JP2011028001A - 画像形成システム - Google Patents

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耕史 三宅
Shuji Fujii
修二 藤井
Takateru Yamamoto
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Abstract

【課題】画像形成装置と空気清浄装置とで構成され、消費電力の抑制を図りながら設置されている周囲環境を効果的にクリーンな状態に保つことが可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成動作部211と、空気清浄動作部221と、電源201と、制御部213とを備えた画像形成システム200を、制御部213が、電源201から画像形成動作部211への電力供給をオンする第1電力供給オン制御と、電源201から空気清浄動作部221への電力供給をオンする第2電力供給オン制御とを連動させる連動オン制御機能、電源201から画像形成動作部211への電力供給をオフする第1電力供給オフ制御と、電源201から空気清浄動作部221への電力供給をオフする第2電力供給オフ制御とを連動させる連動オフ制御機能、または、これら双方を備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成処理を行う画像形成装置と、空気清浄機とで構成される画像形成システムに関する。
近年、複写機やプリンタ、ファクシミリ装置等、画像形成を可能とした電子写真方式の画像形成装置が開発されている。これらの画像形成装置は、例えば、静電潜像を感光体ドラム表面に形成し、トナーにより現像して感光体ドラム表面にトナー像を形成し、このトナー像を感光体ドラムから記録用紙に転写し、この記録用紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録用紙上に定着させる、いわゆる、記録用紙に対する画像形成処理を行う装置である。
このような画像形成装置は、一般に、オフィス等の室内に設置されるが、この画像形成装置においては、記録用紙に対する画像形成処理中に、目に見えない細かい粒子や臭い等が生じることがあり、これらが画像形成装置から室内に放出されることがある。
また、画像形成装置が設置されるようなオフィス等の室内では、一般に、さまざまな原因により、ハウスダスト等の目に見えない細かい粒子や臭い等が生じている。
そこで、これらの室内におけるハウスダスト等の細かい粒子や臭い等を取除く装置として、空気清浄装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気清浄装置は、正イオン及び負イオンを同時に発生して、正イオン及び負イオンにより空気中の浮遊細菌を効果的に除去する空気清浄装置である。
このような空気清浄装置を、画像形成装置が設置されている室内に備えることによって、画像形成装置から室内に放出される目に見えない細かい粒子や臭い等を、取除くことができる。
特開2002−58731号公報
ところで、画像形成装置が設置されている室内では、画像形成装置への電力供給がオンされて画像形成装置が動作状態であるときには、一般的にこの画像形成装置を使用する人が室内に存在している。
そのため、このように、画像形成装置が動作状態であるときは、画像形成装置から室内に放出される目に見えない細かい粒子や臭い等を取除くために、室内の空気を清浄するのが好適である。そこで、この画像形成装置が設置されている室内の空気清浄装置への電力供給をオンして空気清浄を行うのが合理的である。
これに対して、画像形成装置への電力供給がオフされて画像形成装置が停止状態であるときは、退社等で画像形成装置が設置されている室内から人がいなくなるときである。このように、画像形成装置が停止状態であるときは、画像形成装置から室内に放出される目に見えない細かい粒子や臭い等は少なくなり、また、室内から人がいなくなることから、空気清浄装置への電力供給をオフするようにしてもよい。
このように、画像形成装置と空気清浄装置とが連携するようにして動作させることで、画像形成装置が設置された部屋等の画像形成装置の周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
しかし、画像形成装置と空気清浄機とは、全く別の装置であり、画像形成装置に供給される電力のオン/オフ制御と空気清浄機に供給される電力のオン/オフ制御とは、相互に独立しており、それぞれ個別に行われている。そのため、画像形成装置と空気清浄装置とを自動的に連携させるシステムが望まれていた。
そこで、この発明は、上記のような要望に対処するためになされたものであって、画像形成装置と空気清浄装置とを自動的に連携させることにより、画像形成装置が設置された部屋等の画像形成装置の周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことが可能な画像形成システムを提供しようとするものである。
本発明の画像形成システムは、画像形成動作を実行する画像形成動作部と、空気清浄動作を実行する空気清浄動作部と、前記画像形成動作部および前記空気清浄動作部へ電力を供給する電源と、制御部とを備えた画像形成システムであって、前記制御部は、前記電源から前記画像形成動作部への電力供給をオンする第1電力供給オン制御と、前記電源から前記空気清浄動作部への電力供給をオンする第2電力供給オン制御とを連動させる連動オン制御機能、前記電源から前記画像形成動作部への電力供給をオフする第1電力供給オフ制御と、前記電源から前記空気清浄動作部への電力供給をオフする第2電力供給オフ制御とを連動させる連動オフ制御機能、または、前記連動オン制御機能と前記連動オフ制御機能の双方を有する構成とされていることを特徴とする。
本発明の画像形成システムでは、前記電源は、前記画像形成動作部へ電力を供給する第1電源と、前記空気清浄動作部へ電力を供給する第2電源とを備え、前記第1電力供給オン制御および前記第1電力供給オフ制御は、前記第1電源に対して実行され、前記第2電力供給オン制御および前記第2電力供給オフ制御は、前記第2電源に対して実行される構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記制御部は、前記連動オン制御機能の実行として、前記第1電力供給オン制御と前記第2電力供給オン制御とを同時に実行する構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記制御部は、前記連動オフ制御機能の実行として、前記第1電力供給オフ制御と前記第2電力供給オフ制御とを同時に実行する構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記画像形成動作部は、該画像形成動作部が動作しないときに消費電力が少なくなるように前記制御部により前記第1電力供給オフ制御が実行される省電力モードを備え、前記制御部は、前記画像形成動作部が前記省電力モードのときに、前記第1電力供給オフ制御を実行しても、前記第2電力供給オフ制御は実行しない構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記制御部は、前記連動オン制御機能の種類、前記連動オフ制御機能の種類、または、その双方の種類を、複数備え、且つ、外部からの操作を受付る操作部を備え、前記操作部で受付られた前記操作に基づいて、複数種類の前記連動オン制御機能のいずれか一つ、複数種類の前記連動オフ制御機能のいずれか一つ、または、その双方を選定する構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記制御部は、さらに、前記第1電力供給オン制御と前記第2電力供給オン制御とを独立して個別に実行する個別オン制御機能、前記第1電力供給オフ制御と前記第2電力供給オフ制御とを独立して個別に実行する個別オフ制御機能、または、その双方を備え、前記操作部で受付られた前記操作に基づいて、複数種類の前記連動オン制御機能のいずれか一つと前記個別オン制御機能のどちらか一つを選定するオン制御機能選定、複数種類の前記連動オフ制御機能のいずれか一つと前記個別オフ制御機能のどちらか一つを選定するオフ制御機能選定、または、前記オン制御機能選定および前記オフ制御機能選定の双方を実行する構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記制御部は、外部からのリモート操作を通信機能を介して受付るリモート操作受付部を備えており、前記リモート操作受付部で受付られた前記リモート操作に基づいて、複数種類の前記連動オン制御機能のいずれか一つと前記個別オン制御機能のどちらか一つを選定するオン制御機能選定、複数種類の前記連動オフ制御機能のいずれか一つと前記個別オフ制御機能のどちらか一つを選定するオフ制御機能選定、または、前記オン制御機能選定および前記オフ制御機能選定の双方を実行する構成とされていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記第1電源、前記画像形成動作部、および、前記制御部は、画像形成装置を構成し、前記第2電源、および、前記空気清浄動作部は、空気清浄装置を構成することを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記空気清浄装置は、前記画像形成装置の外部に備えられていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記空気清浄装置は、前記画像形成装置の上方に備えられていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記空気清浄動作部は、イオン発生機能を備えていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記画像形成装置は、通常モードと、該通常モードにおけるよりも消費電力が少ない省電力モードとを備えており、前記空気清浄動作部は、前記通常モードと前記省電力モードとでは、イオン放出方向が異なることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムでは、前記空気清浄装置は、前記画像形成装置の内部に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成システムの制御部は、画像形成動作部および空気清浄動作部に対する電力供給における連動オン制御機能、連動オフ制御機能、または、これらの連動オン制御機能と連動オフ制御機能の双方を有する。
そのため、この画像形成システムが設置された部屋等、画像形成システムの周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
実施の形態1における画像形成システムの構成を示したブロック図である。 実施の形態2における画像形成システムの外観を示した斜視図である。 実施の形態2における画像形成システムの内部構成を示した構成図である。 実施の形態2における画像形成システムの構成を示したブロック図である。 実施の形態2における画像形成システムの空気清浄動作部の構造を示した断面図である。 実施の形態2における画像形成システムの空気清浄動作部に内蔵されているイオン発生素子を示した平面図である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成装置の筐体に空気清浄動作部を含む空気清浄装置を取付けた状態を示した斜視図(その1)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成装置の筐体に空気清浄動作部を含む空気清浄装置を取付けた状態を示した斜視図(その2)である。 実施の形態2における画像形成システムの空気清浄動作部が省電力状態の動作状態を示した断面図である。 実施の形態2における画像形成システムの空気清浄動作部が通常電力状態の動作状態を示した断面図である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成装置に備えられた画像形成表示操作部の平面図である。 図11のX部分の拡大図である。 実施の形態2における画像形成システムの空気清浄装置に備えられた空気清浄表示操作部の平面図である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成制御部に備えられたフラグの一覧テーブルである。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成制御部に備えられたデータの一覧テーブル(その1)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成制御部に備えられたデータの一覧テーブル(その2)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その1)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その2)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その3)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その4)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その5)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その6)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の設定用表示画面図(その7)である。 実施の形態2における画像形成システムの電源制御動作を示したフローチャート(その1)である。 実施の形態2における画像形成システムの電源制御動作を示したフローチャート(その2)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の他の例における設定用表示画面図(その1)である。 実施の形態2における画像形成システムの画像形成表示操作部の他の例における設定用表示画面図(その2)である。 実施の形態2における画像形成システムにおいて空気清浄装置を画像形成装置の筐体の内部に備えた場合の外観を示した斜視図である。
次に、本発明の実施の形態における画像形成システムについて、図面に基づき詳細に説明する。
<実施の形態1>
まず、実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における画像形成システムの構成を示したブロック図である。図1において、実施の形態1における画像形成システム200は、画像形成動作を実行する画像形成動作部211と、空気清浄動作を実行する空気清浄動作部221と、画像形成動作部211および空気清浄動作部221へ電力を供給する電源201と、制御部213とを備えた画像形成システムである。
上記の画像形成システム200では、制御部213は、連動オン制御機能、連動オフ制御機能、または、これらの連動オン制御機能と連動オフ制御機能の双方を有することを、特徴としている。
連動オン制御機能とは、画像形成システム200の電源201から画像形成動作部211への電力供給をオンする第1電力供給オン制御と、この電源201から空気清浄動作部221への電力供給をオンする第2電力供給オン制御とを連動させる機能である。
また、連動オフ制御機能とは、画像形成システム200の電源201から画像形成動作部211への電力供給をオフする第1電力供給オフ制御と、この電源201から空気清浄動作部221への電力供給をオフする第2電力供給オフ制御とを連動させる機能である。
上記の画像形成システム200によれば、この画像形成システム200の制御部213は、画像形成動作部211および空気清浄動作部221に対する電力供給における連動オン制御機能、連動オフ制御機能、または、これらの連動オン制御機能と連動オフ制御機能の双方を有する。
そのため、この画像形成システム200が設置された部屋等の画像形成システム200の周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
上記の画像形成システム200を、次のような構成としてもよい。即ち、画像形成システム200の電源201は、画像形成動作部211へ電力を供給する第1電源212と、空気清浄動作部221へ電力を供給する第2電源222とを備える。
そして、第1電力供給オン制御および第1電力供給オフ制御は、第1電源212に対して実行され、第2電力供給オン制御および第2電力供給オフ制御は、第2電源222に対して実行される構成とするのである。
このようにすることで、後述するように、画像形成システム200を画像形成装置210と空気清浄装置220とで構成する場合に、画像形成システム200を合理的に構成することができる。
上記の画像形成システム200において、上述した連携の方法として、具体的には、次のようにする。即ち、画像形成システム200の制御部213は、連動オン制御機能の実行として、第1電力供給オン制御(画像形成動作部211への電力供給オン制御)と第2電力供給オン制御(空気清浄動作部221への電力供給オン制御)とを同時に実行するようにするのである。
第1電力供給オン制御が実行されるとき、即ち、画像形成動作部211への電力供給がオンされるときは、画像形成動作部211を動作させるときであり、この画像形成動作部211の動作により、目に見えない細かい粒子や臭い等が、画像形成システム200が設置されている部屋に放出され得る。
このときは、画像形成システム200が設置されている部屋に、通常、この画像形成システム200を使用する人が存在している。そこで、画像形成動作部211への電力供給をオンするのと同時に、空気清浄動作部221への電力供給をオンして空気清浄動作部221を動作させることで、画像形成動作部211から放出される目に見えない細かい粒子や臭い等を取除き、画像形成システム200が設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、上記の画像形成システム200において、上述した連携の他の方法として、具体的には、次のようにする。即ち、画像形成システム200の制御部213は、連動オフ制御機能の実行として、第1電力供給オフ制御(画像形成動作部211への電力供給オフ制御)と第2電力供給オフ制御(空気清浄動作部221への電力供給オフ制御)とを同時に実行するようにするのである。
第1電力供給オフ制御が実行されるとき、即ち、画像形成動作部211への電力供給がオフされるときは、画像形成動作部211の動作を停止するときであり、この画像形成動作部211の動作の停止により、画像形成動作部211から室内に放出される目に見えない細かい粒子や臭い等は少なくなり、室内の空気を清浄する必要性が低下する。
この場合は、この画像形成システム200を使用する人が退社等で、画像形成システム200が設置されている部屋から退出する場合である。そこで、画像形成動作部211への電力供給をオフするのと同時に、空気清浄動作部221への電力供給をオフして空気清浄動作部221の動作を停止させることで、画像形成システム200が設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。また、このようにすることで、空気清浄動作部221に対する電源の切忘れを防止することができる。
上記の画像形成システム200において、次のような構成としてもよい。即ち、上記の画像形成システム200の画像形成動作部211に、該画像形成動作部が動作しないときに該画像形成動作部の消費電力が少なくなるように制御部213により第1電力供給オフ制御が実行される省電力モードを備える。
そして、上記の画像形成システム200の制御部213は、画像形成動作部211が省電力モードのときに、第1電力供給オフ制御を実行しても、第2電力供給オフ制御は実行しないようにするのである。
このようにするのは、次の理由による。即ち、オフィス等の部屋に設置された画像形成動作部211を備えた画像形成システム200では、一般的に、一日の初めに、画像形成システム200に対する電源供給がオンされた後は、必要なときにいつでも画像形成動作部211が使用できるようにするために、この電源供給状態が継続され、一日の終わりに画像形成システム200に対する電源供給がオフされる。
そこで、画像形成システム200の画像形成動作部211には、消費電力抑制の観点から、画像形成動作部211が使用されるときと使用されないときに対処するため、画像形成動作部211のモードとして、異なるモードが備えられる。この内、画像形成動作部211が使用されないときのモードが、省電力モードである。
この省電力モードは、上述したように、通常モードにおけるよりも消費電力が少なくなるように、画像形成システム200の制御部213により第1電力供給オフ制御が実行されるモードである。そして、画像形成動作部211に動作をさせないときは、画像形成動作部211は省電力モードとされ、画像形成システム200の制御部213により第1電力供給オフ制御が実行されて、画像形成動作部211への電力供給が停止される。
しかし、画像形成システム200が設置された部屋には、一般的には、上記の一日の初めから一日の終わりまでの間、この画像形成システム200を使用する人が存在する。そこで、画像形成動作部211が省電力モードとされ、画像形成動作部211への電力供給がオフされても、空気清浄動作部221への電力供給はオフされずに、空気清浄動作部221の動作が継続されることにより、画像形成システム200が設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つのである。
また、上記の画像形成システム200において、次のような構成としてもよい。即ち、画像形成システム200の制御部213に、連動オン制御機能の種類、連動オフ制御機能の種類、または、その双方の種類を、複数備える。
また、この制御部213には、外部からの操作を受付る操作部214を備えるようにする。この操作部214としては、一般的には、テンキー等のキーや、LCD(液晶表示器)に重ねて設けられたタッチパネル等が用いられる。
そして、上記の操作部214で受付られた操作に基づいて、上記の制御部213により、複数種類の連動オン制御機能のいずれか一つ、複数種類の連動オフ制御機能のいずれか一つ、または、その双方が選定されるようにするのである。この場合、上記の「操作部214で受付られた操作に基づいて」とは、具体的には、例えば、「操作により操作部214に入力された情報に基づいて」の意味である。
上記の連動オン制御機能の種類としては、例えば、上述したように、第1電力供給オン制御(画像形成動作部211への電力供給オン制御)と第2電力供給オン制御(空気清浄動作部221への電力供給オン制御)とを同時に実行するほか、第1電力供給オン制御(画像形成動作部211への電力供給オン制御)の実行の一定時間前に、第2電力供給オン制御(空気清浄動作部221への電力供給オン制御)を実行する等がある。
また、上記の連動オフ制御機能の種類としては、例えば、上述したように、第1電力供給オフ制御(画像形成動作部211への電力供給オフ制御)と第2電力供給オフ制御(空気清浄動作部221への電力供給オフ制御)とを同時に実行するほか、第1電力供給オフ制御(画像形成動作部211への電力供給オフ制御)の実行の一定時間後に、第2電力供給オフ制御(空気清浄動作部221への電力供給オフ制御)を実行する等がある。
上記のようにすることにより、複数種類の連動オン制御機能のいずれか一つを選定することや、複数種類の連動オフ制御機能のいずれか一つを選定することを、容易に行うことができる。
また、画像形成システム200が設置されている部屋等の状況に合わせて、最適な画像形成動作部211と空気清浄動作部221との連携を実現することができ、画像形成システム200が設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
上記の場合、さらに、次のようにしてもよい。即ち、画像形成システム200の制御部213に、上述した連動オン制御機能の複数の種類や、連動オフ制御機能の複数の種類のほか、さらに、個別オン制御機能、個別オフ制御機能、または、その双方を備える。
上記の個別オン制御機能とは、第1電力供給オン制御と第2電力供給オン制御とを連動させずに独立して個別に実行する機能である。また、個別オフ制御機能とは、第1電力供給オフ制御と第2電力供給オフ制御とを連動させずに独立して個別に実行する機能である。
そして、画像形成システム200の制御部213により、上記の操作部214で受付られた操作に基づいて、オン制御機能選定、オフ制御機能選定、または、これらのオン制御機能選定およびオフ制御機能選定の双方が実行されるようにするのである。
上記のオン制御機能選定とは、上記の複数種類の連動オン制御機能のいずれか一つまたは上記の個別オン制御機能のどちらかを選定する機能である。また、オフ制御機能選定とは、上記の複数種類の連動オフ制御機能のいずれか一つまたは上記の個別オフ制御機能のどちらかを選定する機能である。
上記のようにすることにより、連動オン制御機能の複数の種類や、連動オフ制御機能の複数の種類のほか、さらに、個別オン制御機能や、個別オフ制御機能を加えた中から、画像形成システム200が設置されている部屋等の状況に合わせて最適な画像形成動作部211と空気清浄動作部221との連携機能を選択して実現することができ、画像形成システム200が設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、上記の画像形成システム200において、次のような構成とするようにしてもよい。即ち、画像形成システム200の制御部213に、外部からのリモート操作を、通信機能を介して受付るリモート操作受付部215を備える。
このリモート操作受付部215は、次のようにして実現できる。例えば、通信機能としてLANを用い、このLANに接続されたパソコンから入力され、送信された情報を受信して、この受信した情報をリモート操作の内容として保持する機能を、画像形成システム200の制御部213に設けるようにするのである。
そして、リモート操作受付部215で受付られたリモート操作に基づいて、例えば、上記の例では、LANに接続されたパソコンから入力された情報に基づいて、上記のオン制御機能選定、オフ制御機能選定、または、これらのオン制御機能選定およびオフ制御機能選定の双方を実行するようにするのである。
上記のようにすることにより、連動オン制御機能の複数の種類や、連動オフ制御機能の複数の種類のほか、さらに、個別オン制御機能や、個別オフ制御機能を加えた中から、画像形成システム200が設置されている部屋等の状況に合わせて、リモート操作で、最適な画像形成動作部211と空気清浄動作部221との連携機能を実現することができる。
上記の画像形成システム200において、具体的には、この画像形成システム200を、画像形成装置210と空気清浄装置220とで構成することができる。この内、画像形成装置210は、上述した画像形成動作部211、第1電源212、および、制御部213で構成する。そして、空気清浄装置220は、上述した空気清浄装置220、および、第2電源222で構成する。
一般に、画像形成装置210は、上述した画像形成動作部211、第1電源212、および、制御部213で構成され、また、空気清浄装置220は、上述した空気清浄動作部221、および、第2電源222で構成される。従って、上記のようにすることで、画像形成システム200を合理的に構成することができる。
上述した画像形成装置210と空気清浄装置220とで構成される画像形成システム200において、空気清浄装置220を、画像形成装置210の外部に備えるようにしてもよい。具体的には、例えば、空気清浄装置220を、画像形成装置210の上方に備えるようにするのである。
上記のように、空気清浄装置220を、画像形成装置210の外部に備えることにより、画像形成装置210の内部に空気清浄手段を設ける必要がなく、画像形成装置210が大型化するのを抑制することができる。
また、上記のようにして、空気清浄装置220を画像形成装置210の外部に、具体的には、例えば、空気清浄装置220を画像形成装置210の上方に備えて画像形成システム200を構成することにより、画像形成システム200が設置される部屋等に、独立した空気清浄装置を別に設ける必要が無いようにすることができる。従って、画像形成システム200が設置される部屋等における有効活用できる空間が減少するのを、抑制することができる。
上述した画像形成装置210と空気清浄装置220とで構成される画像形成システム200に使用される空気清浄動作部221には、イオン発生機能を用いるのが好適である。
このイオン発生機能は、一般に、正イオン及び負イオンを同時に発生する機能であり、これにより発生された正イオン及び負イオンにより、空気中の浮遊細菌を効果的に除去することができ、空気清浄を行うのに好適であるからである。
空気清浄動作部221にイオン発生機能を用いる上記の画像形成システム200を、次のように構成するようにしてもよい。即ち、画像形成装置210に、通常モードと、該通常モードにおけるよりも消費電力が少ない省電力モードとを備える。
そして、これらの通常モードと省電力モードとでは、イオン発生機能を備えた空気清浄動作部221におけるイオン放出方向が、異なるようにするのである。
例えば、通常モードのときは、イオンの放出方向を画像形成装置210の本体に向け、省電力モードのときは、画像形成装置210の本体に向ける以外の方向、例えば、部屋の上方に向けるようにするのである。
画像形成装置210が通常モードのときは、画像形成装置210が動作しており、画像形成動作部211から目に見えない細かい粒子や臭い等が放出され得る。そのため、画像形成装置210が通常モードのときは、イオンの放出方向を画像形成装置210の本体に向けることにより、主に、画像形成装置210から室内に放出される目に見えない細かい粒子や臭い等を取除くことができる。
また、画像形成装置210が省電力モードのときは、画像形成装置210が動作しておらず、画像形成装置210から室内に放出される目に見えない細かい粒子や臭い等は少ない状態である。そのため、画像形成装置210が省電力モードのときは、イオンの放出方向を部屋の上方に向けることにより、主に、室内に存在する目に見えない細かい粒子や臭い等を取除くことができる。
上述した画像形成装置210と空気清浄装置220とで構成される画像形成システム200において、空気清浄装置220を、画像形成装置210の内部に備えるようにしてもよい。このようにすることにより、画像形成装置210の外部に、空気清浄装置220を設置するスペースを設ける必要が無いようにすることができる
また、画像形成システム200が設置される部屋等に、独立した空気清浄装置を別に設ける必要が無いようにすることができる。従って、画像形成システム200が設置される部屋等における有効活用できる空間が減少するのを、抑制することができる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について説明する。図2は、実施の形態2における画像形成システムの外観を示した斜視図、図3は、この画像形成システムを構成する画像形成装置100の内部構成を示した構成図、そして、図4は、画像形成システムの構成を示したブロック図である。
<画像形成システムの外観形状の説明>
まず、実施の形態2における画像形成システムの外観形状について説明する。図2において、実施の形態2における画像形成システムは、記録用紙に対する画像形成処理を行う画像形成装置100と、イオンを発生して外部に放出する空気清浄装置70とで構成されている。
画像形成装置100は、外観形状としては、高さ方向に長い直方体をしている。この画像形成装置100には、図2に示すように、各種の操作を行う画像形成装置100の表示操作部105が設けられている。この画像形成表示操作部105が設けられている側を、画像形成装置100の筐体の前面と称し、この前面と対面する反対側の面を、画像形成装置100の筐体の後面と称する。この画像形成装置100の操作を行う操作者は、画像形成装置100の筐体の前面側から、画像形成装置100の操作を行う。
空気清浄装置70は、外観形状としては、本体70aと支柱70bとで構成されている。この空気清浄装置70は、画像形成装置100の筐体の外部に、次のようにして備えられている。
即ち、空気清浄装置70の本体70aは、画像形成装置100の筐体の後面の上側の角部100aから上向きに突設された空気清浄装置70の支柱70bにより、画像形成装置100の筐体に取付られている。つまり、空気清浄装置70は、画像形成装置100の筐体に、該画像形成装置100の筐体から離間して取付られている。
空気清浄装置70の本体70aは、図2に示すように、支柱70bに対して垂直な、即ち、水平方向に細長い形状をしており、支柱70bの先端部でこの空気清浄装置70の本体70aの基端部が支持されている。
この空気清浄装置70の本体70aは、この空気清浄装置70の本体70aの長手方向を軸として、後述するように、首振り可能に空気清浄装置70の支柱70bに取付られている。また、この空気清浄装置70の長手方向は、画像形成装置100の筐体の前後方向に対して水平面上で垂直に交差する方向と同じである。
このようにして、空気清浄装置70を支柱70bにより画像形成装置100の筐体に取付ることにより、空気清浄装置70を、容易に、画像形成装置100の筐体の外部に設けることができる。また、画像形成装置100を操作するのに必要なスペースを、十分確保することができ、画像形成装置100の操作性が損なわれないようにすることができる。
<画像形成システムの構成の説明>
次に、実施の形態2における画像形成システムの構成について説明する。図4において、実施の形態2における画像形成システムは、上述したように画像形成装置100と、空気清浄装置70とで構成されている。
画像形成装置100は、図4において、画像形成装置100の動作部(以下、画像形成動作部と称する)101、画像形成装置100の動作部用電源(以下、画像形成動作部用電源と称する)102、画像形成装置100の制御部(以下、画像形成制御部と称する)103、画像形成装置100の制御部用電源(以下、画像形成制御部用電源と称する)104、画像形成装置100の表示操作部(以下、画像形成表示操作部と称する)105、画像形成装置100のLAN・I/F(以下、画像形成LAN・I/Fと称する)106、および、画像形成装置100のRS232C・I/F(以下、画像形成RS232C・I/Fと称する)107で構成されている。
上記の画像形成動作部101は、画像形成装置100における画像形成処理を行う。画像形成動作部用電源102は、画像形成動作部101への電源供給を行う。画像形成制御部103は、画像形成装置100における各種の制御を行う。
この画像形成制御部103には、CPUや、フラッシュメモリ、RAM等のメモリが備えられている。また、このメモリには、OSや各種のソフトウエアが搭載されており、画像形成制御部103は、これらのOSやソフトウエアにより、画像形成動作部101に対する制御や、後述する電源制御等を行う。
また、画像形成制御部用電源104は、画像形成制御部103、画像形成表示操作部105、画像形成LAN・I/F106、および、画像形成RS232C・I/F107への電源供給を行う。
また、画像形成表示操作部105は、画像形成装置100の使用者による操作や画像形成装置100に関する表示が行われる。画像形成LAN・I/F106は、画像形成装置100にパソコン等の外部装置を接続するためのインターフェイス(I/F)である。そして、画像形成RS232C・I/F107は、空気清浄装置70との接続用インターフェイス(I/F)である。
上記の各部は、画像形成装置100の筐体の内部に収容されている。また、上記の内、画像形成動作部101が前述した画像形成動作部、画像形成動作部用電源102が前述した第1電源、画像形成制御部103が前述した制御部、画像形成表示操作部105が前述した操作部、そして、画像形成LAN・I/F106が前述したリモート操作受付部にそれぞれ相当する。
また、空気清浄装置70は、図4において、空気清浄装置70の動作部(以下、空気清浄動作部と称する)71、空気清浄装置70の動作部用電源(以下、空気清浄動作部用電源と称する)72、空気清浄装置70の制御部(以下、空気清浄制御部と称する)73、空気清浄装置70の制御部用電源(以下、空気清浄制御部用電源と称する)74、空気清浄装置70の表示操作部(以下、空気清浄表示操作部と称する)75、および、空気清浄装置70のRS232C・I/F(以下、空気清浄RS232C・I/Fと称する)77で構成されている。
上記の空気清浄動作部71は、空気清浄装置70における空気清浄処理を行う。空気清浄動作部用電源72は、空気清浄動作部71への電源供給を行う。空気清浄制御部73は、空気清浄装置70における各種の制御を行う。
この空気清浄制御部73には、CPU、フラッシュメモリ、RAM等のメモリが備えられている。また、このメモリには、OSや各種のソフトウエアが搭載されており、空気清浄制御部73は、これらのOSやソフトウエアにより、空気清浄動作部71に対する制御や、後述する電源制御等を行う。
また、空気清浄制御部用電源74は、空気清浄制御部73、空気清浄表示操作部75、および、空気清浄RS232C・I/F77への電源供給を行う。空気清浄表示操作部75は、空気清浄装置70の使用者による操作や空気清浄装置70に関する表示が行われる。そして、空気清浄RS232C・I/F77は、画像形成装置100との接続用インターフェイス(I/F)である。
上記の内、空気清浄動作部が空気清浄装置70の本体70aの内部に、それ以外が空気清浄装置70の支柱70bの内部に分散されて収容されている。また、上記の内、空気清浄動作部71が、前述した空気清浄動作部、そして、空気清浄動作部用電源72が、前述した第2電源に相当する。
実施の形態2における画像形成システムは、上述したように、記録用紙に対する画像形成処理を行う画像形成装置100と、イオンを発生して外部に放出する空気清浄処理を行う空気清浄装置70とで構成されている。そして、画像形成装置100における画像形成処理は、主として画像形成動作部101で行われ、空気清浄装置70における空気清浄処理は、主として空気清浄動作部71で行われる。そこで、最初に、画像形成動作部101と、空気清浄動作部71について説明する。
<画像形成動作部の説明>
まず、画像形成動作部101について説明する。画像形成装置100における画像形成動作部101では、図3において、原稿読取部60により読取られた原稿の画像又は外部から受信した画像が、画像形成処理部により、カラーもしくは単色で記録用紙に記録する処理が行われる。
原稿読取部60は、原稿搬送部42により搬送されている原稿画像を読取る。原稿搬送部42では、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、原稿ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転され、原稿が原稿セットトレイ41から引き出され、原稿がサバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送経路47へと搬送される。
この搬送経路47では、原稿の先端が原稿レジストローラ49に当接して、原稿の先端が原稿レジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿が原稿レジストローラ49により搬送されて読取ガイド51と読取ガラス52間を通過する。更に、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して排紙トレイ59に排出される。
原稿読取部60では、原稿が読取ガイド51と読取ガラス52間を通過するに際し、第1走査部53の光源の光が読取りガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取ガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1走査部53、及び、第2走査部54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。CCD56は、原稿の画像を読取り、原稿の画像を示す画像データを出力する。
また、原稿台ガラス61上に載置された原稿を読取ることができる。原稿搬送部42は、原稿読取部60の後面側で開閉可能に枢支されており、この原稿搬送部42が開かれると、原稿台ガラス61が解放されて、原稿台ガラス61上に原稿を載置することができる。
原稿が載置されて、原稿搬送部42が閉じられると、第1走査部53、及び、第2走査部54が副走査方向に移動されつつ、第1走査部53によって原稿台ガラス61上の原稿表面が露光され、第1走査部53、及び、第2走査部54によって原稿表面からの反射光が結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD56上に結像される。
このとき、第1走査部53、及び、第2走査部54が相互に所定の速度関係を維持しつつ移動されて、原稿表面→第1走査部53、及び、第2走査部54→結像レンズ55→CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように第1走査部53、及び、第2走査部54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿の画像のピントが常に正確に維持される。
こうして読取られた原稿の画像全体は、画像データとしてレーザ露光装置1へと送受され、画像が記録用紙に記録される。
一方、画像形成処理部は、レーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送経路S、給紙トレイ10、及び、用紙排出トレイ15等により構成されている。
画像形成処理部において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム3は、画像形成は、ドラム状をしており、このドラムの表面に静電潜像が形成される。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
レーザ露光装置1は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3の表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに対応する静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22等は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を矢印C方向に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接され、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスを印加されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3に接触するように設けられており、各感光体ドラム3表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
上述の様に各感光体ドラム3表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11の転写ローラ11aによって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは相互に圧接されて、ニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として、中間転写ベルト7に接触して残留トナーを除去するクリーニングブレードが設けられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、画像形成装置100の画像形成部の下側に設けられて、トレイ内の記録用紙を供給する。
また、給紙トレイ10から供給された記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて用紙排出トレイ15に送るため、Sの字形状の用紙搬送経路Sが設けられている。この用紙搬送経路Sに沿って、用紙ピックアップローラ16、用紙レジストローラ14、定着装置12、及び記録用紙を搬送する搬送ローラ等が配置されている。
用紙ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路Sに供給する呼び込みローラである。搬送ローラは、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、複数個設けられている。
用紙レジストローラ14は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、用紙レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの検出出力に基づき、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙の画像形成領域の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、加熱ローラ31及び加圧ローラ32等を備えている。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11a間のニップ域を通過して来た記録用紙を挟み込んで搬送する。
加熱ローラ31は、図示しない温度検出器の検出出力に基づき、所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後の記録用紙は、搬送ローラによって用紙排出トレイ15上にフェイスダウンで排出される。
尚、上記の画像形成動作部101は、画像形成動作部101の状態モードとして、2つの状態を備えている。即ち、省電力状態と通常状態である。画像形成動作部101の状態モードが通常状態であるときに、上述した動作が行われる。これに対して、省電力状態であるときは、上述した動作は行われない。上記の状態モードにおいて、省電力状態が、前述した省電力モードに相当する。
また、上記の画像形成装置100では、上述した画像形成動作部101の機能を用いて、「コピー」、「プリンタ」、および、「イメージ送信」を行うことができる。これらの機能は、画像形成装置100に備えられた図11に示す画像形成表示操作部105に備えられているコピー釦、プリンタ釦、または、イメージ送信釦を押すことで選択される。
上記の画像形成表示操作部105には、図11に示すように、タッチパネルを備えたLCD(液晶表示器)105g、および、上記の各釦のほか、「コピー」としてカラーコピーを指示するカラー釦、白黒コピーを指示する白黒釦、コピー枚数等を設定するテンキー、画像形成装置100に対する各種の設定を行うためのユーザー設定釦(押釦スイッチSW3)105f、テンキー105h等が備えられている。
また、上記の画像形成表示操作部105には、後述する電源制御用として、図11のX部分の拡大図である図12に示す、電源釦(押釦スイッチSW1)105a、ON自動表示ランプ105b、OFF自動表示ランプ105c、電源表示ランプ105d、および、スイッチバリア105eが備えられている。
<空気清浄動作部の説明>
次に、空気清浄装置70の本体70aに収容されている空気清浄処理を行う空気清浄動作部71について説明する。図5は、この空気清浄動作部71の構造を示した断面図、図6は、空気清浄動作部71に内蔵されているイオン発生素子85を示した平面図、図7、図8は、画像形成装置100の筐体に、空気清浄動作部71を含む空気清浄装置70を取付けた状態を示した斜視図、図9は、空気清浄動作部71が省電力状態の動作状態を示した断面図、そして、図10は、空気清浄動作部71が通常状態の動作状態を示した断面図である。尚、図中の帯状の矢印、および、線状の矢印は、空気の流れる方向を示している。
この空気清浄動作部71は、図5に示すように、断面の形状が、後面方向に屈曲した略L字形をしている。尚、図5では、向かって左側が、前面側、向かって右側が、後面側である。
上記の空気清浄動作部71は、次のように構成されている。まず、空気清浄動作部71の内部の下部には、ファン82aを装着したファンユニット82が内蔵されている。また、空気清浄動作部71の下部の後面には、複数の吸入孔81aが形成されていると共に、空気清浄動作部71の上面には上面吹出し口81bが形成されている。
また、吸入孔81aとファンユニット82との間には、吸入孔81aから吸入された空気をファンユニット82へ導く吸入ダクト83が形成されている。また、ファンユニット82と、上面吹出し口81bとの間には、ファンユニット82から送出された空気を、上面吹出し口81bへ導く吹出しダクト84が形成されている。
この吹出しダクト84は、図5に示すように、固定ダクト前壁91と固定ダクト後壁92とを備えている。固定ダクト前壁91は、ファンユニット82の上面の前端から上面吹出し口81bの前端にかけて伸びると共に、前面側に僅かに膨らんだ板状をしている。また、固定ダクト後壁92は、ファンユニット82の上面の中央部から上面吹出し口81bの後端にかけて伸びると共に、前面側に僅かに膨らんだ板状をしている。
また、空気清浄動作部71の内部の下部には、ファンユニット82の前面側に、イオン発生素子85が備えられている。このイオン発生素子85は、プラズマクラスターイオン(登録商標)発生素子(PCI)で構成されている。このイオン発生素子85は、図6に示すように、空気清浄動作部71、即ち、空気清浄装置70の本体70aの長手方向に沿って、複数個、配設されている。
このイオン発生素子85は、図6に示すように、正イオンを発生する1対の正イオン発生素子85aと、負イオンを発生する1対の負イオン発生素子85bとで構成されている。これらの正イオン発生素子85aと負イオン発生素子85bを用いることによって、正イオン、及び、負イオンを同時に発生することができる。
このように、正イオンと、負イオンとを同時に発生することにより、空気中の浮遊細菌を効率的に除去することが知られている。このイオン発生素子85に関しては、本発明と同一の出願人による出願済の発明が記載された特開2002−58731号公報に詳しく記載されている。
上記のファン82a、及び、イオン発生素子85は、図4に示す空気清浄装置70の空気清浄制御部73に接続されており、この空気清浄制御部73により、ファン82a、及び、イオン発生素子85が制御される。この制御により、空気清浄動作部71から放出されるイオンの量の増減が制御される。
この空気清浄動作部71から放出されるイオンの量の増減の制御は、2種類の方法で行われる。第1の制御方法は、ファン82aの風量を増減することで行われる。このファン82aの風量の増減は、ファン82aの回転数の増減により行われる。第2の制御方法は、動作させるイオン発生素子85の個数を増減することで行われる。
このようにすることにより、空気清浄動作部71が発生して放出するイオンの量を、容易に、且つ、確実に可変することができる。
上記の空気清浄動作部71では、図5に示すように、ファンユニット82に装着されたファン82aが、回転方向を示す矢印87の方向に回転することにより、吸入孔81aから吸入された空気が、ファンユニット82を介して、イオン発生素子85で発生された正イオン、及び、負イオンを含んで、上面吹出し口81bから外部へ放出される。
また、空気清浄動作部71、即ち、空気清浄装置70の本体70aは、図7〜図10に示すように、この本体70aが支柱70bに対して、可動するように、即ち、本体70aが首振可能に支柱70bに取付られている。
この空気清浄装置70の本体70aの首振を行わせるために、図示しない首振用の駆動モータが、支柱70bの先端部に内蔵されている。また、この空気清浄装置70の本体70aは、図7〜図10に示すように、回動用の回動軸70cを備えており、この回動軸70cが上記の首振用の駆動モータの回転軸と連動するように構成されている。
また、この空気清浄装置70の本体70aの首振の制御は、空気清浄装置70の空気清浄制御部73により行われる。
上記の空気清浄装置70の本体70aの首振は、この本体70aの姿勢として、本体70aの前面吹出し口81bが、図7、及び、図9に示すように、上方に向いている状態と、図8、及び、図10に示すように、画像形成装置100の筐体の上面の方向に向いている状態との間で、行われる。この本体70aの向きは、画像形成動作部101の状態によって異なる。
即ち、画像形成動作部101が省電力状態では、空気清浄動作部71の前面吹出し口81cが、図7、及び、図10に示すように、上方に向いている状態にする。また、画像形成動作部101が通常状態では、図8、及び、図11に示すように、画像形成装置100の筐体の上面の方向に向いている状態にする。
また、空気清浄動作部71が発生して放出するイオンの量は、画像形成動作部101における省電力状態よりも、通常状態の方が、少なくなるようにする。
即ち、画像形成動作部101が省電力状態では、空気清浄動作部71の前面吹出し口81bが、図7、及び、図9に示すように、上方に向いていると共に、画像形成動作部101における通常状態よりも、空気清浄動作部71が発生して放出するイオンの量を多く放出する。
これに対して、画像形成動作部101が通常状態では、空気清浄動作部71の前面吹出し口81cが、図8、及び、図10に示すように、画像形成装置100の筐体の上面の方向に向いていると共に、画像形成動作部101における省電力状態よりも、空気清浄動作部71が発生して放出するイオンの量を少なく放出する。
上記のようにするのは、次のような状態が想定される場合に使用されることを基本としているからである。即ち、画像形成動作部101が通常状態では、主として、画像形成装置100の筐体から排出される排出ガスの浄化に専念し、画像形成動作部101が省電力状態では、画像形成システムが設置された室内の空気の浄化を行うようにするのである。
上記の空気清浄動作部71によれば、この画像形成装置100の筐体の外部に空気清浄動作部71を備えることができるので、画像形成装置100の大型化やコスト増大を抑制しつつ、画像形成装置100の筐体から排出される排出ガスの浄化が可能であると共に、画像形成システムが設置された室内の空気の浄化も可能とすることができる。即ち、1台で画像形成装置100の筐体からの排出ガスの浄化と室内の空気の浄化の2役を果たすことができる。
尚、上記の空気清浄動作部71では、空気清浄動作部71が発生して放出するイオンの量を、画像形成動作部101における省電力状態よりも、通常状態の方を、少なくしているが、画像形成動作部101の省電力状態と、通常状態のいずれにおいても、同じイオンの量とするようにした運用方法もあり得る。
また、上記の空気清浄動作部71において、この空気清浄動作部71の取付姿勢を、常時、空気清浄動作部71の前面吹出し口81cが、図8、及び、図10に示すように、画像形成装置100の筐体の上面の方向に向いている状態とする。そして、空気清浄動作部71が発生して放出するイオンの量が、画像形成動作部101における省電力状態よりも、通常状態の方が、少なくなるようにしてもよい。
このようにすることにより、画像形成動作部101が省電力状態では、空気清浄動作部71から放出された空気が、画像形成システムが設置されている室内に拡散されるようにすると共に、画像形成動作部101が通常状態では、エアーカーテンのようにして、画像形成装置100の筐体の周りにイオンを漂わせ、画像形成装置100の筐体の周囲を覆うようにすることができる。従って、上記のようにしても、室内の空気の浄化、及び、画像形成装置100の筐体から排出される排出ガスの浄化を行うことができる。
<画像形成システムにおける電源制御の説明>
ところで、上記の画像形成システムでは、電源として、画像形成装置100に画像形成動作部用電源102および画像形成制御部用電源104が備えられ、空気清浄装置70に空気清浄動作部用電源72および空気清浄制御部用電源74が備えられている。
この内、画像形成制御部用電源104および空気清浄制御部用電源74は、画像形成装置100および空気清浄装置70における制御が常時可能となるように、常時電源がオンされた状態であり、常時通電状態である。
これに対して、画像形成動作部用電源102および空気清浄動作部用電源72は、必要なときに電源がオンされて通電状態となり、必要がなくなると電源がオフされる。上記の画像形成システムは、この画像形成動作部用電源102および空気清浄動作部用電源72に対するオン/オフ制御に特徴を有している。そこで、次に、この点について説明する。
上記の画像形成システムでは、まず、画像形成動作部用電源102に関し、手動で操作される電源オン/オフと、自動的に操作される電源オン/オフとがある。画像形成装置100には、上述したように、画像形成表示操作部105が備えられている。また、空気清浄装置70には、空気清浄表示操作部75が備えられている。
図11は、画像形成システムの画像形成装置に備えられた画像形成表示操作部の平面図、図12は、図11のX部分の拡大図、そして、図13は、空気清浄装置70に備えられた空気清浄表示操作部75の平面図である。
上記の手動操作には、この画像形成表示操作部105に備えられている電源釦(SW1)105aが(図12参照)用いられる。この電源釦(SW1)105aは、押釦スイッチで形成されている。また、自動操作は、画像形成制御部103が備える時計機能が用いられる。
また、図12において、スイッチバリア105eは、電源釦(SW1)105aが誤って押されないようにするために設けられたものであり、電源釦(SW1)105aの周りを、この電源釦(SW1)105aより高い高さのバリアで囲んで形成されている。
また、図11に示す画像形成表示操作部105において、電源表示ランプ105dは、画像形成動作部用電源102がオン状態のときに点灯し、オフ状態のときに消灯する。また、ON自動表示ランプ105bは、画像形成制御部103が備える時計機能時計機能を用いて画像形成動作部用電源102が自動的にオンされる場合に点灯し、OFF自動表示ランプ105cは、同じく画像形成制御部103が備える時計機能を用いて自動的にオフされる場合に点灯する。
即ち、上記のON自動表示ランプ105bおよびOFF自動表示ランプ105cの双方が点灯しているときは、電源釦(SW1)105aは機能せず、この電源釦(SW1)105aが押されても、無視される。これに対して、上記のON自動表示ランプ105bまたはOFF自動表示ランプ105cのいずれか一方が点灯しているときは、点灯していない方の機能に代えて手動で操作する場合に、電源釦(SW1)105aは機能する。
上記の画像形成システムにおいて、空気清浄動作部用電源72に関しては、画像形成動作部用電源102と連動させて行われる電源オン/オフと、連動させずに、画像形成動作部用電源102とは独立させて行われる電源オン/オフとがある。
図4に示すように、画像形成制御部103と空気清浄制御部73とは、画像形成RS232C・I/F107と空気清浄RS232C・I/F77とを介して接続されている。上記の空気清浄動作部用電源72の電源オン/オフと、画像形成動作部用電源102の電源オン/オフとの連動は、上記の画像形成RS232C・I/F107と空気清浄RS232C・I/F77とを介した画像形成制御部103と空気清浄制御部73との接続を用いて行われる。即ち、上記の連動は、後述するように、空気清浄動作部用電源72の電源制御に関する画像形成制御部103から空気清浄制御部73への指示により行われる。
上記の連動が行われる場合、空気清浄動作部用電源72の電源のオン、オフ、または、双方が、画像形成動作部用電源102の電源のオン、オフ、または、双方と同時刻に行われる場合と、そうでない場合とがある。
上記のそうでない場合としては、次の2つの場合がある、1つは、空気清浄動作部用電源72の電源のオンが、画像形成動作部用電源102の電源のオンの時刻よりも先行して行われる場合であり、他の1つは、空気清浄動作部用電源72の電源のオフが、画像形成動作部用電源102の電源のオフの時刻よりも遅延して行われる場合である。
また、上記の画像形成動作部用電源102の電源オン/オフとは関係なく独立して行われる空気清浄動作部用電源72の電源オン/オフは、次のようにして行われる。即ち、空気清浄装置70の支柱70bには、図13に示す空気清浄表示操作部75が備えられており、上記の画像形成動作部用電源102から独立して行われる空気清浄動作部用電源72の電源オン/オフは、この空気清浄表示操作部75に備えられている電源釦(SW2)75aが用いられる。この電源釦(SW2)75aは、押釦スイッチで形成されている。
また、図13に示す空気清浄表示操作部75において、電源表示ランプ75dは、空気清浄動作部用電源72がオン状態のときに点灯し、オフ状態のときに消灯する。また、ON連動表示ランプ75bは、画像形成動作部用電源102と連動して空気清浄動作部用電源72がオンされる場合に点灯し、OFF連動表示ランプ75cは、同じく画像形成動作部用電源102と連動して空気清浄動作部用電源72がオフされる場合に点灯する。
即ち、上記のON連動表示ランプ105bおよびOFF連動表示ランプ105cの双方が点灯しているときは、電源釦(SW2)75aは機能せず、この電源釦(SW2)75aが押されても、無視される。これに対して、上記のON連動表示ランプ105bまたはOFF連動表示ランプ105cのいずれか一方が点灯しているときは、点灯していない方の機能に代えて手動で操作する場合に、電源釦(SW2)75aは機能する。
上述した電源制御に関して、いずれの方法が用いられるかは、後に詳述するように、画像形成装置100に備えられた画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gを用いた設定により、選択、決定される。
上記の画像形成システムでは、上記の電源制御機能を実現するため、画像形成制御部103に備えられているメモリに、図14に示すフラグと、図15および図16に示すデータとが備えられている。この内、図15に示す全てのデータと、図16に示すデータの内、空気清浄電源ON時刻t3、および、空気清浄電源OFF時刻t4を除く残りのデータとは、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gを用いた上記の設定により、設定される。
図14に示すフラグは、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2、画像形成省電力状態フラグF3、および、画像形成動作中フラグF4である。
上記の画像形成電源ON/OFF指示フラグF1は、画像形成動作部用電源102のオン状態/オフ状態を指示するためのフラグであり、F1=0は、電源オフ状態指示、F1=1は、電源オン状態指示を示す。
即ち、画像形成制御部103は、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1が、F1=0からF1=1に変化すると、画像形成動作部用電源102をオンし、F1=1からF1=0に変化すると、画像形成動作部用電源102をオフする。
空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2は、空気清浄動作部用電源72のオン状態/オフ状態を指示するためのフラグであり、F1=0は、電源オフ状態指示、F1=1は、電源オン状態指示を示す。
即ち、画像形成制御部103は、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2が、F2=0からF2=1に変化すると、画像形成RS232C・I/F107、および、空気清浄RS232C・I/F77を介して、空気清浄制御部73へ空気清浄動作部用電源72オン指示を通知する。この空気清浄動作部用電源72オン指示の通知を受けた空気清浄制御部73は、空気清浄動作部用電源72をオンする。
また、画像形成制御部103は、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2が、F2=1からF2=0に変化すると、画像形成RS232C・I/F107、および、空気清浄RS232C・I/F77を介して、空気清浄制御部73へ空気清浄動作部用電源72オフ指示を通知する。この空気清浄動作部用電源72オフ指示の通知を受けた空気清浄制御部73は、空気清浄動作部用電源72をオフする。
画像形成省電力状態フラグF3は、画像形成動作部101の状態を表し、F3=0は、画像形成動作部101が通常状態であることを表し、F3=1は、画像形成動作部101が省電力状態であることを表す。
画像形成動作中フラグF4は、画像形成動作部101が動作中か否かを表し、F4=0は、画像形成動作部101が動作中でないことを表し、F4=1は、画像形成動作部101が動作中であることを表す。尚、F4=1の状態が生じるのは、画像形成動作部101が通常状態であるとき、即ち、画像形成省電力状態フラグF3が、F3=0である間のみである。
図15に示すデータは、画像形成電源ON自動有無D1、画像形成電源OFF自動有無D2、空気清浄電源ON連動有無D3、空気清浄電源OFF連動有無D4、空気清浄電源ON先行有無D5、および、空気清浄電源OFF遅延有無D6である。
上記の画像形成電源ON自動有無D1は、画像形成動作部用電源102のオンを自動で行うか否かを表し、D1=0は自動無、D1=1は、自動有を表す。
画像形成電源OFF自動有無D2は、画像形成動作部用電源102のオフを自動で行うか否かを表し、D2=0は自動無、D2=1は、自動有を表す。
空気清浄電源ON連動有無D3は、空気清浄動作部用電源72のオンを画像形成動作部用電源102のオンと連動するか否かを表し、D3=0は連動無、D3=1は、連動有を表す。
空気清浄電源OFF連動有無D4は、空気清浄動作部用電源72のオフを画像形成動作部用電源102のオフと連動するか否かを表し、D4=0は連動無、D4=1は、連動有を表す。
空気清浄電源ON先行有無D5は、空気清浄電源ON連動有無D3=1の場合に、空気清浄動作部用電源72のオンを画像形成動作部用電源102のオンよりも先行させるか否かを表し、D5=0は先行無、D5=1は、先行有を表す。
D5=0の場合は、空気清浄動作部用電源72のオンは画像形成動作部用電源102のオンと同時に行われる。D5=1の場合は、空気清浄動作部用電源72のオンは画像形成動作部用電源102のオンよりも先行させるが、画像形成電源ON自動有無D1=1の場合に限られる。
空気清浄電源OFF遅延有無D6は、空気清浄電源OFF連動有無D4=1の場合に、空気清浄動作部用電源72のオフを画像形成動作部用電源102のオフよりも遅延させるか否かを表し、D6=0は遅延無、D6=1は、遅延有を表す。
図16に示すデータは、画像形成電源ON時刻t1、画像形成電源OFF時刻t2、空気清浄電源ON先行時間(分)T1、空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2、空気清浄電源ON時刻t3、および、空気清浄電源OFF時刻t4である。
上記の画像形成電源ON時刻t1は、画像形成電源ON自動有無D1=1の場合に設定されるデータで、画像形成動作部用電源102をオンする時刻を表す。
画像形成電源OFF時刻t2は、画像形成電源OFF自動有無D2=1の場合に設定されるデータで、画像形成動作部用電源102をオフする時刻を表す。
空気清浄電源ON先行時間(分)T1は、空気清浄電源ON先行有無D5=1の場合に設定されるデータで、空気清浄動作部用電源72をオンする時刻を、画像形成動作部用電源102をオンする時刻よりも先行させる時間(分)を表す。この空気清浄電源ON先行時間(分)T1は、最大120分としている。
空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2は、空気清浄電源OFF遅延有無D6=1の場合に設定されるデータで、空気清浄動作部用電源72をオフする時刻を、画像形成動作部用電源102をオフする時刻よりも遅延させる時間(分)を表す。この空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2は、最大120分としている。
空気清浄電源ON時刻t3は、空気清浄動作部用電源72をオンする時刻で、空気清浄電源ON先行有無D5=1の場合に、上記の空気清浄電源ON先行時間(分)T1に基づいて、画像形成制御部103が自動的に演算して設定する。
即ち、画像形成電源ON自動有無D1=1の場合は、t1は設定されているので、t3=t1+T1で演算する。これに対して、画像形成電源ON自動有無D1=0の場合は、t1は設定されないので、t3を演算で求めることはできない。そこで、この場合は、t3は使用されず、画像形成動作部用電源102が実際にオンされると同時に空気清浄動作部用電源72をオンする。
空気清浄電源OFF時刻t4は、空気清浄動作部用電源72をオフする時刻で、空気清浄電源OFF遅延有無D6=1の場合に、上記の空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2に基づいて、画像形成制御部103が自動的に演算して設定する。
即ち、画像形成電源OFF自動有無D2=1の場合は、t4が設定されているので、t4=t2+T2で演算する。これに対して、画像形成電源OFF自動有無D2=0の場合は、t2は設定されない。この場合は、画像形成動作部用電源102は手動でオフされるので、画像形成動作部用電源102が実際にオフされたときの時刻tfを用いて、t4=tf+T2で演算する。
上述したように、図15に示す全てのデータと、図16に示す空気清浄電源ON時刻t3、および、空気清浄電源OFF時刻t4を除く残りのデータは、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gを用いた上述した設定により、設定される。そこで、次に、このデータの設定について説明する。
尚、以下に述べる画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gを用いた設定では、タッチパネル付LCD(液晶表示器)105gにおける表示として、画像形成動作部用電源102は、「画像形成装置電源」と表示され、空気清浄動作部用電源72は、「空気清浄装置電源」と表示される。
図17〜図23は、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gを用いた上記の設定に用いられる画面である。これらのデータを設定するには、まず、上記の画像形成システムの使用者が、図11に示す画像形成表示操作部105のユーザー設定釦(SW3)105fを押す。
すると、図17の「設定メニュー」画面が、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gに表示される。この表示画面には、画像形成システムの使用者が画面の表示にタッチすると入力が行われる表示として、「画像形成装置電源設定」および「空気清浄装置電源設定」が、他の設定項目と共に表示されている。
画面にタッチされると入力が行われる表示としては、上記の他に、「終了」、「修正」、および、「決定」がある。この内、上記の「終了」にタッチすると、設定処理が終了して、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gの画面が、画像形成表示操作部105のユーザー設定釦(SW3)105fを押す前の状態に戻る。
上記の「修正」にタッチすると、当該画面における入力の修正が可能となる。また、「決定」にタッチすると、当該画面における入力情報が確定されて入力終了となり、次の段階へ移る。尚、「修正」、および、「決定」については、以下に述べる全ての画面に適用される。また、「終了」は、図17の画面にのみ使用されており、図17以外の画面では、「終了」に代えて、「戻る」が表示される。この「戻る」にタッチすると、当該画面の一つ前に表示された画面に戻る。
図17の「設定メニュー」画面において、「画像形成装置電源設定」にタッチすると、図18の「画像形成装置電源設定1」画面に移る。
図18の「画像形成装置電源設定1」画面は、画像形成動作部用電源102の電源オンに関する設定を行う画面である。図18の「画像形成装置電源設定1」画面において、「手動でON」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、画像形成電源ON自動有無D1=0が設定され、次に、図19の「画像形成装置電源設定2」画面に移る。
図18の「画像形成装置電源設定1」画面において、「自動でON」にタッチすると、この場合は、さらに、画像形成表示操作部105に備えられているテンキー105hを用いて「ON時刻」を24時間表示で「時」「分」の順序で入力する。この入力後、「決定」にタッチすると、画像形成電源ON自動有無D1=1が設定され、さらに、画像形成電源ON時刻t1に、上記の入力で入力された時刻が設定された後、図19の「画像形成装置電源設定2」画面に移る。
図19の「画像形成装置電源設定2」画面は、画像形成動作部用電源102の電源オフ
に関する設定を行う画面である。図19の「画像形成装置電源設定2」画面において、「手動でOFF」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、画像形成電源OFF自動有無D2=0が設定され、次に、図17の「設定メニュー」画面に移る。
図19の「画像形成装置電源設定2」画面において、「自動でOFF」にタッチすると、この場合は、さらに、画像形成表示操作部105に備えられているテンキー105hを用いて「OFF時刻」を24時間表示で「時」「分」の順序で入力する。この入力後、「決定」にタッチすると、画像形成電源OFF自動有無D2=1が設定され、さらに、画像形成電源OFF時刻t2に、上記の入力で入力された時刻が設定された後、図17の「設定メニュー」画面に移る。
図17の「設定メニュー」画面において、次に、「空気清浄装置電源設定」にタッチすると、図20の「空気清浄装置電源設定1−1」画面に移る。
図20の「空気清浄装置電源設定1−1」画面は、空気清浄動作部用電源72の電源オンを、画像形成動作部用電源102の電源オンと連動するか否かに関する設定を行う画面である。
図20の「空気清浄装置電源設定1−1」画面において、「連動しない」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、空気清浄電源ON連動有無D3=0が設定され、次に、図22の「空気清浄装置電源設定2−1」画面に移る。
図20の「空気清浄装置電源設定1−1」画面において、「連動する」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、空気清浄電源ON連動有無D3=1が設定され、この場合は次画面の設定が要求されることから、次に、図21の「空気清浄装置電源設定1−2」画面に移る。
図21の「空気清浄装置電源設定1−2」画面は、画像形成動作部用電源102の電源オンと同時に空気清浄動作部用電源72の電源オンをするか、画像形成動作部用電源102の電源オンに先行して空気清浄動作部用電源72の電源オンをするかに関する設定を行う画面である。
図21の「空気清浄装置電源設定1−2」画面において、「同時にする」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、空気清浄電源ON先行有無D5=0が設定され、次に、図22の「空気清浄装置電源設定2−1」画面に移る。
図21の「空気清浄装置電源設定1−2」画面において、「先行する」にタッチすると、この場合は、さらに、画像形成表示操作部105に備えられているテンキー105hを用いて「先行時間(分)」を入力する。この入力後、「決定」にタッチすると、空気清浄電源ON先行有無D5=1が設定され、さらに、空気清浄電源ON先行時間(分)T1に、上記の入力で入力された時間(分)が設定された後、図22の「空気清浄装置電源設定2−1」画面に移る。
図22の「空気清浄装置電源設定2−1」画面は、空気清浄動作部用電源72の電源オフを、画像形成動作部用電源102の電源オフと連動するか否かに関する設定を行う画面である。
図22の「空気清浄装置電源設定2−1」画面において、「連動しない」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、空気清浄電源OFF連動有無D4=0が設定され、次に、次に、図17の「設定メニュー」画面に移る。
図22の「空気清浄装置電源設定2−1」画面において、「連動する」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、空気清浄電源OFF連動有無D4=1が設定され、この場合は次画面の設定が要求されることから、次に、図23の「空気清浄装置電源設定2−2」画面に移る。
図23の「空気清浄装置電源設定2−2」画面は、画像形成動作部用電源102の電源オフと同時に空気清浄動作部用電源72の電源オフをするか、画像形成動作部用電源102の電源オフから遅延させて空気清浄動作部用電源72の電源オフをするかに関する設定を行う画面である。
図23の「空気清浄装置電源設定2−2」画面において、「同時にする」にタッチし、次いで「決定」にタッチすると、空気清浄電源OFF遅延有無D6=0が設定され、次に、図17の「設定メニュー」画面に移る。
図23の「空気清浄装置電源設定2−2」画面において、「遅延させる」にタッチすると、この場合は、さらに、画像形成表示操作部105に備えられているテンキー105hを用いて「遅延時間(分)」を入力する。この入力後、「決定」にタッチすると、空気清浄電源OFF遅延有無D6=1が設定され、さらに、空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2に、上記の入力で入力された時間(分)が設定された後、図17の「設定メニュー」画面に移る。
上記の結果、電源制御に関する全ての設定が終了するので、これらの全ての設定が終了後に、図17の「設定メニュー」画面の「終了」にタッチすると、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gの画面は、画像形成表示操作部105のユーザー設定釦(SW3)105fを押す前の状態に戻る。
上述した設定は、画像形成表示操作部105のタッチパネル付LCD(液晶表示器)105gを用いて行われるが、このほか、これらの設定は、画像形成装置100に接続されたパソコン等の外部装置により行うこともできる。
即ち、上述したように、画像形成装置100には、画像形成LAN・I/F106が備えられており、このLAN・I/F106を介してパソコン等の外部装置を接続することができる。
この画像形成装置100に接続されたパソコン等の外部装置は、LCD等の表示装置や、テンキー、フルキーボードやマウス等の入力装置が備えられており、これらの表示装置や入力装置を用いることにより、上述した設定を行うことができる。
この場合、例えば、上述した設定におけるタッチパネルの表示にタッチする操作に代えて、当該表示をマウスでクリックする操作に変えることにより、上述したのと同様にして、設定を行うことができる。
次に、上記の設定に基づいて、画像形成制御部103により行われる画像形成動作部用電源102に対する電源制御動作、および、空気清浄動作部用電源72に対する電源制御動作について説明する。
図24は、画像形成制御部103により行われる画像形成動作部用電源102に対する電源制御動作を示したフローチャート、また、図25は、同じく画像形成制御部103により行われる空気清浄動作部用電源72に対する電源制御動作を示したフローチャートである。
上記の画像形成動作部用電源102に対する電源制御動作、及び、空気清浄動作部用電源72に対する電源制御動作は、上記の画像形成システムの画像形成制御部103に備えられている時計機能を用いて行われる。尚、図24及び図25において、tnは、現在の時刻を表す。
最初に、画像形成動作部用電源102に対する電源制御動作について、図24に基づき説明する。この図24に示すフローチャートは、S2〜S6が、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をセットする過程、即ち、画像形成動作部用電源102をオンする過程のフローを示しており、S7〜S12が、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をリセットする過程、即ち、画像形成動作部用電源102をオフする過程のフローを示している。
この画像形成動作部用電源102に対する電源制御動作は、図24において、まず、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をリセットして、F1=0とした後(S1)、S2〜S6の画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をセットするフローに進む。
画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をセットするフローでは、最初に、S2で画像形成電源ON自動有無D1をチェックし、D1=1ではない、即ち、D1=0であると、画像形成動作部用電源102のオンは手動で行われる。そこで、次に、S3に進む。
S2の画像形成電源ON自動有無D1のチェックで、D1=1であると、画像形成動作部用電源102のオンは自動で行われる。そこで、次に、S4に進む。
S3では、画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aをチェックし、SW1=1であると、画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aが押されているので、画像形成動作部用電源102をオンする必要があり、次に、S6に進む。
S3の画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aのチェックで、SW1=1ではない、即ち、SW1=0であると、画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aは押されていないので、画像形成動作部用電源102をオンする必要はなく、次に、S5に進む。
S4では、現在の時刻tnが画像形成電源ON時刻t1であるか否かをチェックし、tn=t1であると、画像形成電源ON時刻t1に到来しているので、画像形成動作部用電源102をオンする必要があり、次に、S6に進む。
S4の現在の時刻tnが画像形成電源ON時刻t1であるか否かのチェックで、tn=t1ではないと、画像形成電源ON時刻t1に到来していないので、画像形成動作部用電源102をオンする必要はなく、次に、S5に進む。
S5では、画像形成省電力状態フラグF3をチェックし、F3=1であると、これは、画像形成動作部101の状態が省電力状態であり、画像形成動作部用電源102をオンする必要がないので、S2に戻ってS2以降を繰返す。
S5の画像形成省電力状態フラグF3のチェックで、F3=1でない、即ち、F3=0であると、これは、画像形成動作部101の状態が通常状態であり、画像形成動作部用電源102をオンする必要があり、次に、S6に進む。
S6では、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をセットしてF1=1とする。即ち、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1が、F1=0からF1=1に変化する。そこで、上述したように、画像形成制御部103は、画像形成動作部用電源102をオンする。
S6における画像形成電源ON/OFF指示フラグF1のセットで画像形成動作部用電源102がオンすると、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をセットするフローが終了し、次に、S7〜S12の画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をリセットするフローに進む。
画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をリセットするフローでは、最初に、S7で画像形成電源OFF自動有無D2をチェックし、D2=1ではない、即ち、D2=0であると、画像形成動作部用電源102のオフは手動で行われる。そこで、次に、S8に進む。
S7の画像形成電源OFF自動有無D2のチェックで、D2=1であると、画像形成動作部用電源102のオフは自動で行われる。そこで、次に、S9に進む。
S8では、画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aをチェックし、SW1=1であると、画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aが押されているので、画像形成動作部用電源102をオフする必要があり、次に、S10に進む。
S8の画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aのチェックで、SW1=1ではない、即ち、SW1=0であると、画像形成表示操作部105の電源釦(SW1)105aは押されていないので、画像形成動作部用電源102をオフする必要はなく、次に、S11に進む。
S9では、現在の時刻tnが画像形成電源OFF時刻t2であるか否かをチェックし、tn=t2であると、画像形成電源OFF時刻t2に到来しているので、画像形成動作部用電源102をオフする必要があり、次に、S10に進む。
S9の現在の時刻tnが画像形成電源OFF時刻t2であるか否かのチェックで、tn=t2ではないと、画像形成電源OFF時刻t2に到来していないので、画像形成動作部用電源102をオフする必要はなく、次に、S11に進む。
S10では、画像形成動作部用電源102をオフするのに先立ち、画像形成動作部101が動作中に画像形成動作部用電源102がオフされることのないようにするために、画像形成動作中フラグF4をチェックし、F4=1であると、画像形成動作部101は動作中であるので、F4=0になるまで待って、S12に進む。
S11では、画像形成省電力状態フラグF3をチェックし、F3=1であると、これは、画像形成動作部101の状態が省電力状態であり、画像形成動作部用電源102をオフする必要があり、次に、S12に進む。
S11の画像形成省電力状態フラグF3のチェックで、F3=1でない、即ち、F3=0であると、これは、画像形成動作部101の状態が通常状態であり、画像形成動作部用電源102をオフする必要はないので、S7に戻ってS7以降を繰返す。
S12では、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をリセットしてF1=0とする。即ち、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1が、F1=1からF1=0に変化する。そこで、上述したように、画像形成制御部103は、画像形成動作部用電源102をオフする。
S12における画像形成電源ON/OFF指示フラグF1のリセットで画像形成動作部用電源102がオフすると、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をリセットするフローが終了し、次に、S2〜S6の画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をセットするフローに進むべく、S2に戻ってS2以降を繰返す。
次に、空気清浄動作部用電源72に対する電源制御動作について、図25に基づき説明する。この図25に示すフローチャートは、S22〜S29が、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をセットする過程、即ち、空気清浄動作部用電源72をオンする過程のフローを示しており、S30〜S39が、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をリセットする過程、即ち、空気清浄動作部用電源72をオフする過程のフローを示している。
この空気清浄動作部用電源72に対する電源制御動作は、図25において、まず、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をリセットして、F2=0とした後(S21)、S22〜S29の空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をセットするフローに進む。
空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をセットするフローでは、最初に、S22で空気清浄電源ON連動有無D3をチェックし、D3=1ではない、即ち、D3=0であると、空気清浄動作部用電源72のオンは手動で行われる。そこで、次に、S23に進む。
S22の空気清浄電源ON連動有無D3のチェックで、D3=1であると、空気清浄動作部用電源72のオンは自動で行われる。そこで、次に、S24に進む。
S23では、空気清浄表示操作部75の電源釦(SW2)75aをチェックし、空気清浄表示操作部75の電源釦(SW2)75aが押されるまで待って、SW2=1となると、これと同時に空気清浄動作部用電源72をオンする必要があり、次に、S29に進む。
S24では、空気清浄電源ON先行有無D5をチェックし、D5=1ではない、即ち、D5=0であると、空気清浄動作部用電源72のオンは、画像形成動作部用電源102のオンと同時に行われる。そこで、次に、S25に進む。
S24の空気清浄電源ON先行有無D5のチェックで、D5=1であると、空気清浄動作部用電源72のオンは、画像形成動作部用電源102のオンに先行して行われる。この場合、空気清浄電源ON時刻t3は、上述したように、t3=画像形成電源ON時刻t1−空気清浄電源ON先行時間(分)T1で演算され、画像形成電源ON時刻t1が設定されている必要がある。このt1は、上述したように、画像形成電源ON自動有無D1=1の場合に設定される。そこで、これをチェックするために、次に、S26に進む。
S25では、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をチェックし、このF1がセットされるまで待って、F1=1となると、画像形成動作部用電源102はオンしているので、これと同時に空気清浄動作部用電源72をオンする必要があり、次に、S29に進む。
S26では、画像形成電源ON自動有無D1をチェックし、D1=1でない、即ち、D1=0であると、画像形成電源ON時刻t1は設定されていないので、画像形成制御部103は、空気清浄電源ON時刻t3を演算することができない。そこで、この場合は、上述したように、空気清浄電源ON先行有無D5=0の場合と同様の処理を行う。そこで、次に、既に上述した上記のS25に進む。
S26の画像形成電源ON自動有無D1のチェックで、D1=1であると、画像形成電源ON時刻t1は設定されており、画像形成制御部103は、空気清浄電源ON時刻t3を演算することができる。そこで、S27に進む。
S27では、画像形成制御部103により、空気清浄電源ON時刻t3が、t3=画像形成電源ON時刻t1−空気清浄電源ON先行時間(分)T1で演算され、次に、S28に進む。
S28では、現在の時刻tnが画像形成電源ON時刻t3であるか否かをチェックし、tn=t3であると、空気清浄電源ON時刻t3に到来しているので、空気清浄動作部用電源72をオンする必要があり、次に、S29に進む。
S29では、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をセットしてF2=1とする。即ち、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2が、F2=0からF2=1に変化する。そこで、上述したように、画像形成制御部103は、画像形成RS232C・I/F107、および、空気清浄RS232C・I/F77を介して、空気清浄制御部73へ空気清浄動作部用電源72オン指示を通知する。この空気清浄動作部用電源72オン指示の通知を受けた空気清浄制御部73により、空気清浄動作部用電源72がオンされる。
S29における空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2のセットで空気清浄動作部用電源72がオンすると、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をセットするフローが終了し、次に、S30〜S39の空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をリセットするフローに進む。
空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をリセットするフローでは、最初に、S30で空気清浄電源OFF連動有無D4をチェックし、D4=1ではない、即ち、D4=0であると、空気清浄動作部用電源72のオフは手動で行われる。そこで、次に、S31に進む。
S30の空気清浄電源OFF連動有無D4のチェックで、D4=1であると、空気清浄動作部用電源72のオフは自動で行われる。そこで、次に、S32に進む。
S31では、空気清浄表示操作部75の電源釦(SW2)75aをチェックし、空気清浄表示操作部75の電源釦(SW2)75aが押されるまで待って、SW2=1となると、これと同時に空気清浄動作部用電源72をオフする必要があり、次に、S39に進む。
S32では、空気清浄電源OFF遅延有無D6をチェックし、D6=1ではない、即ち、D6=0であると、空気清浄動作部用電源72のオフは、画像形成動作部用電源102のオフと同時に行われる。そこで、次に、S33に進む。
S33では、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をチェックし、このF1がリセットされるまで待って、F1=0となると、画像形成動作部用電源102は、オフしているので、これと同時に空気清浄動作部用電源72をオフする必要があり、次に、S39に進む。
上記のS32における空気清浄電源OFF遅延有無D6のチェックで、D6=1であると、空気清浄動作部用電源72のオンは、画像形成動作部用電源102のオフ後から遅延して行われる。
この場合、遅延してオフする時刻が空気清浄電源OFF時刻t4であり、この空気清浄電源OFF時刻t4は、上述したように、画像形成電源OFF自動有無D2=1の場合は、画像形成電源OFF時刻t2が設定されているので、画像形成制御部103は、この空気清浄電源OFF時刻t4を、t4=画像形成電源OFF時刻t2+空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2で演算する。
これに対して、画像形成電源OFF自動有無D2=0の場合は、画像形成電源OFF時刻t2は設定されない。この場合は、画像形成動作部用電源102は手動でオフされるので、画像形成制御部103は、画像形成動作部用電源102が実際にオフされたときの時刻tfを用いて、空気清浄電源OFF時刻t4を、t4=tf+空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2で演算する。そこで、上記のいずれの演算を行うべきかを判断するべく、次に、S34に進む。
S34では、画像形成電源OFF自動有無D2をチェックし、D2=1であると、画像形成電源OFF時刻t2が設定されているので、S35に進み、空気清浄電源OFF時刻t4を、t4=画像形成電源OFF時刻t2+空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2で演算して、S38へ進む。
S34の画像形成電源OFF自動有無D2のチェックで、D2=1でない、即ち、D2=0であると、画像形成動作部用電源102が実際にオフされたときの時刻tfを知る必要があるので、S36に進む。
S36では、画像形成電源ON/OFF指示フラグF1をチェックし、このF1がリセットされるまで待って、F1=0となると、画像形成動作部用電源102は、オフしているので、S37に進み、このときの現在の時刻tnを上記の時刻tfとして用いて、空気清浄電源OFF時刻t4を、t4=tn+空気清浄電源OFF遅延時間(分)T2で演算して、S38へ進む。
S38では、現在の時刻tnが空気清浄電源OFF時刻t4であるか否かをチェックし、tn=t4であると、空気清浄電源OFF時刻t4が到来しているので、空気清浄動作部用電源72をオフする必要があり、次に、S39に進む。
S39では、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をリセットしてF2=0とする。即ち、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2が、F2=1からF2=0に変化する。そこで、上述したように、画像形成制御部103は、画像形成RS232C・I/F107、および、空気清浄RS232C・I/F77を介して、空気清浄制御部73へ空気清浄動作部用電源72オフ指示を通知する。この空気清浄動作部用電源72オフ指示の通知を受けた空気清浄制御部73により、空気清浄動作部用電源72がオフされる。
S39における空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2のリセットで空気清浄動作部用電源72がオフすると、空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をリセットするフローが終了し、次に、S22〜S29の空気清浄電源ON/OFF指示フラグF2をセットするフローに進むべく、S22に戻ってS22以降を繰返す。
上記の画像形成システムによれば、空気清浄動作部用電源72のオン/オフを、画像形成動作部用電源102と連動させて行うことができる。即ち、画像形成動作部101および空気清浄動作部71に対する電力供給における連動オン制御機能、および、連動オフ制御機能を有している。
そのため、この画像形成システムが設置された部屋等、画像形成システムの周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、空気清浄動作部用電源72の電源のオンを、画像形成動作部用電源102の電源のオンの時刻よりも先行して行うことができる。即ち、画像形成動作部101への電力供給オン制御(前述した第1電力供給オン制御)が実行される時点よりも予め設定された設定時間前に、空気清浄動作部71への電力供給オン制御(前述した第2電力供給オン制御)を実行することができる。
そのため、画像形成システムが設置された部屋等における空気を、画像形成システムの画像形成動作部101が動作する前から、あらかじめ、清浄することができる。従って、この画像形成システムが設置された部屋等、画像形成システムの周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、空気清浄動作部用電源72の電源のオフを、画像形成動作部用電源102の電源のオフの時刻よりも遅延して行うことができる。即ち、画像形成動作部101への電力供給オン制御(前述した第1電力供給オフ制御)が実行される時点よりも予め設定された設定時間後に、空気清浄動作部71への電力供給オフ制御(前述した第2電力供給オフ制御)を実行することができる。
そのため、画像形成システムが設置された部屋等における空気を、画像形成システムの画像形成動作部101が動作停止した後も、引き続いて清浄することができ、翌日に備えて画像形成システムが設置された部屋等を効果的にクリーンな状態に保つことができる。従って、この画像形成システムが設置された部屋等、画像形成システムの周囲環境を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、空気清浄動作部用電源72の電源のオンと、画像形成動作部用電源102の電源のオンとを、同時刻に行うことができる。即ち、連動オン制御機能の実行として、画像形成動作部101への電力供給オン制御(前述した第1電力供給オン制御)と空気清浄動作部71への電力供給オン制御(前述した第2電力供給オン制御)とを同時に実行することができる。
そのため、画像形成動作部101への電力供給をオンするのと同時に、空気清浄動作部71への電力供給をオンして空気清浄動作部71を動作させることで、画像形成動作部101から放出される目に見えない細かい粒子や臭い等を取除き、画像形成システムが設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、空気清浄動作部用電源72の電源のオフと、画像形成動作部用電源102の電源のオフとを、同時刻に行うことができる。即ち、連動オン制御機能の実行として、画像形成動作部101への電力供給オフ制御(前述した第1電力供給オフ制御)と空気清浄動作部71への電力供給オフ制御(前述した第2電力供給オフ制御)とを同時に実行することができる。
そのため、画像形成動作部101への電力供給をオフするのと同時に、空気清浄動作部71への電力供給をオフして空気清浄動作部71の動作を停止させることで、画像形成システムが設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。また、このようにすることで、空気清浄動作部71に対する電源の切忘れを防止することができる。
また、画像形成システムの画像形成動作部101には、該画像形成動作部101が動作しないときに該画像形成動作部101の消費電力が少なくなるように画像形成制御部103により画像形成動作部101への電力供給オフ制御(前述した第1電力供給オフ制御)が実行される省電力モードが備えられ、画像形成動作部101が省電力モードのときは、画像形成動作部101への電力供給オフ制御が実行されても、空気清浄動作部71への電力供給オフ制御(前述した第2電力供給オフ制御)は実行されない。
そのため、画像形成動作部101を動作をさせないときは、消費電力抑制の観点から、省電力モードとすることにより、画像形成システムの画像形成制御部103により画像形成動作部101への電力供給オフ制御が実行されて、画像形成動作部101への電力供給が停止される。しかし、空気清浄動作部71への電力供給はオフされず、空気清浄動作部71の動作が継続される。従って、画像形成システムが設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、上記の画像形成システムには、複数の連動オン制御の種類が備えられている。即ち、上述したように、画像形成動作部101への電力供給オン制御(前述した第1電力供給オン制御)と空気清浄動作部71への電力供給オン制御(前述した第2電力供給オン制御)とを同時に実行することができるほか、画像形成動作部101への電力供給オン制御(前述した第1電力供給オン制御)の実行の一定時間前に、空気清浄動作部71への電力供給オン制御(前述した第2電力供給オン制御)を実行することができる。
また、上述したように、画像形成動作部101への電力供給オフ制御(前述した第1電力供給オフ制御)と空気清浄動作部71への電力供給オフ制御(前述した第2電力供給オフ制御)とを同時に実行することができるほか、画像形成動作部101への電力供給オフ制御(前述した第1電力供給オフ制御)の実行の一定時間後に、空気清浄動作部71への電力供給オフ制御(前述した第2電力供給オフ制御)を実行することができる。
そのため、複数種類の連動オン制御機能のいずれか一つの選定や、複数種類の連動オフ制御機能のいずれか一つを選定することにより、画像形成システムが設置されている部屋等の状況に合わせて、画像形成動作部101と空気清浄動作部71との連携を実現することができ、画像形成システムが設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、上記の画像形成システムには、画像形成動作部101への電力供給オン制御(前述した第1電力供給オン制御)と空気清浄動作部71への電力供給オン制御(前述した第2電力供給オン制御)とを連動させずに独立して個別に実行する機能(前述した個別オン制御機能)と、画像形成動作部101への電力供給オフ制御(前述した第1電力供給オフ制御)と空気清浄動作部71への電力供給オフ制御(前述した第2電力供給オフ制御)とを連動させずに独立して個別に実行する機能(前述した個別オフ制御機能)とが備えられている。
そのため、画像形成システムが設置されている部屋等の状況に合わせて、画像形成動作部101及び空気清浄動作部71に対する電源制御を個別に行うこともでき、画像形成システムが設置されている部屋を、消費電力の抑制を図りながら効果的にクリーンな状態に保つことができる。
また、上記の画像形成システムによれば、上述した各電源制御に必要な設定を、画像形成装置100に備えられている画像形成表示操作部105による操作のほか、画像形成装置100に備えられている画像形成LAN・I/F106を介して画像形成装置100に接続されているパソコン等の外部装置により、リモート操作で行うことができる。
そのため、上記の画像形成システムに対する電源制御の設定を、複数の場所から設定することができ、設定作業の容易化や迅速化を図ることができる。
上記の画像形成システムでは、画像形成動作部用電源102の電源オン/オフに関する設定を行うのに、図18の「画像形成装置電源設定1」画面と、図19の「画像形成装置電源設定2」画面を用いているが、これらの図18の「画像形成装置電源設定1」画面と、図19の「画像形成装置電源設定2」画面に代えて、図26の「画像形成装置電源設定1」画面と、図27の「画像形成装置電源設定2」画面を用いるようにしてもよい。
この場合、図26の「画像形成装置電源設定1」画面では、手動で行うか自動で行うかに関し、画像形成動作部用電源102のオンとオフに対する設定をひとつの操作で行うものである。
また、図27の「画像形成装置電源設定2」画面では、画像形成動作部用電源102のオンとオフを、一週間にわたって設定するもので、各曜日毎に、画像形成動作部用電源102のオン時刻とオフ時刻を個別に設定するものである。
この場合は、図16に示す画像形成電源ON時刻t1と画像形成電源OFF時刻t2のデータエリアとして、それぞれ、月曜日〜日曜日の7個が確保され、各曜日毎に、設定されたデータが用いられる。
このようにすることにより、画像形成システムの各曜日における運用に即した設定をすることができる。
また、上記の画像形成システムでは、FAX機能は備えられていないが、画像形成制御部103に電話回線接続用のインターフェイスを備えることにより、FAX機能を備えるようにしてもよい。この場合は、画像形成動作部用電源102がオフしている間は、FAX機能の送信機能と受信機能の内、受信機能のみを行うようにする。
また、上記の画像形成システムでは、空気清浄装置70は、画像形成装置100の筐体の外部に備えられているが、空気清浄装置70を、画像形成装置100の筐体の内部に備えるようにしてもよい。
図28は、空気清浄装置70を、画像形成装置100の筐体の内部に備えた場合における画像形成システムの外観を示した外観を示した斜視図である。この場合は、例えば、図28に示すように、後面側に吸入孔(図示されていない)が設けられ、前面側に吹出し口が設けられる。
このように、空気清浄装置70を画像形成装置100の筐体の内部に備えるようにすることで、画像形成装置100の外部に、空気清浄装置70を設置するスペースを設ける必要が無いようにすることができる。また、画像形成システムが設置される部屋等に、独立した空気清浄装置を別に設ける必要が無いようにすることができる。従って、画像形成システムが設置される部屋等における有効活用できる空間が減少するのを、抑制することができる。
また、上記の画像形成システムでは、この画像形成システムを、画像形成装置100と空気清浄装置70とを組合せて構成しており、画像形成動作部用電源102と空気清浄動作部用電源72とは個別に設けられているが、画像形成動作部用電源102と空気清浄動作部用電源72とを一体で構成するようにしてもよい。
1 レーザ露光装置
2 現像装置
3 感光体ドラム
4 クリーナ装置
5 帯電器
6 中間転写ローラ
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルト装置
9 中間転写ベルトクリーニング装置
10 給紙トレイ
11 2次転写装置
11a 転写ローラ
12 定着装置
14 用紙レジストローラ
15 用紙排出トレイ
16 用紙ピックアップローラ
21 中間転写ベルト駆動ローラ
22 従動ローラ
31 加熱ローラ
32 加圧ローラ
41 原稿セットトレイ
42 原稿搬送部
44 原稿ピックアップローラ
45 サバキローラ
46 分離パッド
47 搬送経路
49 原稿レジストローラ
51 読取ガイド
52 読取ガラス
53 第1走査部
54 第2走査部
55 結像レンズ
56 CCD
57 搬送ローラ
58 排紙ローラ
59 排紙トレイ
60 原稿読取部
61 原稿台ガラス
70 空気清浄装置
70a 本体
70b 支柱
70c 回動軸
70d 吹出し孔
71 空気清浄動作部
72 空気清浄動作部用電源
73 空気清浄制御部
74 空気清浄制御部用電源
75 空気清浄表示操作部
75a 電源釦(SW2)
75b ON連動表示ランプ
75c OFF連動表示ランプ
75d 電源表示ランプ
77 空気清浄RS232C・I/F
81a 吸入孔
81b 上面吹出し口
82 ファンユニット
82a ファン
83 吸入ダクト
84 吹出しダクト
85 イオン発生素子
85a 正イオン発生素子
85b 負イオン発生素子
87 回転方向を示す矢印
91 固定ダクト前壁
92 固定ダクト後壁
100 画像形成装置
100a 筐体の後面の上側の角部
101 画像形成動作部
102 画像形成動作部用電源
103 画像形成制御部
104 画像形成制御部用電源
105 画像形成表示操作部
105a 電源釦(SW1)
105b ON自動表示ランプ
105c OFF自動表示ランプ
105d 電源表示ランプ
105e スイッチバリア
105f ユーザー設定釦(SW3)
105g LCD
105h テンキー
106 画像形成LAN・I/F
107 画像形成RS232C・I/F
200 画像形成システム
201 電源
210 画像形成装置
211 画像形成動作部
212 第1電源
213 制御部
214 操作部
215 リモート操作受付部
220 空気清浄装置
221 空気清浄動作部
222 第2電源

Claims (14)

  1. 画像形成動作を実行する画像形成動作部と、空気清浄動作を実行する空気清浄動作部と、前記画像形成動作部および前記空気清浄動作部へ電力を供給する電源と、制御部とを備えた画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    前記電源から前記画像形成動作部への電力供給をオンする第1電力供給オン制御と、前記電源から前記空気清浄動作部への電力供給をオンする第2電力供給オン制御とを連動させる連動オン制御機能、
    前記電源から前記画像形成動作部への電力供給をオフする第1電力供給オフ制御と、前記電源から前記空気清浄動作部への電力供給をオフする第2電力供給オフ制御とを連動させる連動オフ制御機能、または、
    前記連動オン制御機能と前記連動オフ制御機能の双方を有する構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムであって、
    前記電源は、前記画像形成動作部へ電力を供給する第1電源と、前記空気清浄動作部へ電力を供給する第2電源とを備え、
    前記第1電力供給オン制御および前記第1電力供給オフ制御は、前記第1電源に対して実行され、前記第2電力供給オン制御および前記第2電力供給オフ制御は、前記第2電源に対して実行される構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成システムであって、
    前記制御部は、前記連動オン制御機能の実行として、前記第1電力供給オン制御と前記第2電力供給オン制御とを同時に実行する構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の画像形成システムであって、
    前記制御部は、前記連動オフ制御機能の実行として、前記第1電力供給オフ制御と前記第2電力供給オフ制御とを同時に実行する構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成システムであって、
    前記画像形成動作部は、該画像形成動作部が動作しないときに消費電力が少なくなるように前記制御部により前記第1電力供給オフ制御が実行される省電力モードを備え、
    前記制御部は、前記画像形成動作部が前記省電力モードのときに、前記第1電力供給オフ制御を実行しても、前記第2電力供給オフ制御は実行しない構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    前記連動オン制御機能の種類、前記連動オフ制御機能の種類、または、その双方の種類を、複数備え、且つ、
    外部からの操作を受付る操作部を備え、
    前記操作部で受付られた前記操作に基づいて、複数種類の前記連動オン制御機能のいずれか一つ、複数種類の前記連動オフ制御機能のいずれか一つ、または、その双方を選定する構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  7. 請求項6に記載の画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    さらに、前記第1電力供給オン制御と前記第2電力供給オン制御とを独立して個別に実行する個別オン制御機能、前記第1電力供給オフ制御と前記第2電力供給オフ制御とを独立して個別に実行する個別オフ制御機能、または、その双方を備え、
    前記操作部で受付られた前記操作に基づいて、複数種類の前記連動オン制御機能のいずれか一つと前記個別オン制御機能のどちらか一つを選定するオン制御機能選定、複数種類の前記連動オフ制御機能のいずれか一つと前記個別オフ制御機能のどちらか一つを選定するオフ制御機能選定、または、前記オン制御機能選定および前記オフ制御機能選定の双方を実行する構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載の画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    外部からのリモート操作を通信機能を介して受付るリモート操作受付部を備えており、
    前記リモート操作受付部で受付られた前記リモート操作に基づいて、複数種類の前記連動オン制御機能のいずれか一つと前記個別オン制御機能のどちらか一つを選定するオン制御機能選定、複数種類の前記連動オフ制御機能のいずれか一つと前記個別オフ制御機能のどちらか一つを選定するオフ制御機能選定、または、前記オン制御機能選定および前記オフ制御機能選定の双方を実行する構成とされていること
    を特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項2から請求項8までのいずれか1項に記載の画像形成システムであって、
    前記第1電源、前記画像形成動作部、および、前記制御部は、画像形成装置を構成し、
    前記第2電源、および、前記空気清浄動作部は、空気清浄装置を構成すること
    を特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項9に記載の画像形成システムであって、
    前記空気清浄装置は、前記画像形成装置の外部に備えられていること
    を特徴とする画像形成システム。
  11. 請求項10に記載の画像形成システムであって、
    前記空気清浄装置は、前記画像形成装置の上方に備えられていること
    を特徴とする画像形成システム。
  12. 請求項10または請求項11に記載の画像形成システムであって、
    前記空気清浄動作部は、イオン発生機能を備えていること
    を特徴とする画像形成システム。
  13. 請求項12に記載の画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、通常モードと、該通常モードにおけるよりも消費電力が少ない省電力モードとを備えており、
    前記空気清浄動作部は、前記通常モードと前記省電力モードとでは、イオン放出方向が異なること
    を特徴とする画像形成システム。
  14. 請求項9に記載の画像形成システムであって、
    前記空気清浄装置は、前記画像形成装置の内部に備えられていること
    を特徴とする画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129181A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Fuji Xerox Co Ltd デバイス、制御装置、制御システム、及び制御プログラム

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