JP2011055377A - 導波管変換器及びその製造方法 - Google Patents

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洋二 大橋
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Abstract

【課題】使用する基板材料に影響されることなく、パターン精度が維持され、製品精度を高めることにある。
【解決手段】この導波管変換器(2)には例えば、導波管部(導波管4)と、パッチ(パッチ導体20)と、接地導体部(接地導体16)と、ポート部(10)とを備える。導波管部は、導波管であればよい。パッチは、導波管部の開口面内に配置される。接地導体部は、導波管部の開口に沿って設置される。そして、ポート部は、導波管部の側面に開口され、パッチに接続された信号線路(12)を導波管部から引き出す手段である。
【選択図】図4

Description

本発明は、マイクロ波、ミリ波等の高周波帯域における基板側線路との間で信号変換する変換構造に関し、例えば、基板側線路と導波管との間で信号変換する導波管変換器及びその製造方法に関する。
自動車用レーダに用いられるミリ波等、短い波長帯域では、送信回路又は受信回路とアンテナとで信号を伝送する場合、送信回路又は受信回路とアンテナとの間に空洞導波管を介在させている。この導波管を用いた信号伝送には、信号変換手段として導波管変換器が用いられる。
このような導波管変換器に関し、誘電体導波管の入出力結合構造(例えば、特許文献1)が知られている。この入出力結合構造は、プリント基板上にある導体パターンと、この導体パターンを覆って設置された誘電体導波管側の導体パターンとを対向配置している。この入出力結合構造では、プリント基板上にマイクロストリップラインが設置され、このマイクロストリップラインの終端部に導体パターンが形成されている。この導体パターンを包囲する導体壁又はスペーサを設置している。前記プリント基板には前記導体パターンを覆う誘電体導波管が設置され、この誘電体導波管に形成された導体パターンとプリント基板側の導体パターンとが対向して配置されている。
RF(無線周波)プリント基板間の相互接続に関し、RFプリント基板間を接続する導波管伝送ラインが備えられ、導波管送受信部が各RFプリント基板の一体部分とされることが知られている(例えば、特許文献2)。
高周波線路−導波管変換器に関し、誘電体層、該誘電体層の上面に配置された線路導体、該線路導体の一部を取り囲むように同一面に配置された高周波線路が備えられることが知られている(例えば、特許文献3)。この高周波線路−導波管変換器では、誘電体層の厚みが高周波線路により伝送される高周波信号の波長λの4分の1より小さく設定されている。また、誘電体層の下面側にある線路導体の一端部の直下には、パッチ導体が形成されている。
特開2005−142884号公報 特開2006−191077号公報 特開2005−286435号公報
ところで、導波管変換器に関し、絶縁基板上に半導体回路チップを実装し又は受動回路を形成し、信号を変換して導波管に導き、又は、導波管から導かれる信号を変換する構造が用いられる。絶縁基板には、基板材料をセラミックとしたセラミック基板が用いられている。このセラミック基板は、パターン精度が高いものの高価であり、低コスト化には不向きである。
このため、低コスト化を図るには、セラミック基板に代え、基板材料をセラミック以外の材料として樹脂等からなる基板を用いればよい。しかしながら、樹脂基板では安価であるが、パターン精度がセラミック基板より低く、そのため、製造時の位置(寸法)合わせに対するばらつきが著しいという課題がある。
そこで、本開示の導波管変換器に関し、第1の目的は、使用する基板材料に影響されることなく、パターン精度が維持され、製品精度を高めることにある。
また、本開示の導波管変換器に関し、第2の目的は、基板材料に安価な樹脂等の使用が可能であって、パターン精度を劣化させることなく、製造時の位置(寸法)合わせばらつきに強い構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本開示の導波管変換器は、基板側線路との間で信号変換する導波管変換器である。この導波管変換器には例えば、導波管部と、パッチと、接地導体部と、ポート部とを備える。導波管部は、導波管であればよい。パッチは、導波管部の開口面内に配置される。接地導体部は、導波管部の開口に沿って設置される。そして、ポート部は、導波管部の側面に開口され、前記パッチに接続された信号線路を前記導波管部から引き出す手段である。斯かる構成により、使用する基板材料に影響されることなく、パターン精度が維持され、製品精度を高められる。
また、上記目的を達成するため、本開示の導波管変換器の製造方法は、基板側線路との間で信号変換する導波管変換器の製造方法である。この導波管変換器の製造方法には、ポート部を備える導波管部を形成する工程と、基板部に接地導体部、パッチ及び信号線路を形成する工程と、基板部に前記導波管部を設置する工程とが含まれる。
本開示の導波管変換器によれば、次のような効果が得られる。
(1) パッチを囲む接地導体部を導波管部の開口面内に配置され、パッチの信号線路を導波管部の側面部から引き出した構成であるから、導波管部の開口面とパッチとの位置や寸法合わせのばらつきの影響を受けることなく、安定した変換特性が得られる。
(2) 接地導体部をセラミック基板よりパターン精度が劣る樹脂基板からなる基板部に設置しても、安定した信号変換及び伝播モードを得ることができる。
(3) 信号線路を導波管部の側面から引き出しているので、導波管モードの漏洩防止に必要な開口寸法に設定でき、導波管モードの漏洩を防止できる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す斜視図である。 ポート部側からみた導波管変換器を示す図である。 ポート部と直交方向から見た導波管変換器を示す図である。 導波管と回路基板とを分離した導波管変換器を示す斜視図である。 ポート部分を切り欠いて導波管側から見た導波管変換器を示す図である。 パッチ導体、導波管及び接地導体の開口部、ポート部の詳細を示す図である。 図5のVII −VII 線断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 図5のIX−IX線断面図である。 図5のX −X 線断面図である。 図5のXI−XI線断面図である。 図5のXII −XII 線断面図である。 図5のXIII−XIII線断面図である。 接地ビアを示す図である。 導波管変換器の製造方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す分解斜視図である。 接地ビアを示す図である。 第3の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す分解斜視図である。 ポート部分を切り欠いて導波管側から見た導波管変換器を示す図である。 第4の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す図である。 第5の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す図である。 第6の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す図である。 第7の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す図である。 第8の実施の形態に係る導波管変換器の一例を示す斜視図である。 第9の実施の形態に係るレーダ装置の一例を示す図である。 アンテナの一部を切り欠いたレーダ装置の一例を示す斜視図である。 シミュレーションに用いた導波管変換器を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態は、導波管の開口面内にパッチを囲む接地導体を張り出させ、導波管の側面から導波管の一部を切り欠いてパッチの信号線路を引き出し、寸法精度の影響がなく、安定した変換特性を実現する。
この第1の実施の形態について、図1、図2及び図3を参照する。図1は、導波管変換器の構成例を示す図、図2は、ポート部側から見た導波管変換器を示す図、図3は、ポート部と直交方向から見た導波管変換器を示す図である(ポート部側を正面とすれば、図2は導波管変換器の正面図であり、図3はその左側面図である)。図1、図2及び図3に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この導波管変換器2は導波管に結合されて信号変換する信号変換手段であって、図1、図2及び図3に示すように、導波管4と、回路基板6とを備えている。導波管4は導波管部の一例であって、電波を伝送する伝送線路を構成する。この導波管4は、導体で形成された角筒状のパイプであり、空洞部8を備えている。即ち、導波管4の空洞部8は、導体で包囲されており、実質的な伝送線路ないし導波路を構成する。この導波管4は回路基板6の上面に設置され、空洞部8の開口部と回路基板6とを結合している。この実施の形態では、この導波管4が同一の肉厚からなる金属材料で形成されている。この導波管4は、このように導体材料で形成されたものでもよいし、樹脂によって形成された角筒体に導体層を設置したものでもよい。
導波管4の側面部にはポート部10が形成され、このポート部10は導波管4の内部から信号線路12を引き出すための手段であって、導波管4の空洞部8を導波管4の側面部に開放する空洞である。このポート部10は、回路基板6の上面に沿って形成された直方体状の切り欠きである。信号線路12は、回路基板6側に設置された高周波線路の一例であって、例えば、マイクロストリップ線路で構成される。この信号線路12をポート部10から引き出すため、回路基板6の接地導体16には間隔部17が形成されている。
このポート部10において、図2に示すように、ポート部10の開口幅をc1 (図6)、開口高さをhとすれば、開口幅c1 及び開口高さhは、使用周波数fの波長λの2分の1(=λ/2)より十分に小さく設定されている(λ/2>c1 、λ/2>h)。λ/2>c1 、λ/2>hによれば、導波管4の空洞部8を伝搬する導波管モードがポート部10から漏れ出すのを防止できる。
回路基板6は本開示に係る基板部の一例であって、例えば、正方形状の絶縁基板14を備えており、この絶縁基板14の一面(例えば、上面)側には第1の接地導体として既述の接地導体16、その他面(例えば、下面)側には第2の接地導体18が設置されている。接地導体16は、本開示に係る接地導体部の一例である。この接地導体16に隣接して露出面部19が形成されている。この露出面部19は、接地導体16を形成していない部分であって、絶縁基板14を露出させた面部である。
絶縁基板14は一様な厚みを持つ平板形状であって、その構成材料は絶縁材料であればよく、具体的にはベークライト等の合成樹脂であってもよいし、セラミックであってもよい。接地導体16は、絶縁基板14の上面に設置された一様な厚みを持つ導体層であって、この実施の形態では、導波管4の端面形状と一致している。また、接地導体18は、絶縁基板14の下面に設置された一様な厚みを持つ導体層であって、この実施の形態では、絶縁基板14と一致した平面形状である。即ち、接地導体16は、接地導体18より狭面積であるが、これら2つの接地導体16、18は、絶縁基板14を挟んで平行平板構造を成している。
次に、回路基板6について、図4を参照する。図4は、分離させた導波管と回路基板とを示す分解斜視図である。図4に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図4において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
回路基板6にはパッチ導体20が設置されている。このパッチ導体20は、導波管4との電磁結合手段であって、導波管4に対して信号線路12からの信号(電波)を放射し又は導波管4から信号を受ける手段である。このパッチ導体20は、回路基板6から露出させた絶縁基板14に設置され、導波管4の空洞部8の形状又は面積より小さい形状又は面積を備える導体層であって、この実施の形態では、導波管4の空洞部8の形状と相似形の長方形状である。このパッチ導体20は導波管4の空洞部8の開口面内に設置され、既述の信号線路12が接続されている。このパッチ導体20及び信号線路12は、接地導体16と同様に絶縁基板14の同一表面に形成されている。
回路基板6の接地導体16には開口部22が形成され、この開口部22は絶縁基板14を露出させ、その内部に既述のパッチ導体20が形成されている。また、既述の間隔部17は、既述の信号線路12を通過させる手段であって、接地導体16と信号線路12との間に一様な絶縁間隔を設定している。従って、信号線路12は、導波管4を通過する部分で、コプレーナ線路26を構成している。
そして、接地導体16と接地導体18とは複数の接地ビア28によって結合され、電気的に接続されている。各接地ビア28は、接地導体16と接地導体18とを接続する単一又は複数の接続部の一例である。この接地ビア28は、コプレーナ線路26の下側には形成されていない。
次に、導波管4、接地導体16及びパッチ導体20の形状及び配置について、図5及び図6を参照する。図5は、ポート部分を切り欠き、上面(導波管)側から見た導波管変換器を示す図、図6は、パッチ導体、導波管及び接地導体の開口部、ポート部の詳細を示す図である。図5及び図6に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図5及び図6において、図1、図4と同一部分には同一符号を付してある。
導波管4は、図5に示すように、回路基板6の接地導体16の上面に設置されている。パッチ導体20は、導波管4の空洞部8の開口面内に配置され、接地導体16は導波管4の空洞部8の開口に沿って設置されている。即ち、パッチ導体20を包囲して配置された接地導体16の開口部22は、導波管4の空洞部8の開口形状と相似形で空洞部8の開口形状より小さく設定されている。そこで、導波管4の空洞部8の開口面内には、パッチ導体20を囲む周回状の張出部24が形成されている。即ち、接地導体16の張出部24がパッチ導体20を包囲している。そして、接地導体16、18を接続する複数の接地ビア28が導波管4の空洞部8の縁面上に配置されている。複数の接地ビア28は、接地導体16の開口部22及び導波管4の開口面を包囲している。
そこで、図6に示すように、導波管4の空洞部8の長辺幅をa1 、短辺幅をb1 、接地導体16の開口部22の長辺幅をa2 、短辺幅をb2 、パッチ導体20の長辺幅をa3 、短辺幅をb3 とすると、a1 >a2 >a3 、b1 >b2 >b3 の大小関係である。
導波管4の空洞部8に対する接地導体16の張出部24の幅をΔa1 2 、Δb1 2 とすると、
Δa12=(a1 −a2 )/2 ・・・(1)
Δb12=(b1 −b2 )/2 ・・・(2)
となる。この場合、導波管4の空洞部8の中心軸Oを中心にX軸、Y軸を取り、幅Δa1 2 、Δb1 2 について、上下幅又は左右幅を同一と想定しているが、異なってもよい。
また、パッチ導体20と接地導体16の張出部24との間の間隔(幅)をΔa2 3 、Δb2 3 とすれば、
Δa23=(a2 −a3 )/2 ・・・(3)
Δb23=(b2 −b3 )/2 ・・・(4)
である。この場合、中心軸Oを中心にX軸、Y軸上で、幅Δa2 3 、Δb2 3 について、上下幅又は左右幅を同一と想定しているが、異なってもよい。
また、導波管4のポート部10の幅をc1 、ポート部10における接地導体16の間隔部17の間隔をc2 、信号線路12の幅をc3 とすると、c1 >c2 >c3 の大小関係である。ポート部10における接地導体16の張出部24の幅をΔc1 2 とすると、
Δc12=(c1 −c2 )/2 ・・・(5)
である。また、信号線路12と接地導体16の張出部24とのギャップ幅をΔc2 3 とすると、
Δc23=(c2 −c3 )/2 ・・・(6)
となる。図6において、dは、コプレーナ線路26の線路長である。
また、この導波管変換器2について、図7、図8、図9、図10、図11、図12及び図13を参照する。図7は、図5のVII −VII 線断面図、図8は、図5のVIII−VIII線断面図、図9は、図5のIX−IX線断面図、図10は、図5のX −X 線断面図、図11は、図5のXI−XI線断面図、図12は、図5のXII −XII 線断面図、図13は、図5のXIII−XIII線断面図である。これらの断面図から明らかなように、回路基板6には絶縁基板14を貫通して複数の接地ビア28が設置されている。各接地ビア28は、導波管4の空洞部8の延長線上に設置され、換言すれば空洞部8を包囲する形態である。また、各接地ビア28は、図14に示すように、接地導体16と接地導体18とを絶縁基板14を貫通して接続している。図14は、接地ビア28の部分で切断した回路基板6を示す図である。
次に、この導波管変換器の製造方法について、図15を参照する。図15は、導波管変換器の製造方法の一例を示すフローチャートである。
この製造工程は、本開示の製造方法の一例であって、図15に示すように、導波管4の形成工程(ステップS101)、基板部である回路基板6の形成工程(ステップS102)、導波管4と回路基板6との結合工程(ステップS103)を含んでいる。
導波管4の形成工程(ステップS101)では、既述の導波管4を形成する。この導波管4は、図4に示すように、角筒体の下面側の壁部端面にポート部10を形成する。
また、回路基板6の形成工程(ステップS102)では、既述の回路基板6を形成する。この回路基板6には、絶縁基板14の表面に接地導体16、背面に接地導体18が形成され、各接地導体16、18は金属導体からなる導体層をメッキ、蒸着等の皮膜生成方法によって形成すればよい。接地導体16と接地導体18とは、絶縁基板14を穿孔して形成した接地ビア28によって接続する。
接地導体16には、間隔部17や開口部22を形成し、開口部22には、パッチ導体20を形成する。また、開口部22から間隔部17を通過して絶縁基板14の露出面部19には、パッチ導体20に接続された信号線路12を形成する。信号線路12は、各接地導体16、18と同様に、金属導体からなる導体層をメッキ、蒸着等の皮膜生成方法によって形成すればよい。
そして、導波管4と回路基板6との結合工程(ステップS103)では、既述の回路基板6の上面にある接地導体16に導波管4を設置すれば、既述の導波管変換器2が得られる。
上記実施の形態に係る導波管変換器2について、特徴事項を列挙すれば次の通りである。
(1) このような導波管変換器2によれば、信号線路12から伝送された電磁波は、コプレーナ線路26を経て導波管4内に入り、パッチ導体20から導波管4の空洞部8に電磁波として放射される。即ち、高周波信号は、パッチ導体20から導波管4の空洞部8を伝搬する導波管モードに変換され、導波管4を伝搬する。
また、導波管4の空洞部8を伝搬する電磁波がパッチ導体20に誘導され、パッチ導体20からコプレーナ線路26を経て導波管4から信号線路12に伝搬する。このように導波管モードは、信号線路12を伝搬する信号に変換される。
(2) この導波管変換器2では、導波管4の開口径に比べて接地導体16の開口部22の形状即ち、その開口面積が小さい。信号線路12上には、信号線ビアが設けられていない構成であるから、信号線路12とパッチ導体20は、絶縁基板14の同一面上に設置されている。しかも、ポート部10は、使用周波数fの波長λの2分の1(=λ/2)の長さより狭い幅である。導波管4のパッチ導体20側の開口面は、接地導体16と導通するとともに、接地導体16と接地ビア28で接続された接地導体18で閉じられている。また、導波管4の側面部に形成したポート部10で導波管4が閉じられていることにより、導波管モードが回路基板6から漏れ出すのを防止できる。
更に、この導波管変換器2では、回路基板6の上面側に信号線等のパターンとして信号線路12、接地パターンとして接地導体16、下面側に接地導体18が設置され、接地導体16、18は接地ビア28で接続されている。しかも、導波管4の空洞部8の周囲は、接地ビア28で包囲されている。そこで、信号線路12からの入力信号は、コプレーナ線路26に入り、パッチ導体20から導波管4の空洞部8に抜けるが、信号線路12上にはビアが存在していない。このため、信号線路12では、信号線ビアを設置した場合、精度よく穴を開けて信号線ビアを設置しないと、特性劣化の原因になるが、斯かる構成即ち、信号線上に信号線ビアがないため、このような不都合はない。
(3) 信号線路12とパッチ導体20が絶縁基板14の同一面上に形成され、しかも、導波管4の開口形状又はその開口面積に比較し、接地導体16の開口部22の形状及びその面積が小さく設定されている。このため、導波管モードが回路基板6から漏れ出すのを防止できる。
(4) 接地ビア28の間隔は、使用周波数fの波長λの2分の1(=λ/2)の長さより狭い幅e(図6)で閉じられている。このため、導波管モードが回路基板6から漏れ出すのを防止できる。
(5) 導波管4のポート部10は開口幅c1 に設定され、この開口幅c1 は、使用周波数fの波長λの2分の1(=λ/2)より狭い幅であるため、導波管モードがポート部10から漏れ出すのを防止できる。
(6) また、導波管4の空洞部8の開口幅a1 、b1 に対して、接地導体16の開口部22は、その開口幅a2 、b2 に設定され、張出部24を設けて小さく設定されている。このため、導波管4の空洞部8の設置位置は、既述の式(1) 、(2) から明らかなように、中心Oを基準にすれば、左右方向に±Δa12=(a1 −a2 )/2、又は、上下方向に±Δb12=(b1 −b2 )/2に変位しても同様の変換特性が得られる。
(7) このような構成から、回路基板6に対する導波管4の位置精度が特性に影響することがない。導波管4と回路基板6の接地導体16とのショート面までの距離が変換特性に影響することがない。高い加工精度が不要であり、コストを低減できる。また、信号線ビアを設置していない。回路基板6に設置された接地導体16、18のパターン位置精度が不要であり、導波管モードの漏れがない。従って、この導波管変換器2では、製造時の位置(寸法)合わせのばらつきが変換特性に影響がない。寸法精度に影響を受けることがなく、また、高度な位置精度や加工精度が要求されないので、回路基板6に安価な樹脂基板を使用でき、低コスト化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る接地ビア28の形状を直方体状に設定したものである。この第2の実施の形態では、図16及び図17に示すように、直方体状の接地ビア28を第1の実施の形態と同様に配置している。斯かる構成によっても、第1の実施の形態と同様の効果が期待できる。図16は、第2の実施の形態に係る導波管変換器の一例であって、分離させた導波管と回路基板とを示す分解斜視図、図17は、接地ビア28の部分で切断した回路基板6を示す図である。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に係る複数の接地ビア28に代え、連続した接地パターンを設置した構成である。
この第3の実施の形態について、図18及び図19を参照する、図18は、第3の実施の形態に係る導波管変換器を示す分解斜視図、図19は、ポート部分を切り欠き、上面(導波管)側から見た導波管変換器を示す図である。図18及び図19に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
上記実施の形態では、複数の接地ビア28(図4、図14、図16、図17)によって接地導体16と接地導体18とを絶縁基板14上で接続しているが、この実施の形態では、図18及び図19に示すように、接地パターン部30を設置し、接地導体16、18とを接続している。接地パターン部30は、C字形状のパターン接続部であって、絶縁基板14を貫通して設置されている。このため、接地パターン部30には、絶縁基板14と同等の高さgを備えている。また、接地パターン部30には、間隔部17が形成されている。
この実施の形態の導波管変換器2では、絶縁基板14の上面側に信号線路12や接地導体16等の導体パターン、下面側には接地導体18が形成されている。そして、接地パターン部30は、既述の接地ビア28と同様に、導波管4の空洞部8の開口端面を回路基板6側で取り囲んでいる。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態はパッチの変形形態に関する。この第4の実施の形態では、図20に示すように、接地導体16の開口部22の内部に左右対称の繭(まゆ)型のパッチ導体20Aを設置したものである。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が期待できる。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態はパッチの変形形態に関する。この第5の実施の形態では、図21に示すように、接地導体16の開口部22の内部に、パッチ導体20の信号線路12側の辺部から角部を切除し、六角形状に形成したパッチ導体20Bを設置したものである。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が期待できる。
〔第6の実施の形態〕
第6の実施の形態はパッチの変形形態に関する。この第6の実施の形態では、図22に示すように、接地導体16の開口部22の内部に左右対称の三角形状でポート部10側に頂角部を持つパッチ導体20Cを設置したものである。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が期待できる。
〔第7の実施の形態〕
第7の実施の形態は接地ビアの変形形態に関する。この第7の実施の形態では、図23に示すように、絶縁基板14を貫いて接地導体16と接地導体18とを連結する接地ビア28を無数に配置したものである。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が期待できる。
〔第8の実施の形態〕
第8の実施の形態は導波管部の変形形態に関する。上記実施の形態では、導波管4の外形を接地導体16と一致させたが、この第8の実施の形態では、図24に示すように、接地導体16より小さく設定し、導波管4の空洞部8は上記実施の形態と同様に構成したものである。この場合、導波管4の導体部32を肉薄に設定しているので、ポート部10を包囲する部分を上記実施の形態と同様に、突部34に形成することにより、コプレーナ線路26を導波管4と一体の突部34で包囲する構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が期待できる。
〔第9の実施の形態〕
第9の実施の形態は、既述の導波管変換器を用いたレーダ装置である。
このレーダ装置について、図25及び図26を参照する。図25は、第9の実施の形態に係るレーダ装置を示す図、図26は、アンテナの一部を切り欠いたレーダ装置を示す図である。図25及び図26に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図25及び図26において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
このレーダ装置40は、図25及び図26に示すように、既述の導波管変換器2の回路基板6上に無線部42が設置され、既述の信号線路12に接続されている。無線部42はミリ波の送受信部の一例であって、例えば、マイクロ波集積回路(MMIC:Monolithic Microwave Integrated Circuit )で構成される。導波管4の頂部には、アンテナ44が設置されている。
このような構成によれば、導波管変換器2の既述の特性を有効に活かし、変換特性の優れたレーダ装置40を実現し、提供できる。
〔シミュレーション結果〕
本開示の導波管変換器のシミュレーションについて、図27を参照する。図27は、シミュレーションに用いた導波管変換器を示す図である。図27に示す導波管変換器は一例であって、本開示の導波管変換器は、斯かる構成に限定されるものではない。
このシミュレーションでは、回路基板6の絶縁基板14に樹脂を用いた樹脂導波管変換器を用いている。この樹脂導波管変換器において、ポート部10の開口幅c1 をc1 =600〔μm〕に設定している。
このシュミレーションにより、ポート部10の開口幅c1 が使用周波数fの波長λの2分の1(=λ/2)より大きくすると、導波管モードの漏れが顕著となることが確認された。
次に、以上述べた実施の形態から抽出される技術的思想に関し、更に以下の付記を開示する。なお、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 基板側線路との間で信号変換する導波管変換器であって、
導波管部と、
前記導波管部の開口面内に配置されたパッチと、
前記導波管部の開口に沿って設置された接地導体部と、
前記導波管部の側面に開口され、前記パッチに接続された信号線路を引き出すポート部と、
を備えたことを特徴とする、導波管変換器。
(付記2) 前記導波管部の開口面側に設置される基板部を備え、該基板部が前記接地導体部を備えることを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記3) 前記接地導体部は、前記導波管部の開口面内に張り出して設置されたことを特徴とする、付記1記載の導波管変換器。
(付記4) 前記接地導体部は、前記基板部の背面側に設置された接地導体と前記基板部を貫通する単一又は複数の接続部で接続されたことを特徴とする、付記2に記載の導波管変換器。
(付記5) 前記パッチは、前記接地導体部と同一面に形成されたことを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記6) 前記パッチは、前記導波管部の開口面積より小さく設定されていることを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記7) 前記パッチは、前記導波管部の開口形状と相似形又は異なる形状であることを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記8) 前記ポート部は、使用周波数の波長λの2分の1より狭い幅の開口幅を備えることを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記9) 前記ポート部は、前記導波管部の側面に開口された透孔又は溝部であることを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記10) 前記ポート部は、前記導波管部の側面に開口された透孔又は溝部であり、このポート部内に前記接地導体部が張り出されていることを特徴とする、付記1に記載の導波管変換器。
(付記11) 前記導波管部と前記基板部との間に前記接地導体部を介在させたことを特徴とする、付記2に記載の導波管変換器。
(付記12) 基板側線路との間で信号変換する導波管変換器の製造方法であって、
ポート部を備える導波管部を形成する工程と、
基板部に接地導体部、パッチ及び信号線路を形成する工程と、
基板部に前記導波管部を設置する工程と、
を含むことを特徴とする、導波管変換器の製造方法。
以上説明したように、導波管変換器及びその製造方法の好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための最良の形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示の導波管変換器及びその製造方法は、ミリ波の周波数帯域で使用される自動車用レーダ等に用いられる導波管変換器に広く利用でき、有用である。
2 導波管変換器
4 導波管(導波管部)
6 回路基板(基板部)
8 空洞部
12 信号線路
14 絶縁基板
16 接地導体(接地導体部)
18 接地導体
20 パッチ導体(パッチ)
22 開口部
24 張出部
28 接地ビア(接続部)
30 接地パターン部

Claims (6)

  1. 基板側線路との間で信号変換する導波管変換器であって、
    導波管部と、
    前記導波管部の開口面内に配置されたパッチと、
    前記導波管部の開口に沿って設置された接地導体部と、
    前記導波管部の側面に開口され、前記パッチに接続された信号線路を引き出すポート部と、
    を備えたことを特徴とする、導波管変換器。
  2. 前記導波管部の開口面側に設置される基板部を備え、該基板部が前記接地導体部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の導波管変換器。
  3. 前記接地導体部は、前記導波管部の開口面内に張り出して設置されたことを特徴とする、請求項1に記載の導波管変換器。
  4. 前記接地導体部は、前記基板部の背面側に設置された接地導体と前記基板部を貫通する単一又は複数の接続部で接続されたことを特徴とする、請求項2に記載の導波管変換器。
  5. 前記ポート部は、使用周波数の波長λの2分の1より狭い幅の開口幅を備えることを特徴とする、請求項1に記載の導波管変換器。
  6. 基板側線路との間で信号変換する導波管変換器の製造方法であって、
    ポート部を備える導波管部を形成する工程と、
    基板部に接地導体部、パッチ及び信号線路を形成する工程と、
    前記基板部に前記導波管部を設置する工程と、
    を含むことを特徴とする、導波管変換器の製造方法。
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