JP2011039848A - 情報処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の情報処理装置がネットワークを通じて相互に連携して機能を実現する場合に、省電力状態から復帰するまでに要する時間を短縮し、迅速に機能を実行可能にする情報処理システム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理システムは、動作状態として通常電力状態及び省電力状態を有し、ネットワークを通じて他の情報処理装置の機能を使用可能な複数の情報処理装置を備える。第1の情報処理装置は、省電力状態から復帰する際に、そのことを示す通知情報とともに、第2の情報処理装置のHDDに格納された第1の情報処理装置に対応する作業状態情報を特定するための特定情報を第2の情報処理装置に送信する。省電力状態において当該情報を受信した第2の情報処理装置は、HDDに格納した作業状態情報のうち、第1の情報処理装置に対応する作業状態情報を受信した特定情報に基づいて特定するとともに、特定した情報を用いて通常電力状態へ復帰する。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理システム及びその制御方法に関するものである。
近年、情報処理装置では、その多機能化に伴って、制御用のソフトウェアの容量が増大している。これにより、情報処理装置へ電源を投入してから起動状態となるまでに要する時間が長くなるという問題が生じている。この問題に対処するための技術として、ハイバネーションと呼ばれる技術が知られている。ハイバネーションは、電源を停止する前の情報処理装置における作業状態情報、即ち、RAM等の記憶内容等を、ハードディスク等の不揮発性記憶装置に保存して、省電力状態へ移行する技術である。省電力状態から復帰する際には、ハードディスク等に保存された作業状態情報(スナップショット)をRAMに読み込んで、省電力状態への移行前の状態を復元することによって、OSを含む各プログラムの実行を高速に再開することができる。
ハイバネーションに関して、例えば、特許文献1及び特許文献2では、作業状態に関する複数の情報を保存するためのデータ保存領域を外部記憶装置に設けるとともに、省電力状態から起動する際に、当該複数の情報の何れかを選択する技術が提案されている。当該技術によれば、複数のユーザが使用する環境においても、各ユーザに適した作業状態を復元することができる。また、特許文献3では、情報処理装置の有する機能ごとにスナップショットを生成及び保存するとともに、省電力状態からの復帰要求のあった機能と関連付けられたスナップショットを用いて復帰する技術が提案されている。当該技術によれば、省電力状態からの復帰を迅速に行うことができる。
特開平7−28544号公報 特開平7−200112号公報 特開2006−092481号公報
しかしながら、上述の従来技術には、以下のような問題がある。例えば、特許文献1乃至3は何れも、1台の情報処理装置を前提としており、複数の情報処理装置が連携して機能を実現する場合に、当該複数の情報処理装置を省電力状態から復帰させる手順については明らかにされていない。具体的には、1台の情報処理装置が省電力状態から復帰した場合に、それに合わせて他の情報処理装置においても省電力状態から適切に復帰できないと、連携した機能の使用を迅速に再開することができないという問題が起こり得る。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、複数の情報処理装置がネットワークを通じて相互に連携して機能を実現する場合に、省電力状態から復帰するまでに要する時間を短縮し、迅速に機能を実行可能にする情報処理システム及びその制御方法を提供することを目的としている。
本発明は、例えば、情報処理システムとして実現できる。情報処理システムは、複数のデバイスへ電力を供給する通常電力状態、及び複数のデバイスに含まれる一部のデバイスへのみ電力を供給する省電力状態を有するとともに、他の情報処理装置が有する機能をネットワークを通じて使用可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を備える情報処理システムであって、第1の情報処理装置は、省電力状態から通常電力状態へ復帰する際に、省電力状態から通常電力状態へ復帰することを示す通知情報とともに、第2の情報処理装置の主記憶手段の作業状態情報を特定するための特定情報を第2の情報処理装置へ送信する送信手段を備え、第2の情報処理装置は、通常電力状態から省電力状態へ移行する際に、主記憶手段の作業状態情報を、所定の条件で分割して不揮発性記憶手段に格納する格納手段と、省電力状態において、通知情報及び特定情報を第1の情報処理装置から受信する受信手段と、不揮発性記憶手段に分割されて格納された作業状態情報のうち、第1の情報処理装置によって使用される機能に対応する作業状態情報を、受信された特定情報に基づいて特定する特定手段と、特定された作業状態情報を不揮発性記憶手段から主記憶手段に読み込むことによって、作業状態情報に対応する機能を実行可能にするとともに、省電力状態から通常電力状態へ復帰する復帰手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、複数の情報処理装置がネットワークを通じて相互に連携して機能を実現する場合に、省電力状態から復帰するまでに要する時間を短縮し、迅速に機能を実行可能にする情報処理システムを提供できる。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3のリーダ部301の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3のプリンタ部401の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3のソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3におけるRAM509の使用状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3における状態遷移図の一例である。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3における動作状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るMFP1〜3における他のMFPの機能の使用状態の一例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係るMFP1において保存されるスナップショットの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1におけるHDD524の記憶領域の使用状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1における省電力状態からの復帰時のソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るMFP1において保存されるスナップショットに関する1つ以上の機能の組み合わせの一例を示す図である。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
<情報処理システムの構成>
まず、図1を参照して、情報処理システム100の構成例について説明する。本実施形態では、情報処理装置の一例として、複合型印刷機(MFP)について説明する。図1において、MFP103〜105(MFP1〜3)は、ネットワーク101を介して相互に接続されている。これにより、MFP103〜105は、画像情報や制御情報といった各種情報を相互に送受信可能であり、複数のMFPで連携して所定の機能を実現することも可能である。また、パーソナル・コンピュータ(PC)102も、ネットワーク101を介してMFP103〜105や他のPCとの間で各種情報を送受信できる。
MFP103〜105の各々は、イメージスキャン、プリント(印刷)、コピー等の複数の機能を備える。例えば、イメージスキャン機能とは、原稿(印刷物等)の表面の画像を感光素子を用いてスキャンしてイメージ(画像)データを生成する機能である。MFP103〜105は、生成したデータをネットワーク101を介して他のMFPやPC等へ送信できる。また、PC102は、一般的に周知の構成のPCであり、インストールされた各種アプリケーションを実行することによって、各種のデータを表示、加工及び印刷データの作成等が可能であり、それらのデータをネットワークに接続された他の機器へ送信できる。
<MFP1〜3の構成>
次に、図2乃至図5を参照して、情報処理装置の一例であるMFP103〜105(MFP1〜3)の構成について説明する。以下では、MFP103について説明するが、他のMFPの構成も同様である。MFP103は、大きく分けて、原稿から画像を読み取ってデジタルデータに変換するリーダ部(図2)と、画像データを用いて記録材(用紙、シート)上に画像形成(印刷)するプリンタ部(図3)とに分かれる。
(リーダ部301)
図2のリーダ部301の上部には、ガラス等の透明材料から成る原稿台302と、原稿台302上に置かれた原稿316を押さえる原稿押さえ303とが配置される。光源313から照射されたレーザ光は、原稿台302に置かれた原稿316で反射され、反射ミラー309、310、312で反射されることにより、点線で示す経路(光路315)を進む。当該反射光がレンズ314によってCCD307上に結像することによって、原稿316の画像がCCD307によって読み取られる。CCD307は、原稿316の1ライン分の画像を一度に読み取ることができる。CCD307で読み取られた画像は、プリント回路基板306上に形成されている画像処理部でデジタルデータに変換されるとともに、インタフェースコネクタ305を介してプリンタ部へ送られる。
なお、反射ミラー309、310は駆動モータ(図示せず)にギアを介して接続され、第1可動部308に固定されており、また、反射ミラー312は、キセノンランプ等の光源313とともに、第2可動部311に固定されている。第1可動部308は、原稿の読み取りの方向(副走査方向)に直線的に移動可能である。また、第2可動部311は、第1可動部308とは別のギアを介して駆動モータに接続され、第1可動部と同じ方向に移動可能である。第1可動部308の移動速度は、適切なギア構成に基づいて第2可動部311の移動速度の半分に設定され、光路315の距離を一定に保つように制御される。第1可動部308及び第2可動部311は、1ラインを読み取るごとに移動し、連続したラインを次々に読み取ることによって、1枚の原稿の画像の読み取りを実現する。
(プリンタ部401)
本実施形態において、図3のプリンタ部401は電子写真方式を用いる。また、プリンタ部401のプリントエンジンは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色ごとに感光ドラムが用意された4連タンデム方式を用いる。各色に対応するトナーカートリッジ402〜405は、感光ドラム411〜414、トナー収容部分(図示せず)及び廃トナー収容部(図示せず)をそれぞれが一体として備え、プリンタ部401本体に対して着脱可能な構造を有する。
プリンタ部401において用紙へのプリント処理が実行される場合、まず、プリンタ部401に内蔵されたプリンタコントローラ520(図4)から各リーダユニット406〜409に対して、画像形成信号が入力される。リーダユニット406〜406は、当該画像形成信号に基づいて、その内部のレーザダイオードから出力するレーザ光線の強度を変調する。これにより、画像形成信号は、レーザ光線の強弱に置き換えられる。当該レーザ光線は、矢印419で示すように、スキャニングミラー及びf−θレンズ等の光学系(図示せず)を介して、各感光ドラム411〜414へ照射される。また、当該レーザ光線によって感光ドラム411〜414の表面上を一方の端から他方の端へ走査されることにより、各感光ドラム上に潜像が形成される。当該潜像に対してトナーが付着することによって画像が現像されて、各感光ドラム上に各色のトナー像が形成される。
用紙搬送ベルト415は、ローラ416、417の駆動によって駆動される。一方で、給紙ユニット420に収納された用紙は、給紙機構(図示せず)によって1枚ずつ取り出され、用紙搬送ベルト415へ供給される。なお、給紙ユニット420には、用紙が複数枚重ねて収容可能である。給紙ユニット420から搬送ベルト415上に供給された用紙は、搬送ベルト415の移動に伴って移動する。当該用紙が各色の感光ドラム411〜414に到達すると、感光ドラム上のトナー像が用紙に転写され、用紙上に画像が形成される。当該用紙上のトナー像は、定着ユニット(図示せず)において定着される。その後、当該用紙は排紙ローラ418によって外部へ出力される。
(システム構成)
次に、図4を参照して、MFP103のシステム構成の一例について説明する。図4の301及び401はリーダ部301(図2)及びプリンタ部401(図3)に対応し、各々のシステム構成を示している。なお、図4のリーダ部301のシステム構成は、プリント回路基板306上に配置された電気回路によって実現され得る。リーダ部301において、CPU501は、システムバス504を介して他のデバイスと接続されており、ROM502に格納されたプログラムをRAM503に読み出して実行することによってリーダ部301全体の動作を制御する。RAM503は、CPU501がプログラムを実行するためのワーク領域として使用される他に、入力された画像データ、中間データ又は出力データを一時的に記憶する。
画像処理部505は、CCD307から入力された輝度データを、プリンタ部401で印刷可能な濃度の画像データに変換したり、多階調で入力された画像データを、プリンタ部401で処理可能なディザデータに変換する。CPU501は、例えば、画像処理部505において実行される、CCD307で読み取られた画像データに対する画像処理を制御したり、プリンタ部401とのインタフェースであるプリンタI/F(PIF)507の動作を制御する。PIF507は、CPU501の制御に基づいて画像データをプリンタ部401へ転送する。モータコントローラ506は、可動部308、311を駆動するモータを制御する。
また、プリンタ部401は、プリンタ制御部(コントローラ)520を備え、その内部にCPU508を備える。CPU508は、BIOS ROM510、IPL(Initial Program Loader)ROM511及びHDD524に記憶された制御プログラムを実行することによって、システムバス513に接続された各デバイスの動作を制御する。ここで、BIOS ROM510は、主として各I/Oの初期化や入出力の基本的な制御を行うための制御プログラムを記憶する。IPL ROM511には、HDD524に格納されているプログラムをRAM509へ読み出すためのプログラムが格納されている。また、IPL ROM511には、HDD524に格納された後述するRAM509の作業状態情報(スナップショット)を、HDD524からRAM509へ読み出す動作を実行するためのプログラムも格納されている。CPU508は、BIOS ROM510、IPL ROM511及びHDD524に記憶されているプログラムに基づいて、本発明に係るハイバネーション機能の制御する。ハイバネーション機能については後述する。なお、CPU508は、外部メモリ523に記憶された制御プログラム等に基づいて制御を実行してもよい。
RAM509は、主記憶手段の一例であり、CPU508のメインメモリ、ワーク領域等として機能する。また、RAM509は、リーダ部301から入力された画像データやプリント対象の出力情報が展開される領域、環境データ格納領域、NVRAM等の用途にも用いられる。なお、図示しない増設ポートに新たなRAMを増設することによって、メモリ容量を増加させることが可能である。
HDD I/F517は、HDD524に対するデータの格納(書き込み)及びデータの読み出しに関する処理を制御する。HDD524は、不揮発性記憶手段の一例であり、CPU508が実行するプログラム、リーダ部301から入力される画像データ、PCから受信された印刷データ、制御情報及びその他のデータファイル等を記憶する。当該データファイルは、CPU508だけでなく、他のPCや他のMFPによって読み出され、実行されてもよい。
CPU508は、上記の制御により印刷部I/F515を介して印刷部(プリントエンジン)521に出力情報としての画像信号を出力する。リアルタイムクロック512は、時間を計測し、記憶する機能を有する。リーダI/F(RIF)514は、リーダ部301から画像データを受信し、又はリーダ部301に対して制御情報を送信する。
MC516は、外部メモリ523を制御するメモリコントローラである。外部メモリ523は、オプションとしてMC516を介してプリンタコントローラ520に接続され、その数は必ずしも1つに限定されない。外部メモリ523は、フォントデ−タ、エミュレ−ションプログラム、フォ−ムデ−タ、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラム等を記憶する。
オプション制御部518は、MFP103がオプションとして備える機能を実現する機能部を制御する。本実施形態に係るMFP103は、FAXの送受信機能を有するFAX部526と、赤外線通信用のインタフェース(I/F)として機能する赤外線通信部(IrDA)527を一例として備える。なお、オプション機能はこれらに限らず、例えば無線LAN機能等であってもよい。
CPU508は、NIC I/F519を介してNIC525を制御する。NIC525は、ネットワークインタフェースカードであり、ネットワーク101と接続するための物理層等の低レイヤの通信プロトコルを処理する機能を有する。CPU508は、NIC525を介して他のMFP104、105、PC102、図1には図示しないコピー機、プリンタ、ホストコンピュータ等と通信可能である。NIC525は、後述する省電力状態においても給電される。これにより、NIC525は、ネットワーク101から受信されるパケットを、省電力状態においても解析することができる。当該解析結果に基づいて、NIC525は、プリンタコントローラ520に対して、本体の電源をONにする、省電力状態からMFP103を復帰させる指示を与えることができる。
操作パネル522は、MFP103に対する入出力操作を行うためのキーボード、及び動作状況や各種メッセージ等を表示する液晶パネルを備え、当該液晶パネル上にはタッチパネルが配置される。ユーザは、液晶パネルの表示に基づいて、当該タッチパネルを使用してMFP103に対してプリントモード等の設定情報を入力できる。入力された設定情報は、NVRAM(図示せず)に記憶されてもよい。
(機能構成)
次に、図5を参照して、MFP103〜105におけるソフトウェア構成例について説明する。図5の各ブロックに対応するソフトウェア(プログラム)は、ROM502、BIOS ROM510、IPL ROM511、及びHDD524等に予め格納されている。CPU508は、それらのプログラムをRAM509へ読み出して実行することにより、MFP103〜105における所定の機能を実現する。RAM509の記憶領域に読み出された各プログラムは、図6に一例として示す状態で当該記憶領域に格納されている。なお、図6の701〜705は未使用の記憶領域を示している。
図5において、BIOS601は、入出力の基本的な制御を行う制御プログラムであり、BIOS ROM510に予め記憶されている。OS(Operating System)602は、BIOS601を介して基本的な入出力動作を実現する。また、OS602上で以下の各制御部が動作する。エンジン制御部605は、プリントエンジン521の制御するためのプログラムである。リーダ制御部606は、リーダ部301を制御するためのプログラムである。印刷制御部607は、エンジン制御部605を制御して、印刷処理から出力段階における最終処理(フィニッシング)までの全て動作を制御するためのプログラムである。読取制御部608は、リーダ制御部606を制御して、画像の読み取りを実行するためのプログラムである。また、UI制御部609は、ユーザへのメッセージの表示や、ユーザからの指示の入力を制御するためのプログラムである。
MFP103〜105において、CPU508によって実行される各アプリケーションプログラム(APP)610〜614は、上述の各制御部を使用して各種機能を実現する。APP1(610)は、印刷制御部607、読取制御部608、UI制御部609を使用して、コピー動作を実行するプログラムである。APP2(611)は、印刷制御部607を使用して、ネットワーク101を介して受信したデータに基づいて印刷動作を実行するプログラムである。APP3(612)は、他のMFPから受信した画像データやその他のデータをHDD524の記憶領域に保管する動作を実行するプログラムである。APP4(613)は、オプション制御部518を使用して、オプション1(FAX)、オプション2(IrDA)の機能を実行するプログラムである。また、APP5(614)は、APP1〜4の動作状況と、他のMFPとの機能の連携状況を確認するためのプログラムである。
本実施形態において、上述の構成を備える各MFP(MFP103〜105)は、他のMFPが有する機能をネットワーク101を通じて使用可能である。例えば、各MFPは、当該MFPが備えていない機能について、当該機能を備える他のMFPに接続して使用することが可能である。また、各MFPは、当該MFPが備える機能と他のMFPが備える機能とを連携して使用することによって、所定の機能を実現することも可能である。
<MFP1〜3の動作状態>
次に、図7を参照して、MFP103〜105の各々が有する動作状態について説明する。各MFPは、電源停止状態(701)、通常電力状態、及び省電力状態の3つの動作状態を有する。電源停止状態(701)は、電源から各デバイスへの電力の供給が停止した状態である。通常電力状態(702)は、電源から複数のデバイスへ電力が供給されている状態であり、コピー、プリント及びスキャン等の各種機能を実行可能な状態である。省電力状態は、通常電力状態で電力が供給される複数のデバイスに含まれる一部のデバイスへのみ電源から電力が供給されている状態である。
MFP103〜105では、ユーザの操作によって電源スイッチ(SW)のOFF/ONが切り替えられることにより、電源停止状態と通常電力状態との間で状態が切り替わる。また、各MFPにおいて、通常電力状態から省電力状態への移行は、ユーザからの指示に応じて実行される。当該指示は、例えば、MFP103〜105の操作パネル522に設けられたボタン等の押下によって行われる。なお、所定のタイミングで通常電力状態から省電力状態へ移行することを予めユーザから指示(設定等)されている場合には、当該所定のタイミングにおいて、自動的に省電力状態へ移行してもよい。所定のタイミングとは、例えば、ユーザのログアウト時、シャットダウン時等がある。
通常電力状態の各MFPは、省電力状態への移行指示が行われた場合、その際の各MFPの作業状態情報、即ち、RAM509の記憶内容をHDD524へ退避するとともに、省電力状態へ移行する。ここで、HDD524に退避された作業状態情報は、スナップショットとも呼ばれる。例えば、RAM509の記憶内容が上述の図6に示す状態である場合、これと同等の構成を有するデータがスナップショットとしてHDD524に格納される。
省電力状態の各MFPは、所定の復帰要因に基づいて省電力状態から通常電力状態へ復帰する。例えば、ネットワーク101を通じてプリントジョブやFAXを受信した場合や、操作パネル522等に設けられた、省電力状態からの復帰を指示するためのボタンがユーザによって押下された場合に、それらを復帰要因として通常電力状態へ復帰する。そのために、省電力状態においては、省電力状態から復帰するために必要最小限のデバイス、例えば、NIC525、操作パネル522及びそれらの動作に関連するデバイス等の、の一部のデバイスへのみ電力が供給される。各MFPは、省電力状態から通常電力状態へ復帰する際に、HDD524に格納したスナップショットをRAM509へ読み込んで、各機能及びプログラムの実行を再開する。
ただし、MFP103〜105は、ネットワークを通じて他のMFPと連携して所定の機能を実現している場合には、通常電力状態と省電力状態との間の切替処理を相互に適切に実行する必要がある。そこで、MFP103〜105は、動作状態の切替処理を以下に示す手順に従って実行することによって、省電力状態から通常電力状態への復帰に要する時間の短縮し、高速に通常電力状態へ復帰することを可能にする。
<MFP1〜3における動作状態の切替処理>
次に、図8のフローチャートを参照しながら、MFP103〜105(MFP1〜3)における動作状態の切替処理の手順について説明する。以下では、一例として、MFP2及びMFP3が、MFP1の所定の機能をネットワーク101を介して使用することにより、MFP1と連携して所定の機能を実現する場合について説明する。ただし、MFP1〜MFP3は、相互に他のMFPの機能をネットワーク101を通じて使用できる。なお、図8のフローチャートでは、特に、MFP2と、これと連携するMFP1における切替処理を一例として示しており、この場合、MFP1は第2の情報処理装置、MFP2は第1の情報処理装置に相当する。
(通常電力状態から省電力状態への移行)
まず、MFP1及びMFP2の何れもが通常電力状態である場合に、S201で、MFP2のCPU508は、省電力状態への移行指示が行われたか否かを判定する。ここで、当該移行指示が行われるまで当該判定処理を繰り返すとともに、当該移行指示が行われた場合には、S202へ移行する。
S202で、MFP2のCPU508は、ネットワーク101を通じて他のMFPの機能を使用しているか否かを判定する。ここで、他のMFPの機能を使用していない場合には、S204へ移行し、使用している場合には、S203へ移行する。S203で、MFP2のCPU508は、他のMFPの機能の使用状態を確認し、使用中のMFPに対して、省電力状態へ移行することを示す通知情報を送信する。
ここで、図9の901は、当該確認結果を示しており、MFP2による他のMFPの機能の使用状態の一例を示す概念図の一例である。同図によれば、MFP2は、MFP1によって提供される機能のうち、データ保管機能とIrDA機能とをネットワーク101を通じて使用している。また、MFP2は、MFP3によって提供される機能については使用していない。従って、MFP2のCPU508は、使用中の機能が存在するMFP1に対して当該通知情報を送信する。その後、S204へ移行し、MFP2のCPU508は、自らのRAM509のスナップショットをHDD524に保存するとともに、通常電力状態から省電力状態へ移行する。
一方で、S101で、MFP1のCPU508は、何れかのMFPから省電力状態への移行に関する通知情報を受信したか否かを判定する。ここで、当該通知情報を受信するまで当該判定処理を繰り返すとともに、当該通知情報を受信した場合には、S102へ移行する。S102で、MFP1のCPU508は、受信した通知情報に基づいて、RAM509のスナップショットをHDD524に保存する。その際、MFP1のCPU508は、APP5を使用して、当該通知情報を送信してきたMFP2によって使用されている機能を確認する。さらに、MFP1のCPU508は、確認された機能に対応するRAM509のスナップショットをHDD524に保存する。それとともに、MFP1は、通常電力状態から省電力状態へ移行する。なお、MFP1の機能がMFP2以外の他のMFPにも使用されている場合には、当該他のMFP用のスナップショットもHDD524に保存してもよい。その場合、MFP1のCPU508は、RAM509の作業状態情報を、所定の条件、即ちMFP1の機能を使用するMFPごとに分割してそれぞれHDD524に保存すればよい。
ここで、図9の902は、MFP1のCPU508がAPP5を実行した場合における、他のMFPとの機能の連携状況を確認結果を示しており、MFP1の各機能(APP)における他のMFPによる使用状態の一例を示している。同図によれば、MFP2は、MFP1のAPP3(HDD制御)を使用して、MFP1のHDD524に対して画像データやその他のデータを保存するとともに、APP4(オプション制御)を使用して、IrDA機能を使用している。また、MFP3は、MFP1のAPP4(オプション制御)のうち、FAX機能を使用している。
MFP1のCPU508は、上記の確認結果に基づいて、通知情報をMFP1に対して送信したMFP2用に、図10の1001に示す構成のスナップショットをHDD524に保存する。当該スナップショットには、MFP2によって使用されているAPP3及びAPP4(IrDA機能)に関するRAM509の記憶内容が、動作可能な状態で保存されることがわかる。なお、図10の1002は、省電力状態へ移行することを示す通知情報がMFP3から受信された場合に保存されるスナップショットの構成を示している。当該スナップショットには、MFP3によって使用されているAPP4(FAX機能)に関するRAM509の記憶内容が、動作可能な状態で保存されることがわかる。MFP1のCPU508は、これらのスナップショットをHDD524へ格納する。これらのスナップショットは、図11に示すように、HDD524の記憶領域にスナップショット用に確保された保存領域1101に格納される(1111、1112)。保存領域1101に格納されたスナップショットは、MFP1が省電力状態から通常電力状態へ復帰する際に使用される。
(省電力状態から通常電力状態への移行)
次に、省電力状態のMFP2において、S205で、CPU508は、省電力状態から通常電力状態への復帰指示が行われたか否かを判定する。ここで、当該指示が行われるまで当該判定処理を繰り返す一方で、当該指示が行われた場合、S206へ移行する。S206で、MFP2のCPU508は、ネットワーク101を通じて他のMFPの機能を使用しているか否かを判定する。ここで、他のMFPの機能を使用していない場合には、S208へ移行し、使用している場合には、S207へ移行する。
S207で、MFP2のCPU508は、使用中の機能が存在するMFP1に対して、省電力状態から通常電力状態へ復帰することを示す通知情報を、ネットワーク101を通じて送信する。CPU508は、当該通知情報とともに、MFP1のHDD524に保存されている、MFP2に対応するスナップショットを特定するための特定情報を、MFP1に対して送信する。これにより、MFP2は、MFP1においても省電力状態から通常電力状態へ復帰することを促す。その後、S208へ移行し、MFP2のCPU508は、HDD524に保存してある自らのスナップショットをRAM509の記憶領域へ読み込むことによって、当該スナップショットに対応する機能を再び実行可能とする。さらに、MFP2のCPU508は、電力状態を省電力状態から通常電力状態へ復帰させる。なお、MFP2のCPU508は、S207の通知情報及び特定情報の送信対象のMFPに対して、省電力状態への移行前に連携して使用していた機能が使用可能となったか否かを、ネットワーク101を介して問い合わせてもよい。また、それらの機能が使用可能となったことを示す応答が受信された際に、当該機能の使用を再開すればよい。
一方で、S103で、MFP1のCPU508は、省電力状態から復帰することを示す通知情報とスナップショットを特定するための特定情報とを、他のMFPから受信したか否かを判定する。ここで、CPU508は、当該情報を受信するまで当該判定処理を繰り返す一方で、当該情報を受信した場合には、S104へ移行する。S104で、MFP1のCPU508は、受信した特定情報に基づいて、HDD524に分割されて格納されたスナップショットのうち、MFP2に対応するスナップショットを特定する。ここで、当該特定情報には、当該通知情報を送信したMFPであるMFP2を識別するための情報が含まれている。従って、MFP1のCPU508は、当該特定情報に基づいて識別されたMFP(MFP2)に対応するスナップショットを特定する。さらに、特定したスナップショットをHDD524からRAM509の記憶領域へ読み込むとともに、当該スナップショットに対応する機能を実行可能にし、電力状態を省電力状態から通常電力状態へ復帰させる。その後、MFP2から上述の問い合わせが受信されている場合には、MFP2の使用する機能が使用可能となったことを示す情報を、MFP2に対して送信すればよい。
ここで、図12は、MFP1がMFP2用のスナップショットをRAM509に読み込んで実行可能とするとともに、省電力状態から復帰した場合における、RAM509上のソフトウェア構成の一例である。図12によれば、MFP2によって連携して使用される機能を実行するために必要なプログラムが立ち上がっていることがわかる。この場合、立ち上げるプログラムが限定されるため、MFP1において省電力状態から起動するために要する時間を短縮化できる。また、一部のスナップショットのみをRAM509へ読み込んで、実行可能なプログラムを限定することによって、MFP1の消費電力を低減することが可能となる。なお、MFP1では、MFP2に対応するスナップショットをRAM509へ読み込んだ後に、他のスナップショットについても順次RAM509へ読み込んで、プログラムを実行可能としてもよい。これにより、MFP2が使用する機能を優先して早期に使用可能とする一方で、その他の機能も使用可能とすることによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(変形例)
上述のように、本実施形態では、MFP1(103)において、MFP1の機能を使用する他のMFPごとに、スナップショットをHDD524に保存する。この場合、MFP1を使用する他のMFPが増加すると、HDD524へ格納するスナップショットの数も増加する。これにより、HDD524の記憶領域の使用可能な容量が不足する可能性がある。そこで、HDD524の使用容量の低減のため、上述のように、MFP1の機能を使用する他のMFPごとに個別にスナップショットを保存するのではなく、他のMFPによって使用される1つ以上の機能の組み合わせごとにスナップショットを保存してもよい。すなわち、MFP1の機能のうち、同一の機能を使用するMFPについて、重複してスナップショットを保存することなく共通のスナップショットをHDD524に保存すればよい。
ここで、図13は、MFP1において保存されるスナップショットに関する1つ以上の機能の組み合わせの一例である。図13では、MFP1の1つ以上の機能の組み合わせとして、タイプA〜Dの4つの組み合わせを示している。例えば、タイプAにおいて、APP3によるデータ保管機能とAPP4によるIrDA機能との組み合わせに基づくと、図10の1001と同様の構成を有するスナップショットが保存され得る。また、タイプB〜Dについても同様に、MFP1の各機能の組み合わせごとにスナップショットが保存され得る。これらのスナップショットは、HDD524にそれぞれ格納される。
各スナップショットは、図8のフローチャートに基づく処理において、次のように保存され、使用される。例えば、MFP1のCPU508は、S102で、MFP2から受信したS203の通知情報に応じて、RAM509のスナップショットをHDD524に格納する。その際、MFP1のCPU508は、MFP2によって使用されている機能の組み合わせに応じて、RAM509の記憶内容を分割してスナップショットを作成し、HDD524にこれを格納する。
ただし、同一の組み合わせの機能を使用する他のMFPからS203の通知情報を受信し、当該機能に応じたスナップショットが既にHDD524に格納されている場合には、同じ構成を有するスナップショットを重複して格納しなくてよい。これにより、スナップショットを格納するためのHDD524の使用容量を低減することができる。
なお、S203の通知情報に応じてスナップショットを保存するのではなく、MFP1が有する機能の組み合わせに応じて、いくつかの組み合わせについてスナップショットを予め用意して、HDD524に格納しておいてもよい。その場合、MFP1のCPU508は、S102でスナップショットを保存することなく省電力状態へ移行すればよい。
省電力状態からの復帰する場合に、MFP2のCPU508は、S207で、省電力状態から復帰することを示す通知情報とともに、省電力状態への移行前に使用していたMFP1の1つ以上の機能の組み合わせを示す特定情報をMFP1へ送信する。これに対して、MFP1のCPU508は、S104で、受信した当該特定情報に基づいて、MFP2が省電力状態への移行前に使用していた1つ以上の機能を識別する。さらに、HDD524に格納されている、当該機能に対応するスナップショットを特定し、これをRAM509の記憶領域へ読み込むとともに、省電力状態から通常電力状態へ復帰する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムは、動作状態として通常電力状態及び省電力状態を有する、ネットワークを通じて他のMFPの機能を使用可能な複数のMFPを備える。第2のMFPの機能を使用する第1のMFPは、省電力状態から通常電力状態へ復帰する際に、そのことを示す通知情報とともに、第2のMFPのHDDに格納された第1のMFPに対応する作業状態情報を特定するための特定情報を第2のMFPに送信する。省電力状態において、これらの情報を受信した第2のMFPは、HDDに格納した作業状態情報のうち、第1のMFPに対応する作業状態情報を受信した特定情報に基づいて特定する。さらに、特定した作業状態情報をHDDからRAMに読み込んで、対応する機能を実行可能にするとともに、省電力状態から通常電力状態へ復帰する。これにより、複数のMFPで連携して使用する機能に関する作業状態情報を特定してその機能の実行を再開することが可能となるため、省電力状態から通常電力状態へ復帰するまでに要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態に係るMFP(第2のMFP)は、当該MFPの機能を使用する他のMFPごとではなく、当該他のMFP(第1のMFP)によって使用される1つ以上の機能の組み合わせごとに、RAMの作業状態情報を分割してHDDに格納してもよい。その場合、第1のMFPは、第2のMFPに送信する特定情報として、第1のMFPが使用する第2のMFPの機能の組み合わせを示す情報を送信する。当該特定情報に基づいて、第2のMFPは、省電力状態から通常電力状態へ復帰する際に、第1のMFPによって使用される機能を識別するとともに、作業状態情報を特定する。これにより、同一の機能の組み合わせに関する作業状態情報を重複してHDDに保存することを回避し得るため、HDDの使用容量を低減することができる。
また、本実施形態に係るMFP(第2のMFP)は、第1のMFPからの通知情報及び特定情報に応じて省電力状態から通常電力状態へ復帰して、必要な機能のみを実行可能とすることにより、機能に実行に要する消費電力を低減することができる。なお、第2のMFPは、省電力状態から通常電力状態への復帰後に、HDDに格納されている他の作業状態情報をRAMに読み込んで、対応する機能を実行可能にしてもよい。これにより、第1のMFPによって使用される機能の実行を優先して再開する一方で、その他の機能も実行可能とすることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。

Claims (5)

  1. 複数のデバイスへ電力を供給する通常電力状態、及び前記複数のデバイスに含まれる一部のデバイスへのみ電力を供給する省電力状態を有するとともに、他の情報処理装置が有する機能をネットワークを通じて使用可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を備える情報処理システムであって、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記省電力状態から前記通常電力状態へ復帰する際に、該省電力状態から該通常電力状態へ復帰することを示す通知情報とともに、前記第2の情報処理装置の主記憶手段の作業状態情報を特定するための特定情報を該第2の情報処理装置へ送信する送信手段を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記通常電力状態から前記省電力状態へ移行する際に、前記主記憶手段の作業状態情報を、所定の条件で分割して不揮発性記憶手段に格納する格納手段と、
    前記省電力状態において、前記通知情報及び前記特定情報を前記第1の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記不揮発性記憶手段に分割されて格納された前記作業状態情報のうち、前記第1の情報処理装置によって使用される機能に対応する作業状態情報を、受信された前記特定情報に基づいて特定する特定手段と、
    特定された前記作業状態情報を前記不揮発性記憶手段から前記主記憶手段に読み込むことによって、該作業状態情報に対応する機能を実行可能にするとともに、前記省電力状態から前記通常電力状態へ復帰する復帰手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記所定の条件とは、前記第2の情報処理装置の機能を使用する他の情報処理装置ごとに、前記主記憶手段の作業状態情報を分割して前記不揮発性記憶手段に格納することであり、
    前記特定情報は、前記第1の情報処理装置を示す情報であり、
    前記特定手段は、
    前記特定情報に基づいて、前記第1の情報処理装置に対応する前記作業状態情報を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記所定の条件とは、他の情報処理装置によって使用される、前記第2の情報処理装置の1つ以上の機能の組み合わせごとに、前記主記憶手段の作業状態情報を分割して前記不揮発性記憶手段に格納することであり、
    前記特定情報は、前記第1の情報処理装置が使用する前記第2の情報処理装置の1つ以上の機能の組み合わせを示す情報であり、
    前記特定手段は、
    前記特定情報に基づいて、前記第1の情報処理装置によって使用される1つ以上の機能を識別する識別手段を備え、
    識別した1つ以上の機能に対応する前記作業状態情報を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記復帰手段は、
    前記省電力状態から前記通常電力状態へ復帰した後に、前記不揮発性記憶手段に記憶された他の作業状態情報を前記主記憶手段にさらに読み込むことによって、当該作業状態情報に対応する機能を実行可能にすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
  5. 複数のデバイスへ電力を供給する通常電力状態、及び前記複数のデバイスに含まれる一部のデバイスへのみ電力を供給する省電力状態を有するとともに、他の情報処理装置が有する機能をネットワークを通じて使用可能な第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を備える情報処理システムの制御方法であって、
    前記第1の情報処理装置において、
    送信手段が、前記省電力状態から前記通常電力状態へ復帰する際に、該省電力状態から該通常電力状態へ復帰することを示す通知情報とともに、前記第2の情報処理装置の主記憶手段の作業状態情報を特定するための特定情報を該第2の情報処理装置へ送信する送信工程を実行し、
    前記第2の情報処理装置において、
    格納手段が、前記通常電力状態から前記省電力状態へ移行する際に、前記主記憶手段の作業状態情報を、所定の条件で分割して不揮発性記憶手段に格納する格納工程と、
    受信手段が、前記省電力状態において、前記通知情報及び前記特定情報を前記第1の情報処理装置から受信する受信工程と、
    特定手段が、前記不揮発性記憶手段に分割されて格納された前記作業状態情報のうち、前記第1の情報処理装置によって使用される機能に対応する作業状態情報を、受信された前記特定情報に基づいて特定する特定工程と、
    復帰手段が、特定された前記作業状態情報を前記不揮発性記憶手段から前記主記憶手段に読み込むことによって、該作業状態情報に対応する機能を実行可能にするとともに、前記省電力状態から前記通常電力状態へ復帰する復帰工程と
    を実行することを特徴とする情報処理システムの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103303006A (zh) * 2012-03-09 2013-09-18 精工爱普生株式会社 打印机的控制方法以及打印机

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