JP2004180500A - ディスク記憶システム - Google Patents

ディスク記憶システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004180500A
JP2004180500A JP2004010009A JP2004010009A JP2004180500A JP 2004180500 A JP2004180500 A JP 2004180500A JP 2004010009 A JP2004010009 A JP 2004010009A JP 2004010009 A JP2004010009 A JP 2004010009A JP 2004180500 A JP2004180500 A JP 2004180500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
voltage
voltage drop
disk storage
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004010009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3753430B2 (ja
Inventor
Yosuke Kawakubo
洋輔 川久保
Katsunori Hayashi
克典 林
Hiroyuki Kurosawa
弘幸 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004010009A priority Critical patent/JP3753430B2/ja
Publication of JP2004180500A publication Critical patent/JP2004180500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3753430B2 publication Critical patent/JP3753430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】 電源装置出力の短絡障害要素の無い回路構成を用い、出力ダイオード、トランジスタ等の電圧降下素子に起因する出力電圧の電圧降下を補正し、負荷電流に依存がなく安定な出力電圧が得られる電源装置ユニットを有するディスク記憶システムを提供する。
【解決手段】 出力ダイオード等の電圧降下に対して、該ダイオードの特性に近似する素子(ダイオード、トランジスタほか)を有し、前記電圧降下を補正するための制御電圧を発生する手段を設ける。該手段により得られた電圧を出力電圧設定用の基準電圧へ加算する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、AC-DCコンバータ、DC-DCコンバータその他の安定した直流電力を負荷に供給する電源装置及びこれをユニットとして並列に接続してなる電源システムに関する。
従来より、AC-DC又はDC-DCコンバータなどの電源装置に関しては、出力電圧を一定に保つため、一般に、出力電圧を検出して電源装置の主回路へ帰還を駆けて制御を行う、電圧帰還制御が広く用いられている。ここで主回路とは、交流又は直流の入力電力を所定の直流電力(精度は問わない)に変換する機能を有する回路を意味する。精度は問わないとは、電源出力の安定化をしていないか、又は、その安定化が十分でないことを意味する。特開昭58-198122号公報には、この電圧帰還制御を用いて並列接続された電源装置の構成が開示されている(図12)。図12の電源Aにおいて、26はスイッチング回路、27はトランス、28は整流平滑回路、29は駆動回路、30は比較器、31は誤差増幅器、32は発振器、33は三角波発生器を示す。同一構成の複数の電源(A、B、……)は、電源の出力側をダイオード51により、ワイヤードオア論理として、それぞれ、共通の回路に並列接続して、負荷に電力を供給している。負荷には複数の電源全ての出力を合計した電流まで流すことが可能である。
図12の回路動作について説明する。安定化されていない直流電圧が入力されると、内部のスイッチング回路26、トランス27、整流平滑回路28を介して、所望の直流電力に変換される。ダイオード51を介して負荷に与えられた出力電圧は、誤差増幅器31の正転入力端子へ入力される。誤差増幅器31の反転入力端子には、出力電圧を設定するための基準電圧Vrefが入力される。
誤差増幅器31は、前記出力電圧と前記基準電圧を比較増幅して得られた誤差信号を、比較器30の一方の入力へ送出する。比較器30の他方の入力端子には、発振器32の出力に同期して三角波発生器33より送出された三角波パルスが入力される。
比較器30の出力端子には、前記誤差増幅器31が出力した誤差信号に応じて時間幅が変化するパルス信号が出力される。このパルス信号は、駆動回路29を介してスイッチング回路26へ帰還され、電源装置の出力電圧は、負荷電圧が常に一定値になるように制御される。
本回路構成を有する電源装置では、並列運転中に当該電源ユニットのうち何台かが故障により出力電圧が低下しても、出力の低下した電源装置が冗長分の範囲にあれば、ワイヤードオア接続されたダイオード51によって、故障した電源装置は自動的に出力を遮断されるため、残りの各電源装置により負荷へ電力が供給され続ける。
電源に高い信頼性を要求する電子システム、例えば、RAID方式の磁気ディスク記憶装置では、システムの信頼性向上のため、電源装置に対し、電源ユニットの並列冗長運転機能、故障電源の自動切り離し機能、電源装置の活線挿抜保守機能等を具備することが求められる。また回路的には、電源出力の短絡要素の低減その他の電子システム全体の停電(システムダウン)を誘発する電源故障ポテンシャルの排除が必要である。
従来の技術においては、出力が負荷に印加される端子を監視していた。このため負荷電流の変化に伴い、ワイヤードオア接続されたダイオードの順方向電圧が変化すると、電源装置は出力電圧の変化を主回路へ帰還し、常に一定の出力電圧となるよう制御していた。しかし本回路構成を有する並列電源システムにおいては、並列接続された電源ユニットのうち1台でも電圧帰還のための電圧検出ラインが短絡すれば、並列接続された他の電源装置の全てが短絡するのと等価となり、並列電源システム全体がダウンしてしまう。つまりワイヤードオアの論理には成っていなかった。
特開昭58-198122号公報
かかる従来の並列電源システムは、高信頼性の観点から致命的な問題を有するため、RAID方式の磁気ディスク記憶装置のような、高い信頼性を要求される電子システムには使用できない。そこで、電圧帰還制御に必要な電圧検出ラインを、出力ダイオードのアノード側(負荷側でなく電源装置側)に接続する構成となる(図1)。これにより電源の電圧センスラインが短絡すると、短絡した端子を有する電源ユニット(以下、故障電源ユニット)では、過電流保護回路が動作し出力電力が遮断される。この結果、他の電源ユニットからの出力電圧が故障電源ユニットの端子に印加されるが、故障電源ユニットには逆流制限素子であるダイオード出力端子に接続されており、故障電源ユニットの端子からその内部を見込んだ内部抵抗を高くしている。このため他の電源ユニットからの電力流入を制限することで、故障電源ユニットのみが並列電源システムから分離されることになる。
しかし、図1の回路構成は電圧帰還制御の対象が出力ダイオードのアノード側であるため、負荷電流が増加すると、出力ダイオードの順方向電圧降下の変化により電源装置の出力電圧は低下する。つまり、本構成では負荷電流の変動に対し、出力電圧のレギュレーション特性が良くない。電源装置の出力電圧の変動は、電圧供給先である負荷の動作マージンを低下させるので好ましくない。
本発明の目的は、電源装置の出力短絡による障害要素を排除でき、高信頼性システムに適した図1に示す回路構成の電源装置において、出力段のダイオード等の電圧降下素子に起因する出力電圧の電圧降下を補正し、出力電圧のレギュレーション特性を良好とした電源装置を提供することにある。また、電源装置(ユニット)の並列冗長運転においても前記電圧降下の補正制御が安定に動作する電源装置を提供することにある。
本発明のその他の目的は、本願明細書及び図面の記載から明らかとなろう。
電源装置の出力電流の通流により生じる出力ダイオード、トランジスタ、FET(電界効果型トランジスタ)等、電圧降下素子の電圧降下特性に対し、実質同一の特性、類似する特性を有する回路を設け、これにより電圧降下素子の電圧降下特性を近似した信号(電圧)で、基準電圧を補正することにより達成される。
以下、本発明の実施の態様を説明する。尚、以下の実施の態様では、交流を直流に変換するAC−DCコンバータについて説明しているが、これらは直流を電圧の異なる直流に変換するDC−DCコンバータを用いても同様に実現できる。図2は、本発明の第1の実施の態様を示す電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−DCコンバータの構成を示す。図2において、1は外部交流電源、2は入力端子(図の左に示す2つの白丸)を有するAC−DCコンバータ、3は電流検出抵抗、4は演算増幅器、5はアース端子、6は電圧−電流変換回路、7はダイオード、8は基準電圧源、9は加算器、10は演算増幅器、11は主回路、12は信号伝達手段、13はダイオード、14は負荷、15は直流出力端子である。
外部交流電源1は、AC−DCコンバータ2の内部の主回路11に接続される。主回路11の高電位側出力は、演算増幅器10の正転入力端子及びダイオード13のアノード側へ接続される。主回路11の低電位側出力は、演算増幅器4の反転入力端子及び電流検出抵抗3の一方に接続される。ダイオード13のカソード側は、AC−DCコンバータ2の直流出力端子15へ接続される。電流検出抵抗3の他方は、アース端子5に接続される。負荷14は、直流出力端子15とアース端子5の間に接続される。演算増幅器4の正転入力端子は、アース端子5へ接続され、演算増幅器4の出力端子は、電圧−電流変換回路6の入力に接続される。
電圧−電流変換回路6の出力は、ダイオード7のアノードに接続されるとともに加算器9の一方の入力端子へ接続される。基準電圧源8の正側端子は、加算器9の他の入力に接続され、基準電圧源8の負側端子は、アース端子5へ接続される。加算器9の出力は、演算増幅器10の反転入力端子に接続され、演算増幅器10の出力は、信号伝達手段12を介して、主回路11へ接続される。
ここで本実施の態様(図2)の動作を説明する。外部交流電源1から入力される交流電圧は、AC−DCコンバータ2の内部の主回路11へ入力され、主回路11で直流電圧に変換される。主回路11から出力された直流電流はダイオード13を介し、直流出力端子15から負荷14へ供給され、アース端子5から電流検出抵抗3を通って主回路11へ戻る閉ループを通流する。このとき主回路11の出力端子と直流出力端子15の間には、ダイオード13の順方向電圧降下で定まる電位差が生じる。同時に、負荷14へ流れる主回路11の出力電流は、電流検出抵抗3にも流れるので、電流検出抵抗3の両端には負荷電流と電流検出抵抗3の抵抗値との積で定まる電位差が発生する。演算増幅器4は、この電位差を増幅して負荷電流に比例した電圧を出力する。
電圧−電流変換回路6とダイオード7は、ダイオード13の負荷電流の通流により生じる電圧降下を補正するための制御電圧を発生する回路を構成している。電圧−電流変換回路6は、演算増幅器4の出力電圧に応じて、負荷電流に比例した電流を出力し(電圧-電流変換)、これをダイオード7へ供給する。経済性が許せば、ダイオード7はダイオード13と同一の型式、規格のものを用いれば良い。通常は、ダイオード7にはダイオード13より電流容量の小さい小信号用素子を用いる。電圧−電流変換回路6の出力電流が通流するとき、ダイオード13と電圧降下特性が実質同一か、類似した素子であることが重要である。
ダイオード7で発生した順方向電圧は、ダイオード13に起因する電圧降下の補正電圧として出力され、次段の加算器9にて基準電圧源8の電圧指令値に加算される。従ってダイオード13の代わりにトランジスタ13'等を用いるとき(図3)は、ダイオード7の代わりにトランジスタ13'等と順方向の電圧降下の特性がほぼ同一の素子を用いる必要がある(図示せず)。
演算増幅器10(図2)は、主回路11の出力電圧と加算器9の出力電圧とを常に比較し、比較して得られた誤差電圧を、信号伝達手段12を介して主回路11へ帰還する。負荷電流が通流して加算器9にダイオード7の順方向電圧が入力されると、主回路11の出力電圧はダイオード7の順方向電圧の分だけ電圧値が上昇する。したがって、負荷電流に対するダイオード13の順方向電圧と、電圧−電流変換回路6が出力する電流に対するダイオード7の順方向電圧が実質同一となるように、電圧−電流変換回路6の出力電流値及びダイオード7の選定を行えば、主回路11の電圧上昇がダイオード7の電圧降下を相殺するように補正制御が行われる。この結果、AC−DCコンバータ2の出力となる直流出力端子15には、負荷電流に依存しない一定の電圧が出力される。
本実施の態様によれば、AC−DCコンバータの出力(ダイオード13のカソード側)に電圧帰還制御のための電圧センス端子を持たない回路構成でありながら、負荷電流に依存しない安定な出力電圧を得ることができる。
本実施の態様では、主回路11の出力と直流出力端子15の間に存在する電圧降下素子がダイオードであるとして、非線形特性を有した電圧降下の補正について説明している。電圧降下素子がダイオードではなく抵抗器のときは、本構成においてダイオード7の代わりに抵抗器を設け、電圧降下素子に起因する線形な電圧降下特性と、主回路11の出力電圧上昇分が相殺されるように、前記抵抗の定数を決定すれば、線形特性の電圧降下についても補正が可能である。電圧降下素子がダイオードと抵抗の直列特性を有した場合でも、ダイオード7に代え、ダイオードと抵抗を直列に設ければ、上記と同様に、線形と非線形の複合特性を有した電圧降下に対しても補正が可能である。更に、直流出力端子15と負荷14の間に存在する、給電ラインの寄生抵抗についても、前記電圧降下素子に含めて考慮すれば、かかる寄生抵抗による給電ラインの電圧降下についても補正が可能であり、負荷14の端子電圧への安定な給電を実現できる。更に高い信頼性を確保すべく、同一構成の電源装置を複数台、並列接続した構成としても良い(図3)。ここで、1は外部入力電源、11は主回路、13'〜13"'は電圧降下素子であるトランジスタ、FET、12は信号伝達手段、10は比較増幅器、8は電圧源、14は負荷である。図2のダイオード13の代わりに、トランジスタやFETを用いている。尚、種々の電圧降下素子を用いた電源装置(ユニット)を並列接続して示してあるが、このように混在させる必要はない。
図3において、出力電圧を監視してトランジスタやFETのベースやゲートをON-OFFすることで、電源装置(ユニット)の出力が短絡したときに電流を遮断できる回路としても良い。因みに13'はパワートランジスタを用いた例、13"は接合型FETを用いた例、13"'はパワーMOS-FETを用いた例を示す。いずれの場合も、電源装置の製造コスト上昇が許されるならば、これらを制御する制御回路47を設けることが望ましい。また、これらの電圧降下素子には電流の逆流を制限する機能も必要である。
かように電源出力端の短絡要素が排除され、また仮に前記電圧センスラインが短絡したとしても、出力ダイオード等のカットオフにより故障電源ユニットのみが電源装置システムから自動的に切り離され、電源装置全体ではシステムダウンは生じない。
図4に、本発明の第2の実施の態様を示す電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−DCコンバータの構成を示す。16、17、19は抵抗、18はダイオードである。その他、図2に示された素子と同一の構成要素には同じ符号を付している。主回路11の出力とダイオード13のアノードの間には抵抗19が接続される。抵抗16の一方は、演算増幅器4の出力に接続され、抵抗16の他方は、ダイオード18のアノード及び加算器9の一方の入力端子に接続される。その他の構成は図2に示した第1の実施の態様と同様である。
ここで、本実施の態様の動作を図4を参照して説明する。第1の実施の態様と異なる箇所は、1)電圧降下要素として、抵抗19及びダイオード13からなる直列回路としていること、2)抵抗19とダイオード13に起因する電圧降下を補正するための制御電圧を発生する手段として、演算増幅器4の出力電圧を抵抗16、17、ダイオード18からなる直列回路で受け、抵抗16とダイオード18の接続点を加算器9への入力とする構成としていることである。その他の回路動作については図2の場合と同様である。
演算増幅器4は、負荷電流に比例した電圧を発生する。この電圧は、抵抗16、17、ダイオード18からなる直列回路に入力され、これら直列回路に回路電流が通流することにより、本回路電流と抵抗17の積で定まる電圧と、本回路電流に対するダイオード18の順方向電圧との加算電圧が、抵抗19及びダイオード13に起因する電圧降下を補正するための制御電圧となる。この加算電圧が、次段の加算器9にて基準電圧源8の電圧指令値に加算される。これにより、主回路11の出力電圧は、抵抗17で発生した電圧と、ダイオード18の順方向電圧との和だけ上昇し、抵抗19及びダイオード13に起因する電圧降下を補正する方向に制御を行う。
このとき抵抗19で生じる線形の降下電圧を、抵抗17で発生する電圧降下により近似することにより、降下電圧の線形成分が補正される。またダイオード13で生じる非線形の降下電圧を、ダイオード18の順方向電圧により近似することで、降下電圧の非線形成分が補正される。本実施の態様は、第1の実施の態様と比較して、電圧−電流変換回路を必要とせず、簡単で低コストな回路を実現できる構成である。
図5は図4の回路における負荷電流に対する出力電圧特性の測定結果を示す。横軸は負荷電流、縦軸は出力電圧を示しており、48は本発明実施前の特性であり、49は本発明の第2の実施の態様を適用した回路の特性である。尚、図2の第1の実施の態様においても49と同様な特性が得られる。図5から明らかなように、本発明によれば、前記電圧降下の補正制御が有効に作用し、発明実施前に比べて負荷電流に対する電圧降下が大幅に改善され、負荷電流が広範囲にわたり、ほぼ一定の出力電圧となっている。
図6は、本発明の第3の実施の態様を示す電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−DCコンバータの構成を示す。図6において、20、21は抵抗である。その他、図4に示された構成要素と同一構成の要素には、同じ符号を付している。抵抗20の一方の端子は、ダイオード18及び抵抗17に接続される。抵抗21の一方は、抵抗16及びダイオード18のアノードに接続される。抵抗20の他方の端子は抵抗21の他方へ接続されるとともに、加算器9の一方の入力へ接続される。その他の構成は図4に示した第2の実施の態様と同様である。
本実施の態様が第2のそれと異なる箇所は、ダイオード18の順方向電圧を分圧するために、抵抗20と抵抗21が設けられ、抵抗20と抵抗21の接続点を加算器9の入力へ接続していることである。ダイオード18の順方向電圧は、図4と同様に、ダイオード13に起因する非線形な電圧降下を補正するための制御電圧となる。ダイオード18の順方向電圧を抵抗20及び抵抗21で分圧することにより、ダイオード13の非線形な電圧降下に対する補正量の微調整が可能になる。その他の回路動作については図4に示した第2の実施の態様と同様である。本実施の態様は、第2のそれと同様に、第1の実施の態様に比べて、コストを低減できる構成である。
図7に第3の実施の態様における負荷電流に対する出力電圧特性の測定結果を示す。横軸は負荷電流、縦軸は出力電圧を示す。50が第3の実施の態様の特性である。図4における、ダイオード18とダイオード13の順方向電圧の誤差から生じる非線形の電圧降下を微調整した結果、負荷電流の広範囲にわたり、更に一定の出力電圧が得られたことがわかる。また、抵抗16、17の定数を含めた微調整によっては、図7において出力電流が60Aのときに出力電圧にして約50mVまで出力電圧を上昇させる様に、負荷電流に対して勾配を持たせることができる。この結果、電源装置の出力端子から負荷までの配線による直列抵抗の損失を補うことができる。
図8は、本発明の第3の実施の態様において、電圧降下素子をダイオードとは別の素子Q13'に置き換えた場合の、電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−DCコンバータの構成を示す。素子Q13'としては、パワートランジスタ、接合型FET、パワーMOS-FETがある。いずれを素子Qとして用いた場合も、これらを制御する制御回路47を設けることが望ましい。素子Qで生じる非線形の降下電圧を、素子Qと同様の電圧降下特性を有する素子Q'18'の順方向電圧により近似する。これにより、素子Qによる降下電圧の非線形成分が補正される。素子Q'としては、電源装置の製造原価の上昇が許容されるならば、素子Qと同じ規格又は型式の素子を用いれば良い。通常は素子Q'には素子Qより電力容量の小さい小信号用素子であって、回路電流が通流するとき素子Qと電圧降下特性が実質同一か、類似したものを用いる。
図9は、本発明の第4の実施の態様を示す電源装置(電源ユニット)の主たる回路を成すAC−DCコンバータを並列に複数台、接続した構成を示す。2−1、2−nはAC−DCコンバータ、9は加算器、22、23は演算増幅器、24はダイオード、25は信号線である。その他、図2に示された構成要素と同一の構成要素には同じ符号を付している。図9で、AC−DCコンバータ2−1から2−nのn台は全く同じ回路構成を有しており、外部交流電源1及び負荷14に並列に接続されている。以下、AC−DCコンバータ2−1の内部の回路について説明する。
演算増幅器4の出力は、演算増幅器23の正転入力端子及び演算増幅器22の反転入力端子に接続され、演算増幅器23の出力はダイオード24のアノードに接続される。演算増幅器23の反転入力端子はダイオード24のカソード、演算増幅器22の正転入力端子、電圧−電流変換回路6の入力に接続されるとともに、他のAC−DCコンバータの同じ端子と信号線25により接続される。
加算器9の一方の入力は演算増幅器22の出力に接続にされ、加算器9の他方の入力は基準電圧源8の正極側に接続され、加算器9の残りの入力は電圧−電流変換回路6の出力及びダイオード7のアノードに接続される。その他の構成については図2と同様である。
本実施の態様の動作を図9を参照して説明する。本実施の態様が第1のそれと異なる箇所は、1)AC−DCコンバータ2−1〜2−nのようにn台の並列構成であることと、2)演算増幅器4の出力が演算増幅器23、ダイオード24からなる最大電圧検出回路に入力されるとともに、演算増幅器22に入力され、演算増幅器22の出力が加算器9へ入力されることと、3)最大電圧検出回路の出力である信号線25の電圧は、演算増幅器22及び電圧−電流変換回路6へ入力されるとともに、他のAC−DCコンバータに入力されることである。したがって相違箇所を主に説明する。尚、その他の回路動作については、図2に示した第1の実施の態様と同様である。
主回路11より出力された直流電流はダイオード13を介し、直流出力端子15から負荷14へ供給され、アース端子5から電流検出抵抗3を通って主回路11に戻る閉ループに通流する。この動作は他のAC−DCコンバータについても同様であり、負荷14には各AC−DCコンバータ2−1〜2−nの出力電流の合計値までを流すことが可能である。
各AC−DCコンバータの出力電流は、第1の実施の態様で述べたように、出力電流に比例した電圧として演算増幅器4の出力端子に出力される。演算増幅器23、ダイオード24はいわゆる最大電圧検出回路を構成しており、信号線25による各AC−DCコンバータ間の接続により、各AC−DCコンバータの演算増幅器4の出力電圧のうちの最も高い電圧が信号線25に出力される。すなわち信号線25は、各AC−DCコンバータの出力電流のうちの最大値を示すことになる。演算増幅器22では、正転入力端子に信号線25の電圧が印加され、一方の反転入力端子には演算増幅器4の出力電圧が印加される。
このため、演算増幅器22では、各AC−DCコンバータの出力電流のうちの最大値と自らのAC−DCコンバータの出力電流とを比較することと等価になり、これら誤差電圧は加算器9にて基準電圧源8の電圧指令値に加算され、演算増幅器10、信号伝達手段12、主回路11による電圧帰還制御により、各AC−DCコンバータの主回路11の出力電圧は、出力電流を最大値に追従させるべく誤差電圧に応じて変化する。この結果、各AC−DCコンバータの出力電流は均一化される。
以上に述べた各AC−DCコンバータの出力電流を、それらの中の最大電流に追従させて各電源ユニットの出力を均一化する制御を、以下、最大電流追従制御と呼ぶ。各演算増幅器4の出力電圧はそれぞれ自らの出力電流に比例した値を有しており、最大電流追従制御において、この比例係数をAC−DCコンバータ間において等しくすることにより、それぞれの出力電流が均一化される。
逆に、この比例係数を各AC−DCコンバータにおいて異なる値とすれば、各AC−DCコンバータの出力電流配分を変えることができる。例えば、電流容量の異なるAC−DCコンバータの並列運転において、各AC−DCコンバータの電流容量に応じて最適な電流配分を任意に設定することも可能である。かかる状況であっても、最大電流追従制御は可能である。
ここで、低い電流出力のAC−DCコンバータをT、その2倍の電流出力のAC−DCコンバータをT2とする。高い方のコンバータは低い方の整数倍の出力電流に限られない。Tが最大電流を出力するときにTの演算増幅器4の出力端子に現れる電圧を、T2が最大電流を出力するときにT2の演算増幅器4の出力端子に現れる電圧に等しくなるように、それぞれの演算増幅器4の出力電圧の比例係数を設定する。この並列接続において、最大電流追従制御を行えば、つまり図9の回路構成に現された信号線25を設ければ、T2の最大出力電流による追従制御を行うことができる。この結果、Tを1台、T2を偶数台とする電源システムとすることで、定格出力電流の品揃えを、コストの増加を招くことなく増やすことができる。
また、最大電流追従制御と同時に、電圧−電流変換回路6、ダイオード7で構成された回路は、第1の実施の態様で説明したとおり、ダイオード13に起因する電圧降下を補正するための制御電圧を発生する。この結果、各AC−DCコンバータの主回路11の出力電圧は、ダイオード7の順方向電圧分だけ上昇するように制御される。ダイオード13の代わりに他の電圧降下素子であるトランジスタ、FETを用いても良い。第4の実施の態様(図9)では、第1の実施の態様と異なり、電圧−電流変換回路6の入力を、演算増幅器4の出力電圧ではなく、信号線25の電圧としている。信号線25の電圧は、各電源ユニットの演算増幅器4の出力電圧のうちの最大値である。最大電流追従制御によりAC−DCコンバータの出力電流が均一化されると、信号線25の電圧は演算増幅器4の出力電圧と等しくなるため、本実施の態様におけるダイオード13に起因する電圧降下の補正制御の作用は、第1の実施の態様と等価である。
各主回路11の出力電圧におけるダイオード7の順方向電圧分の電圧上昇は、ダイオード13に起因する電圧降下を相殺するように作用し、各AC−DCコンバータの出力電圧は負荷電流に対して一定の電圧に保たれる。また、本実施の態様におけるダイオード13に起因する電圧降下の補正制御は、信号線25の電圧すなわち各AC−DCコンバータの出力電流のうちの最大値を入力とする。この結果、並列接続された全てのAC−DCコンバータには同一の補正制御電圧が与えられるため、前述の演算増幅器4の比例係数による出力電流の配分制御には全く影響しない。
本実施の態様によれば、並列接続された各AC−DCコンバータの出力電流の配分制御により、電源装置の並列冗長運転を可能にすると同時に、同制御に影響を与えずに出力ダイオードに起因する出力電圧の電圧降下を補正し、並列冗長運転時の出力電圧を負荷電流に依存することなく一定値に保つことができる。
また、第4の実施の態様において、各AC−DCコンバータは、AC−DCコンバータの出力となる直流出力端子15に電圧帰還制御のための電圧センスラインを持たない回路構成であるため、電源出力の短絡障害を誘発する要因が低減され、信頼性の高い並列電源システムを構築できる。
更に、主回路11の出力と直流出力端子15との間に設けられたダイオード13により主回路11への電流の逆流が防止され、AC−DCコンバータの並列運転中における活線挿抜保守が可能となる。
図9の実施の態様では主回路11と直流出力端子15との間に存在する電圧降下素子としてダイオードを用い、非線形特性を有した電圧降下の補正について説明している。電圧降下素子が抵抗等による線形な電圧降下又はダイオードと抵抗等による線形成分と非線形成分を含んだ電圧降下についても、第1の実施の態様の場合と同様に補正が可能である。また、図9では電圧降下素子に起因する電圧降下の補正回路として、図2を引用して説明している。図9においては、図4、図6の補正回路を用いてもよく、このとき電圧降下の補正効果は図4、図6の説明のとおりである。
図10に、本発明の第5の実施の態様である、RAID方式のディスク記憶装置等のシステムに高い信頼性を要求される場合の電源適用の構成図を示す。RAID方式のディスク記憶装置では、複数の電源装置からなる並列冗長電源システムに対し、複数のディスク記憶装置が接続され、これを一系列として、複数の系列を有した構成を備えている。RAID方式のディスク記憶装置では図10に示すように、データの書き込みは、各系列にわたるように制御され、各系列のシステムダウンに対して系列数がシステムの許容内に限り、データの回復が可能である。
このため記憶装置システムの信頼性を確保する上で、各系列のシステムダウンを回避することが求められ、電源装置においては、活線挿抜保守を含む、並列冗長機能の具備とともに、出力末端の短絡要素を排除した回路構成を必要とする。
また、近年の半導体部品の低電圧化に伴い、許容される電源電圧の変動幅は狭くなる傾向にある。記録、再生データの信頼性を確保するためには、回路の動作マージンの低下要因となる、電源装置の出力電圧の変動を抑制する必要がある。
更に、RAID装置では、図10に示すように、ディスク記憶装置の増設が行われ、電源装置の負荷電流量は大幅に変化する。このため電源装置においては、出力電圧を負荷電流の変化に対して安定化する必要がある。これらの事情を鑑みたとき、本発明の電源装置は、高い信頼性を要求される電子システムに必要不可欠である。
本発明によれば、主回路の出力電流が電圧降下素子へ通流することに起因する電源装置の出力電圧の電圧降下に対し、主回路の出力電流に比例した信号から作られた、前記電圧降下に近似する特性を有した補正電圧により、主回路の出力電圧は、電圧降下素子の降下電圧分だけ電圧値を上昇させるように補正制御される。このため電源装置の出力電圧は、負荷電流に依存しない一定の電圧が得られる効果がある。
更に、電源装置出力から負荷の間に存在する寄生抵抗を、前記電圧降下素子に含めて補償すれば、給電ラインの電圧降下についても出力電圧の補正が可能である。
最大電流追従制御による電源装置の並列冗長運転によれば、電圧降下の補正制御は、補正電圧が各電源装置の出力電圧のうちの最大値より作られるので、各電源装置は全て同一の補正制御が与えられる。このため電源ユニット毎の出力電流配分に全く影響を及ぼさず、安定な出力電流配分制御と同時に、負荷電流に対して依存性のない一定の出力電圧が得られる。
電源装置の電圧出力端子の負荷側に、電圧帰還制御のための電圧センスラインを持たない回路構成であるため、電源装置出力の短絡障害を誘発する要素が低減される。また、電圧降下素子にダイオード等の逆流制限手段を備えることにより、電源装置主回路への電流の逆流が制限又は防止されるため、電源装置の並列運転中における活線挿抜保守が行え、信頼性の高い並列冗長電源システムが構築できる。
本発明の電源装置の制御回路は、半導体部品で実現でき、個別部品による回路だけでなく、集積回路による小型化及び低コスト化の効果もある。
また、本発明は電源装置の出力電圧を一定に保つ技術であるが、従来技術と大きく異なる特徴について、上記とは別の効果として述べておく。図11は電源回路の構成図を示す。図11において、40は電源装置、41は外部入力電源、42はコンバータ主回路、43は出力ダイオード(電圧降下素子Q)、44は負荷、45は外部入力電流源、46は電源出力端子、47はアース端子を示す。図11において、外部入力電源41は、電源装置40内部のコンバータ主回路42に接続される。コンバータ主回路42の高電位側出力端子は、出力ダイオード43を介して電源出力端子46に接続される。コンバータ主回路42の低電位側出力端子は、アース端子47に接続される。負荷44は、電源出力端子46とアース端子47の間に接続され、外部入力電流源45は、出力ダイオード43のアノードとアース端子47の間に、出力ダイオード43に電流が流入する方向で接続される。
以下、本発明の特徴を従来技術と比較して説明する。図11において、外部入力電源41より入力された電圧は、コンバータ主回路42により所望の直流電圧に変換され、出力ダイオード43を介して負荷へ与えられる。電源装置の出力となる電源出力端子46の電圧は、コンバータ主回路42の出力電圧に対し、出力ダイオード43の順方向電圧だけ低下した電圧値になる。
外部入力電流源45の電流がゼロのとき、従来技術は電源出力端子46の電圧の電圧帰還制御、また、本発明は電圧降下の補正制御により、どちらの技術においても電源出力端子46の電圧は負荷電流に依存せず、一定に保たれることは前述した通りである。
これに対し、外部入力電流源45により出力ダイオード43のアノードから電流が流入され、出力ダイオード43の順方向電圧が増加した場合、従来技術は前記電圧帰還制御により電源出力端子46の電圧に変化は生じないが、本発明は出力ダイオード43の順方向電圧の増加に従い、電源出力端子46の電圧は低下することとなり、明確に従来技術と本発明の識別が可能である。以上が本発明における特徴のひとつであり、これは上述したように電源装置外部から容易に確認できる。
高信頼性を要求される電子システムに用いられる電源システムに必要な電源装置(ユニット)及びこれらの並列接続を示す回路構成図である。 本発明の第1の実施の態様を示す電源装置(ユニット)の回路構成図である。 図2のダイオード13を別の電圧降下素子とした場合の電源装置(ユニット)を示す回路構成図である。 本発明の第2の実施の態様である電源装置(ユニット)の回路構成図である。 本発明の第2の実施の態様の測定結果を示す図である。 本発明の第3の実施の態様を示す電源装置(ユニット)の回路構成図である。 図6の実施の態様の測定結果を示す図である。 図6の実施の態様において、ダイオード13を電圧降下素子Q等に置換して示す電源装置(ユニット)の回路構成図である。 本発明の第4の実施の態様を示す電源装置(ユニット)及びこれらの並列接続を示す回路構成図である。 高い信頼性を要求する電子システムであるRAID方式ディスク記憶装置へ、本発明を適用した場合の構成例を示す図である。 本発明に係る電源装置(ユニット)の特徴を検証するための回路構成を示す図である。 従来の電源装置(ユニット)及びこれらの並列接続を示す回路構成である。
符号の説明
1……外部交流電源、2、2−1〜2−n……AC−DCコンバータ、3……電流検出抵抗、 4、10、22、23……演算増幅器、5、47……アース端子、 6……電圧−電流変換回路、7、13、18、24、36、43、51……ダイオード、8……基準電圧源、 9……加算器、 11、35……主回路、12……信号伝達手段、 13'……ダイオードとは別の電圧降下素子Q、18'……素子Qと同様の電圧降下特性を有する素子Q'、14、39、44……負荷、15……直流出力端子、 16、17、19、20、21……抵抗、25……信号線、 26……スイッチング回路、 27……トランス、28……整流平滑回路、 29……駆動回路、 30……比較器、31……誤差増幅器、 32……発振器、 33……三角波発生器、34、41……外部入力電源、36'……トランジスタ、 36"……接合型FET、36"'……MOS-FET、 37……比較増幅器、38……電圧源、 40……電源装置、42……コンバータ主回路、 45……外部入力電流源、46……電源出力端子、 47……電圧降下素子の制御回路。

Claims (13)

  1. 電力を入力する第1の入力端子と、
    前記第1の入力端子に接続され、入力電力を直流出力に変える変換回路と、
    前記変換回路の出力部に接続され、前記変換回路の出力の逆流を制限する機能を有する第1の電圧降下素子と、
    基準電圧を発生させる基準電圧発生源と、
    前記変換回路の出力部の出力電流に比例した信号を出力する第1の回路と、
    自電源装置の外部から入力された信号と前記第1の回路からの出力信号とを比較して得られた最大の信号を前記外部からの信号へ帰還して出力する第2の回路と、
    前記第1の回路の出力信号と前記最大の信号が帰還された外部からの信号とを比較して、その結果を前記基準電圧源によって発生された基準電圧へ追加する第3の回路と、
    前記外部からの信号の電圧を降下させ、前記基準電圧源によって発生された基準電圧へ追加する第2の電圧降下素子と、
    前記第3の回路及び前記第2の電圧降下素子からの出力を追加された基準電圧と、前記変換回路の出力から取り出された電圧とを比較し、その結果を前記変換回路へ帰還させる第4の回路と、
    を有する電源装置を複数有し、
    前記複数の電源装置には、複数のディスク記憶装置が接続されていることを特徴とするディスク記憶システム。
  2. 請求項1記載のディスク記憶システムであって、
    前記第1の電圧降下素子及び前記第2の電圧降下素子は、ダイオード、トランジスタ、及びFETのうち、いずれか一つであるものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  3. 請求項1記載のディスク記憶システムであって、
    前記第2の電圧降下素子は、前記第1の電圧降下素子の電圧降下特性と同一あるいは類似する電圧降下特性の微調整を行って前記第1の回路の基準電圧へ追加するものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  4. 請求項1記載のディスク記憶システムであって、
    前記自電源装置から入力される信号は、他の電源装置と共有されるものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  5. 電力を入力する入力端子と、
    前記入力端子に接続され、入力電力を直流出力に変える変換回路と、
    前記変換回路の出力部に接続され、前記変換回路の出力の逆流を制限する機能を有する第1の電圧降下素子と、
    基準電圧を発生させる基準電圧発生源と、
    前記第1の電圧降下素子の電圧降下特性と同一あるいは類似する電圧降下特性を発生させ、前記基準電圧源によって発生された基準電圧へ追加する第2の電圧降下素子と前記変換回路の出力と前記第2の電圧降下素子からの出力が加えられた基準電圧とを比較し、その結果を前記変換回路へ帰還させる回路と、
    を有する電源装置を複数有し、
    前記複数の電源装置には、複数のディスク記憶装置が接続されていることを特徴とするディスク記憶システム。
  6. 請求項5記載のディスク記憶システムであって、
    前記第2の電圧降下素子は、ダイオード、トランジスタ、及びFETのうち、いずれか一つであるものであることを特徴とする電源装置。
  7. 請求項5記載のディスク記憶システムであって、
    前記第2の電圧降下素子は、前記電圧降下素子の電圧降下特性と同一あるいは類似する電圧降下特性の微調整を行って、前記基準電圧へ追加するものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  8. 請求項1又は請求項5記載のディスク記憶システムであって、
    前記入力端子に入力するのは、交流または直流の電力であるものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  9. 電力を入力する入力端子と、
    前記入力端子に接続され、入力電力を直流出力に変える変換回路と、
    前記変換回路の出力部に接続され、前記変換回路の出力の逆流を制限する機能を有する第1の電圧降下素子と、
    基準電圧を発生させる基準電圧発生源と、
    前記第1の電圧降下素子の電圧降下特性と同一あるいは類似の電圧降下特性を発生させ、前記基準電圧源によって発生された基準電圧へ追加する第2の電圧降下素子と前記変換回路の出力と前記第2の電圧降下素子からの出力が加えられた基準電圧とを比較し、その結果を前記変換回路へ帰還させる回路と、
    を有する2つ以上の電源装置と、
    前記2つ以上の電源装置に接続される複数のディスク記憶装置とを有し、
    前記2つ以上の電源装置の各々は、2つ以上の電源装置の相互をつなぐ信号線を有するものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  10. 請求項9記載のディスク記憶システムであって、
    前記第1の電圧降下素子は、ダイオード、トランジスタ、及びFETのうち、いずれか一つであるものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  11. 請求項9記載のディスク記憶システムであって、
    前記第2の電圧降下素子は、前記電圧降下素子の電圧降下特性と同一あるいは類似する電圧降下特性の微調整を行って、前記基準電圧へ追加するものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  12. 請求項9記載のディスク記憶システムであって、
    前記2つ以上の電源装置の相互をつなぐ信号線は、前記2つ以上の電源装置の前記基準電圧源によって発生された基準電圧に各々の前記電源装置の出力電流のうちの最大値を入力するために、前記2つ以上の電源装置によって共有されるものであることを特徴とするディスク記憶システム。
  13. 請求項9記載のディスク記憶システムであって、
    前記入力端子に入力するのは、交流または直流の電力であるものであることを特徴とするディスク記憶システム。
JP2004010009A 2004-01-19 2004-01-19 ディスク記憶システム Expired - Fee Related JP3753430B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004010009A JP3753430B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 ディスク記憶システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004010009A JP3753430B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 ディスク記憶システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002312031A Division JP3534109B2 (ja) 2002-10-28 2002-10-28 電源装置及びこれをユニットとする電源システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004180500A true JP2004180500A (ja) 2004-06-24
JP3753430B2 JP3753430B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=32709416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004010009A Expired - Fee Related JP3753430B2 (ja) 2004-01-19 2004-01-19 ディスク記憶システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3753430B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113542A (ja) * 2006-10-02 2008-05-15 Hitachi Ltd ディジタル制御スイッチング電源装置、及び情報処理装置
US7557461B2 (en) 2006-03-01 2009-07-07 Hitachi, Ltd. Power supply device and power supply method
JP2010538595A (ja) * 2007-09-04 2010-12-09 エフォール オイ 電流を生成するための方法および構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7557461B2 (en) 2006-03-01 2009-07-07 Hitachi, Ltd. Power supply device and power supply method
JP2008113542A (ja) * 2006-10-02 2008-05-15 Hitachi Ltd ディジタル制御スイッチング電源装置、及び情報処理装置
JP2010538595A (ja) * 2007-09-04 2010-12-09 エフォール オイ 電流を生成するための方法および構造
US8692527B2 (en) 2007-09-04 2014-04-08 Efore Oyj Method and arrangement for efficiently generating current with a high rate of change

Also Published As

Publication number Publication date
JP3753430B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4688227B2 (ja) 電源並列化の補償されたドループ方法(c−ドループ方法)
US7135842B2 (en) Voltage regulator having improved IR drop
JP4811850B2 (ja) スイッチング・レギュレータ
US9401640B2 (en) Voltage droop control in a voltage-regulated switched mode power supply
EP2377219B1 (en) Method and system for voltage independent power supply load sharing
JP7151574B2 (ja) 電源システム及び電源装置
US20080164759A1 (en) Redundant power supply architecture with voltage level range based load switching
TW201330469A (zh) 電源管理系統和電源管理方法
US7274113B2 (en) Power supply circuit and electronic device
US7012791B2 (en) Constant-voltage power supply unit
US8331117B2 (en) Multiple power supplies balance system
JP3414228B2 (ja) 電源装置及びこれをユニットとする電源システム
JP3534109B2 (ja) 電源装置及びこれをユニットとする電源システム
JP3753430B2 (ja) ディスク記憶システム
JP5751066B2 (ja) 電源装置およびこれを用いた2重化電源装置
US20220393593A1 (en) Control circuit of dc/dc converter, power supply circuit, and electronic device
US8957646B2 (en) Constant voltage circuit and electronic device including same
JPH08289468A (ja) 並列運転用直流電源
TWI408528B (zh) 調節電壓的方法及其電路
JPH04297909A (ja) 過渡状態保護型分離出力段回路
JP4840377B2 (ja) 電源回路及びその制御方法
US9256239B2 (en) Voltage controlling circuit
JP2846679B2 (ja) 電源ユニットの並列冗長運転方式
JPS5864517A (ja) 制御回路装置
JPH08115133A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050826

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051212

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees