JP2011029770A - 参照信号送信電力制御情報生成装置、参照信号送信電力制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

参照信号送信電力制御情報生成装置、参照信号送信電力制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SRS送信電力を制御する際にSRS受信品質を調整することを図る。
【解決手段】無線端末200が基地局100へ送信するSRSの送信電力を制御する情報を生成する参照信号送信電力制御情報生成部1に、SRSのSINR推定値を算出するSINR推定値算出部4と、SRSのSINR目標値に対するSINR推定値の差を補正するSRS送信電力オフセット値を算出するSRS送信電力オフセット値算出部5と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、参照信号送信電力制御情報生成装置、参照信号送信電力制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、各標準化団体(例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)、IEEE802.16標準化団体など)で新しい無線通信システムの標準規格が検討されている。例えば、第3世代(3G)セルラシステムの後継システムとして、LTE(Long Term Evolution:正式名称は「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA)」である)やUMB(Ultra Mobile Broadband)といった、次世代のセルラシステム(3.9Gセルラシステムとも呼ばれる)が検討されている。さらには、3.9Gセルラシステムの進化系である、IMT−Advancedシステム(4Gセルラシステムとも呼ばれる)が検討されている。
それらの検討されている無線通信システムの中には、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)方式を採用するものがある。例えば、LTE、UMB、WiMAX、さらには現在、4Gセルラシステム向けに検討されている、LTE−AdvancedやIEEE802.16mなどである。
OFDMA方式を使用する無線通信システム(以下、OFDMAシステムと称する)では、利用可能な周波数帯域(以下、システム帯域と称する)内の複数のサブキャリアを無線端末に割り当てることができる。また、その割当内容は時間とともに変更することができる。したがって、一般的に、OFDMAシステムでは、周波数成分と時間成分から成る二次元的な無線リソースを用いて、柔軟に、無線リソースの割当を行うことができる。
ただし、周波数選択性フェージング環境下では、無線端末によって品質の良い周波数リソースが異なるため、周波数スケジューリングによって無線端末ごとに品質の良い周波数リソースを割り当てる。この周波数スケジューリングによって、無線端末のスループットが改善し、この結果として、OFDMAシステムの全体的なスループットの向上が期待できる。
周波数スケジューリングでは、システム帯域内の各周波数リソースの品質に基づいて各無線端末に割り当てる周波数リソースを決定する。一般的に、周波数リソースの品質を取得するためには、周波数リソース内に含まれる参照信号を用いる。下りリンク(基地局から端末方向のリンク)では、基地局がシステム帯域内の全ての周波数リソースで参照信号を送信することができるので、無線端末が該全ての周波数リソースに含まれる参照信号を復調することによって、システム帯域内の全ての周波数リソースごとの品質を取得することができる。
一方、上りリンク(端末から基地局方向のリンク)に関しては、例えば、LTEに準拠したOFDMAシステム(以下、LTEシステムと称する)では、非特許文献1で規定されるサウンディング・リファレンス信号(Sounding Reference Signal:SRS)と呼ばれる参照信号を利用する。このSRSは、システム帯域内の全帯域にわたって送信することが可能であるため、上りリンクの周波数特性(つまり、周波数リソースごとの品質)を取得することが可能となる。
又、非特許文献2には、(1)式に示すSRS送信電力制御式が定義されている。LTEシステムでは、このSRS送信電力制御式を用いて、無線端末が送信するSRSの送信電力を制御する。
P_SRS(i)=min{P_MAX,P_SRS_OFFSET+10log10(M_SRS)+P_O_PUSCH(j)+α・PL+f(i)} ・・・(1)
但し、min{A,B}はAとBのうち小さい方の値である。P_SRS(i)はi番サブフレームで送信するSRSの送信電力値である。P_MAXは無線端末の最大送信可能電力値である。P_SRS_OFFSETは、SRS送信電力のオフセット値であり、無線端末毎に設定される。M_SRSは、SRSの周波数帯域幅(SRS帯域幅、単位はリソースブロック(RB)数)である。P_O_PUSCH(j)は、スケジューリンググラントの種別jにおける、上りリンクの物理層のデータチャネル(Physical Uplink Shared Channel:PUSCH)の送信電力のノミナル値であり、無線端末毎に設定される。PLは、無線端末と基地局(Serving Sector)との間のパスロス値である。αは、パスロス値の補正係数である。f(i)は、i番サブフレームにおけるPUSCHの送信電力調整値である。なお、上記(1)式で使用される、パスロス値の補正係数(α)やSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET)等のパラメータは、任意に設定可能である。
上記(1)式から明らかなように、SRS送信電力値(P_SRS(i))は、PUSCH送信電力調整値(f(i))に追随するように定められている。これは、SRS送信電力の制御がPUSCH送信電力の制御と連動することを意味する。非特許文献3に記載の従来のSRS送信電力制御方法では、SRS送信電力制御とPUSCH送信電力制御を独立に実施するため、サブフレーム毎にPUSCH送信電力調整値(f(i))を打ち消す操作を行っている。また、非特許文献3に記載の従来方法では、SRS帯域幅(M_SRS)に関して、基地局に近い無線端末と遠い無線端末の二種類に無線端末を分類し、基地局に近い無線端末に対してはシステム帯域幅(非特許文献3の例では、48RB)を固定的に設定し、一方、基地局から遠い無線端末に対してはSRS帯域幅の最小値(非特許文献3の例では、4RB)を固定的に設定している。
しかし、上述した従来のSRS送信電力制御方法では、SRSの受信品質について考慮されていない。このため、SRSの受信品質が、隣接セルに干渉を与えるほどに過剰品質になったり、或いは、周波数スケジューリングで要求される品質に不足したりする恐れがある。特に従来方法では、無線端末が送信するSRS帯域幅を固定的に設定しているので、その恐れが大きい。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、SRS送信電力を制御する際に、所望のSRS受信品質に調整することのできる参照信号送信電力制御情報生成装置、参照信号送信電力制御方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る参照信号送信電力制御情報生成装置は、無線端末が基地局へ送信する参照信号の送信電力を制御する情報を生成する参照信号送信電力制御情報生成装置であって、参照信号の受信品質推定値を算出する受信品質推定値算出手段と、参照信号の受信品質目標値に対する受信品質推定値の差を補正する参照信号送信電力オフセット値を算出する参照信号送信電力オフセット値算出手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る参照信号送信電力制御情報生成装置においては、前記参照信号送信電力オフセット値を用いて、前記無線端末の最大送信可能電力の範囲内に収まる参照信号帯域幅を算出する参照信号帯域幅算出手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る参照信号送信電力制御情報生成装置において、前記受信品質推定値算出手段は、前回の参照信号送信時における参照信号の受信品質推定値を算出し、前記参照信号送信電力オフセット値算出手段は、参照信号の受信品質目標値に対する前回の参照信号送信時における参照信号の受信品質推定値の差を、前回の参照信号送信時における参照信号送信電力オフセット値に加えることを特徴とする。
本発明に係る参照信号送信電力制御情報生成装置において、参照信号の送信電力は、無線端末が基地局へ送信するデータチャネル信号の送信電力調整値によって変化するように定められてあり、前記参照信号送信電力オフセット値算出手段は、前記送信電力調整値を参照信号の送信電力制御間隔において平均化し、この平均値を打ち消す参照信号送信電力オフセット値を算出することを特徴とする。
本発明に係る参照信号送信電力制御方法は、無線端末が基地局へ送信する参照信号の送信電力を制御する参照信号送信電力制御方法であって、前記基地局が、前記無線端末からの参照信号の受信品質推定値を算出するステップと、前記基地局が、参照信号の受信品質目標値に対する前記受信品質推定値の差を補正する参照信号送信電力オフセット値を算出するステップと、前記基地局が、前記参照信号送信電力オフセット値、又は、前記参照信号送信電力オフセット値に基づいた参照信号送信電力値を含む制御情報を前記無線端末へ送信するステップと、前記無線端末が、前記基地局から受信した制御情報に基づいて参照信号の送信電力を調整するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る参照信号送信電力制御方法においては、前記基地局が、前記参照信号送信電力オフセット値を用いて、前記無線端末の最大送信可能電力の範囲内に収まる参照信号帯域幅を算出するステップと、前記基地局が、前記参照信号帯域幅を含む制御情報を前記無線端末へ送信するステップと、をさらに含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、無線端末が基地局へ送信する参照信号の送信電力を制御する情報を生成する参照信号送信電力制御情報生成処理を行うためのコンピュータプログラムであって、参照信号の受信品質推定値を算出するステップと、参照信号の受信品質目標値に対する受信品質推定値の差を補正する参照信号送信電力オフセット値を算出するステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
これにより、前述の参照信号送信電力制御情報生成装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、SRS送信電力を制御する際に、所望のSRS受信品質に調整することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係るLTEシステムの構成を示す概念図である。 同実施形態に係るLTEシステムの上りリンクの無線フレームの構成を示す図である。 図2に示す一サブフレームにおける無線リソースの構成を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るSRS送信電力制御方法の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るLTEシステムの構成を示す概念図である。図1において、基地局100は無線端末200と無線通信する。又、基地局100はOAM(保守・運用)装置300と接続されている。
基地局100は、SRS送信電力制御情報生成部1とPUSCH送信電力制御情報生成部20と制御情報送信部30を有する。SRS送信電力制御情報生成部1は、無線端末200が上りリンクで送信するSRSの送信電力を制御する情報を生成する。PUSCH送信電力制御情報生成部20は、無線端末200が上りリンクで送信するPUSCHの信号の送信電力を制御する情報を生成する。制御情報送信部30は、SRS送信電力制御情報等の制御情報を下りリンクの制御チャネルで無線端末200へ送信する。
図2は、本実施形態に係るLTEシステムの上りリンクの無線フレームの構成を示す図である。図2において一無線フレーム(一フレーム長は10ミリ秒)は、10個のサブフレーム(一サブフレーム長は1ミリ秒)から構成される。図3は、図2に示す一サブフレームにおける無線リソースの構成を示す概念図である。図3に示されるように、一サブフレームにおける無線リソースは、一定の周波数帯域幅(サブキャリア数:N_SC個)と一定の時間幅(OFDMシンボル数:N_OFDM個)を有するリソースブロック(RB)が、周波数方向にN_RB個だけ連結されている。N_RB個のRB分の周波数帯域幅はシステム帯域幅に相当する。SRS送信対象のRBにおいて、SRSは、図3に示されるようにサブフレーム内の時間的に最後のOFDMシンボルで送信される。
説明を図1に戻す。図1において、SRS送信電力制御情報生成部1は、入力情報取得部2とIoT測定部3とSINR推定部4とSRS送信電力オフセット値算出部5とSRS帯域幅算出部6とSRS送信電力値算出部7とSRS送信電力値記憶部8を有する。以下、図4を参照して、図1に示すSRS送信電力制御情報生成部1の動作を詳細に説明する。
図4は、本実施形態に係るSRS送信電力制御方法の手順を示すフローチャートである。SRS送信電力制御情報生成部1は、あるサブフレーム(ここでは、i番サブフレームとする)のSRS送信電力制御タイミングになると、SRS送信電力制御情報生成処理(図4のステップS1〜S7)を開始する。なお、説明の便宜上、以下では、1つの無線端末200を対象として説明を行う。
図4において、ステップS1では、入力情報取得部2が、基地局100の外部のOAM装置300と基地局100の内部のPUSCH送信電力制御情報生成部20から、それぞれ入力情報を取得する。
入力情報取得部2がOAM装置300から取得する入力情報は、SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)の目標値(SINR_Req)、無線端末200の最大送信可能電力値(P_MAX)、SRS帯域幅の選択可能な候補の組(以下、SRS帯域幅集合と称する)及び雑音電力値(N)である。本実施形態では、SRSの受信品質を表す情報としてSINRを使用する。最大送信可能電力値(P_MAX)は、無線端末200が送信可能な最大の電力を表す。SRS帯域幅集合としては、例えば、システム帯域幅が10MHz(48RB分)である場合においてSRS帯域幅の候補が4、8、12、16、24及び48(単位はRB)の6種類であるとき、集合「4、12、24、48」や集合「4、8、16、48」などが挙げられる。
入力情報取得部2がPUSCH送信電力制御情報生成部20から取得する入力情報は、無線端末200のPUSCH送信電力のノミナル値(P_O_PUSCH(j))、無線端末200と基地局100間のパスロス値(PL)、パスロス値の補正係数(α)及び無線端末200のPUSCH送信電力調整値(f(i))である。PUSCH送信電力調整値(f(i))は、無線端末200のi番サブフレームにおけるPUSCHの送信電力調整値である。
次いで、ステップS2では、SINR推定部4が、前回のSRS送信タイミング(ここでは、(i−k)番サブフレームとする(但し、kはSRS送信間隔に対応するサブフレーム数))で送信されたSRSのSINR推定値(SINR_Est(i−k))を、(2)式で算出する。
SINR_Est(i−k)=P_SRS(i−k)−PL−(IoT_Avg+N) ・・・(2)
但し、P_SRS(i−k)は(i−k)番サブフレームにおけるSRS送信電力値である。IoT_Avgは、SRSに関する干渉対雑音比(Interference over Thermal:IoT)の平均値である。
SINR推定部4は、SRS送信電力値記憶部8から(i−k)番サブフレームのSRS送信電力値(P_SRS(i−k))を読み出して、SINR推定値(SINR_Est(i−k))の算出に使用する。SRS送信電力値記憶部8は、前回のSRS送信電力制御タイミング((i−k)番サブフレームのSRS送信電力制御タイミング)におけるSRS送信電力制御情報生成処理で算出されたSRS送信電力値(P_SRS(i−k))を、次回のSRS送信電力制御タイミング(i番サブフレームのSRS送信電力制御タイミング)におけるSRS送信電力制御情報生成処理用に保持する。
干渉対雑音比の平均値(IoT_Avg)は、IoT測定部3で測定される。SINR推定部4は、IoT測定部3から干渉対雑音比の平均値(IoT_Avg)を受け取る。パスロス値(PL)及び雑音電力値(N)は、入力情報取得部2からSINR推定部4へ供給される。
次いで、ステップS3では、SRS送信電力オフセット値算出部5が、平均化関数(E{x})を用いて、PUSCH送信電力調整値(f(i))を平均化する。PUSCH送信電力調整値(f(i))は、入力情報取得部2からSRS送信電力オフセット値算出部5へ供給される。平均化関数(E{x})は、変数xをSRSの送信電力制御間隔(k)において平均化する関数であり、事前に定義されてSRS送信電力オフセット値算出部5に具備される。これにより、SRS送信電力オフセット値算出部5は、PUSCH送信電力調整値(f(i))がSRS送信電力制御間隔(k)において平均化された平均値(E{f(i)})を得る。このとき、SRS送信電力オフセット値算出部5は、平均値(E{f(i)})を、次回のSRS送信電力制御タイミング((i+k)番サブフレームのSRS送信電力制御タイミング)におけるSRS送信電力制御情報生成処理用に内部メモリに保持する。
次いで、ステップS4では、SRS送信電力オフセット値算出部5が、i番サブフレームのSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))を、(3)式で算出する。
P_SRS_OFFSET(i)=−E{f(i)}+{SINR_Req−SINR_Est(i−k)}+P_SRS_OFFSET(i−k)+E{f(i−k)} ・・・(3)
(i−k)番サブフレームのSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i−k))及び平均値(E{f(i−k)})は、前回のSRS送信電力制御タイミング((i−k)番サブフレームのSRS送信電力制御タイミング)におけるSRS送信電力制御情報生成処理で算出されて、内部メモリで保持されたものである。SRS送信電力オフセット値算出部5は、内部メモリからSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i−k))及び平均値(E{f(i−k)})を読み出して、SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))の算出に用いる。
SINR目標値(SINR_Req)は、入力情報取得部2からSRS送信電力オフセット値算出部5へ供給される。SINR推定値(SINR_Est(i−k))は、SINR推定部4からSRS送信電力オフセット値算出部5へ供給される。
上記(3)式によれば、SRSのSINR目標値(SINR_Req)に対するSINR推定値(SINR_Est(i−k))の差を補正するSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))を算出している。さらに、上記(3)式によれば、PUSCH送信電力調整値(f(i))を打ち消すSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))を算出している。
なお、SRS送信電力オフセット値算出部5は、SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))を、次回のSRS送信電力制御タイミング((i+k)番サブフレームのSRS送信電力制御タイミング)におけるSRS送信電力制御情報生成処理用に内部メモリに保持する。
次いで、ステップS5では、SRS帯域幅算出部6が、i番サブフレームのSRS帯域幅の上限値(M_max)を、(4)式で算出する。
M_max=10x/10
x=P_MAX−P_SRS_OFFSET(i)−P_O_PUSCH(j)−α・PL−f(i)
・・・(4)
最大送信可能電力値(P_MAX)、PUSCH送信電力ノミナル値(P_O_PUSCH(j))、パスロス値(PL)、パスロス値補正係数(α)及びPUSCH送信電力調整値(f(i))は、入力情報取得部2からSRS帯域幅算出部6へ供給される。SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))は、SRS送信電力オフセット値算出部5からSRS帯域幅算出部6へ供給される。
次いで、ステップS6では、SRS帯域幅算出部6が、SRS帯域幅集合の中から、上限値(M_max)を超えない最大のSRS帯域幅(M_SRS(i))を選択する。この選択結果のSRS帯域幅(M_SRS(i))は、i番サブフレームのSRS帯域幅である。
次いで、ステップS7では、SRS送信電力値算出部7が、i番サブフレームのSRS送信電力値(P_SRS(i))を、(5)式で算出する。この(5)式は、非特許文献2のSRS送信電力制御式(上記(1)式)に対応する。
P_SRS(i)=min{P_MAX,P_SRS_OFFSET(i)+10log10(M_SRS(i))+P_O_PUSCH(j)+α・PL+f(i)} ・・・(5)
最大送信可能電力値(P_MAX)、PUSCH送信電力ノミナル値(P_O_PUSCH(j))、パスロス値(PL)、パスロス値補正係数(α)及びPUSCH送信電力調整値(f(i))は、入力情報取得部2からSRS送信電力値算出部7へ供給される。SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))は、SRS送信電力オフセット値算出部5からSRS送信電力値算出部7へ供給される。SRS帯域幅(M_SRS(i))は、SRS帯域幅算出部6からSRS送信電力値算出部7へ供給される。
SRS送信電力値算出部7は、算出結果のSRS送信電力値(P_SRS(i))を、SRS送信電力値記憶部8へ格納する。このSRS送信電力値記憶部8へ格納されたSRS送信電力値(P_SRS(i))は、次回のSRS送信電力制御タイミング((i+k)番サブフレームのSRS送信電力制御タイミング)におけるSRS送信電力制御情報生成処理で使用される。
上記ステップS1〜S7のSRS送信電力制御情報生成処理によって、i番サブフレームのSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))とSRS帯域幅(M_SRS(i))が生成された。これらSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))及びSRS帯域幅(M_SRS(i))は、SRS送信電力制御情報生成部1から制御情報送信部30へ送られる。
次いで、ステップS8では、制御情報送信部30が、SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))及びSRS帯域幅(M_SRS(i))等を含む制御情報を、下りリンクの制御チャネルで無線端末200へ送信する。なお、制御情報送信部30は、上記(5)式の計算に必要な情報の全てを無線端末200へ送信する。
次いで、ステップS9では、無線端末200が、基地局100から受信した制御情報を用いて、上記(5)式により、i番サブフレームのSRS送信電力値(P_SRS(i))を算出する。そして、無線端末200は、算出結果のSRS送信電力値(P_SRS(i))に基づいて、i番サブフレームのSRS送信電力を調整する。又、無線端末200は、基地局100から受信したSRS帯域幅(M_SRS(i))を、i番サブフレームのSRS帯域幅とする。
本実施形態によれば、SRS送信電力を制御する際に、SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))によって、SRSのSINRを目標値(SINR_Req)に調整することができる。これにより、SRSのSINRが、隣接セルに干渉を与えるほどに過剰品質になったり、或いは、周波数スケジューリングで要求される品質に不足したりすることを防止することが可能になる。
又、本実施形態によれば、SRS送信電力値(P_SRS(i))に適合するSRS帯域幅(M_SRS(i))を決定することができる。これにより、SRS送信電力を制御する際に、所望のSRS受信品質を満足しながら、SRS帯域幅を適応的に制御することができるようになる。
又、本実施形態によれば、SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))によって、PUSCH送信電力調整値(f(i))を打ち消すことができる。これにより、SRS送信電力制御がPUSCH送信電力制御と連動することを防止することが可能になる。SRS送信電力制御とPUSCH送信電力制御とはその方針が一致するとは限らないので、SRS送信電力制御がPUSCH送信電力制御と連動することを回避することで、適切なSRS送信電力に制御することに寄与することができる。
又、本実施形態によれば、PUSCH送信電力調整値(f(i))がSRS送信電力制御間隔(k)において平均化された平均値(E{f(i)})を打ち消すSRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))を算出することにより、SRS送信電力制御間隔(k)でのSRS送信電力制御においてPUSCH送信電力制御と連動することを防止することができる。これにより、SRS送信電力制御間隔(k)は任意に設定することができ、SRS送信電力制御にかかる処理の負担が軽減される。例えば、非特許文献3に記載の従来のSRS送信電力制御方法では、サブフレーム(1ミリ秒)毎にPUSCH送信電力調整値(f(i))を打ち消す操作を行うために負担が大きいが、本実施形態によれば、その負担を軽減することが可能になる。
なお、図4に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、参照信号送信電力制御情報生成処理または参照信号送信電力制御処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では、基地局100から無線端末200へ、SRS送信電力オフセット値(P_SRS_OFFSET(i))及びSRS帯域幅(M_SRS(i))等の制御情報を送って、無線端末200でSRS送信電力値(P_SRS(i))を算出したが、基地局100から無線端末200へSRS送信電力値(P_SRS(i))を送信するようにしてもよい。そして、無線端末200は、基地局100から受信したSRS送信電力値(P_SRS(i))に基づいて、i番サブフレームのSRS送信電力を調整する。
1…SRS送信電力制御情報生成部、2…入力情報取得部、3…IoT測定部、4…SINR推定部、5…SRS送信電力オフセット値算出部、6…SRS帯域幅算出部、7…SRS送信電力値算出部、8…SRS送信電力値記憶部、20…PUSCH送信電力制御情報生成部、30…制御情報送信部、100…基地局、200…無線端末、300…OAM装置

Claims (7)

  1. 無線端末が基地局へ送信する参照信号の送信電力を制御する情報を生成する参照信号送信電力制御情報生成装置であって、
    参照信号の受信品質推定値を算出する受信品質推定値算出手段と、
    参照信号の受信品質目標値に対する受信品質推定値の差を補正する参照信号送信電力オフセット値を算出する参照信号送信電力オフセット値算出手段と、
    を備えたことを特徴とする参照信号送信電力制御情報生成装置。
  2. 前記参照信号送信電力オフセット値を用いて、前記無線端末の最大送信可能電力の範囲内に収まる参照信号帯域幅を算出する参照信号帯域幅算出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の参照信号送信電力制御情報生成装置。
  3. 前記受信品質推定値算出手段は、前回の参照信号送信時における参照信号の受信品質推定値を算出し、
    前記参照信号送信電力オフセット値算出手段は、参照信号の受信品質目標値に対する前回の参照信号送信時における参照信号の受信品質推定値の差を、前回の参照信号送信時における参照信号送信電力オフセット値に加える、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の参照信号送信電力制御情報生成装置。
  4. 参照信号の送信電力は、無線端末が基地局へ送信するデータチャネル信号の送信電力調整値によって変化するように定められてあり、
    前記参照信号送信電力オフセット値算出手段は、前記送信電力調整値を参照信号の送信電力制御間隔において平均化し、この平均値を打ち消す参照信号送信電力オフセット値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の参照信号送信電力制御情報生成装置。
  5. 無線端末が基地局へ送信する参照信号の送信電力を制御する参照信号送信電力制御方法であって、
    前記基地局が、前記無線端末からの参照信号の受信品質推定値を算出するステップと、
    前記基地局が、参照信号の受信品質目標値に対する前記受信品質推定値の差を補正する参照信号送信電力オフセット値を算出するステップと、
    前記基地局が、前記参照信号送信電力オフセット値、又は、前記参照信号送信電力オフセット値に基づいた参照信号送信電力値を含む制御情報を前記無線端末へ送信するステップと、
    前記無線端末が、前記基地局から受信した制御情報に基づいて参照信号の送信電力を調整するステップと、
    を含むことを特徴とする参照信号送信電力制御方法。
  6. 前記基地局が、前記参照信号送信電力オフセット値を用いて、前記無線端末の最大送信可能電力の範囲内に収まる参照信号帯域幅を算出するステップと、
    前記基地局が、前記参照信号帯域幅を含む制御情報を前記無線端末へ送信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の参照信号送信電力制御方法。
  7. 無線端末が基地局へ送信する参照信号の送信電力を制御する情報を生成する参照信号送信電力制御情報生成処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    参照信号の受信品質推定値を算出するステップと、
    参照信号の受信品質目標値に対する受信品質推定値の差を補正する参照信号送信電力オフセット値を算出するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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