JP2011029141A - Led灯と、led灯取付け具と、led照明装置 - Google Patents

Led灯と、led灯取付け具と、led照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の蛍光灯型LED照明施設では、灯具設置用の取付け具を廃棄物として出さないという特徴はあるものの、短い端子をソケットに挿入しただけで保持しているので、LED灯からの放熱により灯具のケースが曲がるなどの変形を起こすと、端子がソケットから外れLED灯が落下するという問題があった。本願発明の課題は、灯具設置用の取付け具を廃棄物として出すことなく、LED灯が変形しても落下しないよう強固に把持し、さらに任意形状のLED灯が取付け可能なLED灯取付け具及びこれを備えた照明器具を提供することにある。
【解決手段】本願発明のLED灯取付け具は、既設直管型の灯具を取り外した空間を利用してLED灯を取付けるためのLED灯取付け具であって、既設灯具の取付け用器具に装着するための装着部と、LED灯を着脱可能に把持可能な灯具用開口部と、を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、LED灯と、LED灯を取付け可能なLED灯取付け具と、LED灯取付け具にLED灯を取付けたLED照明装置に関する。
職場や家庭など、我々の日常生活にとって人工照明は今や欠かすことのできない電気製品である。これまで、人工照明に利用される灯具は、白熱灯や蛍光灯が主流であったが、これら白熱灯や蛍光灯には寿命があり、定期的に交換する必要があった。
昨今、あらゆる場面で発光ダイオード(Light Emitting Diodeともいい、ここでは以下、「LED」という。)の利用が広がり、人工照明にもこのLEDが利用されるようになった。LEDは、白熱灯や蛍光灯に比べるとはるかに寿命が長く、紫外線をほとんど含まない、灯具の小型化、軽量化が可能であり、省電力である、など様々な長所を備えている。
昨今のほとんどの職場や家庭では既に白熱灯や蛍光灯を用いた照明器具が設置されている。これらを新たに、LEDあるいはLEDモジュールを使用したLED灯に交換するとなると、白熱灯や蛍光灯といった灯具設置用の取付け具を天井等から取外す必要があり、さらにこれらを廃棄物として処分しなければならない。我が国では廃棄物処分場が飽和状態に近付きつつあり、全国規模で灯具設置用の取付け具が廃棄物として発生することは望ましくない。
そこで特許文献1では、既存の直管型の蛍光灯をLED灯に交換する場合に、蛍光灯取付け具そのままの状態で残し、それをLED灯取付け具として利用することが提案されている。
特開2001−351402号公報
特許文献1では、蛍光灯取付け具を廃棄物として出さないという利点はあるものの、直管型のLED灯の両端に端子を設け、この端子を既設の両端のソケットに嵌合させてLED灯を支持する構造となっているため次のような問題があった。すなわち、短い端子をソケットに挿入しただけで保持しているので、LED灯からの放熱により灯具ケースが曲がるなどの変形を起こすと、端子がソケットから外れLED灯が落下するという問題があった。また、両端のソケットを利用してLED灯を保持するため、基本的には既設の直管型蛍光灯の形状と同様のLED灯しか取付けられなかった。さらに、既設の蛍光灯取付け具を利用してLED灯を取付けるため、蛍光灯が設置されていない天井や壁面などではLED灯を取付けることができなかった。
本願発明の課題は、蛍光灯取付け具を廃棄物として出すことなく、LED灯が変形しても落下しないようにLED灯を強固に把持でき、任意形状のLED灯を取付け可能なLED灯取付け具と、LED灯取付け具にLED灯を取付けたLED照明装置と、その照明装置に適するLED灯を提供することにある。
本願発明のLED灯は、LEDが配列された照明灯本体と、前記照明灯本体のLED光照射側に被せた半透光性のカバーを備え、前記照明灯本体は放熱部を備え、前記照明灯本体の軸方向端部にソケットへの装着用ピンを設けない取付け端部を備えたものである。
この場合、照明灯本体の内周面に反射膜又は反射材が設けられ、カバーはLEDからの照射光が面状に照射される曲面であるLED灯とすることもできる。
本願発明のLED灯取付け具は、既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具であって、既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、前記LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部と、を備え、前記装着部は、前記蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板に、装着可能であり、前記嵌合部は、LEDが軸方向に設置された直管型LED灯の軸方向端部を嵌合可能なものである。
本願発明のLED灯取付け具は、既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具であって、既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、前記LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部と、を備え、前記装着部は、二つの挟持材を有し、前記既設の蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板を、前記二つの挟持材で挟むことによって、前記既設の蛍光灯設置用器具に装着可能なものである。
本願発明のLED照明装置は、請求項1又は請求項2記載のLED灯と、既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具と、を備え、前記LED灯取付け具は、既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部を有し、前記装着部は、前記蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板、又は直管型蛍光灯用ソケットが取り外されたソケット係止具に、装着可能であり、前記嵌合部は、LEDが軸方向に設置された直管型LED灯の軸方向端部を嵌合可能なものである。
本願発明のLED照明装置は、請求項1又は請求項2記載のLED灯と、既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具と、を備え、前記LED灯取付け具は、既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部を有し、前記装着部は、二つの挟持材を有するとともに、前記蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板、又は直管型蛍光灯用ソケットが取り外されたソケット係止具を、前記二つの挟持材で挟むことによって、前記既設の蛍光灯設置用器具に装着可能なものである。
本願発明のLED灯取付け具には次のような効果がある。
(1)蛍光灯や白熱灯などの灯具を設置するための既設取付け具を廃棄物として出さないので、廃棄物処理場に負担を与えない。
(2)LED灯を着脱可能に把持可能な開口部を備え、LED灯を強固に把持することができる構造となっているので、LED灯が熱によって変形しても落下しない。
(3)既設の蛍光灯用取付け器具に装着するための装着部を備えるので、取付け作業が極めて容易である。
(4)装着部が、二枚の挟持板とこれを支持する台座を有しているので、この二枚の挟持板で既設取付け具を挟み込むだけで装着可能となり、さらに容易に取付け作業を行うことができる。
(5)直管型のLED灯に限らず、任意の形状のLED灯を取付けることができるので、室内インテリアの選択肢が広がる。
本願発明のLED照明装置及びLED灯には、前記した本願発明のLED灯取付け具の効果に加え、LEDが長寿命であることから、長期にわたって灯具を交換する必要がないという効果もある
本願発明のLED灯取付け具にLED灯が取付けられた状態を示す全体斜視図。 LED灯取付け具にLED灯を取付ける状態を示す斜視図。 LED灯の内部状態を示す斜視図。 LED灯取付け具及びLED灯が照明台に取付けられた状態を示す斜視図。 LED灯取付け具を備えた照明器具の全体斜視図。 既設の蛍光灯が設置された状態を示す全体斜視図。 LED灯取付け具の構造を示す分解斜視図。 (a)は、台座と二枚の挟持板を既設取付け具に装着した状態を示す斜視図。(b)は、(a)の状態に反射板を取付けた状態を示す斜視図。 (a)は、既設の蛍光灯が取付けられた状態を示す平面図。(b)は、既設の蛍光灯が取付けられた状態を示す断面図。 (a)は、蛍光灯とソケットを取り外した状態を示す平面図。(b)は、蛍光灯とソケットを取り外した状態を示す断面図。 (a)は、反射板を取り外した状態を示す平面図。(b)は、反射板を取り外した状態を示す断面図。 (a)は、装着部をフックに取付けた状態を示す平面図。(b)は、装着部をフックに取付けた状態を示す断面図。 (a)は、反射板を取付けた状態を示す平面図。(b)は、反射板を取付けた状態を示す断面図。 (a)は、灯具用開口部及びLED灯を取付けた状態を示す平面図。(b)は、灯具用開口部及びLED灯を取付けた状態を示す断面図。 本願発明のLED灯取付け具を反射板に直接装着する実施形態を説明する斜視図。 本願発明のLED灯取付け具に球形のLED灯を取付けた実施形態を説明する断面図。
(実施形態1)
本願発明のLED灯と、LED灯取付け具と、LED照明装置の第1の実施形態を図に基づいて説明する。図1は、LED灯取付け具1にLED灯2が取付けられた照明器具を、室内の天井部に取付けた状態を示す斜視図である。
図1に示すように、LED灯取付け具1には嵌合部3が設けられており、この嵌合部3にLED灯2の端部が挿入され嵌合している。
図2は、LED灯取付け具1にLED灯2を嵌合させる状態を示す図である。図2に示すように、嵌合部3内にLED灯2の先端を挿入して嵌合させるものであり、このように奥行きのある空間を備える嵌合部3によってLED灯2を把持するので、従来の端子による把持に比べ堅固に把持可能であり、LED灯2が多少の変形(曲がりや折れなど)を生じても嵌合部3から外れて落下することはない。
なお図2では、LED灯取付け具1の嵌合部3の中にLED灯2の先端を挿入して嵌合させているが、LED灯2の先端を開口させ、LED灯取付け具1の嵌合部3をこの開口部に嵌合する形状として、LED灯2の先端開口部の中に嵌合部3を挿入して嵌合させてもよい。
また、LED灯取付け具1には天井部に装着するための装着部4が設けられており、この装着部4(図では平板状の部材)にあるボルト孔をボルトで縫って天井に装着固定する。この固定方法はボルトに限らず、他の従来技術を用いて固定することも可能で、取付ける場所(取り付け部)も天井部に限らず壁面など室内の任意の場所を選択できる。
図3は、LED灯2の内部状態を示す図である。図に示すようにLED灯2は、背面枠5に前面カバー6が組み合わされてなる筒状のケースを備え、背面枠5の内面側(ケース内面側)に基板が固定され、この基板にLED7が設置されて照明灯本体が形成されている。図では一枚の基板が固定され一列にLED7が設置されているが、一つの筒状ケース内に二枚以上の基板を固定し二列以上にLED7を設置してもよい。もちろん、一つの基板に設置するLED7の数は任意に選定できる。
背面枠5の両脇にはウィング板が設けられ、この二枚のウィング板と前面カバー6で形成される断面が、ちょうど嵌合部3内に収められる。この両脇のウィング板は省略することも可能で、その場合は背面枠5の曲線部と前面カバー6で形成される断面を嵌合部3内に収めることになる。なお図では、背面枠5の曲線部と前面カバー6で形成される断面が扁平した楕円形となっているが、内部に基板とLED7を備える空間さえあれば任意の断面形状とすることができる。
背面枠5は、LED灯2そのものが変形しないよう所定の強度を備える材質とし、金属板などが採用される。さらに、LED7の放熱を促すため、背面枠5の材質としてアルミニウム、銅といった高熱伝導材を採用することがより望ましい。同様に、LED7が設置される基板の材質も、アルミニウム、銅といった高熱伝導材を採用することが望ましい。
また、背面枠5の内面側(基板が固定される側)は、LED7からの発光を反射しやすいように、反射膜や反射材を設けるといった表面加工がされている。一方、前面カバー6はLED7からの発光を透過しやすい材質により形成され、その形状もLED7からの照射光が面状に照射されやすい形状に加工されている。
図3に示すように、前面カバー6の両端にある突起部が、背面枠5のウィング板根元部分に設けられた溝に嵌合して、前面カバー6と背面枠5が連結されており、前面カバー6の突起部が背面枠5の溝の中をスライドして(長手方向に係止部を移動させて)取り外すこともできる。また、前面カバー6を断面視内側に変形させて、突起部を背面枠5の溝から外し、背面枠5から前面カバー6を取り外すこともできる。背面枠5を設置した状態のまま前面カバー6を取り外すことができると、LED7のメンテナンスが容易となり好適である。
LED灯取付け具1は、LED灯2の両端の位置で天井部に装着され、LED灯2を両端から把持することができる。なお、このLED灯2は図1に示すような直管に限らず曲がり管を使用することも可能であり、要は管状(つまり、長手方向を有する形状)のものであってLED灯2の両端をLED灯取付け具1に嵌合させることができるものであれば使用できる。
LED灯取付け具1は、天井や壁面など室内の一部に装着する場合に限らず、図4に示すように移動可能な照明台8に装着することもできる。
(実施形態2)
本願発明のLED灯と、LED灯取付け具と、LED照明装置の第2の実施形態を図に基づいて説明する。なお、LED灯2は実施形態と同様の構造であるため、ここではその説明を省略する。
図5は、LED灯取付け具1にLED灯2が取付けられた照明器具が、事務所などの室内の天井部にある既設灯具設置用器具9に取付けられた状態を示す斜視図である。図6に示すように、既設灯具設置用器具9は、本来、直管型の蛍光灯10を取付けるために天井内に埋め込み設置されたものである。図6に示す既設状態から蛍光灯10及び口金(狭義の口金、ソケット、及びこれら周辺部材を含めた広義の口金のことで、「口金部材」といった意味のものである)を取り外して、LED灯取付け具1を装着し、これにLED灯2を取付けて、図5の状態となる。以下、この口金(広義)に代えて、口金(広義)のうちの具体的部材として「ソケット11」と記載する場合もある。なお図6に示すように、ソケットと口金(狭義)は、口金(狭義)のピンをソケットのガイド溝11aに差し込むことで連結されている。
図7は、LED灯取付け具1の構造を示す斜視図である。LED灯取付け具1は、板状の天板12の一面(図では下面)に背板13が固定され、この背板13の外周に沿って外周板14が固定され、板状の天板12の他面(図では上面)には台座5が取付けられ、この台座15の先端(上端)には下挟持板16と上挟持板17が支持固定されている。
背板13は、天板12に対して略垂直(垂直含む)となるように(図では水平の天板12に対して鉛直下向きとなるように)、天板12の下面側に突き当てられて固定されている。背板13と天板12との固定は、溶接などの従来技術を用いることができ、あるいは背板13の上側一部を垂直に折り曲げて天板12と平行となる面を作り、その平行面と天板12とをボルト止めすることで脱着容易とすることもできる。
外周板14は、背板13に対して略垂直(垂直含む)となるように(図では鉛直の外周板14に対して図の手前側に向くように)、背板13の外周のうち天板12に当接している箇所を除いた外縁部分に沿って固定されている。
天板12、背板13、外周板14によって形成される内部空間が、LED灯2の先端を挿入して把持しうる嵌合部3であり、外周板14の板幅が大きいほどLED灯2の挿入長が長くなり、より堅固に把持可能となる。また、外周板14と嵌合部3に挿入されたLED灯2をビスやボルトなどで固定すれば、さらに堅固に把持可能となる。このように嵌合部3によってLED灯2の一部を堅固に把持することができれば、例えば直管型のLED灯2の場合、LED灯2の両端をLED灯取付け具1で支持しなくとも、LED灯2の一端をLED灯取付け具1で支持すれば足りる。
図8(a)は、LED灯取付け具1のうち台座15、下挟持板16、及び上挟持板17からなる装着部を既設灯具設置用器具9の一部に装着した状態を示す図である。前記したように、既設灯具設置用器具9は、直管型の蛍光灯10を取付けるために天井内に埋め込み設置されたものであり、奥側(上方)に設置基板18(図9(b))、内側(設置基板18よりも下方)に反射板19が配置された2層構造となっている。なお、図8(a)は説明のため、反射板19を取り外した状態を示している。
設置基板18には、蛍光灯10のソケット11(例えば、G13の口金)を係止するためのフック状係止具(以下、「ソケット係止具20」という。)が設けられている。ソケット係止具20は左右一個ずつを一組とし、蛍光灯10の両端に一組ずつ設置されている。すなわち、二灯用の蛍光灯照明器具の場合、ソケット係止具20は四組(フック数は八個)設置されている。ソケット係止具20の水平姿勢の板状部材に、ソケット11に水平方向に設けられた溝部をスライドさせながら嵌合させ、ソケット11を固定する。
ソケット係止具20からソケット11を取り外したのが、図8(a)の左側の状態である。この状態で、左右のソケット係止具20の水平部材をLED灯取付け具1の下挟持板16(図7)と上挟持板17(図7)で挟みこみ、二枚の挟持板をボルトで締め付けると、LED灯取付け具1は設置基板18に固定される(図8(a)の右側の状態)。あらかじめ下挟持板16と上挟持板17の間隔がソケット係止具20の水平部材の板厚より若干広くなる程度に固定しておき、この二枚の挟持板の隙間内にソケット係止具20の水平部材をスライドさせながら嵌合させ、LED灯取付け具1を設置基板18に固定させることもできる。なお、下挟持板16と上挟持板17は板状の部材に限らず、対象部材を挟みこむことができれば肉厚の六面体とするなど他の立体形状でも構わない。
LED灯取付け具1のうち台座15、下挟持板16、及び上挟持板17からなる装着部を設置基板18(図9(b))のソケット係止具20に取付けた後に、反射板19を取付ける(図8(b)の状態)。この反射板19の挿入口21から突出した台座15の下端に、嵌合部3を形成する天板12、背板13、及び外周板14を取付ける。台座15の下端にはネジ孔が切られており、このネジ孔を利用して天板12をボルト固定する。この取付け手段には、ボルト固定方式のほか、接着方式や磁力方式など従来の技術を利用できる。
図8(b)では、一つの天板12に対して二つの台座15を取付けているが、これは既設の蛍光灯10が二灯設置された例で説明しているためであり、既設照明器具が一灯用であれば一つの天板12に対して一つの台座15を取付け、既設照明器具が三灯用であれば一つの天板12に対して三つの台座15を取付けることができる。なお、天板12の長さは、台座15の個数や設置間隔に応じた長さとする。
反射板19には蛍光灯10ソケット11を通過させるための挿入口21が設けられており、図8(b)に示すように、LED灯取付け具1の台座15もこの挿入口21を通過することができる形状となっている。
(実施形態2の設置例)
実施形態1を設置する手順の一例について、図9(a)(b)〜図14(a)(b)に基づいて説明する。
図9(a)は既設の蛍光灯10が取付けられた状態を示す平面図、図9(b)はその断面図である。図9(b)に示すように、既設状態では天井内に既設灯具設置用器具9が埋め込まれ、奥側から順に設置基板18、反射板19が配置されている。この設置基板18には片側二箇所(両端で四箇所)に左右一組のソケット係止具20が設けられており、このソケット係止具20に係止させて蛍光灯10のソケット11が取付けられている。蛍光灯10は、両端にある端子をソケット11に差し込んで把持されている。
図10(a)は図9(a)の状態から蛍光灯10とソケット11を取り外した状態を示す平面図、図10(b)はその断面図である。図10(a)に示すように、蛍光灯10のソケット11を取り外した後には反射板19に設けられた挿入口21が現れる。
図11(a)は図10(a)の状態から反射板19を取り外した状態を示す平面図、図11(b)はその断面図である。図11(a)(b)に示すように、設置基板18に設けられた左右一組のソケット係止具20が露出する。このとき、LED灯2用の配線工事やAC/DC変換器(図示しない)の設置工事を行う。
図12(a)は図11(a)の状態から装着部(台座15と下挟持板16と上挟持板17)を設置基板18のソケット係止具20に取付けた状態を示す平面図、図12(b)はその断面図である。図12(b)に示すように、ソケット係止具20にある水平部材を下挟持板16と上挟持板17で挟みこみ、これら二枚の挟持板をボルトで締め付けることによって、装着部はソケット係止具20に取付けられる。
図13(a)は図12(a)の状態から反射板19を取付けた状態を示す平面図、図13(b)はその断面図である。図13(b)に示すように、台座15は反射板19に設けられた挿入口21を通過して下向きに突出している。
図14(a)は図13(a)の状態から嵌合部3(天板12と背板13と外周板14)及びLED灯2を取付けた状態を示す平面図、図14(b)はその断面図である。図14(b)に示すように、台座15に天板12をボルト固定してLED灯取付け具1が完成され、これに前記配線工事による配線に接続されたLED灯2が取付けられる。天板12を台座15に取付ける際には、あらかじめ嵌合部3にLED灯2の先端を挿入しておく。なおこの場合、装着部をソケット係止具20に対してスライド可能とし、天板12を台座15に取付けた後に、嵌合部3にLED灯2の先端を挿入することもできる。
(実施形態3)
本願発明のLED灯取付け具及び照明器具の第3の実施形態を図15に基づいて説明する。本実施形態は、LED灯取付け具1を反射板19に直接装着する場合を説明するものであり、その基本的構造や使用方法は実施形態1、2と共通する。
図15に示すように、反射板19に二つの挿入口21が比較的接近して設けられている場合、これら挿入口21の間にある細い部材を利用してLED灯取付け具1を取付けることができる。この細い部材を下挟持板16と上挟持板17で挟みこみ、これら二枚の挟持板をボルトで締め付け、台座15に天板12をボルト固定し嵌合部3(天板12と背板13と外周板14)を取付ける。
なお、反射板19に新たにボルト挿入用のボルト孔を設け、これを利用してLED灯取付け具1をボルト固定してもよい。具体的には、反射板19にボルト挿入用のボルト孔を設けるとともに天板12にもボルト孔を設け、天板12のボルト孔と反射板19のボルト孔を合わせてボルト連結し、反射板19にLED灯取付け具1を固定する。この場合には、天板12及びボルトが装着部となり、台座15と下挟持板16と上挟持板17を省略することもできる。
また、LED灯取付け具1は、反射板19に限らず既設灯具設置用器具9を構成する他の部材にボルト固定することもできる。さらに、ボルト固定方式のほか、接着方式や磁力方式など従来の技術を利用して、LED灯取付け具1を既設灯具設置用器具9の一部に固定することもできる。
(実施形態4)
本願発明のLED灯取付け具及び照明器具の第4の実施形態を図16に基づいて説明する。本実施形態は、LED灯2の形状が異なる場合を説明するものであり、その基本的構造や使用方法は実施形態1乃至3と共通する。
図16に示すように、LED灯取付け具1は、直管型のほか球形のLED灯2を把持することもできる。この場合、天板12、背板13、外周板14によって形成される嵌合部3は、球形のLED灯2の一部を覆うような内部空間であり、とくに背板13は球面に沿った形状を呈する。球形のLED灯2は従来の電球と同様に雄ネジ構造を備え、嵌合部3の一部に設けられた雌ネジ部分と螺合して、LED灯取付け具1に把持される。
LED灯取付け具1は必ずしも照明器具の両端に装着する必要はなく、どちらか一方にのみLED灯取付け具1を装着し、球形のLED灯2を取付けてもよい。また、LED灯2は球形のものに限らず任意の形状のものとすることができる。
本願発明のLED灯、LED灯取付け具、及びこれを備えた照明器具は、職場事務所内の照明器具に限らず、家庭や学校などの公共施設、工場、観光施設などのなど、様々な場所に設置される照明器具に利用することができる。
1 LED灯取付け具
2 LED灯
3 嵌合部
4 装着部
5 背面枠
6 前面カバー
7 LED
8 照明台
9 既設灯具設置用器具
10 蛍光灯
11 ソケット
11a ガイド溝
12 天板
13 背板
14 外周板
15 台座
16 下挟持板
17 上挟持板
18 設置基板
19 反射板
20 ソケット係止具
21 挿入口

Claims (6)

  1. LEDが配列された照明灯本体と、
    前記照明灯本体のLED光照射側に被せた半透光性のカバーを備え、
    前記照明灯本体は放熱部を備え、
    前記照明灯本体の軸方向端部にソケットへの装着用ピンを設けない取付け端部を備えたことを特徴とするLED灯。
  2. 請求項記載のLED灯において、
    照明灯本体の内周面に反射膜又は反射材が設けられ、
    カバーはLEDからの照射光が面状に照射される曲面であることを特徴とするLED灯。
  3. 既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具であって、
    既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、前記LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部と、を備え、
    前記装着部は、前記蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板に、装着可能であり、
    前記嵌合部は、LEDが軸方向に設置された直管型LED灯の軸方向端部を嵌合可能であることを特徴とするLED灯取付け具。
  4. 既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具であって、
    既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、前記LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部と、を備え、
    前記装着部は、二つの挟持材を有し、
    前記既設の蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板を、前記二つの挟持材で挟むことによって、前記既設の蛍光灯設置用器具に装着可能であることを特徴とするLED灯取付け具。
  5. 請求項1又は請求項2記載のLED灯と、
    既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具と、を備え、
    前記LED灯取付け具は、既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部を有し、
    前記装着部は、前記蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板、又は直管型蛍光灯用ソケットが取り外されたソケット係止具に、装着可能であり、
    前記嵌合部は、LEDが軸方向に設置された直管型LED灯の軸方向端部を嵌合可能であることを特徴とするLED照明装置。
  6. 請求項1又は請求項2記載のLED灯と、
    既設の蛍光灯設置用器具から取り外した既設の直管型蛍光灯に代えてLED灯を取り付け可能なLED灯取付け具と、を備え、
    前記LED灯取付け具は、既設の蛍光灯設置用器具に装着可能な装着部と、LED灯の一部を嵌合可能な嵌合部を有し、
    前記装着部は、二つの挟持材を有するとともに、前記蛍光灯設置用器具のうち、直管型蛍光灯が取り外された後の反射板、又は直管型蛍光灯用ソケットが取り外されたソケット係止具を、前記二つの挟持材で挟むことによって、前記既設の蛍光灯設置用器具に装着可能であることを特徴とするLED照明装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012252855A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Nec Lighting Ltd 照明器具のリニューアルキット、照明器具、及び、照明器具のリニューアル方法
WO2012174766A1 (zh) * 2011-06-22 2012-12-27 深圳市才展光纤工业有限公司 一种定向照明灯具
JP2013246987A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Koizumi lighting corp 照明器具
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