JP2011053804A - 環境管理方法、環境管理システム、環境管理システム用プログラム - Google Patents

環境管理方法、環境管理システム、環境管理システム用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークに接続された複数種類の電子機器に対して、その電子機器に適した消費電力を削減し、二酸化炭素の排出量を削減する設定を自動的に行う。
【解決手段】多機能周辺装置50が、電子機器10から、当該電子機器10の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバ500に送信し、環境管理サーバ500が、パケットと電子機器10ごとの定義ファイルを比較し、定義ファイルごとに得点化して、得点化の結果として、得点が高い定義ファイルの電子機器種別を、この電子機器10の電子機器種別と決定して、電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択し、電子機器10に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークに接続された電子機器の電力消費量を削減し、二酸化炭素の排出量を削減する環境管理方法、環境管理システム、環境管理システム用プログラムに関し、特に、企業内ネットワーク又はホームネットワーク等における多数の電子機器を管理するネットワークにおいて、各電子機器の消費電力及び二酸化炭素の排出量を制御する技術に関する。
近年、ホームネットワーク等の小規模ネットワークに接続される電子機器の種類及び数が増加することにより、ユーザが一人で全ての電子機器を管理することが困難になってきている。例えば、ユーザが、一のパソコンの電源を投入して情報検索等を行った後に、他のパソコンを使用し始めてしまい、一のパソコンを長時間にわたり放置してしまい、電力を無駄に消費してしまう場合がある。
そこで、パソコン等の電子機器が使用されていないことに応じて、OS(Operating System)の制御により、パソコンのモニタの電源をオフにしたり、ハードディスクに対する給電を休止したりすることが知られている(下記「非特許文献1」参照)。
また、ネットワーク内のクライアントPCによるプリンタの使用状況を確認したり、PING,ICMP等の所定のパケットを確認することで、所定時間、プリンタが使用されていないことを判断し、プリンタ等が使用されていないと判断した場合には、プリンタの電源(特許文献2では、共有機器(ハードディスク装置)を含む)を遮断するプリンタが知られている(下記「特許文献1」、「特許文献2」、「特許文献3」参照)。
さらに、ネットワークに接続されたIPフォンやネットワーク・カメラ、無線LANアクセスポイントといった電子機器を対象に、ネットワーク管理者が電源のオン/オフ、スリープモード等の電源制御を一元管理することが開示されている(下記、「非特許文献2」参照)。
特開2004−206332号公報 特開2000−293272号公報 特開2000−172474号公報 マイクロソフト株式会社、"Windows(登録商標)XPの電源管理"、[online]、2002年3月25日、[2009年7月28日検索]、インターネット<URL:http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/using/setup/learnmore/russel_02march25.mspx> シスコシステムズ、"Cisco Energy Wise Introduction"、[online]、[2009年8月3日検索]、インターネット<URL:http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/switches/energywise/index.html>
しかしながら、非特許文献1の方法では、消費されている電源の管理ができる範囲は、そのOSがインストールされた当該電子機器に限定されており、ネットワーク内の複数の電子機器を管理することはできない。
さらに、特許文献1から3の方法では、ネットワーク内でのプリンタ等の共有機器については、消費されている電源の管理ができるが、ネットワークに接続された複数の電子機器を網羅的に管理することはできない。
そこで、非特許文献2のように、ルータ等の機器が、ネットワークに接続されたIPフォン等の複数の電子機器の消費電力を管理することが開示されている。しかし、非特許文献2では、複数種類の電子機器の個々の消費電力設定を、どのように、その電子機器に適した設定を自動的に行うかが開示されていない。したがって、管理者が、手動で各電子機器の種類ごとに、その電子機器に適した電源設定等を行う必要が生じてしまう。
本発明は、ネットワーク内に接続された複数種類の電子機器に対して、その電子機器に適した消費電力を削減し、二酸化炭素の排出量を削減する設定を自動的に行う環境管理方法、環境管理システム、環境管理システム用プログラムを提供することを目的とする。
(1) 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムであって、
前記環境管理装置が、
前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信手段を備え、
前記環境管理サーバが、
前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、当該定義ファイルごとに得点化する得点化手段と、
前記得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別と決定して、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する選択手段と、を備える環境管理システム。
(1)の発明によれば、環境管理装置が、電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶しておき、環境管理装置からのパケット送信に応じて、パケットと電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化し、得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する。
したがって、電子機器を環境管理装置に接続するだけで、その電子機器の種別を決定して、種別に応じた電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択することができる。管理者は、電子機器に応じた電力消費量管理のためのエージェントプログラムを個別に選択する必要がないため、有益である。
(2) (1)に記載の環境管理システムであって、
前記環境管理サーバが、
前記エージェントプログラムを選択した電子機器に、当該エージェントプログラムを送信する送信手段を備え、
前記エージェントプログラムが送信された電子機器が、
前記エージェントプログラムを受信して、前記エージェントプログラムをインストールするインストール手段と、
前記電子機器が前記エージェントプログラムの実行により電力消費を削減した時間を前記環境管理サーバに送信する電力消費削減時間送信手段と、を備え、
前記環境管理サーバが、
前記電子機器から前記エージェントプログラムにより算出した電力削減時間を受信し、当該電子機器の電力消費削減量を算出する算出手段と、を備える環境管理システム。
(2)に係る発明によれば、環境管理サーバが、エージェントプログラムを選択した電子機器に、当該エージェントプログラムを送信し、エージェントプログラムが送信された電子機器が、エージェントプログラムをインストールし、電子機器がエージェントプログラムの実行により電力消費を削減した時間を環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器からエージェントプログラムにより算出した電力削減時間を受信し、電子機器の電力消費削減量を算出する。
(3) (2)に記載の環境管理システムであって、
前記算出手段は、さらに、当該電子機器の電力消費の削減から生じる二酸化炭素排出量の削減量を算出する環境管理システム。
(3)に係る発明によれば、環境管理サーバが、電子機器の電力消費の削減から生じる二酸化炭素排出量の削減量を算出する。したがって、電子機器の二酸化炭素の排出量の削減効果についても、ユーザに認識させることが可能である。
(4) (1)から(3)のいずれか一つに記載の環境管理システムであって、環境管理装置が、多機能周辺装置である環境管理システム。
(4)に係る発明によれば、環境管理装置が、多機能周辺装置(MFP:Multi Function Peripheral)であるため、オフィスやSOHOオフィスで常時使用する装置であり、かつ、プリンタ利用等のために、既に複数の電子機器とネットワーク接続されている機器を利用して上記の機能を実現することができるため有用である。
(5) 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成されるシステムが実行する方法であって、
前記環境管理装置が、
前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信ステップを実行し、
前記環境管理サーバが、
前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
前記得点化ステップの結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する選択ステップと、を実行する方法。
(5)の発明によれば、環境管理装置が、電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶しておき、環境管理装置からのパケットの送信を受信したことに応じて、パケットと電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化し、得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する。
したがって、電子機器を環境管理装置に接続するだけで、その電子機器の種別を決定して、種別に応じた電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択することができる。管理者は、電子機器に応じた電力消費量管理のためのエージェントプログラムを個別に選択する必要がないため、有益である。
(6) 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムを制御する環境管理システム用プログラムであって、
前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信手段、として、コンピュータである環境管理装置を動作させる環境管理装置用プログラムと、
前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段、
前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段、
前記得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する選択手段、として、コンピュータである環境管理サーバを動作させる環境管理サーバ用プログラムと、を備える環境管理システム用プログラム。
(6)の発明によれば、環境管理装置が、電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶しておき、環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、パケットと電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化し、得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する。
したがって、電子機器を環境管理装置に接続するだけで、その電子機器の種別を決定して、種別に応じた電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択することができる。管理者は、電子機器に応じた電力消費量管理のためのエージェントプログラムを個別に選択する必要がないため、有益である。
(7) 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムであって、
前記環境管理装置が、
前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信手段を備え、
前記環境管理サーバが、
前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段と、
前記得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する算出手段と、を備える環境管理システム。
(7)の発明によれば、環境管理装置が、電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶しておき、環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、パケットと電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化し、得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する。
したがって、電子機器を環境管理装置に接続するだけで、その電子機器の種別を決定して、環境管理サーバ側で種別に応じた電力消費量を算出することができる。ユーザは、電子機器に応じた電力消費量管理のためのエージェントプログラム等をダウンロードする必要がなく、Saas(Software As A Service)型で算出できるため、有益である。
(8) 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムが実行する方法であって、
前記環境管理装置が、
前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信ステップを実行し、
前記環境管理サーバが、
前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
前記得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する算出ステップと、を実行する方法。
(8)の発明によれば、環境管理装置が、電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶しておき、環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、パケットと電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化し、得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する。
したがって、電子機器を環境管理装置に接続するだけで、その電子機器の種別を決定して、環境管理サーバ側で種別に応じた電力消費量を算出することができる。ユーザは、電子機器に応じた電力消費量管理のためのエージェントプログラム等をダウンロードする必要がなく、SaaS(Software As A Service)型で算出できるため、有益である。
(9) 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、前記環境管理装置と前記環境管理サーバと通信可能に接続されたアクセスサーバから構成される環境管理システムが実行する方法であって、
前記環境管理装置が、
前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信ステップを実行し、
前記環境管理サーバが、
前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
前記得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を決定するステップと、
前記電子機器がアクセスサーバにアクセスしたことに応じて、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する算出ステップと、を実行する方法。
(9)に係る発明によれば、環境管理装置が、電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、パケットを環境管理サーバに送信し、環境管理サーバが、電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶しておき、環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、パケットと電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化し、得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、電子機器がアクセスサーバにアクセスしたことに応じて、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する。
したがって、電子機器を環境管理装置に接続しておき、任意のタイミングで電子機器からアクセスサーバ(ポータルサイトを提供するサーバ等)にアクセスするだけで、その電子機器の種別を決定して、環境管理サーバ側で種別に応じた電力消費量を算出することができる。ユーザは、電子機器に応じた電力消費量管理のためのエージェントプログラム等をダウンロードする必要がなく、SaaS(Software As A Service)型で算出できるため、有益である。
本発明によれば、ネットワークに接続された複数種類の電子機器に対して、その電子機器に適した消費電力を削減し、二酸化炭素の排出量を削減する電源設定を自動的に行う環境管理方法、環境管理システム、環境管理システム用プログラムを提供することができる。
環境管理システム1の全体構成を示す図である。 第一実施形態における多機能周辺装置50と、電子機器20、環境管理サーバ500の機能構成を示すブロック図である。 第一実施形態の処理フローを示す図である。 MACアドレスの例を示す図である。 MACアドレスメーカテーブルの一例を示す図である。 MACアドレス機種テーブルの一例を示す図である。 ポート使用状況を示すテーブル図である。 ポート番号テーブルの一例を示す図である。 環境管理サーバ500が実行する得点化処理を説明するための概念図である。 ネットワーク管理テーブルの一例を示す図である。 エージェントプログラム選択テーブルの一例を示す図である。 省電力モードの種類及び起動時間のデータの一例を示す図である。 電力対応テーブルの一例を示す図である。 電子機器10に表示される画面表示例を示す図である。 第二実施形態の処理フローを示す図である。 第三実施形態の処理フローを示す図である。 ローカルネットワークごとに電子機器10が管理される場合の画面表示例を示す図である。 ローカルネットワークごとに電子機器10が管理される場合のネットワーク管理テーブルの一例を示す図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
[全体概要]
図1を参照して本発明に係る環境管理システム1の概要について説明する。図1は、環境管理システム1の全体構成を示す図である。
環境管理システム1は、環境管理装置に該当する多機能周辺装置50(MFP:Multi Function Peripheral)と、電子機器10a〜c(以下、「電子機器10」)とから構成され、多機能周辺装置50と各電子機器10は、有線又は無線により通信可能に接続されている。環境管理システム1は、ローカルエリアネットワーク、ホームネットワーク等により実現されるネットワークで通信可能となったシステムである。また、多機能周辺装置50が、WAN(Wide Area Network)と接続され、公衆回線網3を介して、環境管理サーバ500と通信可能に接続されている。
電子機器10a〜c及び、多機能周辺装置50は、ローカルネットワーク2により通信可能に接続されている。なお、多機能周辺装置50が、電子機器10とWAN経由で接続されて、この電子機器10の環境管理を後述する処理により実行してもよい。
多機能周辺装置50は、電子機器10と通信可能に接続された情報処理装置であって、MFP:Multi Function Peripheral、コンピュータ、ルータ、ゲートウェイ、STB(Set Top Box)、家庭内サーバ、パソコンであってよい。多機能周辺装置50が、MFPの場合の複数の機能とは、プリンタ機能、ファックス機能、スキャナ機能、コピー機能等である。
多機能周辺装置50は、制御部として、CPU(Central Proscessing Unit),RAM(Random Access memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、記憶部として、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)のいずれか又は双方等を備え、通信部として、有線・無線対応イーサネット(登録商標)ボード、Bluetooth(登録商標)等を備える。
多機能周辺装置50は、Java(登録商標)VM(Virtual Machine)上で動作するOSGi(Open Services Gateway initiative)プラットフォームを基盤として、この上で実行されるモジュールとして、後述する各手段が実現されてよい。
電子機器10は、多機能周辺装置50、環境管理サーバ500と通信可能となる有線または無線のネットワーク機能を有し、電力による供給により稼働する家庭用・業務用電子機器であり、パソコン、記憶媒体再生・録画プレーヤ、ノートパソコン、テレビ、オーディオコンポ、プリンタ、電話機、FAX機、コピー機、スキャナ機、MFP等の情報家電のみならず、冷蔵庫、洗濯機、食器洗浄乾燥機、扇風機、エアコン、電気ストーブ、炊飯器、電子レンジ等の白物家電や、電気照明等も含む。
電子機器10は、制御部として、CPU(Central Proscessing Unit),RAM(Random Access memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、記憶部として、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)のいずれか又は双方等を備え、通信部として、有線・無線対応イーサネットボード、Bluetooth(登録商標)等を備える。
電子機器10は、ディスプレイ等の表示出力機能を有する表示部、スピーカ等の音声出力機能を有する音声出力部等の出力部を備え、入力部として、キーボード、マウス、入力ボタン、リモコン操作送信・受信部のいずれかを少なくとも備える。
環境管理サーバ500は、コンピュータであり、公衆回線網3を介して、多機能周辺装置50、電子機器10と通信可能に接続されている。環境管理サーバ500は、制御部として、CPU(Central Proscessing Unit),RAM(Random Access memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、記憶部として、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)のいずれか又は双方等を備え、通信部として、有線・無線対応イーサネットボード、Bluetooth(登録商標)等を備える。環境管理サーバ500の後述する全ての手段は、単一のハードウェア(コンピュータ)により実現されなくてもよく、複数のサーバによりシステムを構成し、一以上の手段がシステムを構成する一のサーバにより実現され、これらの複数のサーバが通信可能に接続されることで、複数のサーバ全体のシステムとして、全ての手段が実現されてもよい。
環境管理サーバ500は、Webサーバ機能を備え、電子機器10のブラウザからの要求に応じて、Webページを送信する。
[第一実施形態:機能構成及び処理工程]
図2、図3を参照して、多機能周辺装置50と、電子機器10(電子機器10−a,10−b,10−c)、環境管理サーバ500の機能構成及び各手段が実行する処理について説明する。後述するこれらの各手段は、対応する電子機器10、多機能周辺装置50、環境管理サーバ500の制御部、通信部、記憶部の協働により実現される。
電子機器10のパケット送信手段11は、多機能周辺装置50にパケットを送信する(ステップS01)。このパケットは、多機能周辺装置50から送信されるリクエストパケットに応じて送信されるレスポンスパケットであってもよいし、リクエストパケットの受信がなくても送信されるブロードキャストパケットであってもよい。
多機能周辺装置50のパケット受信手段52が、電子機器10から送信されたパケットを受信し、デバイス情報送信手段53が、一の電子機器10から受信した一以上のパケットを一のパケット群として環境管理サーバ500に送信する(ステップS02)。
環境管理サーバ500の得点化手段502は、デバイス情報を受信すると、デバイス情報に基づいて、得点化処理(ステップS03)を行う。すなわち、予め定義ファイルデータベース503に記憶された定義ファイルと、受信したデバイス情報の比較を行い、各電子機器10の定義ファイルごとに得点化する。
次に、環境管理サーバ500の電子機器種別決定手段504は、得点化処理された定義ファイルのうち、最も点数が高い定義ファイルを抽出し、この定義ファイルの電子機器種別を、電子機器10の電子機器種別として決定する(ステップS04)。
電子機器種別とは、電子機器の種類を決定するためのメーカ名、機器名、型名等が少なくとも含まれる情報である。
多機能周辺装置50は、電子機器種別として決定した電子機器10のユニークIDを生成して、記憶し(ステップS05)、ユニークIDが付与された電子機器10にユニークIDを送信し、記憶する(ステップS06)。
ユニークIDとは、環境管理サーバ500が、電子機器10を区別するための固有の識別コードであり、電子機器種別が決定された電子機器10ごとに固有の識別コードである。電子機器10に対して、電子機器種別が決定された順番で、逐次、数字が付与されることで、識別コードが生成されてもよい。
電子機器10は、環境管理サーバ500から、ユニークIDを受信し、記憶する(ステップS06)。
次に、電子機器10が、環境管理サーバ500が提供するポータルサイトへWebブラウザ等のアクセス手段でアクセスする(ステップS07)。この際、電子機器10は、環境管理サーバ500に対して、ユニークIDを送信する。
環境管理サーバ500のエージェントプログラム選択手段505は、受信したユニークIDの電子機器種別に基づいて、エージェントプログラムを選択し、エージェントプログラム記憶手段506から、この電子機器10に適したエージェントプログラムAを選択し、電子機器10に送信する(ステップS08)。例えば、環境管理サーバ500は、図11に示すエージェントプログラム選択テーブルに基づいて、電子機器種別(AB−01)に基づいて、プログラム(プログラムA)を選択する。
エージェントプログラムは、電子機器10で動作した省電力モードの起動時間を計測し、環境管理サーバ500に送信するプログラムであって、かつ、電子機器10の省電力モードを実行するプログラムである。すなわち、電子機器10は、インストールされたエージェントプログラムを実行することで、電子機器10のための省電力モードが実行され、実行時間を計測し、環境管理サーバ500に送信する。
なお、OS(Operating System)もしくはインストールされたアプリケーションプログラムに、省電力モードを実行する機能が既に備わっている場合には、エージェントプログラムを実行しなくても、省電力モードが実行される。この場合、エージェントプログラムは、電子機器10で動作した省電力モードの起動時間を計測し、環境管理サーバ500に送信する機能のみを実行するプログラムであって、省電力モードを実行する機能を有するプログラムを含んでいなくてよい。
省電力モードとは、電子機器10の電力消費を抑制するために、電子機器10の各デバイスが使用する電力を、所定の条件で削減した電源消費形態のことである。例えば、電子機器10は省電力モード1として、デバイスであるUSBポートが15分間、継続して未使用であれば、ユーザからの使用要求があるまで、USBポートの接続を切断(バス接続を切断)して、電力消費量を削減する。省電力モード2として、USBポートの接続切断に加えて、キーボード、マウス等(入力デバイス)の入力がない状態が、30分継続した場合は、液晶モニタを消灯する。省電力モード3として、上記USBポートの接続切断及び、上記液晶モニタを消灯するとともに、キーボード、マウス等の入力がない状態が、60分継続した場合は、ハードディスク(記憶デバイス)の電源をオフにする。
電子機器10のエージェントプログラムインストール手段12は、一のエージェントプログラムAを受信して、受信したエージェントプログラムAを、ユーザの指示に応じて、インストールする(ステップS09)。電子機器10は、インストールしたエージェントプログラムを実行し、省電力モードを実行する。
なお、エージェントプログラムを送信する環境管理サーバ500は、環境管理サーバ500でなく、任意のソフトウェア提供サーバであってよい。
次に、任意のタイミングで、電子機器10の省電力モード起動時間送信手段13は、省電力モード起動時間を環境管理サーバ500に送信する(ステップS10)。省電力モード起動時間を送信するタイミングは、例えば、電子機器10のユーザが、自らの電子機器10の電力消費量の算出を環境管理サーバ500に要求したタイミングや、電子機器10が環境管理サーバ500にアクセスしたタイミングであってよい。
電力消費量とは、所定の電子機器10における所定時間の電力消費量である。電力消費削減量とは、省電力モード等の省電力機能を実行した場合と、未使用の場合との電力消費量の差である。電力消費削減率は、省電力モードが未使用の場合の電力消費量と、省電力モードを使用した場合の電力消費量の削減割合から算出され、電力消費削減量を未使用の場合の電力使用量で割った数値であってよい。
省電力モード起動時間とは、省電力モードとして電子機器10が動作していた時間であり、例えば、図12に示されるような省電力モードの種類とその起動時間(削減時間)からなるデータである。省電力モード起動時間が、環境管理サーバ500に送信されると、環境管理サーバ500の電力消費量算出手段507は、省電力モード起動時間に基づいて、電力消費量を算出する(ステップS11)。
電子機器10ごとの電力(W)については、図13に示す電力対応テーブルにより電子機器10の種別と対応付けて記憶されている。電力は、電子機器10の種別ごとに異なるため、電子機器10の種別ごとに、どのような省電力モードがあり、これらの省電力モードごとに、電力が、環境管理サーバ500に記憶されている。図13に示すように、電子機器10の種類「AB−01」では、省電力モードが3つあり、省電力モード1は、電力が83Wであり、省電力モード2では、63Wと対応づけられている。
この電力対応テーブルと、省電力モード起動時間に基づいて、電力消費量、電力消費削減率、電力消費削減量、二酸化炭素排出量の削減量を算出する。以下の説明では、1日(9時間)において、省電力モードが3時間20分実行された場合における算出結果で説明する。
例えば、省電力モードが未使用の場合の電力消費量が、882Wh(電力98Wで、9時間の電力消費量:以下同様)である。図12より、省電力モード1の削減時間は、20分であるので、省電力モード1による電力消費量は、42Whである。省電力モード2の削減時間は、1時間であるので、省電力モード2による電力消費量は、63Whである。省電力モード3の削減時間は、2時間であるので、省電力モード3による電力消費量は、104Whである。したがって、省電力モード1から3全ての電力消費量は、209Whである。
また、省電力モードが起動しなかった時間帯は、9時間−(20分+1時間+2時間)=5時間40分なので、この時間の電力消費量は98Wとの積で、555Whとなる。したがって、省電力モードが実行されたときの9時間の電力消費量は、209Wh+555Wh=764Whである。したがって、省電力モードを使用した場合の9時間の電力消費量が、764Whであるため、電力消費削減量は、118Whであり、電力消費削減率は、24%となる。二酸化炭素排出量の削減量は、省電力モードが未使用の場合の電力消費量と、省電力モードを使用した場合の電力消費量の削減割合から算出される。例えば、省電力モードが未使用の場合の電力消費量が、882Whであれば、二酸化炭素排出量は、341kg(電力排出係数:0.425)であり、省電力モードを使用した場合の電力消費量が、764Whである場合は、二酸化炭素排出量は、325kgである。したがって、二酸化炭素排出量の削減量は、16kgである。
さらに、算出された電力消費削減量に基づいて、削減された電力料金が算出される。例えば、電気代が22円/kwhであると、電力消費削減量118Whに対して、2.6円の節約となる。
このように算出された、電力消費量、電力消費削減量、電力消費削減率、節約した電気代、二酸化炭素排出量の削減量が、電子機器10に送信されて、電子機器10に表示される(ステップS12)。例えば、図14の電子機器10(「AB−01」)の画面例に示すように、電子機器10の電力消費削減率、節約された電気代、二酸化炭素(CO2)排出削減量が表示され、ユーザが視認できる。ここで、ユーザが視認しやすいように、省電力モードごとの電力消費量が表形式に表示される。
なお、算出結果の表示は、図14のように、ユーザごとに電子機器10の算出結果を表示してよい。この場合は、電子機器10を使用するユーザの意欲を向上することができる。すなわち、ユーザが電子機器10にて、環境管理サーバ500が提供するポータルサイトへアクセスした際(ステップS07)に、ユーザIDの入力をユーザから受け付けて、ユーザの認証を行い、アクセスのあった電子機器10のユニークIDとユーザIDとを、環境管理サーバ500に記憶されたネットワーク管理テーブルと比較して、一致した場合にのみ、算出結果をユーザごとに表示してもよい。
[種別決定処理]
以下で、上述のステップS01からS04までの種別決定処理について説明する。
まず、多機能周辺装置50がリクエストパケットを送信する。ここで、リクエストパケットとは、電子機器10の種別を判別するためのレスポンスパケットを受信するために、多機能周辺装置50が、電子機器10に送信するパケットデータである。
リクエストパケットは、例えば、ARP(Address Resolution Protocol)、ICMP(Internet Control Message Protocol)、BootP、SNMP(Simple Network Manegement Procol)等のコマンドであってよく、uPnP(Universal Plug and Play)、DLNA(Digital Living Network Alliance)準拠のプロトコルであってよい。
次に、多機能周辺装置50のパケット受信手段52は、所定の電子機器10からレスポンスパケットを受信する。
レスポンスパケットとは、電子機器10から送信されるパケットであって、電子機器10の種別を判別するため、あるいは、電子機器10の種別を判別する手がかりとなる、パケットデータである。
ここで、多機能周辺装置50が、リクエストパケットを電子機器10に対して送信せずに電子機器10が所定のタイミングで多機能周辺装置50に対して送信するブロードキャストのパケット及び、マルチキャストのパケット(パッシブパケット)を、レスポンスパケットとして処理を行ってもよい。この場合には、レスポンスパケットは、リクエストパケットの応答パケットではなく、多機能周辺装置50が電子機器10から受信したブロードキャストパケット、マルチキャストパケット等である。
次に、多機能周辺装置50のデバイス情報送信手段53は、受信した一以上のレスポンスパケットをパケット群とし、これをデバイス情報として、環境管理サーバ500に送信する。
環境管理サーバ500は、定義ファイル参照処理を行う。環境管理サーバ500は、定義ファイルデータベース503に記憶された定義ファイルを参照し、比較して、次の得点化処理を行う。
定義ファイルとは、電子機器10ごとに予め定められたデータであって、電子機器10の種別を決定するために必要なデータである。図9を参照すると、定義ファイル(電子機器A定義ファイル)は、1以上の定義項目(X5,Y2,Z3)からなり、定義項目の一つ一つを得点化して、同様に得点化した定義ファイル(電子機器B定義ファイル、電子機器C定義ファイル)と比較し、各定義項目の総合点が高い定義ファイルを、電子機器10の種別であると決定する。したがって、定義項目とは、この電子機器10であれば、Aのリクエストパケットを受信すると、レスポンスパケットとして、Bのパケットを送信すると予め調べておき、これが定義された項目である。
環境管理サーバ500は、デバイス情報を受信すると、定義ファイルと、デバイス情報のレスポンスパケットを比較して、定義ファイルごと(電子機器A定義ファイル、電子機器B定義ファイル、電子機器C定義ファイルごと)に得点化(スコアリング)を行う。
得点化について、図9を参照して説明する。環境管理サーバ500は、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と、電子機器毎の定義ファイル(電子機器A定義ファイル、電子機器B定義ファイル、電子機器C定義ファイル)の定義項目を参照し、レスポンスパケットと比較する。
例えば、多機能周辺装置50が、リクエストパケットとして、ARPコマンドを送信し、このレスポンスをある電子機器10から受信した場合で説明する。多機能周辺装置50が、ARPコマンドをターゲットの電子機器10に送信することで、ターゲットの電子機器10のMACアドレスの情報を含むパケットをレスポンスパケットとして受信する。
図4に示すように、MACアドレスは、48Bitの符号からなり、上位24BitがベンダーIDとして、ベンダー固有のIDが付与され、次の8Bitが機種IDである。
そして、定義ファイルデータベース503には、電子機器毎の定義ファイルを構成するための、テーブルが記憶されていてよい。例えば、図5に示すように、MACアドレスメーカテーブルとして、上位24Bitの符号と、電子機器10のメーカ名(必ずしも、製造元のベンダー名でなくてよく、通信I/Fを備える電子機器10全体のベンダー(メーカ)名であってよい)と、得点化のためのポイントと、IDとが関係付けられている。さらに、図6に示すように、MACアドレス機種テーブルとして、上位24Bitの符号と、電子機器10の機種名と、得点化のためのポイントと、IDとが関係付けられている。
このMACアドレスメーカテーブルと、MACアドレス機種テーブルの、各要素を抽出することで、定義項目となり、電子機器毎の定義ファイルを構成する。例えば、MACアドレスメーカテーブルのID001が、電子機器A定義ファイルのX5(図9参照)(定義項目X5)に該当し、MACアドレス機器テーブルのID010が、電子機器A定義ファイルのY2(定義項目Y2)に該当する。
リクエストパケットとして送信されたA1のパケットを受けて、電子機器10は、レスポンスパケットを送信する。このレスポンスパケット(X5)と、電子機器Aの定義ファイルの定義項目を比較して、同一であれば、各テーブルを参照して、ポイントを付与する。
例えば、上記の例で、レスポンスパケットX5が、ターゲットのMACアドレスの情報を含むパケットであって、48Bitの符号が「04−A3−43−5F−43−23」である場合で説明する。上位24Bitが定義項目X5(ID001)と同一であるため、0.3のポイントを付与する。さらに、次の8Bitにおいても、定義項目(ID010)と同一であるため、0.3のポイントを付与する。したがって、電子機器A定義ファイルは、合計0.6ポイントを取得することができる。
なお、上記の例では、一のリクエストパケット(A1)に対して、レスポンスパケット(X5)により、2つの定義項目(ID001、ID010)に対して得点化しているが、このように、一のレスポンスパケットから複数の定義項目を得点化する態様であってよい。
次に、環境管理サーバ500は、レスポンスパケットY8を、電子機器A定義ファイルのY2と比較して、レスポンスパケットZ9を、電子機器A定義ファイルのZ3と比較して、各ポイントを取得する(図9参照)。電子機器A定義ファイルの総合点は、このようにして求めた全てのポイントを足し合わせたものである。これを、電子機器A定義ファイル、電子機器B定義ファイル、電子機器C定義ファイル・・と、全ての電子機器ごとの定義ファイルに対して、総合点を求める。
上記の説明では、レスポンスパケットX5と定義項目X5が同一である場合で説明したが、同一に限らず、類似度で判断してもよい。
類似度で判断する例として、レスポンスパケットX5の上位24Bitの上位16Bitまでが同一であれば0.2ポイントを付与し、上位8Bitまでが同一であれば、0.1ポイントを付与する態様(パケットの文字列の類似度で判断する)であってよい。このようにすることで、レスポンスパケットと定義項目の類似度が高いとポイントを高くするといったように、ポイントの値を調整することができる。
次に、環境管理サーバ500の電子機器種別決定手段504が、電子機器10の種別を決定する。すなわち、上記のような得点化を、全ての電子機器10の定義ファイルで行い、取得した得点を比較して、得点が高い定義ファイルを抽出することで、電子機器10の種別を決定する。
例えば、前述の説明のように、電子機器A定義ファイル、電子機器B定義ファイル、電子機器C定義ファイル・・と、全ての電子機器ごとの定義ファイルに対して、総合点を求め、最も得点の高い電子機器の定義ファイルを抽出して、電子機器10の種別を決定する。
図9を用いて説明すると、例えば、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と電子機器A定義ファイル(X5,Y2,Z3)のX5が同一であるため、電子機器A定義ファイルでは、0.6ポイントを取得するとする。これに対して、電子機器B定義ファイルの各定義項目(X1,Y7,Z1)は、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と、どれも同一ではないが、類似度を考慮して、0.3ポイントを取得できたとする。
そして、電子機器C定義ファイル(X5,Y8,Z8)は、レスポンスパケット(X5,Y8,Z9)と、定義項目Y8が同一であるため、電子機器A定義ファイルでは、0.9ポイントを取得したとする。この場合には、電子機器AからCの定義ファイルのうち、電子機器Cの定義ファイルが最も高い総合点(0.9ポイント)であると決定し、定義ファイルCを抽出するため、電子機器10の種別は、電子機器Cと決定される。
一例として、電子機器A定義ファイルを、A社というメーカ名までの定義ファイルとして、電子機器B定義ファイルを、A社というメーカ名に加えて、機器の種別の一つである(AB−01)まで特定できる定義ファイルとする。この場合は、ある電子機器10が、A社製で、AB−01という種別である場合には、電子機器A定義ファイルよりも、電子機器B定義ファイルの方が、ポイントが高くなる。したがって、電子機器10は、総合点が高くなる、電子機器B(A社のAB−01)であると決定される。
逆に、ある電子機器10が、A社製で、BC−03という種別である場合には、A社製というところまで、電子機器Aもしくは電子機器Bの定義ファイルにより特定できる。したがって、機器名は特定できないが、少なくとも、メーカ名までは特定が可能であり、段階的に、電子機器の種別を決定することができる。
MACアドレス以外の得点化のための判断要素として、図7、図8を用いてTCP/IPのポートにより判断する例について説明する。電子機器10ウェルノウンポートその電子機器10で特別に使用(バインド)されるポート番号の使用状況により、電子機器10の種別を決定する。
図7に示すように、電子機器Xは、ポート番号5000、5002番は、使用中であり、5001番は使用していないとする。例えば、NETSTATコマンドにより、このステイタスを検知する。そして、図8に示すように、定義ファイルデータベース503に記憶されたポート番号テーブルを参照して、使用中(バインド中)のポート番号を比較して、ID100の定義項目と同一を判断して、ポイントを付与する。ポート番号5000、5002番は、使用中であり、5001番は使用していない場合は、ポイントが0.2付与される。
NETSTATコマンドを使用する場合は、リクエストパケットとして、NETSTATコマンドが、相手となる電子機器10にパケットを送信してもよいが、多機能周辺装置50は、電子機器10から、ブロードキャスト又はマルチキャストのパケットを予め受信しており、これらの受信したパケットを利用して、NETSTATのコマンド結果を得てもよい。
すなわち、多機能周辺装置50が、リクエストパケットとなるNETSTATコマンドを、電子機器10に対して送信しなくても、これまでに受信していた電子機器10から送信されるブロードキャスト又はマルチキャストのパケット(ポート番号のバインド状態を通知するパケット等)に基づいて、上記の得点化処理が行われてもよい。
なお、ポイントの付与は、ポート番号テーブルのポート番号とバインドの状態が完全に同一の場合のみではなく、存在するポートの何割が使用中であり、何割が不使用であるかということを判別して、使用程度(使用程度が完全に同一ではないが類似の程度)に応じてポイントが付与されてもよい。例えば、テーブルとして、ポートの使用程度とポイントが対応付けられて予め記憶されているとする。この場合、ポート番号5000、5002番は、使用中であり、5001番は使用していないときに、66%のポートが使用中である。したがって、66%のポートが使用中のときに、テーブルを参照して、所定のポイントを付与するといった処理である。
さらに、OS(Operating System)のバージョンを確定して、ポイントの付与を実行してもよい。例えば、ブロードキャストに送信されるレスポンスパケットとして、nbns(Net BIOS Name Server)パケットを受信して、OSのバージョン情報を取得し、これに基づいて、OSを特定し、特定されたOSのバージョンに基づいて、ポイントが付与されてもよい。
例えば、電子機器AB−01の定義ファイルに、定義項目として、「OSのバージョンが「X型」を使用している場合には、ポイントを0.5加算する」と登録されているとする。このとき、nbnsパケットにより、OSのバージョンが「X型」と特定されれば、電子機器AB−01のポイントを0.5加算する。
[第二実施形態:SaaS型]
次に、第二実施形態として、図15に基づいて、電子機器10に、エージェントプログラムをインストールせずに、SaaS型で、環境管理サーバ500が省電力モードを実行し、電力消費量を算出する場合について説明する。
ステップS20からステップS26までは、第一実施形態におけるステップS01からステップS07までの処理と同一である。したがって、図2の多機能周辺装置50におけるパケット受信手段52、デバイス情報送信手段53、電子機器10におけるパケット送信手段11、環境管理サーバ500におけるデバイス情報受付手段501、得点化手段502、定義ファイルデータベース503、電子機器種別決定手段504は、第二実施形態においても各装置の構成に含まれる。
ステップS26において、電子機器10が環境管理サーバ500のポータルサイト(省電力モード実行サイト)にアクセスしたことに応じて、環境管理サーバ500は、ユニークIDに基づいて、この電子機器10の種別を判断し、この電子機器10の種別に適した省電力モード(省電力モード実行モジュール)を電子機器10に実行させる(ステップS27)。すなわち、所定時間未使用であった電子機器10内のデバイスの電源をオフにし、電源をオフにした省電力モード起動時間を環境管理サーバ500に送信する。
環境管理サーバ500は、図10のようなネットワーク管理テーブルに基づいて、ユニークIDから電子機器10の種別である型名を判断し、この電子機器10の型名に基づいて、省電力モードの種類を特定する。ここでは、電子機器10が、電子機器10の型名から、第一実施形態で説明した省電力モード1(USBポートが15分未使用であれば、その未使用のUSBポートの電源をオフにする)を有すると判断された場合について説明する。
環境管理サーバ500は、電子機器10のUSBポートの使用状況を確認し、未使用であれば、15分後に、パケットを送るように、電子機器10に設定する。15分間、このUSBポートが未使用であれば、電子機器10は、15分後に、省電力モード起動フラグをパケットとして送信する。パケットを受信した環境管理サーバ500が、このUSBポートに対して、省電力モードを起動させる。その後、ユーザから電子機器10に対して、省電力モード1であるUSBポートに対して使用要求があった場合は、電子機器10は、省電力モードを解除する。そして、電子機器10の省電力モード起動時間送信手段13は、環境管理サーバ500に、省電力モード1の起動時間を送信する。
環境管理サーバ500の電力消費量算出手段507は、図12に示す省電力モードの種類及び起動時間を記憶し、このデータに基づいて、第一実施形態と同様に、電力消費量、電力消費削減率、電力消費削減量、二酸化炭素排出量の削減量を算出する(ステップS29)。算出結果を受信した電子機器10は、算出結果を表示する(ステップS30)。
第二実施形態によれば、電子機器10が、エージェントプログラムをダウンロードし、インストールしなくても、環境管理サーバ500側で制御することで、電力消費量等の算出結果を電子機器10に表示することができるため、パソコン等ではない、家電製品であっても、省電力モードの実行及び、電力消費量等の算出を行うことができる。
[第三実施形態:アクセスサーバ]
次に、環境管理システム1において、アクセスサーバ700に電子機器10がアクセスして、電力消費量、電力消費削減率、電力消費削減量、二酸化炭素排出量の削減量等が電子機器10に表示される実施形態について、図16に基づいて説明する。
第三実施形態では、環境管理サーバ500は、電子機器種別決定処理を実行し、電力消費量の算出を行うが、電子機器10からのアクセスは、アクセスサーバ700が受け付ける。
アクセスサーバ700は、コンピュータであり、公衆回線網3を介して、多機能周辺装置50、電子機器10、環境管理サーバ500と通信可能に接続されている。アクセスサーバ700は、制御部として、CPU(Central Proscessing Unit),RAM(Random Access memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、記憶部として、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)のいずれか又は双方等を備え、通信部として、有線・無線対応イーサネットボード、Bluetooth(登録商標)等を備える。
ステップS40からステップS44までは、第一実施形態におけるステップS01からステップS05までの処理と同一である。したがって、図2の多機能周辺装置50におけるパケット受信手段52、デバイス情報送信手段53、電子機器10におけるパケット送信手段11、環境管理サーバ500におけるデバイス情報受付手段501、得点化手段502、定義ファイルデータベース503、電子機器種別決定手段504は、第三実施形態においても各装置の構成に含まれる。
ステップS44にて、環境管理サーバ500がユニークIDを記憶すると、ユニークIDを電子機器10に送信して、電子機器10がユニークIDを記憶する(ステップS46)。環境管理サーバ500は、アクセスサーバ700に対しても同様に、ユニークIDを送信し、アクセスサーバ700が、ユニークIDを受信し、記憶する(ステップS45)。
ステップS47において、電子機器10がアクセスサーバ700のポータルサイト(省電力モード実行サイト)にアクセスし、かつ、ユニークIDを送信したことに応じて、ポータルサイトのアクセス受付処理(ステップS48)を実行する。ここで、第三実施形態におけるアクセス受付処理とは、アクセスサーバ700が、受信したユニークIDに基づいて、第一実施形態ように、エージェントプログラムを選択し、送信してもよいし、第二実施形態のように、省電力モードを電子機器10に実行させてもよい。
そして、電子機器10は、エージェントプログラムを受信した場合は、エージェントプログラムをインストールして、第一実施形態と同様に省電力モードを実行する。実行した省電力モード起動時間(省電力モードの種類ごとに)を、アクセスサーバ700に送信し、アクセスサーバ700が環境管理サーバ500に、ユニークIDと省電力モード起動時間を送信する(又は、リダイレクトにより、電子機器10が直接、環境管理サーバ500に、ユニークIDと省電力モード起動時間を送信する)(ステップS50)。
環境管理サーバ500の電力消費量算出手段507は、電力消費量、電力消費削減率、電力消費削減量、二酸化炭素排出量の削減量等を算出し(ステップS51)、アクセスサーバに算出結果を送信する(ステップS51)。電力消費量等の算出結果を受信したアクセスサーバ700は、電子機器10に算出結果を送信し、表示する(ステップS53)。
[ネットワークごとの電力消費量の管理について]
次に、ローカルネットワークに接続された複数の電子機器10の電力消費量を、ローカルネットワークごとに管理する実施形態について説明する。個々の電子機器10ごとに受信した省電力モードの種類及び、省電力モード起動時間に基づいて、電力消費量、電力消費削減量、電力消費削減率、節約した電気代、二酸化炭素排出量の削減量を算出し、記憶しておく。
環境管理サーバ500は、ローカルネットワークに接続されている全ての電子機器10に対して算出し、ローカルネットワーク2内の全ての電子機器10でのトータルでの電力消費量、電力消費削減量、電力消費削減率、節約した電気代、二酸化炭素排出量の削減量を算出しておく。環境管理サーバ500又は、アクセスサーバ700へ管理者からのアクセスがあった(ユーザIDで管理者の認証をした)場合に、算出した結果を図17に示すように、表示する。
図17を参照すると、NW−01の管理者により、管理者端末あるいは、電子機器10が、環境管理サーバ500又はアクセスサーバ700にアクセスすることで、当該管理者端末あるいは、電子機器10が、ローカルネットワーク(NW−01)に接続された全ての電子機器10から算出されたNW−01の削減効果(電気代、二酸化炭素排出量の削減量)を表示する。
この場合には、環境管理サーバ500のネットワーク管理テーブルは、図18に示すように、ネットワークIDが記憶される。ネットワークIDは、管理者やユーザから入力を受け付けてもよいし、多機能周辺装置50が環境管理サーバ500に送信してもよい。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が、所定のアプリケーションプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。アプリケーションプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からアプリケーションプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
さらに、公衆回線ネットワーク経由で、サーバからアプリケーションプログラムの一部または全てが提供されてもよく、上述の方法が、SaaS(Software as a Service)型のサービスとして提供されてもよい。すなわち、この場合は、サーバから上述の処理を実行するプログラムの一部を送信して、端末側で実行し、サーバ側のプログラムと協働して実現される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 環境管理システム
10 多機能周辺装置
500 環境管理サーバ
700 アクセスサーバ

Claims (9)

  1. 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムであって、
    前記環境管理装置が、
    前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信手段を備え、
    前記環境管理サーバが、
    前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
    前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、当該定義ファイルごとに得点化する得点化手段と、
    前記得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別と決定して、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する選択手段と、を備える環境管理システム。
  2. 請求項1に記載の環境管理システムであって、
    前記環境管理サーバが、
    前記エージェントプログラムを選択した電子機器に、当該エージェントプログラムを送信する送信手段を備え、
    前記エージェントプログラムが送信された電子機器が、
    前記エージェントプログラムを受信して、前記エージェントプログラムをインストールするインストール手段と、
    前記電子機器が前記エージェントプログラムの実行により電力消費を削減した時間を前記環境管理サーバに送信する電力消費削減時間送信手段と、を備え、
    前記環境管理サーバが、
    前記電子機器から前記エージェントプログラムにより算出した電力削減時間を受信し、当該電子機器の電力消費削減量を算出する算出手段と、を備える環境管理システム。
  3. 請求項2に記載の環境管理システムであって、
    前記算出手段は、さらに、当該電子機器の電力消費の削減から生じる二酸化炭素排出量の削減量を算出する環境管理システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の環境管理システムであって、
    前記環境管理装置が、多機能周辺装置である環境管理システム。
  5. 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成されるシステムが実行する方法であって、
    前記環境管理装置が、
    前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信ステップを実行し、
    前記環境管理サーバが、
    前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
    前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
    前記得点化ステップの結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する選択ステップと、を実行する方法。
  6. 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムを制御する環境管理システム用プログラムであって、
    前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信手段、として、コンピュータである環境管理装置を動作させる環境管理装置用プログラムと、
    前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段、
    前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段、
    前記得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を管理するためのエージェントプログラムを選択する選択手段、として、コンピュータである環境管理サーバを動作させる環境管理サーバ用プログラムと、を備える環境管理システム用プログラム。
  7. 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムであって、
    前記環境管理装置が、
    前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信手段を備え、
    前記環境管理サーバが、
    前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶手段と、
    前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化手段と、
    前記得点化手段の得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する算出手段と、を備える環境管理システム。
  8. 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、から構成される環境管理システムが実行する方法であって、
    前記環境管理装置が、
    前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信ステップを実行し、
    前記環境管理サーバが、
    前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
    前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
    前記得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を、前記電子機器の電子機器種別として、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する算出ステップと、を実行する方法。
  9. 電子機器が通信可能に接続された環境管理装置と、当該環境管理装置と通信可能に接続された環境管理サーバと、前記環境管理装置と前記環境管理サーバと通信可能に接続されたアクセスサーバから構成される環境管理システムが実行する方法であって、
    前記環境管理装置が、
    前記電子機器から、当該電子機器の種別を判別するためのパケットを受信し、前記パケットを前記環境管理サーバに送信する種別情報送信ステップを実行し、
    前記環境管理サーバが、
    前記電子機器ごとに定められた定義ファイルを記憶する記憶ステップと、
    前記環境管理装置から送信されたパケットの受信に応じて、前記パケットと前記電子機器ごとの定義ファイルを比較し、得点化する得点化ステップと、
    前記得点化ステップの得点化の結果として、得点が高い定義ファイルを抽出し、当該定義ファイルの電子機器種別を決定するステップと、
    前記電子機器がアクセスサーバにアクセスしたことに応じて、当該電子機器種別に基づいて、当該電子機器の電力消費量を算出する算出ステップと、を実行する方法。
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