JP2011030030A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力された画像信号を複数に分割し、分割領域毎に第1の映像信号処理部と、第1の顔検出部と、符号化部とを備える記録装置に、前記入力された画像信号に係る画像を間引き処理する解像度変換部と、前記解像度変換部により間引かれた画像を映像信号に変換し、第2の映像信号を生成する第2の映像信号処理部と、前記第2の映像信号処理部により生成される第2の映像信号から顔を検出する第2の顔検出部とを設け、前記符号化手段は、前記第1の顔検出部から出力された情報と、前記第2の顔検出部から出力された情報とを選択的に用いて符号化処理を行うようにすることにより、分割領域の境界部を跨ぐ画像を保護して、分割された画像からでは検出できない情報(顔)を検出できるようにする。
【選択図】図1
Description
顔検出で人物の顔領域を特定し、その領域の符号化劣化を抑えることで、注視領域である人物の顔を高画質化している。例えば、撮像素子(図示せず)より入力された画像信号を複数の領域に分割する。ここでは簡単のため、図7(a)に示すように、入力画像701を縦に4分割して、図7(b)に示すように、領域A、領域B、領域C、領域Dとすることとする。
ステップS801では、符号量制御を行い、量子化コードを算出する。
ステップS802では、顔検出を行って検出された領域を顔検出領域として取得する。
ステップS803では、ステップS802において取得した顔検出領域において、顔が検出されたか否かを判断する。
本発明は前述の問題点に鑑み、分割領域毎の顔検出処理では検出できなかった顔に対しても検出できるようにすることを目的とする。
以下、図1を用いて、本発明における解像度変換処理、解像度変換された画像に対する映像信号処理、顔検出処理と、符号化処理について説明する。
撮像素子101から入力された画像信号を、分離部102の入力とは別に解像度変換部108へと入力する。解像度変換部108は、入力された画像を、縦、横それぞれ所定の縮小率で縮小させて、第2の映像信号処理部109へと出力する。ここでは、簡単のため縦1/2、横1/2の縮小率とする。具体的には、撮像素子101より入力された画像信号を間引き処理して解像度変換を行い、縦横の縮小を行う。
符号化部106は、第2の顔検出部110から顔検出された第2のMBの座標を受け取るが、受け取った座標は縮小された映像信号に対してのMB座標であるため、元の解像度へ伸長する必要がある。
図2において、201は第2の顔検出部110より出力された第2のMBの座標(A,B)〜(A+1,B+1)、202は顔検出結果伸長部111で伸長後の、第3のMBの座標を示している。本実施形態では縦1/2、横1/2の縮小率としている。このため、第2の顔検出部110より出力された第2のMBの座標に対して顔検出結果伸長部111で縦、横それぞれ2倍伸長して、そこに含まれるMBを第2の顔検出部110により顔検出された第3のMB座標を符号化部106A〜106Dに通知する。
図3は、符号化部106の符号化処理における顔高画質化処理を行うMBの決定方法の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図3のフローチャートを参照しながら符号化処理における顔高画質化処理を行うMBの決定方法について説明する。
ステップS302では、顔検出結果伸長部111より縮小画像の顔検出結果である第2のMB座標を伸長した、第3のMB座標を受け取る。
ステップS303では、第1の顔検出されたMB座標と第3の顔検出されたMB座標とが重なっているかどうかを判断する。
ステップS304では、第3の顔検出されたMB座標の伸長前の第2の顔検出された第2の顔検出されたマクロブロック(MB)の座標と同一座標から求めた第3のMBの座標を全て破棄し、第1の検出されたMB座標を顔高画質化処理の対象MBとして決定する。ステップS305では、当該MB座標を顔高画質化処理の対象MBとして決定する。このように、符号化部106は、第1の顔検出部105A〜105Dから出力された情報と、第2の顔検出部110から出力された情報とを選択的に用いて符号化処理を行う。
図4において、401は、解像度変換後の縮小画像で顔検出された第2のMBである。402は、分割領域内で顔検出された第1のMBとその周辺MBである。403は、縮小画像で顔検出されたMBを伸長した第3のMBである。404は、符号化部で顔高画質化処理を行うMBと、その周辺MBである。
図5において、501は、解像度変換後の縮小画像で顔検出された第2のMBである。502は、分割領域内で顔検出された第1のMBとその周辺MBである。503は、縮小画像で顔検出されたMBを伸長した第3のMBである。504は、符号化部で顔高画質化処理を行うMBと、その周辺MBである。
図6において、601は、分割領域毎に顔検出された結果である。
602は、縮小画像で顔検出された結果である。603は、符号化を行う各分割領域であり、符号化部は領域604〜608に対して、顔高画質化処理を行う。
前述した本発明の実施の形態における記録装置を構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
Claims (8)
- 入力された画像信号に係る画像を複数の領域に分離する分離手段と、
前記分離手段により複数に分割された画像領域のそれぞれを映像信号に変換し、第1の映像信号を出力する複数の第1の映像信号処理手段と、
前記複数の第1の映像信号処理手段からそれぞれ出力される各画像領域に係る第1の映像信号から顔を検出する複数の第1の顔検出手段と、
前記複数の第1の顔検出手段により顔検出された情報を用いて映像信号を圧縮符号化し、符号化ストリームを生成する複数の符号化手段と、
前記複数の符号化手段により生成される複数の符号化ストリームを記録する記録媒体とを備える記録装置であって、
前記入力された画像信号に係る画像を間引き処理する解像度変換手段と、
前記解像度変換手段により間引かれた画像を映像信号に変換し、第2の映像信号を生成する第2の映像信号処理手段と、
前記第2の映像信号処理手段により生成される第2の映像信号から顔を検出する第2の顔検出手段とを備え、
前記符号化手段は、前記複数の第1の顔検出手段から出力された情報と、前記第2の顔検出手段から出力された情報とを選択的に用いて符号化処理を行うことを特徴とする記録装置。 - 前記第1の顔検出手段は、前記第1の映像信号で顔検出された符号化単位ブロックであるマクロブロックの座標を出力し、前記第2の顔検出手段は、前記第2の映像信号で顔検出された符号化単位ブロックであるマクロブロックの座標を出力することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記第2の顔検出手段から通知された前記第2の顔検出されたマクロブロックの座標と、前記解像度変換手段における縦横の縮小率とを用いて、第2の顔検出されたマクロブロック毎に、第2の顔検出されたマクロブロックの座標を伸長した第3の顔検出されたマクロブロックの座標を複数算出し、前記符号化手段へと通知する顔検出結果伸長手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記符号化手段は、前記第1の顔検出されたマクロブロックの座標と、前記第3の顔検出されたマクロブロックの座標とが重なっている場合、前記第1の顔検出されたマクロブロックの座標と同一の前記第2の顔検出されたマクロブロックの座標を伸長して求めた第3の顔検出されたマクロブロックの座標を全て破棄し、前記第1の顔検出されたマクロブロックの座標を顔検出されたマクロブロックとして符号化処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記符号化手段は、前記第1の顔検出されたマクロブロックの座標と、前記第3の顔検出されたマクロブロックの座標とが重なっていない場合、当該マクロブロックの座標を顔検出されたマクロブロックとして符号化処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 入力された画像信号に係る画像を複数の領域に分離する分離工程と、
前記分離工程において複数に分割された画像領域のそれぞれを映像信号に変換し、第1の映像信号を出力する第1の映像信号処理工程と、
前記第1の映像信号処理工程からそれぞれ出力される各画像領域に係る第1の映像信号から顔を検出する第1の顔検出工程と、
前記第1の顔検出工程において顔検出された情報を用いて映像信号を圧縮符号化し、符号化ストリームを生成する符号化工程と、
前記符号化工程において生成される複数の符号化ストリームを記録媒体に記録する記録工程とを備える記録方法であって、
前記入力された画像信号に係る画像を間引き処理する解像度変換工程と、
前記解像度変換工程において間引かれた画像を映像信号に変換し、第2の映像信号を生成する第2の映像信号処理工程と、
前記第2の映像信号処理工程において生成される第2の映像信号から顔を検出する第2の顔検出工程とを備え、
前記符号化工程は、前記第1の顔検出工程から出力された情報と、前記第2の顔検出工程から出力された情報とを選択的に用いて符号化処理を行うことを特徴とする記録方法。 - 入力された画像信号に係る画像を複数の領域に分離する分離工程と、
前記分離工程において複数に分割された画像領域のそれぞれを映像信号に変換し、第1の映像信号を出力する第1の映像信号処理工程と、
前記第1の映像信号処理工程からそれぞれ出力される各画像領域に係る第1の映像信号から顔を検出する第1の顔検出工程と、
前記第1の顔検出工程において顔検出された情報を用いて映像信号を圧縮符号化し、符号化ストリームを生成する符号化工程と、
前記符号化工程において生成される複数の符号化ストリームを記録媒体に記録する記録工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記入力された画像信号に係る画像を間引き処理する解像度変換工程と、
前記解像度変換工程において間引かれた画像を映像信号に変換し、第2の映像信号を生成する第2の映像信号処理工程と、
前記第2の映像信号処理工程において生成される第2の映像信号から顔を検出する第2の顔検出工程とをコンピュータに実行させ、
前記符号化工程は、前記第1の顔検出工程から出力された情報と、前記第2の顔検出工程から出力された情報とを選択的に用いて符号化処理を行うようコンピュータを制御することを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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