JP2011040841A - 無線通信システム、基地局装置および移動局装置 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置および移動局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】MIMOと移動局装置毎に異なる手段で実現されているシングルアンテナ送信方式を同時にサポートすることができるSRSの送信方式を提案し、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルを、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出することを可能とする。
【解決手段】基地局装置は、移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てる一方、移動局装置は、リソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを基地局装置へ送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信技術に関し、より詳細には、送信および受信する基地局装置、移動局装置を有する移動通信システムにおいて、MIMOに対応したサウンディング参照信号を効率よく送信することができる無線通信システム、基地局装置および移動局装置に関する。
LTE Advanced(以下、「LTE-A」と呼ぶ)の移動局装置は、LTE(Long Term Evolution:以下、「LTE」と呼ぶ)およびLTE−Aの基地局装置の両方に接続できることが要求条件とされている。LTEとLTE−AではUL−SCHを送信する異なる信号送信方式が採用されている。具体的にはMISO(Multiple Input Single Output:ここではシングルアンテナ送信方式)とMIMOが採用されており、LTE−Aの移動局装置はそれぞれの方式に対応する必要がある。
複数のアンテナを持つLTE−Aの移動局装置がシングルアンテナ送信方式を実現する方法として、単に1本のアンテナを利用するだけでなく、複数のアンテナを利用して、仮想的に一本のアンテナを利用したように基地局装置に見せかける方式がある。これは、移動局装置から送信するひとつの信号系列に対して、アンテナごとに0以上の巡回遅延を与えて送信する方法である。この方法はCDD(Cyclic Delay Diversity)と呼ばれる送信ダイバーシチ方式と一致する。前者の方法はLTEの送信方式と完全に同じであり、後者の方法は受信機において、単なる遅延波として扱うことが可能である。結果として、受信機はどちらの方法も区別する必要がなく、さらに、CDDについても遅延の大きさによらず全く同じ処理にて復調をすることが可能となる。つまり、LTE−Aの移動局装置が、これらの2方式のどちらを用いてLTE基地局装置との後方互換性を実現するかは移動局装置の実装に依存した問題とすることができる。なお、本特許では、シングルアンテナ送信方式とはCDDも含めたものであり、1本の送信アンテナから送信された場合と同様に受信処理を行うことができる方式全てを包含したものとして取り扱う。
ここで、UL−SCHに適用する符号化率、変調方式は、移動局装置から基地局装置に送信されるサウンディング参照信号(SRS: Sounding Reference Signal)を元に算出される。SRSはこの用途のほかに、周波数スケジューリングの用途にも利用される。
図6は、LTEにおけるSRSの送信の方法について具体的に示した図である。基地局装置は、それと通信をする移動局装置全体との間にサウンディングサブフレームを設定し、具体的にはサウンディングサブフレームは基準サブフレームからのオフセットと周期が与えられる。サウンディングサブフレームは全移動局装置に対して共通であり、このサブフレームにおいてSRSが送信されることを意味する。
図7は、サウンディングサブフレームにおける詳細な構成を示した図である。ただし、図7にはPUSCHの割り当てに利用できる帯域のみ記載しており、制御情報を送信するチャネルについては省略している。図7における縦軸は周波数軸であり、一つのブロックはサブキャリアを表す。LTEでは連続する12サブキャリアをまとめてリソース割り当て単位としており、これをリソースブロック(RB:Resource Block)と呼称している。一方横軸は時間軸であり、周波数領域を時間領域に変換し、サイクリックプレフィックスを付与する単位によって時間を分割している。これを1SC−FDMA(Single Carrier Frequency division multiple Access)シンボルと呼称する。LTEでは連続する7SC−FDMAシンボルにより1スロットを構成し、2スロットをまとめて1サブフレームを構成する。サブフレームはLTEおよびLTE−Aにおける時間領域でのリソースの割り当て単位となっている。
図7に示されるように、それぞれのSC−FDMAシンボルは異なる用途に利用することができ、SC−FDMAシンボル3番はデータ復調用の参照信号(DMRS: Demodulation RS)の送信のために利用される。スロット1番におけるSC−FDMAシンボル6番はSRSの送信のために利用される。それ以外のSC−FDMAシンボルはデータ送信用に利用される。ここで、DMRSおよびSRSは、他のユーザとの多重や、アンテナ識別のために直交符号が利用されており、LTEではCAZAC(Constant Amplitude and zero-autocorrelation)系列を時間軸上でサイクリックシフトさせた系列が利用されている。
図8は、LTEのSRSの送信の仕組みについて示した図である。基地局装置は、移動局装置ごとにSRSの送信に関する設定を行なう。ここで、設定とは、SRSサブフレームのうち、移動局装置が利用できるサブフレームの位置をオフセットと周期により設定するとともに、SRSがサポートする帯域、1サブフレームにて送信されるSRS帯域幅、およびどのアンテナから送信されるかを表す。具体的に図8を用いて説明すると、ここでは偶数サブフレームがSRSサブフレームとして設定されており、そのうち{4, 8, 12, 16, 20, 24} サブフレームがこの移動局装置に割り当てられている。また、この移動局装置のSRSがサポートする帯域はシステム帯域幅の一部である帯域Aであり、1回のSRS送信で帯域Aの幅の三分の一つまり帯域A1、A2、A3が予め決められた順序で送信される。また、この移動局装置は2本の送信アンテナを具備していることを想定しており、1サブフレームで一つのアンテナに対応したSRSを送信する。具体的にこの例においては、アンテナ#0、#1をそれぞれの送信タイミングで交互に送信するように設定される。
LTEでは以上のような手順によりSRSが送信されるが、LTE−AではMIMO空間多重もサポートされるため、これに合わせたSRSの送信方式の変更が必要となる。また、LTE互換の送信方式として利用されるシングルアンテナ方式の実現方法にCDDが利用された場合、複数のアンテナに対応したチャネルの加算によりチャネルが表現される。つまり、シングルアンテナ方式の実現方法をあらかじめ基地局装置、移動局装置間で規定しなければ、MIMOに対応したSRSから取得したチャネルの情報をシングルアンテナ方式のチャネルに変換できない。よって、LTE−Aの移動局装置はシングルアンテナ送信方式とMIMOの両方に対応しなければならないため、SRSもそれらに対応した構成となっていなければならない。
単純にそれらを区別したSRSを別々に送信するのであれば、その分だけオーバーヘッドが増加する。さらに、LTEでは基地局装置が知るべきであった送信アンテナに対応するチャネル情報は2であったが、LTE−Aでは最大4本の送信アンテナによる空間多重がサポートされるため、LTE−AにおいてSRSに要するオーバーヘッドは単純にLTEの2倍となり得る。よって、LTE−AではSRSに関するオーバーヘッドの増加が問題であった。
一方、LTE上りリンクのMIMO適用に伴うSRSのオーバーヘッドを削減するために、非特許文献1および非特許文献2のような方法が提案されている。非特許文献1では、SRSにプレコーディングを行なうことにより、論理的な送信ポート数を削減することを提案している。具体的に、移動局装置のもつアンテナ数が4であったとき、これに3x4 の行列を乗算することでSRSに要するアンテナポート数を3に削減することができる。予め最適なランクやプレコーダを基地局装置が分かっている場合には、この手法によってSRS系列の送信数を削減することができる。
R1-091738, "Precoded SRS for LTE-Advanced", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #57, San Francisco, USA, 4-8 May, 2009
しかしながら、シングルアンテナ送信方式とMIMO送信方式を両方サポートする無線通信システムにおいて、シングルアンテナ送信方式に一つのアンテナから送信を行なう方式と、複数のアンテナからCDDなどを適用して送信する方式を両方許容する場合、シングルアンテナ送信方式とMIMO送信方式に対応したSRSを送信しなければならない。たとえば、MIMOに2本の送信アンテナを利用する場合、MIMOに2つのSRSが必要であり、シングルアンテナ送信方式に1つのSRSが必要になる。
このように、LTE−AではMIMO通信方式によるSRSのオーバーヘッドが問題になる。これに対し、シングルアンテナ送信方式のSRSとMIMOのSRSを共用することでオーバーヘッドを削減することも可能であるが、この場合、シングルアンテナ送信方式の実現法に制限が加わる。たとえば、シングルアンテナ送信方式の実現法として、MIMOで利用するアンテナの1番目だけを利用することを規定すれば、シングルアンテナ送信方式に特化したSRSを送信する必要はない。
一方、CDDを適用する場合にも巡回遅延の値は多数の値が取り得る。たとえば、MIMOで利用する1番目のアンテナを0サンプリングポイント遅延で利用し、2番目のアンテナを10サンプリングポイント遅延することでCDDを適用するということが、あらかじめ移動局装置と基地局装置の間で取り決められていれば、MIMOで送信するアンテナ個別のSRSを再利用して、シングルアンテナ送信時のチャネルを計算することができる。しかし、このような取り決めをすると、移動局装置の構成に制限を加えてしまうという問題があり、また、状況に応じてCDDの遅延の値を柔軟に決めることができないという問題点があった。
また、非特許文献1の方法は、MIMOのアンテナ本数にかかわるオーバーヘッド削減を規定しているだけで、シングルアンテナ送信方式に対応した上記の問題を解決することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートすることができるSRSの送信方式を提案し、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルを、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出することを可能とする無線通信システム、基地局装置および移動局装置を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の無線通信システムは、基地局装置と、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式およびシングルアンテナ送信方式でデータ信号を前記基地局装置に対して送信する移動局装置とから構成され、前記移動局装置から前記基地局装置に対してチャネル測定用の参照信号を送信する無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てる一方、前記移動局装置は、前記リソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを前記基地局装置へ送信することを特徴としている。
このように、基地局装置は、移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てる一方、移動局装置は、リソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを基地局装置へ送信するので、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートするSRSの送信が可能となる。すなわち、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルは、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出できるものであり、かつ、シングルアンテナ送信方式の実現方法を規定せず、移動局装置が送信する信号に基づいて決定することができるものである。
(2)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号およびシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号に基づいて数式を算出することにより、前記移動局装置におけるシングルアンテナ送信方式の実現手段を推定することを特徴としている。
このように、移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号およびシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号に基づいて数式を算出することにより、移動局装置における送信アンテナの利用状況を推定するので、送信アンテナをどのように利用しているかを表す数式であるβ・g(n)が、移動局装置により固定の値だとすれば、いずれのSRSの送信フォーマットを受信しても、MIMOで利用するチャネルとシングルアンテナ送信方式で利用するチャネルの両方を計算することができる。
(3)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネルを推定することを特徴としている。
このように、基地局装置は、移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネルを推定するので、移動局装置の構成に制限を加えることなく、MIMOで送信するアンテナ個別のSRSを再利用して、シングルアンテナ送信時のチャネルを計算することができる。
(4)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記移動局装置から受信したシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、MIMO方式に対応したチャネルを推定することを特徴としている。
このように、基地局装置は、移動局装置から受信したシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、MIMO方式に対応したチャネルを推定するので、シングルアンテナ送信方式のSRSとMIMOのSRSを共用することでオーバーヘッドを削減することができる。
(5)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記移動局装置は、前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信することを特徴としている。
このように、移動局装置は、基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信するので、基地局装置は、すべての必要なチャネル情報を同時に取得することが可能となり、柔軟なスケジューリングを行なうことが可能となる。
(6)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記移動局装置は、前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信することを特徴としている。
このように、移動局装置は、基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信するので、アンテナごとに時間を分けてSRSを送信することによって、PAPRの増加を避けることが可能となる。
(7)また、本発明の基地局装置は、基地局装置と、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式およびシングルアンテナ送信方式でデータ信号を前記基地局装置に対して送信する移動局装置とから構成され、前記移動局装置から前記基地局装置に対してチャネル測定用の参照信号を送信する無線通信システムに適用される基地局装置であって、前記移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てることを特徴としている。
このように、移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てる一方、移動局装置は、リソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを基地局装置へ送信するので、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートするSRSの送信が可能となる。すなわち、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルは、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出できるものであり、かつ、シングルアンテナ送信方式の実現方法を規定せず、移動局装置が送信する信号に基づいて決定することができるものである。
(8)また、本発明の基地局装置は、前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号およびシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号に基づいて数式を算出することにより、前記移動局装置におけるシングルアンテナ送信方式の実現手段を推定することを特徴としている。
このように、移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号およびシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号に基づいて数式を算出することにより、移動局装置における送信アンテナの利用状況を推定するので、送信アンテナをどのように利用しているかを表す数式であるβ・g(n)が、移動局装置により固定の値だとすれば、いずれのSRSの送信フォーマットを受信しても、MIMOで利用するチャネルとシングルアンテナ送信方式で利用するチャネルの両方を計算することができる。
(9)また、本発明の基地局装置は、前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネルを推定することを特徴としている。
このように、移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネルを推定するので、移動局装置の構成に制限を加えることなく、MIMOで送信するアンテナ個別のSRSを再利用して、シングルアンテナ送信時のチャネルを計算することができる。
(10)また、本発明の基地局装置は、前記移動局装置から受信したシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、MIMO方式に対応したチャネルを推定することを特徴としている。
このように、移動局装置から受信したシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、MIMO方式に対応したチャネルを推定するので、シングルアンテナ送信方式のSRSとMIMOのSRSを共用することでオーバーヘッドを削減することができる。
(11)また、本発明の移動局装置は、基地局装置と、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式およびシングルアンテナ送信方式でデータ信号を前記基地局装置に対して送信する移動局装置とから構成され、前記移動局装置から前記基地局装置に対してチャネル測定用の参照信号を送信する無線通信システムに適用される移動局装置であって、前記基地局装置によるリソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを前記基地局装置へ送信することを特徴としている。
このように、基地局装置によるリソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを基地局装置へ送信するので、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートするSRSの送信が可能となる。すなわち、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルは、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出できるものであり、かつ、シングルアンテナ送信方式の実現方法を規定せず、移動局装置が送信する信号に基づいて決定することができるものである。
(12)また、本発明の移動局装置は、前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信することを特徴としている。
このように、基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信するので、基地局装置は、すべての必要なチャネル情報を同時に取得することが可能となり、柔軟なスケジューリングを行なうことが可能となる。
(13)また、本発明の移動局装置は、前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信することを特徴としている。
このように、基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信するので、アンテナごとに時間を分けてSRSを送信することによって、PAPRの増加を避けることが可能となる。
本発明によれば、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートするSRSの送信が可能となる。すなわち、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルは、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出できるものであり、かつ、シングルアンテナ送信方式の実現方法を規定せず、移動局装置が送信する信号に基づいて決定することができるものである。
本発明の実施形態に係る基地局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る移動局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局装置から移動局装置へSRSの設定が行なわれ、2つの送信アンテナを持つ移動局装置からSRSが送信されることを想定したシーケンスチャートである。 本発明の実施形態に係るSRSにIFDM(Interleaved Frequency Division Multiplexing)による周波数多重を適用している場合における周波数リソースのリソースブロックを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る基地局装置から移動局装置へSRSの設定が行なわれ、2つの送信アンテナを持つ移動局装置からSRSが送信されることを想定したシーケンスチャートである。 LTEにおけるSRSの送信の方法について具体的に示した図である。 サウンディングサブフレームにおける詳細な構成を示した図である。 LTEのSRSの送信の仕組みについて示した図である。
次世代セルラー移動通信の一方式として、国際的な標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)とGSM(Global System for Mobile Communications)を発展させたネットワークの仕様に関して検討が行なわれている。3GPPでは、以前からセルラー移動通信方式について検討されており、第3世代セルラー移動通信方式として、W−CDMA方式が標準化された。また、通信速度を更に向上したHSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)も標準化され、サービスが運用されている。現在、3GPPでは、第3世代無線アクセス技術の進化(LTE)や、さらなる通信速度の高速化へ向けたLTE−Aについても検討が行なわれている。
LTEにおける上りリンクデータの送信では、基地局装置から割り当てられたリソースに基づくSC−FDMAをベースにした通信方式が採用されている。具体的には変調された送信信号はDFT(Discrete Fourier Transformation)により周波数領域の信号へと変換され、基地局装置により割り当てられた周波数リソースにマッピングされた後、IDFT(Inverse DFT)により時間領域の信号へと変換され基地局装置へと送信される。
ここでは、上りリンクデータとは上位レイヤから渡され、物理層では各ビットの意味を解釈しないデータに対応し、トランスポートチャネルで定義されたUL−SCH(Uplink Shared Channel)と呼称することとする。実際に送信されるデータはUL−SCHに対して符号化などの処理が施されたものであり、基地局装置によって割り当てられたPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と呼ばれるデータ信号送信チャネルでこれが送信される。LTEの上りリンクでは2本の送信アンテナから適応的に1本の送信アンテナを選択するアンテナスイッチングをサポートするだけであったが、LTE−Aでは、上りリンク方式の拡張として、MIMO(Multiple Input Multiple Output)による空間多重の適用が検討されており、UL−SCHのデータは空間多重されて複数の系列が送信される。以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態による移動通信システムは、基地局装置と移動局装置とを有している。
図1は、本発明の実施形態に係る基地局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による基地局装置は、送信部110、スケジューリング部120、受信部130、およびアンテナ140を備えている。送信部110は、符号化部111、変調部112、マッピング部113、無線送信部114を備えている。また、スケジューリング部120は、下りリンク送信リソース情報制御部121、上りリンク送信リソース情報制御部122、SRS送信スケジュール制御部123を備えており、受信部130は無線受信部131、SRS分離・算出部132、逆マッピング・復調処理部133を備えている。アンテナ140は、下りリンク信号の送信および上りリンク信号の受信に必要な数だけ備えられている。
基地局装置において生成された、各移動局装置に送信する下りリンクデータと、スケジューリング部120から出力される制御情報送信のためのスケジューリング情報は、符号化部111に入力され、それぞれがスケジューリング部120からの制御信号に従った符号化が施され符号化ビット列が出力される。スケジューリング部120からの制御信号とは符号化率を表す情報や、たとえばターボ符号、テイルバイティング畳み込み符号などの符号化方式を表すものである。また、複数の情報を組み合わせて符号化されてもよく、それぞれの情報が個別に符号化されてもよい。
ここで、スケジューリング部120から提供される情報とは、SRSの送信に関する制御情報を含むことが特徴であり、たとえばSRSの割り当て情報、利用する符号(CAZAC系列のサイクリックシフト)の情報などである。符号化部111の複数の出力ビット列は変調部112に入力され、それぞれがスケジューリング部120からの制御信号に従った変調、たとえばBPSK、QPSK、16QAM、64QAMのシンボルに変換され出力される。変調部112の出力はスケジューリング部120から提供される下りスケジューリングの情報とともにマッピング部113へ入力され、送信データが生成される。ここで送信データとは、例えばOFDM信号のことを指しており、マッピング動作とは移動局装置ごとに指定された周波数、時間リソースに対応させる動作に相当する。また、MIMOによる空間多重が採用されていれば、この処理がこのブロックにおいて行なわれる。ここで制御情報とは、上りリンクもしくは下りリンクのリソース割り当て情報、つまり送信タイミングと周波数リソースの情報、上りリンクもしくは下りリンク信号の変調方式および符号化率、および、移動局装置に対するCQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)の送信要求などのことである。
マッピング部113により生成された信号は無線送信部114へと出力される。無線送信部114では、送信方式にあった形態に変換され、具体的にOFDMAに準じた通信方式であれば、周波数領域の信号に対してIFFT(Inverse Fast Fourier Transformation)が施されることにより、時間領域の信号が生成される。無線送信部114の出力信号はアンテナ140に供給され、ここから各移動局装置へ送信される。
スケジューリング部120は、上位レイヤからの制御情報および基地局装置から送信された制御情報を管理および制御し、各移動局装置へのリソース割り振りや変調方式、符号化率の決定およびこれらの動作の制御やその制御情報の出力などを行なっている。下りリンク送信リソース情報制御部121は、各移動局装置が利用する下りリンクリソースをスケジューリング・管理するとともに、その制御信号の生成を行なう。上りリンク送信リソース情報制御部122は、各移動局装置が利用する上りリンクリソースを管理するとともに、その制御信号の生成を行なう。SRS送信スケジュール制御部123は、それぞれの移動局装置に対して適用する周期的に送信するSRSの送信リソース(時間リソース、周波数リソース、符号リソース)を管理するとともに、SRSサブフレームに関する設定と管理も行なう。
一方、移動局装置から送信された信号は、アンテナ140で受信された後、無線受信部131に入力される。無線受信部はデータや制御信号を受け取り、送信方式に応じたディジタル信号を生成して出力する。具体的にOFDM方式やSC−FDMA方式が採用されているのであれば、受信信号をアナログ・ディジタル変換した後、処理時間単位でFFT処理を施した信号が出力される。ここで、無線受信部131には、上りリンクの伝搬路の状況を計測するための信号と、上位レイヤで処理される例えばデータ信号や制御情報として管理されるべき情報を含む信号の2種類に分けられ、それぞれ第1の信号および第2の信号として出力される。
無線受信部131の第1の出力はSRS分離・算出部132へ出力される。ここでは、上りリンク信号に含められたSRSが抽出され、そこから得られる各移動局装置のチャネル情報をスケジューリング部120へ出力する。特に、SRSは時間、周波数、符号リソースによってユーザごと、もしくは他の情報と多重されている可能性があり、SRS送信スケジュール制御部123で管理するリソース割り当て情報に従って、これらの分離が行なわれる。
無線受信部131の第2の出力は逆マッピング・復調処理部133へと出力される。逆マッピング・復調処理部133にはスケジューリング部120が管理するマッピングパターン、変調方式および符号化率を利用して、移動局装置から送信された複数種類の情報をそれぞれ復調、抽出する。ここで、上りリンク信号に空間多重が適用されており、2種類以上の通信品質の異なる情報が同時に送信されていれば、それぞれの信号が含まれている時間、周波数位置をあらかじめ分離し、スケジューリング部120から入力される制御情報に従って、それぞれ異なる変調方式、符号化率、空間多重数を適用した逆マッピング、復調処理が行なわれる。このような処理により得られた信号のうち、上位レイヤで処理されるものについては上位レイヤへと出力され、スケジューリング部120で管理される制御情報、たとえばCQIやRIなどについては、スケジューリング部120に出力される。
図2は、本発明の実施形態に係る移動局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。各移動局装置は、図2に示すように、受信部210、スケジューリング情報管理部220、送信部230、および、アンテナ240を備えている。受信部210は無線受信部211、復調処理部212を備えている。また、スケジューリング情報管理部220は下りリンク送信リソース情報管理部221、上りリンク送信リソース情報管理部222、SRS送信スケジュール管理部223を備えている。送信部230は符号化部231、変調部232、マッピング部233、無線送信部234を備えている。アンテナ240は上りリンク信号の送信および下りリンク信号の受信に必要な数だけ備えられている。
基地局装置から送信される下りリンク信号をアンテナ240で受信すると、この受信信号は無線受信部211へ入力される。無線受信部211では、アナログ・ディジタル(A/D)変換などの他に、通信方式に応じた処理が施され、出力される。具体的にOFDMAであれば、A/D変換後の時系列の信号はFFT処理され、時間・周波数領域の信号に変換されて出力される。
無線受信部211の出力信号は復調処理部212へ入力される。これとともに復調処理部212にはスケジューリング情報管理部220から出力される下りリンク信号のスケジューリング情報(つまり自局宛の信号がどこに割り当てられているかという情報)、空間多重の系列数、変調方式、符号化率といった制御情報も入力され、復調処理が行なわれる。復調された信号は信号の種類によって分類され、上位レイヤにて処理される情報は上位レイヤへと渡され、スケジューリング情報管理部220にて管理される情報についてはスケジューリング情報管理部220に入力される。
ここでスケジューリング情報管理部にて管理される情報とは、SRSを送信するリソース(時間、周波数、符号リソース)に関するもの、また、どの時刻において、どのように符号やアンテナ240を割り当てるかを対応させるパターンを含む。特に、どのタイミングでMIMOに対応したSRSを送信し、またこの情報の中に、どのタイミングでシングルアンテナ送信方式に対応したSRSを送信するかという情報を含むことが本発明の特徴である。
スケジューリング情報管理部220は基地局装置から送信された制御情報を管理し、また、移動局装置で算出された制御情報を基地局装置へ送信するための管理も行なう。下りリンク送信リソース情報管理部221は、基地局装置から送信された自局の下りリンクリソース情報を管理するとともに、下りリンク信号の送信制御を行なう。上りリンク送信リソース情報管理部222は、基地局装置から送信された自局の上りリンクリソース情報を管理するとともに、上りリンク信号の送信制御を行なう。さらに、SRS送信スケジュール管理部223は、基地局装置から送信されたSRSの送信リソース(時間リソース、周波数リソース、符号リソース)を管理するとともに、それらのリソースを用いたSRS送信の制御を行なう。
送信部230は、上りリンクデータやSRSなどの情報を割り当てられた上りリンクリソースにおいて送信する。下りリンクデータおよびスケジューリング情報管理部220で管理される信号は、その送信タイミングにおいて符号化部231へ供給され、入力された信号はそれぞれの種類によって異なる符号化率の符号化が行なわれる。この複数系列の出力信号は変調部232へと入力され、それぞれの種類によって異なる変調方式により変調される。この出力はマッピング部233へと出力され、送信情報ごとの空間多重数、およびマッピング位置情報に応じて信号のマッピングを行なう。具体的に、送信方式にSC−FDMAが適用される場合には割り当てられた周波数領域に信号をマッピングする。マッピング部233によりマッピングされた信号は、無線送信部234へ入力される。無線送信部234ではこれらの信号が送信する信号形態に変換される。具体的には、周波数領域の信号をIFFTにより時間領域の信号へ変換し、ガードインターバルを付与する動作などがこれに相当する。無線送信部234の出力はアンテナ240に供給される。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る基地局装置から移動局装置へSRSの設定が行なわれ、2つのアンテナ240を持つ移動局装置からSRSが送信されることを想定したシーケンスチャートである。移動局装置は基地局装置に対して、自局のアンテナ数を通知する(ステップS101)。ここで、移動局装置のアンテナ数を通知する必要はなく、他の手段で知り得る、仕様書などで一意に決定されているような場合では、この処理を省略することができる。次に基地局装置は、アンテナ数に従ってSRSリソースを移動局装置に割り当てる(ステップS102)。
ここでリソースとは、時間、周波数、符号リソースのことを表す。さらに具体的に時間リソースとは、どの時刻(サブフレーム)でSRSを送信できるかということを表す情報であり、この実施形態ではすべてのアンテナ240からSRSを同時に送信するように割り当てられるものとする。この場合、すべての必要なチャネル情報を同時に取得できるため、スケジューリングが柔軟になるというメリットがある。
図4は、本発明の実施形態に係るSRSにIFDM(Interleaved Frequency Division Multiplexing)による周波数多重を適用している場合における周波数リソースのリソースブロックを示す図である。周波数リソースとはリソースブロックのことを表すと同時に、たとえばSRSに図4に示すようなIFDM(Interleaved Frequency Division Multiplexing)による周波数多重を適用しているのであれば、サブキャリアのオフセット(図4におけるkの値)のことも表す。ここで、アンテナ240ごとに全く異なる周波数リソースを割り当てることも可能であるが、アンテナ240ごとにリソースブロックは同じで、オフセットkだけを変えることも可能である。そして符号リソースとは、たとえばCAZAC符号に対して異なるサイクリックシフトαのことを表す。
ここで、リソースの割り当てに関する移動局装置-基地局装置間のシグナリングを簡単にするのであれば、LTEと同じ方式をLTE−Aにも採用し、シグナリング仕様の変更を行なわず解釈だけ変えることも可能である。具体的に、アンテナ240が1であるLTEの移動局装置と同じリソース割り当て信号、つまり、IFDMのオフセットk=k’と、サイクリックシフトα=α’、リソースブロックnがアンテナ数2のLTE−A移動局装置に与えられた場合は、アンテナ240−1にIFDMのオフセットk=k’と、サイクリックシフトα=α’、リソースブロックnを割り当て、アンテナ240−2にIFDMのオフセットk=k’と、サイクリックシフトα=α’+π、リソースブロックnを割り当てたように解釈することが可能である。また、アンテナ240−1にIFDMのオフセットk=k’と、サイクリックシフトα=α’、リソースブロックnを割り当て、アンテナ240−2にIFDMのオフセットk=k’+1と、サイクリックシフトα=α’、リソースブロックnを割り当てたように解釈してもよい。
4アンテナの場合にはアンテナ240−1からアンテナ240−4に対してそれぞれ{k, α}={k’,α’}、{k’,α’+π}、{k’+1,α’}、{k’+1,α’+π}が割り当てられたと解釈することもできる。このような各アンテナ240にkとαをどのように割り当てるかというルールは、基地局装置と移動局装置で一意であればどのように決定されてもよい。
次に、図3において、移動局装置は、ステップS102で割り当てられたリソースに基づき、基地局装置に対してSRSを時刻tで基地局装置へ送信する(ステップS103)。ここで移動局装置は、基地局装置から2つのアンテナ240それぞれに1つずつのリソースが割り当てられているが、それを表す周波数領域の信号をr(n)、r(n)とする。r(n)、r(n)がそれぞれアンテナ240−1、240−2 にそれぞれマッピングされSRSが送信されると、アンテナ140において受信される信号y(n,t)は以下のように表現できる。
Figure 2011040841
ただし、nはサブキャリアインデックスを表し、Hi,j(n,t)はアンテナ240−iとアンテナ140−jの間のチャネルを表す。また受信機で重畳されているノイズや干渉は簡単のため省略している。ここで、r(n)とr(n)は直交しているため、H1,m(n,t)とH2,m(n,t)は受信機で分離して算出することが可能である。このような送信の仕方をここではAフォーマットと呼ぶ。Aフォーマットはアンテナ240に対応したチャネルを直接取得できるため、基地局装置はAフォーマットを受けた段階でMIMOを利用したUL−SCH送信のMCSやPMIなどを計算することに利用できる。
次に移動局装置は基地局装置に対してAフォーマットとは異なる方法でSRSを時刻t+Δtで基地局装置へ送信する(ステップS104)。その具体的な方法は以下に説明するとおりである。移動局装置は、ステップS102で基地局装置から2つのアンテナ240それぞれに1つずつのリソースが割り当てられている。具体的に、これらはステップS103で利用したものと同じであり、r(n)、r(n) である。r(n)で送信する信号は、シングルアンテナ送信方式を適用する際に利用するアンテナ240と同じものを想定したマッピングを行なう。さらに、r(n)で送信する信号は、シングルアンテナ送信方式を適用する際に利用するアンテナ240を入れ替えることを想定したマッピングを行なう。つまり、アンテナ240−1および240−2から出力される信号s(n)、s(n)はそれぞれ以下のようになる。
Figure 2011040841
Figure 2011040841
ただし、βは0か1であり、CDDである場合はβ=1, 一つのアンテナ240によりシングルアンテナ送信を行なう場合にはβ=0となる。そしてg(n)はCDDを表現する関数であり、βとg(n)は移動局装置が決めることのできる値となる。つまり、β・g(n)は移動局装置がシングルアンテナ送信方式を実現するために、自局の持つ複数のアンテナ240をどのように利用しているかを表す数式である。また式2および式3には、電力のスケーリングを行なう要素が含まれていてもよい。これにより、アンテナ140において受信される信号y(n,t+Δt)は以下のように表現できる。
Figure 2011040841
ここで、r(n)とr(n)は直交しているため、H1,m(n,t+Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+Δt)と、β・g(n)・H1,m(n,t+Δt)+ H2,m(n,t+Δt)は受信機で分離して算出することが可能である。ここで説明した送信の仕方をBフォーマットとする。Bフォーマットによって知ることのできるチャネルH1,m(n,t+Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+Δt)はシングルアンテナ送信方式に利用するものとそのまま一致するため、基地局装置はBフォーマットを受けた段階でシングルアンテナ送信方式を利用したUL−SCH送信のMCSやプレコーダ―などを計算することに利用できる。時刻t+2Δtで発生するステップS105では、ステップS103と同様のAフォーマットでのSRS送信が行なわれる。これにより、H1,m(n,t+2Δt)とH2,m(n,t+2Δt)を基地局装置が取得することができる。
一方、H1,m(n,t)とH2,m(n,t)、そしてH1,m(n,t+2Δt)とH2,m(n,t+2Δt)を基地局装置は取得できているため、これらから線形補間などの方式を利用することにより、H1,m(n,t+Δt)とH2,m(n,t+Δt)を推定することができる。これをステップS104で取得したH1,m(n,t+Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+Δt)およびβ・g(n)・H1,m(n,t+Δt)+ H2,m(n,t+Δt)に代入することによって、β・g(n)を算出することができる(ステップS106)。β・g(n)が移動局装置により固定の値だとすれば、今後送信されるAフォーマットのSRSからBフォーマットのSRSを計算でき、さらにBフォーマットのSRSからAフォーマットのSRSを算出することができる。つまり、AフォーマットもしくはBフォーマットのどちらを受信しても、MIMOで利用するチャネルとシングルアンテナ送信方式で利用するチャネルの両方を計算することができる。
時刻t+3Δtでは、ステップS104と同様にBフォーマットでのSRS送信が行なわれる(ステップS107)。これにより、H1,m(n,t+3Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+3Δt) と、β・g(n)・H1,m(n,t+3Δt)+ H2,m(n,t+3Δt)を基地局装置が取得することができる。β・g(n)は既知であるため、これを代入して解くことにより、H1,m(n,t+3Δt)とH2,m(n,t+3Δt)をそれぞれ算出することができる(ステップS108)。つまり、307と308のステップでMIMOで利用するチャネルとシングルアンテナ送信方式で利用するチャネルの両方を計算することができる。
時刻t+4Δtでは、ステップS103と同様にAフォーマットでのSRS送信が行なわれる(ステップS109)。これにより、H1,m(n,t+4Δt)と、H2,m(n,t+4Δt)を基地局装置が取得することができる。β・g(n)は既知であるため、これを代入して解くことにより、H1,m(n,t+4Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+4Δt)とβ・g(n)・H1,m(n,t+4Δt)+H2,m(n,t+4Δt)をそれぞれ算出することができる(ステップS110)。つまり、ステップS109とステップS110においてMIMOで利用するチャネルとシングルアンテナ送信方式で利用するチャネルの両方を計算することができる。
なお、ステップS106で計算されるβ・g(n)の情報は、ノイズや干渉などの影響を含むため計算精度が高くない可能性がある。しかし、ステップS103からステップS106のステップを繰り返して得られたβ・g(n)を繰り返し、それらの平均をとるなどのノイズ軽減処理によって推定精度を向上させることも可能である。上記の手段により、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートするSRSの送信が可能となる。すなわち、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルは、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出できるものであり、かつ、シングルアンテナ送信方式の実現方法を規定せず、移動局装置が送信する信号に基づいて決定することができるものである。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る基地局装置から移動局装置へSRSの設定が行なわれ、2つのアンテナ240を持つ移動局装置からSRSが送信されることを想定したシーケンスチャートである。第1の実施形態と異なる点は、特定の時刻において、同時に送信するSRSを一つのアンテナ240に限定することである。式2および式3は、各アンテナ240から送信される信号を表している。r(n)が、時間領域においてシングルキャリアとなる系列である。つまりPAPR(Peak to Average Power ratio)が低くなる系列を選んでいたとすれば、s(n)は2つのシングルキャリア信号(r1(n), r2(n))の和で表現される信号であるため、r(n)が持つPAPRよりさらに増加してしまう。本実施形態ではこのPAPRの増加をさけることができる。
移動局装置は基地局装置に対して、自局のアンテナ数を通知する(ステップS201)。次に基地局装置は、アンテナ数に従ってSRSリソースを移動局装置に割り当てる(ステップS202)。ここでリソースとは、時間、周波数、符号リソースのことを表す。さらに具体的に時間リソースとは、どの時刻(サブフレーム)でSRSを送信できるかということを表す情報であり、この実施形態では各アンテナ240がSRSを送信する時刻が別々となるように時間リソースを割り当てる。
次に移動局装置は、ステップS02で割り当てられたリソースに基づき、基地局装置に対してSRSを時刻tで基地局装置へ送信する(ステップS203)。ここで移動局装置は、基地局装置から2つのアンテナ240それぞれに1つずつのリソースが割り当てられているが、それを表す周波数領域の信号をr(n)とする。ステップS203ではr(n)がアンテナ240−1にマッピングされSRSとして送信される。アンテナ140において受信される信号y(n)は以下のように表現できる。
Figure 2011040841
このような送信の仕方をここではA−1フォーマットと呼ぶ。
時刻t+Δtでは、ステップS203と同様のAフォーマットでのSRS送信が行なわれる(ステップS204)。ステップS204では、r(n)がアンテナ240−2にマッピングされSRSとして送信される。アンテナ140において受信される信号y(n)は以下のように表現できる。
Figure 2011040841
このような送信の仕方をここではA−2フォーマットと呼ぶ。A−1およびA−2フォーマットにより、それぞれのアンテナ240に対応したチャネルを基地局装置が取得できるため、MIMOを利用したUL−SCH送信のMCSやプレコーダ―などを計算することに利用できる。
次に移動局装置は基地局装置に対してAフォーマットとは異なる方法でSRSを時刻t+2Δtで基地局装置へ送信する(ステップS205)。その具体的な方法は以下に説明するとおりである。移動局装置は、時刻t+2Δtにおいて、ステップS202により割り当てられた系列r(n)を用いて、シングルアンテナ送信方式を適用する際に利用するアンテナ240と同じものを想定したマッピングを行ないSRSを送信する。つまり、アンテナ240−1および240−2から出力される信号s1(n)、s2(n)はそれぞれ以下のようになる。
Figure 2011040841
Figure 2011040841
ただし、βとg(n)は第1の実施形態と同様の意味を持つ。これにより、アンテナ140において受信される信号y(n,t+2Δt)は以下のように表現できる。
Figure 2011040841
つまり、基地局装置はH1,m(n,t+2Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+2Δt)を取得することが可能である。ここで説明した送信の仕方をB−1フォーマットと呼ぶ。移動局装置は、ステップS202により割り当てられた系列r(n)を用いて、シングルアンテナ送信方式を適用する際に利用するアンテナ240とマッピングを入れ替えた信号送信を行なう(ステップS206)。つまり、アンテナ240−1および240−2から出力される信号s(n)、s(n)はそれぞれ以下のようになる。
Figure 2011040841
Figure 2011040841
ただし、βとg(n)は第1の実施形態と同様の意味を持つ。これにより、アンテナ140において受信される信号y(n,t+3Δt)は以下のように表現できる。
Figure 2011040841
つまり、基地局装置はβ・g(n)・H1,m(n,t+3Δt)+H2,m(n,t+3Δt)を取得することが可能である。ここで説明した送信の仕方をB−2フォーマットと呼ぶ。時刻t+4Δt、t+5Δtでは、ステップS203、ステップS204と同様のA−1、A−2フォーマットでのSRS送信が行なわれる(ステップS207、ステップS208)。これにより、H1,m(n,t+4Δt)とH2,m(n,t+5Δt)を基地局装置が取得することができる。
一方、H1,m(n,t)とH2,m(n,t+Δt)、そしてH1,m(n,t+4Δt)とH2,m(n,t+5Δt)を基地局装置は取得できているため、これらから線形補間などの方式を利用することにより、H1,m(n,t+2Δt)とH2,m(n,t+3Δt)を推定することができる。これをステップS205、ステップS206で取得したH1,m(n,t+2Δt)+β・g(n)・H2,m(n,t+2Δt)およびβ・g(n)・H1,m(n,t+3Δt)+H2,m(n,t+3Δt)に代入することによって、β・g(n)を算出することができる(ステップS209)。
β・g(n)が移動局装置により固定の値だとすれば、今後送信されるA−1、A−2フォーマットのSRSからB−1、B−2フォーマットのSRSを計算でき、さらにB−1、B−2フォーマットのSRSからA−1、A−2フォーマットのSRSを算出することができる。つまり、AフォーマットもしくはBフォーマットのどちらを受信しても、計算されたβ・g(n)を用いてMIMOで利用するチャネルとシングルアンテナ送信方式で利用するチャネルの両方を計算することができる。その手順は第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。
上記の手段により、MIMOとシングルアンテナ送信方式を同時にサポートするSRSの送信が可能となる。すなわち、シングルアンテナ送信方式におけるチャネルは、MIMOを考慮して送信したSRSを再利用して算出できるものであり、かつ、シングルアンテナ送信方式の実現方法を規定せず、移動局装置が送信する信号に基づいて決定することができるものである。また、第1の実施形態と異なり、アンテナ240ごとに時間を分けてSRSを送信することによって、PAPRの増加を避けることも可能である。
また、以上に説明したそれぞれの実施形態において、基地局装置内の各機能や、移動局装置内の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより基地局装置や移動局装置の制御を行なっても良い。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
110 送信部
111 符号化部
112 変調部
113 マッピング部
114 無線送信部
120 スケジューリング部
121 下りリンク送信リソース情報制御部
122 上りリンク送信リソース情報制御部
123 SRS送信スケジュール制御部
130 受信部
131 無線受信部
132 SRS分離・算出部
133 逆マッピング・復調処理部
140 アンテナ
210 受信部
211 無線受信部
212 復調処理部
220 スケジューリング情報管理部
221 下りリンク送信リソース情報管理部
222 上りリンク送信リソース情報管理部
223 SRS送信スケジュール管理部
230 送信部
231 符号化部
232 変調部
233 マッピング部
234 無線送信部
240 アンテナ

Claims (13)

  1. 基地局装置と、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式およびシングルアンテナ送信方式でデータ信号を前記基地局装置に対して送信する移動局装置とから構成され、前記移動局装置から前記基地局装置に対してチャネル測定用の参照信号を送信する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てる一方、
    前記移動局装置は、前記リソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを前記基地局装置へ送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局装置は、前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号およびシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号に基づいて数式を算出することにより、前記移動局装置におけるシングルアンテナ送信方式の実現手段を推定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局装置は、前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネルを推定することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局装置は、前記移動局装置から受信したシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、MIMO方式に対応したチャネルを推定することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  5. 前記移動局装置は、前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記移動局装置は、前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 基地局装置と、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式およびシングルアンテナ送信方式でデータ信号を前記基地局装置に対して送信する移動局装置とから構成され、前記移動局装置から前記基地局装置に対してチャネル測定用の参照信号を送信する無線通信システムに適用される基地局装置であって、
    前記移動局装置に対して、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースと、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号のリソースとを交互に割り当てることを特徴とする基地局装置。
  8. 前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号およびシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号に基づいて数式を算出することにより、前記移動局装置におけるシングルアンテナ送信方式の実現手段を推定することを特徴とする請求項7記載の基地局装置。
  9. 前記移動局装置から受信したMIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、シングルアンテナ送信方式に対応したチャネルを推定することを特徴とする請求項8記載の基地局装置。
  10. 前記移動局装置から受信したシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号および前記数式に基づいて、MIMO方式に対応したチャネルを推定することを特徴とする請求項8記載の基地局装置。
  11. 基地局装置と、MIMO(Multiple Input Multiple Output)方式およびシングルアンテナ送信方式でデータ信号を前記基地局装置に対して送信する移動局装置とから構成され、前記移動局装置から前記基地局装置に対してチャネル測定用の参照信号を送信する無線通信システムに適用される移動局装置であって、
    前記基地局装置によるリソースの割り当てに従って、MIMO方式に対応したチャネル測定用の参照信号とシングルアンテナ送信方式に対応したチャネル測定用の参照信号とを前記基地局装置へ送信することを特徴とする移動局装置。
  12. 前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて同一の時刻タイミングで送信することを特徴とする請求項11記載の移動局装置。
  13. 前記基地局装置に対して、MIMO方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信すると共に、シングルアンテナ送信方式に対応した複数種類のチャネル測定用の参照信号を、すべて異なる時刻タイミングで送信することを特徴とする請求項11記載の移動局装置。
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