JP2011041278A - ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するシステム及び方法 - Google Patents

ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク内のノード間の経路を決定する方法及びシステムが開示される。
【解決手段】 本発明の実施形態によると、ネットワーク内のノード間の経路を決定するシステムは、決定ノードと、第1のリンク及び第2のリンクを有するリンク・アグリゲーション・グループ(LAG)とを有する。システムは、LAGにより宛先ノードに通信可能に結合された発信元ノードを更に有し、前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードは経路を形成する。前記発信元ノードは、レイヤ2保護機構を用いて第1及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定する。前記発信元ノードは、前記レイヤ3保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づき接続性について前記経路を監視する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、概して通信システムの分野に関し、より詳細にはネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するシステム及び方法に関する。
通信ネットワークは、ネットワーク内で、あるノードから別のノードへ、発信元ノード、0個、1個又はそれより多い中間ノード、宛先ノード及び1又は複数のリンクを有しうる経路を介して信号を伝送する。リンクは、経路内の1つのノードを経路内の隣接するノードに通信可能に結合する。同時に複数のリンクが、リンク・アグリゲーション(例えばIEEE802.1AX−2008)を通じて経路内の1つのノードを経路内の隣接するノードに接続してもよい。
通信ネットワークは、リンク・アグリゲーションを使用して、ネットワーク内のノード間のリンク速度を向上し、可用性を高めるために冗長性を増大しうる。リンク・アグリゲーションでは、リンクのグループ又はセットは結合され、ネットワーク内の他のノードへの単一の論理リンクとして表される。単一の論理リンクは、リンク・アグリゲーション・グループ(Link Aggregation Group:LAG)として表されてよい。
多くの通信ネットワークでは、複数の経路は送信元ノードと宛先ノードとを接続し、信号が送信元ノードから宛先ノードへどのように伝達するかの選択が存在するようにしうる。通信ネットワークは、経路の可用性に従って、送信元ノードと宛先ノードとの間の通信のために経路を選択しうる。
LAGが2つのノードを接続するとき、ネットワークは、LAG内の特定のリンクを用い、経路の可用性を決定してよい。送信元ノードと宛先ノードとの間の経路に沿って信号を送信するために用いられているLAG内のリンクが接続性を失った場合、ネットワーク・トラフィックは別の経路に沿って再ルーティングされうる。
本発明は、ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するシステム及び方法を提供する。
本開示によると、ネットワーク内のノード間の経路を決定する前述の技術に関連する不利点及び問題が低減又は除去される。
本発明の実施形態によると、ネットワーク内のノード間の経路を決定するシステムは、決定ノードと、第1のリンク及び第2のリンクを有するリンク・アグリゲーション・グループ(LAG)とを有する。システムは、LAGにより宛先ノードに通信可能に結合された発信元ノードを更に有し、前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードは経路を形成する。前記発信元ノードは、レイヤ2保護機構を用いて第1及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定する。前記発信元ノードは、前記レイヤ3保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づき接続性について前記経路を監視する。
本発明の別の実施形態によると、ネットワーク内のノード間の経路を決定する方法は、レイヤ2保護機構を用いてリンク・アグリゲーション・グループ(LAG)に含まれる第1のリンク及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定する段階を有する。LAGは発信元ノードを宛先ノードに通信可能に結合する。方法は、レイヤ3保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づき経路の接続性を監視する段階を更に有する。経路は、発信元ノード、LAG及び宛先ノードを有する。
本発明の実施形態によると、ネットワーク内のノード間の経路を決定する装置は、経路管理ユニットに通信可能に結合されたリンク・アグリゲーション・エージェント(LAA)を有する。LAAは、レイヤ2保護機構を用いてリンク・アグリゲーション・グループ(LAG)に含まれる第1のリンク及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定する。LAGは発信元ノードを宛先ノードに通信可能に結合する。LAAは、前記レイヤ2保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づきトラフィックを伝達するために前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択する。装置は、リンク・アグリゲーション・エージェントに通信可能に結合されたレイヤ3保護(L3P)ユニットを更に有する。L3Pユニットは、LAAから選択されたリンクを受信し、レイヤ3保護機構を用いて該選択されたリンクに基づき経路の接続性を監視する。経路は、発信元ノード、LAG及び宛先ノードを有する。
本発明の実施形態及びそれらの利点は、図1乃至4を参照することにより最も理解される。図中の類似の参照番号は類似及び対応する部分を表す。
本発明の教示に従う、ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するために用いられうるシステムのブロック図を示す。 本発明の教示に従う、ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するために用いられうる図1に示したノードのブロック図を示す。 本発明の教示によるLACP状態機械を拡張する方法のフロー図である。 ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視する方法のフロー図を示す。
本発明及びその利点のより完全な理解のため、添付の図と共に以下の説明を参照する。
図1は、ネットワーク内のノード間の経路の接続性を監視するために用いられうるシステム100のブロック図を示す。特定の実施形態では、ネットワークは通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークは、ノードが他のノードと通信することを可能にする。通信ネットワークは、以下の1又は複数のうちの全て又は全部を有してもよい。公衆交換電話網(PSTN)、公衆又は私設データ網、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、都市域ネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)、ローカル、地域又はインターネットのようなグローバル通信若しくはコンピュータ・ネットワーク、有線若しくは無線ネットワーク、企業のイントラネット、他の適切な通信リンク、又はこれらの如何なる組み合わせ。
通信ネットワークは、ノード及びネットワーク内のノード間で信号の通信を実現する伝送媒体を有してもよい。ノード間及びノード内の信号の通信は、「トラフィック」と称されてもよい。トラフィックは、通信ネットワーク内で送信され、格納され、又はソートされた情報であってもよい。このようなトラフィックは、音声、ビデオ、文字又は他の適切なデータを符号化するように構成された光又は電気信号を有してもよい。データは、リアルタイム又は非リアルタイムであってもよい。トラフィックは、限定でなく、開放型システム間相互接続(OSI)標準及びインターネット・プロトコル(IP)を含む如何なる適切な通信プロトコルを介して伝達されてもよい。また、トラフィックは、限定でなく、フレーム、パケット又は構造化されていないビット・ストリームに構造化されることを含む如何なる適切な方法で構成されてもよい。
更に、トラフィックは、データ(carrier)トラフィック及び管理トラフィックを有してもよい。データ・トラフィックは、通常、通信ネットワークのユーザにより通信されるデータである。管理トラフィックは、通常、通信ネットワークのプロバイダに関連し、ネットワーク機器の提供、ネットワーク状態の把握、経路及びリンク及び他のネットワーク管理機能の監視のために用いられてもよい。
ノードは、ネットワーク内のトラフィックを受信又は送信するネットワーク構成要素であってもよい。ネットワーク構成要素は、ネットワークを通じて、ネットワークから、又はネットワークへトラフィックをルーティングするよう構成されうる如何なるシステム、機器又は装置であってもよい。ネットワーク構成要素の例は、ルータ、スイッチ、再構成可能な光アッド・ドロップ・マルチプレクサ(ROADM)、波長分割マルチプレクサ(WDM)、アクセス・ゲートウェイ、相互接続されたスイッチの対、エンドポイント、ソフトスイッチ・サーバ、幹線ゲートウェイ又はネットワーク管理システムを含む。
ノードは、限定でなく、インタフェース、ポート、ロジック、メモリ又は他の適切な構成要素を含む種々のコンポーネントを有してもよい。インタフェースは入力を受信し、出力を送信し、入力又は出力を処理し、又は他の適切な操作を実行してもよい。インタフェースはハードウェア、ソフトウェア又は両者の組み合わせを有してよい。
ポートは、対応する伝送媒体とネットワーク・インタフェースとの間の物理インタフェースとして動作するよう構成された如何なるシステム、装置又は機器を有してもよい。ポートは、ポート及び伝送媒体を通じたトラフィックのフローを実現するよう構成されたハードウェア、ソフトウェア、又は両者の組み合わせを有してもよい。幾つかの実施形態では、ポートは、限定でなく、イーサネット(登録商標)・ポート、USBポート、Firewireポート、WiFi送信機/受信機、又はBluetooth送信機/受信機を有してもよい。
ノード内のロジックは、コンポーネントの操作を実行してもよい。例えば、ロジックは、入力信号をそれらの適切な出力の宛先にルーティングする命令を実行してもよい。ロジックはハードウェア、ソフトウェア、他のロジック又はそれらの如何なる組み合わせを有してもよい。ロジックは、1又は複数の有形媒体内に符号化されてよく、コンピュータにより実行されたときに動作を実行してもよい。プロセッサのような特定のロジックは、構成要素の動作を管理してもよい。プロセッサの例には、1又は複数のコンピュータ、1又は複数のマイクロプロセッサ、1又は複数のアプリケーション又は他のロジックがある。
特定の実施形態では、コンピュータ可読媒体に符号化されたコンピュータ・プログラム、ソフトウェア、コンピュータ実行可能命令又はコンピュータにより実行されうる命令が実行されてもよい。 他の実施形態では、コンピュータ・プログラムを格納する、コンピュータ・プログラムを埋め込まれた、コンピュータ・プログラムを符号化された、格納されたコンピュータ・プログラムを有する、又は符号化されたコンピュータ・プログラムを有するコンピュータ可読媒体は、実施形態の動作を実行してもよい。
メモリは情報を格納する1又は複数の有形のコンピュータ可読な又はコンピュータにより実行可能な記憶媒体を有してよい。メモリの例には、コンピュータ・メモリ(例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)又は読み出し専用メモリ(ROM)、大容量媒体(例えば、ハードディスク)、着脱可能記憶媒体(例えば、コンパクト・ディスク(CD)又はデジタル・ビデオ・ディスク(DVD)又はフラッシュ・メモリ・ドライブ、データベース及び/又はネットワーク記憶装置(例えば、サーバ)、又は他のコンピュータ可読媒体))がある。
伝送媒体は、ノードの対応するポートを互いに結合し対応するポート間でトラフィックを送信するよう構成された如何なるシステム、装置又は機器を有してもよい。例えば、伝送媒体は、光ファイバ、T1ケーブル、WiFi信号、Bluetooth信号又は如何なる他の適切な媒体を有してもよい。
リンクは、2つの隣接ノード間の通信可能なコネクションを表してもよい。リンクは、隣接ノード間の物理的又は論理的コネクションであってもよい。物理リンクは、対応する物理ポート及び隣接ノードを互いに結合する伝送媒体を有してもよい。更に、物理リンクは、隣接ノードを接続する1又は複数の論理リンクを有してもよい。
幾つかの実施形態では、同時の物理リンクのグループ又はセットは、リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)を形成してもよい。LAGは、複数の物理リンクを有する場合であっても単一の論理リンクとして表されてもよい。ノードは、LAGを単一の論理通信リンクとして「理解」してもよい。
ノード内のリンク・アグリゲーション・エージェント(LAA)は、LAGを管理してもよい。LAAは、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせで符号化されたロジックを有してもよい。LAAは、リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)のような種々のプロトコルを用いて、LAGの構成を統治し、LAG内のリンクを通じたトラフィックの割り当てを統治してもよい。
あるノードから他のノードへのトラフィックの伝送を実現するネットワーク内の種々の機能及びプロトコルは、論理的に複数の層に構成されてもよい。隣接ノード間のリンクを介してトラフィックを伝送するために用いられるプロトコル及び機能は、レイヤ2と表されてもよい。レイヤ2は、保護機構及びリンクが利用可能でない又は「故障」している(例えば不安定である又は制限されている)と示しうるリンクを介した通信のエラーを検出するプロトコルを有してもよい。
例であるレイヤ2の保護機構は、LAGを有してもよい。ノードは、LAGにより隣接ノードに通信可能に結合されてもよい。ノードは、LACPのようなレイヤ2プロトコルを用いて、LAG内のリンクの接続性を監視して、「信号損失(LOS)」、「カード抜け」、「強制切り替え」及び「伝送が不安定」のようなLAG内のリンクのエラーを検出するために、LAAを有してもよい。エラーを検出して後に、LAAはLAG内のリンクが「故障」していると決定してもよい。LAAは、LACPを用いて、トラフィックをLAG内の「作動」している(例えばトラフィックを伝達するために利用可能である)リンクへ向けることにより、「故障」しているリンクから回復してもよい。
レイヤ2プロトコル及び保護機構は、隣接ノード間のリンクのトラフィックを管理することに限定されている。しかしながら、大部分のネットワークでは、トラフィックは、あるノード(発信元ノード)から他のノード(宛先ノード)へ、宛先ノード、1又は複数のリンク、0個、1個又はそれより多い中間ノード及び宛先ノードを有する経路に沿って伝達しうる。プロトコル及び保護機構の別のセットが、経路に沿ってトラフィックを伝送するために必要であってもよい。
ネットワーク内で発信元ノードから宛先ノードへの経路に沿ってトラフィックを伝送するために用いられる機能及びプロトコルは、レイヤ3と表されてもよい。レイヤ3は、経路内のエラーを検出し該エラーから回復するために保護機構及びプロトコルを有してもよい。
レイヤ3の保護機構は、接続性について経路を監視し、経路内のリンク又はノードに関連するエラーを検出してもよい。経路が該経路に沿った通信を妨げる接続性の損失又は低減を経験した場合、レイヤ3保護機構は、該経路が十分な接続性を有さず「故障」しているか又はトラフィックの伝送に利用可能でないと決定してもよい。経路は、経路内のリンク又はノードが「故障」している場合に接続性を失いうる。
レイヤ3保護機構は、経路が「故障」していると決定した場合、トラフィックは送信元ノードから宛先ノードへの別の経路に沿ってルーティングされるべきであると決定してもよい。他の経路は、元の経路に含まれていない1又は複数の異なるリンク又はノードを有してもよい。レイヤ3のプロトコル及び保護機構は、ノード内のロジックにより実施されてもよい。ロジックは、インタフェースに含まれるプロセッサのような、ノード内の如何なる適切なコンポーネントに含まれてもよい。
レイヤ3保護機構は、BFD(bi−directional forwarding detection)プロトコルを有してもよい。BFDプロトコルでは、送信元ノードは、経路の接続性を決定するために、該経路に沿って宛先ノードへハートビート又は「ハロー」メッセージを送信してもよい。経路が正常に機能している場合、宛先ノードは、ハートビート・メッセージを受信し、送信元ノードへ返信ハートビート・メッセージを送信してもよい。送信元ノードが返信メッセージを受信した場合、発信元ノードは、経路が利用可能であり正常に機能していると決定してもよい。
発信元ノードが返信ハートビート・メッセージを受信しないか、返信ハートビート・メッセージは帰ってくるのに長くかかり過ぎているか、返信ハートビート・メッセージが破損している場合、BFDプロトコルは、経路が十分な接続性を有さず、トラフィックを伝達するのに利用可能でないと決定してもよい。従って、プロトコルは、トラフィックが宛先ノードに到達するために異なる経路に沿ってルーティングされる必要があると決定してもよい。
従来のネットワーク構成では、レイヤ2及びレイヤ3保護機構は、互いに独立して動作し、望ましくない結果を生じてしまいうる。例えば、発信元ノードは、第1のLAGにより中間ノードに通信可能に結合されてよく、中間ノードは発信元ノードから宛先ノードへの第1の経路を生成して別のリンクにより宛先ノードに通信可能に結合されてもよい。発信元ノードは、別のリンクにより別の中間ノードにも通信可能に結合されてよく、該別の中間ノードは発信元ノードから宛先ノードへの第2の経路を形成して更に別のリンクにより宛先ノードに通信可能に結合されてもよい。
発信元ノードは、第1及び第2の経路に沿ったエラーを検出し経路が故障しているときに経路間でトラフィックの切り替えを開始しうるレイヤ3保護機構(例えばBFG)を有してもよい。発信元ノードは、LAG内のリンク間のエラーを検出しLAGを通じてトラフィックを伝達するための動作中のリンクを選択するレイヤ2保護機構(例えばLACP)を有してもよい。
発信元ノードは、最初に第1の経路に沿って宛先ノードへトラフィックをルーティングしてもよい。LAGは複数の物理リンクを有してもよいが、レイヤ3保護機構は、LAG内の1つの物理リンクを通じてハートビート・メッセージを送信するだけで、第1の経路がトラフィックを伝達するために利用可能かどうかを決定してもよい。レイヤ2保護機構はLAG内のリンクを独立に監視してそれらの可用性を決定してもよい。
レイヤ3保護機構が使用しているLAG内のリンクは、接続性を失いうる。レイヤ2保護機構は、リンクが「故障」していると決定し、LAG内の利用可能なリンクへのトラフィックの切り替えを開始してもよい。しかしながら、レイヤ3保護機構は、「故障」しているリンクに起因する接続性の損失を検出し、LAG内の他のリンクが第1の経路に沿ってトラフィックを伝達するために利用可能である場合であっても、第1の経路の全体が通信に利用可能でないと決定してもよい。
この決定に基づき、レイヤ3保護機構は、第1の経路から第2の経路へのトラフィックの再ルーティングを開始してもよい。この再ルーティングは、最大10秒を要し、リンクの切り替えは約100−300ミリ秒を要しうる。第2の経路に沿ったトラフィックの再ルーティングは、発信元ノードと宛先ノードとの間の通信で不要な遅延を生じうる。
この問題を防止するため、本発明の実施形態は、レイヤ2保護機構がレイヤ3保護機構と通信するシステム及び方法を提供する。特に、LAG内のリンクがトラフィックを伝送するために利用可能でないとき、レイヤ2保護機構は、レイヤ3保護機構にLAG内の別のリンクがトラフィックを伝送するために利用可能であると通知してもよい。従って、レイヤ3保護機構は、LAG内の「故障」しているリンクを通じた経路の監視からLAG内の利用可能なリンクを通じた経路の監視へと切り替えてよく、従って第1の経路が「故障」しているという不必要な報告をしなくてよい。このように、レイヤ2及びレイヤ3保護機構の間の通信は、経路に沿ったトラフィックの不必要な再ルーティングを減少させ、発信元ノードから宛先ノードへのトラフィックの伝送遅延を低減する。図1は、これらの問題を解決するシステムの実施形態を示す。
図1では、システム100は接続性について経路を監視してよい。システム100は、リンク108A及び108Bを有するLAG106により中間ノード104に通信可能に結合された発信元ノード102を有する。中間ノード104は、リンク112を介して宛先ノード110に通信可能に結合されてもよい。明示されないが、リンク112はLAGであってもよい。発信元ノード102、LAG106、中間ノード104、リンク112及び宛先ノード110は、発信元ノード102から宛先ノード110への経路114を形成してもよい。経路114、リンク108A及び108Bを有するLAG106、中間ノード104及びリンク112は、発信元ノード102と宛先ノード110との間のトラフィックをルーティングするために用いられてもよい。
発信元ノード102は、リンク118を介して中間ノード116に通信可能に結合されてもよい。中間ノード116は、リンク120を介して宛先ノード110に通信可能に結合されてもよい。明示されないが、リンク118及び120はLAGであってもよい。経路122は、発信元ノード102、リンク118、中間ノード116、リンク120及び宛先ノード110を有してもよい。経路122、リンク118、中間ノード116及びリンク120は、発信元ノード102と宛先ノード110との間のトラフィックをルーティングするために用いられてもよい。
ノード102、104、110及び116は、発信元ノード、宛先ノード、次のホップのノード、ネットワーク管理システム、ネットワーク運営センタ等として動作するネットワーク構成要素であってもよい。更に、単一のリンクとして示されるが、リンク112、118及び120はそれぞれ1つより多くの物理リンクを有するLAGであってもよい。また、LAG106は2つのリンクを有するように示されるが、これに限定されるべきではなく、2つより多くのリンクを有してもよい。
動作中、発信元ノード102は、レイヤ2保護機構を用いてリンク108A及び108Bの接続性を監視し、該接続性に基づきリンク108A及び108Bのリンク可用性状態を決定してもよい。リンク可用性状態は、リンク108A又は108Bがトラフィックを伝達するために利用可能である又は利用可能でないことを示してもよい。リンク可用性状態に基づき、発信元ノード102は、レイヤ2保護機構を用いて、発信元ノード102と中間ノード104との間の通信のためにリンク108A又は108Bを選択してもよい。
レイヤ2保護機構は、LAG106を管理するためにLACP又は如何なる他の適切なプロトコルを有してもよい。これらのプロトコルは、リンクを監視し、リンク可用性状態を決定し、発信元ノードと中間ノードとの間の通信のために1つのリンクを選択するために用いられてもよい。例えば、発信元ノード102は、LACPを用いて接続性についてリンク108A及び108Bを監視してもよい。リンク108Bが接続性を失っているが、リンク108Aは接続性を失っていない場合、発信元ノード102は、LACPを用いて、リンク108Aはトラフィックを伝達するために利用可能であるが(例えば「動作中」)、リンク108Bはトラフィックを伝達するために利用可能でない(例えば「故障」)と決定してもよい。発信元ノード102は、LACPを用いて、リンク可用性状態に基づき、発信元ノード102と中間ノード104との間のトラフィックをルーティングするためにリンク108Aを選択してもよい。
同様に、発信元ノード102は、レイヤ3保護機構を用いて、接続性について経路114及び122を監視し、経路114及び122の経路可用性状態を決定してもよい。発信元ノード102は、経路可用性状態に基づき、発信元ノード102と宛先ノード110との間のトラフィックをルーティングするために経路を選択してもよい。
レイヤ3保護機構は、レイヤ3保護機構を実施するためにBFD又は如何なる他の適切なプロトコルを用いてもよい。これらのプロトコルは、経路を監視し、経路可用性状態を決定し、該経路可用性状態に基づき発信元ノード102から宛先ノード110へ最良の経路に沿ってトラフィックをルーティングするために用いられてもよい。例えば、発信元ノード102は、BFDを用いて、接続性について経路114及び112を監視し、発信元ノード102は、経路114は接続性を有するが経路122は接続性が失われている又は低減していると決定してもよい。BFDは、経路114及び122のそれぞれの接続性を検出し、経路114は発信元ノード102から宛先ノード110へトラフィックを送信するために利用可能であるが経路122は利用可能でないと示す経路利用可能状態を決定してもよい。経路利用可能状態に従って、BFDは、発信元ノード102から宛先ノード110へのトラフィックのルーティングを指示してもよい。
レイヤ3保護機構は、経路を更に監視し、レイヤ2保護機構により決定されたリンク可用性状態又はリンク選択に基づき経路可用性状態を決定してもよい。例えば、発信元ノード102は、先ず、発信元ノード102から宛先ノード110へ経路114を介してトラフィックをルーティングしてもよい。レイヤ3保護機構は、最初に、リンク108Aを通じて、BFDハートビート・メッセージのような管理トラフィックをルーティングすることにより、接続性について経路114を監視してもよい。リンク108Aは、接続性を失っているがリンク108Bは依然としてトラフィックの伝達に利用可能であってもよい。レイヤ2保護機構は、リンク108Aが「故障」していること及びリンク108Bが「動作中」であることを示すリンク可用性状態を決定し、トラフィックをルーティングするためにリンク108Bを選択してもよい。レイヤ2保護機構はリンク可用性状態をレイヤ3保護機構に伝達してもよい。別の実施形態では、レイヤ2保護機構は、レイヤ3保護機構にリンク108Bが選択されたリンクであることを伝達してもよい。
レイヤ3保護機構は、レイヤ2保護機構から得たリンク可用性状態又は選択されたリンクの情報に基づき、リンク108Aの代わりにリンク108Bを通じて経路114に沿って管理トラフィックをルーティングすることにより、接続性について経路114を監視してもよい。従って、レイヤ3保護機構は、リンク108Bを通じて経路114を監視することにより、経路114がトラフィックをルーティングするために依然として利用可能であると決定してもよい。従って、レイヤ3保護機構は、LAG106内の1つの物理リンクのみがトラフィックを伝送するのに利用可能でないとき、経路114が「故障」していると誤って報告しないで済む。
別の例では、両方のリンク108A及び108Bは「故障」しており、LAG106は故障している。レイヤ2保護機構は、両方のリンク108A及び108Bが「故障」していると示すリンク可用性状態を決定してもよい。従って、発信元ノード102はレイヤ3保護機構を用いて、トラフィックは経路114の代わりに経路122を介してルーティングされるべきであると決定してもよい。
システム100内の各ノードは、トラフィックを送信及び受信するよう動作可能な如何なる適切なシステム、機器又は装置を有してもよい。図示された実施形態では、各ノードは、1又は複数の他のノードにトラフィックを送信し、1又は複数の他のノードからトラフィックを受信するよう動作可能であってもよい。ノードの例は、図2を参照して以下に詳細に議論される。
本発明の範囲から逸脱することなくシステム100に対し変更、追加、又は省略が行われてもよい。例えば、発信元ノード102の機能が記載されたが、システム100内の全てのノードは、発信元ノード102について記載された機能の幾つか、何れも又は全てを有してもよい。システム100のコンポーネント及び構成要素は特定の必要に応じて統合又は分離されてもよい。更に、システム100の動作は更に多くの、更に少ない、又は他のコンポーネント又は構成要素により実行されてもよい。
図2は、本発明の教示に従う、ネットワーク内のノード間の経路の接続性の監視を実現するために用いられうる図1に示した発信元ノード102のブロック図を示す。図2に示されたように、発信元ノード102は、マスタ制御ユニット200、切り替え要素202及び1又は複数のネットワーク・インタフェース204又は206を有してもよい。
マスタ制御ユニット200は、発信元ノード102を監視するように構成された如何なる適切なシステム、機器又は装置を有してもよい。マスタ制御ユニット200は、ソフトウェア、ハードウェア、又はそれらの組み合わせで符号化されたロジックを有してもよい。マスタ制御ユニット200は、ルーティング・テーブル208及びインタフェース管理部(IFM)210を有してもよい。
切り替え要素202は、トラフィックを受信及びルーティングするように構成された如何なる適切なシステム、機器又は装置を有してもよい。特定の実施形態では、切り替え要素202はスイッチ構造(SWF)であってもよい。切り替え要素202はLAA212を有してもよい。
ネットワーク・インタフェース204はポート222及び224を有し、ネットワーク・インタフェース206はポ―ト226及び228を有してもよい。ポート224はリンク108Aに関連付けられ、ポート226はリンク108Bに関連付けられてもよい。ポート224及び226並びにリンク108A及び108Bは、LAG106を形成してもよい。ポート224及び226はLAA212に通信可能に結合されてもよい。
ネットワーク・インタフェース204はIFM216を有し、ネットワーク・インタフェース206はIFM218を有してもよい。IFM216及び218はLAA212及びIFM210に通信可能に結合されてもよい。ネットワーク・インタフェース204及び206は、ルーティング・テーブル208に通信可能に結合されうるルーティング・テーブル214を有してもよい。
更に、ネットワーク・インタフェース204は、レイヤ3保護(L3P)ユニット220を有してもよい。L3Pユニット220はポート224及び226に通信可能に結合されてもよい。L3Pユニット220はLAA212及びルーティング・テーブル208に通信可能に結合されてもよい。
マスタ制御ユニット200は、発信元ノード102内及び発信元ノード102からネットワーク内の他のノードへのトラフィックのルーティングを管理するよう構成されたルーティング・テーブル208を有してもよい。ルーティング・テーブル208は、ネットワーク内の発信元ノード102に関連付けられたリンク及び経路に沿ったトラフィックのルーティングに関連する情報を維持するよう構成された如何なるテーブル、データベース、ファイル又は他のデータ構造を有してもよい。ルーティング・テーブル208は、OSPF(Open Shortest Path First)プロトコル、ISIS(Intermediate System−Intermediate system)プロトコル、又は如何なる他の適切なプロトコルに従ってトラフィックをルーティングする経路を決定してもよい。ルーティング・テーブル208は、ネットワーク・インタフェース204及び206に関連付けられたルーティング・テーブル214へ経路情報を分配してもよい。
L3Pユニット220は、発信元ノード102から図1に示された宛先ノード110のような種々の宛先ノードへの経路の可用性状態を決定するように構成されてもよい。L3Pユニット220は、BFD又は如何なる他の適切なプロトコルを用いて、経路の可用性を監視してもよい。L3Pユニット220は、経路が利用可能でないときルーティング・テーブル208に報告してもよく、それに従ってルーティング・テーブル208は新たなルーティング情報を決定してもよい。
ある実施形態では、発信元ノード102は、先ず、図1に示されたように発信元ノード102から宛先ノード110へ経路114を介してトラフィックをルーティングしてもよい。L3Pユニット220は、発信元ノード102か宛先ノード110への経路114の接続性を監視し、該接続性に従って経路114の可用性状態を決定してもよい。経路114が、リンク112が「故障」になるように接続性を失った場合、L3Pユニット220は、経路114はトラフィックを伝達するのに利用可能でないと示す経路114の経路利用可能状態を決定してもよい。L3Pユニット220はこの情報をルーティング・テーブル208に報告し、ルーティング・テーブル208はトラフィックが発信元ノード102から宛先ノード110へ経路114の代わりに経路122(図1に示される)を介してルーティングされるべきであると示す新たなルーティング情報を計算してもよい。L3Pユニット220は、リンク108A又はリンク108Bを通じて経路114を監視してもよい。
切り替え要素202内のLAA212は、発信元ノード102に関連付けられたリンクのアグリゲーションを管理するよう構成された如何なるコンポーネントを有してもよい。例えば、LAA212は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせで符号化されたロジックであってもよい。LAA212は、切り替え要素202に含まれてもよく、発信元ノード102に関連付けられた如何なる他の適切なコンポーネントに含まれてもよい。
LAA212は、LACP又は別の適切なプロトコルに従ってLAGを管理してもよい。動作中、LAA212は、LAGの各構成要素であるリンクの接続性を監視して、各リンクのリンク可用性状態を決定し、該リンク可用性状態に従ってトラフィックを伝達するためのリンクを選択してもよい。LAA212は、選択したリンク及びリンク可用性状態をL3Pユニット220に報告し、L3Pユニット220が選択された「動作中」のリンクを通じて経路114を監視できるようにしてもよい。従って、LAG内の別のリンクが利用可能であるとき、L3Pユニット220は、経路114が「故障」していることをルーティング・テ―ブル108に不必要に報告しない。
LAA212は、選択したリンク及びリンク可用性状態をリンクに関連付けられた1又は複数のIFM216及び218に報告してもよい。IFM216及び218は、リンク情報をIFM210に報告してもよい。IFM210は、リンク可用性状態及び選択されたリンクをルーティング・テ―ブル208に報告し、ルーティング・テ―ブル208がそれに従ってトラフィックをルーティングできるようにしてもよい。
例えば、幾つかの実施形態では、LAA212は、リンク108A及び108Bを有しうるLAG106を管理してもよい。LAA212は、最初にトラフィックを伝達するために動作中のリンクとしてリンク108Aを選択し、リンク108Aが接続性を失った場合に予備リンクとしてリンク108Bを選択してもよい。LAG106は、ネットワーク・インタフェース204内のポート224を通じて発信元ノード102を図1の中間ノード104のような中間ノードに通信可能に結合してもよい。
LAA212は、リンク108A及び108Bの接続性を監視することにより、リンク108A及び108Bのリンク可用性状態を決定してもよい。L3Pユニット220は、最初に、ポート224を通じてBFDハートビート・メッセージのようなレイヤ3管理トラフィックを送信することにより、リンク108Aを通じて経路114の接続性を監視してもよい。
リンク108Aは接続性を失っているが、リンク108Bは依然として接続性を有していてもよい。従って、LAA212は、リンク108Aが「故障」しておりリンク108Bが「動作中」であると示すリンク可用性状態を決定してもよい。リンク可用性状態に基づき、LAA212は、発信元ノード102と中間ノード104との間の通信のためにリンク108BをLAG106内の動作中リンクとして選択してもよい。
LAA212は、L3Pユニット220にリンク108Bが選択されたリンクであることを報告してもよい。リンク選択報告に基づき、L3Pユニット220は、リンク108Aの代わりにリンク108Bを通じて経路114の接続性を監視してもよい。従って、レイヤ3サブシステム220は、経路114はトラフィックを伝達するために利用可能であると示す経路114の経路利用可能状態を決定してもよい。
L3Pユニット220への報告に加えて、LAA212は、リンク108A及びポート224に関連付けられ且つネットワーク・インタフェース204に含まれるIFM216に、リンク108Aは「故障」していると報告してもよい。LAA212は、ネットワーク・インタフェース206に含まれるIFMト218に、リンク108Bが選択された動作中リンクであることを報告してもよい。
IFM216及び218は、マスタ制御ユニット200内のIFM210に、リンク108Aは「故障」していること及びリンク108Bが選択された動作中リンクであることを報告してもよい。IFM210はこの情報をルーティング・テーブル208に報告してもよい。ルーティング・テーブル208は、トラフィックはリンク108Aに関連付けられたポート224の代わりにリンク108Bに関連付けられたポート226を通じてルーティングされるべきであると示す新たなルーティング情報を計算してもよい。ルーティング・テーブル208は、ネットワーク・インタフェース204及び206に含まれるルーティング・テーブル214へ新たなルーティング情報を転送してもよい。
別の例では、両方のリンク108A及び108Bが「故障」している場合、LAA212はIFM216にリンク108Aは「故障」していると報告し、IFM218にリンク108Bは「故障」していると報告してもよい。IFM216及び218は、IFM210にこの情報を報告し、IFM210はLAG106が「故障」していると決定しその情報尾をルーティング・テ―ブル208に報告してもよい。従って、ルーティング・テ―ブル208は、トラフィックは発信元ノード102から宛先ノード110へ経路114の代わりに経路122に沿ってルーティングされるべきであると決定してもよい。ルーティング・テーブル208は、ネットワーク・インタフェース204及び206に含まれるような、新たなルーティング情報を発信元ノード102内のルーティング・テーブル214へ分配してもよい。
本発明の範囲から逸脱することなく発信元ノード102又は発信元ノード102に関連付けられたコンポーネントに対し変更、追加、又は省略が行われてもよい。発信元ノード102のコンポーネント又は構成要素は統合されてよく又は分離されてもよい。更に、発信元ノード102又は発信元ノード102に関連付けられたコンポーネントの動作は更に多くの、更に少ない又は他の構成要素により実行されてよい。例えば、L3Pユニット220は、ネットワーク・インタフェース206又は発信元ノード102内の如何なる他の適切なコンポーネントに含まれてもよい。更に、本願明細書に記載された動作は如何なる適切なロジックを用い実行されてもよい。更に、図2は発信元ノード102を特に記載しているが、発信元ノード102に関連付けられた機能及びコンポーネントは、ネットワーク内の如何なるノードに含まれてもよい。
図3は、本発明の教示によるLACP状態機械を拡張する方法を示す。IEEE標準802.1AX−2008は、標準化されたLACP状態機械を記載し定めており、参照されることにより全体が本願明細書に援用される。拡張された状態機械は、IEEE802.1AX−2008により定められ標準化された状態に加えて更なる状態を実施することを含んでもよい。追加状態は、切り替え遅延を低減しうる。拡張された状態機械は、図2に示されたLAA212に含まれてもよい。
幾つかの実施形態では、LAGは2つのリンクを有し、一方のリンクは動作中リンクであり、他方のリンクは動作中リンクが問題を経験しない限りトラフィックを伝達しない予備リンクであってもよい。LACPのような従来のレイヤ2プロトコルは、エラーを検出し動作中リンクからLAG内の予備リンクへの切り替えを開始するのに最大約300ミリ秒を要しうる。従来のBFDプロトコルは、実際の再ルーティングが最大10秒を要したとしても、約100ミリ秒以内に、経路内のエラーを検出し異なる経路に沿って再ルーティングを開始しうる。従って、従来のBFDプロトコルは、LACP切り替えが生じる前に、LAG内のリンクでエラーを検出し異なる経路に沿ってトラフィックの再ルーティングを開始しうる。
本願明細書では、LAA212は拡張レイヤ2プロトコルを有し、LAG内の動作中リンクが「故障」になったときに切り替え時間を短縮しうる。切り替え時間を100ミリ秒未満に短縮することにより、動作中リンクが「故障」になったことをL3Pユニット220が検出し別の経路を介してトラフィックの完全な再ルーティングを開始する前に、LAA212は、L3Pユニット220に切り替えを報告しうる。
別の実施形態では、LAA212は、リンク108A及び108Bを有するLAG106を有してもよい。リンク108Aは動作中リンクであり、リンク108Bは予備リンクであってもよい。LAA212は、リンク108Aに関連付けられた多重(MUX)機械及びリンク108Bに関連付けられた多重(MUX)機械を有するLACP状態機械を有してもよい。多重機械は、リンクが動作中リンクか予備リンクかを制御してよい。各多重機械は、多重機械内の「待機(WAITING)」状態と「収集_分配(COLLECTING_DISTRIBUTING)」状態との間の追加状態でありうる過渡状態を有してもよい。
多重機械が「COLLECTING_DISTRIBUTING」状態のとき、該多重機械に関連付けられたリンクは動作中であってもよい。従来の状態機械では、多重機械は「wait_while_timer」が終了するまで「WAITING」状態のままなので、スタンバイからアクティブ・モードへ、例えば「WAITING」から「COLLECTING_DISTRIBUTING」への遷移は、遅延されてしまう。過渡状態は、「wait_while_timer」が終了する前に、「WAITING」状態から「COLLECTING_DISTRIBUTING」状態へ遷移させるために含まれてもよい。
段階300で、LAA212はリンク108Aが「故障」していることを検出する。段階302で、LAA212は切り替えを開始し、リンク108Bを動作中リンクにし、リンク108Aを予備リンクにする。リンク108Bに関連付けられた拡張LACP状態機械は、リンク108Bが動作中リンクになるべきときに「真」に設定されるバイパス・ビットを有してもよい。バイパス・ビットは、「wait_while_timer」が終了する前に、リンク108Bに関連付けられた多重機械に「WAITING」状態から過渡状態へ遷移させ、それにより多重機械に「wait_while_timer」をバイパスさせ「COLLECTING_DISTRIBUTING」状態に遷移させる。
段階304で、リンク108Bに関連付けられたLACP状態機械内のバイパス・ビットは「真」に設定され、それによりリンク108Bのスタンバイ・リンクからアクティブ・リンクへの切り替えを開始する。段階306で、「wait_while_timer」がタイムアウトしていない場合でも、バイパス・ビットが「真」になると、リンク108Bの多重機械は「WAITING」状態から過渡状態へと遷移してもよい。
段階308で、LACP状態機械内の切り替えビット(例えば、「Actor.Sync」、「Partner.Sync」、「Partner.Collecting」及び「Partner.Distributing」)は「真」に設定されてもよい。多重機械は、切り替えビットが「真」に設定されなければ、「COLLECTING_DISTRIBUTING」状態に遷移しなくてもよい。段階310で、切り替えビットが「真」設定されると、リンク108Bの多重機械は「COLLECTING_DISTRIBUTING」へと遷移し、リンク108Bはトラフィックを伝達するために動作中リンクになってもよい。
従って、リンク108Bの多重機械は、「wait_while_timer」がタイムアウトする前に、「COLLECTING_DISTRIBUTING」状態に入ってもよい。「wait_while_timer」をバイパスすることは、切り替え時間を約100ミリ秒乃至300ミリ秒の間から100ミリ秒未満に短縮しうる。ある実施形態では切り替え時間は50ミリ秒未満であり、別の実施形態では切り替え時間は10ミリ秒未満であってもよい。更なる実施形態では、切り替え時間は約3乃至5ミリ秒の間であってもよい。
リンク108B及び108Aに関連付けられた状態機械は、リンク108A及び108Bに関連付けられた情報の受信を制御する受信機械を有してもよい。LAA212は、最初にリンク108Aが動作中リンクでありリンク108Bが予備リンクであることを中間ノード104内の対応するLAAに伝達してもよい。中間ノード104に関連付けられたLAAは、LAA212に同一の情報を伝達してもよい。通信は、両LAAが動作中リンクとしてリンク108Aを予備リンクとしてリンク108Bを指定されることを保証する。LAA212は動作中リンクとしてリンク108Aを指定されているが、リンク108Aは予備リンクであると示す通信を中間ノード104から受信している場合、LAA212はリンク108Aを予備リンクに切り替えてもよい。
段階204でバイパス・ビットが「真」に設定されるとき、段階312で、リンク108Bに関連付けられた受信機械は、「現在(CURRENT)」状態からバイパス待機状態へ遷移してもよい。LAA212は、中間ノード104内のLAAがリンク108Aでエラーを検出する前に、予備リンクから動作中リンクへのリンク108Bの切り替えを開始してもよい。エラーを検出する前に、中間ノード104内のLAAは、リンク108Bが依然として予備リンクであるとLAA212に伝達してもよい。バイパス待機状態は、リンク108Bに関連付けられた受信機械が、LAA212にリンク108Bを誤って再び予備リンクにすることを促す情報を受信するのを防ぎうる。
バイパス待機状態は、バイパス待機状態タイマを有してもよい。段階314で、LAA212は、バイパス待機状態タイマが終了したかどうかを決定してもよい。バイパス待機状態タイマが終了していない場合、段階316で、リンク108Bの受信機械は、中間ノード104内のLAAから送信されたリンク108Bに関する如何なる情報も無視してよい。次に方法は段階314に戻る。
段階314でバイパス待機状態タイマが終了した場合、段階318で、リンク108Bの受信機械は、「現在(CURRENT)」状態へ遷移して戻ってもよい。段階320で、リンク108Bの受信機械は、通常、情報を受信するのを再開し、方法が終了する。
図4は、ネットワーク内の経路の接続性を監視する方法のフロー図を示す。図4の方法は、通常、図1に示されたようなシステム100内のノードにより実行されてもよい。特定の実施形態では、発信元ノード102は、システム100に対して方法を実行してもよい。
段階400で、発信元ノード102は、LAG106に関連付けられたリンク108A及び108Bの接続性を監視してもよい。段階402で、発信元ノード102は、レイヤ2保護機構を用いてリンク108A及び108Bのそれぞれのリンク可用性状態を決定してもよい。発信元ノード102は、LACP又は如何なる他の適切なレイヤ2プロトコルを用いてリンク可用性状態を決定してもよい。
段階404で、発信元ノード102は、該リンク可用性状態に基づき、リンク108Aがトラフィックを伝達するために利用可能かどうかを決定してもよい。リンク可用性状態がリンク108Aはトラフィックを伝達するために利用可能であると示す場合、段階406で、発信元ノード102は、レイヤ2保護機構プロトコルを用いて、発信元ノード102と中間ノード104との間の通信のためにリンク108Aを選択してもよい。発信元ノード102は、LACP又は如何なる他の適切なプロトコルを用いてリンク108Aを選択してもよい。
段階408で、レイヤ2保護機構(例えばLACP)は、レイヤ3保護機構(例えばBFD)にリンク108AがLAG106を通じた通信のために選択されたリンクであることを報告してもよい。段階410で、発信元ノード102は、レイヤ3保護機構を用いてリンク108Aを通じて経路114を監視してもよい。段階412で、発信元ノード102は、レイヤ3保護機構を用いて、経路114がトラフィックを伝達するために利用可能かどうかを決定してもよい。レイヤ3保護機構は、BFD又は経路114を監視し経路114の可用性を決定する如何なる他の適切なプロトコルを用いてもよい。
段階414で経路114が利用可能である場合、段階416で送信元ノード102は経路114を通じてトラフィックをルーティングしてもよい。段階414で経路114が利用可能でなかった場合、方法は段階430へ進む。段階430で、発信元ノード102は、経路122がトラフィックを伝達するために利用可能である場合、経路114の代わりに経路122を通じてトラフィックをルーティングしてもよい(経路122の可用性を決定する段階は明示されていない)。そして方法は終了する。LAG106が「動作中」であるときでも、中間ノード104がトラフィックを受信又は送信できない場合又はリンク112が「故障」している場合は、経路114は利用可能でなくてもよい。
段階304でリンク108Aがトラフィックを伝達するために利用可能でない場合、方法は段階418へ進む。段階418で、送信元ノード102は、リンク可用性状態に基づき、リンク108Bがトラフィックを伝達するために利用可能かどうかを決定してもよい。リンク108Bがトラフィックを伝達するために利用可能である場合、方法は段階420へ進む。段階420で、発信元ノード102は、LACPのようなレイヤ2保護機構プロトコルを用いて、発信元ノード102と中間ノード104との間の通信のためにリンク108Bを選択してもよい。
段階422で、発信元ノード102内のレイヤ2保護機構(例えばLACP)は、発信元ノード102内のレイヤ3保護機構(例えばBFD)にリンク108Bが選択された動作中リンクであることを報告してもよい。段階424で、発信元ノード102は、レイヤ3保護機構を用いてリンク108Bを通じて経路114を監視してもよい。そして方法は段階412へ進んでよい。
段階418でリンク108Bがトラフィックを伝達するために利用可能でない場合、方法は段階426へ進む。段階426で、送信元ノード102は、LAG106は「故障」している(つまり、トラフィックを伝達するために利用可能でない)と決定してもよい。段階428で、発信元ノード102は、LAG106が「故障」していることに基づき、経路114が「故障」していると決定してもよい。段階430で、発信元ノード102は経路114の代わりに経路122を通じてトラフィックをルーティングしてもよい。そして方法は終了する。
発信元ノード102内の1又は複数のコンポーネントは、図4の方法により記載された段階を実行してもよい。更に、本発明の範囲から逸脱することなく図4に示された方法の変更、追加、又は省略が行われてもよい。例えば、図2に記載されたような個々のコンポーネントにより実行される機能が、図4に記載された方法に追加されてもよい。
本発明の特定の実施形態は、1つ以上の技術的利点を提供しうる。技術的利点は、ノードが、レイヤ2保護機構により決定されたLAG内のリンクの可用性状態に基づき、レイヤ3保護機構を用いて経路の接続性を監視しうることであってもよい。別の利点は、リンク・アグリゲーション・プロトコルで「故障」リンクから「動作中」リンクへの切り替え時間が短縮されることであってもよい。
本開示は特定の実施形態の観点から記載されたが、これら実施形態の変更及び置換は本発明に包含される。従って、実施形態の以上の記載は、本開示を制約しない。他の変化、代替、及び変更も特許請求の範囲に定められたように本開示の精神及び範囲から逸脱することなく可能である。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2009年8月12日に出願された米国仮特許出願番号61/233,295号、「Network Protection Scheme」に基づく優先権を主張する。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) ネットワーク内のノード間の経路を決定するシステムであって:
宛先ノード;
第1のリンク及び第2のリンクを有するリンク・アグリゲーション・グループ(LAG);及び
該リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)により前記宛先ノードに通信可能に結合された発信元ノード;
を有し、
前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードは、経路を形成し、
前記発信元ノードは:
レイヤ2保護機構を用いて前記第1及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定し;及び
レイヤ3保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき接続性について前記経路の監視する;
ことを特徴とするシステム。
(付記2) 前記レイヤ2保護機構は、リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)を有する、
ことを特徴とする付記1に記載のシステム。
(付記3) 前記発信元ノード内の前記レイヤ3保護機構は、BFD(Bi−Directional Forwarding Detection)プロトコルを有する、
ことを特徴とする付記1に記載のシステム。
(付記4) 前記リンク可用性状態は、前記第1のリンク及び前記第2のリンクのうちの少なくとも1つがトラフィックを伝達するために利用可能であるかを示す、
ことを特徴とする付記1に記載のシステム。
(付記5) 前記発信元ノードは、前記レイヤ2保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づき前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択するようにされる、
ことを特徴とする付記1に記載のシステム。
(付記6) 前記発信元ノードは、前記レイヤ3保護機構を用いて前記選択されたリンクに基づき接続性について前記経路を監視する、
ことを特徴とする付記5に記載のシステム。
(付記7) 前記発信元ノードは前記リンク可用性状態を決定し、拡張リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)状態機械を用いて、約10ミリ秒未満で前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択する、
ことを特徴とする付記5に記載のシステム。
(付記8) ネットワーク内のノード間の経路を決定する方法であって:
レイヤ2保護機構を用いて、リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)に含まれる第1のリンク及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定する段階;及び
レイヤ3保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき、経路の接続性を監視する段階;
を有し、
前記LAGは発信元ノードを宛先ノードに通信可能に結合し、
前記経路は、前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードを有する、
ことを特徴とする方法。
(付記9) 前記レイヤ2保護機構は、リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)を有する、
ことを特徴とする付記8に記載の方法。
(付記10) 前記レイヤ3保護機構は、BFD(Bi−Directional Forwarding Detection)プロトコルを用いる、
ことを特徴とする付記8に記載の方法。
(付記11) 前記リンク可用性状態は、前記第1のリンク及び前記第2のリンクのうちの少なくとも1つがトラフィックを伝達するために利用可能であるかを示す、
ことを特徴とする付記8に記載の方法。
(付記12) 前記レイヤ2保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づきトラフィックを伝達するために前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択する段階;
を更に有する付記8に記載の方法。
(付記13) 前記レイヤ3保護機構を用いて前記選択されたリンクに基づき前記経路の接続性を監視する段階;
を更に有する付記12に記載の方法。
(付記14) 前記レイヤ3保護機構を用いて前記経路の接続性に基づき前記経路の経路可用性状態を決定する段階;
を更に有する付記8に記載の方法。
(付記15) 前記経路可用性状態に基づき、前記経路に沿ってトラフィックをルーティングする段階;
を更に有する付記14に記載の方法。
(付記16) 前記経路の接続性に基づき、前記経路に沿ってトラフィックをルーティングする段階;
を更に有する付記8に記載の方法。
(付記17) 前記レイヤ3保護機構を用いて前記第1のリンクを通じて前記経路の接続性を監視する段階;
前記リンク可用性状態は前記第1のリンクが利用可能でないと示し、前記レイヤ2保護機構を用いて前記第1のリンクがトラフィックを伝達するために利用可能でないと決定する段階;
前記リンク可用性状態は前記第2のリンクが利用可能であると示し、前記レイヤ2保護機構を用いて前記第2のリンクがトラフィックを伝達するために利用可能であると決定する段階;
前記レイヤ2保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき、トラフィックを伝達するために前記第2のリンクを選択する段階;及び
前記レイヤ3保護機構を用いて、前記第2のリンクの前記選択に基づき、前記第2のリンクを通じて前記経路の接続性を監視する段階;
を有する付記8に記載の方法。
(付記18) ネットワーク内のノード間の経路を決定する装置であって:
リンク・アグリゲーション・エージェント(LAA);及び
該LAAに通信可能に結合されたレイヤ3保護機構(L3P)ユニット;
を有し、
前記リンク・アグリゲーション・エージェント(LAA)は:
レイヤ2保護機構を用いて、リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)に含まれる第1のリンク及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定し;及び
レイヤ2保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき、トラフィックを伝達するために前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択し;
前記LAGは発信元ノードを宛先ノードに通信可能に結合し;
前記レイヤ3保護機構(L3P)ユニットは:
前記LAAから前記選択されたリンクを受信し;及び
レイヤ3保護機構を用いて前記選択されたリンクに基づき経路の接続性を監視し;
前記経路は、前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードを有する;
ことを特徴とする装置。
(付記19) 前記レイヤ2保護機構は、リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)を有する、
ことを特徴とする付記18に記載の装置。
(付記20) 前記レイヤ3保護機構は、BFD(Bi−Directional Forwarding Detection)プロトコルを有する、
ことを特徴とする付記18に記載の装置。
(付記21) 前記リンク可用性状態は、前記第1のリンク及び前記第2のリンクのうちの少なくとも1つがトラフィックを伝達するために利用可能であるかを示す、
ことを特徴とする付記18に記載の装置。
(付記22) 前記LAAは、前記リンク可用性状態を決定し及び約10ミリ秒未満で前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択する拡張リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)状態機械を有する、
ことを特徴とする付記18に記載の装置。
100 システム
102 発信元ノード
104、116 中間ノード
106 LAG
108A、108B リンク
110 宛先ノード
112、118、120 リンク
114、122 経路
202 切り替え要素
204、206 ネットワーク・インタフェース
208、214 ルーティング・テーブル
210、216、218 インタフェース管理部
212 リンク・アグリゲーション・エージェント
222、224、226、228 ポート

Claims (10)

  1. ネットワーク内のノード間の経路を決定するシステムであって:
    宛先ノード;
    第1のリンク及び第2のリンクを有するリンク・アグリゲーション・グループ(LAG);及び
    該リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)により前記宛先ノードに通信可能に結合された発信元ノード;
    を有し、
    前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードは、経路を形成し、
    前記発信元ノードは:
    レイヤ2保護機構を用いて前記第1及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定し;及び
    レイヤ3保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき接続性について前記経路の監視する;
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記レイヤ2保護機構は、リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記発信元ノード内の前記レイヤ3保護機構は、BFD(Bi−Directional Forwarding Detection)プロトコルを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記リンク可用性状態は、前記第1のリンク及び前記第2のリンクのうちの少なくとも1つがトラフィックを伝達するために利用可能であるかを示す、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 前記発信元ノードは、前記レイヤ2保護機構を用いて前記リンク可用性状態に基づき前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択するようにされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記発信元ノードは、前記レイヤ3保護機構を用いて前記選択されたリンクに基づき接続性について前記経路を監視する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記発信元ノードは前記リンク可用性状態を決定し、拡張リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)状態機械を用いて、約10ミリ秒未満で前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  8. ネットワーク内のノード間の経路を決定する方法であって:
    レイヤ2保護機構を用いて、リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)に含まれる第1のリンク及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定する段階;及び
    レイヤ3保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき、経路の接続性を監視する段階;
    を有し、
    前記LAGは発信元ノードを宛先ノードに通信可能に結合し、
    前記経路は、前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードを有する、
    ことを特徴とする方法。
  9. 前記レイヤ2保護機構は、リンク・アグリゲーション制御プロトコル(LACP)を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. ネットワーク内のノード間の経路を決定する装置であって:
    リンク・アグリゲーション・エージェント(LAA);及び
    該LAAに通信可能に結合されたレイヤ3保護機構(L3P)ユニット;
    を有し、
    前記リンク・アグリゲーション・エージェント(LAA)は:
    レイヤ2保護機構を用いて、リンク・アグリゲーション・グループ(LAG)に含まれる第1のリンク及び第2のリンクのそれぞれのリンク可用性状態を決定し;及び
    レイヤ2保護機構を用いて、前記リンク可用性状態に基づき、トラフィックを伝達するために前記第1及び第2のリンクのうちの1つを選択し;
    前記LAGは発信元ノードを宛先ノードに通信可能に結合し;
    前記レイヤ3保護機構(L3P)ユニットは:
    前記LAAから前記選択されたリンクを受信し;及び
    レイヤ3保護機構を用いて前記選択されたリンクに基づき経路の接続性を監視し;
    前記経路は、前記発信元ノード、前記LAG及び前記宛先ノードを有する;
    ことを特徴とする装置。
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