JP2011039924A - 外出先の身代りシステム及び擬似体験システム - Google Patents

外出先の身代りシステム及び擬似体験システム Download PDF

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Abstract

【課題】目的地の景色や目的地におけるイベントをユーザーに疑似体験させるシステムにおいて、大きな設備を必要とせず簡易なシステムで、ユーザーの意思をリアルタイムに反映することができ、臨場感を高くできる疑似体験システムや外出先の身代りシステムを提供すること。
【解決手段】ユーザーが実際には出かけることができない任意の目的地の状況を体験するための疑似体験システムであって、ユーザー端末と、そのユーザー端末にコンピュータネットワークを通じて目的地からの映像を送るためのビデオカメラ及び/又は音を送るためのマイクロホンを備えた身代り装置と、その身代り装置の操作者と、操作者端末とからなり、該操作者が該目的地において、ユーザーの指示に従ってリアルタイムに該身代り装置を操作して、操作者端末からユーザー端末に、リアルタイムに該身代り装置からの映像及び/又は音を送信することを特徴とする疑似体験システム及び外出先の身代りシステム。
【選択図】なし

Description

本発明は、目的地の状況を、ネットワークを介したユーザー端末を通じてリアルタイムに疑似体験できるシステムであって、ユーザーに高い臨場感を与える外出先の身代りシステム、及び、ユーザーが高い臨場感を得られる擬似体験システムに関するものである。
近年、生活環境の改善や数々の技術革新によって人々の生活が便利になった反面、高齢化社会への急速な移行等により、目的地に自ら出かけることが困難な人々が増加している。すなわち、高齢者等の増加により、身体的な制約から目的地へ出かけることが難しくなるケースが増大したり、また、自分自身が参加することが事実上不可能な場所で仕事や行事が行われたりするようになった。
高齢者等の身体的な制約により外出できない人々の場合、目的地の様子を感じ取る方法として、観光用ビデオや他者の撮影した目的地のビデオ映像、音声、写真、書物等を利用する方法が従来から行われてきた。しかしながら、この方法は、自らの意思や嗜好を直接的に反映したものではないので、十分な臨場感とそれによる満足感を与えられるものではなかった。
そこで、目的地に実際に出かけることなく、目的地で行われるイベントを擬似的に体験できる各種の装置や疑似体験システムの提案がなされるようになってきた。例えば、目的地に存在する店舗やその周辺情報等のデータをサーバーに蓄積し、歩行による移動等、目的地でユーザーが行う動作をそのままの形で入力できる歩行マシーン等のインターフェースを接続した端末からなる装置が報告されている(特許文献1参照)。この装置は目的地における買い物等を目的地以外でユーザーがリアルタイムに疑似体験できる装置として提案されたものである。
また、目的地でイベントを実際に実施する実施者を設定し、実施者とユーザー間にシステムサーバーを置き、システムサーバーが実施者からのデータとユーザーからの指示を受けて、仮想のイベントの実施経過等をシュミレーションさせることによって、ユーザーに目的地での実現象を疑似体験させるというシステムが報告されている(特許文献2参照)。このシステムでは、ユーザーからの指示や実施者からの応答はシステムサーバーを介して行われる。従って、ユーザーが実施者による実施をリアルタイムに体験できるものではないが、特許文献1に比べるとサーバーに蓄積しなければならない必要データ量が少なく、またサーバーと端末以外に必要な装置も特にないので、システム構成がシンプルであるという特徴を有している。
また、遠隔地で開催されるイベントに参加するという意味で、本発明と共通性を有するものとして、遠隔地で開催される会議等にリアルタイムに参加できる各種のテレビ会議システムがある(特許文献3参照)。特許文献3は、通常のテレビ会議システムでは、カメラが会議場所の前面に固定的に配置されるものを、特定の会議者の頭部にカメラを配置することで、特定の会議者の注視する領域を撮像するようにし、その結果、議論の注目対象が明確となると共に複数の議題を議論することを可能としたことを特徴とするテレビ会議システムに関するものである。
特開2003−115059号公報 特開2002−140387号公報 特開2009−141812号公報
上記の内、特許文献1の装置は、擬似的に目的地を自らリアルタイムに体験することを可能としたものであるが、データとして格納されたコンテンツの中から選択を行っていく疑似体験装置であるため、その満足度には自ずと限界がある。バラエティに富んだコンテンツを用意するためには非常に大きなインフラが必要になると考えられるからである。従って営業所等の大きな施設に設置されることを前提としたものであり、一般家庭等で用いられる装置やシステムとして位置付けられるものではない。
一方、特許文献2の疑似体験システムは、ユーザー以外に目的地に実施者(農作業を行う人)を用意して、実施者の実施結果や提案をサーバーに取り込むことで、少ないサンプルデータ量で実施データの信頼度と幅を向上させ、ユーザーからの指示と該指示へのシステムからの応答という形で疑似体験の臨場感を高めることを意図したシステムである。そのため、システム構成は比較的シンプルである。しかしながら、この方法は特許文献1の場合と比べると臨場感は低く疑似体験システムとしての満足度はさほど高くはない。ユーザーからの指示がリアルタイムに目的地における状況やイベントに反映されるものではなく、指示した結果が得られるまでにかなりの時間を要するからである。また、このシステムが適用できるイベントは、上記のような特性から、特許文献2の実施例として提案されている農作業のように、ユーザーが結果を得るのに時間を要することを許容できるイベントに限られる。
また、特許文献3は、カメラの取り扱いに関しては、本発明と類似する部分を有している。しかしながら、この発明は、あくまでもテレビ会議システムの改良発明である。つまり、システムを利用するユーザーの指示を受けてカメラを操作する操作者が設定されている訳ではなく、カメラの装着者はあくまでもその会議の実参加者の一人である。
すなわち、特許文献1のように臨場感を向上させるために大きなインフラを必要とせず、特許文献2では実現していない目的地においてユーザーの意思をリアルタイムに反映させた臨場感の高いイベントを体験することができ、特許文献3のように会議という特定の目的のための発明ではなく、応用範囲の広い、目的地における種々のイベントや景色を疑似体験できるシステムはない、という現状があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑み、大きなインフラを要しないシンプルなシステム構成を有し、ユーザーの意思で目的地の特定の方向の景色等に目を向けることができ、ユーザーの意思を目的地におけるイベント等の状況にリアルタイムに反映させることができ、更に臨場感が高く応用範囲も広い疑似体験システムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明者は目的地においてユーザーの目や耳となるビデオカメラやマイクを備える身代り装置の操作者を設定し、その操作者がユーザーの指示にリアルタイムに応答して、目的地で撮影方向を設定してその方向の景色をユーザーに見せたり、目的地でのイベントに参加させたりするシステム構成に思い当たった。
そして、例えば、P2P(Peer to Peer)技術を用いることで、リアルタイムにビデオカメラ等の身代り装置の操作を、ユーザーが操作者に指示することができるシステムを構築することができ、その結果比較的シンプルなシステム構成でありながら臨場感が高く応用範囲も広い、上記目的に適合した外出先の身代りシステムとそれを用いたユーザーの疑似体験システムを提供できることを確認し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ユーザーが実際には出かけることができない任意の目的地の状況を体験するための疑似体験システムであって、ユーザー端末と、そのユーザー端末にコンピュータネットワークを通じて目的地からの映像を送るためのビデオカメラ及び/又は音を送るためのマイクロホンを備えた身代り装置と、その身代り装置の操作者と、操作者端末とからなり、該操作者が該目的地において、ユーザーの指示に従ってリアルタイムに該身代り装置を操作して、操作者端末からユーザー端末に、リアルタイムに該身代り装置からの映像及び/又は音を送信することを特徴とする疑似体験システムに存する。
また、本発明は、外出できないユーザーが外出先にいることを体感できる外出先の身代りシステムであって、外出できないユーザーに映像を送るためのビデオカメラを搭載した外出できないユーザーの身代り装置と該装置の操作者が、外出できないユーザーの指示でその外出先に出向き、該操作者が外出できないユーザーの指示で、該身代り装置の移動と該ビデオカメラの動作を操作して、外出できないユーザーに該ビデオカメラの映像を送ることを特徴とする外出先の身代りシステムに存する。
上記身代り装置の操作者を置くことで、シンプルなシステム構成でありながら、該操作者がユーザーの代わりに出向いた目的地において、ユーザー端末を通じて送信されるユーザーの指示に従ってリアルタイムに上記身代り装置を操作して、ユーザー端末に上記身代り装置からの映像及び/又は音を送信するという複雑な工程をこなすことが可能となる。その結果、ユーザーはより高い臨場感を感じることができる。
操作者を置かずに、ユーザーの指示をリアルタイムに動作に反映させるには、ユーザーの指示にリアルタイムに応答することができる高度な動作機構を有する撮像・集音装置とその動作を実現するための高度なソフトウェアやそのような機能を有するロボットを目的地に用意する必要があり、事実上、本発明の実現する効果を、操作者を置かない構成で実現することは不可能である。
一方、操作者を置くことは、人的負担を増やすこととはなるが、それを補って余りある効果を本発明は有している。その具体的効果としては、本発明のシステムの装置構成は非常にシンプルであるためにパーソナルユースにも適用可能となる効果、ユーザーの操作上の負担を軽減できるためにユーザー自身は複雑な操作は必要なく、操作に疎いユーザーも気軽に用いることができる効果、リアルタイムに指示を与えることができ、リアルタイムに指示の結果を受けることができるので、高い臨場感を得ることができる効果等が挙げられる。
また、本発明の疑似体験システムは、ユーザーの上記身代り装置の操作者への指示を、ユーザー端末に接続した指示マイクロホンによって行い、該操作者がその指示をイヤホンによって受信するようにする。これによって、操作者以外には、ユーザーの指示の声が聞こえない状態となるので、上記身代り装置と操作者はユーザーの代わりとして、より自然にふるまうことができ、ユーザーの見る映像の臨場感が増す結果となる。また、この方式であればユーザーは、キーボード操作等が必要なくなり、指示をリアルタイムに簡単に出すことができる。
また、本発明は、上記身代り装置に、該身代り装置を見た第三者にユーザーの容姿を知覚できるような標識を施すことができる。ユーザーの容姿を知覚できるような標識を施すとは、ユーザーの写真や姿絵を第三者がビデオカメラを視認する位置に貼り付けたり、身代り装置のモニター画面に映し出したり、身代り装置自体をユーザーの容姿に似せた形態にすること等を言う。すなわち、上記身代り装置を、外出できないユーザーの形態に類似した形態にできる。これによって、例えば、同窓会等の会場に操作者が出向いた場合において、該身代り装置を見た第三者のふるまいがユーザーの存在を強く認識したものとなるので、ユーザーが映像を観た際に感じる臨場感をより高めることができる。
更に、上記身代り装置には、ユーザーのメッセージを操作者以外の人に伝えるための、操作者以外の人も見ることができるユーザーの送信した文字又は画像を表示するモニター、及び/又は、操作者用とは別に用意されたユーザーの声を発声するスピーカーを備えることができる。これによって、同窓会等の会場において、ユーザーの友人等の第三者とユーザーが相互にコミュニケーションを取ることが可能となり、ユーザーの感じる臨場感は更に高まることとなる。
上述したように、本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムは、シンプルなシステム構成からなるため、パソコン(機械やソフトウェア)に疎いユーザーが一般家庭で十分利用することができる。また、テレビの映像、市販している若しくは他人が撮影してきた観光地ビデオ若しくは観光地写真、市販している若しくは他人が撮影してきたイベントビデオ若しくはイベント写真、絵葉書、絵画等では、目的とする場所が極めて限定されていて、ユーザーの希望にそえない場合が多いが、本発明のシステムはパーソナルであるのでそのような問題点がないという効果を有している。
また、目的地の景色、目的地でのイベント等を、操作者がユーザーの意思を代替する形でリアルタイムに体験し、その状況をリアルタイムにユーザー端末に送信することができるので、ユーザーは非常に臨場感の高い疑似体験をすることができるという効果を有している。
更に、目的地において、本発明における身代り装置は、ユーザーの分身として目的地における第三者とコミュニケーションを取ることもできるので、疑似体験の臨場感をより高めることができると共に、目的地における第三者に対するコミュニケーションツールとしても用いることができるという効果を有している。
本発明は、ユーザーが実際には出かけることができない任意の目的地の状況を体験するための疑似体験システムであり、また、外出できないユーザーが外出先にいることを体感できる外出先の身代りシステムである。
本発明を実施するための基本のシステム構成は、(1)ユーザー端末と、(2)そのユーザー端末にコンピュータネットワークを通じて目的地からの映像を送るためのビデオカメラ及び/又は音を送るためのマイクロホンを備えた身代り装置と、(3)その身代り装置の操作者と、(4)操作者端末とからなっている。
すなわち、詳細には、ユーザー側で用いられるコンピュータ端末(以下、「ユーザー端末」と略記することがある)、Webカメラ等のデジタル方式のビデオカメラ(マイクロホンを備えていてもよい)(以下、「Webカメラ2」と略記することがある)、身代り装置の操作者、目的地で用いられるコンピュータ端末(以下、「操作者端末」と略記することがある)等を必須要素として備えているシステム構成となっている。
また、本発明のシステムには、ユーザーからの指示を伝えるための操作者端末に接続して使用できるイヤホン、ブロードバンド回線等の回線、ビデオ通話が可能なP2P通信ソフトウェア等の通信ソフトウェア、ユーザー端末に接続して用いる指示マイクロホン(以下、「マイク1」と略記することがある)等を備えていることが好ましい。
身代り装置の操作者は特に限定はなく、ユーザーの親戚、友人等でも、また、ユーザーから料金を取って本発明のシステムを運営したり、本発明のシステムを用いたサービスを提供したりする業者であってもよい。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムにおいては、上記ビデオカメラ(Webカメラ2)は、上記身代り装置において、外出できないユーザーが立った場合及び/又は座った場合の目の高さの位置に設置されていることが、ユーザーが身代り装置を通じて、自分の位置から景色を眺めたりして目的地の状況を知覚でき、より臨場感を得られる点から好ましい。
以上の構成に、ビデオカメラにマイク機能がない場合等に、必要に応じて操作者端末に接続等して用いられるマイクロホン(以下、「マイク2」と略記することがある)や、コミュニケーションツールとして用いられる場合の音声発声装置(以下、「スピーカー」と略記することがある)、映像モニターやプロジェクター、電子ボード等の映像表示装置、ユーザー端末に接続するWebカメラ(以下、「Webカメラ1」と略記することがある)を追加してもよい。
インターネット接続環境にない目的地で本発明を実施する場合には、上記のWebカメラとコンピュータ端末を代替するものとして、Webカメラと携帯電話等のモバイル端末の組み合わせ、又はデジタルカメラ機能を備えた携帯電話等を利用することも可能である。ただし、その場合はモバイル端末の利用できるソフトウェアを用意する必要がある。
以上の各構成装置は、基本的な性能と機能を有するものであれば本発明に用いることができる。より高品質な製品を用いた場合には、一般的に処理すべきデータ量も大きくなるので、操作者端末、ユーザー端末共に充分な処理能力とメモリ容量を持つコンピュータ端末を用い、ブロードバンド回線もできるだけ高速な回線を用いる必要がでてくる。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムにおいては、操作者が目的地において、ユーザーの指示に従ってリアルタイムに上記身代り装置を操作して、操作者端末からユーザー端末に、リアルタイムに該身代り装置からの映像及び/又は音を送信することを特徴としている。目的地における具体的操作としては、ユーザーの行きたい方向や場所に身代り装置を移動させる、ユーザーの見たい方向に身代り装置を向ける(すなわちWebカメラ2を向ける)、ユーザーの聞きたい方向にマイク2を向ける等が挙げられる。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムは、コンピュータネットワークがP2Pネットワークであることが好ましい。本発明でP2P通信を利用するのは、クライアントサーバーや専用のハードウエアを必要としないために、上記システム構成装置を用意するだけで、低コストかつシンプルな構成で、本発明に必要な双方向通信が可能となるからである。そのため、操作者が目的地へ移動する際も必要装置が少ないため、よりスムーズに移動することができる。
上記P2P通信用ソフトウェアは、双方向の映像配信機能を有するものであれば本発明に用いることができる。双方向の映像配信機能を有するソフトウェアとして、具体的には、スカイプテクノロジー社のSkype(登録商標)、コグニティブリサーチラボ社のKeyHoleVIDEO等があり、共に、操作者端末やユーザー端末にインストールすることで、本発明に用いることができる。先に記したように、ソフトウェアによっては、操作者端末やユーザー端末として携帯電話等のモバイル通信端末を本発明に用いることも可能である。
これらのソフトウェアや装置の使用に当たっては、各ソフトウェアや各装置用に提供されている使用マニュアルを参照すればよい。例えば、上記基本構成に操作者端末側にスピーカーや映像表示装置等を更に接続する場合の各装置やソフトウェアの設定方法等は、それぞれの使用マニュアルを参照すればよく、本発明の実施に際して特段の検討は必要ではない。
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は、本発明構成の一例に過ぎず、本発明を以下の具体的態様に限定するものではない。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムにおいては、ユーザーが出かけなければならない目的地、あるいは出かけたい目的地に何らかの理由により出かけることができない場合に、ユーザーの代わりに目的地に出向く者(操作者)を設定し、その操作者が、目的地において、ユーザーの指示に従ってリアルタイムに上記身代り装置を操作して、操作者端末からユーザー端末に、リアルタイムに該身代り装置からの映像及び/又は音を送信する。
具体的には、その操作者が、ユーザー端末に接続した指示マイクロホン(マイク1)からの音声による指示を受けて、リアルタイムにユーザーの目や耳となる身代り装置を操作する仕組みになっていることが好ましい。
この仕組みにより、ユーザーはキーボード操作等の複雑な操作を行うことなく、自らの意思で観たい対象をリアルタイムに観ることができるので、臨場感の高い体験をすることができる。従って、少なくとも、上記操作者は、ユーザーの目となるWebカメラ2を備えた身代り装置を目的地に携行する必要がある。また臨場感をより高めるためには耳となるマイク2も備えた身代り装置であることが好ましい。
また、上記身代り装置で撮像した映像等は、インターネットやLAN等のネットワークを通じてユーザー端末まで送信する必要があるため、そのための仕組みを有する操作者端末も携行する必要がある。この操作者端末は、通常は上記Webカメラ2等とは別体に用意されるが、Webカメラ2等を備えた装置自体にネットワーク端末としての機能やソフトウェアを組み込んである場合には、そのような装置を携行するだけで本発明を実施することができる。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムにおいては、ユーザーの上記身代り装置の操作者への指示が、上記ユーザー端末に接続した指示マイクロホン(マイク1)によって行われ、該操作者がその指示を操作者端末に接続したイヤホンによって確認するようになっていることが好ましい。すなわち、外出できないユーザーが、身代り装置の操作者に指示マイクロホン(マイク1)を用いて指示を与え、該操作者が外出できないユーザーの指示をイヤホンから直接受けるようになっていることが好ましい。
これによって、外出先にいる周りの人にはユーザーの操作者への指示の声が聞こえないので、上記身代り装置が自然にふるまっているように感じる。また、操作者がパソコンを持参しモニター画面の指示の字を読むより速く操作ができ、外出先にいる周りの人に違和感を与えない。
操作者が指示を受け取るためのイヤホンは公知のものを用いることができるが、第三者にユーザーからの指示が聞こえないものが好ましい。操作者がユーザーの身代りとして自然にふるまうことが可能となるからである。先に示したSkype(登録商標)等にはイヤホンを備えたヘッドセットが用意されているので、そのようなヘッドセットを本発明に用いてもよい。この場合、ヘッドセットに付属のマイクロホンの使用は任意であり、特に必要ない場合や目的地の周辺の音を拾うためのマイク2を用いたい場合は、ヘッドセットのマイク接続端子を操作者端末に接続せず、代わりにマイク2を接続して用いればよい。
Webカメラ2は市販のWebカメラを用いればよく、特に限定はされないが、映像品質が一定以上のものであれば、より大きさが小さく、軽いものが好ましい。身代り装置に組み込む場合、身代り装置全体の大きさを抑えることができるので、携行や操作が容易であり、特許文献3に記載のWebカメラと同様に操作者の頭部等に装着して操作者の目線移動と連動する用い方も可能となるからである。
本発明の場合、Webカメラ2やマイク2は、それぞれ別々に操作者端末に接続して用いてもよいが、ユーザーの目や耳として用いられるため、撮像対象に同一指向性を持って向けられるように、一体化させて用いることが好ましい。その態様で用いた場合には、ユーザーの要求にリアルタイムに応えなければならない操作者の負担を大きく軽減することができる。
前記したように、該身代り装置自体が操作者の頭部に装着されて用いられた場合には、操作者の目線移動がそのまま撮像対象に反映されることになるので、より操作者の負担を軽減できると共に、ユーザーの感じる臨場感を向上させることもできる。
本発明における身代り装置の形態は特に限定はなく、単に移動するキャスター付きの柱のようなものでもよく、ユーザーの体型に似せて作った人形のようなものでもよく、操作者の頭部等に装着できるようなものでもよい。
上記身代り装置は、目的地においてユーザーの目や耳を代替するものとして用いられるため、目的地が同窓会等のようなユーザーの知人がいるイベント等の場合には、身代り装置にユーザーの容姿を知覚できるような標識を施すことによって、ユーザーの知人が身代り装置に対してより親しみをもった自然なふるまいを示すという効果を更に付加することができる。すなわち、本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムにおいては、上記身代り装置が、該身代り装置を見た第三者にユーザーの容姿を知覚させるような標識が施されたものであることが好ましい。
ユーザーの容姿を知覚できるような標識を施すとは、上記身代り装置にユーザーの顔写真、似顔絵等を貼り付ける、身代り装置の外形をユーザーの姿に似せた造形にする、モニター画面にユーザーの姿を映し出す、等を言う。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムにおいては、上記身代り装置に、外出できないユーザーの顔写真が存在するか、又は、外出できないユーザーの顔が映し出されたモニターが設置されていることが特に好ましい。ただ、その趣旨は、第三者にユーザーの存在を認識させることであるので、そのような効果を生じるものであれば、標識の方法は上記例に限定されるものではない。
操作者端末は、ユーザー端末にネットワーク経由で映像や音声を送信できる機能・性能を有する端末であればどのような端末であっても本発明に用いることができる。中でも携行性に優れた端末が適しており、目的地がインターネット接続環境にある場合にはハンドヘルド型やノート型のパーソナルコンピュータを、また、インターネット接続環境にない場合には携帯電話やPDA等のモバイル端末を好適に用いることができる。また、前記Webカメラ、マイク等を備えた身代り装置と端末は別体となっている必要はなく、それらを一体として備えている端末も言うまでもなく本発明に用いることができる。
ユーザー端末は、操作者端末のように携行性は特に重要ではないので、デスクトップ型のコンピュータ端末も好適に用いることができる。特に映像や音声を視聴するのに適した機能・性能を有する端末が好ましい。具体的には、高性能CPU、高容量メモリ、比較的大きなモニターを備える端末を好適に用いることができる。
ユーザー端末に接続して用いるマイク1としては、公知のマイクロホンを用いることができる。操作者からユーザー端末に送信された映像を観ながら、マイク1で操作者の装着したイヤホンにユーザーの観たい撮像範囲を音声で指示することができるので、端末の操作に不慣れなユーザーでも容易にリアルタイムに操作者に指示を送ることができ、目的地のユーザーの観たい映像・音声を簡単に視聴することができる。
本発明ではユーザー端末側には少なくともマイク1があればよく、Webカメラ1は必須ではないが、操作者端末にユーザーの状態を映し出したい場合等にWebカメラ1をユーザー端末に追加接続して用いることもできる。例えば、目的地の知人と1対1で会話したい場合等である。一般的に映像を双方向に送受信する場合には、より高性能の端末、高速のネットワーク回線が必要となる点に留意する必要がある。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムでは、上記身代り装置に、更に、ユーザーのメッセージを操作者以外の人に伝えるための、操作者以外の人も見ることができるユーザーの送信した文字又は画像を表示するモニター、及び/又は、操作者用とは別に用意されたユーザーの声を発声するスピーカーを備えていることが好ましい。すなわち、音に関しては、上記身代り装置は、外出先の音を外出できないユーザーに伝える装置のみならず、外出できないユーザーの声を、外出先の操作者以外の人に伝えるスピーカーを備えていることが特に好ましい。
このような身代り装置にすることによって、ユーザーの意思を目的地にいる操作者以外の人に伝えることができる。具体的には、例えば、同窓会等のイベント会場で、友人に外出できないユーザーが話かけたりすることが可能となる。
実施例1
<目的地がインターネット接続環境にある場合>
足が不自由なためにこれまで同窓会に参加できなかったユーザーAは、サービス業者である操作者Bに依頼して、Webカメラ2とマイク2を備え、最近のユーザーAの顔写真を添付した身代り装置とノートパソコン(操作者端末)を持って、ユーザーAの代わりに、インターネット接続が可能な会場で開催される同窓会へ出席してもらった。操作者端末とユーザー端末には、映像配信とチャットが可能なP2Pソフトウェアが組み込んであった。
操作者Bは、目的地にて操作者端末をインターネット回線に接続した後、ユーザーAに連絡してユーザー端末を立ち上げてもらった。ユーザー端末には、マイク1とWebカメラ1が接続され、簡単な操作でP2Pソフトウェアが使用可能となるようになっていた。
操作者Bは、操作者端末にイヤホンを接続し、操作者の耳に装着した。Webカメラ2とマイク2、及びユーザーAの顔写真を添付した身代り装置は、操作者Bにより同窓会の会場内が撮像された。両端末で、P2Pソフトウェアが使用開始された。
この状態で、操作者端末のモニターにはユーザーAの顔が映し出され、イヤホンからはユーザーAの音声が確認できた。また、ユーザー端末のモニターとスピーカーには同窓会の会場内の映像と会場の音声が確認できた。そこで、ユーザーAはマイク1を用いて操作者Bに向かって、右側を観たい旨を連絡した。イヤホンからユーザーAの要望を確認した操作者Bは、Webカメラ2とマイク2を備える身代り装置を向かって右側に向けた。ユーザーAは、適当な箇所で身代り装置の移動を止めるよう操作者Bに指示した。
身代り装置に添付してあるユーザーAの顔写真に気が付いたユーザーAの知人である出席者Cが操作者Bに話しかけてきた。そこで、操作者Bは、ユーザーAに確認してから、身代り装置を出席者Cの方向に向け(操作者端末のモニターとスピーカーを出席者Cに向け)、出席者CがユーザーAのWebカメラ1による映像を確認できるようにした。
ユーザーAは、出席者Cとの会話を楽しんだ。会話終了後、ユーザーAは、イヤホンを通じて操作者Bに対して、元の状態とするよう指示し、操作者は、ユーザーAのイヤホンからの指示により、同窓会の会場の撮像を継続した。
ユーザーAは、自宅のユーザー端末から、同窓会に擬似的に参加したにもかかわらず、自らの志向により、リアルタイムに会場内の映像・音声を視聴することができ、出席者との会話も楽しめたことから、非常に臨場感と満足感の高い目的地の疑似体験をすることができた。
実施例2
<目的地がインターネット接続環境にない場合>
操作者端末として、ビデオカメラ機能とマイク機能を備え、テレビ電話機能を有する携帯電話を、実施例1のWebカメラ2とマイク2、及びノートパソコンの代わりに使用し、ソフトウェアも高速モバイル端末に対応したものを用いた。その他の構成は実施例1に準じた構成とした。
この場合でも送受信状態が良好だったため、実施例1と同様に出席者との会話が可能であった。
実施例3
目的地を、同窓会の会場に代えて観光地として、身代り装置にユーザーAの顔写真を添付しない以外は、操作者に実施例1と同様に、実施例1と同様の身代り装置を操作してもらった。ユーザーAが右の方の湖が見たかったので、身代り装置を右に向けるように、ユーザーAは操作者に指示を与えた。イヤホンから指示を受けた操作者は、Webカメラ2を右に向け、その結果、ユーザーAは右の方の湖を見ることができた。
ユーザーAは、自宅に居ただけであるのに、見たい方向をリアルタイムに操作者に指示することができ、自らの志向によりリアルタイムにその観光地の映像を見ることができ、非常に臨場感のある目的地の疑似体験をすることができた。他人の意思で撮影してきた映像を帰ってから見せてもらうより、ユーザーAにとって極めて満足感が得られるものであった。
本発明の疑似体験システムや外出先の身代りシステムは、大きな設備等が必要でないにもかかわらず、これまで配信することがなかった新たな映像コンテンツをユーザーに配信できる。具体的には、目的地の映像を視聴しながら、リアルタイムにユーザーが手軽に個々のユーザー用に目的地の映像を入手することができ、その結果、臨場感の非常に高い新たな価値を有する映像コンテンツをユーザーに配信することができるので、外出できない高齢者やハンディキャップを有する人たちに楽しみを与える産業分野に広く利用されるものである。

Claims (11)

  1. ユーザーが実際には出かけることができない任意の目的地の状況を体験するための疑似体験システムであって、ユーザー端末と、そのユーザー端末にコンピュータネットワークを通じて目的地からの映像を送るためのビデオカメラ及び/又は音を送るためのマイクロホンを備えた身代り装置と、その身代り装置の操作者と、操作者端末とからなり、該操作者が該目的地において、ユーザーの指示に従ってリアルタイムに該身代り装置を操作して、操作者端末からユーザー端末に、リアルタイムに該身代り装置からの映像及び/又は音を送信することを特徴とする疑似体験システム。
  2. ユーザーの上記身代り装置の操作者への指示が、上記ユーザー端末に接続した指示マイクロホンによって行われ、該操作者がその指示を操作者端末に接続したイヤホンによって確認するようになっている請求項1に記載の疑似体験システム。
  3. 上記身代り装置が、該身代り装置を見た第三者にユーザーの容姿を知覚させるような標識が施されたものである請求項1又は請求項2に記載の疑似体験システム。
  4. 上記身代り装置に、更に、ユーザーのメッセージを操作者以外の人に伝えるための、操作者以外の人も見ることができるユーザーの送信した文字又は画像を表示するモニター、及び/又は、操作者用とは別に用意されたユーザーの声を発声するスピーカーを備えている、請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の疑似体験システム。
  5. コンピュータネットワークがP2Pネットワークである請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の疑似体験システム。
  6. 外出できないユーザーが外出先にいることを体感できる外出先の身代りシステムであって、外出できないユーザーに映像を送るためのビデオカメラを搭載した外出できないユーザーの身代り装置と該装置の操作者が、外出できないユーザーの指示でその外出先に出向き、該操作者が外出できないユーザーの指示で、該身代り装置の移動と該ビデオカメラの動作を操作して、外出できないユーザーに該ビデオカメラの映像を送ることを特徴とする外出先の身代りシステム。
  7. 上記ビデオカメラが、上記身代り装置において、外出できないユーザーが立った場合及び/又は座った場合の目の高さの位置に設置されている請求項6に記載の外出先の身代りシステム。
  8. 外出できないユーザーが身代り装置の操作者に指示マイクロホンを用いて指示を与え、該操作者が外出できないユーザーの指示をイヤホンから直接受けるようになっている請求項6又は請求項7に記載の外出先の身代りシステム。
  9. 上記身代り装置に、外出できないユーザーの顔写真が存在するか、又は、外出できないユーザーの顔が映し出されたモニターが設置されている請求項6ないし請求項8の何れかの請求項に記載の外出先の身代りシステム。
  10. 上記身代り装置が、外出できないユーザーの形態に類似した形態をしている請求項9に記載の外出先の身代りシステム。
  11. 更に、外出先の音を外出できないユーザーに伝える装置及び/又は外出できないユーザーの声を外出先の操作者以外の人に伝えるスピーカーを備えている請求項6ないし請求項10の何れかの請求項に記載の外出先の身代りシステム。
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