JP2011041924A - SOx吸収装置およびそれを用いた排気浄化装置 - Google Patents

SOx吸収装置およびそれを用いた排気浄化装置 Download PDF

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Akihiro Matsuyama
明広 松山
Hideto Takeda
英人 武田
Atsuyuki Kobayashi
敬幸 小林
Yugo Osaka
侑吾 大坂
Hiroyuki Itahara
弘幸 板原
Takatsune Fujimura
崇恒 藤村
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Abstract

【課題】SOx吸収装置のSOx吸収能力を高め、硫黄分によるNOx吸蔵還元触媒の被
毒を防止して、排気浄化性能を向上させる。
【解決手段】エンジンEの排気通路12に設けた排気浄化装置1は、上流側にSOx吸収
装置2を、その下流にNOx吸蔵還元触媒3を有する。SOx吸収装置2は、担体21表
面にSOx吸収材層21を備える。SOx吸収材層21は、SOx吸収材となる炭酸カル
シウムのファイバー状のナノサイズ結晶からなる1次粒子が隙間を有して層状に堆積する
ことにより形成され、SOxとの反応性を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気中に含まれる硫黄酸化物(以下、SOxと称する)を吸収す
るSOx吸収装置と、それを用いた排気浄化装置に関するものである。
自動車用ディーゼルエンジンやリーンバーンガソリンエンジンにおいて、排気中に含ま
れる窒素酸化物(以下、NOxと称する)を低減するために、排気通路にNOx吸蔵還元
触媒を設置することが行われている。NOx吸蔵還元触媒は、排気中の空燃比が大きいリ
ーン領域ではNOxを吸収し、空燃比が小さいリッチ領域にて吸収したNOxを放出し、
還元浄化する。
一方、燃料や潤滑油中には、触媒作用を阻害する物質が含まれており、特に、硫黄分に
よる被毒が大きな課題となっている。その対策として、内燃機関の排気通路内にSOx吸
収装置を設け、硫黄分を予め除去することで、NOx吸蔵還元触媒の浄化性能を維持する
システムが知られている。排気浄化用のSOx吸収材料や装置構成に関する従来技術とし
ては、例えば、特許文献1ないし3が挙げられる。
特許文献1に記載の排気浄化システムは、硫黄分吸収材料として、アルカリ金属含有化
合物、またはアルカリ土類金属化合物の少なくとも1つを用い、担体に担持させる。これ
をNOx吸蔵還元触媒の上流に設置し、通常運転状況では一旦吸収した硫黄分を実質的に
脱離しないことで、下流側のNOx吸蔵還元触媒の被毒を防止する。また特許文献2に記
載の排気浄化用触媒は、SOx捕捉層で、NOx捕捉層の表面をコートした一体型の触媒
構成となっている。SOx捕捉層は、例えば多孔性材料に貴金属を担持させたものであり
、少なくとも一時的にSOxを捕捉することで、SOxがNOx捕捉層に到達するのを阻
止する。
特許文献3に記載の排ガス処理装置は、排ガス中の粒子状物質を捕集する煤塵除去手段
を備えるものについて、その後流に、NOx除去手段およびSOx除去手段を設けている
。SOx吸収成分としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属および希土類元素の塩類ま
たは酸化物、ならびに酸化鉄のうち、少なくとも一種を用いており、NOx除去手段はS
Ox除去手段の上流または下流に設置される。
特許文献2のシステムでは、SOx捕捉層にSOxを容易に放出する材料を使用するこ
とで、SOx捕捉層を再生可能としているが、再生のための雰囲気制御が必要で、燃費が
悪化しやすい。一方、特許文献1、3のシステムは、SOx吸収材料をSOxと反応させ
て安定な硫酸塩を生成し、硫黄分を固定するもので、長期に渡り硫黄被毒を防止するには
、SOx吸収材料に高いSOx吸収能力が必要となる。
特許文献1、3にSOx吸収成分として記載される金属化合物、例えばアルカリ土類金
属塩の一種である炭酸カルシウム(以下、CaCOと称する)の場合、市販されている
標準の重質CaCOは、石灰石を機械的に粉砕して処理されたものである。その結晶構
造は緻密であり比表面積が小さいため、反応活性は低い。また標準の軽質CaCOは、
水酸化カルシウム等を炭酸ガスと反応させる炭酸化処理により得られ、重質CaCO
り高比表面積となるが、自動車排気のSOx吸収に適用するには、より高い反応活性が要
求される。
なお、製紙分野において充填剤等に使用される軽質CaCOの製造方法としては、例
えば特許文献4、5がある。特許文献4は、軽質CaCO比表面積を改善する技術であ
り、炭酸化反応前に原料を所定の粉砕度合いまで粉砕する方法が提示されている。特許文
献5には、各種充填剤や塗工紙の顔料等に用いられる多孔質の炭酸カルシウム粒子の製造
方法が開示されている。この製造方法は、原料となる消石灰懸濁液の炭酸化工程において
金属イオン封鎖剤を多段添加し、1次粒子を凝集させて2〜50nmの均一な細孔を有す
る2次粒子としている。
特開2006−329018号公報 特開2001−62294号公報 特開2005−125275号公報 特開平6−73690号公報 特開2003−246617号公報
図13は、例えば軽質CaCOをSOx吸収材とするSOx吸収装置の模式図であり
、担体基材表面にSO吸収材粒子として、炭酸化処理により得られたCaCOの2次粒
子(例えば5μm程度)が積層して、吸収材層を構成している。SOx吸収装置によるS
Ox吸収能力を高めるには、SOx吸収材粒子の比表面積を大きくするのがよく、反応活
性の向上が期待される。ただし、比表面積が大きくても、SOxが粒子内に十分拡散しな
いとこれを有効活用することができない。
このようにSOx吸収装置にて、SOxを確実に吸収するには反応活性のさらなる向上
が必要であり、仮にSOxが捕捉されずに下流へ流出すると、NOx吸蔵還元触媒の能力
を低下させるおそれがある。そこで、本願発明の目的は、SOx吸収能力を有する金属化
合物の結晶構造、比表面積、細孔径分布等を改良し、NOx吸蔵還元触媒の前段に配置さ
れて、排気中のSOxを除去することにより排気浄化能力を高めることのできるSOx吸
収装置、およびSOx吸収装置を備える高性能な排気浄化装置を実現することにある。
本発明の請求項1に記載のSOx吸収装置は、担体と、担体表面に形成されるSOx吸収材層を備えており、排気中のSOxと反応してその反応生成物を吸収保持する。SOx吸収材層は、SOx吸収作用を有する金属化合物をSOx吸収材とし、ナノサイズの微小結晶からなるSOx吸収材の1次粒子が隙間を有して層状に堆積することにより形成されている。
本発明の請求項2に記載のSOx吸収装置において、SOx吸収材層は、SOx吸収材
のファイバー状の1次粒子が格子状に堆積している。
本発明の請求項3に記載のSOx吸収装置において、SOx吸収材層は、比表面積(B
ET値)が80m/g以上であり、中心細孔径が5〜100nmである。
本発明の請求項4に記載のSOx吸収装置において、SOx吸収材層は、2価以上のイ
オンを有する金属の塩からなるSOx吸収材にて形成される。
本発明の請求項5に記載のSOx吸収装置において、SOx吸収材層は、炭酸カルシウ
ムをSOx吸収材として形成される。
本発明の請求項6に記載のSOx吸収装置において、SOx吸収材層は、金属封鎖剤を
用いた炭酸化反応により生成する炭酸カルシウムをSOx吸収材としている。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のSOx吸収装
置を設けた排気浄化装置であり、内燃機関の排気通路に排気中のNOxを浄化するNOx
吸蔵還元触媒を備え、その上流側に、SOx吸収装置が設置される。
請求項1に記載のSOx吸収装置は、ナノサイズの微小結晶からなるSOx吸収材の1
次粒子が堆積してSOx吸収材層を形成しており、多数の1次粒子の隙間にて多数の細孔
が形成されて、比表面積を向上させる。このように多数の細孔を内包するSOx吸収材層
は、通常、比表面積(BET値)が50m/gより大きく、細孔径が1nmより大きい
ので、2次粒子からなる従来のSOx吸収材に比べて高い反応活性を有し、SOx吸収能
力を大きく向上させることができる。
請求項2に記載のSOx吸収装置は、SOx吸収材層を構成するSOx吸収材が微細な
ファイバー状の1次粒子からなり、この1次粒子が格子状に堆積して多数の細孔を形成す
ることができる。このようなSOx吸収材層は、格子の隙間に比較的大きな多数の細孔を
内包する構成となるので、比表面積が大きく、反応活性を向上させる。また、多数の細孔
が互いに連通するので、細孔内部までSOxが拡散しやすく、高いSOx吸収能力を示す
本発明の請求項3に記載のSOx吸収装置は、SOx吸収材層の比表面積(BET値)
が80m/g以上であり、中心細孔径が5〜100nmと比較的大きいので、SOxの
拡散が促進され、高い反応性を有して、SOx吸収能力を向上させる。
本発明の請求項4に記載のSOx吸収装置において、上記特性を有するSOx吸収材層
は、2価以上のイオンを有する金属の塩をSOx吸収材とすることによって形成可能であ
る。
本発明の請求項5に記載のSOx吸収装置において、SOx吸収材層は、好適には、炭
酸カルシウムをSOx吸収材とすると効果的である。
本発明の請求項6に記載のSOx吸収装置において、金属封鎖剤を用いた炭酸化反応に
より生成する炭酸カルシウムは、炭酸化が抑制されることによりファイバー状に成長しや
すく、比表面積および細孔径の大きいSOx吸収材層を、容易に形成することができる。
本発明の請求項7に記載の排気浄化装置は、上記特性を有するSOx吸収装置により、
SOx吸収能力が大きく向上するので、下流のNOx吸蔵還元触媒における硫黄被毒を防
止して、NOx浄化性能を向上させることができる。
本発明の第1実施形態であり、(a)は内燃機関の排気浄化装置の全体構成図、(b)はSOx吸収装置の断面構造を示す模式的な図、(c)SOx吸収装置の断面構造を示す模式的な図、(c)はSOx吸収装置のSOx吸収材層の詳細構造を示す模式的な図である。 (a)は、アルカリ土類金属塩からなるSOx吸収材の製造に使用する反応装置の概略図、(b)はSOx吸収材の製造工程を説明する図である。 (a)は、炭酸カルシウムからなるSOx吸収材の製造に使用する反応装置の概略図、(b)はSOx吸収材の製造工程を説明する図である。SOx吸収材の製造方法SOx吸収装置の断面構造を示す模式的な図、(c)SOx吸収装置の断面構造を示す模式的な図、(c)はSOx吸収装置の吸収材層の詳細構造を示す模式的な図である。 本発明のSOx吸収材である炭酸カルシウムの結晶構造を示す顕微鏡写真である。 本発明のSOx吸収材である炭酸カルシウムの結晶構造を示す顕微鏡写真である。 (a)は、本発明のSOx吸収材と従来のSOx吸収材の比表面積(BET値)を比較して示す図、(b)は本発明のSOx吸収材と従来のSOx吸収材の細孔径分布と細孔容積を比較して示す図である。 本発明のSOx吸収装置の断面構造を示す顕微鏡写真(×50)である。 本発明のSOx吸収装置の断面構造を示す顕微鏡写真(×500)である。 本発明のSOx吸収装置の断面構造を示す顕微鏡写真(×1500)である。 本発明のSOx吸収材と従来のSOx吸収装置の反応率を比較して示す図である。 (a)は本発明のSOx吸収材の細孔内へのSOx拡散の様子を示す模式図であり、(b)は、一般試薬(石灰石粉砕品)の細孔内へのSOx拡散の様子を示す模式図である。 (a)は、本発明のSOx吸収材の吸収材量とSOx捕捉量の関係を比較して示す図、(b)は本発明のSOx吸収材について、吸収材量による通過SOx量と捕捉率の関係と示す図である。 従来のSOx吸収装置の構造を示す模式的な図である。
図1は、本発明の第1実施形態であり、SOx吸収装置2を備える排気浄化装置1の構
成例を示す。ここでは、本発明を内燃機関である自動車用ディーゼルエンジンEへの適用
例として説明するが、リーンバーンガソリンエンジンに適用することもできる。これらエ
ンジンは、理論空燃比よりも大きいリーン領域での燃焼が主体であることから、理論空燃
比近傍で機能する通常の三元触媒に代えて、窒素酸化物(以下、NOxと称する)を浄化
するための触媒が設けられる。本発明のSOx吸収装置は、この触媒作用を阻害する硫黄
分である硫黄酸化物(以下、SOxと称する)を吸収するための装置である。
図1(a)において、ディーゼルエンジンEの各シリンダE1にはインジェクタIが取
付けられており、燃料タンクTからポンプPを経て供給される高圧の燃料がシリンダE1
内へ噴射される。シリンダE1は吸気弁E2を介して吸気通路11と、排気弁E3を介し
て排気通路12と連通しており、吸入される吸入空気と燃料の圧縮混合気を着火させて動
力を取り出す。燃焼排ガスは排気通路12の途中に配設される排気浄化装置1を通過した
後、大気に放出される。
排気浄化装置1は、上流側にSOx吸収装置2が設けられ、その下流にNOx触媒であ
るNOx吸蔵還元触媒3が設置される。まず、SOx吸収装置2の構成について説明する
。図1(b)、(c)において、SOx吸収装置2は、ハニカム構造の担体21と、その
表面に形成されるSOx吸収材層22からなる。担体21は、例えば、コージェライト(
理論組成:2MgO・2Al・5SiO)等を基材としてハニカム状に成形し、
内部に排気が流通する多数のセルを形成したものであり、排気流路となる各セルの内表面
を覆ってSOx吸収材層22が形成される。担体基材には、アルミナその他のセラミック
材料を用いることもできるが、コージェライトを用いると低熱膨張で耐熱衝撃性の高い担
体21が得られる。
本発明の特徴部分であるSOx吸収材層22は、SOx吸収作用を有する金属化合物を
SOx吸収材として使用し、これら化合物の1次粒子の結晶を層状に堆積させて形成する
。好適には、2価以上の金属イオンを有する金属、好ましくは有害性が低く入手容易な金
属、例えばカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)等のアルカリ
土類金属や、鉄(Fe)またはアルミニウム(Al)等の金属の化合物、例えば炭酸塩、
硝酸塩等から選ばれる少なくとも1つが使用され、後述する金属封鎖剤を用いた製法によ
り微小な1次結晶粒子を容易に生成する。好ましくはアルカリ土類金属の炭酸塩、より好
ましくは、炭酸カルシウム(CaCO)を用いると、SOxの吸収および保持性能が高
いことに加え、NOxその他の成分と反応することがなく、材料コストが低いといった利
点がある。
SOx吸収材層22は、図1(c)に示すように、ファイバー状の微小な1次粒子(例
えば幅10nm程度)が担体21表面に堆積した層からなる。1次粒子は、通常50nm
以下、好ましくは20nm以下のナノサイズの幅を有する微小なもので、多数の1次粒子
が隙間を有して格子状に積み重なった構造となり、SOx吸収材層22の内部に無数の細
孔を形成する。これにより、比表面積が大きく向上し、凝集粒子からなる市販品の比表面
積(BET値)40m/g程度に対して十分大きく、例えば比表面積(BET値)50
/g以上、好ましくは80m/g以上にすることが可能となる。
SOx吸収材層22内の細孔は、細孔径が1nm以上で、SOxの分子に対して十分大
きい。ファイバー状の1次粒子が格子状に積み重なった構造であるため、SOx吸収材層
22内の多数の細孔は、互いに連通しており、SOx分子の拡散が容易である。細孔の中
心径は、例えば5〜100nm程度であり、細孔容積の50%以上、好ましくは80%以
上を占める。これら比較的大きな細孔が主体であると、SOx吸収材との反応生成物が表
面に堆積しても、排気の流入が阻害されず、細孔内部への拡散を促進する。したがってS
Ox吸収材層22の下層までSOxが拡散可能となって、反応活性を高め、SOx吸収能
力を高める。
SOx吸着装置2の下流に設けられるNOx吸蔵還元触媒3は、通常公知の構造で、例
えば、コージェライトやアルミナ等からなるハニカム構造の担体表面に、NOx吸収材料
と貴金属触媒を担持させることにより形成される。NOx吸収材料は、排気の空燃比が大
きいリーン(希薄燃焼)領域でNOxを吸収し、空燃比が小さいリッチ領域にて吸収した
NOxを放出する機能を有していれば、特に限定されるものではなく、例えば、カリウム
(K)、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)等のアルカリ金属、バリウム(Ba)、
カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属の塩や酸化物、あるい
はランタン(La)、イットリウム(Y)等の希土類元素の塩や酸化物等がいずれも好適
に使用される。貴金属触媒としては、通常、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウ
ム(Rh)等が挙げられる。
上記構成の排気浄化装置1による排気浄化のメカニズムについて説明する。NOx吸蔵
還元触媒3は、空燃比がリーンである時に排気中に多量に含まれる酸素によって、排出さ
れるNOを貴金属触媒上で酸化し、NOx吸収材料と結合させて硝酸塩の形で吸収する。
その後、一時的に空燃比リッチな運転条件をつくることにより、吸収保持されていたNO
xを放出させ、排気に多量に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)と貴金属触
媒上で反応させて還元浄化する。
ここで、図1(a)に示すように、燃料タンクTから供給される燃料(軽油)やエンジ
ン潤滑用のオイル中には、硫黄分(S分)が含まれている。硫黄酸化物であるSOxは、
NOxと類似の挙動を示すことから、NOx吸蔵還元触媒3に流入してNOx吸収材料と
結合し、NOx吸蔵能力を低下させる。吸収されたSOxは、空燃比リッチ条件にて除去
可能であるが、再生温度が高温となるために、貴金属触媒の熱劣化(Ptシンタリング)
等を生じるおそれがある。
SOx吸収装置2は、上記のような不具合を引き起こす硫黄被毒を解消する目的で設置
される。NOx吸蔵還元触媒3の前段でSOxを確実に捕集し、NOx吸蔵還元触媒3へ
の流入を防止するには、従来に比し高いSOx吸収能力が要求される。
そこで本発明では、SOx吸収装置2のSOx吸収材層22を高比表面積化し、SOx
との反応率を高めて、所望のSOx吸収能力を実現できる構造とする。このためにSOx
吸収材層22の製造方法を改良し、SOx吸収材の形状さらにはSOx吸収材を堆積させ
たSOx吸収材層22の三次元構造を制御することが重要となる。SOx吸収材としてア
ルカリ土類金属の炭酸塩(ACO)を用いた場合の製造方法を図2に示す。
図2(a)は、炭酸化反応によりアルカリ土類金属の炭酸塩(ACO)を製造するた
めの装置構成を模式的に示したものであり、二重容器状の反応装置4は、撹拌羽根42を
備えた内側容器41内に、SOx吸収材の原料となるアルカリ土類金属イオンを含んだア
ルカリ性スラリーを収容し、外部のガス供給部5から液化炭酸ガス(液化二酸化炭素ガス
)を供給可能となっている。内側容器41にはpH計6が装着されており、外側容器43
には冷却用の冷却水が充填されている。
原料にはアルカリ土類金属の水酸化物(A(OH))が用いられ、水と混合撹拌する
ことで適度なスラリー状とすることができる。このスラリーに炭酸ガス(CO)を添加
することで炭酸塩が生成するが、本発明では、まず金属封鎖剤(キレート剤)を添加して
、金属との錯体(キレート)を形成する。金属封鎖剤(キレート剤)としては、クエン酸
、リンゴ酸、グルコン酸、酒石酸等のヒドロキシカルボン酸またはその塩が好適に用いら
れる。その他、公知の金属封鎖剤(キレート剤)、例えばエチレンジアミン四酢酸(エデ
ト酸、EDTA)またはその塩、ニトリロ三酢酸(NTA)またはその塩、L−アスパラ
ギン酸二酢酸(ASDA)、L−グルタミン酸二酢酸(GLDA)等を用いることもできる。
図2(b)は、例えば金属封鎖剤(キレート剤)としてクエン酸を用いた場合である。
3個のカルボキシル基(−COOH)を有するクエン酸をスラリーに添加すると、スラリ
ー中のアルカリ土類金属イオン(A2+イオン)と反応して、錯体を形成する(図2(b
)の(1)、(2))、この時、3個のカルボキシル基にそれぞれアルカリ土類金属イオ
ンが結合し、また2価のアルカリ土類金属イオンに対して、複数のクエン酸が結合すると
、複数のクエン酸に囲まれて複数のアルカリ土類金属が整列した構造となってスラリー中
に分散浮遊する。
次いで、スラリー中に液化炭酸ガスを吹き込むと、下記式に示すアルカリ土類金属(A
)の炭酸化反応が進行するが、アルカリ土類金属がクエン酸と結合して錯体を形成してい
るために、炭酸化反応の進行が抑制される(図2(b)の(3))。
A(OH)+CO →ACO+H
このため、生成する金属炭酸塩(ACO)結晶の凝集が抑制されて、微小な1次結晶
が形成される。また、アルカリ土類金属(A)が金属封鎖剤(キレート剤)に沿って整列
しているために、生成する金属炭酸塩(ACO)の結晶成長方向が規制され、ファイバ
ー状に成長しやすい。
炭酸化反応の進行は、スラリーのpHにより判断することができるので、炭酸ガスを徐
々に供給してスラリーのpHがほぼ中性を示したら、反応を終了する。炭酸ガス流量は、
0.1〜1.0L/分の範囲、例えば0.5L/分程度とする。本発明のSOx吸収装置
2を製造する場合は、このようにして得られた金属炭酸塩(ACO)を含むスラリーを
、適当な濃度となるように調整して、担体21に含浸させ、表面に金属炭酸塩(ACO
)を担持させたSOx吸収材層22を形成する。
本発明では、このようにして得られたスラリーを、担体21に担持させることでSOx
吸収材層22とする。得られたスラリーを一旦濾過、乾燥させて金属炭酸塩(ACO
の粒子とした後、通常の方法でスラリー状としたものを担体21に担持させることもでき
るが、炭酸化反応後のスラリーをそのまま使用することで、濾過、乾燥工程が不要となる
。しかも、炭酸化反応により生成したナノオーダー(例えば10nm程度)の微小なファ
イバー状の1次結晶が凝集するのを抑制し、担体21表面に一結晶粒子を均質に堆積させ
ることができる。このようにして形成されるSOx吸収材層22は、多数の細孔を内包し
、BET値80m/g以上、通常100m/g程度ないしそれ以上の高い比表面積を
有するものとなる。
(高比表面積炭酸カルシウムの製造)
図3(a)に示す装置を用いて、SOx吸収材となる炭酸カルシウム(CaCO)を
製造した。図3(a)の装置は、上記図2に示したものと同様の構成であり、同一の符号
を付している。反応容器4の内側容器41に、原料となる水酸化カルシウム100g(C
a(OH);BET値55m/g)と水2Lを入れ、撹拌羽根42で撹拌混合してC
a(OH)スラリーを得た。Ca(OH)スラリーに、金属封鎖剤(キレート剤)と
して一定量(10重量%)のクエン酸を添加混合し、さらにガス供給部5から供給される
液化炭酸ガス(液化二酸化炭素ガス)を吹き込んだ。反応条件は、温度17−25℃、供
給ガス流量0.5L/分とし、pH計6で測定されるpHが12〜13から7程度に変化
するまで、炭酸化反応させた。
Ca(OH)+CO →CaCO+H
得られた炭酸カルシウム(CaCO)の比表面積を測定するために、炭酸カルシウム
(CaCO)を含むスラリーの一部を濾過、乾燥させて炭酸カルシウム粒子を得た。比
表面積(BET値)の測定には、ユアサアイオニクス(株)製の計測装置(Auto−s
orb)を用いた。複数のサンプル粒子について測定を行ったところ、BET値85〜1
10m/gであり、その平均値は100m/gであった。なお、BET値(Brun
auer,EmmettおよびTeller)とは、粉体粒子表面に吸着専有面積が予め
判明している分子を液体窒素の温度で吸着させ、その量から試料の比表面積を求めた値で
ある。
図3(b)は、高比表面積化のメカニズムを説明する図で、3個のカルボキシル基(−
COOH)を有するクエン酸は、スラリー中のカルシウムイオン(Ca2+イオン)と反
応して、金属錯体(キレート)を形成する(図3(b)の(1)、(2))。図3(b)
の(2)は、クエン酸カルシウムの構造式で、2価のカルシウムイオン(Ca2+イオン
)は3個のカルボキシル基にそれぞれ結合し、複数のクエン酸に包み込まれるように整列
して、スラリー中に浮遊することになる。ここに、二酸化炭素(CO)ガスが吹き込ま
れると、周囲に存在するクエン酸によって、炭酸化反応の進行が抑制される(図2(b)
の(3))。このため、生成する炭酸カルシウム(CaCO)結晶の凝集が抑制され、
微小なファイバー状の1次結晶が形成される。
得られた炭酸カルシウム(CaCO)の微細構造を、走査型電子顕微鏡(SEM)を
用いて観察した。図4、5は、得られた炭酸カルシウム(CaCO)の走査型電子顕微
鏡(SEM)写真であり、倍率を変えて撮影した。図に明らかなように、本発明品は、幅
が0.02μm(20nm)程度ないしそれ以下のファイバー状の微細結晶からなり、こ
れら1次結晶粒子が隙間を有して多数積層した構造であることがわかる。
図6(a)、(b)は、本発明で得られた炭酸カルシウム(CaCO)と、一般試薬(石灰石粉砕品)比表面積(BET値)および細孔径分布を比較して示したものである。比表面積(BET値)は、それぞれ複数のサンプル粒子について計測した値から得た平均値であり、その平均値は30m/gであった。これに対して、本発明で得られた炭酸カルシウム(CaCO)はBET値100m/gと、一般試薬(石灰石粉砕品)のBET値30m/gから大きく向上している。また細孔径は、いずれも吸収しようとするSO分子サイズに対して十分大きいが、本発明品(図中の開発品)は5nm以上、特に10nm以上の細孔容積が増大しており、粒子内部へのSO分子の拡散が見込める。その結果、一般試薬(石灰石粉砕品)に比べて、高いSOx吸収能力が期待できる。
(SOx吸収装置の製造)
上記図3(a)に示した方法で製造した炭酸カルシウム(CaCO)スラリーを用い
て、上記図1に示した構造のSOx吸収装置2を製造した。担体21として、コージェラ
イトを基材とするハニカム構造体を用い、得られた炭酸カルシウム(CaCO)スラリ
ーに繰り返し浸漬して、その表面に炭酸カルシウム(CaCO):BET値100m
/gを担持させた。その後、乾燥させて、担体21表面にSOx吸収材層22を形成した
。担体21のサイズは、直径30mm、厚さ8mmであり、SOx吸収材層22は、SO
x吸収材である炭酸カルシウム(CaCO)の担持量は130g/Lとした。
得られたSOx吸収装置の断面構造を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察した
。図7〜9に、倍率を変更して撮影した走査型電子顕微鏡(SEM)写真を示す(50
倍、500倍、1500倍)。担体のサイズは、直径30mm、厚さ8mmであり、SOx吸収材である炭酸カルシウム(CaCO)の担持量は130g/Lとする。
なお、本発明によるSOx吸収材層は、細孔径が十分大きく、互いに連通しているため
に、排気は容易にSOx吸収材層内部へ流入する。このため、SOx吸収材全体がSOx
吸収に寄与する。この効果を確認するために、本発明のSOx吸収装置について、模擬排
ガスを用いた排気浄化性能をTG法により評価した。TG(Thermo Gravim
etry:熱天秤)法は、SOxを含む模擬排ガスをSOx吸収装置に導入して、評価試
験前後の重量変化から、SOxの反応率を算出するもので、評価条件は、以下の通りとし
た。
模擬排ガス総流量:100mL/分
ガス供給時間:2時間
模擬排ガス成分:SO1000ppm、O10重量%、CO6重量%、HO6
重量%、N残部
雰囲気温度:650℃
評価装置:TGA−50((株)島津製作所製)
図10に、本発明のSOx吸収材によるSOx反応率を、一般試薬(石灰石粉砕品)と比較して示した。ここで反応率とは、TG評価による重量増分が、下記反応式のCaCO→CaSOへの変化によるものと仮定し、変化率を計算した値である。
CaCO+SO+1/2O→CaSO+CO
図10に明らかなように、一般試薬(石灰石粉砕品)の反応率31%に対して、本発明品(図中の開発品)の反応率は66%に増大しており、比表面積の向上割合と同程度に反応率が向上することが確認された。
上記図6に示したように、本発明装置のSOx吸収材層は、細孔径が比較的大きく、比
表面積向上による反応面積増加を有効利用することができる。これを図11にて説明する
と、本発明では、SOx吸収材層を構成するCaCOがSOを除去する際に、上記反
応式のように硫酸塩に化学変化して、体積が膨張する。この時、図11(a)のように、
細孔径がある程度大きい本発明のSOx吸収材層は、SOガスの細孔内への拡散が妨げ
られないため、高反応率が得られる。ところが、図11(b)のように、細孔径が小さい
一般試薬(石灰石粉砕品)を用いた場合には、体積膨張により目詰まりが発生し、粒子内部まで反応しないおそれがある。
図12(a)に、本発明のSOx吸収装置の吸収材であるCaCO量とSO捕捉量の関係を示した。供給する模擬排ガスは上述したものと同じであり、ガス流通の空間速度(SV)を10000h−1とし、吸収材担持量が130g/L、250g/Lとなるように調整した複数の装置について、入ガスと出ガス中のSO量から、通過SO量に対するSO捕捉率(積算)の関係を調べた(図12(b))。図12(a)のSO捕捉量は、この関係を基に、積算捕捉率99.6%を切るまでに捕捉した単位容積あたりのSO量である。ここで、積算捕捉率99.6%は、硫黄被毒の生じたNOx吸蔵還元触媒を再生処理して硫黄分を除去した時の残留量を、標準エンジンが走行距離10万kmに到達するまでの通過SOx量(例えば約250g)に対する比率(0.4%)に換算し、これを許容被毒量として設定した捕捉目標値である。
図12から、吸収材(CaCO)量とSO捕捉量が比例関係にあり、本発明装置で
は、ほぼ70%の反応率が実現できることがわかる。また、空間速度が小さいほど捕捉量
が増加する傾向にあるが、本発明では空間速度が大きくなっても吸収材の反応率は低下しない。これは、1次粒子堆積により吸収層の空隙が生じ、結果ガス拡散性が確保されたものと推定する。以上より、本発明装置を適用し、エンジン毎に異なる運転条件や排気状態に応じて、目標とする捕捉量を設定し、吸収材の担持量を変更することで、排出されるSOxのほぼ全量を捕捉し、大気への放出を防止することが可能と考えられる。
このように、本発明のSOx吸収装置は、SOx吸収材層が、高比表面積で適度な大きさの多数の細孔を有しているため、高い反応率が得られ、排出されるSOxを確実に吸収することができる。したがって、NOx吸収還元触媒を備える排気浄化装置に適用されて、排気浄化性能を大きく向上させる。
本発明のSOx吸収装置は、雰囲気中の硫黄分を吸収除去する用途であれば、いずれに
も好適に使用でき、例えば自動車以外の内燃機関に使用されて、SOxを効果的に吸収除
去する。
E ディーゼルエンジン
E1 シリンダ
E2 吸気弁
E3 排気弁
I インジェクタ
P ポンプ
T 燃料タンク
1 排気浄化装置
11 吸気通路
12 排気通路
2 SOx吸収装置
3 NOx還元浄化触媒

Claims (7)

  1. 担体と、該担体表面に形成されて排気中のSOxと反応し、その反応生成物を吸収保持するSOx吸収材層を備えるSOx吸収装置であって、
    上記SOx吸収材層は、SOx吸収作用を有する金属化合物をSOx吸収材とし、ナノサイズの微小結晶からなる上記SOx吸収材の1次粒子が隙間を有して層状に堆積することにより形成されていることを特徴とするSOx吸収装置。
  2. 上記SOx吸収材層は、上記SOx吸収材のファイバー状の1次粒子が格子状に堆積し
    ている請求項1記載のSOx吸収装置。
  3. 上記SOx吸収材層は、比表面積(BET値)が80m/g以上であり、中心細孔径
    が5〜100nmである請求項1または2記載のSOx吸収装置。
  4. 上記SOx吸収材層は、2価以上のイオンを有する金属の塩から選ばれる少なくとも1
    種を上記SOx吸収材として形成される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のSOx
    吸収装置。
  5. 上記SOx吸収材層は、炭酸カルシウムを上記SOx吸収材として形成される請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載のSOx吸収装置。
  6. 上記SOx吸収材層は、金属封鎖剤を用いた炭酸化反応により生成する炭酸カルシウム
    を上記SOx吸収材として形成される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のSOx吸
    収装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のSOx吸収装置を設けた排気浄化装置であっ
    て、内燃機関の排気通路に排気中のNOxを浄化するNOx吸蔵還元触媒を備え、その上流側に、上記SOx吸収装置が設置されることを特徴とする排気浄化装置。
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