JP2011032813A - 石材構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成部材同士が連結されて振動に強く、角度位置の自由な調整が可能であり、さらに水が溜まることのない石材構造物を提供する。
【解決手段】 複数の石製の構成部材を積み重ねたものであって、上下に隣接する構成部材のうち、下側の構成部材12の上面12aに凸部1が形成されており、上側の構成部材11の下面11aに凹部2が形成されており、凸部1は、下側の構成部材12の上面12aから上向きに延びる首部3と、首部3の上端に設けられた略円板形状の鍔部4とを有し、鍔部4の一部を切り欠いた切欠部5が形成されており、凹部2は、円形で鍔部4と略同径であり、周縁部下端から中心方向に向けて、切欠部5と略同形状の爪部6が延出しており、凹部2に凸部1を嵌め込み、上側の構成部材11を円形の凹部2の中心軸周りに回転させることで、爪部6が鍔部4に係合して、上側の構成部材11と下側の構成部材12とが連結される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の石製の構成部材を積み重ねた石材構造物に関する。
墓、灯篭、石碑や石像など、複数の石製の構成部材を積み重ねた石材構造物において、単に構成部材を積み重ねるだけでは地震の際に倒壊してしまうおそれがある。そこで、文献1において、積み石の上面に凸部を、下面に凹部を形成し、凸部を凹部に嵌合させた墓石が提案されている。また、文献2において、上方の構成部材の下部にほぞを、下方の構成部材の上部にほぞ穴を形成し、ほぞをほぞ穴に挿入して回転させると、一定角度位置でその回転が停止し抜け止めされる石材製モニュメントが提案されている。
特開平7−48958号公報 実用新案登録第3119545号公報
しかしながら、文献1の発明は、凸部と凹部を嵌め合わせただけであり、構成部材を積み重ねただけのものよりは振動に対して強いものの、ある程度以上大きな振動には耐えられないと考えられる。また、文献2の発明は、ほぞをほぞ穴に嵌め合わせることで抜け止めされて構成部材同士が連結されるため、振動には強いが、回転が停止される一定の角度位置で抜け止めされる構成なので、角度位置を自由に調節することはできない。さらに、下方の構成部材の上部にほぞ穴が形成されているので、構成部材同士の当接面から水が浸入してほぞ穴に溜まってしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、構成部材同士が連結されて振動に強く、角度位置の自由な調整が可能であり、さらに水が溜まることのない石材構造物を提供することを目的とする。
本発明は、複数の石製の構成部材を積み重ねたものであって、上下に隣接する前記構成部材のうち、下側の構成部材の上面に凸部が形成されており、上側の構成部材の下面に凹部が形成されており、前記凸部は、下側の構成部材の上面から上向きに延びる首部と、前記首部の上端に設けられた略円板形状の鍔部とを有し、前記鍔部の一部を切り欠いた切欠部が形成されており、前記凹部は、円形で前記鍔部と略同径であり、周縁部下端から中心方向に向けて、前記切欠部と略同形状の爪部が延出しており、前記凹部に前記凸部を嵌め込み、上側の構成部材を円形の凹部の中心軸周りに回転させることで、前記爪部が前記鍔部に係合して、上側の構成部材と下側の構成部材とが連結されることを特徴とする。
本発明によれば、上側の構成部材と下側の構成部材とが連結されており、振動に対して強く、地震の際にも倒壊するおそれが少なく安全である。また、切欠部と爪部とが一致する角度位置以外であれば、爪部が鍔部に係合するから、下側の構成部材に対して上側の構成部材の角度位置を自由に調節することができる。さらに、下側の構成部材の上面には凸部が形成されているから、構成部材同士の当接面から水が浸入したとしても、水が溜まることがない。
(a)は本発明の石材構造物の縦断面図、(b)はA−A線断面図、(c)はB−B線断面図。 (a)は凸部の斜視図、(b)は凹部の斜視図。 図1のC−C線断面図であり、(a)は凹部に凸部を嵌め込んだ直後の状態、(b)は45度回転させた状態、(c)は90度回転させた状態を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の石材構造物には、墓、灯篭、石碑や石像など種々のものが含まれるが、ここでは墓の場合の例を示す。この墓は、図1(a)に示すように、上から竿石11、蓮華12、上台13、下台14、蓋石15、カロート16及び根駄石17が積み重ねられた、一般的な構成のものである。これらの構成部材のうち、蓮華12、上台13、下台14及び蓋石15の上面には凸部1が形成されており、竿石11、蓮華12、上台13及び下台14の下面には凹部2が形成されている。そして、蓮華12の凸部1と竿石11の凹部2、上台13の凸部1と蓮華12の凹部2、下台14の凸部1と上台13の凹部2、蓋石15の凸部1と下台14の凹部2がそれぞれ嵌合している。それぞれの凸部1及び凹部2は同様の構成であるから、以下においては蓮華(下側の構成部材)12の凸部1と竿石(上側の構成部材)11の凹部2について説明する。
図1及び図2(a)に示すように、凸部1は、下側の構成部材12の上面12aに形成されており、上面12aから上向きに延びる円柱形状の首部3と、首部3の上端に設けられた略円板形状の鍔部4とを有する。鍔部4の直径は首部3の直径より大きく、中心に対して対称な二箇所の位置に長方形状の切欠部5が形成されている。一方、図1及び図2(b)に示すように、凹部2は、上側の構成部材11の下面11aに形成されており、円形で鍔部4と略同径であり、その周縁部下端(図2(b)は上下反転した状態である)から中心方向に向けて爪部6が延出している。爪部6は、切欠部5と略同形状の長方形状である。
このように形成した上側の構成部材11と下側の構成部材12とを連結させる際には、まず、上側の構成部材11の凹部2に下側の構成部材12の凸部1を嵌め込み(図3(a))、上側の構成部材11の下面11aと下側の構成部材12の上面12aとを当接させる。続いて上側の構成部材11を垂直軸回りに回転させれば(図3(b)〜(c))、凹部2の爪部6が凸部1の鍔部4に係合して、上側の構成部材11と下側の構成部材12とが連結される。
他の構成部材同士も同様に連結できるので、竿石11、蓮華12、上台13、下台14及び蓋石15が一体となり、振動に対して強く、地震の際にも倒壊するおそれが少なく安全である。また、切欠部5と爪部6とが一致する角度位置以外であれば、爪部6が鍔部4に係合するから(たとえば、図3(b)は上側の構成部材11を45度回転させた状態であり、図3(c)は上側の構成部材11を90度回転させた状態であるが、いずれも爪部6が鍔部4に係合して、上側の構成部材11と下側の構成部材12とが連結されている)、下側の構成部材12に対して上側の構成部材11の角度位置を自由に調節することができる。さらに、下側の構成部材12の上面12aには凸部1が形成されているから、構成部材同士の当接面から水が浸入したとしても、水が溜まることがない。
なお、実施例の墓において、カロート16は納骨室16aを取り囲む形状で、いずれかの側面に扉(図示省略)を備える。カロート16の上面にはその長手方向に沿って突条21が形成されており、蓋石15の下面には溝22が形成されており、溝22に突条21が嵌め込んである。また、根駄石17の中心には納骨孔17aが形成されており、上面には納骨孔17aを囲むように突条31が形成されている。そしてカロート16の下面には溝32が形成されており、溝32に突条31が嵌め込んである。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。墓は構成部材の一部を欠くものでもよいし、さらに別の構成部材を有するものでもよい。また、この凸部および凹部による連結構造は、墓のほか、灯篭、石碑や石像など種々のものに適用され得る。さらに、切欠部および爪部は、それぞれ一箇所に形成してもよいし、三箇所以上に形成してもよい。また、その形状も長方形状に限られず、爪部と鍔部が係合するものであればどのような形状であってもよい。
1 凸部
2 凹部
3 首部
4 鍔部
5 切欠部
6 爪部
11 上側の構成部材(竿石)
11a 下面
12 下側の構成部材(蓮華)
12a 上面

Claims (1)

  1. 複数の石製の構成部材を積み重ねたものであって、上下に隣接する前記構成部材のうち、下側の構成部材(12)の上面(12a)に凸部(1)が形成されており、上側の構成部材(11)の下面(11a)に凹部(2)が形成されており、
    前記凸部(1)は、下側の構成部材(12)の上面(12a)から上向きに延びる首部(3)と、前記首部(3)の上端に設けられた略円板形状の鍔部(4)とを有し、前記鍔部(4)の一部を切り欠いた切欠部(5)が形成されており、
    前記凹部(2)は、円形で前記鍔部(4)と略同径であり、周縁部下端から中心方向に向けて、前記切欠部(5)と略同形状の爪部(6)が延出しており、
    前記凹部(2)に前記凸部(1)を嵌め込み、上側の構成部材(11)を円形の凹部(2)の中心軸周りに回転させることで、前記爪部(6)が前記鍔部(4)に係合して、上側の構成部材(11)と下側の構成部材(12)とが連結されることを特徴とする石材構造物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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