JP2011035197A - 電界効果トランジスタ、電界効果トランジスタの製造方法及び通信装置 - Google Patents

電界効果トランジスタ、電界効果トランジスタの製造方法及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オン抵抗の上昇を抑制し、かつ、オフ容量を低減することができる電界効果トランジスタ、電界効果トランジスタの製造方法及び通信装置を提供する。
【解決手段】化合物半導体基板10の一面側に、バッファ層11、下部ドーピング層12、下部スペーサ層13、チャネル層14、上部スペーサ層15、上部ドーピング層16、拡散層17をこの順に積層し、拡散層17上の一部にゲート電極18、ソース電極19及びドレイン電極20を形成する。また、ゲート電極18とソース電極19及びドレイン電極20との間の領域にそれぞれ所定の間隔d2,d3を空けてp型半導体層21を形成すると共に、拡散層17のうちゲート電極18直下の部分にゲート領域23を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電界効果トランジスタ、電界効果トランジスタの製造方法及び通信装置に関する。詳しくは、ゲートとドレインとの間のオフ容量を低減する電界効果トランジスタ、電界効果トランジスタの製造方法及び通信装置に関する。
従来の電界効果トランジスタは、例えば、図23に示すような構造を有している。すなわち、電界効果トランジスタ100は、GaAs基板101上に、バッファ層102、下部障壁層114、チャネル層105、上部障壁層115が順次エピタキシャル成長により形成される積層半導体層を有する。下部障壁層114は、下部ドーピング層103、下部スペーサ層104からなる。チャネル層105は、アンドープInGaAs(インジウム・ガリウム・ヒ素)からなる。上部障壁層115は、上部スペーサ層106、上部ドーピング層107、拡散層108からなる。
また、上部障壁層115上には、ソース電極109、ゲート電極110及びドレイン電極111が所定間隔を空けて配置されている。ゲート電極110直下にある上部障壁層115の拡散層108には、Zn(亜鉛)などのp型不純物がドーピングされたp型AlGaAs領域からなるゲート領域112が形成される。ソース電極109とゲート電極110との間、及びゲート電極110とドレイン電極111との間にはそれぞれ絶縁膜113が形成されている。
この電界効果トランジスタ100は、接合型高電子移動度トランジスタ(JPHEMT:Junction Pseudomorphic High Electron Mobility Transistor)とも呼ばれ、例えば、通信装置のスイッチ回路用のスイッチ素子に用いられる(例えば、特許文献1参照)。図24に示すように、スイッチ素子116は、電界効果トランジスタ100と、この電界効果トランジスタ100のゲートに接続された抵抗素子Rgとにより構成されている。
スイッチ素子116は、オン状態のときは数Ω・mmのオン抵抗Ronとなる。また、オフ状態のときは、ゲートとソース間、又はゲートとドレイン間の電圧依存性を持った直列容量Cgs,Cgdと、ソースとドレイン間の電圧依存性の無い容量Cdsとを並列させた合成容量(以下、「オフ容量Coff」という)となる。このオフ容量Coffは、数百fFである。このように、スイッチ素子116は、オン状態とオフ状態で明確に抵抗性と容量性を示すことから、高周波(例えば、準マイクロ波帯)用スイッチ回路の基本単位として優れた特性を有している。
特開平11−150264号
しかしながら、オン抵抗とオフ容量とはトレードオフの関係にあることから、オン状態時の特性向上のためオン抵抗を下げた場合には、オフ容量が増大することになり、オフ状態時の特性が悪化するという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、オン抵抗の上昇を抑制し、かつ、オフ容量を低減することができる電界効果トランジスタ、電界効果トランジスタの製造方法及び通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、化合物半導体基板上に形成された積層半導体層と、前記積層半導体層上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に形成されたゲート電極と、を備え、前記積層半導体層は、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電流路として機能するチャネル層と、前記チャネル層上に形成された障壁層と、を有し、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間で、かつ前記障壁層上又は障壁層内上部側に第1導電型不純物領域が形成された電界効果トランジスタとした。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電界効果トランジスタにおいて、前記ゲート電極と前記ソース電極との間で、かつ前記障壁層上又は障壁層内上部側に前記第1導電型不純物領域を形成することとした。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の電界効果トランジスタにおいて、前記障壁層上にエッチングストッパ層を備え、前記第1導電型不純物領域を前記エッチングストッパ層を介して前記障壁層上に形成することとした。
また、請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の電界効果トランジスタにおいて、前記障壁層は、異なる濃度で第2導電型不純物が導入された多層の不純物層を有しており、前記障壁層上に当該障壁層の最上層の不純物層よりも不純物濃度が高い第2導電型不純物層を備え、前記第1導電型不純物領域を前記第2導電型不純物層を介して前記障壁層上に形成することとした。
また、請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタにおいて、前記第1導電型不純物領域の一端を前記ゲート電極近傍に配置することとした。
また、請求項6に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタにおいて、前記第1導電型不純物領域の一端を前記ゲート電極に接触させて配置することとした。
また、請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタにおいて、前記障壁は、前記ゲート電極の直下に設けられた第2導電型不純物を含有するゲート領域を有することとした。
また、請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタを有する通信装置とした。
また、請求項9に係る発明は、化合物半導体基板上に、チャネル層、障壁層を有する半導体層をエピタキシャル成長により形成するステップと、前記障壁層上又は前記障壁層内上部側に、選択的に一対の第1導電型不純物領域を形成するステップと、前記一対の第1導電型不純物領域間に金属材料を積層してゲート電極を形成すると共に、当該一対の第1導電型不純物領域の両側に金属材料を積層してソース電極及びドレイン電極を形成するステップと、を有する電界効果トランジスタの製造方法とした。
本発明によれば、ゲート電極と、ソース電極又はドレイン電極との間に第1導電型不純物領域を形成するようにしたので、オン状態時のオン抵抗の上昇を抑制しつつ、オフ状態時のオフ容量を低減することができる。
本実施形態に係る電界効果トランジスタの平面図である。 変形例に係る電界効果トランジスタの平面図である。 図1のA−A断面図である。 オン状態の電子濃度分布を示す図である。 オフ状態の電子濃度分布を示す図である。 空乏層が広がる原理の説明図である。 不純物のトータル量とオフ容量との関係を示す図である。 変形例に係る電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 他の変形例に係る電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 他の変形例に係る電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 他の変形例に係る電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 他の変形例に係る電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 他の変形例に係る電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電界効果トランジスタの製造工程を示す図である。 図14に続く工程を示す図である。 図15に続く工程を示す図である。 図16に続く工程を示す図である。 図17に続く工程を示す図である。 図18に続く工程を示す図である。 本実施形態の電界効果トランジスタの一適用例に係るスイッチ回路の回路構成図である。 スイッチ回路がオン状態時の回路構成図である。 本実施形態の電界効果トランジスタの一適用例に係る通信装置の回路構成図である。 従来の電界効果トランジスタの断面構造を示す図である。 スイッチ回路の基本単位であるスイッチ素子の構成と、その動作時の等価回路を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.電界効果トランジスタ1の構成
2.電界効果トランジスタ1の製造方法
3.スイッチ回路Sの構成
4.通信装置Mの構成
[1.電界効果トランジスタ1の構成]
(平面構成)
本実施形態に係る電界効果トランジスタ1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電界効果トランジスタ1の平面図である。なお、本実施形態では、電界効果トランジスタ1は、n型の高電子移動度トランジスタ(HEMT)として形成され、その平面構造が櫛形ゲート構造として形成されたものを例に説明する。
電界効果トランジスタ1は、図1に示すように、n型不純物により活性領域2が形成されており、この活性領域2には所定方向に沿って複数のソース電極19及びドレイン電極20が所定間隔を空けて延在して配置されている。ソース電極19とドレイン電極20との間を蛇行するようにゲート電極18が配置されている。
ソース電極19は、活性領域2の一方の外側(図面上側)においてソース配線3に接続されている。ソース配線3は図示しない電極パッドに接続されており、この電極パッドから印加された電圧が、ソース配線3を介してソース電極19に印加されるようになっている。
また、ドレイン電極20は、活性領域2の他方の外側(図面下側)においてドレイン配線4に接続されている。ドレイン配線4は図示しない電極パッドに接続され、この電極パッドから印加された電圧が、ドレイン配線4を介してドレイン電極20に印加されるようになっている。
ゲート電極18とドレイン電極20との間の領域(以下、「領域E1」という)、及びゲート電極18とソース電極19との間の領域(以下、「領域E2」という)にはp型半導体層21が形成されている。これら領域E1及び領域E2には、それぞれ所定の長さのp型半導体層21が延在して形成されている。
なお、本実施形態では、図1に示すように、p型半導体層21を領域E1及び領域E2の各領域毎に分離して形成した。しかし、例えば、図2に示すように、領域E1の各p型半導体層21の端部同士を接続し、領域E2の各p型半導体層21の端部同士を接続して形成してもよい。また、領域E1と領域E2とでp型半導体層21を接続するようにしてもよい。
(断面構造)
次に、電界効果トランジスタ1の断面構成について説明する。図3は、図1のA−A断面図である。図示するように、電界効果トランジスタ1は、化合物半導体基板10の一面側に、バッファ層11、下部障壁層24、チャネル層14、上部障壁層25を順次エピタキシャル成長により形成される積層半導体層を有している。
下部障壁層24は、下部ドーピング層12、下部スペーサ層13からなる。また、上部障壁層25は、上部スペーサ層15、上部ドーピング層16、拡散層17からなる。下部障壁層24とチャネル層14、及びチャネル層14と上部障壁層25はそれぞれヘテロ接合を成している。
上部障壁層25上の一部には、ソース電極19、ゲート電極18及びドレイン電極20がそれぞれ所定間隔d1を空けて形成されている。上部障壁層25上の領域E2には、それぞれ所定の間隔d2,d3を空けてp型半導体層21が形成されており、これと同様に、上部障壁層25上の領域E1にもp型半導体層21が形成されている。ここで、間隔d2はできるだけ小さいことが望ましく、従って、p型半導体層21は、ゲート電極18近傍に形成される。
なお、p型半導体層21が、本発明の第1導電型不純物領域の一具体例に相当する。
領域E1,E2において、p型半導体層21を含む上部障壁層25上には絶縁膜22が形成されており、この絶縁膜22によりゲート電極18とドレイン電極20との間、及びゲート電極18とソース電極19との間の絶縁が確保されている。また、上部障壁層25内に形成される拡散層17内のゲート電極18直下の部分にゲート領域23が形成されており、ゲート領域23の上部がゲート電極18の下部と接している。
化合物半導体基板10は、半絶縁性基板、例えば、GaAs基板である。バッファ層11は、結晶成長性を良くするために化合物半導体基板10上に形成されたものであり、このバッファ層11はアンドープであることが好ましいが、十分に低い濃度の不純物が添加されたものであってもよい。
なお、本実施形態において「アンドープ」とは、対象となる半導体層を製造する際にドーパントを供給していないことを意味するものであり、対象となる半導体層に不純物が全く含まれていない場合や、他の半導体層などから拡散してきた不純物がわずかに含まれている場合も含まれる概念である。
下部障壁層24内に形成される下部ドーピング層12は、例えば、n型不純物が添加されたAlGaAs(アルミニウム・ガリウム・ヒ素)からなり、この下部ドーピング層12の不純物濃度は、例えば、3×1018cm-3である。また、下部障壁層24内に形成される下部スペーサ層13は、例えば、アンドープAlGaAsからなる。
チャネル層14は、例えば、アンドープInGaAsからなり、ソース電極19とドレイン電極20との間の電流路として機能する。
上部障壁層25内に形成される上部スペーサ層15は、下部スペーサ層13と同様に、例えば、アンドープAlGaAsからなる。また、上部障壁層25内に形成される上部ドーピング層16は、下部ドーピング層12と同様に、例えば、n型不純物が添加されたAlGaAs(アルミニウム・ガリウム・ヒ素)からなり、この上部ドーピング層16の不純物濃度は、例えば、3×1018cm-3程度である。
上部障壁層25内に形成される拡散層17は、例えば、n型不純物が添加されたAlGaAsからなり、この拡散層17の不純物濃度は、下部ドーピング層12及び上部ドーピング層16に添加する不純物濃度よりも低く、例えば、5×1016cm-3程度である。なお、拡散層17と絶縁膜22との間には界面準位が存在する。
ゲート電極18は、Ti(チタン)、Pt(プラチナ)及びAu(金)をこの順に積層して構成され、ソース電極19及びドレイン電極20は、AuGe(金とゲルマニウムの合金)、Ni(ニッケル)及びAuをこの順に積層して構成されている。また、ゲート領域23は、例えば、n型不純物が添加されたAlGaAsにより構成される。なお、n型不純物は、本発明の第2導電型不純物の一具体例に相当する。
p型半導体層21は、本発明の特徴的な構成であり、例えば、p型不純物が添加されたAlGaAsからなる。p型半導体層21の材料としては、上部障壁層25を構成するAlGaAs上にエピタキシャル成長させることができる物質であればよく、AlGaAsの以外にも、例えば、GaAs(ガリウム・ヒ素)、InGaP(インジウム・ガリウム・リン)を用いることができる。p型不純物としては、例えば、C(炭素)、Znであり、その不純物濃度は、例えば、1×1018cm-3程度である。
また、p型半導体層21は、ゲート電極18を挟んで左右対称に形成することが好ましい。電界効果トランジスタの設計時において、ドレイン電極20とソース電極19とは区別して形成しておらず、左右対称に形成することで汎用性が向上するためである。
かかる構成の電界効果トランジスタ1の電子濃度分布を図4に示す。ゲート電極18に、例えば、+1Vの電圧が印加されたオン状態のときは、図4(a)に示すように、ゲート領域23周辺に空乏層26が形成され、絶縁膜22の下方にバリア層27が形成される。このとき、バリア層27内に空乏層が広がるが、バリア層27と絶縁膜22との間には界面順位が存在するため、電界効果トランジスタ1全体のオン抵抗Ronの上昇が抑制される。
また、ゲート電極18に、例えば、−8Vの電圧が印加されたオフ状態のときは、図4(b)に示すように、空乏層26がゲート電極18の直下から絶縁膜22の下方にまで拡大し、バリア層27がゲート電極18の下方からp型半導体層21の遠方まで縮小する。なお、図4(a),(b)に示す二点鎖線部分がチャネル層14の位置に相当する。
従来の電界効果トランジスタ100では、オン状態のときは、図5(a)に示すように、電界効果トランジスタ1のバリア層27と同様のバリア層125が形成されるが、オフ状態のときは、図5(b)に示すように、空乏層124の拡大量が空乏層26と比較して小さくなっている。
電界効果トランジスタ1が上述したような電子濃度分布を示すのは、p型半導体層21を形成したためである。すなわち、ゲート電極18にマイナス電位を与えることにより空乏層26が広がり、p型半導体層21の直下ではポテンシャルが下がる(図6(a))。そのため、p型半導体層21のホールが基板側(図面下方向)に移動する(図6(b))。その結果、p型半導体層21のポテンシャルが下がることにより、p型半導体層21による空乏層26が広がる(図6(c))。
このように、電界効果トランジスタ1によれば、オン状態のときは、従来の電界効果トランジスタ100と同様なバリア層27が形成されてオン抵抗Ronが上昇することが抑制され、一方、オフ状態のときは、空乏層が拡大することでオフ容量Coffが低減される。しかも、電界効果トランジスタ1ではゲート耐圧も向上する。
例えば、電界効果トランジスタ1では、p型半導体層21を形成することでオン抵抗Ronが1.29Ω・mmとなり、オフ容量Coffが142fFとなるのに対し、p型半導体層21が形成されていないときにはオン抵抗Ronが1.28Ω・mmとなり、オフ容量Coffが200fFとなる。
電界効果トランジスタ1のオフ容量Coffは、不純物のトータル量、すなわち、p型半導体層21の膜厚Hと不純物濃度との積に応じて決定される。以下、シミュレーション結果を参照して説明する。ここでは、p型半導体層21の拡散層17への接触面に着目し、この接触面の単位面積あたり不純物のトータル量のオフ容量との関係を示している。
図7に示すように、不純物のトータル量0cm-2(p型半導体層21なし)の場合にはオフ容量Coffが200fFだったものが(P1)、不純物のトータル量を1×1012cm-2とすることでオフ容量Coffが173fFとなり(P2)、不純物のトータル量を3×1012cm-2とすることでオフ容量Coffが143fFとなる(P3)。
しかしながら、不純物のトータル量が所定量に達すると、それ以上にトータル量を増加さてもオフ容量Coffの下降幅が小さくなる。例えば、不純物のトータル量を3×1012cm-2から5×1012cm-2とすることでオフ容量Coffが143fF(P3)から142fFとなる(P4)。このように、オフ容量Coffは、ある範囲(例えば、P1〜P3)において不純物のトータル量に応じて低下するが、ある範囲を越えると(P3,P4)、飽和して大きく変化しない。従って、不純物のトータル量が、単位面積あたり、3×1012cm-2程度とすることが望ましい。
また、不純物のトータル量が同じときであっても、p型半導体層21の膜厚Hによりオフ容量Coffの値が異なる場合がある。例えば、トータル量が5×1012cm-2であるとき、膜厚Hが100nmである場合にはオフ容量Coffが152fFとなり(P6)、膜厚Hが50nmである場合にはオフ容量Coffが142fFとなる(P4)。膜厚Hを小さくすることで、拡散層17との界面近傍の不純物濃度が高くなり、ゲート電圧を印加することで、この不純物が拡散して、空乏層の形成に寄与するためである。従って、膜厚は50nm程度よりも小さくすることが望ましい。
以上、本実施形態に電界効果トランジスタ1について説明したが、これには限定されず、様々な変更が可能である。例えば、本実施形態ではn型のHEMTについて説明したが、これには限定されず、例えば、p型のHEMTにも適用可能である。この場合には、各電極間に形成するn型の不純物半導体層を形成することができる。
また、電界効果トランジスタ1をスイッチ素子に適用する場合には、領域E1,E2の両方にp型半導体層21を形成する必要がある。図24に示すように、電界効果トランジスタ1はオフ状態のとき、ゲート‐ソース間容量Cgsとゲート‐ドレイン間容量Cgdが形成される。p型半導体層21を領域E1,E2に形成することで、ゲート‐ソース間容量Cgsとゲート‐ドレイン間容量Cgdの容量を下げることができ、ドレイン‐ソース間容量Cdsを下げることもできる。その結果、電界効果トランジスタ1全体の容量を下げることができる。
また、図8に示すように、拡散層17上にエッチングストッパ層28を形成することができる。この場合、電界効果トランジスタ1aでは、エッチングストッパ層28を介して拡散層17上にp型半導体層21が形成されており、ゲート電極18の下方には、エッチングストッパ層28から拡散層17にわたりゲート領域23aが形成されている。
電界効果トランジスタ1aによれば、上述した電界効果トランジスタ1と同様に、オン抵抗Ronの上昇が抑制されると共にオフ容量Coffが低減される。しかも、電界効果トランジスタ1aを製造する際には、p型半導体層21を選択的に形成する工程において、ウェットエッチング等のエッチングをp型半導体層21の下面で高精度に停止することが可能となる。なお、エッチングストッパ層28の材料としては、p型半導体層21の材料とエッチング選択性がある半導体材料、例えば、InGaPが望ましい。
また、図9に示すように、拡散層17上に高濃度n型半導体層29を形成することもできる。この場合、電界効果トランジスタ1bでは、高濃度n型半導体層29を介して拡散層17上にp型半導体層21が形成されており、ゲート電極18の下方には、高濃度n型半導体層29から拡散層17にわたりゲート領域23aが形成されている。この高濃度n型半導体層29の不純物濃度は、拡散層17の不純物濃度よりも不純物濃度が高くなっている。なお、高濃度n型半導体層29が第2導電型不純物層の一具体例に相当する。
高濃度n型半導体層29は、例えば、AlGaAsにn型不純物を導入して形成することができる。なお、AlGaAsに代えて、例えば、GaAs(ガリウム・ヒ素)、InGaP(インジウム・ガリウム・リン)を用いることができる。
電界効果トランジスタ1bによれば、上述した電界効果トランジスタ1と同様に、オン抵抗Ronの上昇が抑制されると共にオフ容量Coffが低減される。しかも、電界効果トランジスタ1bを製造する際には、プロセス中の熱処理により、ゲートとドレインがp型半導体層21の不純物拡散により短絡することが防止されるため、p型半導体層21からの不純物拡散が補償される。なお、高濃度n型半導体層29は、p型半導体層21に向かって濃度が濃くなるような濃度勾配を有していても良い。
また、図10に示すように、p型半導体層21aをゲート電極18と接触するように形成することもできる。この場合、電界効果トランジスタ1cでは、p型半導体層21aとゲート電極18、又はゲート領域23に接触しているため、耐圧が若干減少するが、オフ容量Coffを低減させることができる。また、ゲート電極18に逆バイアスを印加するときにp型半導体層21aが十分に空乏化される濃度とすることで、ゲート耐圧を向上させることもできる。
また、図11に示すように、p型半導体層21bを拡散層17内上部に形成することもできる。この場合、電界効果トランジスタ1dでは、上述した電界効果トランジスタ1と同様に、オン抵抗Ronの上昇が抑制されると共にオフ容量Coffが低減される。例えば、拡散層17の残し膜厚を100nmとすることで、例えば、ゲート電圧Vg−6Vを印加したときに、p型半導体層21を拡散層17上に形成した電界効果トランジスタ1のオフ容量Coff142fFとほぼ同様のオフ容量Coff144fFとすることができる。
従来の技術として、拡散層17の一部を除去して絶縁膜22を埋め込み、拡散層17の残し膜厚を薄くするリセス構造とする方法がある。この方法によれば、拡散層17の残し膜厚を30nmとすることで、例えば、ゲート電圧Vg−6Vを印加したときに、オフ容量Coffを150fFとすることができる。しかし、この方法では、オン抵抗Ronが1.7Ω・mm〜1.92Ω・mmと高くなる。一方、電界効果トランジスタ1dのオン抵抗Ronの抵抗値は1.42Ω・mmとなり、電界効果トランジスタ1のオン抵抗Ronの抵抗値1.41Ω・mmとほぼ同等の値とすることができる。
また、図12に示すように、ゲートの構造を、ショットキー接触構造として形成することもでき、その他には、図13に示すように、パワーアンプに適用することもできる。この場合には、ゲート電極18とドレイン電極20との間の領域にのみp型半導体層21を形成してもよい。
以上、説明したいくつかの例を組み合わせてもよく、例えば、エッチングストッパ層を形成すると共にp型半導体層の一端をゲート電極と接触させるようにしてもよい。
[2.電界効果トランジスタ1の製造方法]
次に、上述した構成を有する電界効果トランジスタ1の製造方法について説明する。
まず、GaAsからなる化合物半導体基板10上に、バッファ層11、下部ドーピング層12、下部スペーサ層13、チャネル層14、上部スペーサ層15、上部ドーピング層16、拡散層17及びp型半導体層30をこの順に積層する(図14(a))。次に、p型半導体層30上に、所定間隔で並列配置されたレジスト層R1をリソグラフィ工程により形成する(図14(b))。
次に、レジスト層R1をマスクとして、例えば、反応性イオンエッチング(RIE)法により、例えば、CF4にH2またはO2を添加した混合ガスを用いて、エッチングし、レジスト層R1に対応する部分にp型半導体層21を形成する(図15(a))。
次に、レジスト層R1を除去したのち(図15(b))、このp型半導体層21を含む拡散層17上全体にCVD法(Chemical Vapor Deposition)等により絶縁膜22を積層する(図16(a))。続いて、絶縁膜22上に、p型半導体層21で挟まれた領域に開口部H1を有するレジスト層R2をリソグラフィ工程により形成する(図16(b))。
次に、レジスト層R2をマスクとして、例えば、RIE法により絶縁膜22のうち開口部H1の底面に対応する部分をエッチングし、開口部H2を形成する(図17(a))。これにより、開口部H2の底部に拡散層17が露出する。
次に、レジスト層R2を除去したのち(図17(b))、化合物半導体基板10を拡散炉(図示せず)内に入れ、例えばジエチルジンク(DEZ)と砒素(As)を含む雰囲気中で600℃前後の温度に加熱することによりp型不純物であるZnを、開口部H2を通じて拡散層17中に拡散させて、p型のゲート領域23を形成する(図18(a))。
次に、開口部H2を通じてゲート領域23上にTi/Pt/Au膜からなるゲート電極18を形成する(図18(b))。続いて、絶縁膜22のうち一対のp型半導体層21を挟み込む位置をエッチングして、開口部H3を2つ形成したのち(図19)、これらの開口部H3を通じて拡散層17上にAuGe/Ni/Au膜からなるソース電極19及びドレイン電極20を形成し、図3に示す電界効果トランジスタ1を形成する。
本実施形態の電界効果トランジスタ1の製造方法では、p型半導体層21を有する電界効果トランジスタ1を製造することができる。また、p型半導体層21を拡散層17上に形成するようにしたので、容易にp型半導体層21を形成することができる。
[3.スイッチ回路Sの構成]
次に、本発明の一実施形態に係る電界効果トランジスタ1をスイッチ回路Sに適用した例について図面を参照して詳細に説明する。図20は、本発明の一実施形態に係るスイッチ回路の回路構成図である。なお、本実施形態では、SPST(Single Pole Single Throw)回路に適用した例について説明する。
図20に示すように、スイッチ回路Sは、入力端P1とグランド端Gとの間に配置された短絡回路(以下、「Shunt回路」という)と、入力端P1と出力端P2との間に配置された回路(以下、「Series回路」という)とにより構成されている。Shunt回路は電界効果トランジスタ1A1〜1A4と抵抗素子Rgにより構成され、Series回路は電界効果トランジスタ1B1〜1B4と抵抗素子Rgにより構成されている。
なお、本実施形態では、Shunt回路及びSeries回路において、電界効果トランジスタ1を4つ配置した場合について説明するが、これには限定されず、1または複数の電界効果トランジスタ1を配置することができる。
スイッチ回路Sでは、Shunt回路を構成する電界効果トランジスタ1A1〜1A4のゲートには、抵抗素子Rgを介してスイッチング信号の入力端Vc1が接続されており、Series回路を構成する電界効果トランジスタ1B1〜1B4のゲートには、抵抗素子Rgを介してスイッチング信号の入力端Vc2が接続されている。
かかる構成のスイッチ回路Sでは、入力端Vc1,Vc2に印加される電圧に応じて、以下のように動作する。入力端Vc1に規定値以下の電圧(以下、「オン電圧」という)を印加すると、各電界効果トランジスタ1A1〜1A4がオン状態となり、入力端P1とグランド端Gが導通する。
また、入力端Vc1に規定値よりも十分に低い電圧(以下、「オフ電圧」という)を印加すると、各電界効果トランジスタ1A1〜1A4がオフ状態となり、入力端P1とグランド端Gとが分離する。これにより、スイッチ回路Sはオフ状態となり、入力端P1と出力端P2が導通する。
一方、入力端Vc2にオン電圧を印加すると、各電界効果トランジスタ1B1〜1B4がオン状態となり、入力端P1と出力端P2とが導通する。また、入力端Vc2にオフ電圧を印加すると、各電界効果トランジスタ1B1〜1B4がオフ状態となり、入力端P1と出力端P2とが分離する。これにより、スイッチ回路Sはオン状態となる。
図21に示すように、スイッチ回路Sはオン状態のときには、電界効果トランジスタ1A1〜1A4が容量成分となり、電界効果トランジスタ1B1〜1B4が抵抗成分となる。電界効果トランジスタ1A1〜1A4は、上述のとおり、p型半導体層21を有しており、Shunt回路の容量成分を小さくすることができる。従って、入力端P1から出力端P2へ高周波信号が伝送されるときの損失が低減される。
スイッチ回路Sがオフ状態のときは、各電界効果トランジスタ1B1〜1B4において、Shunt回路により高周波信号をグランド端G(共通電位)に逃がすことができ、入力端P1と出力端P2との間の高周波絶縁を確保することができる。
すなわち、Shunt回路に配置された電界効果トランジスタ1A1〜1A4とSeries回路に配置された電界効果トランジスタ1B1〜1B4を組み合わせることによって、オン状態での信号ロスを抑えることができ、オフ状態での優れたアイソレーション特性を得ることが可能になる。
また、各電界効果トランジスタ1を多段接続としたことにより、その段数に応じて入力する高周波信号電圧が分圧され、その結果、スイッチ回路の最大取扱い電力が増大し、大電力入力時の耐歪み特性が向上することも従来と同様である。
[4.通信装置Mの構成]
次に、図22を参照して、上記実施形態に係るスイッチ回路Sを搭載した通信装置Mの構成について説明する。
図22に示した通信装置Mは、スイッチ回路Sを、第2世代のGSMシステム(SGSM)と、第3世代のW−CDMAシステム(SW-CDMA)とを切り替えるシステム切替器や、第2世代のGSMシステム(SGSM)の送受信切替器として搭載したものであり、例えば、携帯電話器、情報携帯端末(PDA)、無線LAN機器などである。
この通信装置Mは、例えば、図22に示したように、送受信用のアンテナANTと、2つのスイッチ回路Sと、デュプレクサDPXと、第2世代のGSMシステム(SGSM)と、第3世代のW−CDMAシステム(SW-CDMA)とを備えている。
ここで、一方のスイッチ回路SはアンテナANTと、第3世代のW−CDMAシステム(SW-CDMA)及び他方のスイッチSWとの間に接続されている。また、他方のスイッチ回路Sは一方のスイッチ回路Sと、第2世代のGSMシステム(SGSM)の送信側配線Tx2及び受信側配線Rx2との間に接続されている。
以上、実施形態及び適用例を挙げて本発明の電界効果トランジスタ及び通信装置について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、本発明の電界効果トランジスタ及び通信装置の構成やその製造方法に関する手順などは、上記実施形態等と同様の効果を得ることが可能な限りにおいて自由に変形可能である。
1,1a,1b,1c,1d,1e 電界効果トランジスタ
2 活性領域
3 ソース配線
6 ドレイン線
10 化合物半導体基板
11 バッファ層
12 下部ドーピング層
13 下部スペーサ層
14 チャネル層
15 上部スペーサ層
16 上部ドーピング層
17 拡散層
18 ゲート電極
19 ソース電極
20 ドレイン電極
21,21a,21b,30 p型半導体層
22 絶縁膜
23,23a ゲート領域
24 下部障壁層
25 上部障壁層
26 空乏層
27 バリア層
28 エッチングストッパ層
29 高濃度n型半導体層
G グランド端
M 通信装置
P1,VC1,VC2 入力端
P2 出力端
g 抵抗素子
S スイッチ回路

Claims (9)

  1. 化合物半導体基板上に形成された積層半導体層と、
    前記積層半導体層上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に形成されたゲート電極と、を備え、
    前記積層半導体層は、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電流路として機能するチャネル層と、
    前記チャネル層上に形成された障壁層と、を有し、
    前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間で、かつ前記障壁層上又は障壁層内上部側に第1導電型不純物領域が形成された電界効果トランジスタ。
  2. 前記ゲート電極と前記ソース電極との間で、かつ前記障壁層上又は障壁層内上部側に前記第1導電型不純物領域を形成した請求項1に記載の電界効果トランジスタ。
  3. 前記障壁層上にエッチングストッパ層を備え、
    前記第1導電型不純物領域を前記エッチングストッパ層を介して前記障壁層上に形成した請求項1又は2に記載の電界効果トランジスタ。
  4. 前記障壁層は、異なる濃度で第2導電型不純物が導入された多層の不純物層を有しており、
    前記障壁層上に当該障壁層の最上層の不純物層よりも不純物濃度が高い第2導電型不純物層を備え、
    前記第1導電型不純物領域を前記第2導電型不純物層を介して前記障壁層上に形成した請求項1又は2に記載の電界効果トランジスタ。
  5. 前記第1導電型不純物領域の一端を前記ゲート電極近傍に配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  6. 前記第1導電型不純物領域の一端を前記ゲート電極に接触させて配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  7. 前記障壁層は、前記ゲート電極の直下に設けられた第2導電型不純物を含有するゲート領域を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタを有する通信装置。
  9. 化合物半導体基板上に、チャネル層、障壁層を有する半導体層をエピタキシャル成長により形成するステップと、
    前記障壁層上又は前記障壁層内上部側に、選択的に一対の第1導電型不純物領域を形成するステップと、
    前記一対の第1導電型不純物領域間に金属材料を積層してゲート電極を形成すると共に、当該一対の第1導電型不純物領域の両側に金属材料を積層してソース電極及びドレイン電極を形成するステップと、
    を有する電界効果トランジスタの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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