JP2011048544A - 3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置 - Google Patents

3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011048544A
JP2011048544A JP2009195334A JP2009195334A JP2011048544A JP 2011048544 A JP2011048544 A JP 2011048544A JP 2009195334 A JP2009195334 A JP 2009195334A JP 2009195334 A JP2009195334 A JP 2009195334A JP 2011048544 A JP2011048544 A JP 2011048544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
value
depth value
pixel value
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009195334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5249157B2 (ja
Inventor
Akio Ishikawa
彰夫 石川
Shigeyuki Sakasawa
茂之 酒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2009195334A priority Critical patent/JP5249157B2/ja
Publication of JP2011048544A publication Critical patent/JP2011048544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5249157B2 publication Critical patent/JP5249157B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ブロックマッチングを高速に行うことにより、3次元モデルを高速に高精度化する。
【解決手段】第1の画像の画素及び、第1の画像と異なる位置から撮影した第2の画像の画素に対して、それぞれ光線空間中の第1の座標及び第2の座標を求め、第1の座標から第1の奥行き値、及び第2の座標から第2の奥行き値を算出し、第1の画像の画素値及び第1の奥行き値を、第2の画像の画素値及び第2の奥行き値が格納される位置に回転変換し、回転変換された第1の画像の画素値と、第2の画像の画素値とのブロックマッチングを行い、第1の奥行き値に対する補正量を求め、該補正量により第1の奥行き値を補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置に関する。より詳細には、ブロックマッチングを用いて多視点画像の対応点を求め、3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置に関する。
3次元モデルを高精度化するため、コンピュータビジョンや実空間把握や自由視点映像生成においては、多数のカメラで撮影した画像群の間の対応点をブロックマッチングなどにより求める必要がある。
光線空間法は3次元空間の記録方法の1つである。カメラの画像はカメラの位置(X、Y、Z)の1点を通過する様々な方向(θ、φ)の光線を記録した情報と考えられる。光線情報(輝度や色)Fは、
F(X、Y、Z、θ、φ)
と5つのパラメータを有する関数として定義される。
光線情報Fは、5次元のパラメータ空間を必要としているため、3次元モデルに対する処理を行うには適切ではない。そのため、より効率的な記述方法が考えられた。非特許文献1及び2では円筒記録光線空間が開示されている。これは、日常的な範囲(数メートル)内では、光は減衰しない。つまり、明るさ及び色は変化しない。このことを利用して、光が進んでいく方向は記録する必要がないことを利用して、光線情報Fを4つのパラメータで記述したものである。
苗村 健他、「光線情報の正投影表現に基づく3次元空間の記述」、テレビジョン学会誌Vol. 51, No. 12, pp. 2082〜2090 (1997) Takeshi Naemura and Hiroshi Harashima、"Ray-based approach to Integrated 3D Visual Communication"
しかしながら、従来のブロックマッチングを用いた3次元モデルの高精度化手法では、多視点画像間のブロックマッチング処理に多大な時間を必要とし精度も不充分であるという課題があったため、ブロックマッチング処理の高速化が強く求められていた。近年、GPGPUやPCクラスタ等の並列性に優れた計算機が以前に比べて安価かつ容易に利用できるようになってきているが、効果的かつ同程度の精度で並列化を考慮したブロックマッチング処理方式が存在しなかった。
従って、本発明はブロックマッチングを高速に行うことにより、3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を実現するため本発明による3次元モデルを高精度化する方法は、第1の画像の画素及び、前記第1の画像と異なる位置から撮影した第2の画像の画素に対して、それぞれ光線空間中の第1の座標及び第2の座標を求めるステップと、前記第1の座標から第1の奥行き値、及び前記第2の座標から第2の奥行き値を算出するステップと、前記第1の画像の画素値及び前記第1の奥行き値を、前記第2の画像の画素値及び前記第2の奥行き値が格納される位置に回転変換するステップと、前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第2の画像の画素値とのブロックマッチングを行い、前記第1の奥行き値に対する第1の補正量を求めるステップと、前記第1の補正量により前記第1の奥行き値を補正するステップとを含んでいる。
また、前記第1の補正量を求めるステップは、前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第2の画像の画素値を水平方向に移動した画素値とのブロックマッチングを行い一致度を算出し、最も一致度の高い水平移動量を求めるステップと、前記最も一致度の高い水平移動量から前記第1の奥行き値に対する第1の補正量を求めるステップとであることも好ましい。
また、前記第1の補正量を求めるステップの前に、前記第2の画像の画素値及び前記回転変換された第1の画像の画素値が、光線空間中の同一座標に格納された場合、該座標には奥行き値が最も大きい画素値を格納するステップを、さらに含むことも好ましい。
また、さらに異なる位置から撮影した第3の画像の画素に対して、光線空間中の第3の座標を求めるステップと、前記第3の座標から第3の奥行き値を算出するステップと、前記第1の画像の画素値及び前記第1の奥行き値を、前記第3の画像の画素値及び前記第3の奥行き値が格納される位置に回転変換するステップと、前記第3の画像の画素値及び前記回転変換された第1の画像の画素値が、光線空間中の同一座標に格納された場合、該座標には奥行き値が最も大きい画素値を格納するステップと、前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第3の画像の画素値を水平方向に移動した画素値とのブロックマッチングを行い一致度を算出し、最も一致度の高い水平移動量を求めるステップと、前記最も一致度の高い水平移動量から前記第1の奥行き値に対する第2の補正量を求めるステップとをさらに含み、前記補正するステップは、前記第1の補正量及び前記第2の補正量により前記第1の奥行き値を補正するステップであることも好ましい。
また、前記補正するステップで補正された第1の奥行き値を、前記回転変換するステップでの第1の奥行き値とすることにより、前記回転変換するステップから前記補正するステップを繰り返すことも好ましい。
上記目的を実現するため本発明による3次元モデルを高精度化する装置は、第1の画像の画素及び、前記第1の画像と異なる位置から撮影した第2の画像の画素に対して、それぞれ光線空間中の第1の座標及び第2の座標を求める手段と、前記第1の座標から第1の奥行き値、及び前記第2の座標から第2の奥行き値を算出する手段と、前記第1の画像の画素値及び前記第1の奥行き値を、前記第2の画像の画素値及び前記第2の奥行き値が格納される位置に回転変換する手段と、前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第2の画像の画素値とのブロックマッチングを行い、前記第1の奥行き値に対する第1の補正量を求める手段と、前記第1の補正量により前記第1の奥行き値を補正する手段とを備えている。
本発明の並列計算に適した計算手法をGPUやPCクラスタ等の並列性に優れた計算機に実装した装置により、対応点探索のためのブロックマッチングに要する時間が大幅に短縮され、3次元モデルの高速な高精度化が実現される。
本発明による3次元モデルを高速に高精度化する画像処理装置の概略を示す。 3次元円筒記録光線空間の定義を示す。 画像処理装置においてブロックマッチングにより奥行き情報を補正して、3次元モデル高精度化する手順を示すフローチャートである。
3次元形状の正確な形を求めるためには、奥行き情報を求めることが必要である。奥行き情報は実空間上の位置から求めることができるが、これは実空間上の位置が正確であることを前提としている。実際には位置を正確に求めることができず、実際の値からのずれがある。このずれが奥行き情報にも影響を及ぼし、正しい奥行き情報を算出することができない。本発明では、ブロックマッチングを行い奥行き情報を補正して奥行き情報の精度を高めている。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明による3次元モデルを高速に高精度化する画像処理装置の概略を示す。本実施形態では、取得した光線の各々に対して奥行き情報を求め、回転変換、Zバッファリング、平行移動の処理を用いて、ブロックマッチングを行い、奥行き情報を補正して精度を高めている。
本実施形態による画像処理装置1は、多視点画像取得部11と、奥行き推定部12と、光線情報格納部13と、光線空間回転変換部14と、ブロックマッチング部15と、処理反復部16とを備えている。
多視点画像取得部11では、複数のカメラによる撮影などにより、多視点画像を取得する。図1bは奥行き推定部12の詳細を示し、奥行き推定部12では、多視点画像取得部11で取得した多視点画像から光線情報を取得し、光線情報の各々に対して、光線空間座標を算出して、仮想視点から被写体までの奥行き値を算出する。光線情報格納部13では、光線空間に対し、光線情報を格納する。それとともに、奥行き推定部12で求めた奥行き値も記録する。光線空間回転変換部14では、既に多視点画像取得部で取得した多視点画像の各画素(光線情報)を他の多視点画像の位置まで回転変換を行う。また、奥行き情報に基づくZバッファリングによりオクルージョン処理を行う。図1cはブロックマッチング部15の詳細を示し、ブロックマッチング部15では、光線空間回転変換部14で生成された画像と水平方向に移動させた元画像とをブロックマッチングにより比較することで、水平移動量と最大奥行き値を算出し、その結果に基づいて奥行き値を修正し、奥行き値を高精度化する。処理反復部16は、光線空間回転変換部14及びブロックマッチング部15の処理を一定回数または奥行き補正値が収束するまで繰り返し、奥行き値をさらに高精度化する。
また、光線空間回転変換部14の主な処理は回転変換、Zバッファリングであり、ブロックマッチング部15の処理に平行移動があるため、GPUやPCクラスタ等の並列性に優れた計算システムに実装するにより高速に処理することができる。
以下、画像処理装置1の実施形態の一例を詳細に説明する。ここでは、カメラn+1の画像と、カメラnの画像をカメラn+1の位置まで回転変換した画像とを水平方向移動のブロックマッチングにより比較し、さらに、カメラn−1の画像と、カメラnの画像をカメラn−1の位置まで回転変換した画像とを水平方向移動のブロックマッチングにより比較し、その結果に基づき奥行き値を補正して3次元モデルを高精度化する。
まず、最初に3次元円筒記録光線空間について説明する。3次元円筒記録光線空間とは、図2のようにX、Y、Z軸をY軸周りにθ回転させた後、Z軸をX軸の周りにφ回転させ、回転されたX軸をP軸、Y軸をQ軸、回転されたZ軸をR軸と定義する。3次元円筒記録光線空間ではPQ平面上の位置とPQ平面の傾き(θ、φ)の4つのパラメータによって記述される。カメラの画像はカメラの中心を通る光線の情報を集めたものであり、カメラで撮影することは(P、Q、θ、φ)空間での1つの曲面上の光線情報を得ることに相当する。ただし、一般のカメラによる撮影の場合、カメラは水平面上にあるため仰角φはほぼ一定である。そのため、PQ平面上の位置とPQ平面の傾き(方位角)θの3つのパラメータによって記述され、カメラの画像は(P、Q、θ)空間での1つの曲面上の光線情報になる。
実空間中の点(X、Y、Z)を通過して方位角θの向きに伝搬する光線は、3次元円筒記録光線空間では、
P=Xcosθ−Zsinθ
Q=Y
で求められる点(P、Q、θ)に対応する。また、このときPQ平面に直交するR軸の値は奥行き値に相当し、
R=Xsinθ+Zcosθ
で求められる。
図3は、画像処理装置1におけるブロックマッチングにより奥行き情報を補正して、3次元モデルを高精度化する手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに基づき説明する。
S1.3次元円筒記録光線空間での座標及び奥行き値を求める。本実施形態では、本処理は多視点画像取得部11及び奥行き推定部12において行われる。まず、カメラnの画像に着目する。画像は実空間中の1点を通過する光線の集合と見なせるので、画像の各画素は実空間中の点(X、Y、Z)から放射されカメラnに入射する1本の光線に対応する。3次元円筒記録光線空間中で、この光線の情報が格納される座標を(P、Q、θ)、奥行き値をRとおく。この時、実空間の座標と3次元円筒記録光線空間の座標、奥行きとの関係は、式
Figure 2011048544
が成り立つ。同様にカメラn+1の画像に対しても、3次元円筒記録光線空間中の座標(Pn+1、Qn+1、θn+1)、奥行き値Rn+1に対して、式
Figure 2011048544
が成り立つ。カメラn−1の画像に対しても、同様な式が成り立つ。多視点画像取得部11は上記で求めた座標での光線情報F(P、Q、θ)を光線情報格納部13に格納し、奥行き推定部12は上記で求めた奥行き値を光線情報格納部13に格納する。
S2.カメラnの画像中の各画素(光線)を回転変換し、カメラn+1の位置の画像の画素値(光線情報)と奥行き値を求める。同様に、カメラnの画像中の各画素(光線)を回転変換し、カメラn−1の位置の画像の画素値(光線情報)と奥行き値を求める。本実施形態では、本処理は光線空間回転変換部14において行われる。
回転変換は以下のように定式化される。3次元円筒記録光線空間中で、実空間中の点(X、Y、Z)から放射される光線の軌跡は、
Figure 2011048544
で表わされる。
式(1)及び式(3)より、
Figure 2011048544
が成立する。即ち、式(4)中の行列により、画素(P、Q、R)を回転変換することがで
き、補間する光線の軌跡を求めることができる。
カメラnの実空間中の位置を(X、Y、Z)、カメラn+1の実空間中の位置を(Xn+1、Yn+1、Zn+1)、カメラn−1の実空間中の位置を(Xn−1、Yn−1、Zn−1)とおくと、カメラnの画像とカメラn+1の画像とカメラn−1の画像はそれぞれ3次元円筒記録光線空間中の
Figure 2011048544
で表される曲面に格納される。
故に、式(6)の曲面(カメラn+1の画像の画素値と奥行き値が格納される曲面)上の点(Pn+1、Qn+1、θn+1)に格納すべき画素値と奥行き値を求めるには、
Figure 2011048544
で表される角度だけ、式(5)の曲面(カメラnの画像の画素値と奥行き値が格納される曲面)を、式(4)に基づいて回転変換すればよい。
また、式(7)の曲面(カメラn−1の画像の画素値と奥行き値が格納される曲面)上の点(Pn−1、Qn−1、θn−1)に格納すべき画素値と奥行き値を求めるには、
Figure 2011048544
で表される角度だけ、式(5)の曲面(カメラnの画像の画素値と奥行き値が格納される曲面)を式(4)に基づいて回転変換すればよい。
S3.回転変換後の画素を内挿補間する。本実施形態では、本処理は光線空間回転変換部14において行われる。元の画像(カメラnの画像)中では隣接していた画素のペアであっても、回転変換後は光線空間中の対応する点のペアでは間隔が開いて間に画素値と奥行き値が得られない点が生じることがある。そこで、それらの点の画素値と奥行き値は、元の画像(カメラnの画像)中の対応する画素のペア(前述の隣接していた画素のペア)の画素値と奥行き値から内挿補間して(線形補間または3次補間)求める。
ただし、あらかじめ閾値ΔRを設定しておき、元の画像(カメラnの画像)中の隣接する画素であっても、その奥行き値の差がΔRより大きければ、この2画素は不連続であるとみなす。従って、この画素のペアの間は内挿補間を行わない。
S4.深度バッファリングを行う。本実施形態では、本処理は光線空間回転変換部14において行われる。前述の回転変換と内挿補間に伴い、光線空間中の同一座標に複数組の画素値と奥行き値が格納される場合がある。その場合は、深度バッファリング(Zバッファリング)を行う。即ち、奥行き値が最も大きい(視点に最も近い)点の画素値と奥行き値を格納する。
S5.ブロックマッチングを行う。本実施形態では、本処理はブロックマッチング部15において行われる。カメラnの画像をカメラn+1の位置まで回転変換した画像と、カメラn+1の画像とを、水平方向移動のブロックマッチングにより比較する。また、カメラnの画像をカメラn−1の位置まで回転変換した画像と、カメラn−1の画像とを、水平方向移動のブロックマッチングにより比較する。両ブロックマッチングの結果に基づき、カメラnの画像の奥行き値を補正する。
手順の詳細は下記の通りである。カメラnの画像の画素値と奥行き値が格納される曲面上の着目する点(P、Q、θ)を回転変換した結果、カメラn+1の画像の画素値と奥行き値が格納される曲面上の点(Pn+1、Qn+1、θn+1)に移動したとする。この点を中心としカメラn+1の画像の画素からなるブロックを水平方向に移動して、回転変換したカメラのnの画像の画素値とブロックマッチングを行った結果、水平移動量ΔPn+1(点(Pn+1+ΔPn+1、Qn+1、θn+1))で最も一致度が高かったとする。この時の奥行き値の補正量をΔRn+1とおくと、
Figure 2011048544
で表される。
同様にして、カメラnの画像の画素値と奥行き値が格納される曲面上の着目する点(P、Q、θ)を回転変換した結果、カメラn−1の画像の画素値と奥行き値が格納される曲面上の点(Pn−1、Qn−1、θn−1)に移動したとする。この点を中心としカメラn−1の画像の画素からなるブロックを水平方向に移動して、回転変換したカメラのnの画像の画素値とブロックマッチングを行った結果、水平移動量ΔPn−1(点(Pn−1+ΔPn−1、Qn−1、θn−1))で最も一致度が高かったとする。この時の奥行き値の補正量をΔRn−1とおくと、
Figure 2011048544
で表される。
カメラn+1の画像またはカメラn−1の画像で、オクルージョン等の理由により対応する画素の画素値が得られていない場合は、得られている方の奥行き補正値を採用する。両方の画素値が得られている場合は、ΔRn+1とΔRn−1の平均値を採用する。採用した奥行き補正値を(P、Q、θ)に格納する。
S6.上記の補正した奥行き値を用いて、S2〜S5までの処理を反復する。本処理は処理反復部16において行われる。反復は一定回数または奥行き補正値が収束するまで行われる。
以上のようにして、カメラnの画像の奥行き値を補正させることにより、3次元モデルが高精度化される。本発明では、ブロックマッチングのための画像を回転変換により算出しており、主な処理は回転変換であるためは、GPUやPCクラスタ等の並列性に優れた計算システムに実装するにより高速に処理することができる。
また、以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様および変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲およびその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1 画像処理装置
11 多視点画像取得部
12 奥行き推定部
13 光線情報格納部
14 光線空間回転変換部
15 ブロックマッチング部
16 処理反復部

Claims (6)

  1. 第1の画像の画素及び、前記第1の画像と異なる位置から撮影した第2の画像の画素に対して、それぞれ光線空間中の第1の座標及び第2の座標を求めるステップと、
    前記第1の座標から第1の奥行き値及び、前記第2の座標から第2の奥行き値を算出するステップと、
    前記第1の画像の画素値及び前記第1の奥行き値を、前記第2の画像の画素値及び前記第2の奥行き値が格納される位置に回転変換するステップと、
    前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第2の画像の画素値とのブロックマッチングを行い、前記第1の奥行き値に対する第1の補正量を求めるステップと、
    前記第1の補正量により前記第1の奥行き値を補正するステップと、
    を含んでいることを特徴とする3次元モデルを高精度化する方法。
  2. 前記第1の補正量を求めるステップは、
    前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第2の画像の画素値を水平方向に移動した画素値とのブロックマッチングを行い一致度を算出し、最も一致度の高い水平移動量を求めるステップと、
    前記最も一致度の高い水平移動量から前記第1の奥行き値に対する第1の補正量を求めるステップと、
    であることを特徴とする請求項1に記載の3次元モデルを高精度化する方法。
  3. 前記第1の補正量を求めるステップの前に、
    前記第2の画像の画素値及び前記回転変換された第1の画像の画素値が、光線空間中の同一座標に格納された場合、該座標には奥行き値が最も大きい画素値を格納するステップを、さらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の3次元モデルを高精度化する方法。
  4. さらに異なる位置から撮影した第3の画像の画素に対して、光線空間中の第3の座標を求めるステップと、
    前記第3の座標から第3の奥行き値を算出するステップと、
    前記第1の画像の画素値及び前記第1の奥行き値を、前記第3の画像の画素値及び前記第3の奥行き値が格納される位置に回転変換するステップと、
    前記第3の画像の画素値及び前記回転変換された第1の画像の画素値が、光線空間中の同一座標に格納された場合、該座標には奥行き値が最も大きい画素値を格納するステップと、
    前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第3の画像の画素値を水平方向に移動した画素値とのブロックマッチングを行い一致度を算出し、最も一致度の高い水平移動量を求めるステップと、
    前記最も一致度の高い水平移動量から前記第1の奥行き値に対する第2の補正量を求めるステップと、
    をさらに含み、前記補正するステップは、前記第1の補正量及び前記第2の補正量により前記第1の奥行き値を補正するステップであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の3次元モデルを高精度化する方法。
  5. 前記補正するステップで補正された第1の奥行き値を、前記回転変換するステップでの第1の奥行き値とすることにより、前記回転変換するステップから前記補正するステップを繰り返すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の3次元モデルを高精度化する方法。
  6. 第1の画像の画素及び、前記第1の画像と異なる位置から撮影した第2の画像の画素に対して、それぞれ光線空間中の第1の座標及び第2の座標を求める手段と、
    前記第1の座標から第1の奥行き値、及び前記第2の座標から第2の奥行き値を算出する手段と、
    前記第1の画像の画素値及び前記第1の奥行き値を、前記第2の画像の画素値及び前記第2の奥行き値が格納される位置に回転変換する手段と、
    前記回転変換された第1の画像の画素値と、前記第2の画像の画素値とのブロックマッチングを行い、前記第1の奥行き値に対する第1の補正量を求める手段と、
    前記第1の補正量により前記第1の奥行き値を補正する手段と、
    を備えていることを特徴とする3次元モデルを高精度化する装置。
JP2009195334A 2009-08-26 2009-08-26 3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置 Expired - Fee Related JP5249157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009195334A JP5249157B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009195334A JP5249157B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011048544A true JP2011048544A (ja) 2011-03-10
JP5249157B2 JP5249157B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=43834808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009195334A Expired - Fee Related JP5249157B2 (ja) 2009-08-26 2009-08-26 3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5249157B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238716A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Dainippon Printing Co Ltd 多視点画像情報の合成方法
US9070189B2 (en) 2011-11-10 2015-06-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image blurring correction device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1027268A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP2009037301A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Kddi Corp 局所領域分割による自由視点画像の生成方法
JP2009151747A (ja) * 2007-11-26 2009-07-09 Kddi Corp 自由視点映像生成方法および記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1027268A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP2009037301A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Kddi Corp 局所領域分割による自由視点画像の生成方法
JP2009151747A (ja) * 2007-11-26 2009-07-09 Kddi Corp 自由視点映像生成方法および記録媒体

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNG200900279016; 石川 彰夫 Akio ISHIKAWA: 'ウォークスルーを実現するための自由視点映像合成方式 Free Viewpoint Video Generating Method for Walk-' 電子情報通信学会論文誌 (J92-D) 第6号 THE IEICE TRANSACTIONS ON INFORMATION AND SYSTEMS (J 第J92-D巻 第6号, 20090601, P.854-867, 社団法人電子情報通信学会 THE INSTITUTE OF ELECTRO *
JPN6012067774; メヒルダド パナヒプル テヘラニ: 'ブロックマッチングを用いた局所光線空間によるウォークスルー映像生成の高精度化' 映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (2008) , 20080801, P."6-7-1"〜"6-7-2", 一般社団法人映像情報メディア学会 *
JPN6012067776; 石川 彰夫 Akio ISHIKAWA: 'ウォークスルーを実現するための自由視点映像合成方式 Free Viewpoint Video Generating Method for Walk-' 電子情報通信学会論文誌 (J92-D) 第6号 THE IEICE TRANSACTIONS ON INFORMATION AND SYSTEMS (J 第J92-D巻 第6号, 20090601, P.854-867, 社団法人電子情報通信学会 THE INSTITUTE OF ELECTRO *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9070189B2 (en) 2011-11-10 2015-06-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image blurring correction device
JP2013238716A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Dainippon Printing Co Ltd 多視点画像情報の合成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5249157B2 (ja) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107705333B (zh) 基于双目相机的空间定位方法及装置
KR100793838B1 (ko) 카메라 모션 추출장치, 이를 이용한 해상장면의 증강현실 제공 시스템 및 방법
TWI555379B (zh) 一種全景魚眼相機影像校正、合成與景深重建方法與其系統
JP6622503B2 (ja) カメラモデルパラメータ推定装置及びそのプログラム
CN110070598B (zh) 用于3d扫描重建的移动终端及其进行3d扫描重建方法
WO2019049421A1 (ja) キャリブレーション装置、キャリブレーションシステム、およびキャリブレーション方法
CN109919911B (zh) 基于多视角光度立体的移动三维重建方法
JPWO2018235163A1 (ja) キャリブレーション装置、キャリブレーション用チャート、チャートパターン生成装置、およびキャリブレーション方法
KR20100119559A (ko) 2d 이미지 데이터를 스테레오스코픽 이미지 데이터로 변환하기 위한 방법 및 시스템
JPWO2004114224A1 (ja) 仮想視点画像生成方法及び3次元画像表示方法並びに装置
CN115205489A (zh) 一种大场景下的三维重建方法、系统及装置
JP7218435B2 (ja) キャリブレーション装置、キャリブレーション用チャート、およびキャリブレーション方法
CN105469386B (zh) 一种确定立体相机高度与俯仰角的方法及装置
CN106096516A (zh) 一种三维目标跟踪的方法及装置
CN111189415A (zh) 一种基于线结构光的多功能三维测量重建系统及方法
TW202103106A (zh) 一種圖像深度估計方法、電子設備、儲存介質
CN112734824A (zh) 一种基于广义光度立体模型的三维重建方法
Praveen Efficient depth estimation using sparse stereo-vision with other perception techniques
CN108028904A (zh) 移动设备上光场增强现实/虚拟现实的方法和系统
CN110517211B (zh) 一种基于梯度域映射的图像融合方法
JP6285686B2 (ja) 視差画像生成装置
Hosseininaveh et al. Automatic image selection in photogrammetric multi-view stereo methods
BR112021008558A2 (pt) aparelho, método de estimativa de disparidade, e produto de programa de computador
JP5249157B2 (ja) 3次元モデルを高速に高精度化する方法及び装置
TW201605225A (zh) 產生深度影像之方法及其系統及電腦程式產品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5249157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees