JP3414228B2 - 電源装置及びこれをユニットとする電源システム - Google Patents

電源装置及びこれをユニットとする電源システム

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JP3414228B2 JP33392597A JP33392597A JP3414228B2 JP 3414228 B2 JP3414228 B2 JP 3414228B2 JP 33392597 A JP33392597 A JP 33392597A JP 33392597 A JP33392597 A JP 33392597A JP 3414228 B2 JP3414228 B2 JP 3414228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC-DCコンバ
ータ、DC-DCコンバータその他の安定した直流電力
を負荷に供給する電源装置及びこれをユニットとして並
列に接続してなる電源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、AC-DC又はDC-DCコン
バータなどの電源装置に関しては、出力電圧を一定に保
つため、一般に、出力電圧を検出して電源装置の主回路
へ帰還を駆けて制御を行う、電圧帰還制御が広く用いら
れている。ここで主回路とは、交流又は直流の入力電力
を所定の直流電力(精度は問わない)に変換する機能を
有する回路を意味する。精度は問わないとは、電源出力
の安定化をしていないか、又は、その安定化が十分でな
いことを意味する。特開昭58-198122号公報に
は、この電圧帰還制御を用いて並列接続された電源装置
の構成が開示されている(図12)。図12の電源Aに
おいて、26はスイッチング回路、27はトランス、2
8は整流平滑回路、29は駆動回路、30は比較器、3
1は誤差増幅器、32は発振器、33は三角波発生器を
示す。同一構成の複数の電源(A、B、……)は、電源
の出力側をダイオード51により、ワイヤードオア論理
として、それぞれ、共通の回路に並列接続して、負荷に
電力を供給している。負荷には複数の電源全ての出力を
合計した電流まで流すことが可能である。
【0003】図12の回路動作について説明する。安定
化されていない直流電圧が入力されると、内部のスイッ
チング回路26、トランス27、整流平滑回路28を介
して、所望の直流電力に変換される。ダイオード51を
介して負荷に与えられた出力電圧は、誤差増幅器31の
正転入力端子へ入力される。誤差増幅器31の反転入力
端子には、出力電圧を設定するための基準電圧Vrefが
入力される。
【0004】誤差増幅器31は、前記出力電圧と前記基
準電圧を比較増幅して得られた誤差信号を、比較器30
の一方の入力へ送出する。比較器30の他方の入力端子
には、発振器32の出力に同期して三角波発生器33よ
り送出された三角波パルスが入力される。
【0005】比較器30の出力端子には、前記誤差増幅
器31が出力した誤差信号に応じて時間幅が変化するパ
ルス信号が出力される。このパルス信号は、駆動回路2
9を介してスイッチング回路26へ帰還され、電源装置
の出力電圧は、負荷電圧が常に一定値になるように制御
される。
【0006】本回路構成を有する電源装置では、並列運
転中に当該電源ユニットのうち何台かが故障により出力
電圧が低下しても、出力の低下した電源装置が冗長分の
範囲にあれば、ワイヤードオア接続されたダイオード5
1によって、故障した電源装置は自動的に出力を遮断さ
れるため、残りの各電源装置により負荷へ電力が供給さ
れ続ける。
【0007】電源に高い信頼性を要求する電子システ
ム、例えば、RAID方式の磁気ディスク記憶装置で
は、システムの信頼性向上のため、電源装置に対し、電
源ユニットの並列冗長運転機能、故障電源の自動切り離
し機能、電源装置の活線挿抜保守機能等を具備すること
が求められる。また回路的には、電源出力の短絡要素の
低減その他の電子システム全体の停電(システムダウ
ン)を誘発する電源故障ポテンシャルの排除が必要であ
る。
【0008】従来の技術においては、出力が負荷に印加
される端子を監視していた。このため負荷電流の変化に
伴い、ワイヤードオア接続されたダイオードの順方向電
圧が変化すると、電源装置は出力電圧の変化を主回路へ
帰還し、常に一定の出力電圧となるよう制御していた。
しかし本回路構成を有する並列電源システムにおいて
は、並列接続された電源ユニットのうち1台でも電圧帰
還のための電圧検出ラインが短絡すれば、並列接続され
た他の電源装置の全てが短絡するのと等価となり、並列
電源システム全体がダウンしてしまう。つまりワイヤー
ドオアの論理には成っていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の並列電源
システムは、高信頼性の観点から致命的な問題を有する
ため、RAID方式の磁気ディスク記憶装置のような、
高い信頼性を要求される電子システムには使用できな
い。そこで、電圧帰還制御に必要な電圧検出ラインを、
出力ダイオードのアノード側(負荷側でなく電源装置
側)に接続する構成となる(図1)。これにより電源の
電圧センスラインが短絡すると、短絡した端子を有する
電源ユニット(以下、故障電源ユニット)では、過電流
保護回路が動作し出力電力が遮断される。この結果、他
の電源ユニットからの出力電圧が故障電源ユニットの端
子に印加されるが、故障電源ユニットには逆流制限素子
であるダイオード出力端子に接続されており、故障電源
ユニットの端子からその内部を見込んだ内部抵抗を高く
している。このため他の電源ユニットからの電力流入を
制限することで、故障電源ユニットのみが並列電源シス
テムから分離されることになる。
【0010】しかし、図1の回路構成は電圧帰還制御の
対象が出力ダイオードのアノード側であるため、負荷電
流が増加すると、出力ダイオードの順方向電圧降下の変
化により電源装置の出力電圧は低下する。つまり、本構
成では負荷電流の変動に対し、出力電圧のレギュレーシ
ョン特性が良くない。電源装置の出力電圧の変動は、電
圧供給先である負荷の動作マージンを低下させるので好
ましくない。
【0011】本発明の目的は、電源装置の出力短絡によ
る障害要素を排除でき、高信頼性システムに適した図1
に示す回路構成の電源装置において、出力段のダイオー
ド等の電圧降下素子に起因する出力電圧の電圧降下を補
正し、出力電圧のレギュレーション特性を良好とした電
源装置を提供することにある。また、電源装置(ユニッ
ト)の並列冗長運転においても前記電圧降下の補正制御
が安定に動作する電源装置を提供することにある。
【0012】本発明のその他の目的は、本願明細書及び
図面の記載から明らかとなろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】電源装置の出力電流の通
流により生じる出力ダイオード、トランジスタ、FET
(電界効果型トランジスタ)等、電圧降下素子の電圧降
下特性に対し、実質同一の特性、類似する特性を有する
回路を設け、これにより電圧降下素子の電圧降下特性を
近似した信号(電圧)で、基準電圧を補正することによ
り達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を説明
する。尚、以下の実施の態様では、交流を直流に変換す
るAC−DCコンバータについて説明しているが、これ
らは直流を電圧の異なる直流に変換するDC−DCコン
バータを用いても同様に実現できる。図2は、本発明の
第1の実施の態様を示す電源装置(電源ユニット)の主
たる回路を成すAC−DCコンバータの構成を示す。図
2において、1は外部交流電源、2は入力端子(図の左
に示す2つの白丸)を有するAC−DCコンバータ、3
は電流検出抵抗、4は演算増幅器、5はアース端子、6
は電圧−電流変換回路、7はダイオード、8は基準電圧
源、9は加算器、10は演算増幅器、11は主回路、1
2は信号伝達手段、13はダイオード、14は負荷、1
5は直流出力端子である。
【0015】外部交流電源1は、AC−DCコンバータ
2の内部の主回路11に接続される。主回路11の高電
位側出力は、演算増幅器10の正転入力端子及びダイオ
ード13のアノード側へ接続される。主回路11の低電
位側出力は、演算増幅器4の反転入力端子及び電流検出
抵抗3の一方に接続される。ダイオード13のカソード
側は、AC−DCコンバータ2の直流出力端子15へ接
続される。電流検出抵抗3の他方は、アース端子5に接
続される。負荷14は、直流出力端子15とアース端子
5の間に接続される。演算増幅器4の正転入力端子は、
アース端子5へ接続され、演算増幅器4の出力端子は、
電圧−電流変換回路6の入力に接続される。
【0016】電圧−電流変換回路6の出力は、ダイオー
ド7のアノードに接続されるとともに加算器9の一方の
入力端子へ接続される。基準電圧源8の正側端子は、加
算器9の他の入力に接続され、基準電圧源8の負側端子
は、アース端子5へ接続される。加算器9の出力は、演
算増幅器10の反転入力端子に接続され、演算増幅器1
0の出力は、信号伝達手段12を介して、主回路11へ
接続される。
【0017】ここで本実施の態様(図2)の動作を説明
する。外部交流電源1から入力される交流電圧は、AC
−DCコンバータ2の内部の主回路11へ入力され、主
回路11で直流電圧に変換される。主回路11から出力
された直流電流はダイオード13を介し、直流出力端子
15から負荷14へ供給され、アース端子5から電流検
出抵抗3を通って主回路11へ戻る閉ループを通流す
る。このとき主回路11の出力端子と直流出力端子15
の間には、ダイオード13の順方向電圧降下で定まる電
位差が生じる。同時に、負荷14へ流れる主回路11の
出力電流は、電流検出抵抗3にも流れるので、電流検出
抵抗3の両端には負荷電流と電流検出抵抗3の抵抗値と
の積で定まる電位差が発生する。演算増幅器4は、この
電位差を増幅して負荷電流に比例した電圧を出力する。
【0018】電圧−電流変換回路6とダイオード7は、
ダイオード13の負荷電流の通流により生じる電圧降下
を補正するための制御電圧を発生する回路を構成してい
る。電圧−電流変換回路6は、演算増幅器4の出力電圧
に応じて、負荷電流に比例した電流を出力し(電圧-電
流変換)、これをダイオード7へ供給する。経済性が許
せば、ダイオード7はダイオード13と同一の型式、規
格のものを用いれば良い。通常は、ダイオード7にはダ
イオード13より電流容量の小さい小信号用素子を用い
る。電圧−電流変換回路6の出力電流が通流するとき、
ダイオード13と電圧降下特性が実質同一か、類似した
素子であることが重要である。
【0019】ダイオード7で発生した順方向電圧は、ダ
イオード13に起因する電圧降下の補正電圧として出力
され、次段の加算器9にて基準電圧源8の電圧指令値に
加算される。従ってダイオード13の代わりにトランジ
スタ13'等を用いるとき(図3)は、ダイオード7の
代わりにトランジスタ13'等と順方向の電圧降下の特
性がほぼ同一の素子を用いる必要がある(図示せず)。
【0020】演算増幅器10(図2)は、主回路11の
出力電圧と加算器9の出力電圧とを常に比較し、比較し
て得られた誤差電圧を、信号伝達手段12を介して主回
路11へ帰還する。負荷電流が通流して加算器9にダイ
オード7の順方向電圧が入力されると、主回路11の出
力電圧はダイオード7の順方向電圧の分だけ電圧値が上
昇する。したがって、負荷電流に対するダイオード13
の順方向電圧と、電圧−電流変換回路6が出力する電流
に対するダイオード7の順方向電圧が実質同一となるよ
うに、電圧−電流変換回路6の出力電流値及びダイオー
ド7の選定を行えば、主回路11の電圧上昇がダイオー
ド7の電圧降下を相殺するように補正制御が行われる。
この結果、AC−DCコンバータ2の出力となる直流出
力端子15には、負荷電流に依存しない一定の電圧が出
力される。
【0021】本実施の態様によれば、AC−DCコンバ
ータの出力(ダイオード13のカソード側)に電圧帰還
制御のための電圧センス端子を持たない回路構成であり
ながら、負荷電流に依存しない安定な出力電圧を得るこ
とができる。
【0022】本実施の態様では、主回路11の出力と直
流出力端子15の間に存在する電圧降下素子がダイオー
ドであるとして、非線形特性を有した電圧降下の補正に
ついて説明している。電圧降下素子がダイオードではな
く抵抗器のときは、本構成においてダイオード7の代わ
りに抵抗器を設け、電圧降下素子に起因する線形な電圧
降下特性と、主回路11の出力電圧上昇分が相殺される
ように、前記抵抗の定数を決定すれば、線形特性の電圧
降下についても補正が可能である。電圧降下素子がダイ
オードと抵抗の直列特性を有した場合でも、ダイオード
7に代え、ダイオードと抵抗を直列に設ければ、上記と
同様に、線形と非線形の複合特性を有した電圧降下に対
しても補正が可能である。更に、直流出力端子15と負
荷14の間に存在する、給電ラインの寄生抵抗について
も、前記電圧降下素子に含めて考慮すれば、かかる寄生
抵抗による給電ラインの電圧降下についても補正が可能
であり、負荷14の端子電圧への安定な給電を実現でき
る。更に高い信頼性を確保すべく、同一構成の電源装置
を複数台、並列接続した構成としても良い(図3)。こ
こで、1は外部入力電源、11は主回路、13'〜1
3"'は電圧降下素子であるトランジスタ、FET、12
は信号伝達手段、10は比較増幅器、8は電圧源、14
は負荷である。図2のダイオード13の代わりに、トラ
ンジスタやFETを用いている。尚、種々の電圧降下素
子を用いた電源装置(ユニット)を並列接続して示して
あるが、このように混在させる必要はない。
【0023】図3において、出力電圧を監視してトラン
ジスタやFETのベースやゲートをON-OFFするこ
とで、電源装置(ユニット)の出力が短絡したときに電
流を遮断できる回路としても良い。因みに13'はパワ
ートランジスタを用いた例、13"は接合型FETを用
いた例、13"'はパワーMOS-FETを用いた例を示
す。いずれの場合も、電源装置の製造コスト上昇が許さ
れるならば、これらを制御する制御回路47を設けるこ
とが望ましい。また、これらの電圧降下素子には電流の
逆流を制限する機能も必要である。
【0024】かように電源出力端の短絡要素が排除さ
れ、また仮に前記電圧センスラインが短絡したとして
も、出力ダイオード等のカットオフにより故障電源ユニ
ットのみが電源装置システムから自動的に切り離され、
電源装置全体ではシステムダウンは生じない。
【0025】図4に、本発明の第2の実施の態様を示す
電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−D
Cコンバータの構成を示す。16、17、19は抵抗、
18はダイオードである。その他、図2に示された素子
と同一の構成要素には同じ符号を付している。主回路1
1の出力とダイオード13のアノードの間には抵抗19
が接続される。抵抗16の一方は、演算増幅器4の出力
に接続され、抵抗16の他方は、ダイオード18のアノ
ード及び加算器9の一方の入力端子に接続される。その
他の構成は図2に示した第1の実施の態様と同様であ
る。
【0026】ここで、本実施の態様の動作を図4を参照
して説明する。第1の実施の態様と異なる箇所は、1)
電圧降下要素として、抵抗19及びダイオード13から
なる直列回路としていること、2)抵抗19とダイオー
ド13に起因する電圧降下を補正するための制御電圧を
発生する手段として、演算増幅器4の出力電圧を抵抗1
6、17、ダイオード18からなる直列回路で受け、抵
抗16とダイオード18の接続点を加算器9への入力と
する構成としていることである。その他の回路動作につ
いては図2の場合と同様である。
【0027】演算増幅器4は、負荷電流に比例した電圧
を発生する。この電圧は、抵抗16、17、ダイオード
18からなる直列回路に入力され、これら直列回路に回
路電流が通流することにより、本回路電流と抵抗17の
積で定まる電圧と、本回路電流に対するダイオード18
の順方向電圧との加算電圧が、抵抗19及びダイオード
13に起因する電圧降下を補正するための制御電圧とな
る。この加算電圧が、次段の加算器9にて基準電圧源8
の電圧指令値に加算される。これにより、主回路11の
出力電圧は、抵抗17で発生した電圧と、ダイオード1
8の順方向電圧との和だけ上昇し、抵抗19及びダイオ
ード13に起因する電圧降下を補正する方向に制御を行
う。
【0028】このとき抵抗19で生じる線形の降下電圧
を、抵抗17で発生する電圧降下により近似することに
より、降下電圧の線形成分が補正される。またダイオー
ド13で生じる非線形の降下電圧を、ダイオード18の
順方向電圧により近似することで、降下電圧の非線形成
分が補正される。本実施の態様は、第1の実施の態様と
比較して、電圧−電流変換回路を必要とせず、簡単で低
コストな回路を実現できる構成である。
【0029】図5は図4の回路における負荷電流に対す
る出力電圧特性の測定結果を示す。横軸は負荷電流、縦
軸は出力電圧を示しており、48は本発明実施前の特性
であり、49は本発明の第2の実施の態様を適用した回
路の特性である。尚、図2の第1の実施の態様において
も49と同様な特性が得られる。図5から明らかなよう
に、本発明によれば、前記電圧降下の補正制御が有効に
作用し、発明実施前に比べて負荷電流に対する電圧降下
が大幅に改善され、負荷電流が広範囲にわたり、ほぼ一
定の出力電圧となっている。
【0030】図6は、本発明の第3の実施の態様を示す
電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−D
Cコンバータの構成を示す。図6において、20、21
は抵抗である。その他、図4に示された構成要素と同一
構成の要素には、同じ符号を付している。抵抗20の一
方の端子は、ダイオード18及び抵抗17に接続され
る。抵抗21の一方は、抵抗16及びダイオード18の
アノードに接続される。抵抗20の他方の端子は抵抗2
1の他方へ接続されるとともに、加算器9の一方の入力
へ接続される。その他の構成は図4に示した第2の実施
の態様と同様である。
【0031】本実施の態様が第2のそれと異なる箇所
は、ダイオード18の順方向電圧を分圧するために、抵
抗20と抵抗21が設けられ、抵抗20と抵抗21の接
続点を加算器9の入力へ接続していることである。ダイ
オード18の順方向電圧は、図4と同様に、ダイオード
13に起因する非線形な電圧降下を補正するための制御
電圧となる。ダイオード18の順方向電圧を抵抗20及
び抵抗21で分圧することにより、ダイオード13の非
線形な電圧降下に対する補正量の微調整が可能になる。
その他の回路動作については図4に示した第2の実施の
態様と同様である。本実施の態様は、第2のそれと同様
に、第1の実施の態様に比べて、コストを低減できる構
成である。
【0032】図7に第3の実施の態様における負荷電流
に対する出力電圧特性の測定結果を示す。横軸は負荷電
流、縦軸は出力電圧を示す。50が第3の実施の態様の
特性である。図4における、ダイオード18とダイオー
ド13の順方向電圧の誤差から生じる非線形の電圧降下
を微調整した結果、負荷電流の広範囲にわたり、更に一
定の出力電圧が得られたことがわかる。また、抵抗1
6、17の定数を含めた微調整によっては、図7におい
て出力電流が60Aのときに出力電圧にして約50mV
まで出力電圧を上昇させる様に、負荷電流に対して勾配
を持たせることができる。この結果、電源装置の出力端
子から負荷までの配線による直列抵抗の損失を補うこと
ができる。
【0033】図8は、本発明の第3の実施の態様におい
て、電圧降下素子をダイオードとは別の素子Q13'に
置き換えた場合の、電源装置(電源ユニット)の主たる
回路を成すAC−DCコンバータの構成を示す。素子Q
13'としては、パワートランジスタ、接合型FET、
パワーMOS-FETがある。いずれを素子Qとして用
いた場合も、これらを制御する制御回路47を設けるこ
とが望ましい。素子Qで生じる非線形の降下電圧を、素
子Qと同様の電圧降下特性を有する素子Q'18'の順方
向電圧により近似する。これにより、素子Qによる降下
電圧の非線形成分が補正される。素子Q'としては、電
源装置の製造原価の上昇が許容されるならば、素子Qと
同じ規格又は型式の素子を用いれば良い。通常は素子
Q'には素子Qより電力容量の小さい小信号用素子であ
って、回路電流が通流するとき素子Qと電圧降下特性が
実質同一か、類似したものを用いる。
【0034】図9は、本発明の第4の実施の態様を示す
電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−D
Cコンバータを並列に複数台、接続した構成を示す。2
−1、2−nはAC−DCコンバータ、9は加算器、2
2、23は演算増幅器、24はダイオード、25は信号
線である。その他、図2に示された構成要素と同一の構
成要素には同じ符号を付している。図9で、AC−DC
コンバータ2−1から2−nのn台は全く同じ回路構成
を有しており、外部交流電源1及び負荷14に並列に接
続されている。以下、AC−DCコンバータ2−1の内
部の回路について説明する。
【0035】演算増幅器4の出力は、演算増幅器23の
正転入力端子及び演算増幅器22の反転入力端子に接続
され、演算増幅器23の出力はダイオード24のアノー
ドに接続される。演算増幅器23の反転入力端子はダイ
オード24のカソード、演算増幅器22の正転入力端
子、電圧−電流変換回路6の入力に接続されるととも
に、他のAC−DCコンバータの同じ端子と信号線25
により接続される。
【0036】加算器9の一方の入力は演算増幅器22の
出力に接続にされ、加算器9の他方の入力は基準電圧源
8の正極側に接続され、加算器9の残りの入力は電圧−
電流変換回路6の出力及びダイオード7のアノードに接
続される。その他の構成については図2と同様である。
【0037】本実施の態様の動作を図9を参照して説明
する。本実施の態様が第1のそれと異なる箇所は、1)
AC−DCコンバータ2−1〜2−nのようにn台の並
列構成であることと、2)演算増幅器4の出力が演算増
幅器23、ダイオード24からなる最大電圧検出回路に
入力されるとともに、演算増幅器22に入力され、演算
増幅器22の出力が加算器9へ入力されることと、3)
最大電圧検出回路の出力である信号線25の電圧は、演
算増幅器22及び電圧−電流変換回路6へ入力されると
ともに、他のAC−DCコンバータに入力されることで
ある。したがって相違箇所を主に説明する。尚、その他
の回路動作については、図2に示した第1の実施の態様
と同様である。
【0038】主回路11より出力された直流電流はダイ
オード13を介し、直流出力端子15から負荷14へ供
給され、アース端子5から電流検出抵抗3を通って主回
路11に戻る閉ループに通流する。この動作は他のAC
−DCコンバータについても同様であり、負荷14には
各AC−DCコンバータ2−1〜2−nの出力電流の合
計値までを流すことが可能である。
【0039】各AC−DCコンバータの出力電流は、第
1の実施の態様で述べたように、出力電流に比例した電
圧として演算増幅器4の出力端子に出力される。演算増
幅器23、ダイオード24はいわゆる最大電圧検出回路
を構成しており、信号線25による各AC−DCコンバ
ータ間の接続により、各AC−DCコンバータの演算増
幅器4の出力電圧のうちの最も高い電圧が信号線25に
出力される。すなわち信号線25は、各AC−DCコン
バータの出力電流のうちの最大値を示すことになる。演
算増幅器22では、正転入力端子に信号線25の電圧が
印加され、一方の反転入力端子には演算増幅器4の出力
電圧が印加される。
【0040】このため、演算増幅器22では、各AC−
DCコンバータの出力電流のうちの最大値と自らのAC
−DCコンバータの出力電流とを比較することと等価に
なり、これら誤差電圧は加算器9にて基準電圧源8の電
圧指令値に加算され、演算増幅器10、信号伝達手段1
2、主回路11による電圧帰還制御により、各AC−D
Cコンバータの主回路11の出力電圧は、出力電流を最
大値に追従させるべく誤差電圧に応じて変化する。この
結果、各AC−DCコンバータの出力電流は均一化され
る。
【0041】以上に述べた各AC−DCコンバータの出
力電流を、それらの中の最大電流に追従させて各電源ユ
ニットの出力を均一化する制御を、以下、最大電流追従
制御と呼ぶ。各演算増幅器4の出力電圧はそれぞれ自ら
の出力電流に比例した値を有しており、最大電流追従制
御において、この比例係数をAC−DCコンバータ間に
おいて等しくすることにより、それぞれの出力電流が均
一化される。
【0042】逆に、この比例係数を各AC−DCコンバ
ータにおいて異なる値とすれば、各AC−DCコンバー
タの出力電流配分を変えることができる。例えば、電流
容量の異なるAC−DCコンバータの並列運転におい
て、各AC−DCコンバータの電流容量に応じて最適な
電流配分を任意に設定することも可能である。かかる状
況であっても、最大電流追従制御は可能である。
【0043】ここで、低い電流出力のAC−DCコンバ
ータをT、その2倍の電流出力のAC−DCコンバータ
をT2とする。高い方のコンバータは低い方の整数倍の
出力電流に限られない。Tが最大電流を出力するときに
Tの演算増幅器4の出力端子に現れる電圧を、T2が最
大電流を出力するときにT2の演算増幅器4の出力端子
に現れる電圧に等しくなるように、それぞれの演算増幅
器4の出力電圧の比例係数を設定する。この並列接続に
おいて、最大電流追従制御を行えば、つまり図9の回路
構成に現された信号線25を設ければ、T2の最大出力
電流による追従制御を行うことができる。この結果、T
を1台、T2を偶数台とする電源システムとすること
で、定格出力電流の品揃えを、コストの増加を招くこと
なく増やすことができる。
【0044】また、最大電流追従制御と同時に、電圧−
電流変換回路6、ダイオード7で構成された回路は、第
1の実施の態様で説明したとおり、ダイオード13に起
因する電圧降下を補正するための制御電圧を発生する。
この結果、各AC−DCコンバータの主回路11の出力
電圧は、ダイオード7の順方向電圧分だけ上昇するよう
に制御される。ダイオード13の代わりに他の電圧降下
素子であるトランジスタ、FETを用いても良い。第4
の実施の態様(図9)では、第1の実施の態様と異な
り、電圧−電流変換回路6の入力を、演算増幅器4の出
力電圧ではなく、信号線25の電圧としている。信号線
25の電圧は、各電源ユニットの演算増幅器4の出力電
圧のうちの最大値である。最大電流追従制御によりAC
−DCコンバータの出力電流が均一化されると、信号線
25の電圧は演算増幅器4の出力電圧と等しくなるた
め、本実施の態様におけるダイオード13に起因する電
圧降下の補正制御の作用は、第1の実施の態様と等価で
ある。
【0045】各主回路11の出力電圧におけるダイオー
ド7の順方向電圧分の電圧上昇は、ダイオード13に起
因する電圧降下を相殺するように作用し、各AC−DC
コンバータの出力電圧は負荷電流に対して一定の電圧に
保たれる。また、本実施の態様におけるダイオード13
に起因する電圧降下の補正制御は、信号線25の電圧す
なわち各AC−DCコンバータの出力電流のうちの最大
値を入力とする。この結果、並列接続された全てのAC
−DCコンバータには同一の補正制御電圧が与えられる
ため、前述の演算増幅器4の比例係数による出力電流の
配分制御には全く影響しない。
【0046】本実施の態様によれば、並列接続された各
AC−DCコンバータの出力電流の配分制御により、電
源装置の並列冗長運転を可能にすると同時に、同制御に
影響を与えずに出力ダイオードに起因する出力電圧の電
圧降下を補正し、並列冗長運転時の出力電圧を負荷電流
に依存することなく一定値に保つことができる。
【0047】また、第4の実施の態様において、各AC
−DCコンバータは、AC−DCコンバータの出力とな
る直流出力端子15に電圧帰還制御のための電圧センス
ラインを持たない回路構成であるため、電源出力の短絡
障害を誘発する要因が低減され、信頼性の高い並列電源
システムを構築できる。
【0048】更に、主回路11の出力と直流出力端子1
5との間に設けられたダイオード13により主回路11
への電流の逆流が防止され、AC−DCコンバータの並
列運転中における活線挿抜保守が可能となる。
【0049】図9の実施の態様では主回路11と直流出
力端子15との間に存在する電圧降下素子としてダイオ
ードを用い、非線形特性を有した電圧降下の補正につい
て説明している。電圧降下素子が抵抗等による線形な電
圧降下又はダイオードと抵抗等による線形成分と非線形
成分を含んだ電圧降下についても、第1の実施の態様の
場合と同様に補正が可能である。また、図9では電圧降
下素子に起因する電圧降下の補正回路として、図2を引
用して説明している。図9においては、図4、図6の補
正回路を用いてもよく、このとき電圧降下の補正効果は
図4、図6の説明のとおりである。
【0050】図10に、本発明の第5の実施の態様であ
る、RAID方式のディスク記憶装置等のシステムに高
い信頼性を要求される場合の電源適用の構成図を示す。
RAID方式のディスク記憶装置では、複数の電源装置
からなる並列冗長電源システムに対し、複数のディスク
記憶装置が接続され、これを一系列として、複数の系列
を有した構成を備えている。RAID方式のディスク記
憶装置では図10に示すように、データの書き込みは、
各系列にわたるように制御され、各系列のシステムダウ
ンに対して系列数がシステムの許容内に限り、データの
回復が可能である。
【0051】このため記憶装置システムの信頼性を確保
する上で、各系列のシステムダウンを回避することが求
められ、電源装置においては、活線挿抜保守を含む、並
列冗長機能の具備とともに、出力末端の短絡要素を排除
した回路構成を必要とする。
【0052】また、近年の半導体部品の低電圧化に伴
い、許容される電源電圧の変動幅は狭くなる傾向にあ
る。記録、再生データの信頼性を確保するためには、回
路の動作マージンの低下要因となる、電源装置の出力電
圧の変動を抑制する必要がある。更に、RAID装置で
は、図10に示すように、ディスク記憶装置の増設が行
われ、電源装置の負荷電流量は大幅に変化する。このた
め電源装置においては、出力電圧を負荷電流の変化に対
して安定化する必要がある。これらの事情を鑑みたと
き、本発明の電源装置は、高い信頼性を要求される電子
システムに必要不可欠である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、主回路の出力電流が電
圧降下素子へ通流することに起因する電源装置の出力電
圧の電圧降下に対し、主回路の出力電流に比例した信号
から作られた、前記電圧降下に近似する特性を有した補
正電圧により、主回路の出力電圧は、電圧降下素子の降
下電圧分だけ電圧値を上昇させるように補正制御され
る。このため電源装置の出力電圧は、負荷電流に依存し
ない一定の電圧が得られる効果がある。
【0054】更に、電源装置出力から負荷の間に存在す
る寄生抵抗を、前記電圧降下素子に含めて補償すれば、
給電ラインの電圧降下についても出力電圧の補正が可能
である。
【0055】最大電流追従制御による電源装置の並列冗
長運転によれば、電圧降下の補正制御は、補正電圧が各
電源装置の出力電圧のうちの最大値より作られるので、
各電源装置は全て同一の補正制御が与えられる。このた
め電源ユニット毎の出力電流配分に全く影響を及ぼさ
ず、安定な出力電流配分制御と同時に、負荷電流に対し
て依存性のない一定の出力電圧が得られる。
【0056】電源装置の電圧出力端子の負荷側に、電圧
帰還制御のための電圧センスラインを持たない回路構成
であるため、電源装置出力の短絡障害を誘発する要素が
低減される。また、電圧降下素子にダイオード等の逆流
制限手段を備えることにより、電源装置主回路への電流
の逆流が制限又は防止されるため、電源装置の並列運転
中における活線挿抜保守が行え、信頼性の高い並列冗長
電源システムが構築できる。
【0057】本発明の電源装置の制御回路は、半導体部
品で実現でき、個別部品による回路だけでなく、集積回
路による小型化及び低コスト化の効果もある。
【0058】また、本発明は電源装置の出力電圧を一定
に保つ技術であるが、従来技術と大きく異なる特徴につ
いて、上記とは別の効果として述べておく。図11は電
源回路の構成図を示す。図11において、40は電源装
置、41は外部入力電源、42はコンバータ主回路、4
3は出力ダイオード(電圧降下素子Q)、44は負荷、
45は外部入力電流源、46は電源出力端子、47はア
ース端子を示す。図11において、外部入力電源41
は、電源装置40内部のコンバータ主回路42に接続さ
れる。コンバータ主回路42の高電位側出力端子は、出
力ダイオード43を介して電源出力端子46に接続され
る。コンバータ主回路42の低電位側出力端子は、アー
ス端子47に接続される。負荷44は、電源出力端子4
6とアース端子47の間に接続され、外部入力電流源4
5は、出力ダイオード43のアノードとアース端子47
の間に、出力ダイオード43に電流が流入する方向で接
続される。
【0059】以下、本発明の特徴を従来技術と比較して
説明する。図11において、外部入力電源41より入力
された電圧は、コンバータ主回路42により所望の直流
電圧に変換され、出力ダイオード43を介して負荷へ与
えられる。電源装置の出力となる電源出力端子46の電
圧は、コンバータ主回路42の出力電圧に対し、出力ダ
イオード43の順方向電圧だけ低下した電圧値になる。
【0060】外部入力電流源45の電流がゼロのとき、
従来技術は電源出力端子46の電圧の電圧帰還制御、ま
た、本発明は電圧降下の補正制御により、どちらの技術
においても電源出力端子46の電圧は負荷電流に依存せ
ず、一定に保たれることは前述した通りである。
【0061】これに対し、外部入力電流源45により出
力ダイオード43のアノードから電流が流入され、出力
ダイオード43の順方向電圧が増加した場合、従来技術
は前記電圧帰還制御により電源出力端子46の電圧に変
化は生じないが、本発明は出力ダイオード43の順方向
電圧の増加に従い、電源出力端子46の電圧は低下する
こととなり、明確に従来技術と本発明の識別が可能であ
る。以上が本発明における特徴のひとつであり、これは
上述したように電源装置外部から容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高信頼性を要求される電子システムに用いられ
る電源システムに必要な電源装置(ユニット)及びこれ
らの並列接続を示す回路構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の態様を示す電源装置(ユ
ニット)の回路構成図である。
【図3】図2のダイオード13を別の電圧降下素子とし
た場合の電源装置(ユニット)を示す回路構成図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の態様である電源装置(ユ
ニット)の回路構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の態様の測定結果を示す図
である。
【図6】本発明の第3の実施の態様を示す電源装置(ユ
ニット)の回路構成図である。
【図7】図6の実施の態様の測定結果を示す図である。
【図8】図6の実施の態様において、ダイオード13を
電圧降下素子Q等に置換して示す電源装置(ユニット)
の回路構成図である。
【図9】本発明の第4の実施の態様を示す電源装置(ユ
ニット)及びこれらの並列接続を示す回路構成図であ
る。
【図10】高い信頼性を要求する電子システムであるR
AID方式ディスク記憶装置へ、本発明を適用した場合
の構成例を示す図である。
【図11】本発明に係る電源装置(ユニット)の特徴を
検証するための回路構成を示す図である。
【図12】従来の電源装置(ユニット)及びこれらの並
列接続を示す回路構成である。
【符号の説明】
1……外部交流電源、2、2−1〜2−n……AC−D
Cコンバータ、3……電流検出抵抗、 4、10、2
2、23……演算増幅器、5、47……アース端子、
6……電圧−電流変換回路、7、13、18、24、
36、43、51……ダイオード、8……基準電圧源、
9……加算器、 11、35……主回路、12…
…信号伝達手段、 13'……ダイオードとは別の電
圧降下素子Q、18'……素子Qと同様の電圧降下特性
を有する素子Q'、14、39、44……負荷、15…
…直流出力端子、 16、17、19、20、21…
…抵抗、25……信号線、 26……スイッチング回
路、 27……トランス、28……整流平滑回路、
29……駆動回路、 30……比較器、31……誤
差増幅器、 32……発振器、 33……三角波発
生器、34、41……外部入力電源、36'……トラン
ジスタ、 36"……接合型FET、36"'……MO
S-FET、 37……比較増幅器、38……電圧
源、 40……電源装置、42……コンバータ主回
路、 45……外部入力電流源、46……電源出力端
子、 47……電圧降下素子の制御回路。
フロントページの続き (72)発明者 黒澤 弘幸 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平9−129270(JP,A) 特開 平8−95649(JP,A) 特開 昭58−198122(JP,A) 特開 平6−105464(JP,A) 特開 平7−95733(JP,A) 実開 昭59−37616(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 H02J 1/10 H02J 7/00 G05F 1/00 - 1/10 G06F 1/26

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流又は直流の電力を入力する入力端子
    と、前記入力端子に接続され、入力電力を直流出力に変
    える主回路前記主回路の高電位側の出力に接続さ
    れ、前記主回路の出力を高電位側の出力端子へ導くと共
    に、その逆流を制限する機能を有する電圧降下素子
    一端が主回路の低電位側の出力に接続され、他端が直流
    出力の低電位側の出力端子に接続された電流検出抵抗
    と、前記主回路の低電位側の出力と前記電流検出抵抗と
    の間の第1の配線、及び前記電流検出抵抗と前記直流出
    力の低電位側の出力端子との間の第2の配線の両方に接
    続され、前記電流検出抵抗に流れる電流に比例した電圧
    を発生させる第1の回路と、前記第1の回路の出力側と
    前記第2の配線とに接続され、前記電圧降下素子の電圧
    降下に対応した電圧降下の機能をはたす第2の回路と、
    前記第2の配線に接続され、基準となる電圧を発生させ
    る基準電圧と、前記基準電圧と前記第1の回路の出力側
    電圧との加算値と、前記主回路の高電位側の出力と比較
    し、主回路へ帰還させる第3の回路とを有するものであ
    ることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源装置において、前記
    の回路は、前記電圧降下素子の電圧降下特性と実質
    同一の特性を有した電圧降下特性を発生させ、かつ、そ
    の微調整を行って前記第の回路の基準電圧へ追加する
    ものである電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電源装置において、前記
    逆流を制限する機能を有する電圧降下素子が、ダイオー
    ド、トランジスタ及びFETのうち、いずれか一つであ
    る電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2及び請求項3に記載
    の電源装置のいずれか1種類の電源装置を2つ以上、並
    列に接続した電源システム。
  5. 【請求項5】 交流又は直流の電力を入力する入力端子
    と、前記入力端子に接続され、入力電力を直流出力に変
    える主回路と、前記主回路の高電位側の出力に接続さ
    れ、前記主回路の出力を高電位側の出力端子へ導くと共
    に、その逆流を制限する機能を有する電圧降下素子と、
    一端が主回路の低電位側の出力に接続され、他端が直流
    出力の低電位側の出力端子に接続された電流検出抵抗
    と、前記主回路の低電位側の出力と前記電流検出抵抗と
    の間の第1の配線、及び前記電流検出抵抗と前記直流出
    力の低電位側の出力端子との間の第2の配線の両方に接
    続された第1の回路と、前記第1の回路の出力側と前記
    第2の配線とに接続され、前記電圧降下素子の電圧降下
    特性と実質同一の特性を有した第2の回路と、前記第2
    の配線に接続され、基準となる電圧を発生させる基準電
    圧と、前記基準電圧と前記第1の回路の出力側電圧との
    加算値と、前記主回路の高電位側の出力と比較し、主回
    路へ帰還させる第3の回路とを有するものであることを
    特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電源装置において、前記
    第2の回路は、前記電圧降下素子の電圧降下特性と実質
    同一の特性を有した電圧降下特性を発生させ、かつ、そ
    の微調整を行って前記第3の回路の基準電圧へ追加する
    ものである電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電源装置において、前記
    逆流を阻止する電圧降下素子が、ダイオード、トランジ
    スタ及びFETのうち、いずれか一つである電源装置。
  8. 【請求項8】 請求項5、請求項6及び請求項7に記載
    の電源装置のいずれか1種類の電源装置を2つ以上、並
    列に接続した電源システム。
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