JP2011045394A - 目元ケア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】十分な量のミストを長時間継続して供給できる目元ケア装置を提供する。
【解決手段】電気エネルギーによって継続的にミストを発生させるミスト発生部2aと、目近傍に前記ミスト発生部2aにより発生したミストを供給する供給路3と、前記ミスト発生部2aと前記供給路3とを収容したハウジング4と、を備えるようにした。更に前記ハウジング4は目近傍を覆うような外形を有し、前記ハウジング4には目近傍の前方が空間となるように凹所5が形成され、前記凹所5を前記供給路3としてミストを供給するようにしてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】電気エネルギーによって継続的にミストを発生させるミスト発生部2aと、目近傍に前記ミスト発生部2aにより発生したミストを供給する供給路3と、前記ミスト発生部2aと前記供給路3とを収容したハウジング4と、を備えるようにした。更に前記ハウジング4は目近傍を覆うような外形を有し、前記ハウジング4には目近傍の前方が空間となるように凹所5が形成され、前記凹所5を前記供給路3としてミストを供給するようにしてもよい。
【選択図】図1
Description
本願発明は、目元ケア装置に関するものである。
従来から、特開2000−5209号公報(特許文献1)に示されるように、金属粉の酸化熱等の化学エネルギーを利用した水蒸気発生部を有し、目および目の周囲を覆うアイマスク様形状をなしている目元ケア装置は知られている。
この目元ケア装置によれば、水蒸気を目および目周囲に導くことができ、眼精疲労の緩和と改善を図ることができるとされている。
しかしながら、上記従来例である目元ケア装置にあっては化学エネルギーを利用しているため、供給できる水蒸気量には限りがあり、化学エネルギーの反応形態を制御しても水蒸気発生の継続時間が少ないといった問題が存在した。
本願発明は、上記従来例に鑑みて発明されたものであり、その課題は、十分な量のミストを長時間継続して供給できる目元ケア装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、電気エネルギーによって継続的にミストを発生させるミスト発生部と、目近傍に前記ミスト発生部により発生したミストを供給する供給路と、前記ミスト発生部と前記供給路とを収容したハウジングと、を備えることを特徴としている。
又、本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の目元ケア装置において、前記ハウジングは目近傍を覆うような外形を有し、前記ハウジングには目近傍の前方が空間となるように凹所が形成され、前記凹所を前記供給路としてミストを供給することを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明では、上記請求項1または2記載の目元ケア装置において、前記ミスト発生部は、温刺激を与える温ミスト発生部または冷刺激を与える冷ミスト発生部であることを特徴としている。
又、本願請求項4記載の発明では、上記請求項3記載の目元ケア装置において、前記ミスト発生部は温ミスト発生部であって、前記温ミスト発生部は、液体を保持する保持部と、保持部により保持された液体を加熱する加熱部とを有し、加熱部が液体を加熱することによって温ミストを発生させることを特徴としている。
又、本願請求項5記載の発明では、上記請求項3記載の目元ケア装置において、前記ミスト発生部は冷ミスト発生部であって、前記冷ミスト発生部は、ベンチュリー管と、液体貯留部と、ベンチュリー管と液体貯留部とを接続する吸い上げ管と、ベンチュリー管に空気を送る送風手段とを有し、送風手段がベンチュリー管に吸い上げられた液体に対して送風することによって冷ミストを発生させることを特徴としている。
又、本願請求項6記載の発明では、上記請求項3または5記載の目元ケア装置において、前記ミスト発生部は冷ミスト発生部であって、より冷却されたミストが発生するようにペルチェ素子を用いた冷却手段を備えることを特徴としている。
又、本願請求項7記載の発明では、上記請求項3または4記載の目元ケア装置において、前記ミスト発生部は温ミスト発生部であって、前記温ミスト発生部により発生した温ミストが前記供給路を介して少なくとも瞼部または目下部に供給されるように前記温ミスト発生部および前記供給路が前記ハウジング内に配置収容されていることを特徴としている。
又、本願請求項8記載の発明では、上記請求項1乃至6のいずれか一項に記載の目元ケア装置において、前記ハウジングの一部は目の周囲に当接する当接部であり、前記当接部の内、目下部に当接する目下部当接箇所は目下部を覆うように形成され、前記ミスト発生部により発生したミストは目下部以外の目近傍に供給され、前記目下部当接箇所を加熱する当接箇所加熱部がハウジングに設けられたことを特徴としている。
又、本願請求項9記載の発明では、上記請求項1乃至8のいずれか一項に記載の目元ケア装置において、前記ミスト発生部により発生したミストが前記供給路を介して少なくとも目尻部に供給されるように前記ミスト発生部および前記供給路が前記ハウジング内に配置収容されていることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の目元ケア装置においては、電気エネルギーによって継続的にミストを発生させるミスト発生部と、目近傍に前記ミスト発生部により発生したミストを供給する供給路と、前記ミスト発生部と前記供給路とを収容したハウジングと、を備えるので、十分な量のミストを長時間継続して供給できる。
又、本願請求項2記載の発明の目元ケア装置においては、特に、前記ハウジングは目近傍を覆うような外形を有し、前記ハウジングには目近傍の前方が空間となるように凹所が形成され、前記凹所を前記供給路としてミストを供給するので、例えば、温かいミストや冷たいミストが発生されるミスト発生部が直接肌に当接する構成と比較して、空間の存在のために、温ミストの温刺激や冷ミストの冷刺激などの刺激が緩和され安全な目元ケア装置を提供することができる。
又、本願請求項3記載の発明の目元ケア装置においては、前記ミスト発生部は、温刺激を与える温ミスト発生部または冷刺激を与える冷ミスト発生部であるので、温刺激の温ミストまたは冷刺激の冷ミストによって目元をケアすることができる。
又、本願請求項4記載の発明の目元ケア装置においては、前記ミスト発生部は温ミスト発生部であって、前記温ミスト発生部は、液体を保持する保持部と、保持部により保持された液体を加熱する加熱部とを有し、加熱部が液体を加熱することによって温ミストを発生させるので、保持部に液体を供給することで繰り返し目元ケア装置を使用することができ、例えば、加熱部を制御することにより望ましい温度の温ミストを得ることができる。
又、本願請求項5記載の発明の目元ケア装置においては、前記ミスト発生部は冷ミスト発生部であって、前記冷ミスト発生部は、ベンチュリー管と、液体貯留部と、ベンチュリー管と液体貯留部とを接続する吸い上げ管と、ベンチュリー管に空気を送る送風手段とを有し、送風手段がベンチュリー管に吸い上げられた液体に対して送風することによって冷ミストを発生させるので、簡易な構造で冷ミスト発生部を構成することができ低コストで冷ミスト発生部を製造することができる。
又、本願請求項6記載の発明の目元ケア装置おいては、前記ミスト発生部は冷ミスト発生部であって、より冷却されたミストが発生するようにペルチェ素子を用いた冷却手段を備えるので、より強い冷刺激で目元ケアを行うことができる。
又、本願請求項7記載の発明の目元ケア装置においては、前記ミスト発生部は温ミスト発生部であって、前記温ミスト発生部により発生した温ミストが前記供給路を介して少なくとも瞼部または目下部に供給されるように前記温ミスト発生部および前記供給路が前記ハウジング内に配置収容されているので、温ミストが瞼部に供給されれば瞼部の皮膚温度を高くして目の疲れを取ることができ、また、温ミストが目下部に供給されれば、目下部の皮膚温度を高くすることにより血行が促進されクマを改善することができる。
又、本願請求項8記載の発明の目元ケア装置においては、前記ハウジングの一部は目の周囲に当接する当接部であり、前記当接部の内、目下部に当接する目下部当接箇所は目下部を覆うように形成され、前記ミスト発生部により発生したミストは目下部以外の目近傍に供給され、前記目下部当接箇所を加熱する当接箇所加熱部がハウジングに設けられたので、ミストによる目元ケアに加えて目下部の皮膚温度を高くすることで血行が促進されクマを改善することができる。
又、本願請求項9記載の発明の目元ケア装置においては、前記ミスト発生部により発生したミストが前記供給路を介して少なくとも目尻部に供給されるように前記ミスト発生部および前記供給路が前記ハウジング内に配置収容されているので、目尻に十分にミストが供給され乾燥を防止し小じわを改善することができる。
以下、本願発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1、2は本願発明の第1の実施形態の目元ケア装置1を示しており、この目元ケア装置1は、電気エネルギーによって継続的にミストを発生させるミスト発生部2と、目近傍に前記ミスト発生部2により発生したミストを供給する供給路3と、前記ミスト発生部2と前記供給路3とを収容したハウジング4と、を備えている。
前記ハウジング4は目近傍を覆うような外形を有し、前記ハウジング4には目近傍の前方が空間となるように凹所5が形成され、前記凹所5を前記供給路3としてミストが供給される。
また、前記ミスト発生部2は温ミスト発生部2aであって、前記温ミスト発生部2aは、液体を保持する保持部6と、保持部6により保持された液体を加熱する加熱部7とを有し、加熱部7が液体を加熱することによって温ミストを発生させる。
また、前記温ミスト発生部2aにより発生した温ミストが前記供給路3を介して少なくとも瞼部に供給されるように前記温ミスト発生部2aおよび前記供給路3が前記ハウジング4内に配置収容されている。
さらに前記ハウジング4の一部は目の周囲に当接する当接部8であり、前記当接部8の内、目下部に当接する目下部当接箇所9は目下部を覆うように形成され、前記目下部当接箇所9を加熱する当接箇所加熱部10がハウジング4に設けられている。
ハウジング4は、ゴーグルのような外形を有し、その左右端部から一連のバンド(図示せず)が延設されており、使用者は、当接部8を目の周囲に当接させて、バンドを後頭部に掛けることにより、目元ケア装置1を装着する。目元ケア装置1を装着した場合、ハウジング4において使用者の目近傍の前方に位置する箇所には凹所5が形成されており、この凹所5の底面部に保持部6が凹所5に露出して設けられている。保持部6は液体を保持できる構造の部材であり、例えばスポンジ、不織布、フェルト等を用いることができる。保持部6の裏側すなわち、保持部6において凹所5と反対側のハウジング4内には、保持部6によって保持された液体を加熱する加熱部7として電気ヒータが設けられている。加熱部7は、目元ケア装置1を使用者が装着した際に、使用者の左右の瞼部の位置に対向するようにそれぞれ1つずつ配置されており、このように加熱部7を配置することにより、加熱部7により加熱された液体が気化して発生したミストを使用者の瞼部に重点的に供給することができる。
凹所5の外側部分は、使用者の目の周囲に当接する当接部8であり、当接部8はクッション性を有する材質で構成されている。また、当接部8の内、目下部に当接する目下部当接個所9は目下を覆うように形成されており、目下部当接箇所9の裏側には、目下部当接箇所9を加熱する当接箇所加熱部10がハウジング4内に埋設されており、当接箇所加熱部10は電気ヒータで構成されている。加熱部7および当接箇所加熱部10は、ハウジング4外に設けられたコントローラ(図示せず)と導線を介して接続されており、コントローラに設けられた電源部により、電源が供給される。さらにコントローラには電源部を制御する制御部が設けられており、制御部によって電源部から加熱部7に供給する電源を制御することにより、発生するミスト量や温ミストの温度を制御することができる。また、当接箇所加熱部10に関しても同様に、制御部によって電源部を制御することにより加熱量を制御することが可能な構成となっている。
次に上述の目元ケア装置1の動作について説明する。まず使用者は、凹所5側に露出した保持部6に水を含ませる。ここで保持部6に含ませる液体は水に限られず、水以外の溶液であってもよい。次に使用者はバンドを後頭部に掛けて目元ケア装置1を装着し、コントローラを操作することにより加熱部7および当接箇所加熱部10に電源を供給させて、目元ケア装置1を動作させる。加熱部7に通電が開始されると、保持部6が保持している水分が気化して水蒸気すなわち温ミストが保持部6から凹所5に放出される。ここで、加熱部7は使用者の瞼部に対向する位置に設けられているため、温ミストは凹所5内の空間を介して、重点的に使用者の瞼部に供給されることになる。
また、図3に示されるように、目元ケア装置1を装着すれば、目下部当接箇所9は使用者の目下部を覆うように形成されており、当接箇所加熱部10に電源が供給されることにより接触伝熱により当接箇所加熱部10から目下部当接箇所9を介して使用者の目下部に温刺激が与えられる。
ここにおいて、図4は、温ミスト発生量を変化させた場合における、瞼部の皮膚温度と目の疲れの回復度合いの官能評価を示した表である。官能評価値(目の疲れ回復値)は、6名の被験者に目元ケア装置1を10分間使用させて、目元ケア装置1の使用前の「目の疲れ」の度合い(10段階評価)から目元ケア装置1の使用後の「目の疲れ」の度合いを減算したものを用いた。この評価値の6名の平均値を、温ミスト発生量を変化させた条件において(条件1〜4)求め、図4に示した。また、それぞれの条件(条件1〜4)において被験者の瞼部の皮膚温度(10分間使用中の最高温度)も合わせて測定し、官能評価値とそれぞれ対応させて図4に示している。この結果、図4からも解るように、瞼部の温度と目の疲れ回復値は相関関係が認められ、加熱部7を瞼部に対向するように配置して温ミストを瞼部に供給することにより、目の疲れ回復に最適な目元ケア装置1を提供することができ、本実施形態の目元ケア装置1によって、被験者の高い評価結果が得られた。
また瞼部の皮膚温度をモニタリングすることにより、低温やけどに対する安全性を確認した。一般的に低温やけどは、44℃の状態を3時間20分継続させると発生し、46℃の状態を50分継続させると発生すると言われているが、本実施形態の目元ケア装置1は瞼部の温度が44℃を超えることがないように制御されており、安全性が確認された。
したがって、本実施形態の目元ケア装置1は、保持部6に十分な液体を含ませることにより長時間継続して十分な量のミストを供給でき、保持部6の液体を補充することで、繰り返し、継続的にミストを発生させることができる。
また本実施形態の目元ケア装置1は、目近傍の前方に凹所5が形成されているので、例えば、温かいミストや冷たいミストが発生されるミスト発生部が直接肌に当接する構成と比較して、空間の存在のために、温ミストの温刺激や冷ミストの冷刺激などの刺激が緩和され安全な目元ケア装置1を提供することができる。また、加熱部7を制御することで、使用者の好みに応じた温度のミストを供給したり、好みの量のミストを供給したりすることができる。
また、加熱部7を使用者の瞼部に対向する位置に設けることにより、瞼部の皮膚温度を高くして目の疲れを取ることできる。さらに、目下当接箇所9は目下部を覆い密着性を有するように形成されているので、従来例のアイマスク様形状の目元ケア装置のように使用者の目下部において密着性が不十分で温熱感が不足することがなく、しかも、当接箇所加熱部10が目下当接箇所9の背面に埋設されているので、接触伝熱により目下部の皮膚温度を高くすることができる。目下部は血行不良により青クマができやすい部位であり、温刺激を与えることで血行を促進しクマの改善を図ることができる。
なお、加熱部7を使用者の目下部に対向するように設けてミストを使用者の目下部に重点的に供給するような構成としてもよい。さらに、使用者の瞼部におよび目下部に温ミストを供給できるように、使用者の左右の瞼部および左右の目下部に対向する位置に各々加熱部7を4つ設けてもよいし、使用者の瞼部および目下部に対向する上下幅広の加熱部7を左右それぞれに1つずつ設ける構成としてもよい。このような構成にすることで、温ミストにより使用者の目下近傍の皮膚温度を高くして、血行を促進しクマを改善することができる。
次に、本願発明の第2の実施形態について図5、6を参照して説明する。なお第1の実施形態における構成と同様の構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施形態のミスト発生部2は冷ミスト発生部2bであって、冷ミスト発生部2bは、ベンチュリー管11と、液体貯留部12と、ベンチュリー管11と液体貯留部12とを接続する吸い上げ管13と、ベンチュリー管11に空気を送る送風手段14とを有し、送風手段14がベンチュリー管11に吸い上げられた液体に対して送風することによって冷ミストを発生させる。
冷ミスト発生部2bは凹所5の背面側に設けられており、ベンチュリー管11の一方の端部側には送風手段14としてファンが配置されており他方の端部は放出口15として凹所5の所定位置に開口している。ここで所定位置とは、目元ケア装置1を装着した際に放出口15が使用者の目尻部に対向する位置であり、このように冷ミスト発生部2bを構成する放出口15を設けることで使用者の目尻にミストを重点的に供給することができる。また、ベンチュリー管11の中ほどから吸い上げ管13が延設されベンチュリー管11の下方側に設けられ液体貯留部12とベンチュリー管11とが接続されている。さらに、ファンとハウジング4外に設けられたコントローラとは導線を介して接続されコントローラに設けられた電源部からファンに電源が供給される。
次に本実施形態の目元ケア装置1の動作について説明する。使用者は、液体貯留部12に水を注入する。ここでは水を注入したが、水に限らず水以外の溶液を注入するようにしてもよい。次に使用者は目元ケア装置1のバンドを後頭部に掛けて装着し、コントローラを操作することにより目元ケア装置1の動作を開始させる。まず、ファンが駆動を開始し、ベンチュリー管11内に生じる負圧によって、液体貯留部12から吸い上げ管13を介して水が引き上げられ、ファンからの風に混じって水が冷ミストとなって、放出口15から吐出される。吐出された冷ミストは凹所5内の空間を介して使用者の目近傍に供給される。放出口15は使用者の目尻部に対向するように設けられているので、冷ミストは使用者の目尻部に重点的に供給されることになる。
したがって、本実施形態の目元ケア装置1によれば冷ミストによる冷刺激によって使用者の目元をケアすることができ、また、冷ミスト発生部2bは簡易な構造で構成されているので、低コストで製造することができる。また目尻部に重点的にミストを作用させることで、目尻部に十分にミストが供給され乾燥を防止し小じわを改善することができる。
次に、本願発明の第3の実施形態について図7を参照して説明する。なお第2の実施形態における構成と同様の構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施形態の冷ミスト発生部2bは、送風手段14と、液体貯留部12と、液体貯留部12に接続され貯留された液体をミスト化する超音波素子を備えた超音波発信部16と、ミストを送風手段14へ導出する導出路17と、導出路17に設けられペルチェ素子を用いたミスト冷却手段18とからなる。
次に本実施形態の目元ケア装置1の動作について説明する。使用者は、液体貯留部12に水を注入する。ここでは水を注入したが、水に限らず水以外の溶液を注入するようにしてもよい。次に使用者は目元ケア装置1のバンドを後頭部に掛けて装着し、コントローラを操作することにより目元ケア装置1の動作を開始させる。まず、ファンおよび超音波発信部16が駆動を開始し、液体貯留部12の水がミスト化され導出路17へと供給される。このとき、ミストは、導出路17途中に設けられた冷却手段18を経由するために、ペルチェ素子により十分に冷却されて冷ミストとなる。この冷ミストが送風手段14により放出口15から吐出される。吐出された冷ミストは凹所5内に充満し、目近傍に満遍なく供給される。これは、超音波発信部16により発生したミストの粒径が小さいためであり、超音波発信素子を用いれば、目近傍にミストを満遍なく供給することができる。
本実施形態の目元ケア装置1によれば、ペルチェ素子を用いた冷却手段18により、ミストを十分に冷却しこの冷ミストにより目元をケアすることができる。したがって、より強い冷刺激で目元をケアすることができ、使用者は、例えば冷たいおしぼりを押し当てる際に得られるような爽快感を得るとともに、目尻部に水分が供給されることにより乾燥を防止し小じわの改善を図ることができる。
なお、上述のペルチェ素子を用いた冷却手段18を第2の実施形態における、吸い上げ管13に設ける構成としてもよい。この場合、第2の実施形態の目元ケア装置1においても、上述の第3の実施形態の目元ケア装置1の効果を得ることができる。
1 目元ケア装置
2 ミスト発生部
2a 温ミスト発生部
2b 冷ミスト発生部
3 供給路
4 ハウジング
5 凹所
6 保持部
7 加熱部
8 当接部
9 目下部当接箇所
10 当接箇所加熱部
11 ベンチュリー管
12 液体貯留部
13 吸い上げ管
14 送風手段
15 放出口
16 超音波発信部
17 導出路
18 冷却手段
2 ミスト発生部
2a 温ミスト発生部
2b 冷ミスト発生部
3 供給路
4 ハウジング
5 凹所
6 保持部
7 加熱部
8 当接部
9 目下部当接箇所
10 当接箇所加熱部
11 ベンチュリー管
12 液体貯留部
13 吸い上げ管
14 送風手段
15 放出口
16 超音波発信部
17 導出路
18 冷却手段
Claims (9)
- 電気エネルギーによって継続的にミストを発生させるミスト発生部と、目近傍に前記ミスト発生部により発生したミストを供給する供給路と、前記ミスト発生部と前記供給路とを収容したハウジングと、を備えることを特徴とする目元ケア装置。
- 前記ハウジングは目近傍を覆うような外形を有し、前記ハウジングには目近傍の前方が空間となるように凹所が形成され、前記凹所を前記供給路としてミストを供給することを特徴とする請求項1に記載の目元ケア装置。
- 前記ミスト発生部は、温刺激を与える温ミスト発生部または冷刺激を与える冷ミスト発生部であることを特徴とする請求項1または2記載の目元ケア装置。
- 前記ミスト発生部は温ミスト発生部であって、前記温ミスト発生部は、液体を保持する保持部と、保持部により保持された液体を加熱する加熱部とを有し、加熱部が液体を加熱することによって温ミストを発生させることを特徴とする請求項3記載の目元ケア装置。
- 前記ミスト発生部は冷ミスト発生部であって、前記冷ミスト発生部は、ベンチュリー管と、液体貯留部と、ベンチュリー管と液体貯留部とを接続する吸い上げ管と、ベンチュリー管に空気を送る送風手段とを有し、送風手段がベンチュリー管に吸い上げられた液体に対して送風することによって冷ミストを発生させることを特徴とする請求項3記載の目元ケア装置。
- 前記ミスト発生部は冷ミスト発生部であって、より冷却されたミストが発生するようにペルチェ素子を用いた冷却手段を備えることを特徴とする請求項3または5記載の目元ケア装置。
- 前記ミスト発生部は温ミスト発生部であって、前記温ミスト発生部により発生した温ミストが前記供給路を介して少なくとも瞼部または目下部に供給されるように前記温ミスト発生部および前記供給路が前記ハウジング内に配置収容されていることを特徴とする請求項3または4記載の目元ケア装置。
- 前記ハウジングの一部は目の周囲に当接する当接部であり、前記当接部の内、目下部に当接する目下部当接箇所は目下部を覆うように形成され、前記ミスト発生部により発生したミストは目下部以外の目近傍に供給され、前記目下部当接箇所を加熱する当接箇所加熱部がハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の目元ケア装置。
- 前記ミスト発生部により発生したミストが前記供給路を介して少なくとも目尻部に供給されるように前記ミスト発生部および前記供給路が前記ハウジング内に配置収容されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の目元ケア装置。
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