JP2011030426A - 電源並列化の補償されたドループ方法(c−ドループ方法) - Google Patents

電源並列化の補償されたドループ方法(c−ドループ方法) Download PDF

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Abstract

【課題】電源、さらに詳細には、2つ以上の電源モジュールを並列に接続するためのドループ方法を提供すること。
【解決手段】電源は、並列に接続された複数の電源モジュールを有する。各電源モジュールは、入力電圧を受け取るために結合された入力を有する電力変換回路を有する。抵抗器が電力変換回路の出力において直列に結合されている。電流制限増幅器は、第1の抵抗器の第1の端子および第2の端子に結合された第1の入力および第2の入力を有する。フィードバック増幅器は、電源モジュールの出力電圧を受け取るために結合された第1の入力と、基準信号を受信するために結合された第2の入力と、フィードバック信号を電力変換回路に提供するために結合された出力とを有する。補償抵抗器は、電流制限増幅器の出力とフィードバック増幅器の第2の入力との間に結合されることによって、基準信号を調節し、電力変換回路の出力電流の変動に対して補償する。
【選択図】図2

Description

(国内優先権の主張)
本出願は、Emanuil Y. Shvartsによって2005年2月2日に出願され、本明細書にその全容が援用されている米国特許出願第11/049,909号の優先権の利益を主張する。
(発明の分野)
本発明は一般に、電源、さらに詳細には、2つ以上の電源モジュールを並列に接続するためのドループ方法に関する。
(発明の背景)
たいていの現代的な電子機器は、その中に含まれる電子コンポーネントに直流(DC)動作電位を提供するための電源を要求する。電源を使用する電子機器の普通のタイプは、パーソナルコンピュータ、エネルギーシステム、遠隔通信システム、オーディオビデオ機器、コンシューマエレクトロニクス、カーコンポーネント、および集積回路、半導体を利用し、またはそうでない場合は、DC動作電位を要求する他のデバイスを含む。全てではないにしても、たいていの半導体コンポーネントは、低電圧DC動作電位を要求する。しかしながら、多くの電力源は交流(AC)、または高電圧DCであり、これらは、電子機器のために低電圧DCに変換されなければならない。
1つの普通の装置においては、AC/DC電源は、AC入力電圧、例えば110と240VACとの間を受け取り、AC入力電圧をDC動作電圧に変換する。AC電圧は、全波整流器ブリッジを経由してルートされ、かつフィルタされ、高電圧DC信号を生成する。高電圧DC信号は、パルス幅変調(PWM)コントローラおよび変圧器アセンブリを経由して処理され、低電圧、調整DC出力電圧を生成し、これは、半導体コンポーネント、および電子機器において低電圧DC源を要求する他のデバイスのための動作電位として使用される。低電圧DC信号は通常、1〜12VDCの範囲である。他の場合においては、DC/DC電源は、高電圧DC信号を受信し、電子機器のために必要な低電圧DC信号を提供する。
電源は一般に、狭い範囲内で調節可能であり得る特定な電圧レベルで動作するように設計されている、高プロダクションユニットである。電源最大出力電流容量は、設計コンポーネントによって設定される。メーカーは、時として電力定格によって指定される離散出力電圧および出力電流容量の範囲で、電源を販売する。電源を選択するために、取引相手先商標製品製造業者(OEM)はベンダ(vendor)のカタログから所望の電源を選択する。利用できる電源が電子機器に対して、正しい電力定格を有していない場合、OEMは、利用できる出力電流を増加させるために、2つ以上の電源モジュールを並列に接続することが知られている。電源モジュールを並列に接続するプロセスは、ドループ方法として公知の人気のアプローチを使用して達成し得る。理論的には、2つの同一の電源モジュールを並列に接続すると、出力電流を2倍にしながら同じ出力電圧を維持することができる。
ドループ方法は、OEMが電流容量を増加させることを可能にし、かつ多くの異なる最大負荷要求に対して同じ標準電源モジュールを使用することを可能にする。しかしながら、ドループ方法は、各電源の出力電圧および負荷電流における変動が原因で、並列接続電源モジュールの間での負荷調整の低下につながる。
良好な負荷調整を維持しながら、複数の電源モジュール並列に接続する必要性が存在する。
(発明の概要)
一実施形態において、本発明は、並列に接続された複数の電源モジュールを有する電源である。各電源モジュールは、入力電圧を受け取るために結合された入力、および電源モジュールの出力電圧を提供する出力を有する電力変換回路を含む。第1の抵抗器は、電力変換回路の出力において直列に結合されている。第1の増幅器は、第1の抵抗器の第1の端子および第2の端子に結合されている第1の入力および第2の入力を有している。第2の増幅器は、電源モジュールの出力電圧を受け取るために結合された第1の入力と、第1の基準信号を受信するために結合された第2の入力と、フィードバック信号を電力変換回路に提供するために結合された出力とを有している。第2の抵抗器は、第1の増幅器の出力と第2の増幅器の第2の入力との間に結合されることにより、第1の基準信号を調節し、電源モジュールの出力電流の変動に対して補償する。
別の実施形態において、本発明は、入力電圧を出力電圧に変換するための電力変換回路を有する電源モジュールにおける補償回路である。フィードバック制御ループは、電源モジュールの出力電圧を受け取るために結合された第1の入力と、基準信号を受信するために結合された第2の入力と、フィードバック信号を電力変換回路に提供することにより、その出力電圧を制御するために結合された出力とを有する。電流センサが、電力変換回路の出力において結合され、フィードバック制御ループに結合されることにより基準信号を調節し、電源モジュールの出力電流の変動に対して補償する出力を有している。
別の実施形態において、本発明は、並列に接続された複数の電源モジュールを有する電源である。電源モジュールのうちの少なくとも1つが、入力電圧を受け取るために結合された入力、および出力電圧を提供するための出力を有する電力トレインを含む。制御回路は、電力トレインを経由してエネルギー転送を制御する。フィードバック制御ループは電力トレインの出力と制御回路の入力との間に結合されている。電流センサは、電力トレインの出力電流に応答することにより、フィードバック制御ループを補償する。
別の実施形態において、本発明は、電源モジュールの出力電圧を補償する方法であり、この方法は、電源モジュールの出力電流をモニタすることと、電源モジュールの出力電流を表現する補償電圧を生成することと、電源モジュールの出力電圧を表現する信号と基準信号とを比較することによって電源モジュールの出力電圧を制御することと、補償電圧を利用して基準信号を調節し、かつ電源モジュールの出力電流の変動に対して補償することと、を含む。
例えば、本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
並列に接続されている複数の電力モジュールを有する電源システムであって、各電力モジュールは、
入力電圧に接続されている入力と、出力ドループ抵抗と電流センサとを介して負荷に接続されている出力とを有する、電力トレインと、 出力電圧に接続されている負入力と、基準電圧と該電流センサの出力電圧との和に接続されている正入力とを有する、電圧フィードバック増幅器と、
電流センサの出力に接続されている1つの入力と、該電圧フィードバック増幅器の出力に接続されている第2の入力と、該電力トレインに接続されている出力を有する制御回路と
を備えている、電源システム。
(項目2)
並列に接続された複数の電源モジュールを有する電源であって、各電源モジュールは、
入力電圧を受け取るために結合されている入力と該電源モジュールの出力電圧を提供する出力とを有する電力変換回路と、
該電力変換回路の出力において直列に結合されている第1の抵抗器と、
該第1の抵抗器の第1の端子および第2の端子に結合されている第1の入力と第2の入力とを有する第1の増幅器と、
該電源モジュールの該出力電圧を受け取るように結合されている第1の入力と、第1の基準信号を受信するように結合されている第2の入力と、該電力変換回路にフィードバック信号を提供するために結合されている出力とを有する第2の増幅器と、
該第1の増幅器の出力と該第2の増幅器の該第2の入力との間に結合されている第2の抵抗器であって、該第2の抵抗器は、該電源モジュールの出力電流の変動を補償するように、該第1の基準信号を調節する第2の抵抗器と
を備えている、電源。
(項目3)
各電源モジュールは、
トリム電圧を受け取るために結合されているI/Oトリムピンと、
該I/Oトリムピンと前記第2の増幅器の前記第2の入力との間に結合されている第3の抵抗器と
をさらに含む、項目2に記載の電源モジュール。
(項目4)
各電源モジュールは、基準電位と前記第2の増幅器の前記第2の入力との間に結合されている第3の抵抗器をさらに含む、項目2に記載の電源モジュール。
(項目5)
各電源モジュールは、該電源モジュールの出力と前記第2の増幅器の前記第1の入力との間に結合されている第3の抵抗器をさらに含む、項目2に記載の電源モジュール。
(項目6)
入力電圧を出力電圧に変換する電力変換回路を有する電源モジュールにおいて、
該電源モジュールの該出力電圧を受け取るように結合されている第1の入力と、基準信号を受信するように結合されている第2の入力と、電力変換回路にフィードバック信号を提供するために結合されている出力とを有するフィードバック制御ループであって、該フィードバック制御ループは、該電源モジュールの出力電圧を制御するフィードバック制御ループと
該電力変換回路の出力において結合されている電流センサであって、該電流センサは、基準信号を調節して電源モジュールの出力電流の変動を補償するようにフィードバック制御ループに結合されている出力を有する、電流センサと
を備えている、補償回路。
(項目7)
前記電流センサは、
前記電力変換回路の出力において直列に結合されている第1の抵抗器と、
該第1の抵抗器の第1の端子および第2の端子に結合されている第1の入力と第2の入力とを有する第1の増幅器と、
該第1の増幅器の出力と前記フィードバック制御ループの第2の入力との間に結合されている第2の抵抗器とを含む、項目6に記載の補償回路。
(項目8)
トリム電圧を受け取るために結合されているI/Oトリムピンと、
該I/Oトリムピンと前記フィードバック制御ループの前記第2の入力との間に結合されている第3の抵抗器と
をさらに含む、項目7に記載の補償回路。
(項目9)
基準電位と前記フィードバック制御ループの前記第2の入力との間に結合されている第3の抵抗器をさらに含む、項目7に記載の補償回路。
(項目10)
前記電源モジュールの出力と前記フィードバック制御ループの前記第1の入力との間に結合されている第3の抵抗器をさらに含む、項目7に記載の補償回路。
(項目11)
並列に接続されている複数の電源モジュールであって、各電源モジュールは、前記補償回路を含む、複数の電源モジュールをさらに含む、項目6に記載の電源。
(項目12)
並列に接続されている複数の電源モジュールを有する電源であって、該電源モジュールのうちの少なくとも1つは、
入力電圧を受け取るために結合されている入力と出力電圧を提供するための出力とを有する電力トレインと、
該電力トレインを介して、エネルギー転送を制御する制御回路と、
該電力トレインの該出力と該制御回路の入力との間に結合されているフィードバック制御ループと、
該電力トレインの出力電流に応答する電流センサであって、該フィードバック制御ループを補償する電流センサと
を備えている、電源。
(項目13)
前記フィードバック制御ループは、フィードバック増幅器を含み、該フィードバック増幅器は、前記出力電圧を受け取るために結合されている第1の入力と、基準信号を受信するために結合されている第2の入力と、フィードバック信号を前記制御回路に提供するために結合されている出力とを有する、項目12に記載の電源。
(項目14)
前記電流センサは、
前記電力トレインの出力において直列に結合された第1の抵抗器と、
該第1の抵抗器の第1の端子および第2の端子に結合された第1の入力と第2の入力とを有する、第1の増幅器と、
該第1の増幅器の出力と該第2の増幅器の第2の入力との間に結合されている第2の抵抗器であって、該第2の抵抗器は、第2の電源の出力電流の変動を補償するように前記基準信号を調節する、第2の抵抗器と
を含む、項目13に記載の電源。
(項目15)
前記電流センサは、前記フィードバック制御ループを補償するために、前記電力トレインの前記出力電流に比例する電流センス信号を提供する、項目12に記載の電源。
(項目16)
電源モジュールの出力電圧を補償する方法であって、該方法は、
該電源モジュールの出力電流をモニタすることと、
該電源モジュールの該出力電流を表現する補償電圧を生成することと、
該電源モジュールの該出力電圧を表現する信号と基準信号とを比較することによって該電源モジュールの該出力電圧を制御することと、
該補償電圧を利用して該基準信号を調節し、かつ該電源モジュールの該出力電流の変動を補償することと
を包含する、方法。
(項目17)
前記基準信号をトリム電圧で調節することをさらに包含する、項目16に記載の方法。
(項目18)
各電源モジュールのそれぞれの補償電圧で基準信号を調節することによって、並列に接続された複数の前記電源モジュールの負荷調整を提供することをさらに包含する、項目16に記載の方法。
(項目19)
複数の前記電源モジュールを並列に接続することをさらに包含する、項目16に記載の方法。
図1は、DC電位を電子機器に提供するモジュール式の電源を図示する。 図2は、2つの電源モジュールを並列に接続するドループ方法のブロック図である。 図3は、図2の電圧変換ブロックの概略図である。 図4は、出力電流を表現する補償電圧を使用して、フィードバック経路における基準信号を調節するドループ方法の回路概略図である。 図5は、図4のPWMコントローラのブロック図である。 図6は、負荷電流の関数として、負荷調整を図示する。 図7は、出力電流に比例する電圧を使用して負荷調整を向上させる、補償されたドループ方法のブロック図である。
本発明は、1つ以上の実施形態で、次の記述において、図面を参照して記述されるが、図面においては、同様な数字は、同じかまたは類似した要素を表す。本発明は、本発明の目的を達成するための最良のモードの観点から記述される一方、次の開示および図面によって支持される添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって規定される通りの、本発明の精神および範囲内に含まれ得るような代替案、変更例および均等物をカバーするように、本発明は意図されているということは、当業者によって理解される。
図1を参照して、電源10は、電子機器11にDC動作電位を提供するように示されている。電源10は、入力電圧VINを受け取り、かつDC出力電圧VOUTを生成する。電子機器11は、パーソナルコンピュータ、エネルギーシステム、遠隔通信システム、オーディオ−ビデオ機器、コンシューマエレクトロニクス、自動車コンポーネント、および集積回路、半導体チップを利用するか、そうでない場合は、電源からDC動作電位を要求する他のデバイスの形式を取る。
電源10のさらなる詳細は、図2に示されている。電源10は、並列に接続された電源モジュール12および電源モジュール14を使用して、構成されている。入力電圧VINは端子16に印加され、端子16は普通、電源モジュール12の入力に接続され、かつさらに電源モジュール14の入力に接続される。電源モジュール12の出力および電源モジュール14の出力は普通、端子18に接続され、端子18は、電源10のDC出力電圧VOUTを、電子機器11に提供する。
電源モジュール12は、入力電圧VINを受け取るために結合された、電力変換ブロック20を有する。入力電圧VINは、交流(AC)信号、例えば110 VAC、または直流(DC)信号、例えば48ボルトであり得る。AC入力電圧の場合に対しては、電力変換ブロック20は、全波整流器ブリッジ22、例えば図3に示されているものを有する。全波整流器ブリッジ22は、AC入力電圧をDC電圧に変換する。DC入力電圧の場合においては、全波整流器ブリッジ22は省略される。コンデンサ24は、DC電圧を滑らかにし、かつフィルタする。DC電圧は、変圧器26の1次側に印加される。変圧器26の1次側はまた、電力トランジスタ28を経由してアース端子30へと結合されている。一実施形態において、電力トランジスタ28は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)である。MOSFET28のゲートは、図2のパルス幅変調器(PWM)コントローラ32からパルス幅変調制御信号を受信する。PWMコントローラ32と電力変換ブロック20との組み合わせは、完成した電力変換回路を作る。変圧器26の2次側は、整流器ダイオード36に結合され、ノード38において電源モジュール12のDC出力電圧V12を生成する。コンデンサ40は、DC出力電圧V12をフィルタする。
図2に戻って、低値電力抵抗器42、例えば10〜100ミリオームは、電源モジュール12の出力において、ノード38と端子18との間で直列に結合されている。電源モジュール12の出力電流I12は、抵抗器42を流れる。出力電流I12は、抵抗器42にわたって電圧を発生させ、この電圧は差動増幅器44によって増幅される。増幅器44の出力電圧は、電源モジュール12の出力電流I12を表現する電流制限信号である。万一過電流状態の際は、PWM制御サイクルを早期に終わらせるために、電流制限信号がPWMコントローラ32の電流制限入力に適用される。電流制限増幅器44の出力電圧が、所定の閾値を超過する場合は、PWMコントローラ32は、電力変換ブロック20の1つ以上の充電サイクルを抑制する。
端子18からの出力電圧VOUTは、抵抗器48を経由して、差動増幅器50の反転入力へ印加される。基準電圧VREF1は、抵抗器52を経由して、増幅器50の非反転入力へ印加される。同様に、トリム電圧VTRIM1は、抵抗器54を経由して、増幅器50の非反転入力へ印加される。抵抗器52へ印加される基準電圧VREF1と抵抗器54を経由して印加されるトリム電圧VTRIM1との組み合わせは、増幅器50の非反転入力において複合基準を生成する。出力電圧VOUTは、複合基準と比較され、フィードバック信号は、PWMコントローラ32のフィードバック入力へ適用される。
PWMコントローラ32は、MOSFET 28の導電時間デューティサイクルを設定して、変圧器26の1次側にエネルギーを格納し、次に、MOSFET 28のオフタイム中に格納されたエネルギーを2次側に転送する。出力電圧V12は、変圧器26の1次側と2次側との間でのエネルギー転送によって決定される。エネルギー転送は、PWM制御信号のMOSFET 28へのデューティサイクルを介して、PWMコントローラ32によって調整される。増幅器50は、出力電圧VOUTと、増幅器50の非反転入力に適用された通りの複合基準信号との間での比較に基づいて、フィードバック制御をPWMコントローラ32に設定する。従って、基準電圧VREF1は、ベース出力電圧V12を設定する。トリム電圧VTRIM1は、±10〜20%の範囲にわたって出力電圧V12をトリムまたは調節するために使用される。
電源モジュール14は、電源モジュール12に対して記述されたのと類似した構成および動作を有している。電源モジュール14は、入力電圧VINを受け取るために結合された、電力変換ブロック60を有する。電力変換ブロック60は、図3の実施形態に類似し、DC出力電圧V14をノード62において提供する。低値電力抵抗器66、例えば10〜100ミリオームは、電源モジュール14の出力において、ノード62と端子18との間で直列に結合されている。電源モジュール14の出力電流I14は、抵抗器66を流れる。出力電流I14は、抵抗器66にわたって電圧を発生させ、この電圧は差動増幅器68によって増幅される。増幅器68の出力電圧は、電源モジュール14の出力電流I14を表現する電流制限信号である。万一過電流状態の際は、PWM制御サイクルを早期に終わらせるために、電流制限信号がPWMコントローラ70の電流制限入力に適用される。電流制限増幅器68の出力電圧が、所定の閾値を超過する場合は、PWMコントローラ70は、電力変換ブロック60の1つ以上の充電サイクルを抑制する。
端子18からの出力電圧VOUTは、抵抗器72を経由して、差動増幅器74の反転入力へ印加される。基準電圧VREF2は、抵抗器76を経由して、増幅器74の非反転入力へ印加される。同様に、トリム電圧VTRIM2は、抵抗器78を経由して、増幅器74の非反転入力へ印加される。抵抗器76へ印加される基準電圧VREF2と抵抗器78を経由して印加されるトリム電圧VTRIM2との組み合わせは、増幅器74の非反転入力において複合基準を生成する。出力電圧VOUTは、複合基準と比較され、差信号は、PWMコントローラ70のフィードバック入力へ適用される。上記のように、基準電圧VREF2は、ベース出力電圧V14を設定する。トリム電圧VTRIM2は、±10〜20%の範囲にわたって出力電圧V14をトリムまたは調節するために使用される。
電源モジュール12および14は、標準ユニットであり得、それぞれは、既知の入力電圧、出力電圧、出力電流定格および電力定格を有する。例えば、電源モジュールは、5アンペアで2.5ボルトまたは10アンペアで3.3ボルトの標準出力電圧および電流を有し得る。ユーザが、所与の電圧に対してさらに多くの出力電流を必要とする場合、追加的な電流需要容量に対して、複数の電源モジュールが並列に接続される。一部の場合では、2〜6の電源モジュールが並列に接続され、所望の電流需要を達成する。
本実施形態において、かつ電子機器11の電力需要に依存して、電源モジュール12または電源モジュール14は、電子機器11に供給するのに充分な電力定格を個々には有し得ないことがあり得る。設計および製造効率のために、電源モジュール12または14の電力定格を増加させるかまたはカスタマイズするかの代わりに、電源モジュールは、それぞれの入力および出力を互いに結合し、電源10の電力定格合計を増加させる。電源10は、電子機器11に対して、DC動作電位および電流駆動容量を提供する。
他のアプリケーションにおいては、電源モジュールは、冗長性および信頼性のために、並列に接続されている。1つのユニットが故障する場合、電子機器を動作可能に維持するために、他の電源モジュールが利用できる。
電源モジュール12および14を並列に接続するプロセスは、ドループ方法として知られ、この方法は、N個の並列電源モジュールの各々の出力抵抗を増加させることに基づく。ここで、Nは整数である。ドループ方法は、別個の電源が1つのユニットまたは他のユニットに重荷を負わせることなく、並列に稼動することを可能にする。1つの電源がより高い出力電圧を有する場合、フィードバック制御ループが、その電源にその出力電圧を維持させ、そのようにする際に、釣り合いのとれた電流の量を提供する。電源モジュールを並列にする方法は、並列モジュール間での、付随的な電力損失を伴うワイア接続がないということで、ワイアレスとしても公知である。
ドループ方法において、出力に対して直列な抵抗器は、出力電流が大きくなるにつれて、電圧降下が大きくなる。電源モジュール12および14のトリムされた出力電圧が異なる場合、負荷電流が増加するとき、より高い出力電圧を有する電源が、負荷電流の大半を供給する。ある時点で、抵抗器42および66での電圧降下は、V12とV14との間の差を補う。その場合、V12−I12×R42=V14−I14×R66=Voutであり、電源モジュール12および14は、合計出力電流において、同じ増分変化を提供する。換言すれば、出力電流の差によって引き起こされた、抵抗器42および66での電圧降下が、V12とV14との間の任意の電圧差をキャンセルすると、電源モジュールは、合計負荷電流を共有する。他の場合において、抵抗器42および66の値は、電源モジュール12および14との間の負荷平衡を最適化するために選択され得る。
ドループ方法によって、概略的なインプリメンテーションは簡潔であり、デバイスを並列に接続するための任意の特別な入力/出力(I/O)ピンはなく、これにより、システムデザインが簡略化され、かつ設計者は、標準化されたピンアウト(pin−out)で電源モジュールを並列に接続することができる。
出力電圧VOUTは、
out=V−(R×I) (1)
としての方程式(1)で与えられ、
ここで:Vは、モジュール mの出力電圧であり、
は、モジュールの出力抵抗であり、
は、モジュール mの出力電流である。
合計負荷電流Iおよびモジュール出力抵抗Roによって、負荷調整は、方程式(1)に従って、並列に接続されたNモジュールに対して、IMAX×R/Nである。図2で記述されたドループ方法の第1に不利な点は、出力電圧VOUTは、増加する負荷と共に下がるという事実である。ドループ方法に対する負荷調整は、普通3〜10%であり、これは多くのアプリケーションにおいて受け入れがたいことがあり得る。図2におけるドループ方法に対して、単一の電源が、受け入れ可能な電流共有の質を提供するためには、負荷調整は、VOUTの全体的な許容範囲よりも5〜10倍大きくあるべきである。許容範囲は、影響を、例えばサンプルごとのサンプル許容範囲、ライン調整、エージング許容範囲、および温度許容範囲を含み得る。
図4に転じて、電源80は、並列に接続された電源モジュール82および電源モジュール84を使用して、構成されている。電源80は、DC動作電位を、11のような電子機器に提供している。入力電圧VINは端子86へ印加され、端子86は普通、電源モジュール82の入力へ接続され、さらに電源モジュール84の入力へ接続される。電源モジュール82の出力および電源モジュール84の出力は普通、端子88に接続され、端子88は、電源80のDC出力電圧VOUTを提供する。
電源モジュール82は、入力電圧VINを受け取るために結合された、電力変換ブロック90を有する。ここでもまた、入力電圧VINは、AC信号またはDC信号であり得る。電力変換ブロック90は、電力変換ブロック20と類似の構成および動作に従い、出力電圧V82を提供する。低値電力抵抗器92、例えば10〜100ミリオームは、電源モジュール82の出力において、ノード94と端子88との間で直列に結合されている。電源モジュール82の出力電流I82は、抵抗器92を流れる。出力電流I82は、抵抗器92にわたって電圧を発生させ、この電圧は差動増幅器96によって増幅される。増幅器96の出力電圧は、電源モジュール82の出力電流I82を表現する電流制限信号である。万一過電流状態の際は、PWM制御サイクルを早期に終わらせるために、電流制限信号がPWMコントローラ98の電流制限入力に適用される。電流制限増幅器96の出力電圧が、所定の閾値を超過する場合は、PWMコントローラ98は、電力変換ブロック90の1つ以上の充電サイクルを抑制する。PWMコントローラ98と電力変換ブロック90との組み合わせは、完成した電力変換回路を作る。
端子88からの出力電圧VOUTは、抵抗器100を経由して、差動増幅器102の反転入力へ印加される。基準電圧VREF1は、抵抗器104を経由して、増幅器102の非反転入力へ印加される。同様に、トリム電圧VTRIMは、電源80のI/Oピン106に印加され、かつ抵抗器108を経由して、増幅器102の非反転入力へ印加される。抵抗器104へ印加される基準電圧VREF1と抵抗器108を経由して印加されるトリム電圧VTRIMとの組み合わせは、増幅器102の非反転入力において複合基準を生成する。出力電圧VOUTは、複合基準と比較され、差信号は、PWMコントローラ98のフィードバック入力へ適用される。
PWMコントローラ98のさらなる詳細は、図5に示されている。発振器112は、のこぎり波形をPWM比較器114の第1の入力へ提供する。PWM比較器114の第2の入力は、増幅器102の出力からフィードバック信号を受信する。PWM比較器114は、電力変換ブロックにおいて電力MOSFETを駆動するMOSFETドライバ116に、PWM制御信号を提供する。増幅器96からの電流センス信号は、増幅器118の非反転入力に適用される。電流制限閾値は、増幅器118の反転入力に適用される。増幅器118は、電源の出力電流が、電流制限閾値を超過するとき、信号を提供して、PWM比較器114の出力を不能にする。
PWMコントローラ98は、電力MOSFETの導電時間デューティサイクルを設定して、変圧器の1次側にエネルギーを格納し、電力MOSFETのオフタイム中に格納されたエネルギーを2次側に転送する。出力電圧V82は、変圧器の1次側と2次側との間でのエネルギー転送によって決定される。エネルギー転送は、電力MOSFETへのPWM制御信号のデューティサイクルを介して、PWMコントローラ98によって調整される。増幅器102は、複合基準と出力電圧VOUTとの間での比較に基づいて、フィードバック制御をPWMコントローラ98に対して設定する。従って、基準電圧VREF1は、ベース出力電圧V82を設定する。トリム電圧VTRIMは、±10〜20%の範囲にわたって出力電圧V82をトリムまたは調節するために使用される。
新しい特徴として、補償抵抗器110(Rcomp)は、電流制限増幅器96の出力とI/Oトリムピン106との間で接続され、I/Oトリムピン106は、抵抗器108を経由して、増幅器102の非反転入力にも接続されている。増幅器96の出力電圧は、電源モジュール82の出力電流I82に比例する。一実施形態においては、電流I82が0〜10アンペアに変わるとき、増幅器96の出力電圧は、実質的に線形に0〜10ボルトに変わる。抵抗器110を、I/Oトリムピン106および抵抗器108へ接続することによって、増幅器96の出力電圧は、増幅器102の非反転入力における有効な基準電圧に影響を与える。増幅器96出力電圧は、増加する負荷および対応して増加する出力電流に対して、出力電圧VOUTを補償するために使用される。
負荷が、ゼロからある公称値へ増加する場合を考える。負荷が増加するにつれて、出力電流I82が増加し、出力電圧VOUTが減少する。出力電流I82が増加するにつれて、増幅器96の出力電圧が増加する。増幅器96の出力電圧が増加するにつれて、抵抗器110を通る電流は増加する。抵抗器110電流は、増幅器102の非反転入力における有効な基準電圧を増加させるように動作する。より高い基準電圧は、フィードバック信号を、基準閾値に達する前により長くアクティブにする。より長いフィードバック信号によって、PWMコントローラ98は、電力変換ブロック90において、MOSFETへのパルス幅を広げ、これによって、変圧器の2次側へより多くのエネルギーが転送される。電源モジュール82の出力電圧V82は増加して、増加した電流要求に対して補償する。従って、抵抗器110と共に動作する増幅器96の出力電圧は、電流要求を表現する、例えば電流要求と比例する補償信号を提供し、フィードバック増幅器の基準電圧を調節し、そうすることによって、電源モジュール82の出力電圧を調節して、電流要求を満足する。電流制限増幅器96および補償抵抗器110を使用することによって、負荷調整は向上し、フィードバック増幅器の基準電圧を調節し、変化する負荷に対して補償する。
電源モジュール84は、電源モジュール82に対して記述されたのと類似した構成および動作を有する。電源モジュール84は、入力電圧VINを受け取るために結合された、電力変換ブロック120を有する。電力変換ブロック120は、図3の実施形態と類似し、ノード122において、DC出力電圧V84を提供する。低値電力抵抗器126、例えば10〜100ミリオームは、電源モジュール84の出力において、ノード122と端子88との間で直列に結合されている。電源モジュール84の出力電流I84は、抵抗器126を流れる。出力電流I84は、抵抗器126にわたって電圧を発生させ、この電圧は差動増幅器128によって増幅される。増幅器128の出力電圧は、電源モジュール84の出力電流I84を表現する電流制限信号である。万一過電流状態の際は、電流制限信号が、PWMコントローラ130の電流制限入力に適用されることにより、PWM制御サイクルを早期に終わらせる。電流制限増幅器126の出力電圧が、所定の閾値を超過する場合は、PWMコントローラ130は、電力変換ブロック120の1つ以上の充電サイクルを抑制する。PWMコントローラ130は、PWMコントローラ98と類似した構成および動作に従う。PWMコントローラ130と電力変換ブロック120との組み合わせは、完成した電力変換回路を作る。
端子88からの出力電圧VOUTは、抵抗器132を経由して、差動増幅器134の反転入力へ印加される。基準電圧VREF2は、抵抗器136を経由して、増幅器134の非反転入力へ印加される。同様に、トリム電圧VTRIMは、電源80のI/Oトリムピン106へ印加され、かつ抵抗器138を経由して、増幅器134の非反転入力へ印加される。抵抗器136へ印加される基準電圧VREF2と抵抗器138を経由して印加されるトリム電圧VTRIMとの組み合わせは、増幅器134の非反転入力において複合基準を生成する。出力電圧VOUTは、複合基準と比較され、差信号は、PWMコントローラ130のフィードバック入力へ適用される。
PWMコントローラ130は、電力MOSFETの導電時間デューティサイクルを設定して、変圧器の1次側にエネルギーを格納し、次に、電力MOSFETのオフタイム中に格納されたエネルギーを2次側に転送する。出力電圧V84は、変圧器の1次側と2次側との間でのエネルギー転送によって決定される。エネルギー転送は、PWM制御信号の電力MOSFETへのデューティサイクルを介して、PWMコントローラ130によって調整される。増幅器134は、複合基準と出力電圧VOUTとの間での比較に基づいて、フィードバック制御をPWMコントローラ130に対して設定する。従って、基準電圧VREF2は、ベース出力電圧V84を設定する。トリム電圧VTRIMは、±10〜20%の範囲にわたって出力電圧V84をトリムまたは調節するために使用される。
別の新しい特徴として、補償抵抗器140(Rcomp)は、電流制限増幅器128の出力とI/Oトリムピン106との間で接続され、I/Oトリムピン106は、抵抗器138を経由して、増幅器134の非反転入力に接続されている。増幅器128の出力電圧は、電源モジュール84の出力電流I84に比例する。一実施形態においては、電流I84が0〜10アンペアに変わるとき、増幅器128の出力電圧は、実質的に線形に0〜10ボルトに変わる。抵抗器140を、I/Oトリムピン106および抵抗器138へ接続することによって、増幅器128の出力電圧は、増幅器134の非反転入力における有効な基準電圧に影響を与える。増幅器128出力電圧は、増加する負荷および対応して増加する出力電流に対して、出力電圧VOUTを補償するために使用される。
一実施形態において、I/Oピン106およびトリム電圧VTRIMは、抵抗器110および抵抗器140に対して共通である。トリムピンすべてを共に接続すると、正確度が向上し得る。代替案として、独立して制御されるトリム電圧は、電源モジュール82および84それぞれに印加され得る。
電源モジュール82に関して上記されたように、負荷が増加するにつれて、出力電流I84が増加し、出力電圧VOUTが減少する。出力電流I84が増加するにつれて、増幅器128の出力電圧が増加する。増幅器128の出力電圧が増加するにつれて、抵抗器140を通る電流は増加する。抵抗器140電流は、増幅器134の非反転入力における有効な基準電圧を増加させるように動作する。より高い基準電圧は、フィードバック信号を、基準閾値に達する前により長くアクティブにする。より長いフィードバック信号によって、PWMコントローラ130は、電力変換ブロック120において、MOSFETへのパルス幅を広げ、これによって、変圧器の2次側へより多くのエネルギーが転送される。電源モジュール84の出力電圧V84は増加して、増加した電流需要に対して補償する。従って、抵抗器140と共に動作する増幅器128の出力電圧は、電流需要を表現する補償信号を提供し、フィードバック増幅器の基準電圧を調節し、そうすることによって、電源モジュール84の出力電圧を調節して、電流需要を満足する。電流制限増幅器128および補償抵抗器140を使用することによって負荷調整は向上し、フィードバック増幅器の基準電圧を調節し、変化する負荷に対して補償する。
ここで、並列に接続された電源モジュール82および電源モジュール84の動作を考える。上記のように、各電流制限増幅器の出力は、補償抵抗器を経由して、I/Oトリムピン106へ接続されている。出力電圧VOUTは、増加する負荷電流、すなわち電子機器11からの電流需要と共に減少することに留意されたい。方程式(1)は、ほぼ
OUT=V−(R×I)/N (2)
に等しい。
ここで:Vは、モジュール mの出力電圧であり、
は、モジュールの出力抵抗であり、
は、合計出力電流であり、
Nは、並列に接続されたモジュールの数であり、
OUTは、モジュールの出力電圧である。
電源モジュール82および84の論議において述べられたように、すべての出力電圧Vは、負荷電流に依存してトリムされ、その結果、出力電圧は、
OUT=V+(K×I)−(Ro×Io)/N (3)
に等しくなる。
ここで:Vは、モジュール mの出力電圧であり、
は、モジュールの出力抵抗であり、
は、合計出力電流であり、
Nは、並列に接続されたモジュールの数であり、
Kは、Rcomp/Rtrimであり、
trimは、調節(トリミング)回路の等価内部抵抗である。
方程式(3)から、完全に補償された電圧降下に達するためには、K×I=R×I/Nを設定して、
K=R/N (4)
が導かれる。
負荷電流に伴う出力電圧の減少は、電源80の使用によって完全に補償され得る。なぜならば、トリミング出力電圧が、負荷電流に比例して増加するからである。方程式(4)および(5)を参照されたい。電流制限増幅器および補償抵抗器は、フィードバック経路における増幅器に対する基準を調節して、各電源に対して増加する負荷電流に伴って電源出力電圧を増加させる。
図6において、電源10および電源80に対する負荷調整が示されている。プロット150は、電源10の負荷調整を表現し、プロット152は、電源80の負荷調整を表現する。電源80は、電流制限増幅器の出力電圧を出力電流に比例するように使用して、フィードバック制御経路における基準電圧を補償し、向上した負荷調整を、すなわち、0.1%の範囲で提供する。
垂下補償回路の一般的なブロック図が、図7に示されている。唯一の電源モジュール160だけが示されている。160のような追加的な電源モジュールが、追加的な出力電流容量のために、並列に接続されることが理解される。電力トレイン162は、DC入力電圧VINをDC出力電圧VOUTに変換する。電力トレイン162は、コンポーネントを、例えば全波整流器ブリッジ22、コンデンサ24、変圧器26、電力MOSFET28、ダイオード36および図3に記述されたようなコンデンサ40などを含み得る。電力トレイン162の出力電圧は、出力(垂下)抵抗164および電流センサ166を経由して負荷に接続されている。
抵抗164は、物理的な抵抗器であり得;または「バーチャル」垂下抵抗が既知の方法によって、制御回路を変更することによって作成され得ることに留意されたい。両方の場合において、示唆される負荷調整向上が同じ方法で達成され得る。
電流センサのタイプおよび場所は重要ではない、ということにも留意された。図6で、電流センサは、負荷電流と直列で示されている;しかし、我々は、電流測定の任意の他の既知の方法、例えば、MOSFET電流を感知すること、またはDC/DCコンバータの入力電流を感知することなどによる方法も使用し得る。
1つの局面において、万一、電源の出力電流が電流制限閾値を超過する場合、電流センス信号は、PWMコントローラ168へルートされて、電力トレイン162を制御する。PWMコントローラ168は、図5において記述されたような類似の構成に従う。別の局面において、電流センサ166からの電流センス信号は、加算接合170の第1の入力に適用される。基準電圧VREFは、加算接合170の第2の入力へ印加される。電流センス信号および基準電圧VREFの組み合わせは、増幅器172の非反転入力において信号を確立する。出力電圧VOUTは、増幅器172の反転入力に印加される。増幅器172の出力信号は、PWMコントローラ168へのフィードバック信号であり、このフィードバック信号は、PWM制御のデューティサイクルを制御する。このようにして、電流センス信号は、出力電流を表現し、調整ループに導入され、フィードバック増幅器の基準を調節する。一実施形態において、電流センス信号は、電源モジュールの出力電流に比例する。電流センサ166は、出力電流を検知し、フィードバック調整ループにおけるフィードバック増幅器の基準電圧を調節し、従来のドループ方法に固有の電圧降下を補償する。
PWM方法が図において使用されたのは、単にそれが最も人気の方法であるからに過ぎないことに留意されるべきである。周波数変調を含んで、しかしこれに限定されず、任意の他の方法も出力電圧補償の示唆されたアイデアに対して、使用され得る。
本発明の1つ以上の実施形態が詳細に示されたが、当業者は、これらの実施形態に対する変更例と適応例が、添付の特許請求の範囲に記述される通りの本発明の範囲から逸脱することなくなされ得ることを理解する。

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  1. 本願明細書に記載の電源。
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