JP2011040200A - フィラメントランプ - Google Patents

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【課題】フィラメントとフィラメントの間に生じる非発光部により、管軸方向の照度分布が不均一になることのない、フィラメントランプを提供すること。
【解決手段】封止部12a、12bを有する発光管2と、該発光管2の内部に該発光管2の管軸方向に順次に並んで配設された複数のフィラメント群30、40、50と、該フィラメント群を構成する電気的に接続された複数のフィラメントと、該各フィラメント群に接続された一対の内部リードと、該内部リードに電気的に接続され該封止部に埋設された複数の金属箔とを備えるフィラメントランプ1において、前記一のフィラメント群を構成するフィラメントのうち、管軸方向で端に位置し、他のフィラメント群と隣接するフィラメントが、管軸に対して交差して配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、フィラメントランプに関し、特に、半導体ウェハの加熱や太陽電池製造過程での加熱、又は液晶の加熱処理などに用いられるフィラメントランプに係わる。
半導体製造工程における光照射式加熱装置は、成膜、拡散、アニール等、広範囲に渡って利用されており、いずれの処理も板状の被処理物等の半導体ウェハを急速に加熱し、1000℃以上の温度まで、数秒間〜数十秒間で昇温させることが要求されている。近年はより一層の昇温高速化が要求されており、ランプに投入される電力も増加している。スパイクアニールと呼ばれる処理においては、200℃/秒を超える高速で昇温させ、目的温度に達したら直ちに冷却することが行われている。このスパイクアニールにより非常に薄い拡散層(シャロージャンクション)を形成させることができ、半導体素子の性能を向上させることができる。
また、加熱時に、半導体ウェハの温度分布が不均一になると、半導体ウェハにスリップと呼ばれる現象、即ち、結晶転移の欠陥が発生し、不良品となるおそれがある。従って、光照射式加熱装置を用いて半導体ウェハを加熱処理する場合には、半導体ウェハの温度分布が均一になるようにすることが不可欠の要因となる。温度分布を均一にするための提案として、特開2006−279008号公報には1本の発光管内に独立に給電可能な複数のフィラメントを具備したフィラメントランプが提案されており、これにより部分的にフィラメントに入力する電力を変えることができ、高均一な温度分布になるよう調整することができる。
図6は、かかる従来のフィラメントランプ1を示す斜視図である。両端が封止部12a、12bで気密に封止された直管状の発光管2内には、コイル状のフィラメント31a、31b、31cが発光管2の管軸方向に伸びるよう順次に並んで配置され、各フィラメント31a、31b、31cの両端には、それぞれ給電用の内部リード23a、23b、24a、24b、25a、25bが連結されていて、図示しない個別の給電装置に接続されている。
このようなフィラメント配置とすることにより、各フィラメントは独立して給電されるため、被照射領域での温度分布の均一性を確保できるという効果を奏するものである。
特開2006−279008号
しかしながら、従来技術においては、中央に配置されたフィラメント31bと、その両側に配置されたフィラメント31a、31bとの間には、内部リード23b、24aおよび内部リード25b、25aが配線されるので、これらの隣接する各フィラメント31a、31b、31cを密接して配置できず、どうしても一定の間隙が形成されることになる。
そして、この間隙には発光部材が存在せず非発光部となるので、間隙の両側のフィラメント端部での重ね合わせ温度の低下が避けられず、局所的な温度低下が生じるという問題があった。特に被加熱物とランプの間の照射距離が短い場合に顕著であった。
以上により、本発明は、フィラメントとフィラメントの間に生じる非発光部により、管軸方向の照度分布が不均一になることのないフィラメントランプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、封止部を有する発光管と、該発光管の内部に該発光管の管軸方向に順次に並んで配設された複数のフィラメント群と、該フィラメント群を構成する電気的に接続された複数のフィラメントと、該各フィラメント群に接続された一対の内部リードと、該内部リードに電気的に接続され該封止部に埋設された複数の金属箔とを備えるフィラメントランプにおいて、 前記一のフィラメント群を構成するフィラメントのうち、管軸方向で端に位置し、他のフィラメント群と隣接するフィラメントが、管軸に対して交差して配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記発光管内に、管軸に沿って伸びる棒状のガラス製保持体を備え、該ガラス製保持体には、異なるフィラメント群に接続された内部リード同士が、該ガラス製保持体の内部で離隔して保持されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記発光管内に、管軸を挟んで対向する一対の前記ガラス製保持体を備え、前記フィラメントが該一対のガラス製保持体間に保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、一のフィラメント群を構成するフィラメントのうち、管軸方向で端に位置し、他のフィラメント群と隣接するフィラメントが、管軸に対して交差して配置されていることにより、フィラメントからの発光が管軸方向に照射される。その結果、互いに隣接するフィラメントからの発光が管軸方向で重畳されるので、フィラメント群間の直下の領域の照射面で、管軸方向の照度分布の不均一を解消することができる。
また、本発明によれば、管軸に沿って伸びる棒状のガラス製保持体を備え、このガラス製保持体の内部では、異なるフィラメント群に接続された内部リード同士が、ガラス製保持体の内部で離隔して保持されていることにより、管軸方向に並んだ複数のフィラメント群に対して、各々に独立に給電するための複数の内部リード同士を、確実に絶縁するとともに、簡便に保持することが出来る。
また、本発明によれば、管軸を挟んで対向する一対のガラス製保持体を備え、フィラメントが該一対のガラス製保持体間に保持されていることにより、フィラメントを管軸に対して交差させて配置することが容易であり、かつ確実に保持することができる。
本発明にかかるフィラメントランプの全体を示す斜視図である。 (a)は本発明にかかるフィラメント群の要部拡大図であり、(b)はそのA−A’線断面図である。 フィラメントの照射領域について説明するための模式図である。 本発明にかかるフィラメント配置についての実験結果である。 本発明にかかるフィラメントランプの全体を示す斜視図である。 従来例にかかるフィラメントランプの全体を示す斜視図である。
図1は、本発明にかかるフィラメントランプの全体構成を示す概略図である。
フィラメントランプ1は、両端に封止部12a、12bを有する発光管2を有している。発光管2の内部には、ハロゲンガスと不活性ガスが封入されており、フィラメント群30、40、50が発光管2の管軸L方向(以下単に管軸方向ともいう)に順次に並んで配設されている。
各フィラメント群30、40、50は、例えばタングステンよりなる、コイル状の複数のフィラメントが電気的に接続されて構成されている。これらのフィラメント群は、直列接続、もしくは並列接続、またはこれらの組み合わせによって構成されている。
発光管2は、例えば石英ガラスなどの光透過性材料からなる、断面円形状のものあり、両端の封止部12a、12bは、例えばピンチシールによって形成される。なお、発光管2の形状はこれに限られず、断面矩形状で角型の中空容器でもよい。同様に、封止方法はピンチシールに代えてシュリンクシールを行うこともできる。
各フィラメント群30、40、50の両端には、一対の内部リードである23aおよび23bと、24aおよび24bと、25aおよび25bがそれぞれ接続されており、1つのフィラメント群ごとに独立して給電することができる。各内部リードは封止部12a、12bに埋設された金属箔14a、14b、14c、15a、15b、15cの発光管側の一端に固定され、電気的に接続される。また、金属箔14a、14b、14c、15a、15b、15cの他端側には、発光管2の外部に導出される外部リード10a、10b、10c、11a、11b、11cがそれぞれ接続されている。外部リード10aと11aの間、10bと11bの間、10cと11cとの間には、互いに独立して給電できる不図示の電源が接続される。各内部リードは、金属線材、棒材などであり、例えばタングステン棒である。
発光管2の一端側の封止部12aの直近に配置された、フィラメント群30には、一対の内部リード23a、23bが、封止部12aから延在してフィラメント群30の両端に接続されている。これら内部リード23a、23bは、ともに同一の封止部12aにおいて金属箔14b、14cと接続するように保持されている。
他端側の封止部12bの直近に配置されたフィラメント群50についても、上記と同様にその内部リード25a、25bが両端に接続されており、ともに同一の封止部12b内で金属箔15a、15bと接続するように保持されている。
一方、管軸方向の中央に位置するフィラメント群40の両端に接続された内部リード24a、24bは、両端の封止部12a、12b方向に延在し、互いに異なる封止部で金属箔14a、15cと接続するように保持されている。
各フィラメントの接続、および保持について、図2を用いて説明する。図2(a)はフィラメント群の要部拡大図であり、図2(b)はA−A’線断面図である。
発光管2の内部には、各フィラメントを保持するための一対のガラス製保持体17、18が、管軸Lを挟んで、発光管径方向において対向するように配置されている。このガラス製保持体17は、例えば棒状、円柱状などの形状で、管軸方向に伸びるように配置されており、2つのガラス部材17a、17bが溶着されて一体となったものである。
図2(b)のように、ガラス製保持体17を構成する2つのガラス部材17a、17bの間には、内部リード24a、23aが挟まれて溶着され、保持されている。この同一のガラス製保持体17内に配される内部リード24aと、23aは、異なるフィラメント群に給電するリード線であるために、ある程度離隔して絶縁するよう埋設される。対向する他方のガラス製保持体18も同様に構成されており、内部リード23bが配置されている。
各フィラメント31a、31b、31cは、その両端に備えるフック部を、2つのガラス製保持体17、18より突出する内部リードや中継リードの端部に設けられたフック部に吊り下げることで保持される。各フィラメント群に接続された全ての内部リードは、この一対のガラス製保持体17、18によって保持することで、各内部リードとの互いの位置関係がずれることなく安定して確実に保持される。
ここで、フィラメントからの発光の照射方向について、図3を用いて説明する。図3(a)は、コイル状のフィラメントをコイル軸方向に直交する面で切断した断面図を用いた模式図であり、(b)は従来のフィラメント配置を、管軸方向に対して直交する真上から見た模式図、(c)は本発明のフィラメント配置を、管軸方向に対して直交する真上から見た模式図である。
図3(a)において、フィラメント31aの直下に水平な照射面RFがあるとき、フィラメント31aの中心から照射面RFへの垂線をP1とする。この垂線P1上で交わる2つの外接線TL1、TL2がフィラメント31aに対して引かれている。また、フィラメント31bについても同様に、垂線P2、外接線TL3、TL4が引かれている。この場合において、垂線P1を中心としてフィラメント31aの周方向に所定の入射角θで光が照射される領域を、フィラメントからの有効照射領域とする。
有効照射領域が上記のとおりであることは、以下の理由による。光が照射面RFに対して斜めに入射する場合における、照射面RFでの放射照度Iは、光が垂直(入射角0度)に入射した場合の放射照度をI0、光の入射角をθとすると、I=I0cosθである。したがって、入射角θが大きくなるほど放射照度Iは小さくなる傾向にある。加熱処理においては、温度不均一が生ずることを防止するために、ピーク値(I0)に対する放射照度の低下の程度が一定の割合以下であることが必要とされ、これに基づいて、使用される光の入射角θの範囲が設定される。
例えば、半導体ウェハの加熱処理を行う場合においては、要求温度精度が一番緩いプロセス、例えばドナーキラー処理などであっても、ピーク値に対する放射照度の低下の程度は最大で30%程度(ピーク温度に対する温度の低下の程度に換算すると20%程度)であり、この値に応じた光の入射角θの臨界値は例えば45度程度となる。なお、温度低下の程度が放射照度の低下の程度より緩和されるのは、半導体ウェハは熱伝導率が高いために半導体ウェハ内部で熱が拡散されて低下の程度が緩和されるためである。
従って、実際上は、図3における入射角θの臨界値は例えば45度に設定され、この角度範囲内の領域にフィラメントから放射される光が、有効かつ局所的な落ち込みが生ずることなく均一に利用することができるものである。以上の理由から、照射が有効であるといえるのは、フィラメント31aの直下から周方向に所定の角度までの、径方向への発光によるものである。
図3(b)において、フィラメント31a、フィラメント31bは仮想の管軸L´に沿って配置されている。これは、従来例における、互いに独立して給電されるフィラメント同士の位置関係を表している。
上記のように、フィラメントからの発光は、直下から周方向に所定の角度までの領域が有効照射領域であり、図中に模式的に矢印で示した方向に対して有効である。すると、フィラメント31aとフィラメント31bとの間は非発光部Nとなり、管軸方向での照度分布が不均一になる。この問題は、フィラメントを途切れることなく管軸に沿って配置することで解決できるが、異なるフィラメントに独立した給電を行おうとすると、配線の配置や、絶縁性の確保のためにフィラメント間に必ず非発光部が形成される。
しかし、このような非発光部による照度不均一は、各フィラメントを、その長手方向が管軸Lに対して交差させた状態で配置することにより、防ぐことができる。図3(c)においては、フィラメント31a、フィラメント31bは、仮想の管軸L´に対して、その長手方向が交差して配置されている。これにより、管軸とフィラメントとの角度が変位しているため、コイル径方向への発光が管軸方向成分をもつこととなるので、各フィラメントからの発光を管軸方向に照射することができる。すると、フィラメント間にある非発光部の直下にも光が照射されて、隣接するフィラメントからの発光が重畳されるため、温度低下を防ぐことができる。
このように、フィラメントは、その長手方向が管軸に対して交差するように配置されれば、管軸方向の照射を行うことができる。したがって、複数のフィラメント群が管軸方向に順次に並んで配設されているとき、少なくともフィラメント群を構成するフィラメントのうち、管軸方向で端に位置し、他のフィラメント群と隣接するフィラメントが、管軸に対して交差して配置されていれば、フィラメント群間にも光が照射されて、管軸方向の照度分布の不均一を解消することができる。
図3(c)は、本発明の一例であり、フィラメントの配置は管軸に対して直交関係に限られるものではないが、直交である場合は隣接するフィラメントの配置方向が互いに平行であるから、フィラメント間の直下で光が均等に重畳されるため、照度分布を均一化するために有効であるといえる。
なお、各フィラメントの間の管軸方向での間隔は、照射面RFにおいて2つのフィラメントからの管軸方向での有効照射領域が重なるように適宜設定される。
上記のフィラメント配置の効果について、比較実験例を示す。図4は、2種類のフィラメント配置と照射面での光の強度分布についての測定結果を示す図である。(a)は従来のように、仮想の管軸L´に沿って2つのフィラメントが照射面の真上に、水平な状態で配置されていることを示す配置図であり、(c)は、(a)における照射面での光の強度を示す分布図である。(b)は本発明の一例である、仮想の管軸L´に対して直交するように2つのフィラメントが照射面の真上、水平な状態で配置されていることを示す配置図であり、(d)は同様に光の強度の分布を示す分布図である。
フィラメントの外径は2mmφであり、2つのフィラメントの距離dは、(a)、(b)ともに等しく設定されており、d=10mmである。また、照射面からフィラメントまでの高さはh=50mmである(不図示)。分布図には、フィラメント配置位置に対応する箇所を点線で示し、光の強度が等しい場所を線で結んで示した。光の強度はその標準偏差の値をもって分布を表し、標準偏差の値が大きい線ほど、照射される光の強度が高いことを示している。
図4(c)においては、2つのフィラメント間に、強度の低い領域が発生していることがわかる。これは、2つのフィラメントからの発光が管軸方向へ照射されておらず、非発光部による照射の不足分を補填できていないためである。
一方、図4(d)においては、管軸方向のフィラメント間で強度が低下することなく、互いに隣接するフィラメントからの発光が管軸方向で重畳されることによって、強度が高くなっていることがわかる。
フィラメントの具体的な配置および接続については以下に示す。
フィラメント群のフィラメントを直列接続により構成する場合は、図1の様に、電流経路が2つのガラス製保持体17、18の間を往復するように構成する。フィラメントを保持する手段については、図2(a)を用いて以下に示す。
一方の封止部12aより導出された内部リード23aが、一方のガラス製保持体17の内部を管軸方向に向かって伸び、所定の位置で外部に突出してフック部23afを形成する。このフック部23afと、他方のガラス製保持体18に埋設された中継リード39aのフック部39afとの間に、フィラメント31aが吊り下げられて保持される。中継リード39aはガラス製保持体18の内部を管軸方向に向かって伸び、所定の位置で外部に突出して他方のフック部39afを形成する。この他方のフック部39afに次のフィラメント31bが接続される。このような接続を繰り返すことにより、直列接続されたフィラメントによる電流経路が、2つのガラス製保持体17、18間を梯子状、またはジグザグ状に往復して進行していく。
他方、内部リード23bは、ガラス製保持体18の内部を、中継リード39aよりも管軸中心から外側を通過して伸び、所定の位置で外部に突出してフック部23bfを形成する。このフック部23bfに、中継リード等を介してガラス製保持体17、18の間を往復してきた、内部リード23aに直列接続された最後のフィラメント31gが接続されることにより、直列接続回路を構成する。
各フィラメントが、このように管軸を挟んで対向する一対のガラス製保持体17、18間に保持されていると、自ずと同一平面状、またはそれに近い状態に配置されることとなり、面状に発光することが出来るため、照度分布を均一にするのに有利である。また、管軸に対して交差させて配置することも容易であり、確実に保持することもできる。
この配置は他方の封止部12bの直近に配置されるフィラメント群50についても同様である。また、中央に位置するフィラメント群40においても、フィラメントと中継リードの配置、接続については同様であり、給電は異なる封止部12a、12bよりそれぞれ1本ずつ導出された内部リード24a、24bを用いてすることになる。このような配置は、発光管の中央部を通過する内部リードの本数を減らすことができるので、遮光される光を減ずる事ができる。
図5は、フィラメント群を構成する各フィラメントを並列接続する場合を示す斜視図である。この図において、発光管2、封止部12a、12b、金属箔14a、14b、14c、15a、15b、15cについては上記と同様であるから説明を省略する。
発光管2の内部には、封止部12aに埋設された金属箔14a、14b、14c、にそれぞれ接続された内部リード23a、23b、24aが導出されている。同様にして、他方の封止部12bからも内部リード24b、25a、25bが発光管2内に導出されている。
各内部リードは所定の太さにすることで剛性を有しているとともに、2つのガラス部材からなる一対のガラス製保持体17、18に挟まれて、それぞれ保持されている。そのため、発光管2が水平に配置されても、内部リードは自重によって湾曲したり、他の部材と接触したりすることなく、姿勢を維持することができる。
フィラメント群30は、管軸方向に沿って平行に伸びる、2つ内部リード23a、23b間に並列接続された、複数のフィラメント31a〜31gにより構成されている。各フィラメントは、内部リードに固定されたフック38a〜38mに吊り下げられて保持されている。各フックは金属線材等からなり、かしめられて内部リードに固定されている。
また、フィラメント群40、50についても同様に構成されている。このように配置することで、並列接続においても、フィラメントを管軸Lに対して交差させた状態で配置することができる。
以上のように、一のフィラメント群を構成するフィラメントのうち、管軸方向で端に位置し、他のフィラメント群と隣接するフィラメントが、管軸に対して交差して配置されていることにより、フィラメントからの発光が管軸方向に照射される。その結果、互いに隣接するフィラメントからの発光が管軸方向で重畳されるので、フィラメント群間の直下の領域の照射面で、管軸方向の照度分布の不均一を解消することができる。
なお、便宜のために上記ではフィラメント群が3つの場合を例にして説明したが、フィラメント群が2つ以上であればこれに限られるものではない。
1 フィラメントランプ
2 発光管
10a 外部リード
10b 外部リード
10c 外部リード
11a 外部リード
11b 外部リード
11c 外部リード
12a 封止部
12b 封止部
14a 金属箔
14b 金属箔
14c 金属箔
15a 金属箔
15b 金属箔
15c 金属箔
17 ガラス製保持体
17a ガラス部材
17b ガラス部材
18 ガラス製保持体
18a ガラス部材
18b ガラス部材
23a 内部リード
23b 内部リード
24a 内部リード
24b 内部リード
25a 内部リード
25b 内部リード
30 フィラメント群
31a フィラメント
31b フィラメント
31c フィラメント
31g フィラメント
38a フック
38b フック
38c フック
38d フック
38e フック
38f フック
38m フック
39a 中継リード
39af フック部
39af フック部
39b 中継リード
39c 中継リード
40 フィラメント群
50 フィラメント群
L 管軸
L´ 仮想の管軸
N 非発光部
P1 垂線
P2 垂線
TL1 外接線
TL2 外接線
TL3 外接線
TL4 外接線

Claims (3)

  1. 封止部を有する発光管と、該発光管の内部に該発光管の管軸方向に順次に並んで配設された複数のフィラメント群と、該フィラメント群を構成する電気的に接続された複数のフィラメントと、該各フィラメント群に接続された一対の内部リードと、該内部リードに電気的に接続され該封止部に埋設された複数の金属箔とを備えるフィラメントランプにおいて、
    前記一のフィラメント群を構成するフィラメントのうち、管軸方向で端に位置し、他のフィラメント群と隣接するフィラメントが、管軸に対して交差して配置されていることを特徴とするフィラメントランプ。
  2. 前記発光管内に、管軸に沿って伸びる棒状のガラス製保持体を備え、
    該ガラス製保持体には、異なるフィラメント群に接続された内部リード同士が、該ガラス製保持体の内部で離隔して保持されていることを特徴とする請求項1に記載のフィラメントランプ。
  3. 前記発光管内に、管軸を挟んで対向する一対の前記ガラス製保持体を備え、
    前記フィラメントが該一対のガラス製保持体間に保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフィラメントランプ。
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