JP2011039421A - 画像形成装置 - Google Patents

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慎也 鈴木
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正史 福田
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Abstract

【課題】 画像形成ユニットに対して下方から露光するクリーナレス方式の画像形成装置において、転写残として感光体上に残留したトナーやキャリアが飛散防止手段との接触により感光体から離型して、露光手段の露光開口部(露光窓)のうえに落下したり、露光経路を横切ったりして、静電潜像を遮り、ベタ画像やハーフトーン画像において白スジや白ポチといった画像不良が発生する。
【解決手段】 感光ドラムと飛散防止手段との当接部と、その当接部から重力方向下方のスキャナユニットの露光窓または露光経路との間に受け部材を備えることにより、飛散防止手段との接触により感光ドラムから離型して露光窓や露光経路へ落下するのを防止し、白スジや白ポチといった画像不良を防止することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は,電子写真方式・静電記録方式などを用いた画像形成装置に関し、特に複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に係り、特に像担持体上の転写残トナーを現像装置において現像同時回収して再利用するクリーナレス方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置は、一般に、回転ドラム型の像担持体である電子写真感光体(感光体)、その感光体を所定の極性・電位に一様に帯電処理する帯電装置(帯電工程)、帯電処理された感光体に静電潜像を形成する情報書き込み手段としての露光装置(露光工程)、感光体上に形成された静電潜像を現像剤としてのトナーにより現像剤像として顕像化する現像装置(現像工程)、トナー画像を感光体の表面から紙などの記録材に転写する転写装置(転写工程)、転写工程後の感光体上に多少ながら残余する現像剤(転写残トナーや磁性キャリア)を除去して感光体面を清掃するクリーニング装置(クリーニング工程)、記録材上のトナー画像を定着させる定着装置(定着工程)などを備えており、感光体には繰り返して電子写真プロセス(帯電工程・露光工程・現像工程・転写工程・クリーニングエ程)が適用されて作像に供される。
転写工程後の感光体上に残余するトナーはクリーニング装置により感光体の表面から除去され、クリーニング装置内に回収されて廃トナーとなる。しかし、環境保全や資源の有効利用などの点から、このような廃トナーが出ないことが望ましい。
そこで、クリーニング装置にて回収されている現像剤、所謂、廃トナーを現像装置に戻して再利用する画像形成装置が提案されている。
また、クリーニング装置を廃し、転写工程後の感光体上の転写残トナーを現像装置において「現像同時クリーニング」で感光体上から除去・回収し、再利用するようにしたクリーナレス方式の画像形成装置が提案されている。
現像同時クリーニングは、転写工程後の感光体上の転写残トナーを、次工程以降の現像工程時に現像装置に回収する。即ち、転写残トナーが付着した感光体を引き続き帯電、露光して静電潜像を形成し、この静電潜像の現像工程時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vback)によって、感光体表面に残余した転写残トナーのうち、現像されるべきでない部分(非画像部)上に存在する転写残トナーを現像装置に除去・回収する方法である。
しかし、感光体表面に残余した転写残トナーはその帯電量が一定でないため、そのままではかぶり取りバイアスにより現像装置に回収されるのが困難である。そこで、帯電手段として磁気ブラシ帯電装置を使用し、転写残トナーを少なくとも一時的に磁気ブラシ帯電装置に回収して、磁気ブラシ帯電手段に印加されるバイアスによりトナーの再帯電を行った後に現像装置に回収させる技術が提案されている。(特許文献1)
また、転写位置より感光体回転方向下流側で、転写装置と帯電装置の間に感光体に接触した補助部材を備え、転写残トナーを補助部材および帯電装置に印加されるバイアスによりトナーの再帯電を行った後に現像装置に回収させる技術も提案されている。(特許文献2)
これらの方式によれば、転写残トナーは現像装置に回収されて次工程以降の静電潜像の現像に再利用されるため、廃トナーをなくし、また、メンテナンス時に手を煩わせることも少なくすることができる。また、クリーナレス方式によりクリーニング部材や廃トナーの搬送機構が必要ないので画像形成装置の小型化にも有利である。
一方、現像装置から現像剤であるトナーが飛散し、帯電装置や露光装置にトナー付着するのを防止するために、現像装置と帯電装置または露光装置との間に、感光体表面に感光体回転方向の順方向にその先端が摺擦するフィルム状部材を配設して、トナー飛散を防止する技術が提案されている。(特許文献3)
特開平9―305009号公報 特開平11―72995号公報 特開昭62−71972号公報
上述した先行技術1および2のようなクリーナレス方式の画像形成装置において、転写残として感光体上に残余した現像剤(転写残トナーや磁性キャリア)は、帯電装置および補助部材により再帯電された後、現像装置との対向部まで搬送され、現像装置に回収され現像剤として再利用される。しかしながら、このようなクリーナレス方式の画像形成装置に対して、先行技術3のように現像装置と帯電装置または露光装置との間にトナー飛散を防止するフィルム状部材が感光体に摺擦して配設されていると、再帯電された現像剤のうち、帯電量が低いトナーや粒径が大きい磁性キャリアは、フィルム状部材と接触すると感光体上に保持できずに感光体から離型してしまう。
近年、画像情報の入力から画像形成物の出力までかかる時間を短くする目的で、画像形成装置内における転写材の搬送経路が短くなるように、図8のように感光体を含む画像形成ユニットの下方に露光装置または露光経路も配置した画像形成装置がある。このような画像形成装置で、上述のようなクリーナレス技術と飛散防止技術を用いた場合、感光体から離型したトナーやキャリアは、露光手段の露光開口部(露光窓)のうえに落下したり、露光経路を横切ったりして、露光による感光体の静電潜像を妨げ、ベタ画像やハーフトーン画像において白スジや白ポチといった画像不良が発生した。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、画像形成ユニットに対して下方から露光するクリーナレス方式の画像形成装置において、転写残として感光体上に残留したトナーやキャリアが感光体から離型しても、白スジや白ポチといった画像不良が発生しない高品質な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、像担持体と、前記像担持体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイアスを印加することで像担持体の帯電を行う帯電手段と、前記像担持体に対して重力方向下方に配設され前記帯電手段により帯電処理された前記像担持体面に静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して顕像化する現像手段と、顕像化した現像剤像を転写材または中間転写体に転写する転写手段とを備え、前記転写手段による転写後に前記像担持体表面に残留した現像剤の少なくとも一部を前記現像手段で回収するクリーナレスシステムを用いた画像形成装置において、前記露光手段と現像手段との間に前記像担持体と接触して配設されたシート状の飛散防止部材と、前記像担持体への飛散防止部材の接触位置と前記露光手段または露光手段により像担持体上に露光を行う露光経路との重力方向での間の位置に配設された受け部材と、を備えたことを特徴とする。
また他の発明によれば、前記受け部材により回収した現像剤を現像手段へ搬送する搬送経路を備えたことを特徴とする。
本発明は、クリーナレス方式の画像形成ユニットを備え、画像形成ユニットに対して下方から露光を行う画像形成装置において、感光ドラムと飛散防止手段との当接部と、その当接部から重力方向下方のスキャナユニットの露光窓または露光経路との間に受け部材を備えることにより、転写残として感光ドラム上に残余した転写残トナーや磁性キャリアが、帯電量調整されて現像装置へ回収される前に、飛散防止手段との接触により感光ドラムから離型して露光窓や露光経路へ落下することが起因の白スジや白ポチといった画像不良を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の1例を示す概略構成図である。 図1の画像形成装置における画像形成ステーションの構成を示す概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置におけるクリーナレス方式の構成を示す概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置のクリーナレス方式における転写残トナーの帯電量分布を示したグラフである。 実施例1における画像形成ステーションの受け部材の配置を示す概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の実施例2における画像形成ステーションの構成を示す概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の実施例3における画像形成ステーションの構成を示す概略構成図である。 従来の画像形成装置の1例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照にして詳細に説明する。
図1および図2は、本発明に係る中間転写方式のカラー画像形成装置の例を示す断面図である。本実施例の画像形成装置は接触帯電方式、二成分接触現像方式、クリーナレス方式を採用した電子写真方式のレーザビームプリンタである。
本実施例の画像形成装置100には、図1に示すように、4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdが画像送り方向に直列に並置されている。図2は画像形成ステーションPaの断面を示しており、4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは同様の構成をしている。図2に示すように、画像形成ステーションPaには、像担持体である感光ドラム1a、帯電装置2a、露光装置3a、現像装置4a、上流帯電補助装置51a、下流帯電補助装置52a、および1次転写装置7aを備えている。また、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの感光ドラム1a、1b、1c、1dと一次転写装置7a、7b、7c、7dとの間を通るように、中間転写体である中間転写ベルト11が矢印方向に移動可能に配置されている。
画像形成装置100の下方部には光源装置32およびポリゴンミラー33および露光窓34が内包されたスキャナユニット31が設置されている。光源装置32から発せられたレーザー光はポリゴンミラー33の回転により走査され、その走査光の光束が複数の反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラム1a、1b、1c、1dの母線上に集光して露光することにより、感光ドラム上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。
4つの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの現像装置4a、4b、4c、4dには、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの非磁性トナーと磁性キャリアが所定の混合比で混合された二成分現像剤が所定量充填されており、感光ドラム上の潜像を順次各色のトナーで現像してトナー像を形成し、中間転写ベルト11上にトナー像が一次転写される。さらに、転写材カセット14に収容された転写材Pが二次転写装置12へ搬送され、中間転写ベルト11上に担持されたトナー像は転写材Pへ二次転写され、定着部9にて加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、記録画像として装置外に排出される。
また、二次転写位置から中間転写ベルト進行方向下流には中間転写ベルト11表面に付着したかぶりトナーや二次転写残トナー等をクリーニングする中間転写ベルトクリーニングブレード13が常時に当接され清掃される。一方、画像形成ステーションPaの感光ドラム1a上に残留した一次転写残トナー等は、上流帯電補助装置51a、下流帯電補助装置52a、および帯電装置2aによりトナーの帯電量制御が行われた後、現像装置4aに回収される。その他の画像形成ステーションにおいても同様である。
次に、本実施例におけるクリーナレス方式について、図3および図4に基づいて説明する。図3は画像形成装置の第1画像形成ステーションPaを示した概略図である。本実施例において画像形成装置はプロセススピード130mm/secで画像形成を行う。最初に、画像形成装置100は、接触帯電装置(接触帯電器)2aに高圧を印加することにより、感光ドラム1a表面を一様に帯電処理する。本実施例において、接触帯電装置2aは、帯電ローラを使用したが、接触帯電部材は、帯電ローラの他に、ファーブラシ,フェルトなどの形状・材質のものも使用可能である。また、各種材質のものの組み合わせでより適切な弾性、導電性、表面性、耐久性のものを得ることができる。
帯電ローラ2aは、芯金の両端部をそれぞれ軸受け部材(図示せず)により回転自在に保持されると共に、押圧ばね21aによって感光ドラム1aに向かって付勢して、感光ドラム1aの表面に対して所定の押圧力をもって圧接させている。これにより、帯電ローラ2aは、感光ドラム1aの回転に従動して回転する。帯電ローラ2aの芯金には、高圧電源101aにより所定の条件の帯電バイアス電圧が印加される。これにより、回転する感光ドラム1a表面は、所定の極性・電位に接触帯電処理される。本実施例において、帯電ローラ2aに対する帯電バイアス電圧は、直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧である。より具体的には、―500Vの直流電圧と、周波数1.3kHz、ピーク間電圧Vpp=1.5kVの正弦波の交流電圧とを重畳した振動電圧である。この帯電バイアス電圧により、感光ドラム1a表面は帯電ローラ2aに印加した直流電圧と同じ−500V(暗電位Vd)に一様に帯電される。
次に、画像形成装置100は、帯電された感光ドラム1aの面に露光装置3aにより静電潜像を形成する。本実施例において、露光装置3aは半導体レーザーを用いたレーザービームスキャナである。
次に、画像形成装置100は、感光ドラム1a上の静電潜像に従って現像装置4aによりトナーを供給し、トナー画像(現像剤像)を形成する。本実施例においては、現像装置は非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤による磁気ブラシを、感光ドラムに接触させながら現像を行う二成分接触現像方式を採用した現像装置である。現像装置4aは、現像剤担持体としての非磁性の現像スリーブ41aを備えている。現像スリーブ41aは、その外周面の一部を現像装置の外部に露呈させて、感光ドラム1aと最近接距離(S−Dギャップ)を350μmに保持して近接対向配設されている。この感光ドラム1aと現像スリーブ41aとの対向部が現像部である。また、現像スリーブ41aは、現像部において感光ドラム1aの回転方向Yとは逆方向の回転方向Xに回転駆動される。
また、現像装置4aには現像装置内または現像スリーブにコートされた現像剤からのトナー飛散を防止するために飛散防止シート61および62が備えられている。飛散防止シート61は現像装置から上方への飛散を防止するために、現像スリーブ41aに当接している。また、飛散防止シート62は露光装置3aや帯電装置2aへの飛散を防止するために、感光ドラム1aに当接している。本実施例において、飛散防止シート61および62は厚さt=100μm、自由長8mmのウレタンシートで形成されている。また、飛散防止シート61の現像スリーブ41aへの侵入量は1mmであり、飛散防止シート62の感光ドラム1aへの侵入量も1mmであり、現像スリーブおよび感光ドラムの回転駆動に対して順方向に当接されている。
本実施例において、二成分現像剤の磁性キャリアは、体積抵抗値が約1013Ω・cm、粒径(体積平均粒径:レーザー回折式粒度分布測定装置HEROS(日本電子製)を用いて、0.5〜350μmの範囲を32対数分割して測定し、体積50%メジアン径をもって体積平均粒径とする)は約40μmである。また、非磁性トナーはポリエステルを主体とした樹脂に着色料、荷電制御剤などを分散し、体積平均粒径が8μm程度の粉体としたものであり、非磁性トナーは磁性キャリアとの摺擦により負極性に摩擦帯電される。
現像スリーブ41aには、高圧電源102aから所定の現像バイアスが印加される。本実施例において現像バイアス電圧は、直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧である。より具体的には、−350Vの直流電圧と、周波数8.0kHz、ピーク間電圧Vpp=1.8kVの矩形波の交流電圧とを重畳した振動電圧である。この現像バイアスと、感光ドラム1a表面に形成された静電潜像の電界によって静電潜像が反転現像される。
この時、感光ドラム1a上に現像されたトナーの帯電量は、温度23℃、絶対水分量10g/mの環境下ではおおよそ−25μC/gである。
次に、画像形成装置100は、一次転写装置7aにより、感光ドラム1a上に形成された現像剤像を中間転写ベルト11に一次転写する。本実施例においては、一次転写装置7aは転写ローラである。転写ローラ7aは、感光ドラム1aに所定の押圧力をもって圧接されている。転写ローラ7aには高圧電源103aからトナーの帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バイアス、本実施例では+2kVが印加され、トナーは中間転写ベルト11に一次転写される。
このとき、感光ドラム1a上に現像された現像剤像のうち、一次転写されなかった転写残トナーの帯電量分布を図4―(1)に示す。転写ローラ7aには正極性の転写バイアスが印加されているので、転写残トナーには帯電極性が正極性のものや正・負どちらの極性も持たない帯電量ゼロ[μC/g]に近いものが多い。
次に、これら一次転写されなかった転写残トナーは、上流帯電補助装置51aおよび下流帯電補助装置52aに搬送され、トナーの帯電極性は正規帯電の状態に調整される。本実施例においては、上流帯電補助装置51aおよび下流帯電補助装置52aはどちらも帯電ブラシであるが、帯電補助装置は固定のブラシ状部材に限定されるものではなく、ブラシ回転体、弾性ローラ、シート状部材など任意の形態の部材であっても良い。
上流帯電補助装置51aには高圧電源104a、下流帯電補助装置52aには高圧電源105aがそれぞれ接続され、上流帯電補助装置51aには高圧電源104aからトナーの正規帯電極性である負極性と逆極性の直流電圧、本実施例では+300Vが印加される。また、下流帯電補助装置52aには高圧電源105aからトナーの正規帯電極性である負極性と同極性の直流電圧、本実施例では―800Vが印加される。この2つの帯電補助部材51a、52aにより、転写残トナーの帯電極性は正規帯電の状態である負極性に調整される。このときの転写残トナーの帯電量分布を図4―(2)に示す。
次に、正規帯電の極性に調整された転写残トナーは、帯電ローラ2aの直流電圧と交流電圧とを重畳した振動電界により、さらに帯電量調整が行なわれ、トナーの帯電量分布が狭域分布になる。このときの転写残トナーの帯電量分布を図4―(3)に示す。
そして、このように帯電量調整された転写残トナーは、感光ドラムの暗電位(Vd)と現像スリーブの直流電圧(Vdc)との電位差であるかぶり取り電位(Vback)の+150Vにより、現像装置4aにより現像同時回収される。
このようなクリーナレス方式の画像形成ステーションが4つ並列に配置され、画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdによりカラー画像が形成される。
しかしながら、図4―(3)に示すような帯電量調整された転写残トナーの中にも、帯電量がゼロ[μC/g]に近いものが存在する。帯電ローラを通過したトナーは、通常、感光ドラムとの鏡映力等により感光ドラムに担持されて現像スリーブまで搬送されるが、帯電量の低いトナーはその担持力が弱い。そのようなトナーが、帯電ローラと現像スリーブとの間に感光ドラムに接触して配置された飛散防止シート62に接触して衝撃を受けると、感光ドラムから離型して落下してしまうことがある。
また、転写残の中には、転写残トナーだけでなく、非画像形成部などに付着した磁性キャリアも存在する。磁性キャリアは非磁性トナーと摩擦帯電して正極性に帯電するので、かぶり取り電位(Vback)により感光ドラム上に引き付けられることがあり、正極性の転写バイアスを印加する1次転写部では転写されにくい。このように転写残として感光ドラムに残留した磁性キャリアは、その粒径が大きいため、飛散防止シート62に接触して衝撃を受けると、感光ドラムから離型して落下してしまうことがある。
そして、本実施例の画像形成装置のように、画像形成ステーションPaの下方にスキャナユニット31や露光経路がある場合、以下のような問題が発生した。感光ドラムから離型したトナーや磁性キャリアがスキャナユニット31の露光窓34の上に落下すると、感光ドラムへの露光を遮るため静電潜像が形成されず、ハーフトーン画像やベタ画像の中に縦スジ状に画像抜けが発生する白スジといった画像不良が発生した。また、トナーや磁性キャリアが露光窓34の上に落下しなくても、スキャナユニット31から感光ドラム1aへの露光経路を通過すると、その瞬間の静電潜像を形成できず、ハーフトーン画像やベタ画像の中に白い斑点状の画像抜けが発生する白ポチといった画像不良が発生した。
このような問題に対して、本実施例では、感光ドラムと飛散防止シートとの当接部と、スキャナユニットとの間に、感光ドラムから離型したトナーや磁性キャリアを受ける受け部材を備えた。図5は、画像形成ステーションにおける受け部材の配置を示す概略構成図である。図5に示すように、感光ドラム1aと飛散防止シート62との当接部A、当接部Aから重力方向下方へ引いた直線Z、直線Zと露光3aの経路との交差部B、直線Zと露光窓34との交差部Cとして、当接部Aと交差部Bまたは交差部Cとの間に、受け部材63を備えた。本実施例において、受け部材63は厚さt=100μm、材質がPETのシートを現像容器40に接着して配置した。現像装置4aに備えられているため、現像装置寿命で交換されるまでの間、現像容器40aと受け部材63により形成される受け部Dで感光ドラムから落下するトナーや磁性キャリアを受け止め、貯留しなければいけないので、受け部材63の剛性は高いほうが望ましい。本実施例では、樹脂素材のPETを使用したが、その他、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネイド、ウレタン等の樹脂や、金属等の材質にしても好適である。また、受け部材63はスキャナユニットから感光ドラムへの露光経路の近くに配置されることになるので、受け部材に毛足の長いゴミ・毛羽等の異物が付着すると、露光の妨げとなりやすい。そのため、異物を引き付けないよう、受け部材の電気抵抗を1×10Ω・m以下の材質にするのも好適である。
このような受け部材63を画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの現像装置4a、4b、4c、4dに備えたところ、画像形成装置の長期の使用を通して、現像装置からのトナー飛散による帯電装置や露光装置のトナー付着が防止でき、かつ、転写残として感光ドラム上に残留した現像剤が感光ドラムから離型して落下することに起因する白スジや白ポチといった画像不良も発生しなかった。
以上、本実施例によれば、クリーナレス方式の画像形成ステーションを備え、画像形成ステーションの下方から露光を行う画像形成装置において、感光ドラムと飛散防止手段との当接部と、その当接部から重力方向下方のスキャナユニットの露光窓または露光経路との間に受け部材を備えることにより、転写残として感光ドラム上に残留したトナーや磁性キャリアが、帯電量調整されて現像装置へ回収される前に、飛散防止手段との接触により感光ドラムから離型して露光窓や露光経路へ落下するのを防止し、白スジや白ポチといった画像不良を防止することができた。
次に、図6に基づいて実施例2について説明する。実施例1では感光ドラムから落下するトナーや磁性キャリアの受け部材63としてPET材質のシート部材を現像容器40に接着して使用したのに対し、本実施例は、現像容器40自体が受け部材を兼ねている例である。その他の本体構成については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は、本発明に係る画像形成装置の実施例2における画像形成ステーションを示す概略構成図である。図6に示すように、感光ドラム1aと飛散防止シート62との当接部A、当接部Aから重力方向下方へ引いた直線Z、直線Zと露光3aの経路との交差部B、直線Zと露光窓34との交差部Cとして、当接部Aと交差部Bまたは交差部Cとの間に、現像容器40aに受け部Dを備えた。本実施例は実施例1に比べて構成が簡易であり、受け部が現像容器と一体化しているため高い剛性も得られる。
このような受け部Dを備えた現像容器40を画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの現像装置4a、4b、4c、4dに備えたところ、画像形成装置の長期の使用を通して、現像装置からのトナー飛散による帯電装置や露光装置のトナー付着が防止でき、かつ、転写残として感光ドラム上に残留した現像剤が感光ドラムから離型して落下することに起因する白スジや白ポチといった画像不良も発生しなかった。
次に、図7に基づいて実施例3について説明する。実施例1では感光ドラムから落下するトナーや磁性キャリアを受け部材63で受け止め、貯留していたが、本実施例は、受け止めたトナーや磁性キャリアを現像装置内へ搬送する搬送経路を備えた例である。その他の本体構成については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7は、本発明に係る画像形成装置の実施例3における画像形成ステーションを示す概略構成図である。図7に示すように、現像容器40aに対して実施例1と同様の位置に受け部材63を備えた。本実施例においても、受け部材63は厚さ100μm、材質がPETのシートを現像容器40に接着して配置した。さらに、現像容器40と受け部材63により構成される受け部Dから現像装置4a内にトナーや磁性キャリアを搬送する搬送経路64、および搬送経路64の中に現像装置4aからのトナー飛散を防止するための返し弁65を備えた。本実施例において、返し弁は厚さt=50μmのウレタンシートを使用した。
本実施例では、受け部Dで受け止めた現像剤は貯留されずに現像装置内へ搬送されるので、受け部Dの容量が少なくてもよく、受け部材63の剛性も低くてもよい。また、感光ドラムから離型する現像剤量が多い場合にも、受け部Dから溢れて露光装置へ落下することがない。
このような受け部材63および搬送経路64および返し弁65を画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdの現像装置4a、4b、4c、4dに備えたところ、画像形成装置の長期の使用を通して、現像装置からのトナー飛散による帯電装置や露光装置のトナー付着が防止でき、かつ、転写残として感光ドラム上に残留した現像剤が感光ドラムから離型して落下することに起因する白スジや白ポチといった画像不良も発生しなかった。
Pa〜Pd 画像形成ステーション
1a〜1d 感光ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 露光装置
4a〜4d 現像装置
31 スキャナユニット
34 露光窓
51a〜51d 上流帯電補助装置
52a〜52d 下流帯電補助装置
61、62 飛散防止シート
63 受け部材
64 搬送経路
65 返し弁

Claims (3)

  1. 像担持体と、前記像担持体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイアスを印加することで像担持体の帯電を行う帯電手段と、前記像担持体に対して重力方向下方に配設され前記帯電手段により帯電処理された前記像担持体面に静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して顕像化する現像手段と、顕像化した現像剤像を転写材または中間転写体に転写する転写手段と、を備え、前記転写手段による転写後に前記像担持体表面に残留した現像剤の少なくとも一部を前記現像手段で回収するクリーナレスシステムを用いた画像形成装置において、
    前記露光手段と現像手段との間に前記像担持体と接触して配設されたシート状の飛散防止部材と、前記像担持体への飛散防止部材の接触位置と前記露光手段または露光手段により像担持体上に露光を行う露光経路との重力方向での間の位置に配設された受け部材と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤は非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を用いたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受け部材により回収した現像剤を現像手段へ搬送する搬送経路を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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