JP2011051621A - コップ一体型ペットボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に飲料が充填されるペットボトル本体31の下部外周を覆うように、コップ32が設けられている。
【選択図】図2
Description
ところで、ペットボトルを1人で飲みきる場合には、購入者はペットボトルに直接口をつけて飲むことができるが、複数人で1本のペットボトルを飲もうとする場合には、コップが必要になってくる。
そこで、以下のように、コップを装着した状態で販売されるペットボトルが従来より種々提案されている。
この特許文献1の構成では、通常用いられているキャップの周囲に、キャップより大径の容器部を形成し、この容器部をコップとして用いている。
特許文献1のコップは1つしかないが、特許文献2では、さらにキャップに設けた容器部の上方にさらにコップを積み重ねて配置する構成が開示されている。
さらに、特許文献2に示すような構成では、複数個のコップがキャップ上方に積み重ねられるが、従来からの通常のペットボトルの大きさを遙かに上回る大きさとなってしまう。
また、従来のような通常の大きさを上回るペットボトルは、自動販売機内に補充することが困難であるという課題もある。
この構成を採用することによって、通常のペットボトルの大きさを逸脱することなく、ペットボトルとともにコップも提供することができる。また、ペットボトル本体の周囲をコップが覆うこととなるので、ペットボトル本体の強度がコップによって維持され、ペットボトルの厚さを従来よりも薄くすることが可能になる。このため、ペットボトル本体のコストダウンにも寄与する。
この構成によれば、複数のコップであっても、通常のペットボトルの大きさを逸脱することなく、ペットボトルとともに提供できる。
この構成によれば、ペットボトル本体からコップが外れてしまうことを防止することができる。
この構成によっても、ペットボトル本体からコップが外れてしまうことを防止することができる。
この構成によっても、ペットボトル本体からコップが外れてしまうことを防止することができる。
この構成によれば、消費者にとっては、ゴミの分別に際してペットボトル本体とコップとを同じように収集することができ、便利である。
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図2に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のコップ一体型ペットボトル30は、飲料が充填できる形状である有底の筒状に形成されたペットボトル本体31と、ペットボトル本体31の下部外周を覆ってペットボトル本体31から取り外し可能に配置される1つのコップ32と、ペットボトル本体の上部の口部を閉塞するキャップ34とを備える。
コップ32はペットボトル本体31と同様にPET素材で形成されているとよい。
次に、図3に基づいて第2の実施形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、コップ32の固定方法がラベル35によるものではなく、ペットボトル本体31とコップ32とを係合させて固定するものである。
突起部42は、コップ32の開口部の周縁全体にリング状に形成されていてもよいし、コップ32の開口部の周縁のうちの部分的に形成されていてもよい。ただし、部分的に形成されている場合には、一箇所だけではなく複数箇所に形成されているとペットボトル本体31との係合が確実になるので好ましい。
凹部44は、コップ32に形成した突起部42の形状に合わせて形成されているとよい。例えば、山型の突起部42と係合させる場合は単なる凹溝であってもよいし、鉤状の突起部42と係合させる場合は突起部42の形状に合った鉤状の凹部であってもよい。
図4に示す例では、コップ32の上端部の内壁面にコップ32の開口部の内方に向けて突出する突起部42が形成されている点では、図3に示した例と同じである。
突起部42は、どのような形状であってもよいが、コップ32の内壁面の全周に設けられているのではなく、複数箇所に設けられている。
凹部50の周方向の幅は、突起部42の周方向の幅よりも若干幅広に形成されており、凹部50は突起部42の上下方向の幅よりも長く形成されている。このような凹部50を形成することによって、コップ32をペットボトル本体31へ装着する際には、凹部50内で突起部42を上方にスライドさせつつ装着させることができる。また装着後は、コップ32を周方向に回動しないように固定できる。
さらに、凹部50を、斜め方向に長くしても良い(図示せず)。
次に、図5に基づいて第3の実施形態について説明する。なお、上述した各実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、コップ32の固定方法がラベル35によるものではなく、ペットボトル本体31とコップ32とをねじ溝によって螺合させて固定するものである。
また、ペットボトル本体31の外周面においては、下端部にコップ32を配置させたときにコップ32のねじ溝46と螺合可能なねじ溝48が形成されている。
次に、図6に基づいて第4の実施形態について説明する。
なお、上述した各実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
第3の実施形態では、複数のコップ32,38,40が重ねられた状態で、ペットボトル本体31の下部外周を覆って配置されている。
なお、図面では例として3つのコップを装着したところを示したが、本実施形態としては装着するコップの数は3つに限定されるものではなく、2つ以上の数であればよい。
また、各コップの高さは、最外周のコップ40が最も高く、最内周のコップ32が最も低く形成されている。このため、各コップの底面を一致させて積み重ねた場合には、最外周のコップ40の上端部が最も高い位置にあり、最内周のコップ32の上端部が最も低い位置にある。
このような構成により、各コップ32,38,40がそれぞれ単独でペットボトル本体31に取り付けられるので、複数のコップ全てではなくの何れかを使用する場合であっても、使用しないコップはペットボトル本体31に装着させておくことができる。
この場合、少なくとも最外周のコップ40の上端部だけがラベル35とペットボトル本体31との間に挟みこまれていればよい。
31 ペットボトル本体
32,38,40 コップ
34 キャップ
35 ラベル
42 突起部
44 凹部
46,48 ねじ溝
Claims (7)
- 内部に飲料が充填されるペットボトル本体の下部外周を覆うように、コップが設けられていることを特徴とするコップ一体型ペットボトル。
- 前記コップは、複数重ねられてペットボトル本体の下部外周に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコップ一体型ペットボトル。
- 前記コップの上端部は、ペットボトル本体に装着されるラベルとペットボトル本体との間に挟み込まれていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコップ一体型ペットボトル。
- 前記コップと、ペットボトル本体との間で互いに係合する係合部が、コップおよびペットボトル本体に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のコップ一体型ペットボトル。
- 前記コップの上端部には開口部の内側方向へ突出する突起が形成されており、
前記ペットボトル本体の所定位置には、前記コップの上端部の突起に係合する凹部が形成され、
突起および凹部によって前記係合部が構成されていることを特徴とする請求項4記載のコップ一体型ペットボトル。 - 前記コップと、ペットボトル本体との間で互いに螺合するねじ溝が、コップの内壁面およびペットボトル本体の外壁面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のコップ一体型ペットボトル。
- 前記コップはPET素材で成形されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項記載のコップ一体型ペットボトル。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015155320A (ja) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 道子 加藤 | 飲料水容器 |
JP2019043622A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 真一郎 小林 | キャップがカップのペットボトル |
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JP2001031094A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-02-06 | Hayashi Zoen:Kk | 容器を下部に備えたペットボトル |
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JP3113634U (ja) * | 2005-06-13 | 2005-09-15 | 有限会社オールウエイズ | 飲料容器の飲用具 |
-
2009
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