JP2011050010A - メモリインターフェース装置及び画像処理装置 - Google Patents

メモリインターフェース装置及び画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理エンジンとメモリ間のインターフェースを構成し、メモリの共有方法や組み合わせを変更するカスタマイズ性を確保できるメモリインターフェース装置を提供することにある。
【解決手段】画像処理機能毎に用意される画像処理用エンジン12と、例えばフレーム単位の画像データを格納するメモリ11とのインターフェースを構成するメモリインターフェース10である。メモリインターフェース10は、データ線100と同期信号線110とを介して画像処理用エンジン12とメモリ11との間の画像データの転送を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に画像処理装置に適用し、画像データを記憶するメモリのメモリインターフェース装置に関する。
例えばカメラにより撮影された画像(映像)を処理する画像処理装置(画像処理システム)は、色変換処理やフィルタリングなどの各種の画像処理機能を実現する複数の要素から構成されている。各画像処理機能は、画像処理エンジンと呼ばれるモジュールにより実現される。
通常では、画像処理装置は、各画像処理エンジンを実現するモジュールとしてソフトウェアが実装されているコンピュータにより構成されている。このような構成であれば、ソフトウェアの追加や変更により、画像処理エンジンの機能内容や組み合わせを容易に変更できる。即ち、画像処理装置のカスタマイズが容易であり、多くの用途に適用できる画像処理装置を提供することが可能となる。
しかしながら、実際には、十分な画像処理性能を得るためには、高価かつ高性能なCPUを搭載したコンピュータが必要となる。このため、コスト、サイズ、消費電力、あるいはメンテナンスなどの面で、コンピュータをメイン要素とする画像処理装置の適用分野は限定されている。
近年では、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの普及により、画像処理エンジンをハードウェアとして実装した画像処理装置の実現が可能になっている。ハードウェア実装方法による画像処理エンジンは、ソフトウェア実装方法と比較して、機能内容などの変更が容易ではないが、低コスト化が可能である。このため、ハードウェア実装の画像処理エンジンを搭載した画像処理装置は、特にコスト、サイズ、消費電力の面で、ソフトウェア実装方法と比較して有利である。
ハードウェア実装方法による画像処理エンジンを搭載した画像処理装置は、ソフトウェア実装方法と比較して、カスタマイズが容易でない。そこで、画像処理エンジンを画像機能毎に分割し、それぞれを独立性のある画像処理エンジンとして予め用意しておき、要求に応じてそれらを組み合わせる方法が開発されている。このような方法であれば、カスタマイズの容易化を図ることが可能となる。
一方、画像処理装置では、画像処理前、画像処理中、画像処理後のいずれのプロセスにおいても、画像データを保持するためのメモリの取り扱い方法が重要である。例えば、先行技術として、メモリの高速アクセスを実現するための技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−128233号公報
前述したように、ハードウェア実装方法による画像処理エンジンを搭載した画像処理装置では、画像機能毎に分割した画像処理エンジンを組み合わせる方法により、カスタマイズの容易化を図ることが可能となる。しかしながら、各画像処理エンジンが画像データを格納するためのメモリをアクセスする場合に、当該メモリの取り扱い方により、画像処理効率の低下やカスタマイズの容易化を妨げるような問題が発生する。
具体的には、例えば、各画像処理エンジンがそれぞれ個別に用意されたメモリをアクセスする場合、即ち画像処理エンジンとメモリとの対応関係が1対1となる構成が想定される。この場合には、カスタマイズ性を確保することは可能であるが、画像処理エンジンの数だけメモリが必要となる。このため、画像処理装置の全体的コストやサイズが大幅に増大する。
また、複数の画像処理エンジンが1つのメモリを共有するN対1の構成が想定される。この場合、更にそれらを複数組み合わせた(N対1)×nや、もっと複雑な構成が想定される。このような場合には、メモリの共有方法や組み合わせを変更するカスタマイズが必然的に困難となる。実際上では、複数の画像処理エンジンによるメモリの共有方法や組み合わせについては、単に画像処理エンジンの機能内容だけでなく、各画像処理エンジンが取り扱う画像の解像度、色数、フレームレート、フレーム数や、使用するメモリの種類、容量、ビット構成、アクセス速度などのような複数種の条件が関係する。
そこで、本発明の目的は、画像処理エンジンとメモリ間のインターフェースを構成し、メモリの共有方法や組み合わせを変更するカスタマイズ性を確保できるメモリインターフェース装置を提供することにある。
本発明の観点は、画像処理機能毎に用意される画像処理エンジンと、例えばフレーム単位の画像データを格納するメモリとのインターフェースを構成するメモリインターフェース装置である。
本発明の観点に従ったメモリインターフェース装置は、画像処理モジュールとメモリ間のデータ転送を行なうためのメモリインターフェース装置であって、前記画像処理モジュールに接続されるデータ信号線と、前記画像処理モジュールの画像処理機能に応じたデータであって、前記メモリから読み出された前記データまたは前記メモリに書き込むための前記データの転送を実行する制御手段とを備えた構成である。
本発明によれば、画像処理エンジンとメモリ間のインターフェースを構成し、メモリの共有方法や組み合わせを変更するカスタマイズ性を確保することができる。
本発明の第1の実施形態に関するメモリインターフェースの構成を説明するためのブロック図。 第1の実施形態に関するマルチポート構成を説明するためのブロック図。 第1の実施形態に関する画像処理装置の構成を説明するためのブロック図。 本実施形態に関するメモリインターフェースの動作を説明するためのタイミングチャート。 第2の実施形態に関するメモリインターフェースの構成を説明するためのブロック図。 第2の実施形態に関するメモリインターフェースの動作を説明するためのタイミングチャート。 第3の実施形態に関するメモリインターフェースの構成を説明するためのブロック図。 第3の実施形態に関するメモリインターフェースの動作を説明するためのタイミングチャート。 第4の実施形態に関するメモリインターフェースの構成を説明するためのブロック図。 第5の実施形態に関する画像処理装置の構成を説明するためのブロック図。
以下図面を参照して、本発明の各実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1及び図2は、第1の実施形態に関する画像処理装置に適用するメモリインターフェースの構成を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のメモリインターフェース10は、メモリ11と画像処理エンジン12とを接続し、画像データの転送を制御するインターフェースである。メモリ11は、画像処理エンジン12が参照または記録する画像データを保存する記憶領域200を有する。この記憶領域200に保存されるデータは、フレーム単位、即ちディスプレイの1画面分に相当する画像データである。メモリ11は、データの読み出し、書き込みを制御するためのコントローラを含み、当該コントローラとメモリインターフェース10とがデータ線120を介して接続する。
画像処理エンジン12は、例えばFPGAから構成されており、特定の画像処理機能を実現するモジュールである。本実施形態の画像処理エンジン12は、ハードウェア実装方法により画像処理装置に組み込まれて動作し、色変換処理やフィルタリングなどの画像処理機能を実現する。
メモリインターフェース10は、1本のデータ線100と1本の同期信号線110を最小限とするインターフェース信号線を介して画像処理エンジン12に接続する。データ線100は、メモリ11への書き込むフレーム単位の画像データ、またはメモリ11から読み出されたフレーム単位の画像データを伝送する。同期信号線110は、データ線100を転送するフレーム単位の画像データの同期(伝送開始タイミングを含む)をとるための同期信号を伝送する。
ここで、図1に示すようなシングルポート構成以外に、図2に示すように、メモリインターフェース10は、マルチポート構成でもよい。即ち、メモリインターフェース10は、1本のデータ線100Aと1本の同期信号線110Aを1ポートとして、さらに1本のデータ線100Bと1本の同期信号線110Bを1ポートとするマルチポートを介して、画像処理エンジン12に接続する構成である。
このようなマルチポート構成であれば、画像処理エンジン12は、メモリ11に対して、同時に2つの画像データを参照することが可能であり、また、一方の画像データを参照すると同時に他方の画像データを記録することが可能となる。
図3は、図2に示すようなマルチポート構成のメモリインターフェース10A,10Bを有する画像処理装置の要部を示すブロック図である。画像処理装置は、画像処理機能毎に分割された複数の画像処理エンジン12A〜12Dがハードウェア実装方法により組み込まれて構成されている。各画像処理エンジン12A〜12Dはそれぞれ、対応するメモリインターフェース10A,10Bに接続し、メモリ11A,11Bに対して画像データの参照又は記録を行なう。ここで、画像処理エンジン12Bはマルチポート構成であり、複数のメモリインターフェース10A,10Bに接続されている。
(作用効果)
以下、図4のタイミングチャートを参照して、本実施形態のメモリインターフェース10(10A,10B)の動作を説明する。
画像処理エンジン12は、図4(A)に示すように、画像処理装置のシステムクロックに同期して動作する。クロックT1,T2の期間はアイドル状態であり、データ線100は高インピーダンス(Z)状態に維持されている。
画像処理エンジン12は、クロックT3のタイミングで、図4(B)に示すように、同期信号線110をHレベルからLレベルに変化させることにより、画像データの転送開始を指示する。このとき、画像処理エンジン12は、データ線100のHレベルでメモリリード動作を指示し、データ線100のLレベルでメモリライト動作を指示する。
メモリインターフェース10は、データ線100と同期信号線110のレベル状態に応じて、クロックT4,T5のタイミングで画像データの転送準備を行なう。この場合、メモリインターフェース10は、メモリ11から予め設定されている領域200から画像データを読み出す準備を行なう。
メモリインターフェース10は、図4(C)に示すように、クロックT6〜T11のタイミングで、メモリ11から読み出されたフレーム単位の画像データを、データ線100を介して画像処理エンジン12に転送する。このようなデータ転送動作が終了すると、図4(B)に示すように、同期信号線110はHレベルに戻る。
一方、同様のタイミングで、データ線100のLレベルでメモリライト動作が指示されたときには、メモリインターフェース10は、データ線100を介して画像処理エンジン12から伝送された画像データをメモリ11に転送する。メモリ11は、予め設定されている領域200に画像データを書き込む。
このようなメモリインターフェース10の動作により、画像処理エンジン12は、メモリ11の領域200に保存されている画像データを参照することができる。また、画像処理エンジン12は、画像処理後の画像データをメモリ11の領域200に記録することができる。
以上のように本実施形態のメモリインターフェース10(10A,10B)は、画像処理エンジン12とのインターフェースとして、データ線100(100A,100B)と同期信号線110(110A,110B)を最小限として有する構成である。即ち、メモリインターフェース10は、画像処理エンジン12が画像データをメモリ11に記録または参照するときに、メモリ11の物理アドレスまたは論理アドレスを指定することなく、その画像データを予め設定されるメモリ11の領域200に書き込み、または当該領域200から読み出す構成である。このようなアドレス線を含まないメモリインターフェース構成であれば、必要なポート数を設けることで、画像処理エンジン12とメモリ11との接続を容易に行なうことができる。
従って、画像機能毎に分割されて用意されたハードウェア実装の画像処理エンジンとして予め用意しておき、要求に応じてそれらを組み合わせて画像処理装置を開発する場合に、カスタマイズの容易化を図ることが可能となる。
具体的には、図3に示すように、要求仕様に応じた複数種、即ち、取り扱う画像データの解像度・色数・フレームレートなどが異なる複数の画像処理エンジン12A〜12Dを用意し、画一的な構成のメモリインターフェース10A,10Bに接続するだけで、画像処理装置を容易に構築することが可能となる。換言すれば、画像処理機能の仕様変更に応じて、画像処理エンジンの追加、交換、削除の構成変更が容易に行なうことができる。また、同一の画像処理エンジンにおいても、取り扱う画像の解像度、色数、フレームレート、フレーム数や、使用するメモリの種類、容量、ビット構成、アクセス速度などの仕様変更にも容易に対応可能である。
要するに、本実施形態のメモリインターフェース10は、いわば画像処理エンジン12とメモリ11間の接続を抽象化することにより、物理的な制約に伴うカスタマイズの制限を取り除くことが可能な構成である。この場合の抽象化の方法として、画像データの特徴を利用する。
通常では、1枚(1フレーム)の画像データは、総ピクセル数(水平解像度×垂直解像度)分の画素データからなる。1つの画素データは、1ピクセル分の輝度値(モノクロの場合)またはカラー値(カラーの場合)のことで、これはメモリ上で1〜32ビット程度のデータとして表現される(多様な表現形式がある)。
画像データの特徴とは、第1に画像データを構成する水平解像度、垂直解像度、画素データの表現方法が画像データのアクセス中では変化しないことがある。第2に、画素データにアクセスする順序がほとんどの場合で連続的であること、画像データにアクセスする頻度が基本的に一定(画像処理エンジンの画像処理内容とフレームレートで決定される)であることである。これらの特徴を利用することにより、メモリインターフェース10において、画像データをメモリ11に記録または参照するための最小限必要な構成とは、画像データを伝送するための1本のデータ線100が1本と、画像データの同期をとるための1本の同期信号線(フレーム同期信号線)110とである。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に関するメモリインターフェース10の構成を説明するためのブロック図である。第2の実施形態は、データ線100がライト専用データ線100Wとリード専用データ線100Rに分離されたインターフェース構成である。本実施形態のメモリインターフェース10は、1本の同期信号線110を含み、ライト専用データ線100Wとリード専用データ線100Rとして1本から数本のデータ線を有する。
なお、メモリ11及び画像処理エンジン12に関する構成は、前述の第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、図6のタイミングチャートを参照して、本実施形態の動作を説明する。
画像処理エンジン12は、図6(A)に示すように、画像処理装置のシステムクロックに同期して動作する。クロックT1,T2の期間は、アイドル状態である。画像処理エンジン12は、クロックT3のタイミングで、図6(B)に示すように、同期信号線110をHレベルからLレベルに変化させることにより、画像データの転送開始を指示する。
なお、本実施形態では、図6(B)に示すように、同期信号線110のLレベルはワンショットである。これは、フレームの終了は、画像データの解像度や色数などで決定できるため、画像処理エンジン12は必ずしも終了時点を指示する必要がないためである。
このとき、画像処理エンジン12は、ライト専用データ線100WのLレベルでメモリライト動作を指示し、リード専用データ線100RのHレベルでメモリリード動作を指示する。メモリインターフェース10は、クロックT4,T5のタイミングで画像データの転送準備を行なう。この場合、メモリインターフェース10は、メモリ11から予め設定されている領域200から画像データを読み出す準備を行なう。
メモリインターフェース10は、図6(D)に示すように、クロックT6〜T11のタイミングで、メモリ11から読み出されたフレーム単位の画像データを、リード専用データ線100Rを介して画像処理エンジン12に転送する。
一方、同様のタイミングでメモリライト動作を指示された場合には、メモリインターフェース10は、ライト専用データ線100Wを介して画像処理エンジン12から伝送された画像データをメモリ11に転送する。メモリ11は、予め設定されている領域200に画像データを書き込む。
以上のように本実施形態においても、前述の第1の実施形態と同様に、メモリインターフェース10は、画像処理エンジン12が画像データをメモリ11に記録または参照するときに、メモリ11の物理アドレスまたは論理アドレスを指定することなく、その画像データを予め設定されるメモリ11の領域200に書き込み、または当該領域200から読み出すことができる。従って、画像機能毎に分割されて用意されたハードウェア実装の画像処理エンジンとして予め用意しておき、要求に応じてそれらを組み合わせて画像処理装置を開発する場合に、カスタマイズの容易化を図ることが可能となる。
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態に関するメモリインターフェース10の構成を説明するためのブロック図である。第3の実施形態は、データ線100と同期信号線110以外に、データバリッド線130を有するメモリインターフェース10である。
なお、メモリ11及び画像処理エンジン12に関する構成は、前述の第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、図8のタイミングチャートを参照して、本実施形態の作用効果を説明する。
データバリッド線130は、データ線100を介して転送されるデータの有効性を判別するためのバリッド(valid)信号を伝送する信号線である。画像処理エンジン12は、取り扱う画像データのデータ量が異なるため、同じタイミングで画像処理を行なうためには、画像データの伝送レートを調整(可変)する必要がある。
画像処理エンジン12は、図8(A)に示すように、画像処理装置のシステムクロックに同期して動作する。クロックT1,T2の期間はアイドル状態であり、データ線100は高インピーダンス(Z)状態に維持されている。
画像処理エンジン12は、クロックT3のタイミングで、図8(B)に示すように、同期信号線110をHレベルからLレベルに変化させることにより、画像データの転送開始を指示する。このとき、画像処理エンジン12は、データ線100のHレベルでメモリリード動作を指示し、データ線100のLレベルでメモリライト動作を指示する。
メモリインターフェース10は、データ線100と同期信号線110のレベル状態に応じて、クロックT4,T5のタイミングで画像データの転送準備を行なう。この場合、メモリインターフェース10は、メモリ11から予め設定されている領域200から画像データを読み出す準備を行なう。
ここで、図8(C)に示すように、クロックT6のタイミングではデータバリッド線130のレベル状態がLレベルの場合には、メモリインターフェース10はデータが無効であると判定し、画像データの転送を実行しない。次に、図8(C)に示すように、クロックT7のタイミングで、データバリッド線130のレベル状態がHレベルになると、データが有効になる。メモリインターフェース10は、図8(D)に示すように、クロックT7のタイミングで、メモリ11から読み出されたフレーム単位の画像データを、データ線100を介して画像処理エンジン12に転送する。
以上のように、データバリッド線130のレベル状態がHレベルのときに、メモリインターフェース10は、メモリ11から読み出された画像データをデータ線100を介して画像処理エンジン12に転送する。従って、前述の図4に示す場合と比較して、画像データの伝送レートは変化し、ここでは半分程度に転送レートが遅くなる。
なお、同様のタイミングで、データ線100のLレベルでメモリライト動作が指示されたときには、メモリインターフェース10は、データ線100を介して画像処理エンジン12から伝送された画像データをメモリ11に転送する。メモリ11は、予め設定されている領域200に画像データを書き込む。この場合も、データバリッド線130のレベル状態に応じて、画像データの伝送レートが変化することになる。
以上のように本実施形態によれば、前述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、画像データの伝送レートを可変することができる。従って、画像処理装置を実現する場合に、いわゆるスケーラビリティを確保することができる。
具体的には、画像処理装置は、取り扱う画像データのデータ量が要求仕様に応じて大きく異なる。例えば白黒2値画像データであれば1画素につき1ビットとなるが、白黒多階調であれば1画素につき8ビットのデータ量となる。更に、カラー画像データであれば、データ量は16ビット、24ビット、32ビットのように多岐に亘る。また、解像度も、320×240画素や、1920×1024画素などの各種の要求仕様がある。本実施形態の構成であれば、画像データの伝送レートを可変することで対処することが可能となる。
[第4の実施形態]
図9は、第4の実施形態に関するメモリインターフェースの構成を説明するためのブロック図である。第4の実施形態は、スイッチ13により、複数のメモリインターフェースを切り換える構成である。なお、メモリ11C,11D及び画像処理エンジン12に関する構成は、前述の第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態は、図9に示すように、通常時に使用するメモリインターフェース10Cと、トリガ発生時に使用するメモリインターフェース10Dとを有する構成のメモリインターフェースである。メモリインターフェース10C,10Dはそれぞれ、対応するメモリ11C,11Dと画像処理エンジン12とを接続する。
スイッチ13は、画像処理装置の内部又は外部からのトリガ信号90に応じて、メモリインターフェース10C,10Dの一方を有効にする切り換え動作を行なう。即ち、例えば、あるトリガに伴って画像処理時の画像データを長期に保存する必要がある場合に、スイッチ13は、当該トリガ信号90に応じて、トリガ発生時に使用するメモリインターフェース10Dを有効に設定する。
メモリインターフェース10Dは、データ線100と同期信号線110を介して画像処理エンジン12と接続する。メモリインターフェース10Dは、前述の図4に示すようなタイミングに基づいて、データ線100を介して画像処理エンジン12から伝送された画像データをメモリ11Dに転送する。メモリ11Dは、長期保存用記憶領域として画像データを書き込む。
一方、スイッチ13は、トリガ信号90が発生しない通常時には、メモリインターフェース10Cを有効に設定する。これにより、メモリインターフェース10Cは、データ線100と同期信号線110を介して画像処理エンジン12と接続し、前述の図4に示すようなタイミングに基づいて、メモリ11Cから画像データを読み出して画像処理エンジン12に転送する。また、メモリインターフェース10Cは、画像処理エンジン12から伝送された画像データをメモリ11Cに転送し、メモリ11Cに画像データを記録する。
以上のように本実施形態の構成であれば、特に、多数のメモリインターフェースが組み込まれた画像処理装置の場合に、スイッチ13によりメモリインターフェースを切り換える構成により、画像処理エンジンとの接続関係を仕様に応じて変更することが容易に実現できる。なお、本実施形態においても、前述の第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第5の実施形態]
図10は、第5の実施形態に関する画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。第5の実施形態は、前述の図3に示すように、要求仕様に応じた複数種の画像処理エンジン12A〜12Dが組み込まれたもので、メモリインターフェース10A,10Bを論理メモリ20A,20Bに相当する構成とする画像処理装置である。なお、前述の図3に示す画像処理エンジン12A〜12Dについては同様であるため説明を省略する。
本実施形態の画像処理装置は、図10に示すように、メモリインターフェース10A,10Bに相当する論理メモリ20A,20Bと、1つの物理メモリ21を有する構成である。論理メモリ20Aは、物理メモリ21の一部である記憶領域22Aにマッピングさせる。また、論理メモリ20Bは、物理メモリ21の一部である記憶領域22Bにマッピングさせる。
各画像処理エンジン12A〜12Dはそれぞれ、論理メモリ20A,20Bをリードアクセスすることにより、物理メモリ21にマッピングされた記憶領域22A,22Bに格納されている画像データを参照する。また、各画像処理エンジン12A〜12Dはそれぞれ、論理メモリ20A,20Bをライトアクセスすることにより、物理メモリ21にマッピングされた記憶領域22A,22Bに画像データを記録する。
以上のように本実施形態の構成であれば、マルチポート構成のメモリインターフェース10A,10Bに相当する論理メモリ20A,20Bをアクセスすることにより、物理メモリ21にマッピングされた記憶領域22A,22Bに対して画像データの参照又は記録を行なうことができる。換言すれば、論理メモリ20A,20Bと物理メモリ21とのマッピングを動的に変化させることにより、前述の図9に示すスイッチ13を要することなく、メモリ領域を動的に変化させることが可能となる。
本実施形態の場合も、図3に示す画像処理装置と同様に、画像処理機能の仕様変更に応じて、画像処理エンジンの追加、交換、削除の構成変更が容易に行なうことができる。また、同一の画像処理エンジンにおいても、取り扱う画像の解像度、色数、フレームレート、フレーム数や、使用するメモリの種類、容量、ビット構成、アクセス速度などの仕様変更にも容易に対応可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10,10A,10B,10C,10D…メモリインターフェース、
11,11A,11B,11C,11D…メモリ、
12,12A,12B,12C,12D…画像処理エンジン、
13…スイッチ、20A,20B…論理メモリ、21…物理メモリ、
100…データ線、100W…ライト専用データ線、
100R…リード専用データ線、130…データバリッド線。

Claims (13)

  1. 画像処理モジュールとメモリ間のデータ転送を行なうためのメモリインターフェース装置であって、
    前記画像処理モジュールとのデータ伝送を行なうためのデータ信号線と、
    前記データ伝送の同期を取るための同期信号線と、
    前記画像処理モジュールの画像処理機能に応じたデータであって、前記メモリから読み出された前記データまたは前記メモリに書き込むための前記データ転送を実行する制御手段と
    を具備したことを特徴とするメモリインターフェース装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記同期信号線を介して前記画像処理モジュールにより入力される同期信号の論理レベルに応じて、前記画像処理モジュールからの前記データを前記メモリに転送し、または前記メモリから読み出された前記データを前記画像処理モジュールに転送するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のメモリインターフェース装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記画像処理モジュールからのライトアクセスに応じて、前記画像処理機能に応じたフレーム単位の前記データを前記メモリに書き込むために前記メモリに転送し、
    前記画像処理モジュールからのリードアクセスに応じて、前記メモリから読み出された前記フレーム単位の前記データを前記画像処理モジュールに転送するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のメモリインターフェース装置。
  4. 前記データ信号線と前記同期信号線の両方と接続するポートであって、複数の前記ポートを有する請求項2に記載のメモリインターフェース装置。
  5. 前記データ信号線は、
    前記メモリから読み出されたデータを前記画像処理モジュールに転送するためのリード用データ線と、前記画像処理モジュールから前記メモリに書き込むためのデータを転送するためのライト用データ線とに分離されている構成であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のメモリインターフェース装置。
  6. 前記画像処理モジュールとの間で転送するデータの有効性を判定するためのデータバリッドを伝送するためのデータバリッド線を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のメモリインターフェース装置。
  7. 前記画像処理モジュールとの間に設けられたスイッチ手段を有し、
    前記スイッチ手段は、
    指定のトリガ信号に応じて前記画像処理モジュールとの接続切り換えを行なうように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のメモリインターフェース装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のメモリインターフェース装置を含み、
    特定の画像処理を実行する画像処理モジュールと、
    前記メモリインターフェース装置を介して、前記画像処理モジュールにより参照または記録される画像データを記憶するメモリと
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  9. 異なる画像処理機能を有する複数の画像処理モジュールと、
    前記各画像処理モジュールにより参照または記録される各画像データを記憶するメモリと、
    前記各画像処理モジュールとメモリ間のデータ転送を行なうためのメモリインターフェース装置とを具備し、
    前記メモリインターフェース装置は、
    前記各画像処理モジュールの画像処理機能に応じた画像データであって、前記メモリから読み出された前記画像データを該当の画像処理モジュールに転送し、または記録すべき前記画像データを前記メモリに転送するように構成されていることを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記各画像処理モジュールはそれぞれ、解像度、色数、フレームレートが異なる画像データを画像処理対象とする画像処理機能を実現する構成であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記各画像処理モジュールはそれぞれ、ハードウェアのみで構成されたことを特徴とする請求項9又は請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記メモリは、複数の物理メモリから構成されていることを特徴とする請求項9又は請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記メモリは、単一の物理メモリから構成されていることを特徴とする請求項9又は請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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