JP2011035516A - Ipパケット転送装置ならびにその転送方法および転送プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】多重化された伝送路を用いてIPパケットを転送する際に、障害検出による切り替えを不要とし、伝送路の帯域を消費せず、受信側での処理時間を少なくする。
【解決手段】複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを元のものと同一にする。複製されたIPパケットと元のIPパケットを異なる伝送路へ同時に送信する。受信されたIPパケットは受信バッファ20に保存する。登録処理済みバッファ21にすでに登録されているIPパケットと新たに受信バッファ20に保存されたIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドが同じ場合は新たなIPパケットを破棄し、異なる場合は新たなIPパケットを登録処理済みバッファ21に登録するとともに転送する。
【選択図】図1
【解決手段】複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを元のものと同一にする。複製されたIPパケットと元のIPパケットを異なる伝送路へ同時に送信する。受信されたIPパケットは受信バッファ20に保存する。登録処理済みバッファ21にすでに登録されているIPパケットと新たに受信バッファ20に保存されたIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドが同じ場合は新たなIPパケットを破棄し、異なる場合は新たなIPパケットを登録処理済みバッファ21に登録するとともに転送する。
【選択図】図1
Description
この発明は、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路を用いてIPパケットの転送を行なうIPパケット転送装置ならびにその転送方法および転送プログラムに関する。
従来、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路を用いてIPパケットの転送を行なう方法としては、多重化された伝送路の一つを主としたIPパケット通信を行ない、主とした伝送路に障害が検出された場合には、その他の伝送路を用いてIPパケット通信を行なう障害検出時切り替え方式が一般的である。このような障害検出時切り替え方式による通信にはイーサネット(商標)におけるNIC(ネットワークインタフェースカード)冗長化手法であるbondingや、ネットワークスイッチによる冗長化手法であるSTP(Spanning Tree Protocol)などが挙げられる。しかし、これらの障害検出時切り替え方式には切り替え時間に数秒の時間を要する。
一方、障害検出は行なわず常に多重化された伝送路の全ての経路を用いて転送を行なう方式として、特許文献1に示す方式がある。特許文献1に示す方式では送信時にパケットデータにパケットの一意性を受信側で判別するための情報を新たに追加し、情報を追加したパケットの複製を行なった上で複数の伝送路へ送信し、受信側では複数の伝送路から受信したパケットについて、送信側で追加された情報に基づいて同一パケットであるか否かを判別し、同一パケットと判別したものについては、その中の一つのみを転送する方式である。
また、その他の方式として特許文献2に示す方式がある。これは、送信時には追加の情報は付加せず、パケットの複製を行なって複数の伝送路へ送信し、受信側では受信したパケットデータからハッシュ値を算出し、ハッシュ値に基づいて同一パケットであるか否かを判別し、同一パケットと判別したものについては、その中の一つのみを転送する方式である。
上述した特許文献1の方式においては、パケットの複製前にパケットを識別するための情報を新たに付加する必要がある。これにより送信するパケットのサイズが元のパケットと比較して大きくなるため、伝送路の帯域が消費されることになる。
特許文献2の方式においては、送信されるパケットには新たに付加される情報は無いので伝送路の帯域が消費されることはない。しかし、受信側にて、パケットのハッシュ値を算出する処理と、既に受信済みのパケットのハッシュ値との比較処理の二つの処理が必要となる。そのため、特許文献1の方式と比較して受信側の処理に必要となる時間が多くなってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路を用いてIPパケットを転送する際に、障害検出による切り替えを行なう必要をなくし、伝送路の帯域を消費せず、受信側での処理時間を少なくすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るIPパケット転送装置は、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路に複数の端末を接続し、IPパケットを前記端末間で送受信可能とするIPパケット転送装置において、IPパケットを複製し、複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを元のIPパケットのものと同一の値に設定するIPパケット複製部と、前記IPパケット複製部で複製されたIPパケットとその複製の元のIPパケットを前記複数の伝送路の異なる伝送路へ同時に送信するIPパケット送信部と、他のIPパケット転送装置から前記伝送路を通じて送信されたIPパケットを受信するIPパケット受信部と、前記IPパケット受信部によって受信されたIPパケットを保存する受信バッファと、前記受信バッファに保存されたIPパケットの一部を選択してその選択されたIPパケットを登録する登録処理済みバッファと、前記登録処理済みバッファにすでに登録されているIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドと、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドとを比較して、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが登録済みバッファに登録されているいずれかのIPパケットと同じ場合は新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットを破棄し、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが登録済みバッファに登録されているいずれのIPパケットとも異なる場合はその受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録するとともに転送する選択処理手段と、を有すること、を特徴とする。
また、本発明に係るIPパケット転送方法は、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路に複数の端末を接続し、IPパケットを前記端末間で送受信可能としたIPパケットの転送方法において、前記端末のうちの送信側の端末が、IPパケットを複製し、かつ複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを同一の値に設定する複製ステップと、前記送信側の端末が、複製したIPパケットとその複製の元のIPパケットを前記複数の伝送路の異なる伝送路へ同時に送信する送信ステップと、前記端末のうち受信側の端末が、前記送信側の端末から送信されたIPパケットを受信する受信ステップと、前記受信側の端末が、受信したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドと、前記受信側の端末の登録処理済みバッファに登録済みのIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドとを比較して、受信したIPパケットが登録済みのいずれかのIPパケットと同じ場合は受信したIPパケットを破棄し、受信したIPパケットが登録済みのいずれのIPパケットとも異なる場合はその受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録するとともに転送する選択処理ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るIPパケット転送プログラムは、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路に複数の端末を接続し、IPパケットを前記端末間で送受信可能とするために、IPパケット転送装置を、IPパケットを複製し、複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを同一の値に設定するIPパケット複製部、前記IPパケット複製部で複製されたIPパケットとその複製の元のIPパケットを前記複数の伝送路の異なる伝送路へ同時に送信するIPパケット送信部、他のIPパケット転送装置から前記伝送路を通じて送信されたIPパケットを受信するIPパケット受信部、前記IPパケット受信部によって受信されたIPパケットを保存する受信バッファ、前記受信バッファに保存されたIPパケットの一部を選択してその選択されたIPパケットを登録する登録処理済みバッファ、および前記登録処理済みバッファにすでに登録されているIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドと、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドとを比較して、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが前記登録済みバッファに登録されているいずれかのIPパケットと同じ場合は新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットを破棄し、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが前記登録済みバッファに登録されているいずれのIPパケットとも異なる場合はその受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録するとともに転送する選択処理手段、として機能させる。
本発明によれば、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路を用いてIPパケットを転送する際に、障害検出による切り替えを行なう必要がなく、伝送路の帯域を消費せず、受信側での処理時間を少なくすることができる。
以下、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
[構成]
図1は、本発明の第1の実施形態におけるIPパケット転送装置の構成を示すブロック図である。なお、ここでは説明を容易とするために、IPネットワークによって多重化された伝送路を二つとし、この二つのIPネットワークの一方に送信側端末、他方に受信側端末を配置した構成としている。しかし、多重化された伝送路の数は3以上でもよい、またIPネットワークに接続された端末数も3以上でも良い。
[構成]
図1は、本発明の第1の実施形態におけるIPパケット転送装置の構成を示すブロック図である。なお、ここでは説明を容易とするために、IPネットワークによって多重化された伝送路を二つとし、この二つのIPネットワークの一方に送信側端末、他方に受信側端末を配置した構成としている。しかし、多重化された伝送路の数は3以上でもよい、またIPネットワークに接続された端末数も3以上でも良い。
送信側端末31は送信側マンマシン(M/M)インタフェース(I/F)32、IPパケット複製部33、IPパケット送信部34a、34b、ローカルエリアネットワーク(LAN)インタフェース35a、35bからなる。受信側端末36はLANインタフェース37a、37b、パケット受信部38a、38b、IPパケット選択部39、受信側マンマシンインタフェース10からなる。
ここでは説明を簡単にするために、送信側端末31は送信機能のみを有し、受信側端末36は受信機能のみを有するように図示している。しかし、実際には各端末が送信機能と受信機能の両方を備え、双方向に送受信できるように構成されているものとする。他の実施形態でも同様である。
送信側マンマシンインタフェース32および受信側マンマシンインタフェース10は、たとえばアプリケーションプログラムによって実現される。IPパケット選択部39は、受信バッファ20と、登録処理済みバッファ21と、選択処理手段22とを含む。
送信側端末31と受信側端末36は独立したIPネットワーク11a、11bにそれぞれ接続している。IPネットワーク11aの一方には送信側端末31のLANインタフェース35a、他方には受信側端末のLANインタフェース37aが接続されており、IPネットワーク11bの一方には送信側端末31のLANインタフェース35b、他方には受信側端末のLANインタフェース37bが接続されている。
送信側端末31の送信側マンマシンインタフェース32で作成されたIPパケットはIPパケット複製部33により複製され、それぞれIPパケット送信部34a、34bに転送される。IPパケット送信部34a、34bは転送されたIPパケットをそれぞれLANインタフェース35a、35bからIPネットワーク11a、11bを介して受信側端末36のLANインタフェース37a、37bへ送信する。送信されたIPパケットは受信側端末36のLANインタフェース37a、37bによりIPパケット受信部38a、38bにより受信される。IPパケット受信部38a、38bは受信したIPパケットをIPパケット選択部39へ転送し、IPパケット選択部39により重複したパケットは破棄した上で受信側マンマシンインタフェース10へ転送する。
図2はIPパケットのヘッダ構成を示す図である。IPパケットのIPヘッダ構成はRFC791により規定されている。IPヘッダのIdentification(識別子)フィールドはRFC791によればIPデータを識別するために用いられるフィールドであり、Source Address(送信元IPアドレス)とDestination Address(宛先IPアドレス)フィールドのペア、およびProtocol(プロトコル)フィールドが同じパケットについてはパケット毎に異なる値とする必要がある。なおプロトコルフィールドにはIPの上位層であるTCPやUDPなどのプロトコル番号が記載される。このプロトコル番号はRFC790により規定されておりTCP、UDPではそれぞれ10進表記で6、17が用いられる。識別子フィールドは送信されたIPデータが転送の過程で分割(fragmentation)された場合に、受信側にて組立を行なうために用いられるフィールドである。
IPデータが転送の過程で分割された場合にはフラグフィールドおよびフラグメントオフセットフィールドに分割情報が記載され、受信側ではフラグフィールドおよびフラグメントオフセットフィールドに記載された情報に基づいて分割されたIPデータの組立てを行なう。なお本実施形態では、IPデータが転送の過程で分割された場合には受信側端末36のパケット受信部38a、38bにて組立て処理を行なうものとする。
[作用]
このように構成された本実施形態において、送信側端末31の送信側マンマシンインタフェース32で作成されたIPパケットをIPパケット複製部33で複製するIPパケット複製手順について、図3を参照して説明する。図3は、第1の実施形態のIPパケット転送方法においてIPパケット複製部が行なうパケット複製手順を示すフロー図である。
このように構成された本実施形態において、送信側端末31の送信側マンマシンインタフェース32で作成されたIPパケットをIPパケット複製部33で複製するIPパケット複製手順について、図3を参照して説明する。図3は、第1の実施形態のIPパケット転送方法においてIPパケット複製部が行なうパケット複製手順を示すフロー図である。
送信側端末31の送信側マンマシンインタフェース32で作成されたIPパケットの複製を行ない(S301)、二つのIPパケットを作成する。複製したIPパケットの一つを送信部34aへ転送し(S302)、もう一方を送信部34bへ転送する(S303)。複製されたIPパケットを転送された送信部34a、34bはそれぞれLANインタフェース35a、35bを介してIPネットワーク11a、11bへIPパケットの送信を行なう。送信されたIPパケットはそれぞれ、IPネットワーク11a、11bにより受信側端末36のLANインタフェース37a、37bに到達し、パケット受信部38a、38bにより受信される。パケット受信部38a、38bは、受信したIPパケットをIPパケット選択部39へ転送する。
次に図4、図5、図6を参照して、IPパケット選択部39がパケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットについて受信済みか否かを判定し、未受信であれば受信側マンマシンインタフェース10へ転送する受信IPパケット判別手順について説明する。
図4は、第1の実施形態のIPパケット転送方法において、IPパケット選択部39の選択処理手段22が行なう受信IPパケット判別手順を示すフロー図である。図5は、第1の実施形態のIPパケット転送装置においてパケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットが転送された順に格納されたメモリ領域である受信バッファ20の内容の推移を示す図であって、(a)、(b)、(c)、(d)の順に推移する。図6は、第1の実施形態のIPパケット転送装置における登録処理済みバッファ21の内容の推移を示す図であって、(a)、(b)、(c)、(d)の順に推移する。
図5(a)に示した状態は、送信側端末31の送信側マンマシンインタフェース32で作成された三つのパケット1、2、3が、先に記載した手順によりパケット1a、1b、2a、2bおよび3a、3bに複製され、IPネットワーク11a、11bにより転送され、受信部38a、38bにより受信され、受信バッファ20に登録されたものである。なお、パケット1bはIPネットワーク11bを転送中にネットワーク障害などで破棄され、残りのパケットはIPパケット、パケット1a、2a、2b、3b、3aの順に登録された場合を示している。
なお、図5(a)には本実施形態において用いる送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドについてのみ記載しているが、その他の図2で説明したフィールド情報やIPデータのペイロード部分(IPヘッダを除いたデータ部分)についても登録されているものとする。
図6(a)は、受信済みIPパケット情報が格納されたメモリ領域である登録処理済みバッファ21の初期状態を示す図である。受信済みIPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドを登録するメモリ領域である。現時点では受信済みのIPパケットは無い状態でありメモリ領域には情報は登録されていない。
このような受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態における、受信IPパケット判別手順について説明する。
IPパケット選択部39の選択処理手段22は、受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S401)。この時に取り出されるのはパケット1aである。取り出したパケット1aについて、そのIPヘッダ部を参照し送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S402)。この時点では登録処理済みバッファ21は空であり、パケット1aの情報と一致するレコードはない。検索の結果、一致するレコードがない場合(S403のNO)、当該IPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの情報を登録処理済みバッファ21に登録し(S404)、当該IPパケットを受信側マンマシンインタフェース10へ転送する(S405)。
図5(b)、図6(b)は、パケット1aについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
次に、パケット1aについて処理が完了したあとの受信IPパケット判別手順について説明する。
受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S401)。この時に取り出されるのはパケット2aである。取り出したパケット2aについて、そのIPヘッダ部を参照し、送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S402)。この時点では登録処理済みバッファ21には先のパケット1aの情報が記録されているが、パケット2aの情報と一致するレコードはない。検索の結果、一致するレコードがないので(S403のNO)、当該IPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの情報を登録処理済みバッファ21に登録し(S404)、当該IPパケットを受信側マンマシンインタフェース10へ転送する(S405)。
図5(c)、図6(c)はパケット2aについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
次にパケット2aについて処理が完了したあとの受信IPパケット判別手順について説明する。
受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S401)。この時に取り出されるのはパケット2bである。取り出したパケット2bについて、そのIPヘッダ部を参照し送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S402)。
この時点では登録処理済みバッファ21には先のパケット1a、2aの情報が記録されており、パケット2bの情報と一致するレコードが存在する(S403のYES)。
登録処理済みバッファ21に情報が一致するレコードが存在する場合には既に当該パケットは別の通信路から受信済みであるため、当該IPパケットについては破棄する(S406)。
図5(d)、図6(d)はパケット2bについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
以降、受信バッファ20へ格納されたIPパケット3b、3aについても同様に受信IPパケット判別手順を実施することにより受信側マンマシンインタフェース10にはIPパケット1a、2a、3bの順にパケットが転送される。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路を用いてIPパケットを転送する際に障害検出による切り替えを行なう必要がなく、伝送路の帯域を消費せず、受信側での処理時間を少なくしたIPパケット転送を行なうことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの第2の実施形態について、図面を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの第2の実施形態について、図面を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
構成図は第1の実施形態(図1)と同様である。
構成図は第1の実施形態(図1)と同様である。
[作用]
図7、図8、図9を参照して、第2の実施形態の作用について説明する。この実施形態では、IPパケット選択部39の選択処理手段22が、パケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットについて受信済みか否かを判定し、未受信であれば受信側マンマシンインタフェース10へ転送し、かつ登録処理済みバッファ21に登録されたレコードについて一定時間経過したものについては登録処理済みバッファ21から当該レコードを削除する。
図7、図8、図9を参照して、第2の実施形態の作用について説明する。この実施形態では、IPパケット選択部39の選択処理手段22が、パケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットについて受信済みか否かを判定し、未受信であれば受信側マンマシンインタフェース10へ転送し、かつ登録処理済みバッファ21に登録されたレコードについて一定時間経過したものについては登録処理済みバッファ21から当該レコードを削除する。
図7は第2の実施形態のIPパケット転送方法においてIPパケット選択部39の選択処理手段22が行なう受信IPパケット判別手順を示すフロー図である。図8は、第2の実施形態のIPパケット転送装置におけるパケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットが転送された順に格納されたメモリ領域である受信バッファ20を示す図であって、(a)、(b)、(c)、(d)の順に推移する。図9は、第2の実施形態のIPパケット転送装置における登録処理済みバッファ21の内容の推移を示す図であって、(a)、(b)、(c)、(d)の順に推移する。
図8(a)に示した状態は、第1の実施形態における図5(a)の状態と同じであることから説明は省略する。
図9(a)は、受信済みIPパケット情報が格納されたメモリ領域である登録処理済みバッファ21の初期状態を示す図であり、受信済みIPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドおよび当該レコードを登録処理済みバッファ21に登録した時刻を登録するメモリ領域である。現時点では、受信済みのIPパケットは無い状態であり、メモリ領域には情報が登録されていない。
このような受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態における、登録処理済みバッファ21の不要レコード削除を含めた、受信IPパケット判別手順について説明する。
なお、本実施形態では説明を簡単にするため、登録処理済みバッファ21に登録したレコードについては、登録時刻から20秒経過したものを削除するものとし、受信IPパケット判別手順に要する処理時間は、処理結果によらず10秒し、はじめに登録した時刻を12:00:00として説明する。
IPパケット選択部39の選択処理手段22は、受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S701)。この時に取り出されるのはパケット1aである。取り出したパケット1aについて、そのIPヘッダ部を参照し、送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S702)。この時点では、登録処理済みバッファ21は空であり、パケット1aに一致するレコードはない。検索の結果、一致するレコードがない場合(S703のNO)、当該IPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの情報および登録時刻(12:00:00)を登録処理済みバッファ21に登録し(S704)、当該IPパケットを受信側マンマシンインタフェース10へ転送する(S705)。
次に、登録処理済みバッファ21に登録された全レコードについて、その登録時刻を取得し、現在時刻(12:00:00)までの経過時間を計算する(S706)。この時点では、登録処理済みバッファ21に登録されたレコードはパケット1aのレコードのみであり、その経過時間は0秒である。さらに、経過時間が指定時間以上(本実施形態では20秒)経過したレコードが無いか確認を行なう(S707)。この時点では、パケット1aのレコードの経過時間は指定時間以上経過していない(S707のNO)ため、受信IPパケット判別手順は終了する。
図8(b)、図9(b)は、パケット1aについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。図9(b)の登録時刻は12:00:00である。
次に、パケット1aについて処理が完了した後の受信IPパケット判別手順について説明する。
受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S701)。この時に取り出されるのはパケット2aである。取り出したパケット2aについて、そのIPヘッダ部を参照し、送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S702)。この時点では、登録処理済みバッファ21には先のパケット1aの情報が記録されているが、パケット2aの情報と一致するレコードはない。検索の結果、一致するレコードがないので(S703のNO)、当該IPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの情報および登録時刻(12:00:10)を登録処理済みバッファ21に登録し(S704)、当該IPパケットを受信側マンマシンインタフェース10へ転送する(S705)。
次に、登録処理済みバッファ21に登録された全レコードについて、その登録時刻を取得し、現在時刻(12:00:10)までの経過時間を計算する(S706)。この時点では登録処理済みバッファ21に登録されたレコードはパケット1a、2aのレコードであり、その経過時間は10秒および0秒である。
次に、経過時間が指定時間以上経過したレコードが無いか確認を行なう(S707)。パケット1aおよび2aのレコードの経過時間は指定時間以上経過していない(S707のNO)ため、受信IPパケット判別手順は終了する。
図8(c)、図9(c)は、パケット2aについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
次にパケット2aについて処理が完了した後の受信IPパケット判別手順について説明する。
受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S701)。この時に取り出されるのはパケット2bである。取り出したパケット2bについて、そのIPヘッダ部を参照し、送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S702)。この時点では登録処理済みバッファ21には先のパケット1a、2aの情報が記録されており、パケット2bの情報と一致するレコードが存在する(S703のYES)。登録処理済みバッファ21に情報が一致するレコードが存在する場合には、既に当該パケットは別の通信路から受信済みであるため、当該IPパケットについては破棄する(S709)。
次に、登録処理済みバッファ21に登録された全レコードについてその登録時刻を取得し、現在時刻(12:00:20)までの経過時間を計算する(S706)。この時点では登録処理済みバッファ21に登録されたレコードはパケット1a、2aのレコードであり、その経過時間は20秒および10秒である。次に経過時間が指定時間以上経過したレコードが無いか確認を行なう(S707)。パケット1aのレコードの経過時間は指定時間以上経過している(S707のYES)ため、当該レコードを登録処理済みバッファ21から削除し(S708)、受信IPパケット判別手順は終了する。
図8(d)、図9(d)はパケット2bについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
以降の受信バッファ20へ格納されたIPパケット3b、3aについても同様に受信IPパケット判別手順を実施することにより、受信側マンマシンインタフェース10にはIPパケット1a、2a、3bの順にパケットが転送されるとともに、登録処理済みバッファ21に登録した登録時刻から指定時間経過したレコードは削除される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、登録処理済みバッファ21に登録されるレコードのうち指定時間経過したレコードは削除されるので登録処理済みバッファ21に要するメモリ量は第1の実施形態よりも少なくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの第3の実施形態について、図面を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの第3の実施形態について、図面を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
構成図は第1の実施形態(図1)と同様である。
構成図は第1の実施形態(図1)と同様である。
[作用]
図10、図11、図12を参照して第3の実施形態の作用を説明する。この実施形態では、IPパケット選択部39の選択処理手段22が、パケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットについて受信済みか否かを判定し、未受信であれば受信側マンマシンインタフェース10へ転送し、かつ登録処理済みバッファ21に登録されたレコードについて一定時間経過したもの、またはあらかじめ定めた伝送路の数と受信回数が等しくなったものについては登録処理済みバッファ21から当該レコードを削除する。
図10、図11、図12を参照して第3の実施形態の作用を説明する。この実施形態では、IPパケット選択部39の選択処理手段22が、パケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットについて受信済みか否かを判定し、未受信であれば受信側マンマシンインタフェース10へ転送し、かつ登録処理済みバッファ21に登録されたレコードについて一定時間経過したもの、またはあらかじめ定めた伝送路の数と受信回数が等しくなったものについては登録処理済みバッファ21から当該レコードを削除する。
図10は、第3の実施形態のIPパケット転送方法においてIPパケット選択部39の選択処理手段22が行なう受信IPパケット判別手順を示すフロー図である。図11は第3の実施形態のIPパケット転送装置におけるパケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットが転送された順に格納されたメモリ領域である受信バッファ20を示す図であって、(a)、(b)、(c)、(e)の順に推移する。図12は第3の実施形態のIPパケット転送装置における登録処理済みバッファ21の内容の推移を示す図であって、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の順に推移する。
図11(a)に示した状態は、第1の実施形態における図5(a)の状態と同じであることから説明は省略する。
また図12(a)は、受信済みIPパケット情報が格納されたメモリ領域である登録処理済みバッファ21の初期状態を示す図であり、受信済みIPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールド、当該レコードを登録処理済みバッファ21に登録した時刻および同一情報のパケットを受信した受信回数を登録するメモリ領域である。現時点では受信済みのIPパケットは無い状態でありメモリ領域には情報は登録されていない。
このような受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態における、登録処理済みバッファ21のレコード削除を含めた、受信IPパケット判別手順について説明する。
なお、本実施形態では説明を簡単にするため、登録処理済みバッファ21に登録したレコードについて登録時刻から20秒経過したものを削除するものとし、受信IPパケット判別手順に要する処理時間を処理結果によらず10秒要するものとし、はじめに登録した時刻を12:00:00として説明する。また多重化された通信経路の数は2であり、登録処理済みバッファ21について受信回数が2と等しくなったレコードについては削除するものとする。
IPパケット選択部39の選択処理手段22は、受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S1001)。この時に取り出されるのはパケット1aである。取り出したパケット1aについて、そのIPヘッダ部を参照し、送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S1002)。この時点では登録処理済みバッファ21は空であり、一致するレコードはない。検索の結果、一致するレコードがない場合(S1003のNO)、当該IPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの情報、登録時刻および受信回数を登録処理済みバッファ21に登録し(S1004)、当該IPパケットを受信側マンマシンインタフェース10へ転送する(S1005)。
次に、登録処理済みバッファ21に登録された全レコードについて、その登録時刻を取得し、現在時刻(12:00:00)までの経過時間を計算する(S1006)。この時点では登録処理済みバッファ21に登録されたレコードはパケット1aのレコードのみであり、その経過時間は0秒である。次に経過時間が指定時間以上(本実施形態では20秒)経過したレコードが無いか確認を行なう(S1007)。この時点ではパケット1aのレコードの経過時間は指定時間以上経過していない(S1007のNO)ため、受信IPパケット判別手順は終了する。
図11(b)、図12(b)は、パケット1aについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。図12(b)の登録時刻は12:00:00であり、受信回数は1である。
次に、パケット1aについて処理が完了した後の受信IPパケット判別手順について説明する。
受信バッファ20から、最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S1001)。この時に取り出されるのはパケット2aである。取り出したパケット2aについて、そのIPヘッダ部を参照し送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S1002)。この時点では、登録処理済みバッファ21には先のパケット1aの情報が記録されているが、パケット2aの情報と一致するレコードはない。検索の結果、一致するレコードがないので(S1003のNO)、当該IPパケットの送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの情報、登録時刻(12:00:10)を登録処理済みバッファ21に登録し(S1004)、当該IPパケットを受信側マンマシンインタフェース10へ転送する(S1005)。
次に、登録処理済みバッファ21に登録された全レコードについて、その登録時刻を取得し、現在時刻(12:00:10)までの経過時間を計算する(S1006)。この時点では、登録処理済みバッファ21に登録されたレコードはパケット1a、2aのレコードであり、その経過時間は10秒および0秒である。次に、経過時間が指定時間以上経過したレコードが無いか確認を行なう(S1007)。パケット1aおよび2aのレコードの経過時間は指定時間以上経過していない(S1007のNO)ため、受信IPパケット判別手順は終了する。
図11(c)、図12(c)は、パケット2aについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
次に、パケット2aについて処理が完了した後の受信IPパケット判別手順について説明する。
受信バッファ20から、最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出す(S1001)。この時に取り出されるのはパケット2bである。取り出したパケット2bについて、そのIPヘッダ部を参照し、送信元IPアドレス、プロトコル、識別子フィールドの一致するレコードが登録処理済みバッファ21にあるか検索を行なう(S1002)。この時点では、登録処理済みバッファ21には先のパケット1a、2aの情報が記録されており、パケット2bの情報と一致するレコードが存在する(S1003のYES)。登録処理済みバッファ21に情報が一致するレコードが存在する場合には、既に当該パケットは別の通信路から受信済みであるため、当該IPパケットについては破棄する(S1009)。次に登録処理済みバッファ21の検索によりマッチしたレコードについて、その受信回数を1増加する(S1010)。
図12(d)はこの時点での受信バッファ20の状態を示す図である。
次に、当該レコードについて、その受信回数が指定値(=2、通信経路の数)に達しているか判定を行なう(S1011)、当該レコードである登録処理済みバッファ21のパケット2aを処理した際に作成したレコードの受信回数は2(S1011のYES)であるため、当該レコードの削除を行なう(S1012)。
次に、登録処理済みバッファ21に登録された全レコードについて、その登録時刻を取得し、現在時刻(12:00:20)までの経過時間を計算する(S1006)。この時点では、登録処理済みバッファ21に登録されたレコードはパケット1a、2aのレコードであり、その経過時間は20秒および10秒である。次に、経過時間が指定時間以上経過したレコードが無いか確認を行なう(S1007)。パケット1aのレコードの経過時間は指定時間以上経過している(S1007のYES)ため、当該レコードを登録処理済みバッファ21から削除し(S1008)、受信IPパケット判別手順は終了する。
図11(e)、図12(e)は、パケット2bについて受信IPパケット判別手順が完了した後の受信バッファ20、登録処理済みバッファ21の状態を示す図である。
以降の受信バッファ20へ格納されたIPパケット3a、3bについても、同様に受信IPパケット判別手順を実施することにより、受信側マンマシンインタフェース10にはIPパケット1a、2a、3bの順にパケットが転送されるとともに、登録処理済みバッファ21に登録した登録時刻から指定時間経過したレコード、または受信回数が指定回数に達したレコードは削除される。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、登録処理済みバッファ21に登録されるレコードのうち指定時間経過したレコードは削除されるので登録処理済みバッファ21に要するメモリ量は第1の実施形態よりも少なくすることができる。また、通信経路の数と同一回数受信したパケットに関する登録処理済みバッファ21のレコードはその時点で削除されるので、第2の実施形態よりもさらに登録処理済みバッファ21に要するメモリ量を削減することができる。
以上説明した第3の実施形態の変形例として、図10で、登録時刻から所定時間経過後のレコードを削除する手順(S1006〜S1008)を省略することもできる。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの第4の実施形態について、図面を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本発明に係るIPパケット転送方法、転送装置および転送プログラムの第4の実施形態について、図面を参照して説明する。なお第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構成]
図13は本発明の第4の実施形態におけるIPパケット転送装置の構成を示すブロック図である。なお、実施形態では説明を容易とするために、IPネットワークによって多重化された伝送路を二つとし、この二つのIPネットワークの一方に送信側端末、他方に受信側端末を配置した構成としているが、多重化された伝送路の数は3以上でもよい、またIPネットワークに接続された端末数も3以上でも良い。
図13は本発明の第4の実施形態におけるIPパケット転送装置の構成を示すブロック図である。なお、実施形態では説明を容易とするために、IPネットワークによって多重化された伝送路を二つとし、この二つのIPネットワークの一方に送信側端末、他方に受信側端末を配置した構成としているが、多重化された伝送路の数は3以上でもよい、またIPネットワークに接続された端末数も3以上でも良い。
本実施形態では、送信側マンマシンインタフェース32が実行される送信端末25と送信側端末31が異なり、また、受信側マンマシンインタフェース10が実行される受信端末26と受信側端末36が異なる。さらに、送信側端末LANインタフェース35a、35bおよび受信側端末36のLANインタフェース37a、37bに付与するIPアドレスがそれぞれ異なる。
送信側端末31はIPパケット複製部33、IPパケット送信部34a、34b、LANインタフェース35a、35bおよびIPパケット受信部13、LANインタフェース12からなる。送信端末25は送信側端末31のLANインタフェース12と接続されている。
受信側端末36はLANインタフェース37a、37b、パケット受信部38a、38b、IPパケット選択部39、およびIPパケット送信部14、LANインタフェース15からなる。LANインタフェース15は受信端末26と接続されている。
送信側端末31と受信側端末36は独立したIPネットワーク11a、11bにそれぞれ接続している。IPネットワーク11aの一方には送信側端末31のLANインタフェース35a、他方には受信側端末36のLANインタフェース37aが接続されており、IPネットワーク11bの一方には送信側端末31のLANインタフェース35b、他方には受信側端末36のLANインタフェース37bが接続されている。
図13に示すように、送信端末25にはIPアドレス192.168.1.1が付与され、さらに、LANインタフェース12にはIPアドレス192.168.1.2が、LANインタフェース35aにはIPアドレス192.168.10.1が、LANインタフェース35bにはIPアドレス192.168.20.1が、LANインタフェース37aにはIPアドレス192.168.30.1が、LANインタフェース37bにはIPアドレス192.168.40.1が、LANインタフェース15にはIPアドレス192.168.2.2が、そして受信端末26にはIPアドレス192.168.2.1が付与されているものとする。
[作用]
このように構成された本実施形態において、IPパケット複製手順および、IPパケット判別手順について説明する。
このように構成された本実施形態において、IPパケット複製手順および、IPパケット判別手順について説明する。
図14(a)は、本発明の第4の実施形態のIPパケット転送装置における送信端末25で作成された三つのIPパケットについて、本実施形態で必要となるデータのみを記載した図である。
三つのパケット1、2、3ともに送信元IPアドレスは送信端末25のIPアドレス192.168.1.1であり、宛先IPアドレスは受信端末26のIPアドレス192.168.2.1である。また、パケット1の識別子フィールドの値は1であり、パケット2、パケット3の識別子フィールドの値はそれぞれ2、3とする。
送信端末25から送信されたパケット1、2、3は送信側端末31のLANインタフェース12を経由してIPパケット受信部13により受信される。IPパケット受信部13は受信したIPパケットをIPパケット複製部33へ転送する。
つぎに、図15を用いて、IPパケット複製部33で複製するIPパケット複製手順を説明する。図15は第4の実施形態のIPパケット転送方法においてIPパケット複製部が行なうパケット複製手順を示すフロー図である。
まず、IPパケット部から転送されたIPパケットの複製を行ない(S1501)、二つのIPパケットを作成する。次に、複製したIPパケットについて、IPネットワーク11a、11bを経由してLANインタフェース37a、37bに到達することができるように、IPヘッダの送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスの書き換えを行なう(S1502)。なお、IPアドレスを書き換える際、送信元IPアドレスについてはLANインタフェース35a、35bのアドレスへ書き換える。
一方、宛先IPアドレスを書き換える際には、図16に示す宛先IPアドレス変換テーブル等を用い、LANインタフェース35a、35b用の宛先IPアドレスへ書き換えを行なう。ここで、図16は、第4の実施形態のIPパケット転送装置における宛先IPアドレス変換テーブルの例を示す図である。
図14(b)は、図14(a)のパケットについて、IPパケットの複製およびIPヘッダの送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスの書き換えを行なったあとのパケットを示す図である。
このように、複製および、送信元と宛先IPアドレスの書き換えを実施したIPパケットの一つを送信部34aへ転送し(S1503)、もう一方を送信部34bへ転送する(S1503)。IPパケットを転送された送信部34a、34bはそれぞれLANインタフェース35a、35bを介してIPネットワーク11a、11bへIPパケットの送信を行なう。送信されたIPパケットはそれぞれ、IPネットワーク11a、11bにより受信側端末36のLANインタフェース37a、37bに到達し、パケット受信部38a、38bにより受信される。パケット受信部38a、38bは、受信したIPパケットをIPパケット選択部39へ転送する。
次に、図17から図20を参照して、IPパケット選択部39の選択処理手段22が、パケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットについて受信済みか否かを判定し、未受信であればIPパケット送信部14へ転送する受信IPパケット判別手順について説明する。
図17は、第4の実施形態のIPパケット転送方法において、IPパケット選択部の選択処理手段が行なう受信IPパケット判別手順を示すフロー図である。
図18は、パケット受信部38a、38bから転送されたIPパケットが転送された順に格納されたメモリ領域である受信バッファ20の内容を示す図である。
図18に示した状態は、送信端末25で作成された三つのパケット1、2、3が、先に記載した手順によりパケット1a、1b、2a、2bおよび3a、3bに複製され、IPネットワーク11a、11bにより転送されたものである。パケット1bはIPネットワーク11bを転送中にネットワーク障害などで破棄され、残りのパケットはパケット受信部38a、38bにより受信され、受信バッファ20に登録されたものである。第1、第2、第3の実施形態と同様に、パケット1a、2a、2b、3b、3aの順に登録されたことを示している。また、第1の実施形態と同様の登録処理済みバッファ21もメモリ内に用意されているものとする。
図19は、受信バッファ20から取り出した受信IPパケットの送信元IPアドレスを変換する送信元IPアドレス変換テーブルの例を示す。図19の例では送信元IPアドレスが192.168.10.1に対応する変換アドレスは192.168.1.1とする変換表である。
このような状態における受信IPパケット判別手順について説明する。IPパケット選択部39の選択処理手段22は、受信バッファ20から最古に登録された順(FIFO)にIPパケットを取り出し、宛先IPアドレスを受信端末26のIPアドレスに書き換える。さらに送信元IPアドレス変換テーブルを用いて、IPパケットの送信元IPアドレスに対応する変換後IPアドレスを特定し、当該IPパケットの送信元IPアドレスの書き換えを行なう(S1701)。
図20は、図18のパケット1a、2a、2b、3b、3aについて宛先IPアドレス、送信元IPアドレスを先の手順により書き換えた状態を示す図である。第1の実施形態(図5(a))で示した受信バッファ20の内容と同じ送信元IPアドレスとなることが確認できる。
図17に示した受信IPパケット判別手順のその後の手順S1702からS1706は第1の実施形態で記載した図4のS402からS406と同様の手順である。なお本実施形態の受信IPパケット判別手順ではIPパケットの転送を行なう(S1705)際の転送先はIPパケット送信部14であり、IPパケット送信部14は転送されたIPパケットをLANインタフェース15を介して受信端末26へ転送する。
以上説明したように、本実施形態によれば、送信側マンマシンインタフェース32が動作する送信端末25と送信側端末31とが同一の端末である必要がなく、同様に、受信側マンマシンインタフェース32が動作する受信端末26と受信側端末36とが同一の端末である必要がない。また、送信側端末31の複数のインタフェースに異なるIPアドレスが付与された場合、または受信側端末36の複数のインタフェースに異なるIPアドレスが付与された場合においても、複数のIPネットワークによって多重化された伝送路を用いてIPパケットを転送する際に障害検出による切り替えを行なう必要がなく、伝送路の帯域を消費せず、受信側での処理時間を少なくしたIPパケット転送を行なうことができる。
(他の実施形態)
以上説明した各実施形態は、単なる例示であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
以上説明した各実施形態は、単なる例示であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
たとえば、第4の実施形態において、第2の実施形態と同様の登録時刻から所定時間経過後のレコードを削除する手順を追加してもよい。
また、第4の実施形態において、第3の実施形態と同様の受信回数が指定値に達したときにレコードを削除する手順を追加してもよい。
10 … 受信側マンマシンインタフェース
11a,11b … IPネットワーク
12 … LANインタフェース
13 … IPパケット受信部
14 … IPパケット送信部
15 … LANインタフェース
20 … 受信バッファ
21 … 登録処理済みバッファ
22 … 選択処理手段
25 … 送信端末
26 … 受信端末
31 … 送信側端末
32 … 送信側マンマシンインタフェース
33 … IPパケット複製部
34a,34b … IPパケット送信部
35a,35b … 送信用LANインタフェース
36 … 受信側端末
37a,37b … 受信用LANインタフェース
38a,38b … IPパケット受信部
39 … IPパケット選択部
11a,11b … IPネットワーク
12 … LANインタフェース
13 … IPパケット受信部
14 … IPパケット送信部
15 … LANインタフェース
20 … 受信バッファ
21 … 登録処理済みバッファ
22 … 選択処理手段
25 … 送信端末
26 … 受信端末
31 … 送信側端末
32 … 送信側マンマシンインタフェース
33 … IPパケット複製部
34a,34b … IPパケット送信部
35a,35b … 送信用LANインタフェース
36 … 受信側端末
37a,37b … 受信用LANインタフェース
38a,38b … IPパケット受信部
39 … IPパケット選択部
Claims (9)
- 複数のIPネットワークによって多重化された伝送路に複数の端末を接続し、IPパケットを前記端末間で送受信可能とするIPパケット転送装置において、
IPパケットを複製し、複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを元のIPパケットのものと同一の値に設定するIPパケット複製部と、
前記IPパケット複製部で複製されたIPパケットとその複製の元のIPパケットを前記複数の伝送路の異なる伝送路へ同時に送信するIPパケット送信部と、
他のIPパケット転送装置から前記伝送路を通じて送信されたIPパケットを受信するIPパケット受信部と、
前記IPパケット受信部によって受信されたIPパケットを保存する受信バッファと、
前記受信バッファに保存されたIPパケットの一部を選択してその選択されたIPパケットを登録する登録処理済みバッファと、
前記登録処理済みバッファにすでに登録されているIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドと、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドとを比較して、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが登録済みバッファに登録されているいずれかのIPパケットと同じ場合は新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットを破棄し、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが登録済みバッファに登録されているいずれのIPパケットとも異なる場合はその受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録するとともに転送する選択処理手段と、
を有すること、を特徴とするIPパケット転送装置。 - 前記選択処理手段は、
前記IPパケットが前記登録処理済みバッファに登録された時刻を保存する手段と、
前記登録処理済みバッファに登録されたIPパケットのうちで、そのIPパケットが登録されてからあらかじめ定めた時間を経過したものを前記登録処理済みバッファから削除する手段と、
を含むこと、を特徴とする請求項1に記載のIPパケット転送装置。 - 前記選択処理手段は、
受信したIPパケットについて、識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドが同じIPパケットの受信回数を前記登録処理済みバッファに登録する手段と、
前記登録処理済みバッファに登録されたIPパケットの前記受信回数が、あらかじめ定めた伝送路の数と等しくなったときに当該受信回数のIPパケットを前記登録処理済みバッファから削除する手段と、
を含むこと、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のIPパケット転送装置。 - 複数のIPネットワークによって多重化された伝送路に複数の端末を接続し、IPパケットを前記端末間で送受信可能としたIPパケットの転送方法において、
前記端末のうちの送信側の端末が、IPパケットを複製し、かつ複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを同一の値に設定する複製ステップと、
前記送信側の端末が、複製したIPパケットとその複製の元のIPパケットを前記複数の伝送路の異なる伝送路へ同時に送信する送信ステップと、
前記端末のうち受信側の端末が、前記送信側の端末から送信されたIPパケットを受信する受信ステップと、
前記受信側の端末が、受信したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドと、前記受信側の端末の登録処理済みバッファに登録済みのIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドとを比較して、受信したIPパケットが登録済みのいずれかのIPパケットと同じ場合は受信したIPパケットを破棄し、受信したIPパケットが登録済みのいずれのIPパケットとも異なる場合はその受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録するとともに転送する選択処理ステップと、
を有すること、を特徴とするIPパケット転送方法。 - 前記選択処理ステップは、
前記受信側の端末が、受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録する際に、合わせて登録時刻を登録するステップと、
前記受信側の端末が、前記登録処理済みバッファに登録されたIPパケットのうちで、登録されてからの時間があらかじめ定めた時間を越えたものを前記登録処理済みバッファから削除するステップと、
を含むこと、を特徴とする請求項4に記載のIPパケット転送方法。 - 前記選択処理ステップは、
前記受信側の端末が、受信したIPパケットについて、IPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドが同じIPパケットの受信回数を前記登録処理済みバッファに登録するステップと、
前記受信側の端末が、IPパケットの前記受信回数が、あらかじめ定めた伝送路の数と等しくなったときに当該受信回数のIPパケットを前記登録処理済みバッファから削除するステップと、
を含むこと、を特徴とする請求項4または請求項5に記載のIPパケット転送方法。 - 複数のIPネットワークによって多重化された伝送路に複数の端末を接続し、IPパケットを前記端末間で送受信可能とするために、IPパケット転送装置を、
IPパケットを複製し、複製したIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドを同一の値に設定するIPパケット複製部、
前記IPパケット複製部で複製されたIPパケットとその複製の元のIPパケットを前記複数の伝送路の異なる伝送路へ同時に送信するIPパケット送信部、
他のIPパケット転送装置から前記伝送路を通じて送信されたIPパケットを受信するIPパケット受信部、
前記IPパケット受信部によって受信されたIPパケットを保存する受信バッファ、
前記受信バッファに保存されたIPパケットの一部を選択してその選択されたIPパケットを登録する登録処理済みバッファ、および
前記登録処理済みバッファにすでに登録されているIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドと、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドとを比較して、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが前記登録済みバッファに登録されているいずれかのIPパケットと同じ場合は新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットを破棄し、新たに前記受信バッファに保存されたIPパケットが前記登録済みバッファに登録されているいずれのIPパケットとも異なる場合はその受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録するとともに転送する選択処理手段、
として機能させるためのIPパケット転送プログラム。 - 前記選択処理手段は、
前記IPパケットが前記登録処理済みバッファに登録された時刻を保存する手段と、
前記選択処理手段を、前記登録処理済みバッファに登録されたIPパケットのうちで、あらかじめ定めた時間を経過したものを削除する手段と、
を含むこと、を特徴とする請求項7に記載のIPパケット転送プログラム。 - 前記選択処理手段は、
受信したIPパケットを前記登録処理済みバッファに登録する際に、IPパケットの識別子フィールド、プロトコルフィールドおよび送信元IPアドレスフィールドが同じIPパケットの受信回数を登録する手段と、
前記登録処理済みバッファに登録されたIPパケットの前記受信回数が、あらかじめ定めた伝送路の数と等しくなったときに当該受信回数のIPパケットを前記登録処理済みバッファから削除する手段と、
を含むこと、を特徴とする請求項7または請求項8に記載のIPパケット転送プログラム。
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2009
- 2009-07-30 JP JP2009177609A patent/JP2011035516A/ja not_active Withdrawn
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