JP2011039834A - ログ変換システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ログ情報を特定のデータ構造を有するログ情報に変換するための新しい枠組みを提供する。
【解決手段】本発明のログ変換装置は、ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得するデータ取得手段と、該取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、該取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換するログ情報変換手段と、を備える。
【選択図】図5
【解決手段】本発明のログ変換装置は、ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得するデータ取得手段と、該取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、該取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換するログ情報変換手段と、を備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、複数のシステムが出力する各ログ情報を特定のデータ構造を有するログ情報に変換する技術に関する。
従来、システムの通常運用状態の監視や障害発生時の原因調査は、サービスを提供する各サービス装置が出力するログ情報を解析することにより行われる。
システム内で複数のサービス装置が稼働している場合、各サービス装置に関して出力するログ情報のデータ構造がサービス装置ごとに異なる場合がある。このようにログ情報のデータ構造が統一されていない場合、システム全体の稼動状況を確認するためには、全てのログ情報を例えばCSV形式に統一するなどしてデータ構造を変換し、さらに特定のデータ要素(日や時刻など)をキーにして全てのログ情報を並べ替えるなど、ログ情報を何らかの方法で加工しなければならない。
例えば、下記特許文献1には、複数のサービス装置から出力されるログ情報を、日時をキーとして並べ替え、統合したログ情報として出力するログ統合管理装置が開示されている。このログ統合管理装置は、ログ情報を構成する複数のログ要素のうち、日時が記録されている位置を、サービス装置ごとに指定することにより、サービス装置ごとにログ情報中の日時の記録位置が異なっていても、各ログ情報から日時を取り出し、該取り出した日時をキーとして各ログ情報を並べ替え、統合したログ情報を出力する。
また、下記特許文献2には、ユーザから指定されたデータ形式に沿って履歴情報を組み替えて履歴ファイルを作成する情報処理装置が開示されている。この情報処理装置では、履歴情報の表示形式を定めたレコードテンプレートファイル中に、ログレコードのアイテムに置き換えるための文字列(置換対象文字列)を記述しておくことにより、レコードテンプレートファイルで定める形式に沿って履歴情報が組み替えられる。
上記特許文献1のログ統合管理装置では、サービス装置単位でログ情報中の日時の位置を指定する構成となっているため、1つのサービス装置からデータ構造の異なる複数種類のログ情報が1つのログファイルとして出力された場合には、ログ情報を並べ替えて統合することができない。この点は、上記特許文献2の装置においても同様である。
かかる課題に鑑み、本発明は、ログ情報を特定のデータ構造を有するログ情報に変換するための新しい枠組みを提供することを目的とする。
本発明のログ出力装置は、ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を取得する手段と、前記取得したログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを出力する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のログ変換装置は、ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得する手段と、前記取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、前記取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造に変換する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のログ変換システムは、少なくとも一のログ出力装置と、該ログ出力装置と通信可能に接続されたログ変換装置とを備え、前記ログ出力装置は、ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を取得する手段と、前記取得したログ情報及びログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを出力する手段と、を備え、前記ログ変換装置は、前記ログ出力装置から前記ログファイルを取得する手段と、前記取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、前記取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造に変換する手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明のログ変換方法は、ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得するステップと、前記取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、前記取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造に変換するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、上記ログ変換方法を情報処理装置に実行させるためのコンピュータプログラムである。
なお、本発明において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の手段や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、ログ出力装置が、ログ情報と該ログ情報のデータ構造情報とを含むログファイルを出力し、ログ変換装置が、ログ出力装置から取得したログファイルに含まれるログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報に基づいて、該ログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換するため、ログファイル中にデータ構造の異なる複数種類のログ情報が含まれていたとしても、ログ解析作業を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態のログ変換システム1の全体構成を示す。
ログ変換システム1は、少なくとも1つ(ここでは2つ)のサービス提供システム(ログ出力装置)110,130と、該サービス提供システム110,130と通信可能に接続されたログ変換装置100と、データベース120とを含んで構成される。これらサービス提供システム110,130及びログ変換装置100は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、及び通信装置等を備えるコンピュータを用いて構成することができる。
このログ変換システム1では、ログ変換装置100は、各サービス提供システム110,130から、それぞれ1種類のログ情報を含むログファイルを取得し、ログ解析を容易に行うために、取得したログファイルに含まれる計2種類のログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換する機能を備える。
本実施形態では、ログ情報は、例えばサービス提供システム110,130が提供するサービスの名称(サービス名)、ログ情報を取得した日、ログ情報を取得した時刻、結果(ログ情報の対象となるイベントの種類など)、及びメッセージ(イベントの具体的な内容など)等の要素データを含む情報である。また、ログ情報を構成する各要素データは、所定の区切り文字によって区切られている。さらに、本実施形態では、ログ情報は、サービス提供システム110,130が提供するサービスごとにデータ構造が異なっているものとする。
データ構造情報は、上記ログ情報のデータ構造を示す情報であり、ログ情報における要素データの並びを特定する情報を少なくとも含む。例えば、データ構造情報は、図2に示すように、ログ情報に含まれる要素データの種類(要素名)と、各要素データの並び順と、要素データ間の区切り文字を示す。また、データ構造情報は、本実施形態ではサービスごとに異なっているものとするが、共通部分も含んでいる。さらに、各サービス提供システム110,130では、ログ情報と該ログ情報のデータ構造情報とを含むログファイルが作成されるものとする。
例えば、図2(A)に示すデータ構造情報の例では、ServiceNameはサービス名、Commaは区切り文字、DATEはログ情報を取得した日、TIMEはログ情報を取得した時刻、RESULTは結果、MESSAGEは結果を示す。
また、図2(B)に示すデータ構造情報の例では、DATE、TIME、Comma、Service、RESULTという要素が含まれており、これらのうちDATE、TIME、Comma、及びRESULTは図2(A)のデータ構造情報と共通する。一方、図2(B)の例においては、Serviceがサービス名を示す点、MESSAGEという要素が含まれていない点、及び要素が「DATE、TIME、Comma、Service、RESULT」という順番で並んでいる点が図2(A)の例との相違点である。
ログ情報に含まれる複数の要素データ間の区切り文字は、Comma(,)に限られず、スペース、タブ符、感嘆符(!)、単価符号(@)、改行コードなど、区切り文字として使用される周知の文字列を用いることができる。また、本実施形態では、サービス提供システム110,130は、自装置が提供するサービスごとのログ情報のデータ構造情報を予めハードディスク等の記憶装置に格納しているものとする。
次に、サービス提供システム110,130及びログ変換装置100の詳細な構成について説明する。
サービス提供システム110は、通信回線を介してサービス(例えば、通信回線を介して受信した処理要求に応じてソフトウェアの演算結果を出力するサービスや、通信回線を介して特定のファイル(htmlファイルなど)の送信要求を検出した場合に該ファイルを送信するサービスなど)を提供するサーバ(WEBサーバやアプリケーションサーバなど)であり、一又は複数のクライアント端末(図示省略)が通信可能に接続されている。
また、サービス提供システム110は、特徴的な機能的手段として、上記サービスを提供するサービス提供手段111と、該サービス提供手段111からログ情報を取得するログ情報取得手段112と、ログ情報ごとのデータ構造情報を取得する構造情報取得手段113と、取得したログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを出力するデータ出力手段114と、を備える。これらの手段は、CPUがハードディスク等に格納されたコンピュータプログラムをRAM上に読み出して実行することにより機能的に実現される。
サービス提供手段11は、クライアント端末からの上記処理要求や送信要求を受けた場合に、該要求に応じて演算結果又はファイルを送信する(サービスを提供する)。
ログ情報取得手段112は、サービス提供手段111からログ情報を取得し、データ出力手段114へ渡す。
構造情報取得手段113は、サービス提供手段111からログ情報を取得するたびに、そのサービスについて予め決められたデータ構造情報を、該データ構造情報が格納されているハードディスク等の記憶装置から取得する。
データ出力手段114は、ログ情報取得手段112が取得したログ情報と、構造情報取得手段113が取得したデータ構造情報とを含むログファイルを、ハードディスク等の記憶装置に出力(格納)する。例えば、所定の時間又は所定の容量に達したことを基準としてファイルを新たに作成し、ログ情報を記録することができる。また、データ出力手段114は、ログ変換装置100からログファイルの送信要求を受け付けた場合など、必要に応じて、上記格納したログファイルをログ変換装置100へ送信する。
なお、サービス提供システム130についても、サービス提供システム110と同様の機能を有するサービス提供手段131、ログ情報取得手段132、構造情報取得手段133、及びデータ出力手段134を備えている。
データベース120は、ログ情報の要素データが標準ログ情報においてどこに記述されるのか、すなわち標準ログ情報における要素データの記述位置を特定するマッピング情報を格納するマッピング情報格納手段121、及び各サービス提供システム110,130におけるログファイルの保存場所を示す情報(ログ保存先情報)を格納するログ保存先情報格納手段122を備える。かかるデータベース120は、例えばハードディスク等の記憶装置を用いて機能的に実現される。また、データベース120は、ログ変換装置100に内蔵されている記憶装置内で実現されてもよいし、ログ変換装置100に接続される外部の記憶装置内で実現されてもよい。
マッピング情報は、本実施形態では、図3に示すデータ構造の例のように、データ名、出力先、区切り文字、出力先の場所等の要素を含んで構成されている。
データ名の欄には、各ログ情報のデータ構造情報に含まれる共通部分のうち、標準ログ情報のデータ構造中の要素として使用するものが設定される。例えば、図2(A)のデータ構造情報と図2(B)のデータ構造情報の共通部分は、DATE、TIME、Comma、及びRESULTであり、マッピング情報においては、標準ログ情報のデータ構造中の要素として使用するDATE、TIME、及びRESULTが設定されている。なお、Commaは、区切り文字であり、後述のように設定される。
出力先の欄には、標準ログ情報を含むファイルの名称が設定される。
区切り文字の欄には、標準ログ情報において用いる特定の区切り文字(ここでは、カンマ区切り(Comma(,)))が設定される。
出力先の場所の欄には、データ名の欄に設定された要素に関する要素データが、標準ログ情報において、先頭から何番目の要素データとして記述(格納)されるのかを示す情報が設定される。図示の例では、DATE、TIME、RESULTの順に、これら要素に対応する要素データが先頭から順に記述(格納)されることになる。
ログ保存先情報は、図4に示すデータ構造の例のように、対象システム名、ログファイル名、及び保存先等の要素を含んで構成されている。
対象システム名の欄には、サービス提供システム110,130の名称が設定される。図示の例では、対象システムAはサービス提供システム110を示し、対象システムBはサービス提供システム130を示すものとする。
ログファイル名の欄には、対象システム名の欄に設定されたサービス提供システム110,130に保存されているログファイルの名称が設定される。
保存先の欄には、対象システム名の欄に設定されたサービス提供システム110,130におけるログファイルの保存場所が設定される。
なお、ログ保存先情報は、例えば、システム管理者等によって予め設定しておくことが考えられる。
ログ変換装置100は、液晶ディスプレイ等の出力装置101、並びにマウス及びキーボード等の入力装置102を備え、特徴的な機能的手段として、データ取得手段103と、ログ情報変換手段104とを備える。
データ取得手段103は、入力装置102を介してユーザから指示を受けた場合に、該指示に基づいて、少なくとも1つのサービス提供システム110(又は130)から、ログ情報と該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得する。
ログ情報変換手段104は、データ取得手段103が取得したログファイルに含まれる各データ構造情報に基づいて、かかるログファイルに含まれる各ログ情報を標準ログ情報に変換する。本実施形態では、データベース120のマッピング情報格納手段121に格納されているマッピング情報(図3)に基づいて、ログ情報を標準ログ情報に変換する。
図5は、ログ変換装置100によるログ情報のデータ構造変換処理のフローチャートである。以下、このフローチャートに基づいて、データ構造変換処理の内容を説明する。なお、データ構造変換処理の前提として、各サービス提供システム110,130においては、自装置が提供する各サービスに関するログ情報を逐一取得し、ログ情報と該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルをハードディスク等の記憶装置に格納しているものとする。
まず、ログ変換装置100のデータ取得手段103は、入力装置102を介してユーザから、解析対象となるログ情報を指定する情報(解析対象指定情報)の入力を受け付ける(ステップ201)。
解析対象指定情報としては、例えば、対象システム名や、かかるログ情報を含むログファイルの名称を入力することが考えられる。また、各サービス提供システム110,130において、日や時間などの所定の期間単位でログファイルが作成される場合には、ログファイル名を入力するのに代えて、解析対象とする期間(日や特定の時間帯)を入力するようにしてもよい。
データ取得手段103は、データベース120のログ保存先情報格納手段122に格納されているログ保存先情報(図4)を参照し、ステップ201で受け付けた解析対象指定情報に基づいて、解析対象となるログ情報を含むログファイルの保存先を示す情報(ログ保存先情報)を取得する(ステップ202)。
また、データ取得手段103は、対象システムに対し、上記取得したログ保存先情報を送信することにより、解析対象となるログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルの送信を要求する(ステップ203)。なお、対象システムは、解析対象となるログ情報が格納されているサービス提供システム(サービス提供システム110とサービス提供システム130の一方又は両方)である。
そして、データ取得手段103は、上記ログファイルの送信要求に応じたサービス提供システム110,130から、解析対象となるログ情報と該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得する(ステップ204)。
次に、ログ情報変換手段104は、データベース120のマッピング情報格納手段121にアクセスしてマッピング情報を取得し(ステップ205)、該マッピング情報に基づいて、ステップ204で取得したログファイルに含まれる各ログ情報を標準ログ情報に変換する(ステップ206)。
ここで、サービス提供システム110が図2(A)に示すデータ構造を有するログ情報を送信し、サービス提供システム130が図2(B)に示すデータ構造を有するログ情報を送信するケースについて具体的に説明する。
まず、ログ変換装置100のログ情報変換手段104は、図3に示すマッピング情報を参照し、出力先の欄に設定されたファイル名を付したファイルを新たに作成する。次に、データ名の欄に設定された要素(DATE、TIME、RESULT)のうちの1つ(例えばDATE)を抽出する。そして、ステップ204で取得した一のログファイルに含まれるログ情報(例えば、サービス提供システム110から取得した図2(A)のデータ構造を有するログ情報)を参照し、マッピング情報から抽出したDATE要素に基づき、該DATE要素に対応する要素データを抽出する。このようにログ情報から抽出した要素データを、新たに作成したファイル中において、マッピング情報に基づいて、該抽出した要素データの記述位置を特定し、記述する。具体的には、ログ情報から抽出した要素データを、マッピング情報中の保存先の場所の欄に設定された場所(DATE要素に対応する要素データの場合は、1列目)に、且つ、区切り文字の欄に設定された文字列で区切られるように記述する。この処理を、マッピング情報中のデータ名の欄に設定された全ての要素について行うことで、1つのログ情報を、マッピング情報において特定されたデータ構造を有する標準ログ情報に変換することができる。また、この繰り返し処理を、ステップ204でサービス提供システム110,130からそれぞれ取得したログファイルに含まれる全てのログ情報について実行することにより、解析対象となる全てのログ情報が特定(共通)のデータ構造を有する標準ログ情報に変換される。
例えば、図2(A)に示すデータ構造を持つログ情報と、図2(B)に示すデータ構造を持つログ情報の例を以下に示す。
[図2(A)に示すデータ構造を持つログ情報の例]
Service A1, 20090401, 08:00:00, Error, ErrorMessage
[図2(B)に示すデータ構造を持つログ情報の例]
20090401, 08:02:00, Service A2, Error
これらのログ情報は、前述の方法により、マッピング情報に基づいて以下のような標準ログ情報に変換される。
[図2(A)に示すデータ構造を持つログ情報の例]
Service A1, 20090401, 08:00:00, Error, ErrorMessage
[図2(B)に示すデータ構造を持つログ情報の例]
20090401, 08:02:00, Service A2, Error
これらのログ情報は、前述の方法により、マッピング情報に基づいて以下のような標準ログ情報に変換される。
20090401, 08:00:00, Error
20090401, 08:02:00, Error
ログ情報変換手段104は、このようにして、ステップ204においてサービス提供システム110,130からそれぞれ取得したログファイルに含まれる全てのログ情報についてデータ構造の変換処理を行って標準ログ情報を生成し、各標準ログ情報を一纏め(例えば1つのファイル)にして出力装置101を介してユーザに提示する(ステップ207)。なお、標準ログ情報を含むファイルを提示する際には、所定の要素をキーにして、予めログ情報を並べ替えておいてもよい。
20090401, 08:02:00, Error
ログ情報変換手段104は、このようにして、ステップ204においてサービス提供システム110,130からそれぞれ取得したログファイルに含まれる全てのログ情報についてデータ構造の変換処理を行って標準ログ情報を生成し、各標準ログ情報を一纏め(例えば1つのファイル)にして出力装置101を介してユーザに提示する(ステップ207)。なお、標準ログ情報を含むファイルを提示する際には、所定の要素をキーにして、予めログ情報を並べ替えておいてもよい。
なお、ステップ205で取得したマッピング情報が、ステップ204で取得したログファイルに含まれるログ情報のデータ構造情報に対応していない場合、例えば、マッピング情報(図3)中のデータ名の欄に設定された要素のいずれかがデータ構造情報に含まれていない場合には、かかるデータ構造情報に対応するログ情報については、データ構造を変換せず、そのまま出力してもよい。
以上のように、本発明によれば、ログ情報が特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換されたうえで提示されるので、ユーザ(ログ解析者など)は、変換前のログ情報のデータ構造を意識することなく、ログ解析を効率的に行うことができる。
また、データ構造の異なる複数種類のログ情報を標準ログ情報に変換する際には、変換前のログ情報に含まれる全ての要素を利用するのではなく、解析に必要な要素をマッピング情報中で設定しておくことにより、該設定した要素のみを含むデータ構造を有する標準ログ情報を生成することができる。
さらに、データ構造が異なる複数種類のログ情報が標準ログ情報に変換されて提示されるので、ログ解析者は、変換前のデータ構造を熟知している必要がなく、さらに、データ構造の変換方法を管理する必要がないため、ログ解析者の負担が極めて小さくなる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態のログ変換システム1の全体構成を示す。第2実施形態では、ログ変換システム1は、1つのサービス提供システム110を備えており、該サービス提供システム110が、それぞれが個別のサービスを提供する複数(ここでは2つ)のサービス提供手段111a,111bを備えている。
本実施形態では、サービス提供システム110のログ情報取得手段112は、サービス提供手段111aから図2(A)に示すデータ構造を有するログ情報を取得し、サービス提供手段111bから図2(B)に示すデータ構造を有するログ情報を取得するものとする。これにより、サービス提供システム110は、データ構造の異なる複数種類(例えば2種類)のログ情報と該ログ情報のデータ構造情報とを含む1つのログファイルをログ変換装置100へ送信する。
そして、ログ変換装置100は、サービス提供システム110から上記1つのログファイルを取得すると、前述と同様の方法で、ログファイルに含まれる各ログ情報を標準ログ情報に変換し、一纏めにしてユーザに提示することができる。
このように、一つのサービス提供システム110から送信されるログファイルに含まれる複数のログ情報のデータ構造が互いに異なっていても、ログファイルにはログ情報ごとにデータ構造情報が格納されているため、それらのログ情報を、マッピング情報で指定した特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換して出力することができる。これにより、一つのサービス提供システムから出力されるログファイルに含まれる複数のログ情報のデータ構造が互いに異なっている場合でも、容易にログ解析を行うことができる。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
[変形例]
ログ変換装置100には、図7(A),(B)に示すように、出力装置101と入力装置102に代えて又は加えて、ログ変換装置100に格納されたファイルやアプリケーションをダウンロードし、且つ、レイアウト等を解析して表示するWebブラウザを実行可能に備えたパソコン601を、インターネットやイントラネット等のネットワークを介して接続してもよい。これにより、ユーザは、ログ変換装置100を遠隔操作して、ログ解析を行うことができる。この場合、ログ変換装置100によるログ情報のデータ構造変換処理は、サーバアプリケーションではなく、Webアプリケーションによって実現すればよい。
[変形例]
ログ変換装置100には、図7(A),(B)に示すように、出力装置101と入力装置102に代えて又は加えて、ログ変換装置100に格納されたファイルやアプリケーションをダウンロードし、且つ、レイアウト等を解析して表示するWebブラウザを実行可能に備えたパソコン601を、インターネットやイントラネット等のネットワークを介して接続してもよい。これにより、ユーザは、ログ変換装置100を遠隔操作して、ログ解析を行うことができる。この場合、ログ変換装置100によるログ情報のデータ構造変換処理は、サーバアプリケーションではなく、Webアプリケーションによって実現すればよい。
また、第1実施形態では、例えばサービス提供システム110の構造情報取得手段113は、サービス提供手段111からログ情報を取得するたびに、そのサービスについて予め決められたデータ構造情報をハードディスク等の記憶装置から取得しているが、新たに取得したログ情報のデータ構造が、直前に取得したログ情報のデータ構造と異なる場合に限り、新たに取得したログ情報のデータ構造情報を取得するように構成してもよい。
第2実施形態では、各サービス提供システム110,130において提供されるサービスごとにログ情報のデータ構造が異なる例を説明したが、例えば、第1実施形態において、サービス提供システム110のログ情報取得手段112がサービス提供手段11から取得する同一のサービスに関するログ情報のデータ構造が異なっていてもよく、この場合でも、前述と同様の方法で、ログ情報のデータ構造を変換することができる。
また、第2実施形態では、各サービス提供システム110,130が、ログファイル中に、ログ情報ごとにデータ構造情報を記録する例を説明したが、ログ情報取得手段112,132が取得するログ情報のデータ構造が変化したことを条件に、ログファイル中(例えば、かかる変化の前後におけるログ情報の間など)にデータ構造情報を記録するように構成してもよい。
1…ログ変換システム、100…ログ変換装置、101…出力装置、102…入力装置、103…データ取得手段、104…ログ情報変換手段、110,130…サービス提供システム、120…データベース、121…マッピング情報記憶手段、122…ログ保存先情報記憶手段、111,111a,111b,131…サービス提供手段、112,132…ログ情報取得手段、113,133…構造情報取得手段、114,134…データ出力手段、601…パソコン
Claims (6)
- ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を取得する手段と、
前記取得したログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを出力する手段と、
を備えることを特徴とするログ出力装置。 - ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得する手段と、
前記取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、前記取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換する手段と、
を備えることを特徴とするログ変換装置。 - 前記データ構造情報は、ログ情報における要素データの並びを特定する情報を含み、
前記変換する手段は、前記取得したログファイルに含まれるデータ構造情報を参照して該ログファイルに含まれるログ情報における要素データを抽出し、前記標準ログ情報における要素データの記述位置を特定するマッピング情報に基づいて、前記抽出した要素データの記述位置を特定し、前記標準ログ情報を生成する、
請求項2に記載のログ変換装置。 - 少なくとも一のログ出力装置と、該ログ出力装置と通信可能に接続されたログ変換装置とを備えるログ変換システムであって、
前記ログ出力装置は、
ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を取得する手段と、
前記取得したログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを出力する手段と、
を備え、
前記ログ変換装置は、
前記ログ出力装置から前記ログファイルを取得する手段と、
前記取得したログファイルに含まれるデータ構造情報に基づいて、前記取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換する手段と、
を備える、
ことを特徴とするログ変換システム。 - ログ情報及び該ログ情報のデータ構造情報を含むログファイルを取得するステップと、
前記取得したログフィルに含まれるデータ構造情報に基づいて、前記取得したログファイルに含まれるログ情報を特定のデータ構造を有する標準ログ情報に変換するステップと、
を含むことを特徴とするログ変換方法。 - 請求項5に記載のログ変換方法を情報処理装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019077078A (ja) * | 2017-10-23 | 2019-05-23 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び印刷装置の制御方法 |
WO2021053919A1 (ja) * | 2019-09-17 | 2021-03-25 | 株式会社日立ソリューションズ | 変換装置、変換方法、および記録媒体 |
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2009
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