JP2011034512A - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像全体に対する一部領域の表示範囲を小さくした場合に、表示範囲の移動に必要な操作回数の増加を抑えることができるようにする。
【解決手段】画像表示部109に画像全体の一部領域が表示されている状態で、ユーザによりフリック操作が画像表示部109のタッチパネルでなされると、接触検知部121は、これを検知し、移動量を算出する。そして、前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って、フリック操作におけるタッチアップ時の速度に対する前記一部領域の移動幅を大きくするようにシステム制御部113が制御するようにして、指やペンを動かさなければならない量の増加を抑えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は表示制御装置、表示制御方法、プログラム及び記憶媒体に関し、特に、画像の一部領域が表示されているときに表示範囲を変更するために用いて好適な技術に関する。
画像再生装置において、画像を拡大等したことにより、画像全体の一部領域を表示範囲として表示している状態で、操作部材やタッチパネル等の操作により表示範囲を移動させる方法が知られている。例えば、操作部材を押下した場合に、所定の移動幅で表示範囲を移動させて、全体画像に対する表示範囲を任意に変えることができる。
一方、画像全体のサイズに対してスクロール量を一定にすると、画像を拡大した場合にスクロール量が大きくなってしまう。そこで、例えば特許文献1には、拡大倍率に応じて拡大するほど、画像全体に対するスクロール幅を小さく変えて移動するという技術が開示されている。
また、タッチパネル上で指をある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作を検出したことに応じて、そのタッチで指示されたディスプレイ上の表示アイテムを、指を離した後も減速しながら移動させるといった機能も提供されている。例えば特許文献2には、タッチパネル上の指の移動に追随して表示部に表示させたイメージをスクロールさせ、タッチパネルから指を離した時から、スクロール速度を徐々に減少させ、スクロールを停める技術が開示されている。このような技術により、タッチパネル上に表示された表示アイテムを指ではじくように素早くなぞる操作(以下、フリックと称す)をすることにより、指示したアイテムをなぞった方向にはじき飛ばすような操作感を実現可能にしている。
特開2000−217078号公報 特開昭63−174125号公報
しかしながら従来は、画像全体のサイズと比較して表示範囲のサイズが小さい場合には、画像全ての範囲にわたって表示範囲を移動するためには多くの操作回数が必要となる。例えば特許文献1では、前述したように表示範囲を移動するための1回の操作で表示範囲が移動する幅を、画像の拡大率に応じて変えており、拡大率が小さいほど移動幅を大きく、拡大率が大きいほど移動幅を小さくしている。しかしながらこの場合、画像全体に対する表示範囲が小さくなるほど、画像全体におけるある範囲から他の範囲へ表示範囲を移動するために必要な操作の回数が増加してしまう。また、1回の操作での表示範囲の見た目の移動幅を固定した場合も、表示範囲を移動するために必要な操作の回数が増加してしまう。
本発明は前述の問題点に鑑み、画像全体に対する一部領域の表示範囲を小さくした場合に、表示範囲の移動に必要な操作回数の増加を抑えることができるようにすることを目的としている。
本発明の表示制御装置は、画像全体の一部領域を表示部に表示する表示制御手段と、ユーザによる所定の操作を検知する検知手段と、前記検知手段による検知に応じて、前記表示部に表示された一部領域の表示範囲を移動させる表示範囲変更手段と、前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って、前記所定の操作における特定の操作量に対する前記一部領域の移動幅を大きくするように前記表示範囲変更手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像全体に対する表示範囲をより小さくした場合であっても、表示範囲の移動に必要な操作回数の増加を抑えることができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観構成例を示す図である。 移動係数と減速率とを算出する手順の一例を示すフローチャートである。 フリック制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ドラッグ制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 従来のフリック操作によって表示範囲が移動する例を示す図である。 実施形態でフリック操作によって表示範囲が移動する例を示す図である。 減速率及び移動係数のテーブルの一例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る表示制御装置の一例としてデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、デジタルカメラ100は、撮像用レンズ等から構成される光学系101を介して被写体像を撮影するように構成されている。光学系101を通る被写体からの光線は、例えば、CCDセンサ、CMOSセンサなどの撮像素子102の撮像面に被写体の光学像を形成する。撮像素子102は、この光学像を電気的なアナログ画像信号に変換してA/D変換器103に出力する。A/D変換器103は、撮像素子102から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。タイミング発生部104は、クロック信号や制御信号を発生して撮像素子102及びA/D変換器103を制御する。また、タイミング発生部104は、メモリ制御部106及びシステム制御部113により制御されるものである。
システム制御部113は、デジタルカメラ100全体を制御するためのものである。画像処理部105は、A/D変換器103から出力される画像データ(デジタル画像信号)又はメモリ制御部106から出力される画像データに対して画素補間処理や色変換処理等の画像処理を行うためのものである。
メモリ制御部106は、A/D変換器103、タイミング発生部104、画像処理部105、画像表示メモリ107、D/A変換器108、第1のメモリ110、及び圧縮伸長部111を制御するためのものである。メモリ制御部106は、A/D変換器103または画像処理部105から出力される画像データを、画像表示メモリ107もしくは第1のメモリ110に書き込む。
D/A変換器108は、画像表示メモリ107に書き込まれた表示用の画像データを、表示用のアナログ画像信号に変換して画像表示部109に出力する。これにより画像表示部109には、撮像画像が表示される。また、画像表示部109に撮像画像を連続的に表示することにより、電子ファインダー機能が実現される。画像表示部109は、システム制御部113からの表示制御指令によって任意に表示がON/OFFされる。表示をOFFにして使用した場合には、デジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。また、画像表示部109は、液晶パネル、或いは有機ELパネルなどで構成され、後述する接触検知部121とともに、タッチパネルを構成する。
第1のメモリ110は、記録媒体123に記録するために撮影された静止画像データや動画像データを格納するためのものである。ここで、第1のメモリ110の容量、及び書き込み速度、読み出し速度といったアクセス速度は、任意に決定されうるものである。一方、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影を行う場合は、それに応じた容量やアクセス速度を与える必要があるため、第1のメモリ110は、システム制御部113の作業領域としても使用されることもある。圧縮伸長部111は、例えば適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮したり伸長したりするためのものである。圧縮伸長部111は、第1のメモリ110に格納された画像データを読み出し、圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えた画像データを第1のメモリ110に書き込む。
レンズ制御部112は、システム制御部113から提供される情報に基づいて、光学系101を制御する。第2のメモリ114は例えばRAMであり、システム制御部113により、不揮発性メモリ115等に格納されたプログラムが第2のメモリ114に展開されて各処理が実行される。
不揮発性メモリ115は、例えばEEPROM等の、電気的に消去・記録が可能なメモリである。また、システム制御部113の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶している。さらに、不揮発性メモリ115には、撮像処理を行うプログラム、画像処理を行うプログラム、作成した画像ファイルデータを記録媒体に記録するプログラム、画像ファイルデータを記録媒体から読み出すプログラムが格納されている。また、後述する図3〜図5のフローチャートに示す各種プログラムと、上記プログラムのマルチタスク構成を実現し実行するOSなどの各種プログラムなども格納されている。画像データや外部機器からのオブジェクトデータは、この不揮発性メモリ115に格納されるようにしてもよい。ズーム操作部117は、ズーム倍率或いは撮影倍率といった撮影画角を変更するために撮影者によって操作される操作部である。例えば、スライド式の操作部材、またはレバー式の操作部材とその動作を検知するスイッチ、センサとの組合せによって構成されている。また、本実施形態では、再生モード中に、ズーム操作部117の操作に応じて画像全体の拡大/縮小表示を行う。
シャッタースイッチ118は、半押しにされるとONになる。この状態では、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の開始をシステム制御部113に指示する。また、シャッタースイッチ118が全押しにされると、本撮影の指示がなされる。具体的には、撮像素子102から入力された画像信号をA/D変換器103でデジタル画像信号に変換し、画像処理部105で画像処理して第1のメモリ110に書き込む処理の開始をシステム制御部113に指示する。そして、第1のメモリ110から画像データを読み出して圧縮伸長部111で圧縮し、記録再生部122によりその圧縮された画像データを記録媒体123に書き込む処理を含む一連の処理(撮影)の開始をシステム制御部113に指示する。操作部119は、電源のON/OFFを切り替えたり、撮影条件を設定或いは変更したり、撮影条件を確認したり、デジタルカメラ100の状態を確認したり、撮影済みの画像を確認したりする際に操作されるものである。
傾き検知部120は、デジタルカメラ100の所定方向に対する傾き角度を検知し、検知した角度をシステム制御部113に通知する。傾き検知部120は、例えば、加速度センサと、加速度センサからの出力を解析して傾きを算出する角度解析回路で構成される。傾き検知部120では、デジタルカメラ100がONにされている間、及びデジタルカメラ100が省電力状態である間は、デジタルカメラ100の傾き角度を判定し続け、その傾きの判定結果をシステム制御部113に通知する。
接触検知部121は、少なくとも1箇所に有しており、接触検知部121が接触していると判定した場合に、その接触している箇所をシステム制御部113に通知する。例えば、接触検知部121を画像表示部109に設置することにより、タッチパネルを構成する。なお、接触検知部121は、必ずしも画像表示部109に設置されていなくてもよく、デジタルカメラ100の筐体上の操作しやすい箇所に配置してもよい。
接触検知部121は、タッチパネルへの以下の操作を検出できる。
(1)タッチパネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称す)。
(2)タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称す)。
(3)タッチパネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、ムーブと称す)。
(4)タッチパネルへ触れていた指やペンを離したこと(以下、タッチアップと称す)。
(5)タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称す)。
接触検知部121は、検知したこれらの操作や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標の情報をシステム制御部113に通知する。そして、通知された情報に基づいてシステム制御部113は、タッチパネルに対してどのような操作が行われたかを判定する。ムーブについては、タッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に検知する。また、タッチパネル上をタッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたものと検出する。以下、素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でムーブしたことを検出し、そのままタッチアップを検出した場合にはフリックが行われたものと判定する。また、所定距離以上を、所定速度未満でムーブしたことが検出された場合はドラッグが行われたものと判定する。
記録再生部122は、コネクタ等を介して接続されたメモリカード等の記録媒体123に対して、画像データの書き込み又は読み出しを行うためのものである。また、本実施形態のデジタルカメラ100は通信部116を備えており、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、RS232C、無線通信等の各種通信機能を提供する。通信部116には、デジタルカメラ100を他の機器と接続するためのコネクタ、又は、無線通信機能を提供する際にはアンテナが接続される。
図2は、本実施形態に係るデジタルカメラ100の外観構成例を示す図である。なお、図2においては、説明のために不要な構成部分は省略されている。
図2において、電源ボタン251は、デジタルカメラ100を起動及び停止させるための、或いは、デジタルカメラ100の主電源をON/OFFするためのボタンである。メニューボタン252は、各種の撮像条件を設定したり、デジタルカメラ100の状態を表示させたりするためのメニュー画面を表示させるためのボタンである。なお、メニューは、選択可能な値を変更可能な複数の項目を含んで構成されている。
ここで、設定可能なモード及び項目には、例えば、撮影モード(例えば、露出の決定に関しては、プログラムモード、絞り優先モード、シャッタースピード優先モード等)、パノラマ撮影モード、情報コード読み取りモードが含まれる。また、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード(PCは、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ)、露出補正、フラッシュ設定がある。さらには、単写/連写の切り替え、セルフタイマー設定、記録画質設定、日時設定、記録された画像のプロテクト等も含まれる。
例えば、メニューボタン252が押下されると、システム制御部113は、画像表示部109にメニュー画面を表示させる。なお、メニュー画面については、撮像中の画像の上に合成して表示するようにしてもよいし、例えば、所定の背景色の上に単独で表示するようにしてもよい。メニュー画面が表示されている状態でメニューボタン252が再度押下されると、システム制御部113は、画像表示部109に表示されているメニュー画面の表示を終了させる。また、画像表示部109には、接触検知部121が配置されており、ユーザの指が表面に触れた場合に接触を検知する。画像表示部109の画面が四辺からなる矩形形状を有する場合、画像表示部109の画面の形状と関連づけて配置され、一般にはユーザの指による接触を検知する。
本実施形態における上下左右の方向定義は、以下のように行うものとする。まず、デジタルカメラ100の画像表示部109がユーザ側を向いた図2に示すような状態で、画像表示部109に向かって右側方向を「右」、向かって左側方向を「左」と呼ぶ。また、画像表示部109に向かって上側方向を「上」、向かって下側を「下」と呼ぶ。
決定ボタン253は、モード或いは項目を決定したり選択したりする際に押下されるものである。システム制御部113は、決定ボタン253が押下されると、そのときに選択されているモード或いは項目を設定する。表示ボタン254は、撮像した画像についての撮影情報の表示・非表示を選択したり、画像表示部109を電子ファインダーとして機能させるか否かを切り替えたりするために使用される。
左ボタン255、右ボタン256、上ボタン257、及び下ボタン258からなる方向選択キーは、カーソル又はハイライト部等のような、複数の選択肢の中で選択されている項目、画像等を変更するために使用されるものである。また、これらの方向選択キーは、選択されている選択肢を特定する指標の位置を変更したり、例えば、補正値や日時等を示す数値などを増減させたりするときに使用される。また、再生モードで画像が再生されている時は、左ボタン255及び右ボタン256は画像送りボタンとして使用される。すなわち、左ボタン255が押下されると、表示している画像を一つ前の画像へ切り換え、右ボタン256が押下されると、表示している画像を一つ次の画像へと切り換える。
ここで、左ボタン255、右ボタン256、上ボタン257、及び下ボタン258によって、複数の項目の中から1つの項目を選択する以外に、2つ以上の項目を選択することができるようユーザインターフェースが構成されるようにしてもよい。この場合、例えば、システム制御部113は、決定ボタン253が押下された状態で左ボタン255、右ボタン256、上ボタン257、または下ボタン258が操作されると、その操作によって指定された2以上の項目が選択されたものと認識する。
シャッターボタン260は、前述のように半押し状態では、AF処理、AE処理等の開始をシステム制御部113に指示する。また、全押し状態では、本撮影を開始するようシステム制御部113に指示する。録画/再生切り替えスイッチ261は、録画モードを再生モードに、及び、再生モードを録画モードに切り替えるためのスイッチである。
ジャンプキー262は方向選択キーと同様の機能を備え、カーソル又はハイライト部等のような、複数の選択肢の中で選択されている項目、画像等を変更するために使用されるものである。さらに、ジャンプキー262が選択されている選択肢を特定する指標の位置を変更することができるようにしてもよい。また、ジャンプキー262によるカーソル移動は、方向選択キーに比べ早く、もしくは大きく設定してもよい。また、前述した操作系に代えて、ダイアルスイッチを採用してもよいし、他の操作系を採用してもよい。
本実施形態では、フリック操作またはドラッグ操作により画像表示部109に表示されている拡大画像の表示範囲を移動させることができる。この場合において、拡大率が小さい場合は移動幅を小さくし、拡大率が大きい場合は移動幅を大きくしている。以下、表示範囲を移動させる動作について説明する。
図3は、画像の拡大縮小を行い、表示している画像の拡大率に応じて、フリックによる移動係数αと減速率Aとを算出する処理手順の一例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートの各処理は、システム制御部113の制御により行われ、システム制御部113が不揮発性メモリ115等に格納されたプログラムを第2のメモリ114に展開して実行することにより行われる。
録画/再生切り替えスイッチ261が再生モードに操作されると処理を開始する。そして、ステップS300において、記録再生部122により記録媒体123に記録された画像データを読み出して、第1のメモリ110に格納する。そして、システム制御部113は、画像表示部109にその画像を表示するようにメモリ制御部106を制御する。
次に、ステップS301において、ユーザによりズーム操作部117の操作が行われたか否かを判定する。この判定の結果、ズーム操作部117の操作が行われた場合は、ステップS302において、その操作が画像全体の拡大操作であるか否かを判定する。この判定の結果、拡大操作である場合は、ステップS303において、表示されている画像の拡大処理を行う。一方、ステップS302の判定の結果、拡大操作でない場合は、ステップS304において、その操作が画像全体の縮小操作であるか否かを判定する。この判定の結果、縮小操作である場合は、ステップS305において、表示されている画像の縮小処理を行う。一方、ステップS304の判定の結果、縮小操作でない場合は、ステップS301へ戻る。
ステップS303またはステップS305において、表示されている画像の拡大または縮小処理が行われると、次のステップS306に進む。そして、ステップS306において、表示されている画像の拡大率に対するフリックの移動係数αとドラッグの移動係数βとを、図8に示すテーブルより取得する。
図8は、画像全体に対して表示されている部分の拡大率に応じた減速率A、フリックによる移動係数α、及びドラッグの移動係数βのテーブルの一例を示す図である。図8に示すテーブルは、不揮発性メモリ115に格納されている予め定められた情報である。
移動係数αは、後述するフリックによってスクロールを行う際に、スクロールの初速を算出するために、フリックの速度に乗算される値である。移動係数αが大きいほど初速が大きくなり、結果的にスクロールの移動量が大きくなる。本実施形態では、この移動係数αを、画像の拡大率が大きくなるほど(画像全体に対する表示範囲が小さくなるほど)大きくしている。このように移動係数αを拡大率に応じて異なる値とすることにより、画像を拡大するほどスクロールの移動量が大きくなるように制御している。
減速率Aは、後述するフリックによって指がタッチパネルから離れた後にスクロールする際に、所定周期毎にスクロールの速度に乗算される値であり、1より小さい値とすることによりスクロールの速度を減速させる。この減速率Aが大きいほどスクロールが減速しにくくなるため、減速率Aが大きいほどスクロールによる移動量は結果的に大きくなる。本実施形態では、違和感のない操作感とするために、拡大率が上がるほど減速率Aを小さくしており、移動係数αが同じ値と仮定すると拡大率が大きくなるほどスクロールの移動量は小さくなる。ところが、減速率Aに加えて、前述した拡大率に応じた移動係数αも加味すると、総合的に拡大率が大きくなるほどスクロールの移動量が大きくなるように調整された値となっている。
移動係数βは、後述するドラッグによるスクロールを行う際に、ドラッグ操作を行うタッチパネル上の指の移動の速度に乗算される値である。移動係数βが大きいほどドラッグによる移動速度が大きくなり、結果的にスクロールの移動量が大きくなる。本実施形態では、この移動係数βを、画像の拡大率が大きくなるほど(画像全体に対する表示範囲が小さくなるほど)大きくしている。このように移動係数βを拡大率に応じて異なる値とすることにより、画像を拡大するほどスクロールの移動量が大きくなるように制御している。なお、本実施形態では、拡大率が整数倍ごとに各パラメータを変更しているが、必ずしも整数倍ごとに変更する必要はなく、さらに細かく設定してもよい。
図3の説明に戻り、ステップS301の判定の結果、ユーザによりズーム操作部117が操作されていない場合は、ステップS313に進む。そして、ステップS313において、ステップS300で記録媒体123から読み出された画像データに係る画像の一部領域を表示している状態であるか否かを判定する。この判定の結果、画像の一部領域を表示していない場合は、ステップS301へ戻る。一方、ステップS313の判定の結果、画像の一部領域を表示している場合は、ステップS307以降の処理を行う。
次に、ステップS307において、接触検知部121により接触を検知してフリック操作が行われたか否かを判定する。この判定の結果、フリック操作が行われた場合は、ステップS308において、フリック制御の処理を行う。なお、フリック制御の詳細については、図4のフローチャートを参照しながら後述する。一方、ステップS307の判定の結果、フリック操作が行われていない場合は、ステップS309において、ドラッグ操作が行われたか否かを判定する。この判定の結果、ドラッグ操作が行われた場合は、ステップS310において、ドラッグ制御の処理を行う。なお、ドラッグ制御については、図5のフローチャートを参照しながら後述する。
一方、ステップS309の判定の結果、ドラッグ操作が行われていない場合は、ステップS311において、その他の操作が行われたか否かを判定する。この判定の結果、その他の操作が行われた場合は、ステップS312において、その他の操作に応じた処理を行う。一方、ステップS311の判定の結果、その他の操作が行われていない場合は、ステップS301へ戻る。
図4は、図3のステップS308における、フリック操作が行われたことに応じて表示している画像を移動させる処理手順の一例を示すフローチャートである。すなわち、画像表示部109に画像全体の一部領域を表示している際に、接触検知部121によりフリック操作が行われたと検出した場合のフリック制御に関する処理手順を示している。この図4に示すフリック制御における各処理は、システム制御部113の制御により表示範囲変更手段として機能することにより行われる。また、システム制御部113が不揮発性メモリ115等に格納されたプログラムを第2のメモリ114に展開して実行することにより行われる。
まず、ステップS400において処理を開始すると、ステップS401において、接触検知部121により接触を検知したことにより、画像表示部109のタッチパネル上においてフリック操作によるタッチアップがあったか否かを判定する。この判定の結果、フリック操作によるタッチアップがなかった場合は、図3のステップS301へ戻る。一方、ステップS401の判定の結果、フリック操作によるタッチアップであった場合は、ステップS402において、画像の拡大表示中であるか否かを判定する。この判定の結果、拡大表示中でない場合は、画像全体が表示されおり、表示範囲を移動させる必要がないため、図3のステップS301へ戻る。
一方、ステップS402の判定の結果、拡大表示中である場合は、ステップS403へ進む。そして、ステップS403において、フリック操作によりタッチアップする前のムーブの速度Vf(dot/msec、1dot:画像表示部109の1画素分)を算出する。以下、この速度Vfをフリック速度と称す。操作量としてフリック速度Vfを算出すると、ステップS404において、タッチアップする前のムーブの方向の情報を取得する。以下、この方向をフリックの方向と称す。フリックの方向の情報を取得すると、ステップS405において、フリック速度Vfと、図3のステップS306で算出したフリックの移動係数αとから最初の移動速度Vを算出する。なお、移動速度Vは、V=Vf*αの式より算出する。
最初の移動速度Vを算出すると、ステップS406において、画像全体の中で表示されている一部領域(表示範囲)をフリックの方向に移動速度Vで移動させる。すなわち、スクロールを移動させる。これは、タッチアップ後(タッチオフ中)のスクロールに該当するものである。そして、ステップS407において、移動の速度制御する周期を計るためのタイマーを開始する。このタイマーは数10msec程度であり、タイマーの周期で前述した図3のステップS306で取得した減速率Aを乗算して減速していくこととなる。次に、ステップS408において、ステップS407で開始したタイマーがタイムアウトするまで待機し、タイムアウトすると、次のステップS409へ進む。
次に、ステップS409において、移動速度Vを「前の移動速度Vold」として設定する。そして、ステップS410において、前の移動速度Voldと前述した図3のステップS306で取得した減速率Aとを乗算して次の移動速度Vを算出する。次の移動速度Vを算出すると、ステップS411において、移動速度Vが最小速度Vminよりも大きい速度であるか否かを判定する。この判定の結果、最小速度Vminよりも小さい速度である場合は、ステップS412において、表示範囲の移動を停止する。そして、図3のステップS301に戻る。一方、ステップS411の判定の結果、最小速度Vminよりも大きいもしくは同じ速度である場合は、ステップS406へ戻り、ステップS410で算出した移動速度Vで表示範囲の移動を続ける。このように、最小速度Vminよりも小さい速度になるまで、ステップS406からステップS411の処理を繰り返すことになる。
以上のように、本実施形態で適用したフリック制御と、フリック制御を行っていないフリック操作との違いについて、図6及び図7を参照しながら説明する。図6及び図7は全て、同一画像上で同じ方向へ同じフリック速度Vaのフリック操作により、起点の表示範囲から表示させたい箇所に表示範囲を移動する場合の、画像全体に対する表示範囲の移動幅を説明する図である。なお、図6及び図7においては、表示範囲のサイズの違いがあるが、起点の表示範囲と、表示させたい箇所は、略同じ位置であるものとする。図6における起点の表示範囲は、画像全体600のうちの月及び星付近であり、表示させたい箇所は、画像全体600のうちの人物の顔の中心付近とする。また、図7についても同じであるものとする。
図6は、従来のフリック操作によって表示範囲が移動する例を示す図である。図6に示す例では、画像全体に対する表示範囲の割合に関わらず、フリック速度に応じて、表示範囲の大きさに対する割合として決まる移動幅で表示範囲が移動する。すなわち、フリック速度が同じであれば、画像全体に対する表示範囲の割合に関わらず、表示範囲の大きさに対する所定割合の移動幅(画像表示部の固定数の画素分)で移動する。例えば、図6での移動幅は、横方向にフリック速度がVaである場合に、表示範囲のちょうど横幅一つ分(表示範囲の100%)、表示範囲が移動するものとする。
図6(a)は、画像全体600のうち、起点の表示範囲601から、最初のフリック操作で表示範囲602へ移動し、次のフリック操作で表示したい箇所である表示範囲403まで移動した例である。表示範囲601、602、603は、ちょうどその横幅一つ分ずつ移動している。このとき、タッチパネルを構成する画像表示部には、表示範囲の高さまたは幅が画面全体の高さまたは幅にちょうど収まるように変倍されて表示される。
例えば、画像表示部の表示画面には、表示範囲601は表示画面604のように表示され、表示範囲602は表示画面605のように表示され、表示範囲603は表示画面606のように表示される。起点の表示範囲601から、表示したい箇所である表示範囲603まで表示範囲を移動させるには、フリック速度Vaで横方向へ2回のフリック操作が必要である。
図6(b)は、図6(a)よりも画像全体に対する表示範囲の大きさが2/3小さくなった例を示している。画像全体600のうち、起点の表示範囲621から、最初のフリック操作で表示範囲622へ移動し、2回目のフリック操作で表示範囲623へ移動し、3回目のフリック操作で表示したい箇所である表示範囲624まで移動した例である。表示範囲621、622、623、624は、ちょうどその横幅一つ分ずつ移動している。このとき、図6(a)の例と同様に、タッチパネルを構成する画像表示部には表示範囲の高さまたは幅が画面全体の高さまたは幅にちょうど収まるように変倍されて表示される。
例えば、画像表示部には、表示範囲621、622、623、624はそれぞれ表示画面625、626、627、628のように表示される。起点の表示範囲621から、表示したい箇所である表示範囲624まで表示範囲を移動させるには、フリック速度Vaで横方向へ3回のフリック操作が必要である。このように図6の例では、同じフリック速度で同じ方向にフリック操作をする場合、同じ幅を移動するため、画像の拡大率が上がって画像全体に対する表示範囲が小さくなると、画像全体の中で目的の表示範囲まで移動するのにより多くの操作回数が必要となる。
図7は、本実施形態において、画像全体に対する表示範囲の割合に応じて、同じフリック速度でも移動幅が異なるように表示範囲が移動する例を示す図である。図7(a)での移動幅は、図6(a)と同様に、横方向にフリック速度がVaである場合に、表示範囲のちょうど横幅一つ分(表示範囲の100%)、表示範囲が移動するものとする。この移動幅は、画像全体に対する表示範囲の大きさに依存するものである。したがって、図6(a)と同様に、画像全体700のうち、起点の表示範囲701から、最初のフリック操作で表示範囲702へ移動し、次のフリック操作で表示したい箇所である表示範囲703まで移動する。このように表示範囲701、702、703は、ちょうどその横幅一つ分ずつ移動している。このとき、タッチパネルを構成する画像表示部109には、表示範囲の高さまたは幅が画面全体の高さまたは幅にちょうど収まるように変倍されて表示される。
例えば、画像表示部109には、表示範囲701、702、703はそれぞれ、表示画面704、705、706のように表示される。起点の表示範囲701から表示したい箇所である表示範囲703まで表示範囲を移動させるには、フリック速度Vaで横方向へ2回のフリック操作が必要である。
図7(b)は、図7(a)よりも画像全体に対する表示範囲の大きさが2/3小さくなった例を示している。本実施形態では、横方向のフリック速度が図7(a)の例と同じVaであるが、表示範囲の移動幅は、図7(a)の例よりも大きく、表示範囲の横幅の1.5倍(表示範囲の150%)となっている。この移動幅の増加は、画像全体に対する表示範囲の大きさが変わったことに基づくものである。したがって、図6(b)の例とは異なり、画像全体700のうち、起点の表示範囲721から、最初のフリック操作で表示範囲722へ移動し、次のフリック操作で表示したい箇所である表示範囲723まで移動する。このように表示範囲431、432、433は、ちょうどその横幅1.5個分ずつ移動している。タッチパネルを構成する画像表示部109には、表示範囲の高さまたは幅が画面全体の高さまたは幅にちょうど収まるように変倍されて表示される。
例えば、画像表示部109で表示範囲721、722、723はそれぞれ、表示画面724、725、726のように表示される。起点の表示範囲721から表示したい箇所である表示範囲723まで表示範囲を移動させるには、フリック速度Vaで横方向へ2回のフリック操作が必要であるが、これは図7(a)と同じ回数である。以上のように本実施形態においては、拡大率が小さい場合はフリック操作による表示範囲の移動幅を小さく、拡大率が大きい場合は移動幅を大きくして、移動できる距離を変更している。そのため、画像全体に対する表示範囲がより小さい場合であっても、表示範囲を移動させる際に操作回数が増加することを抑えることができる。
図5は、図3のステップS310における、ドラッグ操作が行われたことに応じて表示している画像を移動させる処理手順の一例を示すフローチャートである。すなわち、画像表示部109に画像全体の一部領域を表示している際に、接触検知部121によりドラッグ操作が行われたと検出した場合のドラッグ制御に関する処理手順を示している。この図5に示すドラッグ制御における各処理は、システム制御部113の制御により表示範囲変更手段として機能することにより行われる。そして、システム制御部113が不揮発性メモリ115等に格納されたプログラムを第2のメモリ114に展開して実行することにより行われる。
まず、ステップS500において処理を開始すると、ステップS501において、接触検知部121により接触を検知したことにより、タッチパネル上においてドラッグの操作があったか否かを判定する。この判定の結果、ドラッグ操作でなかった場合は、図3のステップS301へ戻る。一方、ステップS501の判定の結果、ドラッグ操作であった場合は、ステップS502において、画像の拡大表示中であるか否かを判定する。この判定の結果、拡大表示中でない場合は、図3のステップS301へ戻る。
一方、ステップS502の判定の結果、拡大表示中である場合は、ステップS503において、ドラッグ操作によりタッチパネルをなぞる速度(ムーブの速度)Vdを算出する。以下、この速度をドラッグ速度と称す。ドラッグ速度Vdを算出すると、ステップS504において、ドラッグ操作によるムーブの方向の情報を取得する。以下、この方向をドラッグ方向と称す。ドラッグ方向の情報を取得すると、ステップS505において、ドラッグ速度Vdと図3のステップS306で算出したドラッグの移動係数βとから、最初の移動速度Vを算出する。なお、移動速度Vは、V=Vd*βの式から算出する。
移動速度Vを算出すると、ステップS506において、画像全体の中で表示されている一部領域(表示範囲)をドラッグ方向に移動速度Vで移動させる。すなわち、スクロールを移動させる。そして、移動が終了すると、図3のステップS301へ戻り、ドラッグが継続されている場合は図3で再びステップS310の処理へ進むことになり、ドラッグ制御により表示範囲を移動させる。
以上のように、ドラッグによる表示範囲の移動幅に対して拡大率に応じた移動係数をかけることにより、拡大率が小さい場合はドラッグした指の動きに対する移動幅を小さくし、拡大率が大きい場合はドラッグした指の動きに対する移動幅を大きくする。そのため、画像全体に対する表示範囲がより小さい場合であっても、表示範囲の移動に際するドラッグの移動量、すなわち指やペンを動かさなければならない量の増加を抑えることができる。
なお、前述した図8では、違和感の無い操作感であって、滑らかに減速するスクロールを表現するために、減速率Aは拡大率が上がるほど小さくしたが、これに限るものではない。拡大率によるフリックの移動係数αの差をより小さくして減速率Aの寄与分を大きくし、スクロールの移動量が大きくなるように、拡大率が大きくなるほど減速率Aを大きくしてもよい。また、フリックの移動係数αを拡大率によらず固定値として、減速率Aを拡大率が大きくなるほど大きい値となるようにしてもよい。このようにすれば、移動係数αに関わらず、減速率Aを調整するのみで拡大率が大きくなるほどスクロールの移動量を大きくすることができる。また逆に、減速率Aを拡大率によらず固定値として、移動係数αを拡大率が大きくなるほど大きい値となるようにしてもよい。このようにすれば、減速率Aに関わらず、移動係数αを調整するのみで、拡大率が大きくなるほどスクロールの移動量を大きくすることができる。
なお、システム制御部113の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本発明は、タッチパネルを用いたパーソナルコンピュータやPDAといった機器に適用してもよい。さらに、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置に設けられた印刷画像選択および確認のためのディスプレイ、デジタルフォトフレームなど、タッチパネルを用いた表示制御装置であれば、本発明は適用可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
109 画像表示部、113 システム制御部、121 接触検知部

Claims (8)

  1. 画像全体の一部領域を表示部に表示する表示制御手段と、
    ユーザによる所定の操作を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知に応じて、前記表示部に表示された一部領域の表示範囲を移動させる表示範囲変更手段と、
    前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って、前記所定の操作における特定の操作量に対する前記一部領域の移動幅を大きくするように前記表示範囲変更手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記検知手段は、前記所定の操作として前記表示部に対する接触を検知することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記表示範囲を変倍して前記画像全体の一部領域を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記所定の操作における特定の操作量は、前記表示部の上でのフリック操作でタッチアップする前の速度であり、
    前記表示範囲変更手段は、前記速度に移動係数を乗算して前記移動幅を決定し、
    前記制御手段は、前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って前記移動係数が大きくなるように前記表示範囲変更手段を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記所定の操作における特定の操作量は、前記表示部の上でのドラッグ操作のなぞる速度であり、
    前記表示範囲変更手段は、前記速度に移動係数を乗算して前記移動幅を決定し、
    前記制御手段は、前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って、前記移動係数が大きくなるように前記表示範囲変更手段を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 画像全体の一部領域を表示部に表示する表示制御工程と、
    ユーザによる所定の操作を検知する検知工程と、
    前記検知工程における検知に応じて、前記表示部に表示された一部領域の表示範囲を移動させる表示範囲変更工程と、
    前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って、前記所定の操作における操作量に対する前記一部領域の移動幅を大きくするように前記表示範囲変更工程における処理を制御する制御工程とを有することを特徴とする表示制御方法。
  7. 画像全体の一部領域を表示部に表示する表示制御工程と、
    ユーザによる所定の操作を検知する検知工程と、
    前記検知工程における検知に応じて、前記表示部に表示された一部領域の表示範囲を移動させる表示範囲変更工程と、
    前記画像全体に対する前記一部領域の表示範囲が小さくなるに従って、前記所定の操作における操作量に対する前記一部領域の移動幅を大きくするように前記表示範囲変更工程における処理を制御する制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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