JP2011048651A - 把持感覚提示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】把持感覚提示装置100は、ガイド部102と保持用取手部104とがT字型に組み合わされている。押圧部110aと110bとは、それぞれ、スライダ112aと112bとによりガイド部102に沿って移動可能なようにガイド部102に取り付けられている。押圧部110aと110bとが、ユーザの把持に応じて、力覚付与部120に接すると、以後は、力覚付与部120は、押圧部110aと110bとに対して、仮想物体からの反力に相当する力を加える。
【選択図】図4
Description
ある。ミクストリアリティとは、インタラクティブな3次元コンピュータグラフィックスと実空間を融合させる技術である。
好ましくは、部材は、回転自在に第1の回転軸において支持され、力点に駆動力を受け、ワイヤが巻き取り可能に巻きつけられており、部材は、ワイヤの巻き取り量に応じて、ワイヤが部材に巻き取られ始める箇所である力点から第1の回転軸までの距離が変化し、ワイヤは、部材の作用点から反力を押圧部に伝達する。
図3は、本発明の実施の形態の把持感覚提示システム1000の構成を示す機能ブロック図である。
図4は、把持感覚提示装置100をユーザが把持した状態を示す外観図である。
まず、把持感覚提示装置100が、特定の仮想物体の反力の特性を再現する機構の原理について説明する。
図6を参照して、ここでは、一例として、駆動機構として「コイル状のバネ(図では引っ張りバネ)」を用い、力の伝達機構として「てこ」を用いて原理的な説明を行なっている。
ここでは、ばね側の軸半径r1(駆動力変換部150bにおいて回転軸から力点OP1までの半径)に対する駆動力変換部150bのらせんの支点(回転軸)から作用点OP2までの半径(軸半径)r2の比をR(=r2/r1)とする。軸半径r2は一定であるのに対して、軸半径r1は変位とともに変化する。
ばね定数をKとすると、反力Fは、以下の式で表される。
R=cδであるから、F=K/c(一定)となる。
このとき、図10に示すように、変位Xに対して、反力Fは、2次関数として変化する。
F=Kδ/R
出力が2次関数(F=CX2)となるようにすると、以下の関係がなりたつ。
したがって、以下のように変形できる。
δ=X/Rであるので、
R=K(X/R)/CX2=K/(CRX)
ここで、C’=K/CRとすると、以下の関係が成り立つ。
逆にいえば、このような関係が成り立つようにらせんの形状を予め設定しておけば、駆動力として、コイル状ばねを用いた場合でも、変位Xに対して、反力Fを2次関数として変化させることができる。
以上の説明では、駆動力源をばねとして説明した。駆動力源がモータの場合には、i)モータに巻き取られるワイヤの変位Xに対して、モータ自身の駆動力、すなわち、仮に駆動力変換部150bで変換することなく反力を供給した場合駆動力は一定と制御することも可能であるし、ii)モータに巻き取られるワイヤの変位Xに対して、モータ自身の駆動力、すなわち、仮に駆動力変換部150bで変換することなく反力を供給した場合駆動力は変位Xに比例すると制御することも可能である。
このとき、図12に示すとおり、モータの駆動力自身は、変位に対して、一定であるにも関わらず、駆動力変換部150bを介して、スライダ126bに及ぼされる反力は、変位Xに比例することになる。
出力が1次関数(F=CX)となるようにすると、以下の関係がなりたつ。
したがって、以下のように変形できる。
ここで、C’=W/Cとすると、以下の関係が成り立つ。
次に、図13は、モータを駆動力源として、駆動力変換部150bにおいて異なる形状のワイヤ巻き取り機構を採用した場合の駆動力変換部の構成の一例を説明するための概念図である。
R=cδ/5 (変位X>7mm)
なお、このとき、モータの駆動力は、変位Xに比例して増加するように制御されるものとする。あるいは、駆動力は、ばねで与えられるとしてもよい。
(変形例)
なお、以上の説明では、駆動力変換部150a,駆動力変換部150bにおいて、または、駆動力変換部150cにおいて、ワイヤの巻き取り機構の形状は、固定的なものであるとして説明を行なってきた。
Claims (8)
- 仮想物体の接触感覚をユーザに提示するための把持感覚提示装置であって、
前記ユーザの指からの押圧力を受ける押圧部と、
前記押圧力による前記押圧部の変位に応じた反力を前記押圧部に対して与える力覚付与部とを備え、
前記力覚付与部は、
前記反力の源となる駆動力を発生するための駆動部と、
前記駆動力を、前記力覚付与部から出力される前記反力に変換するための駆動力変換部とを含み、
前記駆動力変換部は、
前記駆動部からの前記駆動力を前記反力として前記押圧部に伝達するためのワイヤと、
第1の回転軸のまわりに回転することで、前記ワイヤを巻き取り、あるいは、前記ワイヤの巻き取りを開放することで、前記駆動力を伝達するための部材とを含み、
前記部材は、前記ワイヤの巻き取り量に応じて、前記第1の回転軸から前記ワイヤの力点までの軸半径または前記第1の回転軸から前記ワイヤの作用点までの軸半径が変化する形状を有している、把持感覚提示装置。 - 前記部材は、らせん形状の滑車である、請求項1記載の把持感覚提示装置。
- 前記部材は、回転自在に前記第1の回転軸において支持され、力点に前記駆動力を受け、前記ワイヤが巻き取り可能に巻きつけられており、
前記部材は、前記ワイヤの巻き取り量に応じて、前記ワイヤが前記部材に巻き取られ始める箇所である前記力点から前記第1の回転軸までの距離が変化し、
前記ワイヤは、前記部材の作用点から前記反力を前記押圧部に伝達する、請求項2記載の把持感覚提示装置。 - 前記部材は、前記第1の回転軸において支持され、前記第1の回転軸のまわりの回転を駆動する前記駆動力を前記駆動部から受け、前記ワイヤが巻き取り可能に巻きつけられており、
前記部材は、前記ワイヤの巻き取り量に応じて、前記ワイヤが前記部材に巻き取られ始める箇所である前記力点から前記第1の回転軸までの距離が変化し、
前記駆動力変換部は、第2の回転軸において支持され、前記部材からのワイヤが掛けられた定滑車をさらに備え、
前記ワイヤは、前記定滑車の作用点から前記反力を前記押圧部に伝達する、請求項2記載の把持感覚提示装置。 - 前記らせん形状は、アルキメデスらせんの形状であり、
前記駆動部の前記駆動力は、前記変位に比例して増加する、請求項2記載の把持感覚提示装置。 - 前記らせん形状は、前記滑車の半径に対する前記部材の前記力点から前記支点までの距離の比が、前記変位に反比例する形状である、請求項2記載の把持感覚提示装置。
- 前記部材は、前記把持感覚提示装置に対して着脱可能であり、他の形状の部材と置換可能である、請求項2記載の把持感覚提示装置。
- 前記部材は、機械的にらせんの形状を変更可能である、請求項2記載の把持感覚提示装置。
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