JP2011049733A - カメラキャリブレーション装置および映像歪み補正装置 - Google Patents

カメラキャリブレーション装置および映像歪み補正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】広角なレンズや複雑な歪曲を持つレンズを使用するカメラで生じる映像の歪みを関数モデルで高精度に近似し、近似した関数モデルを用いて歪みの補正を高精度に行うこと。
【解決手段】カメラキャリブレーション装置は、入力した映像に画像処理を用いて映像の歪みを検出し、映像の歪みを関数モデルで近似する関数モデル推定手段0104を備え、関数モデル推定手段は、映像の領域ごとに異なる関数モデルで映像の歪みを近似する。映像歪み補正装置は、歪み情報格納手段0611の格納する歪み情報を元に撮像手段の出力する映像を画像処理し映像の歪みを補正する歪み補正手段0612を備え、歪み情報格納手段は、歪み情報として、映像の歪みを領域ごとに異なる関数モデルで近似したときの関数モデルを格納し、歪み補正手段は、映像の領域ごとに応じた関数モデルに従って歪み補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラで撮像した映像の歪みを検出するカメラキャリブレーション装置と、検出結果を元に画像処理を用いて歪みを補正する映像歪み補正装置に関する。
本技術の背景分野として、例えばZhangの提案したカメラキャリブレーション手法(非特許文献1)がある。本手法では、カメラを放射方向のレンズ歪みを有するピンホールカメラモデルで近似し、レンズ歪みを補正す方法が開示されている。また、非特許文献1では、レンズ歪みを近似するために、Wengらの提案したレンズ歪みモデル(非特許文献2)を用いている。これらの提案では、比較的歪曲の小さいレンズを使用したカメラを対象として想定している。
一方、歪曲の大きい広角レンズを使用したカメラについては、背景分野として、例えば特開2006−127083号公報(特許文献1)がある。該公報には、「撮像した画像に対し、歪曲補正を含む画像処理を適切に行う方法及び装置を提供する」ことを目的とし、解決手段として、「撮像手段VDによって撮像した画像に対し、MMFモデルによって歪曲補正する画像処理手段VAを備える。更に、表示手段DSを備えた態様では、撮像手段VDによって撮像した画像に対し、MMFモデルによって歪曲補正した画像を表示する。背景画像、あるいは画像中の環境状況を表す対象に対する歪曲補正後の画像を表示することとしてもよい。」という技術が開示されている。
特開2006−127083号公報
Z.Zhang, "A Flexible New Technique for Camera Calibration", Technical Report MSR-TR-98-71, 1998 J.Weng, P.Cohen and M.Herniou, "Camera calibration with distortion models and accuracy evaluation", pp.965-980, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, 1992
近年、カメラから得た映像に画像処理し、特定の被写体の検出や追跡を行う画像認識技術が実用化されつつあるが、このような画像処理による物体認識を行う際には、高精度な認識のためにレンズ歪みを補正することが要求される。例えば、2つ以上のカメラの映像を元に被写体までの距離を演算するステレオカメラでは、被写体の画像中の幾何的な位置を用いるため、歪みが存在しないと近似できる精度までレンズ歪みを補正する必要がある。
上記非特許文献1では、カメラを放射方向のレンズ歪みを有するピンホールカメラと見なしてカメラの特性を関数モデルで近似し、近似した関数モデルを元にレンズ歪みを補正する方法が開示されている。本方法では、教示用の平面チャートを撮影し、撮影画像からチャート上の教示点の位置を検出して関数式に当てはめ、その係数を推定することで、レンズ歪みを含むカメラの特性を関数モデルに近似している。レンズ歪みの関数モデルとしては、上記非特許文献2に記載のWengらの提案したモデルを採用している。これらの技術では、比較的歪曲の小さいレンズを採用したカメラを対象として想定している。
一方で、車載や監視用途などを中心に、死角の低減や設置数の低減を目的とし、広角レンズや魚眼レンズなど広範な被写体を撮影可能なカメラが普及しつつある。これらのカメラでは、画像の中心部と周辺部で歪曲の度合いが異なり、特に周辺部で大きな歪曲を持つ。また、広角カメラの中には、視認性を向上するため画像の中心部の被写体を小さく、画像の周辺部の被写体を大きくするように設計された複雑な歪み特性を有するレンズを使用するものもある。上記非特許文献1および非特許文献2に記載の技術を広角レンズや魚眼レンズを有するカメラに適用した場合、関数モデルの近似精度が低く、レンズ歪みを十分に補正することができないという課題がある。
また、上記特許文献1では、広角レンズや魚眼レンズのレンズ歪みを精度良く近似するために、MMF(Morgan-Mercer-Flodin)モデルと呼ばれる、曲線を扱うための関数モデルを採用している。しかし、レンズの特性によっては従来のレンズ歪みモデルと同様にMMFモデルでも歪みを高精度に近似できない場合がある。特に画像の中心部の被写体を小さく、画像の周辺部の被写体を大きくするように設計されたレンズなどでは、レンズの歪曲の度合いが中心からの距離に対し連続的に変化しないため、1つの関数モデルでレンズ歪みを高精度に近似することが困難である。
そこで、本発明では、カメラで撮影した映像の歪みを、領域ごとに異なる関数モデルで近似する。これによりレンズ歪みを関数モデルに近似して、補正を高精度に行うことが可能となり、視認性の向上や、画像認識の精度向上を実現できる。また、本発明は、レンズ以外に起因して生じる複雑な特性の歪みについても適用可能である。
上記課題は、例えば特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
本発明によれば、広角なレンズを使用するカメラのレンズ歪みを関数モデルで高精度に近似し、レンズ歪みの補正を高精度に行うことができる。
本発明の第1実施例に係るカメラキャリブレーション装置を示す第1の模式図。 第1実施例に係る関数モデル推定の演算制御方法の一例を示す図。 第1実施例に係る関数モデル推定において関数モデルへの近似方法と近似精度の一例を示す図。 第1実施例に係るカメラキャリブレーション装置を示す第2の模式図。 第1実施例に係るルックアップテーブル生成方法の一例を示す図。 第1実施例に係る映像歪み補正装置を示す第1の模式図。 第1実施例に係る映像歪み補正装置を示す第2の模式図。 本発明の第2実施例に係る映像歪み補正機能付き撮像装置を示す模式図。 本発明の第3実施例に係るステレオカメラキャリブレーション装置を示す模式図。 第3実施例に係る映像歪み補正機能付きステレオ撮像装置を示す模式図。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係るカメラキャリブレーション装置を示す第1の模式図である。図1において、0101は映像入力部、0102は特徴点位置検出部、0103は歪み検出部、0104は関数モデル推定部、0105は特徴点情報格納部、0106は理想特徴点位置推定部、0107は関数モデル演算制御部、0108は出力部である。
図1に示したカメラキャリブレーション装置において、映像入力部0101は、カメラで撮影した映像をデジタルデータとして入力し、特徴点位置検出部0102に出力する。映像の入力方法としては、例えば、コンポーネントやコンポジット、HDMIなどの入力端子でカメラと接続し、カメラで撮影している映像をオンラインでデジタルデータとして取り込む形態でも良いし、SDカードやハードディスクなどの記憶媒体を介して予めデジタルデータとして保存済みのデータをオフラインで読み込む形態でも良い。入力する映像には、映像の歪みが検出できるように、空間内の位置が既知である特徴点が撮影されている必要がある。このような被写体として、例えば、円や矩形、格子などのパターンが印刷されたキャリブレーションチャートを用いることができる。
特徴点位置検出部0102は、映像入力部0101より入力した映像に対し画像処理またはユーザ入力による特徴点検出処理を行い、特徴点の画像上における位置を検出する。上記のキャリブレーションチャートを撮影した場合は、円マーカの中心や、格子マーカの交点、矩形マーカの頂点などの座標を特徴点位置として検出すれば良い。
歪み検出部0103は、特徴点位置検出部0102の検出した特徴点の画像上における位置と、理想特徴点位置推定部0106で推定した特徴点が本来画像上で映るべき位置とを比較し、そのずれから映像の歪みの量を検出する。ここで、映像の歪みとは、レンズの湾曲や、レンズと撮像面の非平行などによって生じる映像上の被写体の歪みを指す。また、プロジェクタからスクリーンに対して投射した映像を撮影したときの投射映像の台形歪みや、全方位カメラのようにミラーで映像を反射させることにより生じる映像の歪みなども同様に扱うことができる。
関数モデル推定部0104は、歪み検出部0103の検出した映像の歪みの量を元に映像の歪みを近似する関数モデルを推定する。ここで、関数モデルとは、レンズに起因する歪みの特性や焦点距離、レンズの中心を通る光軸と撮像面との交点の位置や入射角などの、種々のカメラ特性を関数で近似してモデル化したものである。前述の投射映像を撮影したときの台形歪みや、ミラーで映像を反射させることで生じる映像の歪みなどを、関数で近似してモデル化しても良い。適切な関数モデルを用いることで、特徴点の空間内の位置と画像上の位置や、映像の歪みがない場合に映る特徴点の画像上の位置と映像の歪みがある場合に映る特徴点の画像上の位置、などを対応付けることができる。
関数モデルとしては、例えば、非特許文献1に記載のピンホールカメラモデルや非特許文献2に記載のWengらの提案したレンズ歪みモデルなどが良く知られている。関数モデルにおいて、カメラ特性をどのように近似して表現するかは関数式から決定され、ばらつきを含めた個々のカメラにおける特性は、関数式の係数で決定される。そこで、関数モデル推定部0104は、関数モデル演算制御部0107より出力される制御情報を元に近似に用いる関数式を決定し、歪み検出部0103の検出した映像の歪みの量から関数式の係数を演算する。
特徴点情報格納部0105は、特徴点位置検出部0102で検出する特徴点の空間内の位置を予め格納する。理想特徴点位置推定部0106は、特徴点情報格納部0105に格納されている特徴点の空間内の位置と、関数モデル推定部0104で推定した関数モデルを元に、特徴点が本来画像上で映るべき位置を推定する。関数モデル推定部0104で推定した関数モデルのカメラ特性に対する近似精度が十分でない場合、特徴点の空間内の位置と、特徴点が本来画像上で映るべき位置のずれは大きく、近似精度が十分であればずれは小さくなる。近似精度が不十分であれば、歪み検出部0103で行う歪みの検出と、関数モデル推定部0104で行う関数モデルの推定と、理想特徴点位置推定部0106で行う特徴点が本来画像上で映るべき位置の推定を繰り返し行うことで、近似精度の十分な関数モデルを得ることができる。このとき、関数モデルの初期値としては、例えばカメラの仕様から関数式の係数を決定し、その値を使用すればよい。また、関数モデルの推定を繰り返し行うことで十分な近似精度が保証される場合は、関数式の係数に適当な値を使用しても良い。
関数モデル演算制御部0107は、関数モデル推定部0104が関数モデルを推定するときの演算方法を決定し、制御情報として出力する。歪みの大きい広角レンズや魚眼レンズを用いた場合や、広角で画像の中心部の被写体を小さく、画像の周辺部の被写体を大きくするように設計されたレンズなど、レンズの歪曲の度合いが中心からの距離に対し連続的に変化しないレンズなどでは、1つの関数式では画像全体の歪みを十分に近似することが困難である。この場合、画像の領域ごとに異なる関数モデルを用い、複数の関数モデルを組み合わせることで画像全体の歪みを高精度に近似することができる。そのため関数モデル演算制御部0107は、予め画像の領域の分割方法と、各領域で用いる関数式を格納しておき、制御情報として出力する。関数モデル推定部0104は、制御情報を元に領域ごとの関数式の係数を求めることで、画像全体について高精度に近似した関数モデルの推定を行うことができる。なお、関数モデル推定部0104で、映像の歪み特性を示す関数モデルと同時に、その他のカメラ特性を示す関数モデル、例えばピンホールカメラモデルを推定する場合は、映像の歪み特性を示す関数モデルを映像の領域ごとに推定し、その他のカメラ特性を示す関数モデルは映像全体を用いて推定することで演算処理の負荷低減を図っても良い。
出力部0108は、関数モデル推定部0104の推定した関数モデルとして、領域ごとの関数式または関数式の係数を出力する。このとき、領域の分割方法を各領域の座標や中心からの距離などの情報で出力しても良い。これにより、カメラの映像の歪みやその他のカメラ特性を高精度に近似した関数モデルを出力することができ、この関数モデルを映像の歪み補正などに利用することが可能となる。なお、図1に示したカメラキャリブレーション装置は、カメラと一体型の組み込み装置や、専用のLSIを搭載したカメラとは独立なハードウェア装置、PC上のソフトウェアなどの形態をとることができ、各々の処理はカメラ内のマイコンや専用のLSI、あるいはPC上のCPUなどによって行われる。
図2は、第1実施例に係る関数モデル推定の演算制御方法の一例を示す図である。本実施例において、関数モデルの推定は関数モデル推定部0104で、関数モデル推定の演算制御は関数モデル演算制御部0107で行われる。図2において、映像Aはレンズ歪みが生じていない場合の理想的な映像、映像Bはレンズに起因する放射方向の歪みが生じている実際の撮像映像である。なお、映像Aおよび映像Bにおいて、点線0201はレンズ歪みの度合いを表現するために示した補助線であり、映像Bにおいて、破線0202は映像を2つの領域に分割した際の領域の境界を示した補助線である。
ここでは、レンズ歪みが生じていない場合の理想的な映像Aにおけるある点(x,y)と、実際の撮像映像Bにおける(x,y)に対応する点(x’,y’)を対応付けるような関数モデルでレンズ歪みを近似している。このとき、実際の撮像映像Bにおいて、画像中心Oからの距離がd以下である領域1内の画像については、関数モデル
(x’,y’)=f(x,y)
を使用し、画像中心Oからの距離がdより大きい領域2内の画像については、関数モデル
(x’,y’)=g(x,y)
を使用する。関数fおよびgは全く別個の多項式でも良いし、係数の異なる同一の多項式でも良い。関数モデル演算制御部0107は制御情報として、領域1と領域2の範囲を定める定義、例えばここでは領域を分割する閾値dや、それぞれの関数f,gの式を出力する。関数モデル推定部0104ではそれを元に関数f,gの係数を推定することになる。
図3は、第1実施例に係る関数モデル推定において、関数モデルへの近似方法と近似精度の一例を示す図である。図3において、横軸は画像位置(中心からの距離)、縦軸は近似精度(近似誤差)を示す。広角なレンズを有し放射方向のレンズ歪みが生じるカメラにおいて、実線0301は画像全体のレンズ歪みを1つの関数モデルへ近似したときの近似精度、破線0302は図2で示した実際の撮像映像Bにおいて領域1内のレンズ歪みを関数モデルへ近似したときの近似精度、点線0303は図2で示した実際の撮像映像Bにおいて領域2内のレンズ歪みを関数モデルへ近似したときの近似精度である。ここで、3つの関数モデルはいずれも次数の同じ多項式であり、関数モデル推定部0104で推定した関数式の係数のみが異なる。なお、近似精度は、それぞれの関数モデルを使用した際に被写体が映っていると推定できる位置と、実際に映っている位置との誤差として測定することができる。
実線0301で示した、画像全体のレンズ歪みを1つの関数モデルへ近似したときの近似精度は画像全体で低く(近似誤差が大きく)、十分な近似ができていない。一方で、破線0302で示した領域1内のレンズ歪みを関数モデルへ近似したときの近似精度は領域1内では非常に良好であり、点線0303で示した領域2内のレンズ歪みを関数モデルへ近似したときの近似精度は領域2内では非常に良好である。このように、映像の領域を画像中心からの距離に応じて分割し、各々の領域において、レンズ歪みを異なる関数モデルで近似することで、画像全体を高精度に関数モデルに近似することが可能となる。なお、ここでは放射方向のレンズ歪みを考慮して、画像中心からの距離に応じて領域を分割し、各領域で係数の異なる同一の関数式を関数モデルとして用いたが、分割方法とそれぞれで用いる関数式の選択方法はこの限りではなく、映像に生じる歪みの特性に応じて決定すれば良い。
図4は、本発明の第1実施例に係るカメラキャリブレーション装置を示す第2の模式図である。図4において、0101は映像入力部、0102は特徴点位置検出部、0103は歪み検出部、0104は関数モデル推定部、0105は特徴点情報格納部、0106は理想特徴点位置推定部、0107は関数モデル演算制御部、0409はルックアップテーブル出力部である。この構成は、図1で示したカメラキャリブレーション装置の第1の模式図にルックアップテーブル出力部0409を追加した構成となっている。
ルックアップテーブル出力部0409は、関数モデル推定部0104の推定した関数モデル、すなわち領域ごとの関数式または関数式の係数と、関数モデル演算制御部0107の出力する関数モデル推定の制御情報、すなわち映像の各領域への分割方法を取得し、これらの情報を元に画像を補正するために必要なルックアップテーブルを生成して出力する。
図5は、本発明の第1実施例に係るルックアップテーブル生成方法の一例を示す図である。図5に示すルックアップテーブル生成処理はルックアップテーブル出力部0409で実行される。図5において、画像Cは歪み補正前の撮像画像、画像Dは歪み補正後の撮像画像、テーブルEは歪み補正を行うためのルックアップテーブルである。画像Cに示す歪み補正前の撮像画像から画像Dに示す歪み補正後の撮像画像を画像処理で生成するためには、歪み補正前の撮像画像Cの座標(x’,y’)に対応する歪み補正後の撮像画像Dの座標(x”,y”)を推定する必要がある。ここで、図2で示したように、レンズ歪みが生じていない場合の理想的な映像A上の座標(x,y)と歪み補正前の撮像画像Cにおける座標(x’,y’)の対応が関数モデルf,gを用いて取れている場合は、歪み補正後の座標(x”,y”)をその逆関数f−1,g−1を用いて表すことができる。すなわち、歪み補正前の撮像映像Cにおいて画像中心Oからの距離がd以下である領域1内の画素については、
(x”,y”)=f−1(x’,y’)
とし、画像中心Oからの距離がdより大きい領域2内の画素については、
(x”,y”)=g−1(x’,y’)
とすることができる。
このとき、補正前後の対応する座標(x’,y’)と(x”,y”)をテーブルEに示すような対応表、すなわちルックアップテーブルとして出力する。歪み補正を画像処理で行う際は、ルックアップテーブルを入力して参照することで、座標の対応を逐次計算する必要がなくなり、処理の高速化が図れる。また、記述のフォーマットを合わせることで、既存のルックアップテーブルを用いる映像歪み補正装置にも適用することができる。なお、本実施例ではルックアップテーブルを画素毎の補正前後の座標の対応表として記載しているが、生成方法はこの限りではなく、例えば三角パッチを用いた歪み補正処理装置では三角パッチの頂点座標の対応のみ記載すればよく、保存メモリ量の低減が図れる。
このように、キャリブレーションの結果をルックアップテーブルとして出力することで、歪み補正を行う際の処理の高速化や、既存の映像歪み補正装置への適用を図ることが可能となる。
図6は、本発明の第1実施例に係る映像歪み補正装置を示す第1の模式図である。図6において、0610は映像入力部、0611は歪み補正情報格納部、0612は映像歪み補正部、0613は補正映像出力部である。
図6に示した映像歪み補正装置において、映像入力部0610は、カメラで撮影した映像をデジタルデータとして入力し、映像歪み補正部0612に出力する。映像の入力方法としては、例えば、コンポーネントやコンポジット、HDMIなどの入力端子でカメラと接続し、カメラで撮影している映像をオンラインでデジタルデータとして取り込む形態でも良いし、SDカードやハードディスクなどの記録媒体を介して予めデジタルデータとして保存済みのデータをオフラインで読み込む形態でも良い。
歪み補正情報格納部0611は、図1で示したカメラキャリブレーション装置の出力部0108の出力するような、キャリブレーション結果を予め格納しておき、歪み補正情報として映像歪み補正部0612に出力する。キャリブレーション結果としては、映像の歪みを領域ごとに関数モデルで近似したときの領域ごとの関数式または関数式の係数や、領域の分割方法などがある。
映像歪み補正部0612は、歪み補正情報格納部0611の出力する映像歪み補正情報を元に、領域ごとに適切な関数モデルを用いて画像処理を行い、映像の歪みを補正する。映像の歪み補正を他の画像処理の前処理として行う場合などで、特定の領域のみ歪みを補正すれば十分な場合はその領域のみを選択して歪み補正を行っても良い。これにより処理負荷の低減を図ることができる。
補正映像出力部0613は、映像歪み補正部0612の生成した補正映像を表示モニタや画像処理装置などに出力したり、記憶媒体に保存したりする。これにより、カメラの映像の歪みやその他のカメラ特性を領域ごとに近似した関数モデルを元に、高精度な映像歪み補正を行うことができる。
なお、図6に示した映像歪み補正装置は、カメラと一体型の組み込み装置や、専用のLSIを搭載したハードウェア、PC上のソフトウェアなどの形態をとることができ、各々の処理はカメラ内のマイコンや専用のLSI、あるいはPC上のCPUなどによって行われる。
図7は、本発明の第1実施例に係る映像歪み補正装置を示す第2の模式図である。図7において、0610は映像入力部、0611は歪み補正情報格納部、0714はルックアップテーブル生成部、0612は映像歪み補正部、0613は補正映像出力部である。この構成は、図6で示した映像歪み補正装置の第1の模式図に、ルックアップテーブル生成部0714を追加した構成となっている。
図7に示した映像歪み補正装置において、ルックアップテーブル生成部0714は、歪み補正情報格納部0611の出力する映像歪み補正情報を元に、映像の歪みを補正するためのルックアップテーブルを生成して出力する。ルックアップテーブルの生成方法については、図5に示したルックアップテーブル生成方法の一例と同様である。映像歪み補正部0612は、ルックアップテーブル生成部0714の出力したルックアップテーブルを参照して映像の歪み補正を行う。これにより、例えば、同一のカメラで撮影した複数の映像の歪みを補正する場合は、ルックアップテーブルを一度生成し、補正時は同じルックアップテーブルを参照することで関数モデルを用いる演算回数を低減し、処理コストの低減が図れる。また、ROM領域に関数モデルの係数を格納し、歪み補正処理時にルックアップテーブルをRAM領域に展開することで、ROM領域のメモリ低減を図ることもできる。
かように、本実施例によれば、カメラで撮影した映像に生じる歪みを、領域ごとに異なる関数モデルで近似することで、複雑な歪みを有する映像に対しても、映像全体の歪みを高精度に関数モデルに近似することが可能であり、また、近似した関数モデルを用いて映像の歪みを高精度に補正することができる。
図8は、本発明の第2実施例に係る映像歪み補正機能付き撮像装置を示す模式図である。図8において、0815は撮像部、0611は歪み補正情報格納部、0612は映像歪み補正部、0613は補正映像出力部であり、図6で示した第1実施例に係る映像歪み補正装置を示す第1の模式図の映像入力部0610を撮像部0815に置き換えた構成となっている。
図8において、撮像部0815は、レンズ、アイリス、シャッタ、CCDまたはCMOSなどの撮像素子、CDSやAGC、ADコンバータやカメラ信号処理DSPやタイミングジェネレータ等から構成され、撮像素子に受光した光学像を光電変換し、映像信号として出力する。
このように映像歪み補正機能を撮像部と一体とすることで、カメラ単体で映像に生じる歪みを補正し、補正映像を出力することが可能となる。各々の処理はカメラ内のマイコンやカメラ信号処理DSP、あるいは専用のLSIなどによって行われる。
図9は、本発明の第3実施例に係るステレオカメラキャリブレーション装置を示す模式図である。図9において、0901_1は第1の映像入力部、0901_2は第2の映像入力部、0902は特徴点位置検出部、0903は歪み検出部、0904はステレオ関数モデル推定部、0905は特徴点情報格納部、0906は理想特徴点位置推定部、0907はステレオ関数モデル演算制御部、0908は出力部である。
図9に示したステレオカメラキャリブレーション装置において、第1の映像入力部0901_1および第2の映像入力部0901_2は、ステレオカメラで撮影した映像をデジタルデータとして入力し、特徴点位置検出部0902にステレオ映像として出力する。ここでステレオカメラとは同一の被写体を2つ以上の異なる視点から撮影することの可能なカメラを指し、複数の撮像部を持つカメラや、1つの撮像部で位置を変えて複数の視点から撮影する単眼ステレオ方式などを含む。また、1つの撮像部でミラーやプリズムを用いて同時に複数視点の撮影が可能なカメラを用いてもよく、この場合は、映像入力部は1つで構わない。映像の入力方法としては、例えば、コンポーネントやコンポジット、HDMIなどの入力端子でカメラと接続し、カメラで撮影している映像をオンラインでデジタルデータとして取り込む形態でも良いし、SDカードやハードディスクなどの記憶媒体を介して予めデジタルデータとして保存済みのデータをオフラインで読み込む形態でも良い。入力する映像には、映像の歪みが検出できるように、空間内の位置が既知である特徴点が撮影されている必要がある。このような被写体として、例えば、円や矩形、格子などのパターンが印刷されたキャリブレーションチャートを用いることができる。
特徴点位置検出部0902は、第1の映像入力部0901_1および第2の映像入力部0901_2より入力したステレオ映像に対し画像処理またはユーザ入力による特徴点検出処理を行い、特徴点の画像上における位置を検出する。上記のキャリブレーションチャートを撮影した場合は、円マーカの中心や、格子マーカの交点、矩形マーカの頂点などの座標を特徴点位置として検出すれば良い。
歪み検出部0903は、特徴点位置検出部0902の検出した特徴点の画像上における位置と、理想特徴点位置推定部0906で推定した特徴点が本来画像上で映るべき位置とを比較し、そのずれから映像の歪みの量を検出する。ここで、映像の歪みとは、レンズの湾曲や、レンズと撮像面の非平行などによって生じる映像上の被写体の歪みを指す。また、プロジェクタからスクリーンに対して投射した映像を撮影したときの投射映像の台形歪みや、全方位カメラのようにミラーで映像を反射させることにより生じる映像の歪みなども同様に扱うことができる。
ステレオ関数モデル推定部0904は、歪み検出部0903の検出した映像の歪みの量を元にステレオ関数モデルを推定する。ここで、ステレオ関数モデルとは、レンズに起因する歪みの特性や焦点距離、レンズの中心を通る光軸と撮像面との交点の位置や入射角などのカメラごとの光学特性を示すカメラ内部パラメータ、カメラ単体ないしカメラ間の空間内における幾何特性を示すカメラ外部パラメータといった、カメラ特性を関数で近似してモデル化したものである。前述の投射映像を撮影したときの台形歪みや、ミラーで映像を反射させることで生じる映像の歪みなどを関数で近似してモデル化しても良い。適切なステレオ関数モデルを用いることで、特徴点の空間内の位置と画像上の位置や、映像の歪みがない場合に映る特徴点の画像上の位置と映像の歪みがある場合に映る特徴点の画像上の位置、などを対応付けることができる。
カメラ内部パラメータやカメラ外部パラメータを近似するステレオ関数モデルとしては、例えば、非特許文献1に記載のピンホールカメラモデルが、レンズ歪みモデルを近似する関数モデルとしては非特許文献2に記載のWengらの提案したレンズ歪みモデルなどが良く知られている。ステレオ関数モデルにおいて、カメラ特性をどのように近似して表現するかは関数式から決定され、ばらつきを含めた個々のカメラにおける特性は、関数式の係数で決定される。そこで、ステレオ関数モデル推定部0904は、ステレオ関数モデル演算制御部0907より出力される制御情報を元に、近似に用いる関数式を決定し、歪み検出部0903の検出した映像の歪みの量から関数式の係数を演算する。
特徴点情報格納部0905は、特徴点位置検出部0902で検出する特徴点の空間内の位置を予め格納する。理想特徴点位置推定部0906は、特徴点情報格納部0905に格納されている特徴点の空間内の位置と、ステレオ関数モデル推定部0904で推定したステレオ関数モデルを元に、特徴点が本来画像上で映るべき位置を推定する。ステレオ関数モデル推定部0904で推定したステレオ関数モデルのカメラ特性に対する近似精度が十分でない場合、特徴点の空間内の位置と、特徴点が本来画像上で映るべき位置のずれは大きく、近似精度が十分であればずれは小さくなる。近似精度が不十分であれば、歪み検出部0903で行う歪みの検出と、ステレオ関数モデル推定部0904で行うステレオ関数モデルの推定と、理想特徴点位置推定部0906で行う特徴点が本来画像上で映るべき位置の推定を繰り返し行うことで、近似精度の十分なステレオ関数モデルを得ることができる。このとき、ステレオ関数モデルの初期値としては、例えばカメラの仕様からステレオ関数式の係数を決定し、その値を使用すればよい。また、ステレオ関数モデルの推定を繰り返し行うことで十分な近似精度が保証される場合は、関数式の係数に適当な値を使用しても良い。
ステレオ関数モデル演算制御部0907は、ステレオ関数モデル推定部0904がステレオ関数モデルを推定するときの演算方法を決定し、制御情報として出力する。歪みの大きい広角レンズや魚眼レンズを用いた場合や、広角で画像の中心部の被写体を小さく、画像の周辺部の被写体を大きくするように設計されたレンズなど、レンズの歪曲の度合いが中心からの距離に対し連続的に変化しないレンズなどでは、1つの関数式では画像全体の歪みを十分に近似することが困難である。この場合、画像の領域ごとに異なるステレオ関数モデルを用い、複数のステレオ関数モデルを組み合わせることで画像全体の歪みを高精度に近似することができる。そのためステレオ関数モデル演算制御部0907は、予め画像の領域の分割方法と、各領域で用いる関数式を格納しておき、制御情報として出力する。ステレオ関数モデル推定部0904は、制御情報を元に、領域ごとの関数式の係数を求めることで、画像全体について高精度に近似した関数モデルの推定を行うことができる。なお、関数モデル推定部0904において、映像の歪み特性を示す関数モデルについては映像の領域ごとに推定し、カメラ内部パラメータおよびカメラ外部パラメータを示すステレオ関数モデルは映像全体を用いて推定することで演算処理の負荷低減を図ることができる。
出力部0908は、ステレオ関数モデル推定部0904の推定したステレオ関数モデルとして、領域ごとの関数式または関数式の係数を出力する。このとき、領域の分割方法を各領域の座標や中心からの距離などの情報で出力しても良い。これにより、ステレオカメラの映像の歪みやその他のステレオカメラの特性を高精度に近似したステレオ関数モデルを出力することができ、このステレオ関数モデルを映像の歪み補正や平行化と呼ばれるカメラ間の特性の違いの補正などに利用することが可能となる。なお、図9に示したステレオカメラキャリブレーション装置は、ステレオカメラと一体型の組み込み装置や、専用のLSIを搭載したステレオカメラとは独立なハードウェア装置、PC上のソフトウェアなどの形態をとることができ、各々の処理はカメラ内のマイコンや専用のLSI、あるいはPC上のCPUなどによって行われる。
図10は、本発明の第3実施例に係る映像歪み補正機能付きステレオ撮像装置を示す模式図である。図10において、1015_1は第1の撮像部、1015_2は第2の撮像部、1011はステレオ画像補正情報格納部、1012はステレオ画像補正部、1013は補正ステレオ映像出力部である。
図10において、第1の撮像部1015_1および第2の撮像部1015_2は、レンズ、アイリス、シャッタ、CCDまたはCMOSなどの撮像素子、CDSやAGC、ADコンバータやカメラ信号処理DSPやタイミングジェネレータ等から構成され、撮像素子に受光した光学像を光電変換し、映像信号として出力する。このとき、複数の撮像部を持たず、1つの撮像部でミラーやプリズムを用いて同時に複数視点の撮影が可能なカメラを用いてもよく、この場合は、撮像部は1つで構わない。
ステレオ画像補正情報格納部1011は、図9で示したステレオカメラキャリブレーション装置の出力部0108の出力するような、キャリブレーション結果を予め格納しておき、ステレオ画像補正情報として映像歪み補正部1012に出力する。キャリブレーション結果としては、映像の歪みを領域ごとに関数モデルで近似したときの領域ごとの関数式または関数式の係数、領域の分割方法、カメラ内部パラメータおよびカメラ外部パラメータを関数モデルで近似した時の関数式または関数式の係数などがある。
ステレオ画像補正部1012は、歪み補正情報格納部1011の出力するステレオ画像補正情報を元に、領域ごとに適切な映像歪みを近似した関数モデルを用いて画像処理を行い、映像の歪みを補正する。映像の歪み補正を他の画像処理の前処理として行う場合など、特定の領域のみ歪みを補正すれば十分な場合はその領域のみを選択して歪み補正を行っても良い。これにより処理負荷の低減を図ることができる。また、カメラ内部パラメータおよびカメラ外部パラメータを用いてカメラ間の特性の違いを補正する平行化処理を行っても良い。このとき、不図示のルックアップテーブル生成部を設けて、映像の歪み補正と平行化を同時に実現するようなルックアップテーブルを生成し、ステレオ画像補正部1012でルックアップテーブルを参照して画像補正を行うことで、処理負荷の低減を図っても良い。
補正ステレオ映像出力部1013は、ステレオ画像補正部1012の生成した補正後のステレオ映像を表示モニタや不図示のステレオ画像処理部装置に出力する。これにより、カメラの映像の歪みやその他のカメラ特性を領域ごとに近似した関数モデルを元に、高精度な映像歪み補正を行うことができ、ステレオ画像処理による距離計測を高精度に行うことが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
本発明は民生や監視や車載や業務用のデジタルビデオカメラおよびスチルカメラ、上記で構成されるステレオカメラ、ミラーを備えた全方位カメラ、カメラ付きプロジェクタなどに利用可能である。
0101 映像入力部
0102 特徴点位置検出部
0103 歪み検出部
0104 関数モデル推定部
0105 特徴点情報格納部
0106 理想特徴点位置推定部
0107 関数モデル演算制御部
0108 出力部
0409 ルックアップテーブル出力部
0610 映像入力部
0611 歪み補正情報格納部
0612 映像歪み補正部
0613 補正映像出力部
0714 ルックアップテーブル生成部
0815 撮像部
0901_1 第1の映像入力部
0901_2 第2の映像入力部
0902 特徴点位置検出部
0903 歪み検出部
0904 ステレオ関数モデル推定部
0905 特徴点情報格納部
0906 理想特徴点位置推定部
0907 ステレオ関数モデル演算制御部
0908 出力部
1011 ステレオ画像補正情報格納部
1012 ステレオ画像補正部
1013 補正ステレオ映像出力部
1015_1 第1の撮像部
1015_2 第2の撮像部。

Claims (10)

  1. 撮像映像を入力する映像入力手段と、
    該映像入力手段から入力した映像に画像処理を用いて映像の歪みを検出し、映像の歪みを関数モデルで近似する関数モデル推定手段と、
    を備え、
    該関数モデル推定手段が、映像を複数の領域に分割し、領域ごとに異なる関数モデルで映像の歪みを近似すること、
    を特徴とするカメラキャリブレーション装置。
  2. 請求項1に記載のカメラキャリブレーション装置において、
    前記関数モデル推定手段が、前記映像入力手段から入力した映像を中心からの距離に応じて複数の領域に分割し、分割した領域ごとに異なる関数モデルで映像の歪みを近似すること、
    を特徴とするカメラキャリブレーション装置。
  3. 請求項1または2いずれか一項に記載のカメラキャリブレーション装置において、
    前記関数モデル推定手段が、領域ごとに推定した関数モデルの式または係数を出力すること、
    を特徴とするカメラキャリブレーション装置。
  4. 請求項1または3いずれか一項に記載のカメラキャリブレーション装置において、さらに、
    前記関数モデル推定手段が、領域ごとに推定した関数モデルを元に、画像処理で歪み補正を行うためのルックアップテーブルを生成し出力するルックアップテーブル出力部を備えること、
    を特徴とするカメラキャリブレーション装置。
  5. 撮像映像を入力する映像入力手段と、
    該映像入力手段から入力した映像の歪みを画像処理で補正するために必要な歪み情報を格納する歪み情報格納手段と、
    該歪み情報格納手段の格納する歪み情報を元に、該撮像手段の出力する映像を画像処理し、映像の歪みを補正する歪み補正手段と、
    を備える映像歪み補正装置であって、
    該歪み情報格納手段が、歪み情報として、映像の歪みを領域ごとに異なる関数モデルで近似したときの関数モデルの式ないし係数を格納し、
    該歪み補正手段が、映像の領域ごとに応じた関数モデルに従って歪み補正を行うこと、
    を特徴とする映像歪み補正装置。
  6. 請求項5に記載の映像歪み補正装置において、
    前記歪み情報格納手段が、歪み情報として、映像の歪みを領域ごとに異なる関数モデルで近似したときの関数モデルの式ないし係数を格納し、該関数モデルの係数を元に画像処理で歪み補正を行うためのルックアップテーブルを生成し、
    該歪み補正手段が、ルックアップテーブルに従って歪み補正を行うこと、
    を特徴とする映像歪み補正装置。
  7. 撮像手段と、
    該撮像手段から出力した映像を入力する請求項5に記載の映像歪み補正装置と、
    を備えることを特徴とする映像歪み補正機能付き撮像装置。
  8. 第1の撮像映像を入力する第1の映像入力手段と、
    第2の撮像映像を入力する第2の映像入力手段と、
    該第1の映像入力手段から入力した映像と該第2の映像入力した映像に画像処理を行って映像の歪みおよび撮像手段に固有の光学特性を示すカメラ内部パラメータおよび撮像手段の幾何特性を示すカメラ外部パラメータを検出し、各々のパラメータを関数モデルで近似するステレオ関数モデル推定手段と、
    を備え、
    該ステレオ関数モデル推定手段が、映像を複数の領域に分割し、領域ごとに異なる関数モデルで映像の歪みを近似すること、
    を特徴とするステレオカメラキャリブレーション装置。
  9. 請求項8に記載のステレオカメラキャリブレーション装置において、
    該ステレオ関数モデル推定手段が、映像の歪みについては領域ごとに異なる関数モデルで近似し、カメラ内部パラメータおよびカメラ外部パラメータについては領域に関わらず同一の関数モデルで近似すること、
    を特徴とするステレオカメラキャリブレーション装置。
  10. 第1の撮像手段と、
    第2の撮像手段と、
    第1の撮像手段の出力する映像および第2の撮像手段の出力する映像の歪みや撮像手段間の光学特性のずれを画像処理で補正するために必要な画像補正情報を格納するステレオ画像補正情報格納手段と、
    該ステレオ画像補正情報格納手段の格納する画像補正情報を元に、第1の撮像手段の出力する映像と該第2の撮像手段の出力する映像をそれぞれ画像処理し、画像の補正を行うステレオ画像補正手段と、
    を備える映像補正機能つきステレオ撮像装置であって、
    該ステレオ画像補正情報納手段が、映像の歪みを補正するための情報として、映像の歪みを領域ごとに異なる関数モデルで近似したときの関数モデルの式ないし係数を格納し、
    該ステレオ画像補正手段が、映像の領域ごとに応じた関数モデルに従って画像補正を行うこと、
    を特徴とする映像補正機能つきステレオ撮像装置。
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