20を同一の角度位置に配置する際、端子246、296あるいは端子台231、281を基準にモータ部20の角度位置を合わせることができる。しかも、端子246、296の位置が同一の角度位置にあるため、全ての端子246、296を共通の基板7に接続することができるので、端子246、296への電気的な接続が容易である。また、基板7として剛性基板を用いたため、フレキシブル基板を用いた場合と違って、端子246、296と基板7との固定により、モータ部20の位置ずれを防止することができるという利点がある。
本形態において、ロータマグネット32では、同一の磁極がモータ軸線L方向の全体にわたって連続して形成されているため、ロータマグネット32においてステータ2と対向する領域全体が着磁されていることになる。このため、磁気効率が高いので、大きなトルクを得るのに有利である。
また、ロータマグネット32はモータ軸線L方向に配列された複数のマグネット片320からなるため、マグネット片320の数などを変更することでロータマグネット32の全長を調整することができる。従って、準備しておくロータマグネット32用の部品の種類を減らすことができるので、ステッピングモータ100のコストを低減することができる。しかも、複数のマグネット片320は、隣接するマグネット片320同士が当接するように配置されているため、ステータ2と対向する部分の全てが着磁されている構成を容易に実現することができる。
さらに、ステータ2の外周側はカバー9により覆われ、カバー9とステータ2との間には樹脂6が充填され、かかる樹脂6はステータコイル24、29まで届いている。このため、ステータコイル24、29で発生した熱を、樹脂6を介してカバー9に伝達することができるので、放熱性が高い。従って、複数のモータ部20を用いた場合でも、ステッピングモータ100の温度上昇を低く抑えることができるので、ステッピングモータ100の信頼性を向上することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、
モータ部20a、20b=直列、駆動回路の出力電圧Vcc×2
モータ部20c〜20e=直列、駆動回路の出力電圧Vcc×3
としたが、以下の条件
モータ部20a〜20e=直列、駆動回路の出力電圧Vcc×5
のように、全てのモータ部20を直列に電気的に接続した構成としてもよい。また、以下の条件
モータ部20a、20b=直列、駆動回路の出力電圧Vcc×2
モータ部20c、20d=直列、駆動回路の出力電圧Vcc×2
モータ部20e=単独、駆動回路の出力電圧Vcc
のように、一部のモータ部20については直列に電気的接続しない構成を採用してもよい。
上記実施の形態では、モータ部20が5個であったが、モータ部20の数については、求められるNT特性に応じて、2〜4個、あるいは6個以上であってもよい。また、駆動回路の出力電圧についても、求められるNT特性に応じて、最適な値に設定すればよい。
また、上記実施の形態では、スペーサ5が磁性材料で構成されていたが、非磁性材料で構成してもよい。さらに、上記実施の形態では、基板7は剛性基板であったが、フレキシブル基板であってもよい。
上記実施の形態では、ステッピングモータに本発明を適用したが、他の直流モータに本発明を適用してもよい。
2 ステータ
3 ロータ
5 スペーサ
6 樹脂
7 基板
8 エンコーダ
9 カバー
20 モータ部
20a〜20e モータ部
21 A相の外ステータコア
22 A相の内ステータコア
24 A相のステータコイル
26 B相の外ステータコア
27 B相の内ステータコア
29 B相のステータコイル
31 回転軸
32 ロータマグネット
100 ステッピングモータ
215、225 A相の極歯
231、281 端子台
265、275 B相の極歯
320 マグネット片
400 駆動部
410 第1駆動回路
420 第2駆動回路
L モータ軸線

Claims (6)

  1. 回転軸に保持されたロータマグネットおよび該ロータマグネットに対向するステータを備えたモータ部と、前記モータ部にモータ電流を供給する駆動回路を備えた駆動部と、を有するモータにおいて、
    1本の前記回転軸に対して前記ステータが当該回転軸の軸線方向に沿って複数配列されて、前記モータ部は前記回転軸の軸線方向に沿って複数構成されており、
    当該複数のモータ部には、ステータコイルが他のモータ部のステータコイルに直列に電気的接続されて同一の前記駆動回路から給電されるモータ部が含まれ、
    前記駆動部では、前記駆動回路の総数が前記モータ部の総数より少ないことを特徴とするモータ。
  2. 前記モータ部は、ステッピングモータであり、
    前記複数のモータ部は同位相で駆動されることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記複数のモータ部のいずれにおいてもステータコイルが他のモータ部のステータに直列に電気的接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記複数のモータ部は、ステータコイルが直列に電気的接続された複数組のモータ部にグループ分けされていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のモータ。
  5. 前記駆動部は、モータ電流を供給するステータコイルの数が相違する複数種類の前記駆動回路を備え、
    当該複数種類の駆動回路では、モータ電流を供給するステータコイルの数によって出力電圧が相違することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記複数種類の駆動回路では、駆動回路からの出力電圧を、駆動するステータコイルの数で割った値が等しいことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
JP2009205019A 2009-09-04 2009-09-04 モータ Pending JP2011055691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009205019A JP2011055691A (ja) 2009-09-04 2009-09-04 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009205019A JP2011055691A (ja) 2009-09-04 2009-09-04 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011055691A true JP2011055691A (ja) 2011-03-17

Family

ID=43944107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009205019A Pending JP2011055691A (ja) 2009-09-04 2009-09-04 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011055691A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023278509A1 (en) * 2021-06-30 2023-01-05 Bryan Prucher Synchronized dual radial gap motor cluster assembly

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57193907A (en) * 1981-05-21 1982-11-29 Fuji Electric Co Ltd Drive motor circuit for electric motor vehicle
JPH11256440A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Murata Mach Ltd 多重撚糸機における停電処理装置
JP2000116097A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Hitachi Ltd 電動機装置
JP2001231240A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Mitsubishi Material Cmi Kk ステッピングモータ
JP2009159658A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Nabtesco Corp モータユニット及び減速装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57193907A (en) * 1981-05-21 1982-11-29 Fuji Electric Co Ltd Drive motor circuit for electric motor vehicle
JPH11256440A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Murata Mach Ltd 多重撚糸機における停電処理装置
JP2000116097A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Hitachi Ltd 電動機装置
JP2001231240A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Mitsubishi Material Cmi Kk ステッピングモータ
JP2009159658A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Nabtesco Corp モータユニット及び減速装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023278509A1 (en) * 2021-06-30 2023-01-05 Bryan Prucher Synchronized dual radial gap motor cluster assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3665737B2 (ja) nXリラクタンスレゾルバ
US5945753A (en) Motor
JP5619279B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4586717B2 (ja) モータ
US6259176B1 (en) Multi-phase outer-type PM stepping motor
US7876013B2 (en) Brushless motor
JP2004048908A (ja) 回転機
US9270146B2 (en) Brushless motor
JP2009033786A (ja) バスバーを内蔵したインナーロータブラシレスモータ
KR20100093093A (ko) 모터
WO2010064368A1 (ja) ステッピングモータ
JP2018157613A (ja) モータ
JP5554763B2 (ja) アウターロータ型モータ
JP2018157612A (ja) モータ
JP2010130886A (ja) ステッピングモータ
US7843093B2 (en) Driving device
JP2003070223A (ja) ステッピングモータ
JP2014121104A (ja) ブラシレス直流モータ、モータユニット、光学素子駆動装置及び撮像装置
JP2011055691A (ja) モータ
JP2007006637A (ja) リニアモータ
KR100213571B1 (ko) 일체형 스테이터를 이용한 더블로터/단일스테이터방식의 코어레스형 비엘디씨 모터
KR20180054087A (ko) 스테이터 일체형 차량용 팬모터
JPS63277455A (ja) ハイブリツドモ−タ
JP2021122171A (ja) ステッピングモータ
JP4996093B2 (ja) モータ及びモジュールic

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140401